JPH0636638A - 封止接点装置 - Google Patents

封止接点装置

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JPH0636638A
JPH0636638A JP16895192A JP16895192A JPH0636638A JP H0636638 A JPH0636638 A JP H0636638A JP 16895192 A JP16895192 A JP 16895192A JP 16895192 A JP16895192 A JP 16895192A JP H0636638 A JPH0636638 A JP H0636638A
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JP
Japan
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contact
contacts
magnetic
bellows
sealed
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Pending
Application number
JP16895192A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiko Toguchi
武彦 戸口
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アークに対する磁気駆動力が効率良く得られ
る封止接点装置の提供。 【構成】 固定、可動両接点12,18 を収納する封止容器
1 の外表面に、両接点が存在する空間に可動接点の動作
方向と直交する方向の磁場を与える磁気手段25を付設し
たものにおいて、両接点を挟むように封止容器を構成す
る容器本体2 の内面に縦溝2cを形成して磁気収束体28を
配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パワー負荷用のリレー
や電磁開閉器等に好適な封止接点装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は、この種の封止接点装置を
長年研究して種々の提案を行ってきており、その典型的
な構成として1点切り形式のものと2点切り形式のもの
が存在する。
【0003】図7は2点切り形式ののものであり、接点
を収納するためにベローズB とともに気密空間を形成す
る封止容器A と、封止容器A 内に封入された水素ガス等
の電気絶縁性ガスG と、固定接触子C,C に設けた固定接
点D,D と、固定接点D,D に接離するようベローズB の一
端に固定された可動接触子E に設けた可動接点F,F と、
両接点が存在する空間に可動接点の動作方向と直交する
方向の磁場を与えるために、封止容器A の外面に付設し
た磁気手段 (図示せず) と、からなる。
【0004】この封止容器A は、一面が開口した箱状の
容器本体Aa、上蓋Ab、ベローズ保護筒Ac、軸受J を設け
たベローズ押さえAd等により構成される。そして、容器
本体Aaには通気管Aeが取着され、その両側に固定接点端
子Q,Q を貫通固設している。固定接触子C,C は、アーク
ホーン形状を有して折曲形成されて対称的に位置するよ
う固定接点端子Q,Q に結合される。
【0005】また可動接触子E は、可動接点F,F を固着
する接点固着片Ea、スライド軸片Eb、そしてこれらを連
結する連結片Ecからなり、スライド軸片Ebが軸受J にガ
イドされて封止容器A から突出し、その端部に電磁石の
ような駆動部材が当接するキャップM を取着している。
N は復帰ばね、P はストッパーである。
【0006】図示の状態は、図外駆動部材がキャップM
、すなわち可動接触子E を押圧していない接点閉極状
態にあるが、接点閉成状態から開極動作が始まったと
き、両接点D,F 間にアークが発生する。そして、そのア
ークは電気絶縁性ガスG の冷却能と磁気手段による磁場
とともに発生するローレンツ力による磁気吹き消し作用
によって消弧される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した封止接点装置
にあっては、両接点間に発生したアークは十分に引き伸
ばされ、電気絶縁性ガスG の冷却能と磁気手段による磁
場とともに発生するローレンツ力による磁気吹き消し作
用によって消弧性能は十分に高められる。
【0008】しかしながら、磁気手段は封止容器A の外
面に付設しているために、アーク発生位置での磁場はか
なり小さくなる。従って、アーク発生直後の磁気駆動力
が十分でないようになったり、これを補おうとすれば磁
気手段そのものの磁力をさらに大きくせねばならなくな
る。
【0009】本発明は、かかる事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、アークに対する磁気駆動
力が効率良く得られる封止接点装置を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに本発明の封止接点装置は、接点を収納するためにベ
ローズとともに気密空間を形成する封止容器と、封止容
器内に封入された電気絶縁性ガスと、固定接触子に設け
た固定接点と、固定接点に接離するようベローズの一端
に固定された可動接触子に設けた可動接点と、両接点が
存在する空間に可動接点の動作方向と直交する方向の磁
場を与える磁気手段と、を備えた封止接点装置におい
て、前記両接点を挟むように封止容器の内面に磁気収束
体を設けた構成としている。
【0011】
【作用】この構成によれば、磁気手段による磁場は封止
容器の内面に設けた磁気収束体に収束され、アーク発生
位置での磁場を強くすることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1乃至図5に
基づいて説明する。
【0013】1 は封止容器で、後述する接点を収納する
ためにベローズ3 とともに気密空間を形成する。具体的
には、ベローズ3 の他に、セラミックスのような耐熱性
材料により一面が開口した箱状をなし、底部に2個の可
動接触子の固着孔2a,2a を有して形成された容器本体2
、42アロイ等からなり中央に貫通孔6a、適宜箇所に
通気孔6bを有する上蓋6 、軸受8 を設けたベローズ押さ
え9 等により構成される。すなわち、容器本体2 の上開
口部にはそれを塞ぐように上蓋6 が接合され、ベローズ
押さえ9 はベローズ3 の上方端部を挟むようにして上蓋
6 に気密接合される。10は絶縁板で、セラミックスのよ
うな耐熱性材料により、上蓋6 の貫通孔6aに対応した貫
通孔10a と通気孔6bに対応した通気孔10b を有して平板
状に形成され、容器本体2 の上部内方に設けた段部に嵌
め込まれて上蓋6 をアークから保護する。なお、本発明
の要部に関係する容器本体2 の詳細構造は後述する。
【0014】11,11 は固定接触子で、銅系板材料によ
り、端子部11a 、端子部11a から直角に折曲連設される
接点固着部11b 、接点固着部11b からさらに約45°に折
曲連設されるホーン部11c を有する。12,12 は固定接点
で、接点固着部11b に固着される。
【0015】13は接触子支持台で、セラミックスのよう
な耐熱性材料により、中央孔13a と接触子挿通孔13b,13
b を有して所定厚の板状に形成されている。この接触子
支持台13は、その上面が接点固着部11b を受け止めるよ
う設計される。固定接触子11,11 は、その端子部11a,11
a を接触子挿通孔13b,13b と固着孔2a,2a に挿通し、4
2アロイ等からなる底板14,14 を介して容器本体2 に気
密ろう付けされる。なお、接触子支持台13は、容器本体
2 と一体的に形成してもよい。
【0016】16は可動接触子で、接点固着片16A 、スラ
イド軸片16B 、これらを連結する連結片16C 、接圧ばね
16D 、そしてベローズ保護を兼ねる接圧ばね枠17からな
る。接点固着片16A は、銅系板材料により、2個の固定
接触子11,11 に対応した形状、すなわち平坦な接点固着
部16b 、接点固着部16b から約45°に折曲連設されるホ
ーン部16c,16c を有し、また接点固着部16b の中央には
連結片16C に嵌合する嵌合孔16a を有している。
【0017】接圧ばね枠17は開口端に鍔17a を有した有
底円筒状に、スライド軸片16B は比較的長い多段軸状
に、連結片16C は比較的短い多段軸状に、接圧ばね16D
はコイル状に、それぞれ形成されている。スライド軸片
16B は、接点固着片16A を嵌め入れた連結片16C と接圧
ばね枠17の底部を最下部にて固定するが、このとき接圧
ばね16D が接点固着片16A と接圧ばね枠17の鍔17a 間に
圧縮懸架されるようにする。またスライド軸片16B は、
最下部の少し上部にてベローズ3 の下方端部を固着して
いる。この実施例におけるベローズ3 の下方端部は、筒
部を長くしたキャップ21の端部及び座金22とともにスラ
イド軸片16B に気密接合している。ベローズ3 の上方端
部は、前述したようにベローズ押さえ9 と上蓋6 間に気
密接合される。
【0018】これにより封止容器1 の気密空間が形成で
きるのであるが、その内部には通気孔6b,10bから水素ガ
ス等の電気絶縁性ガスG が例えば2気圧程度でもって封
入される。電気絶縁性ガスG を封入した後、通気孔6b,1
0bはシール部材23にて封止される。
【0019】18,18 は可動接点で、固定接点12,12 に接
離し得るよう接点固着片16A の接点固着部16b に固着さ
れる。
【0020】また可動接触子16のスライド軸片16B (こ
の実施例ではその周囲はキャップ21が覆っている) は、
軸受8 にガイドされて封止容器1 から突出し、これに取
着したキャップ21に電磁石のような駆動部材が当接す
る。24は復帰ばねである。
【0021】25は磁気手段で、永久磁石26とヨーク27,2
7 からなる。永久磁石26は容器本体2 の各側面に対応し
た形状で、ヨーク27,27 は幅広部27a と幅狭部27b を有
した形状であり、幅狭部27b が接点12,18 を挟むように
して容器本体3 の外面に付設される。従って磁気手段25
は、両接点12,18 が存在する空間に可動接点18の動作方
向と直交する方向の磁場を与える。
【0022】次に、本発明の要部である磁気収束体28に
ついて説明する。磁気収束体28は、磁性板材により、開
極状態にあるとき両接点12,18 及びそれらの間に形成さ
れる空間と重合する大きさに形成される。このために、
図4に示すように、容器本体2 の内面には、4個の楔形
をなす縦溝2c,2c,─が形成してある。従って磁気収束体
28も縦溝2cに嵌合するよう断面は台形状とする。
【0023】29は下部位置決め板、30は上部位置決め板
で、それぞれ非磁性板材にて縦溝2cに嵌合し得る形状を
なし、下部位置決め板29、磁気収束体28、上部位置決め
板30の順に縦溝2cに嵌め入れられる。
【0024】かかる封止接点装置は、図外駆動部材がキ
ャップ21、すなわち可動接触子16を押圧していた接点閉
成状態から駆動部材が復帰し、電気絶縁性ガスG の圧力
や復帰ばね24のばね力により可動接触子16が開極し、両
接点12,18 間にアークが発生した場合、磁気手段25の磁
場によりアークは十分に引き伸ばされる。このときの磁
気手段25の磁力線は、図5に示すように、磁気収束体28
があることにより拡散しようとするものを収束して両接
点12,18 間に鎖交する。従って、アーク発生直後に十分
な磁気駆動力が得られることとなるのである。
【0025】図6は、磁束収束部材の変形例で、先の実
施例の磁束収束体と下部位置決め板と上部位置決め板を
一体的に形成したものである。すなわち、容器本体2 の
縦溝2c,2c,─に対応した磁束収束部材31は、非磁性材料
にて形成され、その所定位置に磁性材料の磁束収束体32
を埋め込んでいる。このものは、磁束収束部材の組立て
が容易になる。
【0026】なお、封止接点装置の全体構造として、図
7に示したもののようにベローズ部分が突出するように
しても本発明が適用できることは勿論である。
【0027】
【発明の効果】本発明の封止接点装置は、磁気手段によ
る磁場は封止容器の内面に設けた磁気収束体に収束さ
れ、アーク発生位置での磁場を強くすることができ、ア
ークに対する磁気駆動力が効率良く得られるものとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】その (図1) のA−A断面図である。
【図3】その磁気手段を示す要部斜視図である。
【図4】その磁気収束体を示す要部分解斜視図である。
【図5】その磁気収束体の作用を説明する説明図であ
る。
【図6】その磁気収束部材の変形例を示す要部分解斜視
図である。
【図7】従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 封止容器 1c 封止容器の縦溝 2 容器本体 3 ベローズ 6 上蓋 9 ベローズ押さえ 10 絶縁板 11 固定接触子 12 固定接点 13 接触子支持台 16 可動接触子 17 接圧ばね枠 21 キャップ 25 磁気手段 28 磁束収束体 G 電気絶縁性ガス
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】図示の状態は、図外駆動部材がキャップM
、すなわち可動接触子E を押圧していない接点極状
態にあるが、接点閉成状態から開極動作が始まったと
き、両接点D,F 間にアークが発生する。そして、そのア
ークは電気絶縁性ガスG の冷却能と磁気手段による磁場
とともに発生するローレンツ力による磁気吹き消し作用
によって消弧される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】接圧ばね枠17は開口端に鍔17a を有した有
底円筒状に、スライド軸片16B は比較的長い多段軸状
に、連結片16C は比較的短い多段軸状に、接圧ばね16D
はコイル状に、それぞれ形成されている。スライド軸片
16B は、接点固着片16A を嵌め入れた連結片16C と接圧
ばね枠17の底部を最下部にて固定するが、このとき接圧
ばね16D が接点固着片16A と接圧ばね枠17の鍔17a 間に
圧縮懸架されるようにする。スライド軸片16B の上端部
から挿通するキャップ21は、筒部が長くその端部及び座
金22にてベローズ3 の下方端部が気密接合されており、
スライド軸片16Bに挿通した状態で、外周をスライド軸
片16B の上部に形成した凹部にかしめられて位置を固定
される。ベローズ3 の上方端部は、前述したようにベロ
ーズ押さえ9 と上蓋6 間に気密接合される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】25は磁気手段で、永久磁石26とヨーク27,2
7 からなる。永久磁石26は容器本体2 の各側面に対応し
た形状で、ヨーク27,27 は幅広部27a と幅狭部27b を有
した形状であり、幅狭部27b が接点12,18 を挟むように
して容器本体2 の外面に付設される。従って磁気手段25
は、両接点12,18 が存在する空間に可動接点18の動作方
向と直交する方向の磁場を与える。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接点を収納するためにベローズととも
    に気密空間を形成する封止容器と、封止容器内に封入さ
    れた電気絶縁性ガスと、固定接触子に設けた固定接点
    と、固定接点に接離するようベローズの一端に固定され
    た可動接触子に設けた可動接点と、両接点が存在する空
    間に可動接点の動作方向と直交する方向の磁場を与える
    磁気手段と、を備えた封止接点装置において、前記両接
    点を挟むように封止容器の内面に磁気収束体を設けたこ
    とを特徴とする封止接点装置。
JP16895192A 1992-06-26 1992-06-26 封止接点装置 Pending JPH0636638A (ja)

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JP16895192A JPH0636638A (ja) 1992-06-26 1992-06-26 封止接点装置

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JP16895192A JPH0636638A (ja) 1992-06-26 1992-06-26 封止接点装置

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JPH0636638A true JPH0636638A (ja) 1994-02-10

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ID=15877572

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JP16895192A Pending JPH0636638A (ja) 1992-06-26 1992-06-26 封止接点装置

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