JPH0637537Y2 - 平行融着部付多心丸形ケ−ブル - Google Patents

平行融着部付多心丸形ケ−ブル

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JPH0637537Y2
JPH0637537Y2 JP565685U JP565685U JPH0637537Y2 JP H0637537 Y2 JPH0637537 Y2 JP H0637537Y2 JP 565685 U JP565685 U JP 565685U JP 565685 U JP565685 U JP 565685U JP H0637537 Y2 JPH0637537 Y2 JP H0637537Y2
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JP
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cable
parallel fusion
fusion part
flat
round
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JP565685U
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JPS61121609U (ja
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勝明 大内
睦 城取
敏明 市毛
英雄 高野
強 山口
保富 清水
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、コンピュータ等の電子機器間連絡用ケーブ
ル、一般産業用制御計装ケーブル、ビル内配線用ケーブ
ルとして使用され、可撓性、機械的強度に優れ、さらに
端末処理作業特性に優れた平行融着部付多心丸形ケーブ
ルに係わるものである。
[従来の技術と問題点] 従来電子機器用電線としては、同心撚及び集合撚多心ケ
ーブルあるいは絶縁線心を複数本平行配置したフラット
ケーブルが各々使用されていたが、これら従来のケーブ
ルは次の様な問題点があった。
(1)従来の多心丸形ケーブルの問題点 従来の多心ケーブルは、線心を単に集合しただけの構
造であるため、端末処理作業時に集合された線心がバラ
バラに乱れてしまうため、線心の配列は、線心の色、ナ
ンバー等の識別または導通チェックにより行う必要があ
り、多大の工数を要する欠点があった。
また、端子取付後の検査のため導通チェックも大変であ
った。
線心に平行融着部を持っていないため一括圧接による
接続は不可能に近い欠点があった。
(2)従来のフラットケーブルの問題点 シースを施さないため、機械的に弱点があり、インタ
ーフェース用ケーブル(機器間連絡用)には使用できな
い。
フラットタイプのため曲げに対して方向性があり、自
由自在の曲げに追従できない欠点があった。
フラット形状であるために遮蔽(シールド)を施すの
に難があり、特に銅線編組シールドおよび銅線横巻シー
ルドは施すことが不可能に近い。
フラット形状であるため、外部からの誘導および線心
又は対間での相互誘導(漏話)が発生しやすい。
[問題点を解決するための手段] 本考案の目的は、前記した従来技術の欠点を解消し、端
末処理作業を大幅に改善することができる、改良された
丸形ケーブルを提供することにある。
すなわち、本考案の要旨とするところは、捻りを加えて
丸形形状に成形された、少なくとも長さ方向の所定の間
隔毎に斜め形状の平行融着部を設けたフラットケーブル
と、その外側に設けられたシースとより構成されたこと
を特徴とする平行融着部付多心丸形ケーブルにある。
[実施例] 次に本考案ケーブルの一実施例を添附図面を参照してさ
らに説明する。
第1図に於て、2はフラットケーブルであり、長さ方向
の所定間隔毎に斜め形状の線心平行融着部4と対撚部3
が交互に設けられている。
このフラットケーブル2は、直線状の状態で捻りを加え
ながら絞りを加えて、フラット状を丸形に成形し、その
上に図示しないが押え糸または押えテープを施して丸形
形状に保持されている。
さらに必要によりシールドが施される。
1は最外周に施されたシースである。
ここでフラットケーブル2の線心融着部4の構成方法と
しては、接着剤で線心間を接着したもの、熱風により熱
融着したもの等が適当である。
なお、このフラットケーブル2として、第2図に示すよ
うな平行融着部5を、ケーブル長さ方向に対して直角に
構成することも考えられるが、この場合、平行融着部寸
法が長く長方形形状なので、捻りを加えて丸形に成形し
た場合に、その部分に応力が加わり、線間ピッチ精度が
乱れる。
また、製造中のドラム巻、及び完成後のタバ又はドラム
巻でその部分に曲げが加わり、無理に曲げられるため、
線間のピッチ精度が乱れる問題が発生し、一括圧接が不
可能になる欠点がある。
これに対して、本実施例の場合、平行融着部4が斜め形
状に構成されているため、曲げに対する応力が分散さ
れ、丸形形状に成形されても非融着部と同等程度の可撓
性を有するものである。
フラットケーブル2の平行融着部以外は、対撚が好まし
いが、単なるバラ線状態でも、糸により編んだ構造のも
のでも良い。
シース1としては塩化ビニルあるいはポリエチレンが使
用される。
[考案の効果] 以上説明した本考案ケーブルは下記の効果を有するもの
でありその実用的価値は非常に大なるものがある。
(1)平行融着部が斜め形状に構成されているため、丸
形成形に対しても線間ピッチの乱れが少なく、一括圧接
接続が可能となった。
(2)平行融着部があるため、線心がバラバラに乱れる
ことがないので、端末処理が非常に簡単になり、一般の
丸形ケーブルのように線心を配列する必要がない。
一方、端末接続後の配列チェックも非常に簡単になる。
(3)シースを有しているため機械的に強く、制御計装
用ケーブル、インターフェース用ケーブルまたは移動用
ケーブル等引通し用としても使用できる。
(4)フラットケーブルは対撚してあるため、対間の漏
話及び外部からの誘導が小さい。
(5)一括遮蔽テープまたは遮蔽編組が一般の丸形ケー
ブルと同様に簡単に施すことができる。
(6)配線時及び端末取付時の曲げに対して自由自在に
追従できる。
(7)フラットケーブルと一般丸形ケーブルの両方の特
徴を有した万能ケーブルとして有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案ケーブルの一実施例を示す一部段剥ぎ説
明図、第2図は従来のケーブルの一例を示す一部段剥ぎ
説明図である。 1:シース、2:フラットケーブル、3:対撚部、4:斜め形状
の平行融着部、5:直角の融着部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高野 英雄 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 (72)考案者 山口 強 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 (72)考案者 清水 保富 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 (56)参考文献 特開 昭57−136710(JP,A) 実開 昭52−103304(JP,U) 実開 昭57−99313(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】捻りを加えて丸形形状に成形された、少な
    くとも長さ方向の所定の間隔毎に斜め形状の平行融着部
    を設けたフラットケーブルと、その外側に設けられたシ
    ースとより構成されたことを特徴とする平行融着部付多
    心丸形ケーブル。
JP565685U 1985-01-18 1985-01-18 平行融着部付多心丸形ケ−ブル Expired - Lifetime JPH0637537Y2 (ja)

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JP565685U JPH0637537Y2 (ja) 1985-01-18 1985-01-18 平行融着部付多心丸形ケ−ブル

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JPS61121609U JPS61121609U (ja) 1986-07-31
JPH0637537Y2 true JPH0637537Y2 (ja) 1994-09-28

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