JPH0636267B2 - 記録又は再生装置 - Google Patents

記録又は再生装置

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JPH0636267B2
JPH0636267B2 JP59196354A JP19635484A JPH0636267B2 JP H0636267 B2 JPH0636267 B2 JP H0636267B2 JP 59196354 A JP59196354 A JP 59196354A JP 19635484 A JP19635484 A JP 19635484A JP H0636267 B2 JPH0636267 B2 JP H0636267B2
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    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/04Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
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    • G11B17/0434Direct insertion, i.e. without external loading means with mechanism for subsequent vertical movement of the disc
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/022Positioning or locking of single discs
    • G11B17/028Positioning or locking of single discs of discs rotating during transducing operation
    • G11B17/0284Positioning or locking of single discs of discs rotating during transducing operation by clampers

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) この発明は記録又は再生装置、主として記録担体収納容
器をフロントローディングする記録又は再生装置に関
し、とくに記録担体収納容器の確実で円滑なローディン
グを行う手段に関する。
(従来技術) 円板状記録担体、例えば可撓性磁気ディスク等の記録担
体に同心円状又は螺旋状に記録トラックを形成しつつ情
報を記録し、又は記録された情報を再生する記録又は再
生装置において、円板状記録担体を収納するカセット、
ジャケット又はパックと呼ばれている記録担体収納容器
(以下従来技術及び実施例の説明ではカセットという)
を記録又は再生装置に装填するに当たって、カセットを
記録又は再生装置の前面から挿入する方式のものは、フ
ロントローディング方式として良く知られている。
このフロントローディング方式の多くは、カセットホル
ダに挿入されるカセットをカセットホルダに設けられる
押圧部材により固定するようにしている。その一例を説
明すると、第5図(A)のカセットホルダ100の上部
内側に比較的大きな押圧力を有する板ばね101が設け
られており、カセット102を矢印C方向へ挿入する
と、カセット102は板ばね101による押圧力を受
け、さらにカセット102が押しこまれて最終的にカセ
ットホルダ100の折り曲げ部100aにより規制され
る所定の位置に達すると、この状態でカセット102は
板ばね101による押圧力を受けて同図(B)に示すよ
うにホルダ100内の所定の位置に固定保持される。そ
の後、ホルダ100は、必要に応じさらに矢印C方向、
すなわち水平方向に移動させられた後垂直方向に降下さ
せられ、これによりカセット102が記録又は再生装置
内の所定の位置に達して装填動作が終了する。カセット
102の取り出しに際しては上記と逆の動作ないし操作
が行われる。
ところで、上記の構成によるとカセット102の挿入に
際してこれは板ばね101の押圧力に抗して押しこまな
ければならないため大きな力を必要とし、また、カセッ
ト102をカセットホルダ100から取り出す際にも板
ばね101の押圧力に抗して取り出さなければならない
ため大きな力を必要とし、したがってカセット102の
挿入、取り出しが円滑に行われず、その操作性の点で不
都合なことが多く、また場合によってはカセット102
に損傷を与えるおそれもあった。
このような不都合を解消するには板ばね101の押圧力
を弱くすれば良いわけであるが、他方板ばね101の押
圧力を弱くすると、今度はカセット102に対する押圧
力が弱くなるためにカセットホルダ100の移動時に、
その振動等によってカセット102がカセットホルダ1
00内で移動してしまったり、あるいはカセットホルダ
100の水平移動に際し、カセット102が他の部材と
の接触等により容易に移動してしまい、結局、適正な装
填を行うことができなくなるという不都合を生ずること
になる。
(目的) この発明は、従来の記録又は再生装置における記録担体
収納容器の押圧保持手段の前述の欠点を除去し、押圧力
の大きい付勢部材によらなくても記録担体収納容器を確
実に固定保持することができる手段を具える記録又は再
生装置を提供することを目的とする。
(実施例による説明) 以下第1図〜第4図に示す実施例等を参照して上記の目
的を達成するためこの発明において講じた手段について
例示説明する。下記の説明は、可回転磁気ディスクを記
録担体とする実施例について、カセット及びシャッタの
構成、シャッタ開閉機構、フロントホルダ部及びリアホ
ルダ部、カセットローディング機構、安定板及びセンタ
コア押圧機構講体並びにこの発明の記録又は再生装置の
実施例の動作の順序で行う。なおこの発明は、光学式及
び静電容量式等の他の方式による記録又は再生装置、あ
るいはテープ状記録担体を使用する記録又は再生装置に
も適用することができるものである。
(カセット及びシャッタの構成)(第1図) 第1図はこの発明の記録又は再生装置の実施例の全体構
成を示す斜視図であって、図中1は円板状記録担体の一
例である可撓性磁気ディスク、2は磁気ディスク1を収
納する記録担体収納容器としてのカセット、3は磁気デ
ィスク1の中心部に固着された合成樹脂製のセンタコ
ア、3aはセンタコア3を貫通する回転位相指示用のP
Gピンであり、その構成については第4図に関連して後
述する。2aはカセット2の上面にセンタコア3に対応
して設けられた孔であり、その下面にも同様の孔2a′
が設けられている。2bはカセット2の上面に設けら
れ、後述する安定板(第4図の74)の進入用の窓であ
り、カセット2の下面にも窓2bに対応する位置に磁気
ヘッド進入用の窓2b′が設けられている。
安定板進入用窓2b及び磁気ヘッド進入用窓2b′は、
通常は、矢印PQ方向に移動可能な覆い部材であるシ
ャッタ4により覆われている。シャッタ4は、その側面
に後述するシャッタ閉成爪(第2図の15c)が落ちこ
むシャッタ閉成用の孔4aと後述のシャッタロック部材
2dの係合部と係合する係合爪4bとが設けられる。な
お4a′は孔4aの端面、4cはシャッタ4の端面を示
している。2cはカセット2の側面に設けられ、シャッ
タ閉成爪15c及び後述のシャッタ開放爪12aが嵌合
してスライドする溝であり、2dはカセット2の側面に
設けられたプラスチック製のシャッタロック部材であ
る。シャッタ4は、カセット2に対し相対的に矢印Q方
向に移動するとき、安定板進入用窓2b及び磁気ヘッド
進入用窓2b′を開放し、同じく矢印P方向に移動する
ときこれらを閉成する構成になっている。
5a及び5bは、カセット2を使用する装置において、
とくにその装填の位置決めのために用いられる1対の位
置決め用孔であり、ともにカセット2の上面から下面へ
貫通するように形成されている。そして一方の孔5aは
長円形であって、カセット2の挿入方向である矢印A方
向においてシャッタ4と同じ側でかつシャッタ4の上流
側のコーナー部に、他方の孔5bは円形であって、同じ
く矢印A方向においてカセット2の後端部付近の中央部
にそれぞれ設けられている。この実施例においては、上
記の孔5aは後述の係合部材26に対する被係合部の役
割をも有するが、この発明を実施するに当たっては、こ
の被係合部と位置決め孔とは別個に設けてもよい。
(シャッタ開閉機構)(第1図、第2図) 第1図及び第2図において、カセット2を保持するカセ
ットホルダ部は、フロントホルダ部10及びリアホルダ
20よりなり、両者は分離されている。フロントホル
ダ部10はフロントハーフ11及びフロントホルダ18
よりなっている。フロントハーフ11の上面にはシャッ
タ開放部材12が設けられる。シャッタ開放部材12
は、板ばね13にピン14により取りつけられ、そのコ
字状折り曲げ部にシャッタ4を開放するための開放爪1
2aを有し、またその一端にばね係止部12bが設けら
れ、ばね16の一端を係止している。板ばね13は、シ
ャッタ開放部材12をフロントハーフ11上で上下に首
振り可能となるようにその尾端部付近においてピン17
によりフロントハーフ11に固定されている。12cは
シャッタ開放部材12の平面から立ち上っている曲げ部
であり、後述のシャッタ閉成部材15のカム部15eと
係合している。12dはシャッタ開放部材12に植立さ
れたガイドピンであり、シャッタ閉成部材15の後述す
る動きを安定にするためのものである。
一方シャッタ閉成部材15は、シャッタ開放部材12上
に設けられ、かつ下記のように構成されている。すなわ
ち、15aはシャッタ開放部材の曲げ部12cの一端に
当接する端面であり、カム部15eがこれに連なってい
て閉成部材15が開放部材12に対して移動する際に開
放部材12の曲げ部12cの一端と当接することによ
り、閉成部材15をガイドピン12dを回転中心として
矢印F方向に回動させる作用をする。なおガイドピン1
2dには閉成部材15の長溝15bが嵌合している。1
5cは閉成部材15のコ字状折り曲げ部に設けられ、シ
ャッタ4を閉成するための閉成爪である。15dは閉成
部材15の一端に設けられたばね係止部であり、ばね1
6は係止部15dと開放部材12のばね係止部12bと
の間に装架され、ばね16の作用により閉成部材15は
ガイドピン12dを中心に反時計方向に付勢されてい
る。
シャッタ閉成部材15の閉成爪15cは、第1図のシャ
ッタ4の閉成用孔4aに落ちこむようになっており、矢
印A方向にカセット2が挿入される際にシャッタ開放爪
12aがシャッタ4を開放し、このときシャッタ閉成爪
15cが孔4aに落ちこみ、矢印B方向へカセット2が
取り出される際に孔4aに落ちこんでいる閉成爪15c
によりシャッタ4が閉じられる。なお閉成爪15cに
は、シャッタ4の端面4bを乗り越えやすくするために
テーパ部15c′が設けられている。
(フロントホルダ部及びリアホルダ部)(第1図、第2
図) ここで、先に簡単に説明した、カセットホルダ部につい
てさらに詳細に説明する。先ずフロントホルダ部10
ついては、前記のフロントハーフ11は、フロントホル
ダ18を保持するものであり、フロントホルダ18はフ
ロントハーフ11に不図示のねじ等により取りつけら
れ、固定される。17,17は、前述のように板ばね1
3をフロントハーフ11に固定保持させるためのピンで
あり、11a及び11aはそのかしめ穴である。11b
はフロントハーフ11に明けられた孔であって、カセッ
ト閉成部材15の垂直部が通される。11c,11cは
ガイド30とフロントハーフ11とを固定保持するため
のねじ穴であり、不図示のねじにより、ガイド30に設
けられた座ぐり穴30a,30aを通して固定される。
ねじ穴11c及び11cはフロントハーフ11の反対側
にも対称的に設けられ、反対側のガイド31の座ぐり穴
31a,31aを通してねじによりガイド31とフロン
トハーフ11とが固定保持される。すなわちフロントハ
ーフ11とガイド30,31とは一体的に動作するよう
構成されている。フロントホルダ18にはカセット2を
弾発する板ばね19が設けられ、また18a及び18b
はフロントホルダ18の一側面に設けられた穴であっ
て,前者は閉成爪15cの逃げ穴、後者は開放爪12a
の逃げ穴の役割を有する。
次にリアホルダ部20については、21はリアハーフで
あってリアホルダ22を保持し、リアホルダ22はリア
ハーフ21に不図示のねじ等により取りつけられ、保持
される。21a,21aはリアハーフ21の第2図の手
前側と向う側に植立されたピンであり、これらのピンは
ガイド30,31に設けられた長孔30b,31bにそ
れぞれ嵌合し、リアハーフ21は長孔30b,31bに
沿ってAB方向に移動可能である。21b,21b
は、リアハーフ21の両側に対称的に設けられた曲げ部
であり、それぞれガイド30,31に設けられた長溝3
0c,31cにはまりこみ、リアハーフ21がピン21
a,21aの軸を中心に回動するのを防止するとともに
リアハーフ21のAB方向の移動を妨げないようにな
っている。
26は係合部材であって係合解除部材28とともにこの
発明の主要な特徴を具体化する一例をなすものである。
係合部材26は、カセット2の位置決め孔5aと係合可
能であり、後述の理由により、少なくともその一部、例
えば後記の端部26a、テーパ部26b及び係合部26
cの全部又は一部をプラスチックで形成することを可と
する。27は係合部材26を第2図のHI方向に回動
保持するための軸であり、リアホルダ22の保持部22
aにかしめ等により固定される。係合部材26を位置決
め孔5aに向って図中I方向に付勢する手段として、図
ではばね25が示されている。ばね25は軸21cに保
持され、その後端は軸21dにかけられており、その先
端は係合部材の側面26dを押圧する。一方、装置の固
定部、例えばサイドシャシー33に固定された係合部材
28は、カセット2が装置内に挿入されない状態で係合
部材26の26dと反対側の側面26eに当接し、係合
部材26がはね25により第2図中I方向へ回動するの
を妨げている。なお係合部材26自体を板ばね等の弾性
部材で構成し、その屈曲部が位置決め孔5aに係合する
ようにすれば、ばね25等を用いずに係合部材26を位
置決め孔5aに向って付勢することができる。
29はカセット2を弾発するための板ばね、22bはリ
アホルダ22に設けられた当接部であり、挿入されたカ
セット2が当接部22bを押すことによりリアホルダ2
2は長孔30b,31bに沿ってA方向へスライドする
ようになっている。なお30d,31dは、ガイド3
0,31にそれぞれ明けられた穴であり、軸32が保持
される。以上の構成により、フロントホルダ部10がガ
イド30,31と一体的に移動可能であるのに対し、リ
アホルダ部20は長孔30b,31bに沿ってAB方
向に移動可能になっている。
S1はカセット2が挿入されたことを検出するスイッ
チ、S2はカセットローディングスイッチであって、こ
の例では、スイッチS1は、カセット2が装置内へ挿入
され、リアホルダの当接部22bに接した状態で動作す
る位置に設けられ、スイッチS2は、カセット2がさら
に押しこまれて後述の第3図(B)に示す状態になった
ときにリアハーフ21の肩部によって動作する位置に設
けられる。
(カセットローディング機構)(第1図、第3図) 第3図は、第1図のX方向からみた側面図であって、こ
の発明の実施例におけるカセットローディング機構、と
くにローディング時におけるギア列の動きを示すもので
あり、同図(A),(B)及び(C)はそれぞれカセッ
ト挿入前、カセット挿入後ローディングスイッチS2
(第1図)の動作開始時及びローディング終了時の状態
を示している。
軸32(第1図)は、前述のように、ガイド30,31
に各2個所づつ明けられた穴30d,31dに支持さ
れ、かつサイドシャシー33及びサブシャシー34にそ
れぞれ2個所づつ明けられた長孔33a(第3図にサイ
ドシャシー33側の2個所のみを示す)にそれぞれロー
ラ35(第3図にサイドシャシー33側の2個のみを示
す)を通して嵌合され、その結果ガイド30,31は長
孔33aの長手方向(カセット2の上昇、下降方向)に
沿って移動可能になっている。サイドシャシー33及び
サブシャシー34は、図では一体的に示されているが、
実施上それぞれ分割できるように構成することを可と
し、これにより後述のギア列の軸の植立をかしめ等によ
り簡単に、かつ精度よく行うことができ、全体の組立て
が便利になる。
37はローディングモータ、38はモータ37の軸に取
りつけられたウォームギア、39はウォームホイール、
40はホイール39と一体に回転するウォームギア、4
1はウォームホイールであり、ホイール41は、ばね4
4を付勢する立ち上げ部41aと軸47を中心にした円
弧状の貫通孔41bを備えている。46は、第3図でホ
イール41の裏側に設けられ、軸47を中心に回転する
平ギア、46aはその舌状部であってピン46bが植立
されている。ピン46bは紙面表側方向に孔41bを通
して貫通し、ばね44の一端44aを付勢する。ウォー
ムホイール41と平ギア46は分離しているので、モー
タ37の回転駆動力はピン46bを介して平ギア46に
伝えられることになる。またウォームホイール41は、
その回転中にスラスト方向に力が発生するため、押さえ
板49(第1図)で押さえられている。48はウォーム
ギア40の軸端40aを軸支する軸受けである。なお他
方の軸端40bはサブシャシー33により軸支されてい
る。
50は平ギア46とかみ合う平ギアであって軸57を中
心に回転し、ピン50aが植立されている。ピン50a
はローラ51を軸支し、ローラ51はレバー52に設け
られたカム溝52に嵌合している。レバー52は、セン
タコア3の押圧及び安定板74(第4図)の上昇、下降
を行わせるためのレバー53を動作させるためのもので
ある。54はレバー52の軸、55は押さえ板である。
52bはレバー52に植立されたピンであってばね56
を軸支しており、ばね56の一端56aはレバー52に
固定され、その他端56bによりレバー53をレバー5
2の端部52cに付勢するよう構成されている。58は
平ギア50とかみ合う平ギアであって軸59を中心に回
動し、ばね60を付勢する立ち上げ部58aと軸59を
中心にした円弧状の貫通孔58bとを備えている。61
は平ギア58の軸59を中心に回動可能なレバーであ
り、リアハーフ21に植立されたピン21aと嵌合する
長溝61aと、第4図で紙面表側に向って孔58bを貫
通して植立されたピン61bとを備え、ピン61bはば
ね60により時計まわりに付勢されている。
サイドシャシー3には、第3図に示すように、水平方向
に延びる部分62aと垂直方向に延びる部分62bとが
連なる長溝が設けられている。平ギア58が回転する
と、回転駆動力がばね60によってピン61bに伝達さ
れるためレバー61が回転し、リアハーフ21に植立さ
れたピン21aが、長溝62aに沿ってAB方向に移
動し、かつ長溝62bに沿ってJK方向(カセット2
の上昇、下降方向)に移動する。
上記の構成により、リアホルダ部20はAB及びJ
K方向に可動であり、フロントホルダ部10及びガイド
30,31はJK方向のみに可動である。平ギア58
から長溝62a,62bまでの部材は、反対側のサブシ
ャシー34の立ち上げ部にも対称的に配置されており、
そして平ギア58とかみ合う平ギア63の軸64がサブ
シャシー34側へ延びており、これによりローディング
モータ37の駆動力がサブシャシー34側にも伝達され
る。図中65は押さえ板、66は不図示の記録又は再生
ヘッドを送るためのステッピングモータであり、また3
3b(2箇所)はサイドシャシー33に明けられた穴
(サブシャシー34にも対称的に設けられる)であっ
て、組立工程の最後にフロントホルダ部10とガイド3
0及び31とを固定するためにドライバを差しこむため
のものである。
(安定板及びセンタコア押圧機構構体)(第1図、第3
図、第4図) 第4図は、この発明の実施例における安定板及びセンタ
コア押圧機構構体を第1図でA方向からみた図であり、
同図(A)はカセット2の上昇位置、同図(B)はその
下降位置を示している。図において安定板は参照番号7
4で、センタコア押圧部材は同じく79で示されてい
る。
第1図及び第4図において、70は上記の安定板及びセ
ンタコア押圧機構構体、71は同構体が取りつけられる
枠体、90は装置本体をそれぞれ示している。第4図に
おいてディスク回転モータ91はアウターロータ形であ
ってその中心には固定軸が設けられており(不図示)、
その先端は後述のビス77の先端当接部77aの受け部
をなしている。なお、第4図では記録再生ヘッドやカセ
ット2に対する位置決めピン等は図示を省略している。
枠体71は装置本体90に固定され、この例ではセンタ
コア3の押圧及び安定板74の上下動作に関する機構及
び部材は、すべて枠体71に取りつけられている。72
はレバーであって軸73により枠体の曲げ部71aに軸
支されており、先端部にはピン72aが、後端部には安
定板74の移動用レバー53がそれぞれ植立され、ばね
56の一端56bにより付勢されることにより軸73を
中心に回動可能に構成されている。
74は、記録又は再生状態においてヘッドとディスクと
の良好な接触状態ないし0.5μm程度以下の空気層を
隔てた対接状態を保ち、磁気ディスクの回転を安定させ
るための安定板であって、図には示していないが磁気デ
ィスク1の下面にも設けてもよい。74a,74bは安
定板74に植立されたピンあって後述のレバー76で安
定板74を吊り下げるためのものであり、またレバー7
6と安定板74との間には円錐コイルばね(不図示)が
入っていて、安定板74はレバー76との関係では、つ
ねに第4図K方向へ付勢されている。
76は軸75で枠体71の曲げ部71bに軸支されるレ
バーであり、その大略の形状は、軸75の近傍では、紙
面に平行な幅広部が、はじめ上方へ延びた後ほぼ直角に
曲がり、かつその下面で76aの部分が紙面表から裏へ
延び、かつ裏側の一部がさらに下方に曲って部分76b
を形成し、また段状部76cを経て紙面表から裏へ延び
る部分76dと表側で下方へ延びる部分76eとが形成
され、また部分76eには長溝76fが形成され、これ
にピン72aが嵌合している。77は、ねじ山が切られ
たビスであり、その先端当接部77aが、前述のように
モータ91の不図示の中心固定軸の先端に当接し、安定
板74の高さ調節機能を有する。なお装置本体90に
は、安定板74が下降した際にこれを受ける受け部(不
図示)が2個所設けられ、これらの受け部と上記のモー
タ91の中心固定軸の先端との3個所で安定板74の図
中K方向の付勢力を受けている。なお、78は、不図示
のPGコイルが巻回されているPGヨークの一端を示し
ている。
79はセンタコア3に対する押圧部材であってセンタコ
ア3を確実に、位置精度を保ってスピンドル92に嵌合
させるためのものであり、ビス77と重ならないように
紙面表側と裏側とで二又に分かれ、軸80により後述の
レバー81に軸支され、後述のトグルばね82の一端8
2aが連結されている。トグルばね82の他端はレバー
81に植立されたピン81aに連結され、またピン81
aはレバー76に設けられた長溝76gに嵌合してい
る。レバー81は、軸83により枠体71の曲げ部71
cに軸支されている。
第4図中3aは前記のPGピンであり、センタコア3に
固定された磁性材料製のリング3bにかしめ等の手段に
より固定される。一方、スピンドルのフランジ部92a
には永久磁石93が植設され、同磁石は軸方向に着磁さ
れている。永久磁石93の磁束はリング3b、PGピン
3aを通り、センタコア3の外部に洩れ磁束を発生す
る。センタコア3の回転に伴い、PGピン3aがPGヨ
ーク78の対向位置に達したときPGヨーク78を流れ
る磁束が最大になり、PGピン3aが遠ざかるに従って
同磁束が減少する。これにより、PGヨーク78に巻回
されたコイルに時間的に変化する電圧を生じ、磁気ディ
スク1の回転位相が検知される。なお永久磁石93とリ
ング3bとの磁気的作用によりスピンドル92とセンタ
コア3との機械的結合をはかることもできる。
(この発明の記録又は再生装置の実施例の動作)(第1
図〜第4図) 次に第1図〜第4図に示す記録又は再生装置の実施例の
動作について、カセット2のローディング動作及びこれ
に関連するシャッタ開閉動作、安定板及びセンタコア押
圧機構構体の動作並びにアンローディング時の動作の順
序で説明する。
操作者がカセット2をカセットホルダ内に手で挿入する
と、カセット2は、先ずリアホルダ22の当接部22b
(第2図)に接し、さらにA方向に押されるので、リア
ホルダ部20全体がA方向に押されることになる。この
状態でカセット挿入検出スイッチS1が作動する。リア
ホルダ部20の移動によりピン21aを通じてレバー6
1が第3図で時計方向へ回動し、これに植立されたピン
61bを通じてギア58が時計方向へ、ギア58とかみ
合う平ギア50が反時計方向へ、平ギア50とかみ合う
ギア46が時計方向へ、それぞれ回動する。これに対し
て、ギア46の表側に設けられているウォームホィール
41は回動しないので、ギア46の舌状部46aに設け
たピン46bがホイール41の貫通孔41bに沿ってば
ね44に付勢しながら時計方向へ回動することになる。
一方平ギア50の反時計方向への回動により平ギア50
に設けたピン50aが反時計方向へ回動し、レバー52
も反時計方向へ付勢されるが、レバー52のカム溝52
aの形状の設定によりこの間レバー52は軸54を中心
にして回動することがないようにすることができる。
第3図(B)は、カセット2を手で挿入することにより
上記のギア列等が回動した状態を示しており、この状態
で第1図のカセットローディングスイッチS2がリアハ
ーフ21の肩部によって作動し、ローディングモータ3
7がローディング方向に回転しはじめる。第3図(B)
の状態になる前に、操作者がカセット2から手を離す
と、ばね44の戻し力によりピン46b及びピン21a
は同図(A)の位置へ戻され、カセット2は装置外へ排
出されることになる。同図(B)の状態になるとローデ
ィングが開始され、ローディングモータ37の回転駆動
力は、ウォームギア38、ウォームホイール39、ウォ
ームギア40、及びウォームホイール41に伝えられ、
ウォームホイール41が時計方向へ回動する。これによ
り、ピン46b、したがってギア46が時計方向へ、平
ギア50が反時計方向へ、ギア58が時計方向へそれぞ
れ回動し、さらにばね60の付勢力よりピン61bを通
じてレバー61が時計方向へ回動するので、長溝61a
に嵌合しているピン21a(2箇所)はサイドシャシー
33の長溝62a及びサブシャシー34の同様な長溝に
沿ってA方向へ移動し、リアホルダ部20がローディン
グモータ37の駆動力によりA方向へ移動することにな
る。
次に、この発明の主要な特徴を具体化する一例である係
合部材26及び係合解除部材28等の動作について説明
する。カセット2を挿入しない状態(第1図、第3図
(A))では、リアホルダ部20はばね44の付勢力に
より第3図(A)でB方向に付勢されている。これは、
ばね44の付勢力がギア列46,50,58のかみ合い
を介してピン21aを長溝62aの左端へ向って付勢し
ているためである。この状態で係合部材26は係合解除
部材28に当接し、解除部材28により回転軸27を中
心に第2図でH方向へ回動した位置に停止しており、こ
の位置は、カセット2を第4図(A)で紙面表側から裏
側へ向けて挿入するのを妨げない位置である。係合部材
26の端部26aは、装置全体の高さに余裕がある場合
は、安定板74の下に入りこみ、かつこれに接しないよ
うこれと隙間を空けて位置させることができる。一方カ
セット2をフロントローディングする装置、とくにこの
実施例のようにスチルビデオカセットの記録・再生装置
においては、機構上、どうしても、安定板及びセンタコ
ア押圧機構構体70の部分が最も高くなるので、この部
分を低くすることが装置全体の薄形化に貢献する。上記
の理由により、この実施例では、係合部材26の先端テ
ーパ部26bがカセット2の厚み方向にわずかに重なる
ように配置されている。この状態でカセット2を挿入す
ると、テーパ部26bはカセット2の端面に押され、係
合部材26は、その側面に対する板ばね25の付勢に抗
してさらにH方向に回動し、その端部26aが安定板7
4に接し、これを第4図でJ方向へ少し押し上げる。こ
の動きは、レバー72の先端のピン72aとレバー76
の長溝76fとのガタ等の機構70内のガタで吸収され
る。
係合部材26の少なくとも一部をプラスチックで構成す
ることを可とするのは、仮にこれが金属等で構成されて
いると安定板74の下面やカセット2の位置決め孔5a
の近傍を傷つけ、正常な記録又は再生に支障をもたらす
おそれがあるが、プラスチックで構成すればこのような
不都合を生じないからである。
前述のように、カセット2が挿入されてリアホルダ22
の当接部22bを押すと、リアホルダ部20全体がA方
向へ移動し、これにより係合部材26は、係合解除部材
28から離れ、板ばね25の付勢力により第2図I方向
へ回動し、その係合部26cがカセット2の位置決め孔
5aに係合することになる。ここでテーパ部26b、係
合部26cの形状と板ばね29の位置との設定により、
板ばね25の付勢力が小さくても、リアホルダ部20
A方向へ移動する際、これが係合部材26の係合を介し
てカセット2をA方向へ引っ張る力を十分大きくするこ
とができ、カセット2のローディングが確実に行うこと
ができる。一方、カセット2を引き出すときは、カセッ
ト2を支持するリアホルダ部20が係合解除部材28の
位置まで戻って来ると、係合解除部材28が係合部材2
6に再び当接し、これを板ばね25の付勢に抗して第2
図H方向へ回動させるので、係合部材26の係合部26
cが位置決め孔5aから離れ、カセット2をさらに第2
図B方向へ引き出すことができる。したがって、上記の
装置によれば、係合部材26、これを付勢する板ばね2
5及び係合解除部材28によりカセット2をカセットホ
ルダ部に確実に係合し、かつこの係合を解除することが
できるので、従来の装置と異なりカセットホルダ部内で
カセットを押圧保持するばねの押圧力を大きくしなくて
も確実なローディングを行うことができ、かつカセット
2に損傷を与えるおそれがない。
なお係合部材26と位置決め孔5aとの係合状態の設定
は、カセット2の挿入前の状態において、係合部26c
がわずかに位置決め孔5a内に入り、カセット2が挿入
されてリアホルダ22の当接部22bが押され、板ばね
25の付勢力により係合部26cが完全に位置決め孔5
aに係合するようにしてもよく、あるいはカセット2の
挿入前の状態では、係合部26cが位置決め孔5a外に
あり、ローディングモータ37によるローディング動作
でカセット2がA方向へ移動することにより係合部26
cが位置決め孔5aに係合するようにしてもよい。
モータ37によるローディング動作が開始されると、ピ
ン21aは長溝62aに沿ってA方向へ進み、次に長溝
62bに沿ってK方向へ進むことになる。ピン21a
は、ガイド30,31の長孔30b,31bに貫通し、
リアハーフ21に設けられた曲げ部21bは、同じく長
溝30c,31cにはまっているため、ピン21aがA
方向へ移動してもガイド30,31は移動しない。これ
に対して、ピン21aがK方向へ移動するときは、サイ
ドシャシー33に設けられた長孔33a及びサブシャシ
ー34に設けられた同様な長孔に嵌合するローラ35に
よりAB方向のガタツキなく、滑らかにK方向へ移動
することになり、この動きによりガイド30,31と固
定関係にあるフロントホルダ部10もK方向へ移動す
る。すなわちフロントホルダ部10はJK方向のみに
可動であるのに対し、リアホルダ部20はAB及びJ
K両方向に可動である。
ここでフロントホルダ部10をAB方向には動かない
ように構成した理由について説明するが、その前にシャ
ッタAの開閉機構について簡単に説明する。カセット2
のカセットホルダ部への挿入前の状態において、そのシ
ャッタロック部材2dに設けられた不図示のおう部にシ
ャッタ4の係止爪4bが係合し、シャッタ4の開放が阻
止されている。カセット2を手動でカセットホルダ部内
へA方向に挿入すると、カセット閉成部材15の閉成爪
15c及びカセット開放部材12の開放爪12aがカセ
ット2の側面の溝2cに嵌合してスライドし、先ず閉成
爪15cがそのテーパ部15c′においてシャッタロッ
ク部材2dに係合する。これにより閉成部材15は、ば
ね16に抗してピン12dを中心に矢印F(第2図)方
向へ回動し、閉成爪15cがシャッタ4の側面に乗り上
げる。このとき開放爪12cはシャッタロック部材2d
の手前に位置している。さらにカセット2が押しこまれ
ると、閉成爪15cはシャッタ閉成用の孔4aに落ちこ
み、開放爪12aはロック部材2dを押圧し、前記のお
う部と係止爪4bとの係合を解き、かつ開放爪12aの
端面がシャッタの端面4cに当接してカセット2がA方
向へさらに挿入されてもシャッタ4を残留させる。した
がってカセット2の挿入が進むに応じて安定板進入用窓
2b及び磁気ヘッド進入用窓2b′が露出する。
次にカセット2をB方向へ取り出すときは、閉成爪15
cがシャッタ閉成用孔部4aに落ちこみ、その端面4
a′に当接しているためカセット2のB方向への移動に
対してシャッタ4がカセット2の移動につれて前記の窓
を閉じる。シャッタ4の閉成完了状態でその係止爪4b
がシャッタロック部材2dの前記のおう部に係合し、シ
ャッタ4がロックされる。この状態でカセット2を矢印
B方向へさらに引き出すと、閉成部材15は、閉成爪1
5cがシャッタ閉成用孔部4aの端面4a′に当接して
いるため、ばね16の付勢に抗し、長溝15b内で開放
部材12に対しスライドし、そのカム部15eが開放部
材の曲げ部12cに当接して移動するので、ガイドピン
12dを中心にして第2図で矢印F方向へ回動し、閉成
爪15cは孔部4aから離脱してカセット2の挿入前の
状態に復帰する。
前に戻って、カセット2とフロントホルダ部10との相
対的な移動関係について説明すると、シャッタ4の開閉
のための閉成部材15と開放部材12とは、前述のよう
にフロントハーフ11に取りつけられているので、もし
フロントホルダ部10がカセット2の挿入に伴って一緒
にA方向へ移動するよう構成されているとすれば、シャ
ッタ開放爪12aもカセット2と同じ速度で移動するこ
とになってシャッタ4を開くことができなくなり、同様
にアンローディング時にシャッタ開放爪15cがカセッ
ト2と同じ速度でB方向へ移動するとシャッタ4を閉じ
ることができない。フロントホルダ部10がカセット2
と異なる速度で移動するように構成すれば、シャッタ4
の開閉は可能であるが、機構が複雑化するので、結局フ
ロントホルダ部10をAB方向へは動かないように構
成することが最も簡単であり、かつ安価に製造できるこ
とになる。
モータ37の回転によるローディング動作に戻って、ピ
ン21aが長溝62aに沿ってA方向へ移動した後も第
3図がギア列は回転を続け、ピン21aが長溝62bに
沿ってK方向へ下降し、その下縁で停止する。一方ギア
列はさらに回転を続け、ばね60がたわみ切った状態で
モータ停止用のスイッチ(不図示)が動作し、モータ3
7が停止する。第3図(C)はこの状態を示すものであ
り、ここでピン21aはばね60の付勢力によりK方向
へ付勢されるので弾発ばね19,29がカセット2を装
置本体90に向って付勢する。なお従来の装置では、弾
発ばね19及び29並びに係合部材26の係合部26c
の位置に相当する位置の近傍に弾発ばねが取りつけられ
ているが、これはカセット2の裏面に基準面を設定する
ための位置決め部材が当接するように設けられており、
これらの部材の位置が上記の各位置に相当する位置の近
傍であるためである。上記の実施例では係合部26cの
近傍には弾発ばねを特別に設けずに、はね25が係合部
材26を第2図I方向に付勢する力でカセット2を付勢
している。したがって特別に設ける弾発ばねの押圧力を
大きくしなくても確実にカセット2の装填を行うことが
できる。
上記の実施例におけるカセットホルダ部は、本出願人の
同日出願に係る特許願(3)、発明の名称「記録担体収
納容器装填装置」の発明に基づくものであって、フロン
トホルダ部10とリアホルダ部20とに分離されている
ので、従来の装置に比して組立てがきわめて簡単になる
特徴を有する。すなわち、最終工程でガイド30,31
を除いたフロントホルダ部10を第1図に示すように組
みつけた後、ガイド30及び31とフロントハーフ11
とをガイド30,31に設けた座ぐり穴30a,31a
とフロントハーフ11に設けたねじ穴11cとを通して
ねじで固定することができる。またフロントホルダ部
がAB方向に動かない構造であるため、これにシャ
ッタ開閉機構(閉成部材15及び開放部材12等)を固
定することができ、シャッタ開閉機構の簡素化をはかる
ことができる。ただし、この発明の主要な特徴である記
録担体収納容器(カセット)の係合及び形状解除機構
は、上記のものと異なるカセットホルダ部あるいはロー
ディング機構を有する装置にも適用することができる。
次にローディング時におけるセンタコアの押圧及び安定
板の上昇下降機構構体70の動作について説明する。第
3図(B)の状態になると、前述のようにローディング
モータ37が動作し、平ギア50はギア列のかみ合いに
より駆動されて反時計方向へ回動する。これによりピン
50a、ローラ51も回動し、そしてレバー52のカム
溝52aは、同図の状態以降はレバー52が軸54を中
心に時計方向へ回動するよう形成されているのでレバー
52は時計方向へ回動しはじめ(第3図(C))、安定
板移動用レバー53は、それまでばね56の他端56b
によりレバー52に向って付勢されていたのに対して、
第4図(A)で軸73を中心に反時計方向へ回動し、こ
れとともにレバー72の先端のピン72aも反時計方向
へ回動する。
レバー76は、最初は第4図(A)の状態に保持されて
いるが、その長溝76fとピン72aとが嵌合している
のでピン72aのK方向への動きにより軸75を中心に
時計方向へ回動し、同じくK方向へ下降する。この移動
によりセンタコア押圧部材79が、その二又に分かれた
先端部によってセンタコア3をスピンドル92に押圧挿
入する。ここでトグルばね82は、第4図(A)に示す
第1の安定位置と同図(B)に示す第2の安定位置との
2つの安定位置をもっており、センタコア押圧部材79
の押圧動作中、センタコア3からの反力がある限界以下
であればトグルばね82は第1の安定位置にあって押圧
部材79はレバー81に対して同図(A)に示す位置を
保っているが、上記の反力が上記の限界を超えるとトグ
ルばね82は第4図(B)に示すように第2の安定位置
に転位し、押圧部材79はレバー81に対して回動し、
これにより同部材は前記の押圧方向とは異なる方向(例
えば反対方向)へ逃げるように作用する。同図(B)は
装填完了状態を示すものであって前記の動作により、記
録又は再生時には、押圧部材79が磁気ディスク1とは
離れており、ディスク回転モータ90に対し余分な負荷
となることはなく、かつセンタコア3のスピンドル92
に対する押圧挿入を確実に行うことができる。またアン
ローディング時には、前記の逃げた位置にある押圧部材
79は、レバー76とともに反時計方向へ回動するが、
途中枠体71に接し、トグルばね82が第1の安定位置
に戻り、押圧部材79はレバー81に対し軸80を中心
に時計方向へ反転回動し、第4図(A)に示す位置に復
帰する。
第4図(B)の状態において、不図示のスイッチが差動
してローディングモータ37が停止し、ディスク回転モ
ータ90及びステッピングモータ66(第1図)が回転
を開始し、磁気ディスク1が回転し、不図示の磁気ヘッ
ドがステッピングモータ66の駆動力により所定のトラ
ックにアクセスして記録又は再生が行われる。このと
き、安定板74も回転磁気ディスク1に接触し又は所定
の厚みの空気層を隔ててこれと対接する位置に下降し、
両者間の接触又は対接状態を保つようにする。
上記の実施例における安定板及びセンタコア押圧機構支
持手段は、本出願人の同日出願に係る特許願(2)、発
明の名称「記録又は再生装置」の発明に基づくものであ
って、押圧部材79をはじめとするセンタコア押圧機構
と安定板74とを共通のレバー76に取りつけ、レバー
76の回動によってセンタコアの押圧及びその解除動作
と安定板の上下動作とをともに行うようにしたので、こ
れらの部分のユニット組立てが可能になり、装置全体の
組立てを簡単化し、合理化することができる。またこれ
らの部分が枠体71を介して装置本体90に取り付けら
れているので、装置本体側でヘッドタッチ調整を行った
ものをそのままローディング装置側に組みつけることが
可能になり、また装置本体とローディング装置との結合
時の位置ずれによるセンタコア押圧位置のずれや押圧力
のバラツキを解消ないし軽減することができる。ただ
し、この発明の主要な特徴である記録担体収納容器(カ
セット)の係合及び係合解除機構は、上記のものと異な
る安定板及びセンタコア押圧機構支持手段を有する装置
にも適用することができる。
最後に、上記の装置のアンローディング動作について説
明する。不図示のイジェクトキーを押す等の所定の操作
によってローディングモータ37がローディング時と逆
方向に回転し、レバー76は軸75を中心に反時計方向
へ回動するが、その途中で、前述のように押圧部材79
はトグルばね82の作用によりレバー81に対して第4
図(A)に示す位置に復帰する。一方リアホルダ部20
及びフロントホルダ部10は、第1図、第3図でJ方向
へ上昇し、続いてリアホルダ部20はB方向へ移動し、
カセット2を装置外へ取り出せるようにする。この場合
に、リアホルダ部20が第1図、第2図で係合解除部材
28の位置まで戻ると、同部材の作用により係合部材2
6と位置決め孔5aとの係合が解かれる。またカセット
2が所定の位置に達すると不図示のスイッチが作動して
ローディングモータ37が停止し、アンローディング動
作が終了する。
(効果) 以上述べたように、本発明によれば、特に、記録担体収
納容器のホルダに対しての挿入方向に移動可能に設けら
れた移動部材と、この移動部材に設けられ、前記記録担
体収納容器に貫通して設けられ位置決め穴に係合可能な
係合部材とを備えているので、記録担体収納容器の自動
装填を可能にする。
また、記録担体収納容器に予め設けられている位置決め
穴を被係合部とするので、被係合部を記録担体収納容器
に別途形成する必要がない。
さらに、貫通して設けられた位置決め穴を被係合部とす
るので、位置決め穴の双方の開口のどちら側にも係合部
を係合させることが可能になるため、設計の自由度が広
がり、装置の小型化等を考慮する上で多大な効果を発揮
する。
また、従来のように押圧力の大きい付勢部材によらなく
とも確実に記録担体収納容器を固定保持できる。そし
て、小さい押圧力で十分機能するので、前記容器その他
の部品を損傷する虞れもない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の記録又は再生装置の一実施例の全体
構成を示す斜視図、第2図は第1図中フロントホルダ部
10及びリアホルダ部20の詳細を示す分解斜視図、第
3図(A),(B)及び(C)はそれぞれカセット挿入
前、ローディングスイッチ動作開始時及びローディング
終了時における第1図X方向からみたギア列の状態を示
す側面図、第4図(A)及び(B)はそれぞれカセット
の上昇位置及び下降位置における第1図の安定板及びセ
ンタコア押圧機構構体70の詳細を示す断面図、第5図
(A)及び(B)はそれぞれ従来の記録又は再生装置に
おいてカセットをカセットホルダに挿入する前の状態及
び挿入後の状態を示す説明図である。 符号の説明 1:記録担体の一例である磁気ディスク、2:記録担体
収納容器としてのカセット、3:センタコア、4:シャ
ッタ、5a,5b:カセットの位置決め孔、10:フロ
ントホルダ部、11:フロントハーフ、12:シャッタ
開放部材、15:シャッタ閉成部材、18:フロントホ
ルダ、20:リアホルダ部、21:リアハーフ、22:
リアホルダ、25:板ばね、26:係合部材、26c:
その係合部、27:回動軸、28:係合解除部材、3
0,31:ガイド、33:サイドシャシー、34:サブ
シャシー、41:ウォームホイール、44,60:ば
ね、46,50:平ギア、52:レバー、52a:その
カム溝、53:安定板移動用レバー、56:ばね、5
8:ギア、62a,62b:長溝、70:安定板及びセ
ンタコア押圧機構構体、71:枠体、72,76,8
1:レバー、74:安定板、79:センタコア押圧部
材、82:トグルばね、90:装置本体、91:ディス
ク回転モータ、92:スピンドル、S1:カセット挿入
検出スイッチ、S2:ローディングスイッチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録担体収納容器を収納保持可能とするホ
    ルダと、 前記記録担体収納容器のホルダに対しての挿入および排
    出方向に移動可能に設けられた移動部材と、 この移動部材に設けられ、前記記録担体収納容器に貫通
    して設けられた位置決め穴に係合可能な係合部材と、 この係合部材を前記位置決め穴に係合させる方向に付勢
    する付勢手段と、 前記係合部材と前記位置決め穴との係合を解除するため
    の係合解除部材と、 を備え、 前記記録担体収納容器が前記ホルダに挿入された際に、
    前記係合部材は、前記記録担体収納容器に形成された位
    置決め穴に係合するとともに、前記移動部材の記録担体
    収納容器の挿入方向への移動に伴って移動し、 前記記録担体収納容器が前記ホルダから排出される際
    に、前記係合部材は、前記移動部材の記録担体収納容器
    の排出方向への移動に伴って移動し、この移動中におい
    て前記係合解除部材によって前記位置決め穴との係合が
    解除されることを特徴とする記録又は再生装置。
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