JPH0636932U - 集束ホース配管用グロメット - Google Patents

集束ホース配管用グロメット

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JPH0636932U
JPH0636932U JP7511392U JP7511392U JPH0636932U JP H0636932 U JPH0636932 U JP H0636932U JP 7511392 U JP7511392 U JP 7511392U JP 7511392 U JP7511392 U JP 7511392U JP H0636932 U JPH0636932 U JP H0636932U
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grommet
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pipe insertion
piping
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久嗣 後藤
泰三 小川
浩二 豊島
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 グロメットのベース部に複数の雌ねじ部を形
成しておき、床パネル下側からボルトでねじ止めして取
付けるに際して、取付け作業性が向上するホース配管用
グロメットを提供すること。 【構成】複数本のホースを集束させて配管するためのグ
ロメット15。グロメット15のベース部16には、車
体床パネル17に形成した配管挿通孔19の位置で床パ
ネル下側からボルト20がねじ込まれる複数の雌ねじ部
18が形成されている。ベース部16の裏面側に、配管
挿通孔19の内縁に沿って嵌合する複数の案内壁53を
具備するとともに、配管挿通孔19の周縁裏面に係止す
る複数の弾性仮止め爪57を具備する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、複数本のホースを集束させて配管するためのホース配管用グロメッ トに関する。
【0002】 特に、自動車の燃料配管における床部車体板金と燃料タンクとの間に、複数の ホース配管を形成する等の場合に好適な発明である。
【0003】 ここでは、自動車燃料配管を例に取り説明をするが、本考案はこれに限られる ものではない。
【0004】
【従来技術】
自動車の燃料タンクには、通常、エンジンへ燃料を送入しまたは戻すためのメ イン配管、リターン配管、及び、キャニスターに接続するエバポ配管が接続され ている。
【0005】 そして、これらの配管は、通常、それぞれ別位置で独立的に行なう構成であっ た。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、この構成では、燃料配管の配管工数が嵩むため、上記メイン配管、リ ターン配管、エバポ配管を集束させて同時的に行なうことが検討されている。
【0007】 即ち、燃料タンクに上記各配管用の各ノズルの全部又は一部を一箇所にまとめ るとともに、車体床パネルに形成した配管挿通孔にグロメットを装着し、該グロ メットで配管用ホースを集束保持する構成である。なお、グロメットは、複数個 のニップルを備えた継手を保持する構造を備えている。
【0008】 そして、上記グロメットの配管挿通孔の位置での車体床パネルへの取付け態様 として、グロメットのベース部に複数の雌ねじ部を形成しておき、床パネル下側 からボルトでねじ止めすることが考えられる。
【0009】 しかし、車体床パネルの配管挿通孔にグロメットのベースの位置合わせをして ボルトでねじ止めする際、下側から見上げて盲的に行なう必要があると共に、ボ ルトでねじ止めする際、位置合わせが正確でないとグロメットがフロアパネルか ら浮き上がってねじ止め作業が困難となること予測される。
【0010】 本考案は、上記にかんがみて、複数本のホースを集束させて配管するためのグ ロメットにおいて、グロメットのベース部に複数の雌ねじ部を形成しておき、床 パネル下側からボルトでねじ止めして取付けるに際して、取付け作業性を向上で きるホース配管用グロメットを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案の集束ホース配管用グロメットは、上記課題を下記構成により解決する ものである。
【0012】 複数本のホースを集束させて配管するためのグロメットであって、 車体床パネルに形成した配管挿通孔の位置で取付けられ、床パネル下側からね じ込まれる複数の雌ねじ部が形成されたベース部を備えているグロメットにおい て、 ベース部の裏面側に、前記配管挿通孔の内縁に沿って嵌合する複数の案内壁を 具備するとともに、前記配管挿通孔の周縁裏面に係止する複数の弾性仮止め爪を 具備する、ことを特徴とする。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0014】 A.図1は本考案の実施例を適用する部位である、燃料タンク回りの配管態様 を示す概略斜視図である。
【0015】 燃料タンク1には、メイン配管及びリターン配管用のカ金属製細管の各ノズル 3、5が一箇所に集束して配設され、別位置にエバポ配管用の金属製細管のノズ ル7がそれぞれ形成されている。
【0016】 そして、各ノズル3、5、7に対応する樹脂製ホース9、11、13が、グロ メット15で集束保持されている。そして、グロメット15は、車体床パネル1 7に形成された長孔状の配管挿通孔19の位置で床パネル下側からボルト20で ねじで止めされるようになっている。なお、グロメット15のベース部16には 、上記ボルト20に対応する雌ねじ部18が形成されている。
【0017】 また、各ノズル3、5、7と樹脂ホース9、11、13、及び、樹脂ホース9 、11、13と車外側の金属製細管の各配管4、6、8とは、それぞれ樹脂製の コネクタ27で接続されている。車外側配管側のコネクタ27は、グロメット1 5に保持されて図1では見えない。
【0018】 この樹脂ホース集束体は、燃料タンク1にねじ22止めされるクランプ23で 、所定位置をガイドされて配管さている。なお、25はゴム製の干渉防止リング である。
【0019】 B.次に、上記グロメット15について詳細に説明をする(主に図2・3・4 参照)。
【0020】 (1) グロメツト15に保持されるコネクタ21として、ここでは、作業性の見 地から図例のようなワンタッチ式のものを採用する(例えば、実開平2−128 889号公報参照)が、これに限られるものではない。
【0021】 基本的には、コネクタ27に各配管4、6、7のノズル部29が挿入結合して 構成される。そして、樹脂製のコネクタ27は、先側にホース接続用のニップル 部31を備えるとともに、受け筒部33を備えている。ノズル部29には、中間 部に抜止め用の環状膨出部35を備えている。そして、上記受け筒部33には、 樹脂製の抜止めばね体39を挿入されてワンタッチ接続可能とされている。
【0022】 そして、コネクタ27の受け筒部33は、大径部41と中径部42と小径部4 3とからなり、中径部42と小径部43とで段部33aを形成すると共に、小径 部43側に係止爪45を形成して、後述のグロメツト15の保護筒49内に形成 される受け係止凸部67が、段部33aと係止爪45との間に位置してコネクタ 27がグロメット15から抜け不能に保持されるようになっている。
【0023】 (2) グロメット15の構成は特に、限定されないが、図例では、ベース部16 と、ベース部16から樹脂製のコネクタ27のニップル部31の突出方向に突出 する複数の保護筒部49からなる。ここでは、保護筒部49は、隣接壁が連続す る形式であるが、独立的に突出する構成であっても良い。
【0024】 なお、グロメット15は、通常、ポリアセタール等の、コネクタ27はポリア ミド(ナイロン)等の合成樹脂材料で形成される。
【0025】 (3) ベース部16は、車体床パネル17に形成された配管挿通孔19に対応し た外形を有するベース筒部51と該ベース筒部51の元部外周に形成されるのフ ランジ部55とからなる。
【0026】 フランジ部55には、床パネル下側からボルト20がねじ込まれる複数(図例 では両端の2箇所)の雌ねじ部18が、ナットを埋設することにより形成されて いる。
【0027】 そして、ベース部16の裏面側には、ベース筒部51と略同形で、前記配管挿 通孔19へのガイド作用をする案内壁53が短手方向両側に一対形成されている と共に、案内壁53を挟まれて、対抗する位置に一対の弾性仮止め爪57が形成 されている。
【0028】 上記案内壁53は、図例の如く連続的でなくてもよく、少なくとも、長孔の四 隅に形成されておれば良い。また、案内作用を向上させるために、外周面側を先 端縮径方向に斜面状しておくことが望ましい。なお、必然的ではないが、配管用 挿通孔19の内周縁は図例のごとく、バーリング加工されて、案内壁53の挿入 性を向上させている。バーリング加工により配管用挿通孔19の周縁上面がR面 となるためである。
【0029】 この弾性仮止め爪57は、グロメット15を車体床パネル17に床パネル下側 からねじ止めする際、配管用挿通孔19の周縁裏面に係止して仮止め作用を奏す るものである。仮止めの安定性を上げるためには、さらに、弾性仮止め爪57の 数を増やしても良い。例えば、長孔状の配管挿通孔19の両端に係止する一対の ものを増やしたり、上記中央部の係止爪を両側へ振り分けて、それぞれ二対にす ることが考えられる。
【0030】 なお、フランジ部55の裏面にはスポンジゴム製の環状シール材59が貼着さ れている。
【0031】 (4) そして、前記ベース筒部51から突出する保護筒部49は、ホースの数に 対応して3連構成であり、各保護筒部49は、各樹脂ホース9、11、13が連 結されたコネクタ27が嵌着可能な内形状を有する。
【0032】 また、各樹脂ホース9、11、13を接続したコネクタ27を組込み易いよう に、ベース筒部51も含めて軸方向で半割とされている(図4参照)。
【0033】 即ち、受け半割体61が残されたベース体63と、被せ半割体65とからなる 。そして、受け半割体61に被せ半割体65を被せたとき、保護筒部49内周面 に受け係止凸部67を形成するリブ67a、67aが形成される。この係止凸部 67は、コネクタ27の段部33aと係止爪45との間に位置してコネクタ27 がグロメット15から抜け不能に保持される。
【0034】 また、この被せ半割体65は、受け半割体61に、前後にばね弾性爪69が形 成され、受け半割体61に対応して形成された受け爪71に係合して一体化する ように構成されている。なお、この一体化手段は、接着剤またはねじ止め等であ っても良い。
【0035】 C.上記実施例のグロメット15の使用態様について説明をする。
【0036】 樹脂ホース9、11、13の両端に、コネクタ27のニップル部31を圧入し て接続し、分割状態のグロメット15の受け半割体61にセットした後、被せ半 割体65を被せ、ばね弾性爪69を受け爪71にスナップ係合させて、グロメッ ト15を組み立てる。
【0037】 そして、該グロメツト15を、車体床パネル17の配管挿通孔19に、セット する。このとき、グロメット15のベース部16の裏面には案内壁53が設けら れているのでグロメット15は正確な位置にセットされると共に、弾性仮止め爪 57が配管挿通孔19の周縁裏面に係止する。
【0038】 この状態で、ボルト20を使用して、車体床パネル17に形成されたボルト孔 75、75を介して、ベース部16の雌ねじ部18に下側からねじ込む。この際 、弾性仮止め爪57が配管挿通孔19の周縁裏面に係止しているため、ボルト2 0のねじ込みによって、グロメット15が車両床パネル17から浮き上がるおそ れがなく、ねじ止め作業が容易となる。
【0039】 こうして、グロメット15が車体床パネル17に取付けられる。なお、各配管 4、6、8の先端に取付けられているノズル部29をグロメット15に保持され ているコネクタ27に挿入・結合することにより、継手21が構成され、また、 樹脂ホース9、11、13の燃料タンク1側も同様にしてコネクタ21で、各ノ ズル3、5、7と接続する。
【0040】 なお、上記実施例は、ホースとして樹脂ホース、継手のコネクタとして樹脂製 のものを示したが、ホースとして、ゴムホースを利用したり、金属製コネクタを 使用した場合でも、本考案は適用可能である。
【0041】
【考案の作用・効果】
本考案の集束樹脂ホース配管用グロメットは、車体床パネルに形成した配管挿 通孔の位置で取付けられ、床パネル下側からボルトがねじ込まれる複数の雌ねじ 部が形成されたベース部を備えている構成において、ベース部の裏面側に、前記 配管挿通孔の内縁に沿って嵌合する複数の案内壁を具備するとともに、前記配管 挿通孔の周縁裏面に係止する複数の弾性仮止め爪を具備する、を特徴とすること により、下記のような作用・効果を奏する。
【0042】 グロメットのベース部に複数の雌ねじ部を形成しておき、床パネル下側からボ ルトでねじ止めするに際して、グロメットを車体床パネルの配管挿通孔の位置に セットするとき、ベース部の裏面には案内壁を有するのグロメットは正確な位置 にセットされると共に、弾性仮止め爪が配管挿通孔の周縁裏面に係止する。 こ の状態で、ボルトを使用してベース部の雌ねじ部にねじ込むが、この際、弾性仮 止め爪が配管挿通孔の周縁裏面に係止しているため、ボルトのねじ込みによって 、グロメットが車両床パネルから浮き上がるおそれがない。従って、上記、ねじ 止め作業の作業性が、グロメツトの配管挿入孔へのセット容易性も相乗して、格 段に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である集束樹脂ホース配管用
グロメットの使用態様を示す斜視図
【図2】同じくグロメットの固定状態を示す断面図
【図3】図2のIII −III 線断面図
【図4】同じくグロメットと樹脂製コネクタの分解部分
切り欠き斜視図
【符号の説明】
1 燃料タンク 9、11、13 樹脂ホース 15 グロメツト 16 グロメツトのベース部 27 コネクタ 53 案内壁 57 弾性仮止め爪
フロントページの続き (72)考案者 小川 泰三 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)考案者 豊島 浩二 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のホースを集束させて配管するた
    めのグロメットであって、 車体床パネルに形成した配管挿通孔の位置で床パネル下
    側から取付けられ、ボルトがねじ込まれる複数の雌ねじ
    部が形成されたベース部を備えているグロメットにおい
    て、 前記ベース部の裏面側に、前記配管挿通孔の内縁に沿っ
    て嵌合する複数の案内壁を具備するとともに、前記配管
    挿通孔の周縁裏面に係止する複数の弾性仮止め爪を具備
    する、 ことを特徴とする集束ホース配管用グロメット。
JP1992075113U 1992-10-28 1992-10-28 集束ホース配管用グロメット Expired - Lifetime JP2530797Y2 (ja)

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JPH0636932U true JPH0636932U (ja) 1994-05-17
JP2530797Y2 JP2530797Y2 (ja) 1997-03-26

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JP1992075113U Expired - Lifetime JP2530797Y2 (ja) 1992-10-28 1992-10-28 集束ホース配管用グロメット

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7464966B2 (en) 2004-06-30 2008-12-16 Tokai Rubber Industries, Inc. Through-panel fixing device for piping member

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04114193U (ja) * 1991-03-26 1992-10-07 三桜工業株式会社 配管取付け具

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JP2530797Y2 (ja) 1997-03-26

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