JPH0635655B2 - 連続真空蒸着メツキ装置と溶融メツキ装置との合金化炉兼用装置 - Google Patents

連続真空蒸着メツキ装置と溶融メツキ装置との合金化炉兼用装置

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JPH0635655B2
JPH0635655B2 JP2592386A JP2592386A JPH0635655B2 JP H0635655 B2 JPH0635655 B2 JP H0635655B2 JP 2592386 A JP2592386 A JP 2592386A JP 2592386 A JP2592386 A JP 2592386A JP H0635655 B2 JPH0635655 B2 JP H0635655B2
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JP
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plating
alloying furnace
furnace
alloying
melting
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JP2592386A
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JPS62185876A (ja
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昭三 梅田
憲夫 築地
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 <技術分野> 本発明は連続真空蒸着亜鉛メツキ装置の合金化炉と連続
溶融メツキ装置の合金化炉とを兼用した合金化メツキ装
置に関する。
<従来技術の問題点> 合金化亜鉛メツキ鋼板は合金化しない通常の亜鉛メツキ
に比べ,スポツト溶接や,塗装を施し易いことから広く
一般に使用されている。
従来,合金化亜鉛メツキ鋼板の製造方法としては,a)溶
融亜鉛メツキの直後にメツキされた亜鉛が凝固しない内
に加熱処理して合金化する方法,b)電気亜鉛メツキ鋼板
をライン外で再加熱処理して合金化する方法等が知られ
ている。
ところが,a)の方法は溶融メツキを利用するので,薄メ
ツキや片面メツキを得ることが難しい。またb)の方法
は,電気メツキを利用するので厚メツキには不向きであ
る。また再加熱する際,コイルをバツチ型焼鈍炉によつ
て250〜350℃の温度範囲で長時間熱処理するので工程が
複雑であり,製造時間が長くなる。更に,品質のばらつ
きが大きく,品質管理が面倒である等の問題点を有して
いる。
一方,蒸着メツキを合金化した合金化蒸着メツキ鋼板の
製造方法が知られている。該方法は蒸着メツキした鋼板
をバツチ焼鈍炉内で加熱処理し,或はライン内焼鈍炉を
設けて後加熱によりメツキ面を合金化している。ところ
が、バツチ処理は工程が煩雑であり、しかも温度が不均
一になるため合金化の斑を生じやすく,またライン内に
焼鈍炉を設ける場合には設備が非常に大きくなる問題が
ある。
<問題解決の手段> 本発明は連続真空蒸着メツキ装置の合金化炉を溶融メツ
キ装置の合金化炉と兼用させることにより真空蒸着メツ
キ装置における合金化設備の負担を軽減し、かつ蒸着メ
ツキと溶融メツキとを適宜切替え生産性の向上を図るこ
とが出来るようにしたものである。
本発明によれば,連続真空蒸着メツキ装置の蒸着室出口
側真空シール室を溶融メツキ装置の合金化炉の入口にガ
イドロール部を介して接続したことを特徴とする連続真
空蒸着メツキ装置と溶融メツキ装置との合金化炉兼用装
置が提供される。またその好適な実施態様として,上記
合金化炉が大気圧以上の非酸化性雰囲気に保持され,か
つ蒸着メツキ鋼板温度が300〜500℃に保持される
装置が提供される。
以下,本発明を実施例と共に図面を参照しながら説明す
る。
第1図は本発明に係る装置の概略図であり,真空蒸着メ
ツキ工程部分Aと溶融メツキ工程部分Bを有している。
真空蒸着メツキ部分Aには前処理炉2と真空蒸着室3
a,3bとが設けられており,これらはダクト4,冷却
室5,賦圧室6,真空シール室7a,7bを介して連通
されている。尚,蒸着メツキ室3a,3bには巻付ロー
ル8a,8bおよび亜鉛の蒸発槽(図示せず)が設けら
れている。上記前処理炉2として溶融メツキのガス還元
焼鈍炉を用いることが出来る。また該前処理炉2の出口
下端に鋼帯1を溶融メツキ槽10に導くガイドロール部
11を設け,真空蒸着メツキと溶融メツキとを切替えて
実施出来るようにしても良い。
一方,溶融メツキ部分Bには溶融メツキ槽10および合
金化炉12とが設けられている。該溶融メツキ部分Bは
センジマ方式のものでも良く,またシーラス方式のもの
でも良い。
上記真空蒸着メツキ部分Aの蒸着室出口に配設された第
2真空シール室7bが上記合金化炉12の入口にガイド
ロール部13を介して接続されている。該ガイドロール
部13は取外し可能なシールボツクスによつて形成さ
れ,その内部は窒素ガス雰囲気に保たれ,鋼帯1が巻付
けられるガイドロール13aが設けられている。上記第
2真空シール室7bを通過した鋼帯1は該ガイドロール
13aにより上記合金化炉12に導かれる。また該ガイド
ロール部13には溶融メツキ槽10からの鋼帯1を案内
するピンチロール13bが配設され,かつ上記ガイドロ
ール13aは側方に移動可能に軸支されており、溶融メ
ツキラインと真空蒸着メツキラインとが任意に切り替え
られるように構成されている。上記合金化炉12はガイ
ドロール部13の上方に略垂直に立設されており,下方
から順に加熱部12a,保熱部12b,冷却部12cが
区画形成されている。該加熱部12aには加熱手段12
dが設けられている。該加熱手段12dとしては雰囲気
ガスを電気ヒータで加熱する方法,弱還元性燃焼ガスバ
ーナで加熱する方法,あるいは低周波誘導加熱による方
法など適宜な方法を用いることが出来る。上記保熱部1
2bにはブロアー12eが設けられる一方,上記冷却部1
2cには熱交換機12fおよびブロアー12eが設けら
れ,夫々内部が所定温度に保たれる。更に合金化炉12
の上部には冷却ダクト14が接続している。
鋼帯1は前処理炉2に連続的に導入され,焼鈍と同時に
ガス還元による前処理を施される。鋼種により差はある
が,鋼帯が焼鈍されるためには500〜900℃の温度範
囲で20〜180秒の保持時間が必要である。前処理炉
2の後半部分で鋼帯は冷却され,さらに冷却室5によつ
て蒸着メツキするのに必要な基板温度に冷却された後,
賦圧室6および真空シール室7aを経由して,真空蒸着
室3aに導入される。蒸着室内において鋼帯の表面に蒸
発槽から導入された金属蒸気が付着する。ついで,鋼帯
1は真空蒸着室3bに導かれ,鋼帯の他方の面に金属蒸
気が蒸着メツキされる。この場合,蒸着メツキを蒸着室
3a,3bの何れか一方で行ない,片面メツキとしても
よい。メツキ後の鋼帯1は引続き真空シール室7bを経
てガイドロール部13に導かれる。該ガイドロール部1
3により鋼帯1は溶融メツキ装置の合金化炉12に導か
れる。該鋼帯1は合金化炉の加熱部12aを通過する
際,非酸化性雰囲気,例えば,窒素ガスあるいは窒素と
0.5〜2%の水素を混合した混合ガス中で鋼板温度が3
00〜500℃に加熱され,メツキ層の合金化が促進さ
れる。引続き,鋼帯1は合金化炉12の保熱部12b,
冷却部12cを通過する際,適正に合金化処理され,片
面メツキの場合は鋼帯面が表面酸化されることなく,冷
却ダクト14を通過する際に窒素ガス等により冷却され
て後続のスキンパス処理,テンシヨンレベラーで調整さ
れた後,化成処理工程に導かれる。
尚,第1図には真空蒸着室が2室設けられている例を示
したが、片面メツキを行なう場合には蒸着室は1室で足
りる。
<実施例> 本発明に係る装置を用い,連続真空蒸着亜鉛メツキを次
に示す操業条件で実施した。結果を次表に示す。
鋼帯0.6mm厚さ×300mmの炭素鋼 通板速度:15m/min 溶融メツキ 還元ガス組成:75%H−25%N ガス還元焼鈍炉温度:700℃(板温) メツキ浴組成:市販蒸留亜鉛+0.18%Al メツキ浴温度:450〜470℃ 蒸着メツキ 蒸着亜鉛: 市販電解亜鉛 亜鉛温度: 500〜550℃ 蒸着室真空度 0.01〜0.1Torr 板温: 190〜280℃ 合金化炉 加熱部:炉温:700〜900℃,窒素ガス雰囲気 保熱部: 400〜600℃ 冷却部: 50〜150℃ 最初に溶融亜鉛メツキを実施し,メツキ済の鋼帯を合金
化炉に導き,合金化炉の加熱温度800〜1000℃に
調整しメツキ層を表面まで合金化した。次いで,真空蒸
着メツキに切り換え鋼帯表面に亜鉛の蒸着メツキを施
し,引続きガイドロール部を介してメツキ済鋼帯を溶融
メツキの合金化炉に導き,合金化炉加熱部の温度を70
0〜900℃にし,保熱部の温度を400〜600℃に
設定して,合金化処理を実施した。
この結果,溶融メツキおよび蒸着メツキの何れにおいて
も良好な合金層が得られた。
<発明の効果> 本発明は連続真空蒸着メツキ装置の合金化炉と溶融メツ
キの合金化炉とを兼用させることにより装置の相互利用
により生産性を高めることが出来る。また設備が簡便で
あり,しかも均一な加熱処理がなされるので得られる合
金層およびメツキ層が美麗であり,かつ密着性も良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る連続式真空蒸着メツキ装置と溶融
メツキ装置の合金化炉兼用装置の概略図。 第2図は合金化炉の部分概略図である。 図面中,1−鋼板,2−前処理炉,3a,3b−真空蒸
着室,4−ダクト,5−冷却室,6−賦圧室,7a,7
b−真空シール室,8a,8b−巻付ロール,10−溶
融メツキ槽,11−ガイドロール部,12−合金化炉,
12a−加熱部,12b−保熱部,12c−冷却部,1
2d−加熱手段,12e−ブロアー,12f−熱交換
機,13−ガイドロール部,13a−ガイドロール,1
3b−ピンチロール,14−冷却ダクト。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続真空蒸着メツキ装置の蒸着室出口側真
    空シール室を溶融メツキ装置の合金化炉の入口にガイド
    ロール部を介して接続したことを特徴とする連続真空蒸
    着メツキ装置と溶融メツキ装置との合金化炉兼用装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項の装置であつて,上
    記合金化炉が大気圧以上の非酸化性雰囲気に保持され,
    かつ蒸着メツキ鋼板温度が300〜500℃に保持され
    る装置。
JP2592386A 1986-02-10 1986-02-10 連続真空蒸着メツキ装置と溶融メツキ装置との合金化炉兼用装置 Expired - Lifetime JPH0635655B2 (ja)

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JPS62185876A JPS62185876A (ja) 1987-08-14
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