JPH0675327B2 - 情報記憶装置 - Google Patents

情報記憶装置

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JPH0675327B2
JPH0675327B2 JP63319063A JP31906388A JPH0675327B2 JP H0675327 B2 JPH0675327 B2 JP H0675327B2 JP 63319063 A JP63319063 A JP 63319063A JP 31906388 A JP31906388 A JP 31906388A JP H0675327 B2 JPH0675327 B2 JP H0675327B2
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敏 菊谷
芳和 後藤
誠 藤田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/04Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit

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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は光ディスクドライブ装置や音声・映像記録テー
プレコーダ装置等の情報記録媒体を内蔵するカートリッ
ジを使用する情報記憶装置に関するものである。
従来の技術 従来この種の情報記憶装置には例えば磁気記録方式のフ
ロッピーディスクドライブ装置や、光磁気記録方式や相
変化方式による光ディスクドライブ装置等がある。
これらの装置においては、情報記録媒体であるフロッピ
ーディスクや光ディスクを内蔵するカートリッジを装置
に挿入して装置内の所定位置に装着した後、情報記録媒
体を回転させて磁気ヘッドや光ヘッドにより情報の記録
及び再生を行っている。
そして装置よりカートリッジを取り出す際には装置外に
臨んだイジェクト釦を押して、あるいは回動レバーを回
すことによりその力によって取り出している。(例えば
実開昭62−106396号公報)また装置に挿入される情報記
録媒体を内蔵するカートリッジを保持した後、装置内の
所定装着位置まで、およびその装着位置より排出位置ま
での移送操作をモータを使用して行う、いわゆるオート
ローディング方式を採用した装置(例えば、特願昭62−
230101号)も考えられる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら装置外よりの操作力によって、直接カート
リッジが装置外に取り出し可能な場合には、情報を情報
記録媒体に記録している最中に行われる可能性があり大
切な情報の記録も信頼性の高い状態で行うことができな
い。これに対して少なくとも記録中には、プランジャー
やモータ等によってのみカートリッジの排出動作を行わ
せる構成をとることにより操作者による装置外よりの操
作力を禁止する方法が考えられる。しかし、停電等で電
源を断たれてしまった時に、プランジャーやモーターの
動作ができないことから、機密を要する情報を記録した
情報記録媒体を装置より取り出して保管することができ
なくなってしまったり、またモータを使用したオートロ
ーディング方式の装置で、挿入されるカートリッジを挿
入動作に連動して機械的に一旦保持して所定位置まで移
送する装置においては、電源を投入せずに挿入してしま
った場合、電源を投入しない限り、同様にカートリッジ
の取り出しができないとゆう不都合があった。これに対
して装置前面に停電時等に使用する緊急取り出し操作用
の窓あるいは孔を設けてドライバー等の道具を挿入して
プランジャーやモータによるロックを操作者による装置
外よりの操作力によって解除して、取り出し操作をする
ことが考えられる。またモータを使用したオートローデ
ィング方式の場合には、装置前面に装置外部よりの電源
供給を可能とする電源供給端子を臨ませそこから電池等
の電力を供給してカートリッジを装置より取り出す方法
が考えられる。しかしながら、通常使用しない窓や孔が
設けられる場合には美観を損なうばかりでなく、誤って
道具を挿入して、例えば記録中のカートリッジの取り出
し操作をしてしまい大切なデータを破壊する恐れもあ
る。また電源供給端子を設ける場合には誤って端子間を
短絡させる恐れもある。これらに対して窓を通常は覆う
スライドドア等を設ける場合には、新たな装置構成部品
を必要とするばかりでなくイジェクト釦以外に新たな装
置前面上のスペースを必要になり特に例えば1インチハ
イトドライブの如く薄型化を量ろうとする装置には大き
な課題となる。
これに対して本発明の目的は、停電時等の装置への電源
供給が絶たれた場合の装置外から電力供給あるいは操作
力を加えるのを装置前面に新たな窓や孔を設けることな
く可能とし、かつ記録中に誤って操作し情報記録媒体を
取り出すことがなく、簡潔な操作で、かつ極めて簡素な
る構成にて高い信頼性を持って情報記録媒体を内蔵する
カートリッジを装置外に排出することを可能とするもの
である。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明の情報記憶装置は、
情報記録媒体を内蔵するカートリッジを装置内の所定位
置に装着するカートリッジ装着手段と、前記カートリッ
ジの装着動作時には係合せず、排出動作時のみ前記カー
トリッジ装着手段と係合して前記カートリッジ装着手段
を排出方向に移動させるカム手段と、前記カム手段を駆
動する駆動手段と、装置前面に設けられ、所定操作方向
に操作する事により、前記カートリッジを装置外に排出
すべく前記駆動手段に電力供給を指示するイジェクト釦
と、装置外よりの操作力の前記カートリッジ装着手段へ
の伝達を間接あるいは直接的に可能とし、通常は前記イ
ジェクト釦に覆われる係合端を、前記イジェクト釦を前
記所定操作方向とは異なる方向に移動させた時のみ装置
前面に臨ませる操作力伝達手段とを有することを特徴と
するものであり、さらに情報記録媒体を内蔵するカート
リッジを装置内の所定位置に対して装着および排出する
カートリッジ装着手段と、前記カートリッジ装着手段を
駆動する駆動手段と、装置前面に設けられ、所定操作方
向に操作する事により、前記カートリッジを装置外に排
出すべく前記駆動手段に対する電力供給を指示するイジ
ェクト釦と、通常は前記イジェクト釦に覆われ、前記イ
ジェクト釦を前記所定操作方向とは異なる方向に移動し
た際には装置前面に露呈される前記駆動手段への電力供
給端子とを有することを特徴とするものである。
作用 上記の構成により通常は装置外からの操作力との係合端
あるいは電力供給端子がイジェクト釦によって覆われ、
誤操作によるカートリッジの取り出しを防止でき、また
新たにそれらを装置前面に臨ませる窓あるいは孔のスペ
ースおよびそれらを覆うスライドドア等の構成部品を必
要としないものである。
実施例 以下本発明を、例として光ディスクドライブ装置に適用
し、既述の目的を達成する具体的な実施例について詳細
に説明する。第1図〜第5図、および第6図〜第8図は
それぞれ本発明による第1及び第2の実施例を示すもの
である。
第1図は装置1の内部を構成する主たる構成部品を示す
分解斜視図であり、第2図および第3図はカートリッジ
3を装置1の所定位置に装着する動作について主要部の
みを記して説明する模式的側面図、第4図はカム手段お
よび装置外よりの操作力を伝達する操作力伝達手段の動
作説明のための平面図、第5図は装置前面より操作力を
加えるための動作を説明する模式的斜視図である。
第1図において装置1は前面に取り付けられるフロント
パネル5と外装ケース7とによって覆われ、そしてフロ
ントパネル5は情報記録媒体である光ディスク2を内蔵
するカートリッジ3が挿入される開口部5Aと、その開口
部5Aを通常は回動によって覆い、カートリッジ3の挿入
によって回動される回動蓋6と、さらに装置内に装着さ
れたカートリッジ3の取り出し指令信号を装置に与える
電気的スイッチ(図示せず)を背後に配したイジェクト
釦5B(例えば周知のイジェクト釦5Bをタッチスイッチパ
ネルで構成してもよい)を有している。このイジェクト
釦5B通常の操作方向であるフロントパネル5に垂直な方
向に移動操作可能であると同時に、それとは異なりフロ
ントパネル5の前面と平行な第5図上矢印5Cに示した方
向に移動可能に構成されている。またカートリッジ3
は、装置1内に装着されたときに下面において光ディス
ク2が直接対物レンズ10と対向すべく少なくとも下面に
窓部3D(本実施例では上下両面設けられる例で示した)
を不使用時には覆い保護するスライドシャッター4を有
し、さらにカートリッジ3を収納保持するカートリッジ
ホルダ20に設けられる傾斜面を有する切り起こし部20D
に対応して設けられ、カートリッジ3の装置1に対する
挿入方向が正規の方向でない場合には装着可能な挿入深
さまでの挿入を阻止する傾斜部3Aと、正規の挿入方向に
挿入したときに後に述べるホルダロック30の当接部30A
と当接するカートリッジ当接部3Cを有している。
またカートリッジ当接部Cとスライドシャッター4の間
には後述するスライドシャッター4のオープナーピン27
が挿入される凹部3Bが設けられている。装置1に内蔵さ
れ外装ケース7に直接あるいは装置外からの振動を緩和
するダンパー(図示せず)を介して一体化されるシャー
シ8には光ディスク2が載置され一体的にディスクモー
タ(図示せず)を駆動源として回転させるディスクテー
ブル9が設けられる。またシャーシ8上にはディスクテ
ーブル9の半径方向に移動すべく一対のガイドシャフト
12,13により安定される対物レンズ10のアクチュエータ1
1が取り付けられ、シャーシ8の凸部8A内には半導体レ
ーザやコリメートレンズ、フォーカスおよびトラッキン
グエラー検出器等の光学系部品(図示せず)が配置さ
れ、光路口14からの光がアクチュエータ11内の反射ミラ
ー(図示せず)によって折り曲げられ対物レンズ10より
装着される光ディスク2上に照射されるものである。ま
たシャーシ8上にはディスクテーブル9にカートリッジ
3に内蔵される光ディスク2を確実に係合載置するため
のそれぞれ一対の位置決めピン15および高さ決めピン16
が植立され、それらに移動位置および方向が摺動自在に
案内されるスライドカム17が設けられる。スライドカム
17には左右一対のカム部17A,17Bが設けられる。カート
リッジホルダ20にはスライドカム17のカム部17A,17Bと
それぞれ係合する係合ピン21,22が両側面に一対植立さ
れるとともに、シャーシ8に一対植立されたホルダガイ
ド軸23,24に係合する位置決め孔20A,20Bが設けられ、第
3図の矢印40方向にスライドカム17が移動する際に、カ
ートリッジホルダ20はその矢印40方向への移動は規制さ
れるが、挿入されるカートリッジ3の厚さ方向である第
3図の矢印41方向に傾斜角をもって設けられたスライド
カム17のカム部17A,17Bによって降下するものである。
もちろんスライドカム17が逆方向に移動する際にはカー
トリッジホルダ20が上昇する。カートリッジホルダ20の
上部には、一端に既述のカートリッジ3のオープナーピ
ンを植立して軸26によって回動自在に軸支されたオープ
ナーアーム25が設けられる。そしてオープナーアーム25
は、一端がカートリッジホルダ20の切り起こし部20Eに
係止された引っ張りバネであるオープナーバネ28を端部
25Aにおいて係止し、それによりカートリッジ3の挿入
を阻む方向に回動附勢されている。そしてその回動位置
は既述のカートリッジ3の凹部3Bに進入する位置になる
ようカートリッジホルダ20の長孔部20Fの一端で規制さ
れている。またオープナーアーム25の回動中の浮き上が
りを防止するため、オープナーピン27の側にオープナー
ガイド29が設けられている。シャーシ8上にはさらに、
植立されたホルダーガイド軸23と軸31によってシャーシ
8上を摺動自在に案内されるホルダロック30が設けられ
ている。そしてカートリッジホルダ20のロック部材であ
るホルダロック30は第2及び第3図に示したようにカー
トリッジホルダ20に挿入されるカートリッジ3とそのカ
ートリッジ当接部3Cにおいて当接し、カートリッジホル
ダ20には逃げ部20C内に位置する当接部30Aと、さらに通
常はカートリッジホルダ20の底面と当接してその高さを
ロック規制する規制部30Bを有している。またホルダロ
ック30の係止端30Cとスライドカム17の係止端17Cとの間
には弾性部材である引っ張りバネ32が架張されている。
この引っ張りバネ32はホルダロック30の当接部30Aに挿
入されるカートリッジ3のカートリッジ当接部3Cと当接
した際、その挿入を阻止する方向に附勢力を発生すると
同時にスライドカム17に対して第3図の矢印40方向に附
勢力を与えているものである。それによってスライドカ
ム17に組み付けられるカートリッジホルダ20に開口部5A
を経て挿入されるカートリッジ3をその厚さ方向に降下
するように附勢しているものでありその降下移動位置は
ホルダロック30の規制部30Bによって規制されており、
スライドカムの移動位置も同時に規制されているもので
ある。なお引っ張りバネ32の附勢力によるホルダロック
30の位置はホルダガイト軸23と軸31によって規制され
る。一方、シャーシ8の裏面には取り付け金具38を介し
てモータ33が取り付けられ、モータ33と一体化されるウ
オーム34は取り付け金具38に軸支されるウオームホイー
ル35と歯合し、ウオームホイール35と一体化されるピニ
オン部36は同じく取り付け金具38に軸支されるロータリ
ーカム19の外周と歯合して、スライドカム17に植立され
るカムフォロアピン18に係合可能な位置に配されるカム
部19Aを回転させるものである。ロータリーカム19には
第2図に示すように回転位置検出部19Cを有し、そこに
は回転半径の異なる突起部19C′が設けられて、その突
起部19C′によってその回転角を検出する検出スイッチ3
7が設けられる。そしてカートリッジ3が挿入される際
にはカムフォロアピン18とロータリーカム19のカム部19
Aとの相対位置は第4図に示すようにスライドカム17が
カムフォロアピン18とともに、同上破線で示した位置ま
で移動するのを何等妨げない位置関係にあるものであ
る。さらにスライドカム17には第1及び第4図に示すよ
うに長孔部17Dが設けられており、それにシャーシ8に
植立された軸43Cに回動自在に軸支された装置外部より
の操作力をスライドカム17に伝達する操作力伝達手段で
ある回動レバー43が軸43Aによって係合している。
そして回動レバー43には装置外より操作力を与えるもの
に対する係合端43Bが設けられており、スライドカム17
が第4図上で破線で示す位置まで移動する際には、同様
に破線で示した位置まで回動する。その際、係合端43B
は第5図に示すように、イジェクト釦5Bを通常の操作方
向であるフロントパネル5に垂直な方向とは異なる矢印
5C方向にイジェクト釦5Bを移動させることによってフロ
ントパネル5の前面が一部解放されると、例えばノック
式鉛筆44の先等の適当な身の周り品の先端で押すことが
可能な様に装置前面に臨んでいる。
以上のような実施例での構成における動作に付いて次に
説明する。まず第1図のようにカートリッジ3を装置1
のフロントパネル5に設けられた開口部5Aに回動蓋6を
回動させながらカートリッジホルダ内に挿入すると、そ
の過程でカートリッジ3の凹部3Bにオープナーピン27が
進入し、さらに挿入動作を進行されるとオープナーアー
ム25が回動すると共に、カートリッジ3のスライドシャ
ッター4をスライドさせ、カートリッジ3の窓部3Dを開
放して内蔵される光ディスク2を対物レンズ10に対して
露呈させるものである。第2図に示すようにさらにカー
トリッジ3の挿入を矢印39方向に進行させるとカートリ
ッジ3のカートリッジ当接部3Cがホルダロック30の当接
部30Aと当接し、ホルダロック30を引っ張りバネ32に抗
して移動させる。
その間スライドカム17の位置は引っ張りバネ32によって
矢印39方向に附勢されて、それに組み付けられているカ
ートリッジホルダ30を挿入されているカートリッジ3の
厚さ方向に降下するよう附勢しているが、その位置はホ
ルダロック30の規制部30Bによって規制されている。
そしてさらにカートリッジ3を進入させるとやがて規制
部30Bによるカートリッジホルダ20への高さの規制が外
れて、第3図に示すようにスライドカム17が矢印40方向
に引っ張りバネ32の附勢力によって移動し、同時にカー
トリッジ3をカートリッジホルダ20と共に矢印41方向に
移動させ、カートリッジ3はシャーシ8上の位置決めピ
ン15および高さ決めピン16によってシャーシ8上の所定
位置に装着される。なおこの際にはホルダロック30の位
置は規制部30Bの側面がカートリッジホルダ20と当接す
ることによって決まり、同時に当接部30Aはカートリッ
ジ3のカートリッジ当接部3Cとは当接が断たれカートリ
ッジ3の位置は位置決めピン15によって決まるようにな
っているが、これはカートリッジ3が規制部30Bによる
カートリッジホルダ20への規制が終了する位置をわずか
にカートリッジ3の挿入方向に行き過ぎた位置になるよ
うに設定することにより得られるものである。
また挿入が深すぎた場合の挿入位置の規制は、一方は、
シャーシ8に植立された一対のホルダガイド軸23,24に
移動方向を規制されたカートリッジホルダ20のその逃げ
部20Cとホルダロック30の当接部30Aが当接することによ
り、また他方は第1図に示した既述のカートリッジホル
ダ20の切り起こし部20Dとカートリッジ3の傾斜部3Aと
が当接することによって得られる。以上の装着動作完了
時に於けるロータリーカム19とスライドカム17に植立さ
れるカムフォロアピン18との相対位置は第4図に示す様
にカムフォロアピン18がロータリーカム19のカム部19A
によって何等阻止されることなく図上破線で示した位置
まで移動している。また既述のごとくこの状態で回動レ
バー43の操作端43Aは第5図に示す装置外よりの操作力
を有効に受けることができる状態になっている。この装
着動作完了の後に光ディスク2に対して対物レンズ10を
介してレーザ光を照射して情報の記録再生動作が行われ
る。
次にカートリッジ3の取り出し操作に付いては、まず第
1図に示したフロントパネル5に設けられるイジェクト
釦5Bを押すことによりその背後にあるスイッチを押し、
カートリッジ3の取り出し指令信号を与え周知のマイク
ロコンピュータ等を使用したシステムコントローラ(図
示せず)により光ディスク2の回転が停止したこと等を
確認した後に、モータ33を回転させ、それによりロータ
リーカム19を第4図上矢印42方向に回転させる。すると
破線に対応する位置にあるスライドカム17のカムフォロ
アピン18がカム部19Aがカムフォロアピン18をロータリ
ーカム19の外周方向に移動させ第3図に示す矢印40とは
逆方向に引っ張りバネ32に抗して移動し、それによりカ
ートリッジホルダ20もカートリッジ3を伴ってその厚さ
方向に上昇する。そしてやがてそのカートリッジホルダ
20の上昇位置がホルダロック30の規制部30Bの高さを越
えた時にホルダロック30が引っ張りバネ32の附勢力によ
って矢印40とは逆方向に進入して、同時にカートリッジ
3を当接部30Aにおいて排出方向へ押し出して行くもの
である。このカートリッジ3の排出動作を完了し、さら
に第4図に示した回転位置まで回転した後にロータリー
カム19の回転を停止させるのは、ロータリーカム19の回
転検出部19Cの突起部19C′が検出スイッチ37を叩くこと
により検出し、モータ33の回転を停止させることによっ
て行うものである。この排出動作中あるいは装着完了し
た後に停電等で電源の供給が断たれた後に光ディスク2
を内蔵するカートリッジ3を装置から取り出すには第5
図に示すように通常は回動レバー43の係合端43Bを覆っ
ているイジェクト釦5Bを矢印5Cの方向に移動させること
によりフロントパネル5の前面に臨ませ、既述のごとく
ノック式鉛筆44のごとき身の回り品の先端で係合端43B
を押し第4図に示すように回動レバー43を回転させそれ
によりスライドカム17を破線の位置より実線の位置まで
移動させることにより可能になる。このときロータリー
カム19とのカム部19Aは任意の回転角度においてもスラ
イドカム17に植立されるカムフォロアピン18がその外周
方向にカートリッジ3の排出動作に必要な移動範囲だけ
移動してもそれを妨げないよう外周方向に所定範囲開放
している。
次に本発明による第2の実施例について第6図〜第8図
を用いて説明する。なお第2の実施例は第1の実施例の
構成を一部変更して、カートリッジ3の挿入時は手によ
って装置1に装着し、カートリッジ3の取り出し時にの
みモータ33を使用するセミオートローディング方式とし
た装置に適用した例であり、無用な重複を避けるため基
本的に同一の機能を果たす構成部品には同一の番号を付
して理解を容易としている。そこで異なる構成について
説明を行えば、第2の実施例は第1の実施例の回動レバ
ー43を取り除き、さらにフロントパネル5の前面に設け
られ、第1の実施例と同様に背後に電気的スイッチ(図
示せず)を備えたイジェクト釦5Dを設けたものである。
そしてイジェクト釦5Dは通常の操作方向であるフロント
パネル5に垂直な方向とは異なる方向すなわち、第8図
上矢印5F方向に移動可能に構成され、移動した際には、
モータ33への電力供給を可能とする電力供給端子5Eを通
常覆っている状態から前面に露呈させる状態にするもの
である。
次に動作についての説明は基本的には第1の実施例と同
一の部分については割愛し、動作の異なる停電時等の電
力の供給が断たれたときの動作についてのみ説明する。
このような際にはまずイジェクト釦5Dを第8図の矢印5F
方向に移動させることにより電源供給端子5Eをフロント
パネル5の前面に露呈させ、そこに電池等の電源に結合
される接続端子44Aを結合させ、モータ33を回転させる
ことによりロータリーカム19を回転させて第1の実施例
で説明したのと同様の原理でカートリッジ3を装置外に
排出するものである。
発明の効果 以上のように、本発明によれば、停電等で電源を断たれ
てしまった時にも、カートリッジの装着動作時にはカム
手段がカートリッジ装着手段と係合しないことから装着
後にも装置外よりの操作力を装着手段に装着方向とは逆
方向に加えることが可能となり、機密を要する情報を記
録した情報記録媒体を装置より取り出した保管すること
が可能となるとともに、通常は装置外からの操作力との
係合端あるいは電力供給端子がイジェクト釦によって覆
われていることから、誤操作によるカートリッジの取り
出しを防止や端子間の短絡による事故等を防止できるも
のである。また新たにそれら係合端や電力供給端子を装
置前面に臨ませる窓あるいは孔のスペースを必要としな
いことから、それらの配置スペースが問題となる薄型化
装置を容易に実現させるものであり、さらにこれらを覆
うスライドドア等の構成部品を必要としない極めて簡素
な構成で可能となるものである。またモータを使用した
オートローディング方式の場合の、モータの回転軸を排
出操作に必要な分のきわめて多数回にわたって直接回転
させたり、装着手段に至る駆動力伝達系を断ちきり、駆
動負荷の少ない位置に装置の前面に設けられた孔から道
具を挿入して操作力を加えるとゆう複雑な構成を必要と
しないとゆう新たな特長が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る情報記憶装置の内部を構
成する主たる構成部品を示す分解斜視図、第2図および
第3図は同装置のカートリッジを所定位置に装着する動
作についての主要部の側面図、第4図は同装置において
カム手段および装置外よりの操作力を伝達する操作力伝
達手段の動作説明のための平面図、第5図は同装置前面
より操作力を加えるための動作を説明する斜視図、第6
図は本発明の他の実施例における情報記憶装置の内部を
構成する主たる構成部品を示す分解斜視図、第7図は同
装置におけるカム手段の動作説明のための平面図、第8
図は同装置前面より電力供給を行うための動作を説明す
る斜視図である。 1……装置、2……光ディスク、3……カートリッジ、
5B……イジェクト釦、5D……イジェクト釦、5E……電力
供給端子、6……回動蓋、8……シャーシ、17……スラ
イドカム、19……ロータリーカム、20……カートリッジ
ホルダ、30……ホルダロック、30A……当接部、30B……
規制部、32……引っ張りバネ、33……モータ、43……操
作力伝達レバー、43B……係合端。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報記録媒体を内蔵するカートリッジを、
    装置内の所定位置に装着するカートリッジ装着手段と、
    前記カートリッジの装着動作時には係合せず、排出動作
    時のみ前記カートリッジ装着手段と係合して前記カート
    リッジ装着手段を排出方向に移動させるカム手段と、前
    記カム手段を駆動する駆動手段と、装置前面に設けら
    れ、所定操作方向に操作する事により、前記カートリッ
    ジを装置外に排出すべく前記駆動手段に電力供給を指示
    するイジェクト釦と、装置外よりの操作力の前記カート
    リッジ装着手段への伝達を間接あるいは直接的に可能と
    し、通常は前記イジェクト釦に覆われる係合端を、前記
    イジェクト釦を前記所定操作方向とは異なる方向に移動
    させた時のみ装置前面に臨ませる操作力伝達手段とを有
    することを特徴とする情報記憶装置。
  2. 【請求項2】情報記録媒体を内蔵するカートリッジを、
    装置内の所定位置に対して装着および排出するカートリ
    ッジ装着手段と、前記カートリッジ装着手段を駆動する
    駆動手段と、装置前面に設けられ、所定操作方向に操作
    する事により、前記カートリッジを装置外に排出すべく
    前記駆動手段に対する電力供給を指示するイジェクト釦
    と、通常は前記イジェクト釦に覆われ、前記イジェクト
    釦を前記所定操作方向とは異なる方向に移動した際には
    装置前面に露呈される前記駆動手段への電力供給端子と
    を有することを特徴とする情報記憶装置。
JP63319063A 1988-12-16 1988-12-16 情報記憶装置 Expired - Fee Related JPH0675327B2 (ja)

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