JPH0636945B2 - 曲げ装置 - Google Patents

曲げ装置

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JPH0636945B2
JPH0636945B2 JP2098308A JP9830890A JPH0636945B2 JP H0636945 B2 JPH0636945 B2 JP H0636945B2 JP 2098308 A JP2098308 A JP 2098308A JP 9830890 A JP9830890 A JP 9830890A JP H0636945 B2 JPH0636945 B2 JP H0636945B2
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照明 與語
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株式会社中央電機製作所
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、パイプ等の長尺状の曲げ素材を曲げ型と締め
型とによって挟持して、締め型を曲げ型の廻りに公転さ
せて曲げ加工を行う曲げ装置に関する。
[従来の技術] 従来より、パイプ等の長尺状の曲げ素材を曲げ加工する
曲げ装置として、種々の装置が知られている。例えば、
特公昭60−10817号公報にあるように、曲げ軸に
取り付けたスプロケット等にチェーンを巻き付け、チェ
ーンの一端をシリンダにより引っ張って、曲げ軸を回転
させる。そして、曲げ軸の回転と共に締め型を載置した
曲げアームを回転し、締め型を曲げ型の廻りに公転させ
て曲げ加工するものが知られている。また、特開昭59
−156517号公報にあるように、曲げアームに駆動
リンクを駆動ピンで回動自在に連結し、駆動リンクをそ
の軸線がどの移動位置においても常に平行を保ち、かつ
駆動ピンを曲げ軸を中心に円弧運動させて、曲げアーム
を回転し、締め型を曲げ型の廻りに公転させ曲げ加工す
るものが知られている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、こうした従来の装置では、駆動源として
モータを用いようとしても、そのままでは適用できなか
ったり、あるいは、回転運動を一旦直線運動に変換して
から適用することになってしまい、装置が複雑、大型化
してしまう。また、モータで直接曲げアームを曲げ軸の
回りに回転させるようにすると、モータを曲げアームの
下側で、曲げ軸と同軸上に配置することとなり、曲げ素
材を3次元に曲げ加工する場合などでは、曲げアームの
下側のモータと曲げ素材とが干渉してしまい、曲げ加工
できない場合があるという問題があった。
そこで本発明は前記の課題を解決することを目的とし、
モータにより曲げアームを回転駆動しても、曲げ素材と
干渉することなく所定の形状に曲げ加工できると共に、
小型化が可能な曲げ装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] かかる目的を達成すべく、本発明は課題を解決するため
の手段として次の構成を取った。即ち、 長尺状の曲げ素材を曲げ型と締め型とにより挟持し、該
締め型を載置した曲げアームを前記曲げ型と同軸の曲げ
軸の廻りに回転して前記曲げ素材を曲げ加工する曲げ装
置において、 前記曲げ軸と平行な回転軸を備えたモータの該回転軸に
駆動連結杆を取り付け、 該駆動連結杆の揺動端と連接リンクの一端とを支点軸の
廻りに揺動可能に連結すると共に、該連接リンクの他端
と前記曲げアームとをアーム軸の廻りに揺動可能に連結
して4リンク機構を形成し、 かつ、前記回転軸と前記支点軸との距離を前記曲げ軸と
前記アーム軸との距離よりも長く形成したことを特徴と
する曲げ装置の構成がそれである。
[作用] 前記構成を有する曲げ装置は、曲げ軸と平行な回転軸を
備えたモータによる駆動連結杆の揺動運動により、駆動
連結杆が、回転軸の廻りに揺動し、連接リングが、この
揺動運動を曲げアームに伝達し、曲げアームが、駆動連
結杆の揺動角度よりも大な角度で曲げ軸の廻りに揺動
し、曲げ型の廻りに締め型を公転させて曲げ素材を曲げ
加工する。
[実施例] 以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例である曲げ装置の概略斜視図
である。長尺状の曲げ素材としては、パイプ、丸棒、角
棒等があるが、本実施例では、以下パイプPを例に説明
する。1は曲げ装置の本体で、この本体1から突出され
た支持部2には、一組のベアリング4を介して曲げ軸6
が回動可能に支承されている。この曲げ軸6には、曲げ
アーム8が一体的に固定されており、また、曲げアーム
8上に曲げ軸6と同軸に植設された固定軸9に曲げ型1
0が嵌挿・固定されて、曲げアーム8と一体的に配設さ
れている。
前記曲げ型10の外周には、パイプPの外形に応じた溝
11が形成されており、曲げ型10と対向して曲げアー
ム8上には、締め型12が載置されている(第1図では
二点鎖線で示している。)。締め型12には、曲げ型1
0と対向する側に、パイプPの外形に応じた溝13が形
成されている。また、この締め型12は、曲げアーム8
上を曲げ型10の方向に向かって、曲げアーム8内に設
けられた図示しない移動機構によって移動できるように
構成されている。これにより、締め型12を曲げ型10
に向かって摺動させて、パイプPを曲げ型10と締め型
12によって挟持するようになしている。更に、前記締
め型12と並んで、曲げ加工の際の曲げ反力を受ける圧
力型15が、パイプPに向かって摺動可能に本体1に支
承されている。
また、減速機付モータ14の回転軸16が、前記曲げ軸
6と平行になるように、減速機付モータ14が本体1に
ラケット18によって固定されている。尚、減速機付モ
ータ14には、回転軸16の回転を検出するエンコーダ
15が取り付けられている。この回転軸16には、駆動
連結杆20の一端がキー結合されており、この駆動連結
杆20の揺動端20aは、二股に分かれて、連接リンク
22挿入されている。そして、駆動連結杆20の揺動端
20aに支点軸24が嵌挿されており、この支点軸24
にベアリング26を介して、連接リンク22が嵌合され
て、駆動連結杆20と連接リンク22とが互いに揺動可
能にされている。
前記連接リング22の他端には、ベアリング27を介し
て曲げアーム8の下面から突き出したアーム軸28が回
動可能に係合されている。アーム軸28の先端にはエン
ドキャップ30が固定されており、連接リング22の外
れ止めがなされている。
次に、前述した曲げアーム8、駆動連結杆20、連接リ
ンク22等の位置関係を第2図によって詳説する。本体
1の支持部2、ブラケット18、曲げアーム8、駆動連
結杆20、連接リンク22によって、4リンク機構を構
成しており、各リンクは、前述した如く、それぞれ曲げ
軸6(中心O1)、支点軸24(中心B)、アーム軸28
(中心A)によりそれぞれ揺動できるようになされてい
る。本体1の支持部2、ブラケット18は、固定リンク
として作用し、駆動連結杆20が、いわゆる原動節とし
て作用する。
本実施例では、曲げ軸6(中心O1)、回転軸(中心
O2)、支点軸(中心B)、アーム軸28(中心A)のそ
れぞれの間の距離は、下記式に示す関係にある。
O2B〉AB〉O1A〉O1O2 更に、具体的には、固定リンクの中心O1O2間が62,6
mm、駆動連結杆20の中心O2B間が122mm、連接リン
ク22の中心AB間が98,7mm、曲げアーム8の中心
O1A間が70mmである。これにより、駆動連結杆20の
揺動変位角度θが約100度のときに、曲げアーム8の
揺動変位角度αは約190度となるように構成されてお
り、駆動連結杆20の揺動変位角度が拡大されて、曲げ
アーム8が揺動するように構成されている。これによ
り、デットポイントを通過することなく、曲げアーム8
を180度以上揺動させることができる。即ち、駆動連
結杆20を180度以上揺動させると、デツトポイント
を通過することになり、デットポイントを通過した後、
駆動連結杆20を逆方向に駆動しても、曲げアーム8が
逆方向に回転しない場合があるので、これを防止するこ
とができる。
次に、本実施例の曲げ装置の作動について説明する。
まず、パイプPを曲げ型10の溝11にセットして、締
め型12を移動して曲げ型10と締め型12とによりパ
イプPを挟持する。また、圧力型11はパイプPに当接
するように移動させる。次に、減速機付モータ14を回
転駆動させて、回転軸16の中心O2を中心にして、回転
軸16の廻りに揺動連結杆20を揺動させる。よって、
駆動連結杆20の揺動端20aの支点軸24が、ベアリ
ング26を介して連接リンク22を押し、連接リング2
2がベアリング27を介してアーム軸部28を押して、
曲げアーム8を曲げ軸6の廻りに揺動させる。これによ
り、第2図に示すように、曲げアーム8、駆動連結杆2
0、連接リンク22が、第2図の実線で示す位置から、
二点鎖線で示す位置に向かって、矢印の方向に揺動され
る。
尚、本実施例では、曲げアーム8の揺動速度をエンコー
ダ15により検出し、曲げアーム8の揺動速度が一定と
なるように、また、曲げアーム8の揺動角度が所定の角
度となるように、減速機付モータ14の回転速度、回転
角度を制御している。
この曲げアーム8の揺動により、曲げ型10が曲げ軸6
の廻りで揺動すると共に、締め型12は曲げアーム8と
共に曲げ型10の廻りを公転して、パイプPを曲げ型1
0の溝11に巻き付けるようにして、パイプPを曲げ加
工する。
一方、曲げ加工終了後は、締め型12を後退させてか
ら、減速機付モータ14を逆方向に回転駆動して、前述
したときとは逆の方向に揺動して、第1図に示す位置に
戻す。
尚、本実施例では、曲げ型10を曲げ軸6と共に回転さ
せ、締め型12を曲げ型10の廻りに公転させる、いわ
ゆる引き曲げを行う構成としたが、曲げ型10を本体1
の支持部2に固定して、この固定した曲げ型10の廻り
に締め型10を公転させる、いわゆる押し曲げを行う構
成としても同様に実施可能である。
前述した如く本実施例の曲げ装置は、駆動連結杆20の
揺動運動により、駆動連結杆20が回転軸16の廻りに
揺動し、連接リンク22が、この揺動運動を曲げアーム
8に伝達し、曲げアーム8が曲げ軸6の廻りに揺動し
て、曲げ型10の廻りに締め型12を公転させてパイプ
Pを曲げ加工する。
従って、減速機付モータ14の回転を、駆動連結杆2
0、連接リンク22、曲げアーム8等で構成されるリン
ク機構を介して、締め型12に伝達し、締め型12を公
転させる簡単な機構なので、小型化が可能となる。ま
た、減速機付モータ14の回転軸16は、曲げ軸6と平
行な状態となるように、減速機付モータ14を配置すれ
ばよく、曲げ軸6の下側は、空きスペースとすることで
き、第1図に示すように、パイプを3次元形状に曲げ加
工する場合でも、減速機付モータ14等とパイプPとが
干渉することがない。更に、リンク機構であるので、歯
車機構を用いた場合のようなバックラッシュ等が生じる
ことがなく、曲げアーム8を精度良く揺動させることが
できる。
更に、装置の小型化が可能となり、例えば、曲げ型10
を曲げ半径の異なる2つの溝を有する二段の曲げ型とし
て、前述た支持部2に設けられている曲げ軸6や減速機
付モータ14、リンク機構全体を上下に所定距離移動で
きる構成とし、一台の装置で曲げ型を交換することな
く、異なる曲げ半径の曲げ加工を行うことも容易とな
る。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこの
様な実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る
ことは勿論である。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明の曲げ装置は、曲げ軸と回転
軸とが平行となるように、モータを配置すればよく、曲
げ軸の下側は、空きスペースとすることができ、曲げ素
材を3次元形状に曲げ加工する場合でも、モータ等と曲
げ素材とが干渉することがない。更に、簡潔なリンク機
構で構成されるので、バックラッシュ等が生じることな
く精度のよい曲げ加工を行うことができ、また、小型化
することができる。特に、駆動連結杆と曲げアームとを
平行に、あるいはそれに近い状態に配置できるので、曲
げ素材の軸方向の長さを小さくできる。しかも、回転軸
と支点軸との距離を曲げ軸とアーム軸との距離よりも長
く形成したので、回転軸の回転角度よりも曲げ軸廻りの
曲げアームの揺動変位角度が大きくなり、駆動連結杆の
揺動変位角度が小さくてもよく、その分小型化され、ま
た、デットポイントを通過することなく曲げアームを1
80度以上揺動させる構成を取ることも可能であるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例としての曲げ装置の概略斜視
図、第2図は本実施例のリンク機構の構成図である。 1……本体、6……曲げ軸 8……曲げアーム、10……曲げ型 12……締め型、14……減速機付モータ 15……圧力型、20……駆動連結杆 22……連接リンク、24……支点軸 28……アーム軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺状の曲げ素材を曲げ型と締め型とによ
    り挟持し、該締め型を載置した曲げアームを前記曲げ型
    と同軸の曲げ軸の廻りに回転して前記曲げ素材を曲げ加
    工する曲げ装置において、 前記曲げ軸と平行な回転軸を備えたモータの該回転軸に
    駆動連結杆を取り付け、 該駆動連結杆の揺動端と連接リンクの一端とを支点軸の
    廻りに揺動可能に連結すると共に、該連接リンクの他端
    と前記曲げアームとをアーム軸の廻りに揺動可能に連結
    して4リンク機構を形成し、 かつ、前記回転軸と前記支点軸との距離を前記曲げ軸と
    前記アーム軸との距離よりも長く形成したことを特徴と
    する曲げ装置。
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JPS59156517A (ja) * 1983-02-25 1984-09-05 Chuo Denki Seisakusho:Kk ベンダ−の曲げ駆動装置

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