JP2775818B2 - 記録電流調整方法 - Google Patents

記録電流調整方法

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JP2775818B2 JP1064168A JP6416889A JP2775818B2 JP 2775818 B2 JP2775818 B2 JP 2775818B2 JP 1064168 A JP1064168 A JP 1064168A JP 6416889 A JP6416889 A JP 6416889A JP 2775818 B2 JP2775818 B2 JP 2775818B2
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【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A産業上の利用分野 B発明の概要 C従来の技術(第9図及び第10図) D発明が解決しようとする問題点(第9図及び第10図) E問題点を解決するための手段(第1図) F作用(第1図) G実施例(第1図〜第8図) H発明の効果 A産業上の利用分野 本発明は記録電流調整方法に関し、例えば同一アジマ
ス角の複数の磁気ヘツドを用いたビデオテープレコーダ
に適用して好適なものである。
B発明の概要 本発明は、記録電流調整方法において、複数の磁気ヘ
ツドで記録した基準信号を、1つの磁気ヘツドで再生し
て、磁気エネルギ密度が等しくなるように調整すること
により、再生映像の画質劣化を有効に回避して、磁気記
録再生装置の互換性を得ることができる。
C従来の技術 従来、この種のビデオテープレコーダにおいては、小
径の回転ドラムを用いて、全体を小型化したものがあ
る。
すなわち第9図に示すように、径の大きな回転ドラム
1を用いるビデオテープレコーダ(以下2ヘツドのビデ
オテープレコーダと呼ぶ)においては、磁気テープ2を
180度の巻き付け角度で巻き付けると共に、回転ドラム
1上に180度の角間隔で正及び負のアジマス角を有する
磁気ヘツド(以下Aヘツド及びBヘツドと呼ぶ)3及び
4を配置する。
これにより回転ドラム1が180度回転する周期で、順
次磁気ヘツド3及び4が磁気テープ上を走査し、順次ア
ジマス角が切り換わる記録トラツクを形成するようにな
されている。
これに対して第10図に示すように、小径の回転ドラム
6を用いるビデオテープレコーダ(以下4ヘツドのビデ
オテープレコーダと呼ぶ)においては、磁気テープ2を
270度の巻き付け角度で巻き付けると共に、90度の角間
隔でAヘツド7、9及びBヘツド8、10を順次交互に配
置する。
このようにすれば、Bヘツド10が磁気テープ2の走査
を終了すると、続いて回転ドラム6が270度回転する期
間の間、回転ドラム6の回転方向側のAヘツド7で磁気
テープ2を走査することができる。
従つて、回転ドラム6が270度回転する周期で、Aヘ
ツド7、Bヘツド8、Aヘツド9、Bヘツド10、Aヘツ
ド7、……が順次交互に磁気テープ2上を走査する。
これにより径の大きな回転ドラム1に対して、回転ド
ラム6の直径を1/1.5に小型化して、2ヘツドのビデオ
テープレコーダと同一の走査軌跡を得ることができ、2
ヘツドのビデオテープレコーダとの間の互換性を保持し
つつ、全体の形状を小型化し得るようになされている。
D発明が解決しようとする問題点 ところでこの種のビデオテープレコーダにおいては、
輝度信号が周波数変調されて記録されているのに対し、
クロマ信号が低減変換されて記録されている。
従つて、磁気ヘツド3、4又は7、8、9、10間で、
出力信号の信号レベルが異なると、ビデオ信号に復調し
た際に、クロマ信号の信号レベルが変動し、再生映像の
画質が劣化する。
このため従来、この種のビデオテープレコーダにおい
ては、各磁気ヘツド3、4又は7、8、9、10の記録電
流を一定値に調整すると共に、各磁気ヘツド3、4又は
7、8、9、10の出力信号を、それぞれ自動クロマレベ
ル調整回路(ACC回路)を介して出力することにより、
当該自動クロマレベル調整回路から得られる出力信号の
信号レベルを所定値に保持し、再生映像の画質劣化を未
然に防止するようになされている。
ところがこのようにしても、4ヘツドのビデオテープ
レコーダで記録した磁気テープを2ヘツドのビデオテー
プレコーダで再生すると、クロマ信号の信号レベルが変
動する場合があつた。
すなわち4ヘツドのビデオテープレコーダにおいて
は、4つの磁気ヘツド7、8、9、10を循環的に用い
て、順次記録トラツクを形成するのに対し、2ヘツドの
ビデオテープレコーダにおいては、2つの磁気ヘツド
3、4を交互に用いて記録トラツクを形成する。
従つて4ヘツドのビデオテープレコーダで記録した磁
気テープを2ヘツドのビデオテープレコーダで再生する
場合、2ヘツドのビデオテープレコーダの磁気ヘツド3
及び4で、それぞれ磁気ヘツド7、9及び8、10で記録
した信号を交互に再生することになる。
ところが磁気ヘツドにおいては、磁気特性のばらつき
により、記録電流を等しい値に設定しても、等しい磁気
エネルギ密度で信号を記録し得ず、このため磁気ヘツド
3及び4で、それぞれ磁気ヘツド7、9及び8、10で記
録した信号を再生する場合、磁気ヘツド3及び4の出力
信号の信号レベルが、1走査毎に変動するおそれがあ
る。
これに対して磁気ヘツド3及び4の自動クロマレベル
調整回路においては、1走査毎に変動するような周期の
短い信号レベルの変動を補正し得ないことから、復調し
たクロマ信号の信号レベルが1走査毎に変動するように
なる。
その結果再生映像においては、クロマフリツカ等が生
じて再生映像の画質が劣化し、結局4ヘツド及び2ヘツ
ドのビデオテープレコーダ間で互換性を得ることができ
ない問題があつた。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、画質の
劣化を有効に回避して互換性を得ることができる磁気記
録再生装置の記録電流調整法方法を提供しようとするも
のである。
E問題点を解決するための手段 かかる問題点を解決するため本発明においては、同一
アジマス角の複数の磁気ヘツド7、9(8、10)を回転
ドラム6上に配置し、複数の磁気ヘツド7、9(8、1
0)を用いて、磁気ヘツド2上に順次記録トラツクT1A
T1B、T2A、T2Bを形成するようになされた磁気記録再生
装置11において、複数の磁気ヘツド7、9(8、10)
で、所定の基準信号(SC)を記録した後、複数の磁気ヘ
ツド7、9(8、10)の1つ7(8)で、複数の磁気ヘ
ツド7、9(8、10)で記録した基準信号(SC)を再生
し、磁気ヘツド7、9(8、10)で記録した磁気テープ
2上の磁気エネルギ密度が、複数の磁気ヘツド7、9
(8、10)間で等しくなるように、複数の磁気ヘツド
7、9(8、10)の記録電流を調整する。
F作用 複数の磁気ヘツド7、9(8、10)の1つ7(8)
で、複数の磁気ヘツド7、9(8、10)で記録した基準
信号(SC)を再生し、磁気ヘツド7、9(8、10)で記
録した磁気テープ2上の磁気エネルギ密度が複数の磁気
ヘツド7、9(8、10)間で等しくなるように、複数の
磁気ヘツド7、9(8、10)の記録電流を調整すれば、
再生映像の画質劣化を有効に回避して磁気記録再生装置
11の互換性を得ることができる。
G実施例 以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
第1図において、20は全体として記録電流調整装置を
示し、ビデオテープレコーダ11の記録電流を調整するも
のである。
すなわちビデオテープレコーダ11は、輝度信号SYを輝
度信号処理回路12に与え、当該輝度信号SYを周波数変調
して加算回路13A、13B、13C、13Dに出力する。
これに対してクロマ信号処理回路15は、クロマ信号SC
を低域変換した後、それぞれ可変抵抗16A、16B、16C、1
6Dを介して、加算回路13A、13B、13C、13Dに出力するよ
うになされ、これにより可変抵抗16A、16B、16C、16Dを
調整して記録増幅回路17A、17B、17C、17Dに出力される
クロマ信号成分の信号レベルを調整し得るようになされ
ている。
切換回路18は、制御信号SCに基づいて接点を切り換え
るようになされたスイツチ回路で構成され、各記録増幅
回路17A、17B、17C、17Dから出力される記録信号を、順
次磁気ヘツド7、8、9、10に出力するようになされて
いる。
かくして可変抵抗16A、16B、16C、16Dを調整すること
により、磁気ヘツド7、8、9、10に出力される記録電
流の内、クロマ信号の信号成分について、その電流値を
調整することができる。
これに対して制御回路19は、1フイールド周期で信号
レベルが反転するスイツチングパルス信号SSWP及び当該
スイツチングパルス信号SSWPを2分周して反転した反転
信号SSWP2を生成し、スイツチングパルス信号SSWP及び
反転信号SSWP2を基準にして制御信号SC1を出力すると共
に、回転ドラム6(第10図)の回転速度及び磁気テープ
2の走行速度を制御するようになされている。
これにより第2図に示すように、回転ドラム6の回転
に応じて、順次磁気ヘツド7、8、9、10に記録電流が
与えられ、磁気テープ2上に順次記録トラツクT1A
T1B、T2A、T2B、……を形成するようになされている。
因にこの実施例においては、周波数の異なる4つのパ
イロツト信号を、順次1フイールド周期で循環的に切り
換えて輝度信号及びクロマ信号と一緒に記録するように
なされ、これによりATF(automatic track finding)の
手法を用いてトラツキング制御し得るようになされてい
る。
従つて制御回路19は、スイツチングパルス信号SSWP
び反転信号SSWP2を基準にして順次パイロツト信号を切
り換えるようになされ、これにより記録時に走査した磁
気ヘツド7、8、9、10と同一の磁気ヘツド7、8、
9、10で、それぞれ記録トラツクT1A、T1B、T2A、T2B
……を走査し、再生信号SRFを得るようになされてい
る。
さらに制御回路19においては、切換信号SCHが出力さ
れると、パイロツト信号の切り換え順序を切り換えるよ
うになされ、これにより磁気ヘツド7、8、9、10の走
査を2トラツク分シフトさせるようになされている。
これにより切換信号SCHが出力されると、記録時にそ
れぞれ磁気ヘツド7、8、9、10が走査した記録トラツ
クT1A、T1B、T2A、T2Bを、当該磁気ヘツド7、8、9、
10に対して180度対向する位置に配置された同一アジマ
ス角の磁気ヘツド9、10、7、8が、走査するようにな
されている。
因に制御回路19においては、パイロツト信号の切り換
え順序が切り換わると、これに応動して反転信号SSWP2
を反転するようになされている。
さらに制御回路19は、記録電流調整回路10から出力さ
れる制御信号SCON1に応じて、当該ビデオテープレコー
ダ11の動作モードを切り換えるようになされている。
これに対して記録電流調整回路10においては、制御回
路25に制御信号SCON2を与えるようになされ、これによ
りビデオテープレコーダ11の動作モードに応じて、当該
記録電流調整回路10の測定モードを切り換えるようにな
されている。
すなわちビデオテープレコーダ11が記録モードになる
と、制御回路25は選択回路26及びモノマルチ回路27に制
御信号を出力する。
選択回路26は、一方の接点にスイツチングパルス信号
SSWPを直接受けると共に、他方の接点に当該スイツチン
グパルス信号SSWPを反転増幅回路29を介して受けるよう
になされ、その選択出力をモノマルチ回路27に出力する
ようになされている。
これに対してモノマルチ回路27は、クロマ信号SCの出
力ラインに介挿された選択回路31に、当該モノマルチ回
路27の出力信号を与えるようになされ、これによりスイ
ツチングパルス信号SSWPの信号レベルが立ち上がる又は
立ち下がる期間の間、ビデオテープレコーダ11にクロマ
信号SCを与えるようになされている。
従つてビデオテープレコーダ11においては、選択回路
26の接点を切り換えることにより、Aヘツド7、9又は
Bヘツド8、10だけでクロマ信号が記録されるようにな
され、磁気テープ2上に順次間欠的にクロマ信号が記録
される。
因に信号発生装置30においては、信号発生回路32から
輝度レベル50%の輝度信号SYと単一位相の信号レベル10
0%のクロマ信号SCとが出力されるようになされてい
る。
かくしてこの実施例においては、演算処理装置35から
出力される制御信号SCON1及びSCON2に応じて、ビデオテ
ープレコーダ11の動作モードを記録モードに切り換えた
後、所定期間経過して選択回路26の接点を切り換えるよ
うになされ、これにより順次正のアジマス角の記録トラ
ツクT1A、T2A、……にクロマ信号を記録した後、続いて
負のアジマス角の記録トラツクT1B、T2B、……にクロマ
信号を記録するようになされている。
さらに制御回路25には、選択回路37に切換信号SSEL1
を出力し、輝度信号処理回路12の出力信号について信号
レベルを検出するようになされている。
すなわち選択回路37は、増幅回路38を介して輝度信号
処理回路12の出力信号を受けるようになされ、その出力
信号をピーク検波回路39を介してアナログデイジタル変
換回路40に出力するようになされている。
従つて演算処理装置35においては、周波数変調された
輝度信号について記録増幅回路13A、13B、13C、13Dに出
力される際の信号レベルを検出し得、これにより間接的
に当該信号成分について記録電流を検出することができ
る。
さらに制御回路25は、切換信号SSEL1、SSEL2及びS
SEL3を選択回路37、42及び44に出力し、クロマ信号成分
について、記録電流を検出する。
すなわち選択回路44は、可変抵抗16A、16B、16C、16D
の加算回路13A、13B、13C、13D側の端子を、それぞれ接
点に接続するようになされ、その選択出力信号を増幅回
路46、選択回路42を介してバンドパスフイルタ回路48に
出力するようになされている。
バンドパスフイルタ回路48は、低域変換されたクロマ
信号を抽出して選択回路37に出力するようになされ、こ
れにより演算処理装置35において、各磁気ヘツド7、
8、9、10に出力される低域変換されたクロマ信号につ
いて、記録電流を検出し得るようになされている。
さらに制御回路25は、ビデオテープレコーダ11が再生
モードに切り換えられると、これに応動して切換信号S
SEL2及びSCHを出力するようになされ、所定の磁気ヘツ
ドを基準にして、記録トラツクT1A、T2A、……、T1B、T
2B、……から得られる再生信号SRFの信号レベルを検出
する。
すなわち再生増幅回路50においては、切換回路18から
出力される再生信号SRFを受け、その出力信号を選択回
路42に出力するようになされている。
これにより第3図及び第4図に示すように、正のアジ
マス角の記録トラツクT1A、T2A、……にクロマ信号を記
録した場合、それぞれAヘツド7及び9が当該記録トラ
ツクT1A及びT2Aを走査することから、記録したAヘツド
7及び9と同一のAヘツド7及び9で再生した再生信号
SRFについて、信号レベルを検出すると共に、切換信号S
CHを出力して磁気ヘツド7、8、9、10の走査を2トラ
ツク分シフトさせると、記録時と異なるAヘツド9及び
7で再生した再生信号SRFについて信号レベルを検出す
ることができる。
同様に、負のアジマス角の記録トラツクT1B、T2B、…
…にクロマ信号を記録した場合、それぞれBヘツド8及
び10が当該記録トラツクT1B及びT2Bを走査することか
ら、記録したBヘツド8及び10と同一のBヘツド8及び
10で再生した再生信号SRFについて、信号レベルを検出
すると共に、切換信号SCHを出力して磁気ヘツド7、
8、9、10の走査を2トラツク分シフトさせると、記録
時と異なるBヘツド10及び8で再生した再生信号SRF
ついて信号レベルを検出することがきる。
これに対して演算処理装置35は、制御信号SCON1を出
力してビデオテープレコーダ11の動作モードを記録モー
ドに切り換えた後、制御信号SCON2を出力し、これによ
り所定間の間、順次正のアジマス角の記録トラツク
T1A、T2A、……にクロマ信号を記録した後、続いて負の
アジマス角の記録トラツクT1B、T2B、……にクロマ信号
を記録するようになされている。
このとき演算処理装置35は、スイツチングパルス信号
SSWP及び反転増幅回路55を介して入力される反転信号S
SWP2を基準にして、アナログデイジタル変換回路40の出
力信号を取り込むことにより、各加算回路13A、13B、13
C、13Dに出力される低域変換されたクロマ信号の信号レ
ベルCREC7、CREC8、CREC9、CREC10を順次検出し、これ
により各磁気ヘツド7、8、9、10の記録電流を検出す
るようになされている。
因にこの実施例においては、同時に輝度信号処理回路
12の出力信号について信号レベルを検出するようになさ
れ、当該信号レベルの検出結果に基づいて、信号レベル
CREC7、CREC8、CREC9、CREC10の検出結果を補正するこ
とにより、輝度信号処理回路12の出力信号がばらついて
いる場合でも、当該出力信号を所定の基準レベルに保持
した場合の信号レベルCREC7、CREC8、CREC9、CREC10
検出し得るようになされている。
続いて演算処理装置35は、制御信号SCON1を出力して
磁気テープ2を巻き戻した後、ビデオテープレコーダ11
を再生モードに切り換え、再生信号SRFの信号レベルを
検出する。
このとき演算処理装置35においては、それぞれ正及び
負のアジマス角の記録トラツクT1A、T2A、……及び
T1B、T2B、……について、Aヘツド7及びBヘツド10を
基準にして再生信号SRFの信号レベルを検出するように
なされている。
すなわち第5図に示すように、正のアジマス角の記録
トラツクT1A、T2A、……にクロマ信号を記録した領域に
おいては、記録時と同一のAヘツド7及び9で走査し得
ることから、スイツチングパルス信号SSWP(第5図
(A))が立ち上がる期間の間、反転信号SSWP2(第5
図(B))が立ち下がると記録トラツクT1Aの記録信号
をAヘツド7で再生した再生信号SRF(第5図(C))
が得られ、反転信号SSWP2が立ち上がると記録トラツクT
2Aの記録信号をAヘツド9で再生した再生信号SRFが得
られる。
これに対して第6図に示すように、切換信号SCHを出
力して磁気ヘツド7、8、9、10の走査を2トラツク分
シフトさせると、スイツチングパルス信号SSWP(第6図
(A))が立ち上がる期間の間、反転信号SSWP2(第6
図(B))が立ち上がると記録トラツクT1Aの記録信号
をAヘツド9で再生した再生信号SRF(第6図(C))
が得られ、反転信号SSWP2が立ち下がると記録トラツクT
2Aの記録信号をAヘツド7で再生した再生信号SRFが得
られる。
従つて演算処理装置35においては、スイツチングパル
ス信号SSWP及び反転信号SSWP2の信号レベルがそれぞれ
立ち上がり及び立ち下がる期間の間、アナログデイジタ
ル変換回路40の出力信号を取り込んで記録トラツクT1A
をAヘツド7で再生した際の信号レベルCPB7を得た後、
切換信号SCHを出力して、同様に記録トラツクT2AをAヘ
ツド7で再生した際の信号レベルCPB9を得るようになさ
れている。
実際上、このように磁気テープ2上に間欠的に信号を
記録するようにすれば、隣接する記録トラツクからのク
ロストークの影響を実用上十分な範囲で抑圧して、高精
度で再生信号SRFの信号レベルを検出することができ
る。
さらに演算処理装置35においては、負のアジマス角の
記録トラツクT1B、T2B、……にクロマ信号を記録した領
域において、Bヘツド8を基準にして信号レベルを検出
する。
この場合第7図に示すように、スイツチングパルス信
号SSWP(第7図(A))が立ち下がる期間の間、反転信
号SSWP2(第7図(B))が立ち下がると記録トラツクT
1Bの記録信号をBヘツド8で再生した再生信号SRF(第
7図(C))が得られ、反転信号SSWP2が立ち上がると
記録トラツクT2Bの記録信号をBヘツド10で再生した再
生信号SRFが得られる。
これに対して第8図に示すように、切換信号SCHを出
力して磁気ヘツド7、8、9、10の走査を2トラツク分
シフトさせると、スイツチングパルス信号SSWP(第8図
(A))が立ち下がる期間の間、反転信号SSWP2(第8
図(B))が立ち上がると記録トラツクT1Bの記録信号
をBヘツド10で再生した再生信号SRF(第8図(C))
が得られ、反転信号SSWP2が立ち下がると記録トラツクT
2Bの記録信号をBヘツド8で再生した再生信号SRFが得
られる。
従つて演算処理装置36においては、スイツチングパル
ス信号SSWP及び反転信号SSWP2の信号レベルが立ち下が
る期間の間、アナログデイジタル変換回路40の出力信号
を取り込んで、記録トラツクT1BをBヘツド8で再生し
た際の信号レベルCPB8を得た後、切換信号SCHを出力し
て、同様に記録トラツクT2BをBヘツド8で再生した際
の信号レベルCPB10を得るようになされている。
かくして演算処理装置35においては、Aヘツド7、9
又はBヘツド8、10で記録した記録トラツクT1A、T2A
……又はT1B、T2B、……から、それぞれAヘツド7又は
Bヘツド8を基準にして再生信号SRFの信号レベルを検
出し得、これにより各記録トラツクT1A、T2A、……又は
T1B、T2B、……をそれぞれAヘツド7、9又はBヘツド
8、10で記録した際に、Aヘツド7、9又はBヘツド
8、10の違いによる磁気エネルギ密度の違いを検出する
ことができる。
従つて当該検出結果に基づいて、記録電流を調整する
ようにすれば、Aヘツド7、9又はBヘツド8、10の違
いによる磁気エネルギ密度の違いを補正し得、4ヘツド
の当該ビデオテープレコーダ11で記録した磁気テープを
2ヘツドのビデオテープレコーダで再生する場合でも、
画質劣化を有効に回避して、互換性を得ることができ
る。
すなわち演算処理装置35は、検出結果に基づいて、次
の演算処理を実行し、調整目標値LO7、LO9、LO8及びL
O10を得、当該演算処理装置35の外部に接続された表示
装置(図示せず)に表示するようになされている。
さらに演算処理装置35は、調整目標値LO7、LO9、LO8
及びLO10が得られると、ビデオテープレコーダ11の動作
モードを記録モードに切り換えた後、順次加算回路13
A、13B、13C、13Dに出力される低域変換されたクロマ信
号の信号レベルを検出すると共に、その検出結果を表示
装置上に表示するようになされている。
従つてオペレータにおいては、調整目標値LO7、LO9
LO8及びLO10の表示と、検出結果の表示とを参考にし
て、可変抵抗16A、16B、16C、16Dを調整することによ
り、簡易に記録電流を調整することができる。
以上の構成において、信号発生装置30から間欠的に出
力されるクロマ信号SCは、クロマ信号処理回路15で低域
変換された後、可変抵抗16A、16B、16C、16Dを介して周
波数変調された輝度信号及びパイロツト信号と共に磁気
テープ2上に記録され、これにより間欠的に正のアジマ
ス角の記録トラツクT1A、T2A、……にクロマ信号が記録
された後、負のアジマス角の記録トラツクT1B、T2B、…
…にクロマ信号が記録される。
このとき低域変換されたクロマ信号は、増幅回路38、
選択回路37を介してアナログデイジタル変換回路40に与
えられ、これにより各磁気ヘツド7、8、9、10の記録
電流が間接的に検出される。
これに対して磁気テープ2上に記録されたクロマ信号
は、それぞれAヘツド7又はBヘツド8を介して再生さ
れ、その再生信号SRFが再生増幅回路50、選択回路48を
介してアナログデイジタル変換回路40に与えられ、これ
により1つのAヘツド7又はBヘツド8を基準にして再
生信号SRFの信号レベルを検出することができ、磁気ヘ
ツドの相違による磁気エネルギ密度の相違が検出され
る。
かくして検出結果に基づいて、目標調整値LO7、LO9
LO8及びLO10が表示され、これを基準にして可変抵抗16
A、16B、16C、16Dを調整することにより、簡易に記録電
流を調整することができる。
以上の構成によれば、Aヘツド7、9又はBヘツド
8、10で低域変換したクロマ信号を記録した後、その内
の1つのAヘツド7又はBヘツド8を用いて再生し、再
生信号SRFの信号レベルを検出することにより、各磁気
ヘツドの違いによる磁気エネルギ密度の相違を検出する
ことができる。
かくして検出結果に基づいて、記録電流が等しくなる
ように調整し得、画質劣化を有効に回避して、磁気記録
再生装置の互換性を得ることができる。
なお上述の実施例においては、ATFの手法を用いてト
ラツキング制御するビデオテープレコーダに、本発明を
適用して記録電流を調整する場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、ATF以外の手法を用いてトラツキ
ング制御するようになされたビデオテープレコーダに適
用するようにしてもよい。
さらに上述の実施例においては、本発明をビデオテー
プレコーダに適用した場合について述べたが、本発明は
これに限らず、種々の信号を記録再生するようになされ
た磁気記録再生装置に広く適用することができる。
H発明の効果 上述のように本発明によれば、同一アジマス角の複数
の磁気ヘツドで順次基準信号を記録した後、当該複数の
磁気ヘツドの1つで、順次記録した基準信号を再生し、
その信号レベルを検出することにより、磁気ヘツドの相
違による磁気エネルギ密度の相違を検出し得、当該検出
結果に基づいて記録電流を調整することにより、画質劣
化を有効に回避して、磁気記録再生装置の互換性を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による記録電流調整装置を示
すブロツク図、第2図、第3図及び第4図はその動作の
説明に供する略線図、第5図、第6図、第7図及び第8
図はその動作の説明に供する信号波形図、第9図は2ヘ
ツドのビデオテープレコーダを示す略線図、第10図は4
ヘツドのビデオテープレコーダを示す略線図である。 1、6……回転ドラム、2……磁気テープ、3、4、
7、8、9、10……磁気ヘツド、10……記録電流調整装
置、11……ビデオテープレコーダ、19、25……制御回
路、35……演算処理装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丹羽 万起夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−175006(JP,A) 実開 平2−36278(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 5/027 H04N 9/79

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一アジマス角の複数の磁気ヘツドを回転
    ドラム上に配置し、上記複数の磁気ヘツドを用いて、磁
    気テープ上に順次記録トラツクを形成するようになされ
    た磁気記録再生装置において、 上記複数の磁気ヘツドで、所定の基準信号を記録した
    後、 上記複数の磁気ヘツドの1つで、上記複数の磁気ヘツド
    で記録した上記基準信号を再生し、 上記磁気ヘツドで記録した磁気テープ上の磁気エネルギ
    密度が、上記複数の磁気ヘツド間で等しくなるように、
    上記複数の磁気ヘツドの記録電流を調整するようにした ことを特徴とする記録電流調整方法。
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