JP3721584B2 - 配線切替装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、情報配線システムにおける配線切替装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の配線切替装置の第1従来例として、図5に示すものがある。このものは、ケーブル挿入口A1でケーブルB の被覆B1から導出して情報信号を伝達する電線B2の接続部A2を複数個有し、その複数個の内の選択された接続部A2に接続コードを接続することにより配線を切り替えるものである。
【0003】
また、この種の配線切替装置の第2従来例として、図6に示すものがある。このものは、接続される間際でケーブルB の被覆B1から導出して情報信号を伝達する電線B2の接続部A2を複数個有し、その複数個の内の選択された接続部A2に接続コードを接続することにより配線を切り替えるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
かかる第1従来例にあっては、電線B2は、ケーブル挿入口A1でケーブルB の被覆B1から導出されるから、他の機器から接続された異なるケーブルB の被覆B1から導出された電線B2と隣接する部分があるので、異なるケーブルB の被覆B1から導出された電線B2間の相互作用によるクロストークが比較的大きくなり、情報信号の伝達に支障が起きる恐れがある。
【0005】
また、かかる第2従来例にあっては、電線B2は、接続される間際でケーブルBの被覆B1から導出されるから、第1従来例のように他の機器から接続された異なるケーブルB の被覆B1から導出された電線B2と隣接することはなく、異なるケーブルB の被覆B1から導出された電線B2間の相互作用によるクロストークが第1従来例のように大きくなることがないが、折曲しにくいケーブルB の被覆B1が接続部A2の近傍まで位置するようになるから、図6において矢示するような、ケーブルB がケーブル挿入方向に外力が加わると、導出された電線B2が鋭角的に折曲して情報信号の伝達に支障が起きる恐れがある。
【0006】
本発明は、上記事由に鑑みてなしたもので、その目的とするところは、情報信号の伝達に支障が起きない配線切替装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、請求項1記載のものは、ケーブルの被覆から導出して情報信号を伝達する電線の接続部を複数個有し、その複数個の内の選択された接続部に接続コードを接続することにより配線を切り替える配線切替装置において、異なる前記ケーブルの被覆から導出された撚り線状の電線対間をケーブル毎に仕切る仕切り部が設けられた構成としている。
【0008】
また、請求項2記載のものは、請求項1に記載の構成であって、撚り線状の電線対が、配線切替装置本体に設けられたケーブル挿入口で、ケーブルの被覆から導出された構成としている。
【0009】
【作用】
請求項1記載のものによれば、異なるケーブルの被覆から導出された撚り線状の電線対間をケーブル毎に仕切る仕切り部が設けられているから、各ケーブルは、導出された撚り線状の電線対が、他の機器から接続された異なるケーブルの被覆から導出された撚り線状の電線対と仕切られて隣接しなくなる。
【0010】
請求項2記載のものによれば、撚り線状の電線対が、配線切替装置本体に設けられたケーブル挿入口で、ケーブルの被覆から導出されているから、折曲しにくいケーブルの被覆が接続部の近傍まで位置することがなく、ケーブルに対し、ケーブ ル挿入方向に外力が加わった場合でも、導出された撚り線状の電線対が鋭角的に折曲して情報信号の伝達に支障が起きる恐れがない。
【0011】
【実施例】
本発明の実施例を図1乃至図4に基づいて以下に説明する。この配線切替装置は、装置本体1 、被冠部材2 から構成されている。
【0012】
装置本体1 は、プラスチック等の成形材料により、長方形の中央片1a及び両対向片1b,1b により断面コ字型に形成され、長手方向の両端がケーブル挿入口1cとなっており、両対向片1b,1b の間がケーブル10やそのケーブル10に被覆されて情報信号を伝達する撚り線状の電線対10a を収容する収容部1dとなっている。そして、その収容部1dには、異なるケーブル10の被覆10b から導出された撚り線状の電線対10a 間をケーブル毎に仕切る壁板状であってプラスチック等の成形材料製の仕切り部1eが、ケーブル挿入口1cから後述する接続部1fに至るまで設けられている。この装置本体1 の両対向片1b,1b には、撚り線状の電線対10a が接続する接続部1fとなる複数個の凹部を有した凹凸が形成されている。詳しくは、先端部の被覆が剥がされた撚り線状の電線対10a は、装置本体1 の接続部1fに位置した状態で、接続端子(図示せず)を有した圧着金具(図示せず)により、接続部1fと圧着金具との間に圧着されて接続される。そして、本配線切替装置は、その複数個の内の選択された接続部1fにおいて、撚り線状の電線対10a と共に圧着された圧着金具の接続端子に接続コード(図示せず)を接続して配線が切り替えられる。また、同一のケーブル10から導出された8本の電線10a 、つまり4対の撚り線状の電線対 10aがそれぞれ接続される複数個の接続部1fは、1つのブロック1gを形成し、そのブロック1gには識別用のアドレスがそれぞれ命名されている。ここで、図2に示す如く、撚り線状の電線対 10a が、装置本体 1 に設けられたケーブル挿入口 1c で、ケーブル 10 の被覆から導出されている。
【0013】
被冠部材2 は、プラスチック等の成形材料により、装置本体1 の収容部1dを覆うようにして被冠して取着されるよう、平板状に形成されており、その一方面には装置本体1 の各ブロック1gのアドレスを示すアドレス名2aがそれぞれ表示されている。
【0014】
かかる配線切替装置にあっては、異なるケーブル10の被覆10b から導出された撚り線状の電線対10aの間をケーブル毎に仕切る仕切り部1eが設けられているから、各ケーブルは、導出された撚り線状の電線対10a が、他の機器から接続された異なるケーブル10の被覆10b から導出された撚り線状の電線対10a と仕切られて隣接しなくなるので、異なるケーブル10 間の相互作用によるクロストークが大きくならず、また、ケーブル10がケーブル挿入方向に外力が加わっても、導出された撚り線状の電線対10a が鋭角的に折曲するようなこともないので、情報信号の伝達に支障が起きなくなる。
【0015】
なお、本実施例は、装置本体1 及び被冠部材2 の2つの部材から構成されているが、被冠部材2 が設けられなくても、同様の効果を奏することができる。
【0016】
また、本実施例では、仕切り部1e がプラスチック等の成形材料製となっているが、表面に絶縁処理をした金属材料製にすると、さらにシールド効果を奏することができるので、より一層、情報信号の伝達に支障が起きなくなる。
【0017】
【発明の効果】
請求項1記載のものは、異なるケーブルの被覆から導出された撚り線状の電線対間をケーブル毎に仕切る仕切り部が設けられているから、各ケーブルは、導出された撚り線状の電線対が、他の機器から接続された異なるケーブルの被覆から導出された撚り線状の電線対と仕切られて隣接しなくなるので、異なるケーブル間の相互作用によるクロストークが大きくならなくなる。
【0018】
請求項2記載のものは、撚り線状の電線対が、配線切替装置本体に設けられたケーブル挿入口で、ケーブルの被覆から導出されているから、折曲しにくいケーブルの被覆が接続部の近傍まで位置することがなく、ケーブルに対し、ケーブル挿入 方向に外力が加わった場合でも、導出された撚り線状の電線対が鋭角的に折曲して情報信号の伝達に支障が起きる恐れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の装置本体の斜視図である。
【図2】 同上装置本体に撚り線状の電線対が接続された状態を示す部分斜視図である。
【図3】同上の装置本体の側面図である。
【図4】同上の被冠部材の斜視図である。
【図5】 第1従来例の電線が接続される状態を示す平面図である。
【図6】 第2従来例の電線が接続される状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 装置本体
1c ケーブル挿入口
1e 仕切り部
1f 接続部
2 被冠部材
2b 仕切り部
10 ケーブル
10a 撚り線状の電線対
10b 被覆
Claims (2)
- ケーブルの被覆から導出して情報信号を伝達する電線の接続部を複数個有し、その複数個の内の選択された接続部に接続コードを接続することにより配線を切り替える配線切替装置において、
異なる前記ケーブルの被覆から導出された撚り線状の電線対間をケーブル毎に仕切る仕切り部が設けられたことを特徴とする配線切替装置。 - 撚り線状の電線対が、配線切替装置本体に設けられたケーブル挿入口で、ケーブルの被覆から導出されたことを特徴とする請求項1に記載の配線切替装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP17779994A JP3721584B2 (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 配線切替装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17779994A JP3721584B2 (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 配線切替装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0847006A JPH0847006A (ja) | 1996-02-16 |
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Family
ID=16037298
Family Applications (1)
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JP17779994A Expired - Fee Related JP3721584B2 (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 配線切替装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3721584B2 (ja) |
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1994
- 1994-07-29 JP JP17779994A patent/JP3721584B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0847006A (ja) | 1996-02-16 |
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