JPH0636845Y2 - スキー用使い捨て塗剤塗付器 - Google Patents

スキー用使い捨て塗剤塗付器

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JPH0636845Y2
JPH0636845Y2 JP1988048213U JP4821388U JPH0636845Y2 JP H0636845 Y2 JPH0636845 Y2 JP H0636845Y2 JP 1988048213 U JP1988048213 U JP 1988048213U JP 4821388 U JP4821388 U JP 4821388U JP H0636845 Y2 JPH0636845 Y2 JP H0636845Y2
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JP
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coating
chamber
applicator
ski
disposable
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JP1988048213U
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昌弘 依田
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昌弘 依田
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕使い捨て この考案はスキー用使い捨て塗剤塗付器に係り、特にス
キー板にワックス等の潤滑塗剤を熱溶融させて塗付する
スキー用使い捨て塗剤塗付器に関する。
〔従来の技術〕
一般にスキー板はスキーシーズンが終るとその底面にベ
ースワックスを塗付しておくものであるが、このベース
ワックスを塗付するには溶融皿に固形ワックスを載せ、
これを火を用いて溶融させて刷毛で塗付したり、ワック
スをスキー板上に載せておいてヒータで温めて塗付した
り、ワックスをスキー板にこすりつけておいて上から加
熱板板等を当てて塗付することが行なわれている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記したような、ワックスの塗付方法においては、道具
が割高であって、年に何回も使う物でないだけに、わざ
わざ買い揃えるには抵抗があるし、また使用するにも不
便であり、かつ使用した器具の手入れが大変という難点
があった。
この考案は簡便にワックスを溶融させて簡単にスキー板
に塗付することができ、使用後は捨ててしまうことので
きるスキー用使い捨て塗剤塗付器を安価に提供すること
を目的として開発したものである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は前記課題を解決し、目的を達成するために、 ケース体内にワックス等のスキー用塗剤を装入すると共
に、該塗剤に接して加熱室を設け、該加熱室内には生石
灰と水袋を封入し一体に形成したスキー用使い捨て塗剤
塗付器、という技術的な手段を講じた。
〔作用〕
前記のように構成されたスキー用使い捨て塗剤塗付器
は、外から加熱室内の水袋に針等で穴を開けると、水と
生石灰とが反応して発熱する。この発熱によって塗剤が
溶融するので、この溶融した塗剤をスキー板に塗付した
後はそのまま捨てることができる。
〔実施例〕
この考案の実施例を図面に基づいて説明する。第1図は
第1実施例を示すスキー用使い捨て塗剤塗付器の断面図
である。
スキー用塗剤塗付器1のケース体2はアルミニューム製
のカン状体であり、区画壁3をもって下部に加熱室4、
上部に塗剤室5をそれぞれ形成されている。
前記加熱室4の底板2Aにはその中央部に平面円形の上方
へ膨出する凸出部2Bが形成され、該凸出部2Bには貫通孔
4Aが形成されている。
また加熱室4の内底には前記貫通孔4Aを塞ぐ蓋材の底紙
6が内装されている。
しかして加熱室4には粒状の生石灰7が詰装され、該生
石灰7の略中央部には、薄いビニール袋に水を詰めた水
袋8が配置されている。図中符号9は封止ラベル、12は
保温材である。
前記区画壁3は深皿状の皿部3Aの上端周部にフランジ3B
を形成し、該フランジ3Bの外周部をケース体2の上端周
部と共に曲折嵌合をさせて一体に結合されている。
前記深皿状の皿部3Aの上方内部は、すなわち塗剤室5と
なり、該塗剤室5にはスキー用の塗剤10であるベースワ
ックスが詰装されている。
前記フランジ3Bの上には、塗剤室5を塞ぐように紙材か
ら成る蓋体11が被着されている。
上記構成のこのスキー用使い捨て塗剤塗付器1は次のよ
うにして使用する。
まずスキー用使い捨て塗剤塗付器1を逆にして、封止ラ
ベル9を剥離し、貫通孔4Aを経て中の水袋8に達するよ
うにピンを刺し通す。すると水袋8が破損して中の水が
生石灰7に浸透する。
そこでピンを引き抜いてスキー用使い捨て塗剤塗付器1
を塗剤10が上になるように元に戻してそのまま静置して
おくと、水で濡れた生石灰7は水と反応して発熱し、3
〜5分もすると60℃以上の熱で塗剤10を加熱し、これを
溶融させる。頃合いを見て蓋体11を剥離開口させて刷毛
をもって溶融された塗剤10をスキーに塗付して後、スキ
ー用使い捨て塗剤塗付器1の底をスキーの塗剤塗付面に
接して摺動させると、該塗付器1の底はアイロンのよう
に熱をもっているのでむらなくワックス等を塗付させる
ことができる。
前記ワックス等は1回塗付するに充分な量だけ入れられ
ており、生石灰も1回塗付するに充分な熱が発生できる
量を用いているが、使用後は生石灰は消石灰となって発
熱も停止するから危険性もなく、これをそのまま捨てる
ことができる。
第3図は第2実施例を示すスキー用使い捨て塗剤塗付器
1の断面図であり、第4図は第3図におけるA−A線断
面図である。第1実施例のものと基本構造は変らないの
で、同じ部分、部材には同じ符号を付して説明を省略す
る。
この第2実施例においては、区画壁3の皿部3Aの底が傾
斜状とされている。すなわち、第3図において、左方を
前方としたとき、皿部3Aの前方を浅く、後方を深くして
塗剤室5が形成されている。
また、ケース体2の周囲に保温材12,13を接着してあ
り、前方部を除いた保温材12はその頂上をケース体2の
頂上より3〜5mmほど高くして、その上部に蓋体11が張
設されている。
更に前部の保温材13は下部を厚くすると共に、該保温材
13の前部に2mmほどの空間をあけて前壁14を張設するこ
とによって、保温材13と前壁14間に塗剤通腔15を形成
し、該塗剤通腔15の上部は蓋体11の下において前記塗剤
室5に連通するように構成し、かつ下部に開口15Aが横
長に形成されている。符号16は開口15Aを封止する封止
シールである。
上記構成のこの第2実施例においては、第1実施例と同
様に水袋8を破損させると生石灰7は水と反応して60℃
以上の熱を発生させるので、塗剤室5の塗剤10はドロド
ロに溶融される。そこでスキー板の底面を上向きとして
おき、その上にスキー用塗剤塗付器1を当て、封止シー
ル16を剥離し前部(第1図における左方)が低くなるよ
うにして後部を持ち上げると区画壁3が傾斜しているた
め、塗剤室5の塗剤10は通腔15に入ってその開口15Aか
ら漏出する。従って塗付器1をスキー板上で摺動させる
とワックス等の塗剤10をスキー板にむらなく塗付するこ
とができる。所定量を塗付した後は塗付器1を水平にす
れば、塗剤室5から塗剤10が漏出することはないので、
塗付器1の底板2Aをアイロンのようにしてスキー板に当
てて塗剤を均等にならすことができる。片方のスキー板
への塗付が終ったら他方のスキー板についても同様に塗
付するとができる。終了後はそのまま放置しておけば、
生石灰の発熱反応が終了してしまい冷めてくるので捨て
ればよい。
また刷毛塗りをしたい場合は、蓋体11に開口部を設ける
ことによって実施することができる。
第5図は第3実施例を示すスキー用塗剤塗付器の断面図
で、第6図は第5図におけるB−B線断面図である。
この実施例も基本構成は前記のものと変らないので、同
じ部材については同じ符号を使用して説明を省略した。
この第3実施例においては塗剤室5と加熱室4とを分離
可能としたことに特徴がある。
スキー用塗剤塗付器1はケース体2を上下に2分離でき
るように構成されている。下方のケース体2は上端部に
上板2Cを被着して加熱室4が形成されており、該上板2C
の上面には凹部2Dが形成されている。
上方のケース体2は皿部3Aの下部を前記加熱室4上板2C
上の凹部2Dに嵌合可能な凸状部3Cを形成すると共に、周
囲に周壁2Eを設けてある。しかして前部には前壁14と背
壁14Aとをもって通腔15が形成されている。
以上の構成から成るこの第3実施例においては、加熱室
4と塗剤室5とは、凹部2Dと凸状部3Cの嵌合によって結
合させることができ、また分離させることができる。
従って、塗剤室5に塗剤を機械的に充填し、加熱室4に
生石灰と水袋を機械的に充填し、しかる後に一体に連結
組合わせることができる。
〔考案の効果〕
上記のように構成されたこの考案によれば、次のような
すぐれた効果を有している。
(1)ピンによって加熱室内の水袋を破るだけで塗剤を
加熱して溶融させることができるため、火気や電気等が
なくてもワックス、パラフィン等のスキー用塗剤を簡単
に塗付することができる効果がある。
(2)構造が簡単で安い素材で作ることができるため、
安価であり、使い捨てできることから、高価な、かつ死
蔵されがちな塗付道具を買わなくてもよい効果がある。
(3)塗付器全体が熱をもつため、スキー板にアイロン
のように当接摺動させて、むらなく均し塗りをすること
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例に係り、第1図は第1実施例を
示すスキー用使い捨て塗剤塗付器の断面図、第2図は第
1図の平面図、第3図は第2実施例を示すスキー用使い
捨て塗剤塗付器の断面図、第4図は第3図におけるA−
A線断面図、第5図は第3実施例を示すスキー用使い捨
て塗剤塗付器の断面図、第6図は第5図におけるB−B
線断面図である。 1…スキー用使い捨て塗剤塗付器、 2…ケース体、 2A…底板、2B…凸出部、 2C…上板、2D…凹部、 2E…周壁、3…区画壁、 3A…皿部、3B…フランジ、 3C…凸状部、4…加熱室、 4A…貫通孔、5…塗剤室、 6…底紙、7…生石灰、 8…水袋、9…封止ラベル、 10…塗剤、11…蓋体、 12,13…保温材、14…前壁、 14A…背壁、15…塗剤通腔、 15A…開口、16…封止シール。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース体に、区画壁を介して下部に加熱
    室、上部に塗剤室が区画形成され、該塗剤室にワックス
    等スキー用塗剤が装填され、該加熱室内には生石灰と水
    袋が封入され一体に形成され、加熱室の底板には外部か
    ら水袋を刺破するための貫通孔が形成され、該貫通孔に
    は内部から蓋材が装着されていることを特徴とするスキ
    ー用使い捨て塗剤塗付器。
  2. 【請求項2】前記ケース体壁面には、塗剤室に連通する
    塗剤通腔が形成されたことを特徴とする前記第1項記載
    のスキー用使い捨て塗剤塗付器。
  3. 【請求項3】前記加熱室と塗剤室とは別体に形成され、
    該加熱室上部の凹部と塗剤室下部の凸状部とを着脱自在
    に嵌合させて一体としてなることを特徴とする前記第1
    項記載のスキー用使い捨て塗剤塗付器。
JP1988048213U 1988-04-12 1988-04-12 スキー用使い捨て塗剤塗付器 Expired - Lifetime JPH0636845Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH01152680U JPH01152680U (ja) 1989-10-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3421881C1 (de) * 1984-06-13 1985-12-05 Reiling, Karl, 7539 Kämpfelbach Schmelzklebevorrichtung
JPS62111064U (ja) * 1985-12-27 1987-07-15

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JPH01152680U (ja) 1989-10-20

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