JPH063702Y2 - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JPH063702Y2
JPH063702Y2 JP1986132350U JP13235086U JPH063702Y2 JP H063702 Y2 JPH063702 Y2 JP H063702Y2 JP 1986132350 U JP1986132350 U JP 1986132350U JP 13235086 U JP13235086 U JP 13235086U JP H063702 Y2 JPH063702 Y2 JP H063702Y2
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JP
Japan
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seat
motor
seat cushion
lead screw
cushion frame
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JP1986132350U
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English (en)
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JPS6337430U (ja
Inventor
洋之 川井
正美 米倉
Original Assignee
池田物産株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、自動車等車両用シートに係り、特にそのシ
ート位置を前後方向に無段階にスライドさせることので
きる車両用シートに関するものである。
〔従来の技術〕 車両用シートには、そのシートをモータの回転力によっ
てそのシートの前後方向にスライドさせるパワースライ
ド装置を取付けたものが各種提案開発されている。
ところで、このパワースライド装置としては、例えばシ
ートクッションの左右両側と車体床側との間に一対のス
ライド部を設けると共に、それらのスライド部のシート
クッション側に設けた各スライド体をシート前後方向に
進退させるため一対の駆動部をそのスライド部に接続し
た構成となっているものが知られている。
〔解決しようとする問題点〕
ところが、このような構成のパワースライド装置にあっ
ては、重量的に嵩むばかりか、コスト的にも高くつき、
しかも大型化して問題となっていた。例えばこのパワー
スライド装置として第4図に示すように、シートクッシ
ョン100の左右両側と対応する車体床側のスライド部
101に夫々リードスクリュ102を設けると共に、こ
れらのリードスクリュ102に螺合するナットハウジン
グ103を車床(図略)側に取付け、先のリードスクリ
ュ102をモータ104によって回転させ、そのリード
スクリュ102に螺合されたナットハウジング103に
対してシートクッション100側をスライドさせるよう
になっているものがある。ところで、このようなタイプ
のパワースライド装置にあっては、モータが1個であり
その点ではコスト的にも重量的にも問題はないが、リー
ドスクリュやナットハウジングが夫々2個必要である分
だけコストおよび重量が増大し、しかも両側駆動のため
左右のスライド取付けの際に高い精度が必要となる等の
問題があった。
そこで、例えば実開昭55−11391号公報に記載の
ように、軽量化を図るように構成されたものが提案され
ている。即ち、これは、第5図に示すように、シートク
ッション105の左右両側とこれに対応する車体床(図
略)側との間に夫々スライド部106を設けると共に、
シートクッション105の中央側とこれに対応する車体
床側との間にモータ107によってスライドする駆動部
108を設けた構成となっている。
ところで、このような構成のパワースライド装置にあっ
ては、第6図に示すようにシートクッション中央部下側
の駆動部108が邪魔になってしまいそのシート着座者
109の臀部が駆動部108にぶつかり不快感をもたら
すばかりか、第7図に示すように後部シートの着座者1
10が十分に足を伸ばすことが出来ず問題となってい
る。
そこで、この考案は、シート着座者が着座時に臀部等に
不快感をもたらす虞れがないと共に後部シートの着座者
のフットクリアランスも十分に確保することができ、し
かもスムースなスライド動作をおこなうことができ、さ
らにモータ等の駆動部分でしばしば発生する虞れのある
故障等の際に交換等が便利なユニット化を図ることがで
きる、軽量小型化に好適な車両用シートを提供すること
を目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
即ち、この考案は、シートクッションフレームの幅方向
両側下部と車床との間に設けた一対のガイド機構と、モ
ータ、ナットハウジング及びこのナットハウジングに螺
合するリードスクリュを有し、前記ガイド機構とは独立
別個にシートクッションフレーム幅方向中央の下部のう
ちシート前後方向の後部から中央部までを避けた前部か
ら中央部に至るスペースに設けたスライド機構とを備
え、前記モータの駆動力によりリードスクリュを回転さ
せてシートクッションフレームをシート前後方向にスラ
イドさせる車両用シートであって、前記モータ及びこの
モータの回転動作の減速を行う減速機を、シートクッシ
ョンフレーム中央下部の前部に取付けた逆L字形のモー
タブラケットに搭載すると共に、前記リードスクリュ
を、逆凵形を有しシートクッションフレーム中央下部の
前部から中央部に取付けた走行体と前記モータブラケッ
トとに亙るこれらの下方に回転自在に取付け、かつ、前
記ナットハウジングを前記リードスクリュの下方に位置
して車床に起立した状態で取付けたものである。
〔作用〕
この考案の車両用シートは、容積占有率の比較的高いモ
ータ及び減速機構を有するスライド機構がシートクッシ
ョンフレーム、幅方向両側下部中央のデッドスペースの
うち、後席者のフットクリアランス用スペース等として
確保すべき後部を避けたシート幅方向中央の下部スペー
スのうち特にシートの撓みが少ない前部スペースを利用
してシートの高さ方向に積み上げて配置しており、これ
によってスライド機構の長さ短縮及び軽量小型化が図ら
れると共にユニット化を容易に図ることができ、同時に
スムースなスライド動作が可能で、しかも製造コストの
低減を図ることができるようになっているものである。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例について添付図面を参照しな
がら説明する。
第1図及び第2図はこの考案に係る車両用シートを示す
ものであり、この車両用シートは、シートクッション1
の骨格を成すシートクッションフレーム2内部の前側中
央にモータ3が設置されたスライド機構4と、シートク
ッションフレーム2の左右両側とこれに対応する車体床
(以下車床と略す)(図略)側との間に設けた一対のガ
イド機構5とからなるスライド装置を備えている。尚、
図中符号6はシートバック、7は着座者を示す。
スライド機構4は、シートクッションフレーム2をモー
タ3の回転力によってそのシートクッションフレーム2
の前後方向に進退させるものである。そして、この実施
例のスライド機構4は、正逆両方向に回転する先のモー
タ3と、このモータ3の回転速度を適正な速度に減速さ
せる減速機8と、この減速機8からの回転力が伝達され
て回転するギア列9と、このギア列9の回転力によって
回転するリードスクリュ10と、このリードスクリュ1
0に螺合されたナットハウジング11と、走行体12
と、スライドプレート13に取付けられたリミットスイ
ッチ14とから構成されている。モータ3と接続された
減速機8は、モータブラケット15に螺着されており、
このモータブラケット15はシートクッションフレーム
2及びこのシートクッションフレーム2側に設けられた
取付け部材16に枢着されている。ここで、そのモータ
ブラケット15は、シートクッションフレーム2側に枢
着することにより、スライド機構4に対するスライド装
置の上下位置の取付け誤差を吸収できるようになってい
る。ギア列9は、減速機8の減速軸8aに螺着された主
ギア9aとリードスクリュ10の一端側に螺着され主ギ
ア9aに噛合して回転する従ギア9bとから構成されて
いる。リードスクリュ10は、シートクッションフレー
ム2側に取付けられており、即ち一端側がモータブラケ
ット15に螺着された支持体17に回転自在に軸支され
ていると共に他端側が走行体12に螺着されたエンドベ
アリング18に回転自在に軸支されており、外周面上に
は雄ネジ10aが切られている。ナットハウジング11
は、車体床側に螺着されており、リードスクリュ10が
貫通する貫通孔11aにはそのリードスクリュ10の雄
ネジと螺合する雌ネジが切られている。走行体12は、
リードスクリュ10の両端側を支持しながらそのリード
スクリュ10と共に前後方向に進退するものであり、比
較的頑丈な材質の物を用いて断面略コの字型に形成され
ている。リミットスイッチ14は、シートクッションフ
レーム2を一定範囲内でスライドさせるための物であ
り、走行体12が所定位置まで前進あるいは後退した時
に丁度そこでそのリミットスイッチ14が押圧されてモ
ータ3の回転が停止できるよう車体床側の所定位置に押
圧突起(図略)が立設されている。また、ここでリミッ
トスイッチ14は、固定側であるナットハウジング11
側に設けてもよい。
ガイド機構5は従来と同様のものから構成されており、
車体床側に螺着されたロアレール5aとこのロアレール
5aに嵌挿されシートクッションフレーム2側に螺着さ
れたアッパーレール5bとから構成されている。
従って、この実施例に係る車両用シートによれば、例え
ばシートを前後方向に移動させる時には、図示外の操作
ボタンを押圧すると、モータ3が正方向に回転しこの回
転力が減速機8及びギア列9を介してリードスクリュ1
0に伝達されるため、ナットハウジング11に螺合する
リードスクリュ10がシートクッション1の前側方向に
向けて移動する。そして、所定位置までこのリードスク
リュ10と共に走行体12が移動して来ると、その走行
体12に取付けてあるリミットスイッチ14が押圧突起
に衝止して押圧されるため、モータ3の回転が停止して
シートクッション1の前進動作が停止する。
またシートを後ろ側に移動させる時には、同様に操作ボ
タンを押圧してモータ3を逆回転させると、リードスク
リュ10が逆回転してシートクッション1の後ろ側に向
けて移動し、所定位置で押圧突起にリミットスイッチが
押圧されてシートクッション1の後退動作が停止する。
〔効果〕
以上説明してきたように、この考案にかかる車両用シー
トによれば、シートクッションフレーム下部中央のデッ
ドスペースとなっている部分のうち、特に着座者の臀部
を保持するために撓み量の多い後部を除いた下部中央の
前部から中央部に至るスペースにガイド機構とは独立別
個にスライド機構を立設させていると共に、それらモー
タ及びリードスクリュ等からなるスライド機構をシート
クッション前部側に縦方向に積み上げて設けてあるた
め、このパワースライド機構の軽量・小型化が有効に図
れると共にユニット化が図れるようになっており、これ
によりシートクッション後部と車体床側との間のスペー
スを広く確保することができ、しかも故障を発生し易い
スライド機構部分の部品交換等が容易に行えるようにな
り、同時にスムースなスライド動作を容易に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る車両シートを示す概略構成図、
第2図は第1図の車両用シートのスライド機構を示す側
面図、第3図はこの考案に係る車両用シートのスライド
機構を示す分解図、第4図及び第5図は夫々従来型の車
両シートを示す斜視図、第6図及び第7図は夫々第5図
に示す従来型の車両用シートを取付けた時に生ずるトラ
ブルを説明するための説明図である。 1……シートクッション、 2……シートクッションフレーム、 3……モータ、 4……スライド機構、 5……ガイド機構、 8……減速機構、 10……リードスクリュ、 11……ナットハウジング、 12……走行体、 15……モータブラケット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−29531(JP,U) 実開 昭55−134337(JP,U) 実公 昭57−47225(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートクッションフレーム(2)の幅方向
    両側下部と車床との間に設けた一対のガイド機構(5)
    と、モータ(3)、ナットハウジング(11)及びこの
    ナットハウジング(11)に螺合するリードスクリュ
    (10)を有し、前記ガイド機構(5)とは独立別個に
    シートクッションフレーム(2)幅方向中央の下部のう
    ちシート前後方向の後部から中央部までを避けた前部か
    ら中央部に至るスペースに設けたスライド機構(4)と
    を備え、前記モータ(3)の駆動力によりリードスクリ
    ュ(10)を回転させてシートクッションフレーム
    (2)をシート前後方向にスライドさせる車両用シート
    であって、 前記モータ(3)及びこのモータ(3)の回転動作の減
    速を行う減速機(8)を、シートクッションフレーム
    (2)中央下部の前部に取付けた逆L字形のモータブラ
    ケット(15)に搭載すると共に、 前記リードスクリュ(10)を、逆凵形を有しシートク
    ッションフレーム(2)中央下部の前部から中央部に取
    付けた走行体(12)と前記モータブラケット(15)
    とに亙るこれらの下方に回転自在に取付け、かつ、 前記ナットハウジング(11)を前記リードスクリュ
    (10)の下方に位置して車床に起立した状態で取付け
    たことを特徴とする車両用シート。
JP1986132350U 1986-08-29 1986-08-29 車両用シート Expired - Lifetime JPH063702Y2 (ja)

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JP1986132350U JPH063702Y2 (ja) 1986-08-29 1986-08-29 車両用シート

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JP1986132350U JPH063702Y2 (ja) 1986-08-29 1986-08-29 車両用シート

Publications (2)

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JPS6337430U JPS6337430U (ja) 1988-03-10
JPH063702Y2 true JPH063702Y2 (ja) 1994-02-02

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ID=31031653

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS607790Y2 (ja) * 1980-08-29 1985-03-16 月島機械株式会社 ポンプ循環系スラリ−貯槽
JPS5829531U (ja) * 1981-08-21 1983-02-25 株式会社今仙電機製作所 パワ−シ−トアジヤスタ−装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6337430U (ja) 1988-03-10

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