JPH0635696Y2 - 前車軸の揺動規制装置 - Google Patents

前車軸の揺動規制装置

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JPH0635696Y2
JPH0635696Y2 JP13796588U JP13796588U JPH0635696Y2 JP H0635696 Y2 JPH0635696 Y2 JP H0635696Y2 JP 13796588 U JP13796588 U JP 13796588U JP 13796588 U JP13796588 U JP 13796588U JP H0635696 Y2 JPH0635696 Y2 JP H0635696Y2
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JP
Japan
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front axle
stopper
side plate
support bracket
center pin
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邦章 本庄
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Kubota Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、トラクタ等の車両の前車軸の揺動規制装置に
関する。
(従来の技術) この種の揺動規制装置として、例えば、 「左右一対の側板を備えた前車軸受枠をエンジンの前方
に張出して装備し、且つこの前車軸受枠の中央部側に備
えたセンタピン中心に揺動すべく前車軸が設けられたト
ラクタにおいて、左右一対の側板の下縁側に、前車軸の
上方に対応して凹所を切欠形成し、この凹所の前後方向
の略全範囲にわたる断面略L字状のストッパーを各側板
の凹所下縁側に固着し、この各ストッパーには前車軸が
上方に揺動した時に接当する接当面を側板の下端縁より
も上方に凹入するように設けたことを特徴とする前車軸
の揺動規制装置。」 が公知である(実公昭58−39925号公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) 前記従来の前車軸の揺動規制装置は、ストッパが側板に
溶接等で固着されていたので、該ストッパが前車軸との
衝突で摩耗又は変形等して損傷した場合、その取替えが
極めて困難であった。
そこで、このストッパをボルト、ナット等の締結手段に
より、着脱自在な構造とすることが考えられるが、単に
ボルト締めするのみでは、衝突の繰り返えしにより、ボ
ルトが破損し易すく、強度的に問題となる。
そこで、本考案は、ストッパを着脱自在な構造とし、か
つ、取付け強度の増大を図った前車軸の揺動規制装置を
提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、前記目的を達成するため、次の手段を講じ
た。即ち、本考案の特徴とする処は、左右一対の側板を
備えた前車軸受枠がエンジンの前方に張出して装備さ
れ、前記側板の側面にラジエータ支持ブラケットが固着
され、且つ、前記前車軸受枠の中央部側下方に備えたセ
ンタピン中心に揺動すべく前車軸が設けられたものにお
いて、 前記側板の側面に、前記前車軸がセンタピン中心に所定
角度以上揺動したとき当接するストッパが取付手段を介
して着脱自在に設けられ、且つ、該ストッパの上端と前
記ラジエータ支持ブラケットの下端とが当接している点
にある。
(作用) 本考案によれば、前車軸がセンタピンを中心として揺動
する。そして、その揺動角度が所定値以上になると、前
車軸とストッパが当接し、前車軸の揺動が規制される。
トラクタ等の車両においては、凹凸地を走行するため、
前記前車軸とストッパの衝突は頻繁に繰り返され、スト
ッパが損傷する。ストッパが損傷すると、ストッパは側
板に着脱自在に取付けられているので、これを取り外
し、新しいものに取り替える。
また前記ストッパと前車軸の衝突に際し、ストッパの上
端は、ラジエータ支持ブラケットの下端に当接せしめら
れているので、衝突のショックは前記支持ブラケットに
よっても支承され、ストッパ取付け手段の負荷が軽減さ
れる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第1図及び第2図において示すものは農用トラクタにつ
いての一例である。該トラクタは、エンジン1、クラッ
チハウジング2、ミッションケース3等を剛体結合して
機体を構成している。
前記エンジン1の下部の両側面に、側板4が前方突出状
に固定され、該両側板4の前端は連結板5で固定され、
全体形状が平面視門形の前車軸受枠6を形成している。
この前車軸受枠6の側板4の外側面にラジエータ支持ブ
ラケット7が溶接により固着されている。このラジエー
タ支持ブラケット7にラジエータ8が支持されている。
このラジエータ8は前記エンジン1の前方に配置されて
いる。このラジエータ8の前方の前車軸受枠6上にバッ
テリ9が載置されている。これらバッテリ9、ラジエー
タ8、エンジン1等は、ボンネット10で被覆されてい
る。
前記前車軸受枠6のラジエータ8を介した前後位置に、
前部受座11と後部受座12が、左右の側板間に渡架状に設
けられ、該前、後部受座11,12の左右方向中央部の下面
に下方突出状にセンタピン受体13,14が突設されてい
る。この前後のセンタピン受体13,14間にセンタピン15
が前後方向に挿通支持されている。このセンタピン15に
左右方向の前車軸16が枢支されている。この前車軸16の
両端部に前輪17が支持されている。
前記前車軸16の位置に対応した側板4の側面にストッパ
18がボルト等の取付手段19により着脱自在に固定されて
いる。そして、このストッパ18の上端と前記ラジエータ
支持ブラケット7の下端とは当接している。
前記ストッパ18は断面L字形をなし、その一辺が側板4
の外側面に取付けられ、他の一辺は外方に突出し、前車
軸16の上面に所定距離を保って対面している。このスト
ッパ18には補強リブ20が設けられている。
前記ストッパ18に対面する前車軸16の上面には当り板21
がボルト22で着脱自在に固定されている。そして、前車
軸16がセンタピン15まわりに所定角度以上揺動すると、
この当り板21とストッパ18とが当接して、前車軸16の揺
動を規制する。
前記ストッパ18と当り板21との衝突力は、取付手段19で
支承されると共にラジエータ支持ブラケット7によって
も支承されるので、取付手段19の破損が軽減される。
そしてストッパ18又は当り板21が破損するとボルト19,2
2を取外して、新しいものに取り替える。
第3図に示すものは、前記ミッションケース3内の伝動
装置を示し、エンジン1の動力は主クラッチ(図示省
略)を介して外筒軸の走行系主軸23と内軸のPTO系主軸2
4に伝達される。前記走行系主軸23の動力はギヤ変速装
置25を介して第1副軸26に伝達され、該第1副軸26の動
力は、前後進切替え油圧クラッチ装置27を介して第2副
軸28に伝達される。前記第2副軸28の動力は図示省略の
伝導装置を介して後輪に伝達されると共に、前輪駆動軸
29に伝達される。
前記第1及び第2副軸26,28には、油圧クラッチ装置27
に作動油を供給するための圧油路30,31及び潤滑油供給
油路32が形成されている。そしてこれらの油路30,31,32
に油を供給するために、第1副軸26の前端部に回転継手
33が設けられている。この回転継手33はミッションケー
ス3の隔壁34に固定され、第1副軸26の端部に回転自在
に嵌合している。
この回転継手33には潤滑油路35と圧油路36,37が形成さ
れ、潤滑油路35は入口38に対して斜めに設けられてい
る。従って、入口38は該油路35の交差部分で油路面積が
狭くなるので、油路面積を大きくするために該交差部分
に油溜39が形成されている。
更に、第1副軸26と第2副軸28の接続部における潤滑油
路32は、ベアリング40によってその油路面積が狭められ
ているので、この接続部にも油溜41が形成され、油路面
積を広くしている。
そして、第2副軸28の潤滑油路32から油圧クラッチ装置
27の各クラッチ板42,43に潤滑油を供給する分岐路44,45
が略クラッチ板42,43の前後方向中央位置に開設され、
充分クラッチ板42,43に潤滑できるよう考慮されてい
る。
尚、本考案は前記実施例に限定されるものではない。
(考案の効果) 本考案によれば、ストッパを着脱自在な構造としたの
で、ストッパが破損した場合、容易に交換できる。また
ストッパをラジエータ支持ブラケットで支承しているの
で、ストッパの取付手段にかかる負荷が軽減され、取付
手段の破損が防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部断面側面図、第2図
は第1図のII−II線断面図、第3図はミッションケース
の断面図である。 1…エンジン、4…側板、6…前車軸受枠、7…ラジエ
ータ支持ブラケット、15…センタピン、16…前車軸、18
…ストッパ、19…取付手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右一対の側板を備えた前車軸受枠がエン
    ジンの前方に張出して装備され、前記側板の側面にラジ
    エータ支持ブラケットが固着され、且つ、前記前車軸受
    枠の中央部側下方に備えたセンタピン中心に揺動すべく
    前車軸が設けられたものにおいて、 前記側板の側面に、前記前車軸がセンタピン中心に所定
    角度以上揺動したとき当接するストッパが取付手段を介
    して着脱自在に設けられ、且つ、該ストッパの上端と前
    記ラジエータ支持ブラケットの下端とが当接しているこ
    とを特徴とする前車軸の揺動規制装置。
JP13796588U 1988-10-22 1988-10-22 前車軸の揺動規制装置 Expired - Lifetime JPH0635696Y2 (ja)

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JP13796588U JPH0635696Y2 (ja) 1988-10-22 1988-10-22 前車軸の揺動規制装置

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JPH0257707U JPH0257707U (ja) 1990-04-25
JPH0635696Y2 true JPH0635696Y2 (ja) 1994-09-21

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