JPH0636204A - 記録信号制御装置 - Google Patents

記録信号制御装置

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Publication number
JPH0636204A
JPH0636204A JP4190864A JP19086492A JPH0636204A JP H0636204 A JPH0636204 A JP H0636204A JP 4190864 A JP4190864 A JP 4190864A JP 19086492 A JP19086492 A JP 19086492A JP H0636204 A JPH0636204 A JP H0636204A
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JP
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signal
test
recording
magnetic recording
frequency
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JP4190864A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Kanazawa
良和 金沢
Yoshiaki Mimura
芳明 三村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH0636204A publication Critical patent/JPH0636204A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 周波数帯域による再生画像の画質にばらつき
を生じず、反転現象が防止でき、所定のS/Nを確保し
て磁気テープの性能に応じた良好な画質を得ることがで
きる記録信号制御装置を提供すること。 【構成】 システムコントロールマイクロコンピュータ
12は、テスト信号発生回路4からテスト信号F1,F2
を磁気テープ9に記録する。次に、磁気テープ9を巻き
戻し、再生テスト信号を再生する。テスト信号レベル検
出回路17, 18はf1,f2の周波数スペクトルの再生ヘ
ッド出力を検出し、夫々の信号のレベルの情報がテープ
シミュレータマイクロコンピュータ19へ入力されてメモ
リ20に記憶される。これにより装填している磁気テープ
9に対する周波数特性を判断し、この周波数特性に応じ
た補正量を記録イコライザ回路6に設定する。記録すべ
きビデオ信号が、記録イコライザ回路6へ入力されて、
周波数特性の補正が行われ、回転磁気ヘッド8により磁
気テープ9に記録される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録媒体へ記録す
る信号の周波数特性を制御する記録信号制御装置に関
し、特に、記録時のビデオ周波数変調信号の周波数特性
を磁気テープの性能により制御する記録信号制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭用のビデオテープレコーダ
(以下VTRと言う)には再生画像の画質を良好にする
ために、記録電流調整器が備えられており、記録時に記
録ヘッド巻線に流す記録電流を最大再生電圧を得るため
の値に設定している。こうして再生時に最大再生電圧を
得ることにより、再生画像の画質を良好にすることがで
きる。最大再生電圧を得るための記録電流値,即ち最適
記録電流値を以下ORC(Optimum Recording Current
の意)と言う。
【0003】しかしながら、ORCの値は、同一のVT
Rであっても、磁気テープの相違により異なる値を示す
ので、従来ではORC値のばらつきの要因を考慮し、量
産されている磁気テープに対して平均的なORC値を一
律に適用していた。これにより、記録の際には、使用さ
れる磁気テープの性能に関わらず一律の記録電流値にて
信号の記録が行われる。このため記録されたビデオ信号
の再生時には、磁気テープによっては最大再生電圧を得
られない場合があり、これにより、再生画像において反
転現象を生じたり、所定のS/Nが得られないと言う現
象を生じていた。
【0004】このような現象を防止するために、記録を
行うに先立ち、テスト信号を記録再生を行う磁気テープ
に記録させ、その再生電圧を測定することにより、この
テープのORC値を決定する記録電流制御装置が提案さ
れている(特開平2−187902号公報)。
【0005】このような記録電流制御装置によって、性
能が異なる磁気テープの種類に合わせてORC値を設定
することができ、再生画像における反転現象を防止し、
所定のS/Nを得ることができる。しかしながらこの装
置では、テスト信号が単一の周波数であるために、磁気
テープの周波数特性についての考慮がなされずにビデオ
信号が記録されており、記録されたビデオ信号の周波数
帯域により再生出力に差が生じ、再生画像にばらつきを
生じるという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ビデオ信号は、その情
報信号を磁気テープに記録し易くするためにFM変調し
て記録され、これがヘッドで再生され復調されて再生ビ
デオ信号として出力される。この再生ヘッド出力及び再
生ビデオ信号レベルは、その周波数帯域により差を生じ
る。
【0007】図1は、FM変調して記録されたビデオ信
号の再生ヘッド出力が周波数帯域により変化する周波数
特性を2種類の磁気テープについて示したグラフであ
り、図2は復調した再生ビデオ信号の周波数特性を2種
類の磁気テープについて示したグラフである。図1か
ら、Bテープに記録された信号の再生ヘッド出力の変化
は高周波数側ほど大きく、周波数特性はAテープに比較
してBテープの方が悪いと言える。これに対して図2よ
り、BテープはAテープよりも周波数の変化に対する再
生ビデオ信号レベルの変化が少ないことから、Bテープ
の方が高性能であると言える。これらのことから、磁気
テープの性能の違いによりビデオ信号の周波数特性は異
なり、また、高性能の磁気テープBほど再生ヘッド出力
の周波数特性が悪いことが判る。
【0008】ビデオ信号に、そのFM変調で生じる側波
帯の成分を強調するような補正を行って記録することに
より、その再生信号の周波数特性を良くすることができ
る。これにより、従来のVTRでは、ビデオ信号に補正
を行って記録するようになっている。この補正の程度は
磁気テープによらず固定されており、一般的な磁気テー
プ又は低い性能の磁気テープに合わせている。しかしな
がら、上述したように、磁気テープの性能の違いにより
周波数特性は異なり、高性能な磁気テープほど再生ヘッ
ド出力の周波数特性が悪いことから、従来では高性能な
磁気テープに対して補正不足であった。これを解消する
ためには、高性能な磁気テープほど側波帯の成分を強調
して、更に良好な周波数特性に補正することにより、再
生画像の画質を更に良好にすることができる。ところ
が、性能が低い磁気テープにこれと同様の補正を行う
と、再生画像において反転現象を生じたり、S/Nが低
下したりすることがある。
【0009】このように、従来では、磁気テープの性能
に合わせた周波数特性の補正が行われておらず、夫々の
磁気テープに見合った最良な画質が得られないという問
題があった。
【0010】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、使用する磁気テープに応じて周波数特性の補
正を制御することにより、周波数帯域による再生画像の
画質にばらつきを生じず、反転現象が防止でき、所定の
S/Nを確保して磁気テープの性能に応じた良好な画質
を得ることができる記録信号制御装置を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る記録信号
制御装置は、周波数が異なる複数のテスト信号を発生
し、これを磁気記録媒体に記録,再生して夫々の出力値
を検出し、この出力値により磁気記録媒体の周波数特性
を判断し、その周波数特性に応じた補正を行なうように
構成してあることを特徴とする。
【0012】第2発明に係る記録信号制御装置は、SV
HS方式の磁気記録再生装置における記録信号制御装置
において、複数のテスト信号として、磁気記録再生装置
の制御部から発振されるクロック信号を第1のテスト信
号とし、第1のテスト信号をn逓倍した信号を第2のテ
スト信号として使用し、SVHS方式に対応する磁気記
録媒体に応じてビデオ信号に周波数特性の補正を行うよ
うに構成してあることを特徴とする。
【0013】第3発明に係る記録信号制御装置は、SV
HS方式の磁気記録再生装置における記録信号制御装置
において、複数のテスト信号として、磁気記録再生装置
の色処理部から発振されるクロマ信号のサブキャリア周
波数信号を第1のテスト信号とし、第1のテスト信号を
n逓倍した信号を第2のテスト信号として使用し、SV
HS方式に対応する磁気記録媒体に応じてビデオ信号に
周波数特性の補正を行うように構成してあることを特徴
とする。
【0014】第4発明に係る記録信号制御装置は、VH
S方式の磁気記録再生装置における記録信号制御装置に
おいて、複数のテスト信号として、磁気記録再生装置の
制御部から発振されるクロック信号を第1のテスト信号
とし、第1のテスト信号を1/n分周した信号を第2の
テスト信号として使用し、VHS方式に対応する磁気記
録媒体に応じてビデオ信号に周波数特性の補正を行うよ
うに構成してあることを特徴とする。
【0015】第5発明に係る記録信号制御装置は、VH
S方式の磁気記録再生装置における記録信号制御装置に
おいて、複数のテスト信号として、磁気記録再生装置の
色処理部から発振されるクロマ信号のサブキャリア周波
数信号を第1のテスト信号とし、第1のテスト信号を1
/n分周した信号を第2のテスト信号として使用し、V
HS方式に対応する磁気記録媒体に応じてビデオ信号に
周波数特性の補正を行うように構成してあることを特徴
とする。
【0016】
【作用】第1発明の記録信号制御装置では、ビデオ信号
を記録する前に、周波数が異なる複数のテスト信号を磁
気記録媒体に記録し再生する。このテスト信号の出力値
を測定して記憶し、この出力値から磁気記録媒体の周波
数特性を判断し、磁気記録媒体に応じた周波数特性の補
正量を決定し、補正を行う。これにより、使用する磁気
記録媒体の性能に応じた周波数特性の補正を行うことが
できる。
【0017】第2,第3の記録信号制御装置では、複数
のテスト信号として、第1のテスト信号に磁気記録再生
装置の制御部又は処理部から発振されるクロック信号又
はクロマ信号のサブキャリア周波数信号を用い、第2の
テスト信号として第1のテスト信号をn逓倍した信号を
用いることにより、高周波帯域のテスト信号を記録,再
生して、磁気テープの高周波数帯域での周波数特性を検
出する。そして、これに応じた補正を行うことにより、
SVHS方式に対応して磁気記録媒体の性能に応じて周
波数特性の補正を行う。
【0018】第4,第5の記録信号制御装置では、複数
のテスト信号に、第1のテスト信号に磁気記録再生装置
の制御部又は処理部から発振されるクロック信号又はク
ロマ信号のサブキャリア周波数信号を用い、第2のテス
ト信号として第1のテスト信号を1/n分周した信号を
用いることにより、低周波帯域のテスト信号を記録,再
生して、磁気テープの低周波数帯域での周波数特性を検
出する。そして、これに応じた補正を行うことにより、
VHS方式に対応して磁気記録媒体の性能に応じて周波
数特性の補正を行う。
【0019】
【実施例】以下、本発明をその第1実施例を示す図面に
基づき具体的に説明する。図3は、本発明の記録信号制
御装置を示すブロック図である。図中1はビデオ信号の
レベルを一定にするAGC回路であり、記録すべきビデ
オ信号が入力される。AGC回路1の出力信号はプリエ
ンファシス2へ入力され、プリエンファシス2は入力さ
れた信号の高周波側を大きく増幅し、その出力信号をF
M変調器3へ入力する。FM変調器3で信号の高周波側
を強調してFM変調された出力信号が記録イコライザ回
路6へ入力される。記録イコライザ回路6は、ビデオ信
号のFM変調波の周波数特性を補正するものである。記
録イコライザ回路6からの出力信号はスイッチ部5の端
子a側への切り換えにより記録アンプ13へ入力されるよ
うになっている。
【0020】一方、テスト信号発生回路4は、2つのテ
スト信号F1,F2を作成する回路であり、テスト信号
F1,F2を交互に切り換えて出力する。テスト信号F
1,F2は、夫々周波数f1,f2を有し、スイッチ部
5のテスト端子b側への切り換えにより記録アンプ7へ
入力されるようになっている。このスイッチ部5の切り
換え動作は後述するシステムコントロールマイクロコン
ピュータ12の指示により行われる。記録アンプ7は入力
された信号を増幅し、この出力信号は、回転磁気ヘッド
8へ与えられ、磁気テープ9に記録されるようになって
いる。
【0021】記録された信号は回転磁気ヘッド8により
再生され、再生アンプ13へ入力されて、その出力信号は
再生イコライザ回路14へ入力される。再生イコライザ回
路14は、再生された信号に対して周波数特性を補正する
ものであり、この出力信号はFM復調器15, 及びテスト
信号レベル検出回路17,18 へ入力される。FM復調器15
へ入力され復調された信号は、デエンファシス16へ入力
される。デエンファシス16ではプリエンファシス2で信
号の高周波側が増幅された分を元に戻すものであり、こ
の処理された信号は再生ビデオ信号として出力されるよ
うになっている。
【0022】一方、記録された複数のテスト信号F1,
F2を再生し、テスト信号レベル検出回路17,18 へ入力
した夫々の信号は、ここでf1,f2の周波数スペクト
ルを有する信号が取り出されて、信号レベルが測定さ
れ、このレベルの情報がテープシミュレータマイクロコ
ンピュータ19へ与えられる。テープシミュレータマイク
ロコンピュータ19はメモリ20と接続しており、メモリ20
が記憶している、周波数特性に応じた補正量を決定する
ためのプログラムに従い、ビデオ信号の周波数特性を制
御する。テスト信号レベル検出回路17,18 からの再生テ
スト信号はテープシミュレータマイクロコンピュータ19
へ入力され、メモリ20に記録される。そして、記録され
た信号により決定された周波数特性の補正を行うための
信号が、テープシミュレータマイクロコンピュータ19か
ら記録イコライザ回路6へ入力されるようになってい
る。
【0023】また、テープシミュレータマイクロコンピ
ュータ19はシステムコントロールマイクロコンピュータ
12と接続されている。システムコントロールマイクロコ
ンピュータ12はこの磁気記録再生装置の動作を制御する
マイクロコンピュータであり、テスト信号を磁気テープ
9に記録するタイミングに合わせて、磁気テープの頭出
しを行うためのインデックス信号を磁気テープへ記録す
ることを指示する信号をCTLパルス記録再生回路11へ
入力する。CTLパルス記録再生回路11は、磁気テープ
の走行を一定にするための一定周期のCTLパルス信号
を発生し、また、その再生信号を増幅するものである。
CTLパルス記録再生回路11からインデックス信号が、
CTLパルス信号の特定のタイミングに合わせて出力さ
れ、コントロールヘッド10へ入力される。コントロール
ヘッド10は、CTLパルス信号及びインデックス信号を
磁気テープ9のコントロールトラックに記録,再生する
ものであり、このときインデックス信号は、テスト信号
が記録される部分より先行部分のコントロールトラック
に記録される。
【0024】そして、磁気テープに記録されたCTLパ
ルス信号及びインデックス信号は、コントロールヘッド
10により再生され、この再生の信号はCTLパルス記録
再生回路11へ入力されて、その出力はシステムコントロ
ールマイクロコンピュータ12へ入力されるようになって
いる。
【0025】このように構成された本発明装置の動作
を、図4に示すシステムコントロールマイクロコンピュ
ータ12及びテープシミュレータ19の処理手順を示すフロ
ーチャートに基づいて説明する。使用者は磁気テープを
装填した後に、本発明装置の図示しない前面パネルに設
けられたチューニングボタンを操作する。システムコン
トロールマイクロコンピュータ12は、この操作によりス
イッチ部5をテスト端子b側へ切り換え、テスト信号発
生回路4からテスト信号F1,F2が記録アンプ7へ出
力される(ステップS1)。記録アンプ7へ入力された
テスト信号F1,F2は、回転磁気ヘッド8へ与えら
れ、磁気テープ9に記録される(ステップS2)。
【0026】システムコントロールマイクロコンピュー
タ12は、スイッチ部5をテスト端子b側に切り換えると
同時に、CTLパルス記録再生回路11へインデックス信
号を出力する。そして、回転磁気ヘッド8によりテスト
信号F1,F2を磁気テープ9に記録すると同時に、コ
ントロールヘッド10により磁気テープ9のコントロール
トラックにインデックス信号を記録させる(ステップS
3)。そして、装填した磁気テープに対する周波数特性
を判断するのに必要な所定時間を経てテスト信号F1,
F2の記録を終了させる。
【0027】次に、システムコントロールマイクロコン
ピュータ12の指令により、磁気テープ9を巻き戻しなが
らコントロールヘッド10によりコントロールトラックに
記録されたCTLパルス信号を再生し、インデックス信
号を再生,検出する。その再生されたインデックス信号
はCTLパルス記録再生回路11を介してシステムコント
ロールマイクロコンピュータ12へ与えられる。これによ
りシステムコントロールマイクロコンピュータ12は、磁
気テープ9の巻き戻しを停止させ、そして記録されたテ
スト信号F1,F2を再生する指令を回転磁気ヘッド8
へ与える(ステップS4)。
【0028】この再生テスト信号は再生アンプ13へ入力
され、ここで増幅された出力信号は再生イコライザ回路
14へ入力される。ここで再生テスト信号の周波数特性が
補正されて、テスト信号レベル検出回路17,18 へ入力さ
れる。テスト信号レベル検出回路17ではf1の周波数ス
ペクトルを有する信号が取り出され、テスト信号レベル
検出回路18ではf2の周波数スペクトルを有する信号が
夫々取り出される。そして、f1,f2の周波数スペク
トルを有する図5(a) または図5(b) に示されるような
再生テスト信号のレベルが検出される。図5(a) は例え
ば磁気テープAの場合、図5(b) は例えば磁気テープB
の場合の再生テスト信号の再生ヘッド出力を示すグラフ
である。そして、夫々の信号のレベルの情報がテープシ
ミュレータマイクロコンピュータ19へ入力され、メモリ
20に記憶される(ステップS5)。
【0029】そして、テープシミュレータマイクロコン
ピュータ19では、再生テスト信号のレベルにより、装填
している磁気テープ9に対する周波数特性を判断し、こ
の周波数特性に応じた補正を行うための信号を記録イコ
ライザ回路6へ出力し、ビデオ信号の周波数特性の補正
量を記録イコライザ回路6に設定する(ステップS
6)。
【0030】次に、磁気テープ9にビデオ信号記録を行
うために、まず、磁気テープ9をインデックス信号が記
録された位置まで巻き戻し、スイッチ部5を端子a側へ
切り換える(ステップS7)。記録すべきビデオ信号が
AGC回路1へ入力され、レベルを一定にされたビデオ
信号がプリエンファシス2で高周波側を増幅されて出力
され、そしてFM変調器3へ入力されてFM変調され
る。このFM変調された信号が、記録イコライザ回路6
へ入力される。この記録イコライザ回路6は、上述した
テープシミュレータマイクロコンピュータ19からの補正
を制御する信号により、この磁気テープの性能に適切な
周波数特性の補正が行われるように設定されており、こ
こで入力された信号に周波数特性の補正が行われる。そ
して、この出力信号は記録アンプ7により増幅され、回
転磁気ヘッド8により磁気テープ9に記録される(ステ
ップS8)。
【0031】このように記録された信号を再生する際に
は、磁気テープ9から回転磁気ヘッド8により再生され
た信号は、再生アンプ13で増幅され、記録により変化し
た周波数特性が再生イコライザ回路14により補正され
て、FM復調器15にて復調され、デエンファシス16を経
て再生ビデオ信号として出力される。
【0032】第1実施例における本発明装置はこのよう
に、使用する磁気テープにテスト信号を記録,再生し
て、この磁気テープに応じた周波数特性の補正を行うこ
とにより、磁気テープの能力に応じた良好な画質を得る
ことができる。
【0033】次に、本発明をその第2実施例を示す図面
に基づき具体的に説明する。第2実施例は、テスト信号
源として、制御用に設けてあるマイクロコンピュータの
クロック信号を利用するものであり、ビデオ信号のFM
変調波の帯域幅の上限を4.4MHzから7MHz へ高周波数側
にシフトさせて、ビデオ信号を記録するSVHS方式の
記録信号制御装置である。図6はテスト信号を作成する
テスト信号発生回路を示す。図中、クロック発振回路24
は、この装置内に設けてあるマイクロコンピュータのク
ロック信号の発振器であり、このクロック信号をテスト
信号F1とする。テスト信号F1は前記逓倍回路である
2逓倍回路21へ入力され、2逓倍回路21は、入力された
信号の周波数を2逓倍して出力する回路である。この出
力信号がテスト信号F2として信号作成回路22へ入力さ
れる。信号作成回路22は、テスト信号F1及びテスト信
号F2が入力され、これらの信号を交互に切り換えて出
力させる。テスト信号F1に例えば4MHz の信号を使用
し、テスト信号F2は、2逓倍回路21により8MHz の信
号となって信号作成回路22へ入力され、これらがテスト
用の信号として出力される。このテスト信号F1,F2
により、この磁気テープの周波数特性を判断し、これに
見合った補正を行って記録すべき信号を磁気テープに記
録し、再生する装置、及びその動作は実施例1と同様で
あり、その説明を省略する。
【0034】このように、第2実施例における本発明装
置は、SVHS方式の記録信号制御装置であり、高周波
数側のテスト信号を記録,再生することにより、使用す
る磁気テープの高周波側の周波数特性を判断し、補正を
行う。これにより、SVHS対応の磁気テープの性能に
見合った良好な画質を得ることができる。また、この装
置内で既存の信号であるマイクロコンピュータのクロッ
ク信号をテスト信号F1とすることにより、テスト信号
の発振回路を簡略化することができる。
【0035】次に、本発明をその第3実施例を示す図面
に基づき具体的に説明する。第3実施例は、テスト信号
源として、制御用に設けてあるマイクロコンピュータの
クロック信号を利用するものであり、ビデオ信号のFM
変調波の帯域幅の上限を4.4MHzとして、ビデオ信号を記
録するVHS方式の記録信号制御装置である。図7はテ
スト信号を作成するテスト信号発生回路を示す。図中、
クロック信号発振回路24は、この装置内に設けてあるマ
イクロコンピュータのクロック信号の発振器であり、こ
のクロック信号をテスト信号F1とする。テスト信号F
1は前記分周回路である1/2 分周回路23へ入力され、1/
2 分周回路23は、入力されるテスト信号F1の周波数を
1/2 分周して出力する回路である。この出力信号がテス
ト信号F2として信号作成回路22へ入力される。信号作
成回路22は、テスト信号F1及びテスト信号F2が入力
されて、これらの信号を交互に切り換えて出力させる。
テスト信号F1に例えば4MHz の信号を使用し、テスト
信号F2は、1/2 分周回路23により2MHz の信号となっ
て信号作成回路22へ入力され、これらの信号が出力され
て信号作成回路22へ入力され、テスト用の信号として出
力される。このテスト信号F1,F2により、この磁気
テープの周波数特性を判断し、これに見合った補正を行
って記録すべき信号を磁気テープに記録し、再生する装
置、及びその動作は実施例1と同様であり、その説明を
省略する。
【0036】このように、第3実施例における本発明装
置は、VHS方式の記録信号制御装置であり、低周波数
側のテスト信号を記録,再生することにより、使用する
磁気テープの低周波側の周波数特性を判断し、補正を行
う。これにより、VHS対応の磁気テープの性能に見合
った良好な画質を得ることができる。また、この装置内
で既存の信号であるマイクロコンピュータのクロック信
号をテスト信号F1とすることにより、テスト信号の発
振回路を簡略化することができる。
【0037】なお、第2,第3実施例ではテスト信号F
1をマイクロコンピュータのクロック発振回路24からの
クロック信号としているが、これに限るものではなく、
磁気記録再生装置の色処理部から発振されるクロマ信号
のサブキャリア周波数(3.58MHz 又は4.48MH)の信号を
用いても良い。また、装置内に存在する上述した以外の
基準となる発振信号を用いても良い。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明の記録信号制御装
置においては、周波数の異なる複数のテスト信号を使用
する磁気記録媒体に記録し、この磁気記録媒体の周波数
特性を判断することにより、磁気記録媒体に応じた周波
数特性の補正を行うので、周波数帯域による再生画像の
画質にばらつきを生じず、再生画像の反転現象が防止で
き、所定のS/Nを確保して磁気記録媒体の性能に応じ
た良好な画質を得ることができる、また、テスト信号を
高周波側,低周波側の周波数とすることにより、SVH
S,VHS対応の磁気テープに応じた良好な画質を得る
ことができ、更にテスト信号に磁気記録再生装置内にて
既存の信号を利用することにより、テスト信号の発生手
段を簡略化することができる等、本発明は優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】FM変調して記録されたビデオ信号の再生ヘッ
ド出力が周波数帯域により変化する周波数特性を示した
グラフである。
【図2】再生ビデオ信号の周波数特性を示したグラフで
ある。
【図3】本発明の記録信号制御装置を示すブロック図で
ある。
【図4】システムコントロールマイクロコンピュータ1
2,テープシミュレータ19及びメモリ20の処理手順を示
すフローチャートである。
【図5】再生テスト信号の再生ヘッド出力を示すグラフ
である。
【図6】第2実施例におけるテスト信号を作成するテス
ト信号発生回路を示す。
【図7】第3実施例におけるテスト信号を作成するテス
ト信号発生回路を示す。
【符号の説明】
3 FM変調器 4 テスト信号発生回路 6 記録イコライザ回路 8 回転ヘッド 9 磁気テープ 12 システムコントロールマイクロコンピュータ 17, 18 テスト信号レベル検出回路 19 テープシミュレータマイクロコンピュータ 20 メモリ 21 2逓倍回路 23 1/2分周回路 F1,F2 テスト信号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体にテスト信号を記録し、こ
    れを再生して前記磁気記録媒体の特性を検出し、該特性
    に基づいて周波数特性の補正を行ったビデオ信号を磁気
    記録媒体に記録する磁気記録再生装置における記録信号
    制御装置において、 周波数が異なる複数のテスト信号を発生する手段と、 記録された複数の前記テスト信号夫々の再生レベルを検
    出する手段と、 前記再生レベルにより、使用する磁気記録媒体に応じた
    周波数特性の補正量を決定し、その補正を指令する指令
    手段と、 前記ビデオ信号に該補正を行う補正手段と、を備え、前
    記指令手段により、前記補正手段を前記磁気記録媒体に
    応じて制御すべく構成していることを特徴とする記録信
    号制御装置。
  2. 【請求項2】 磁気記録再生装置はSVHS(登録商
    標)方式であり、複数のテスト信号を発生する手段とし
    て、前記磁気記録再生装置の制御部から発振されるクロ
    ック信号をn逓倍する逓倍回路を備え、前記クロック信
    号を第1のテスト信号とし、前記逓倍回路から出力され
    る信号を第2のテスト信号として、磁気記録媒体に応じ
    たSVHS方式に対応する周波数特性の補正量を決定
    し、その補正を行うべく構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の記録信号制御装置。
  3. 【請求項3】 磁気記録再生装置はSVHS方式であ
    り、複数のテスト信号を発生する手段として、前記磁気
    記録再生装置の色処理部から発振されるクロマ信号のサ
    ブキャリア周波数信号をn逓倍する逓倍回路を備え、前
    記サブキャリア周波数信号を第1のテスト信号とし、前
    記逓倍回路から出力される信号を第2のテスト信号とし
    て、磁気記録媒体に応じたSVHS方式に対応する周波
    数特性の補正量を決定し、その補正を行うべく構成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の記録信号制御装
    置。
  4. 【請求項4】 磁気記録再生装置はVHS(登録商標)
    方式であり、複数のテスト信号を発生する手段として、
    制御部から発振されるクロック信号を1/n分周する分
    周回路を備え、前記クロック信号を第1のテスト信号と
    し、前記分周回路から出力される信号を第2のテスト信
    号として、磁気記録媒体に応じたVHS方式に対応する
    周波数特性の補正量を決定し、その補正を行うべく構成
    されていることを特徴とする請求項1記載の記録信号制
    御装置。
  5. 【請求項5】 磁気記録再生装置はVHS方式であり、
    複数のテスト信号を発生する手段として、前記磁気記録
    再生装置の色処理部から発振されるクロマ信号のサブキ
    ャリア周波数信号を1/n分周する分周回路を備え、前
    記サブキャリア周波数信号を第1のテスト信号とし、前
    記分周回路から出力される信号を第2のテスト信号とし
    て、磁気記録媒体に応じたVHS方式に対応する周波数
    特性の補正量を決定し、その補正を行うべく構成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の記録信号制御装
    置。
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EP93111273A EP0579198B1 (en) 1992-07-17 1993-07-14 Magnetic recording control device
DE69322703T DE69322703T2 (de) 1992-07-17 1993-07-14 Kontrollanordnung für magnetische Aufzeichnung
US08/519,014 US5598273A (en) 1992-07-17 1995-08-24 Recording control device and method utilizing a test signal having multiple frequencies

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100233539B1 (ko) * 1997-04-14 1999-12-01 윤종용 기록특성 보정기능을 갖는 자기기록재생장치

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