JPH0635502U - 眼鏡形鉄骨建て方用作業台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉄骨建て方において、組立を容易にし、ボル
トの本締め完了まで一貫して安全に能率的な作業がで
き、簡便で経済的な作業台である。 【構成】 地盤面に於て、（１）〜（５）にて構成され
ている眼鏡形鉄骨建て方用作業台を（４）の取付けボル
トにて（６）の柱に固定し（９）の吊り梯子兼命綱控え
を（５）の吊り梯子引っ掛けフックに掛けて、柱をクレ
ーンにて吊り揚げ柱を所定の位置に固定し、建て方作業
を開始する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】 本考案は鉄骨の建て方開始からボルトの本締め作業 完了までの鉄骨建て方用作業台である。

【０００２】

【従来の技術】 従来は鉄骨建て方時には、柱から枝状に出たブラケットに 乗り仮組立を行ない、仮組み立て完了後、各階毎に梁から吊り足 場を組んでボルトの本締め作業を行なっていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】 鉄骨建て方時のブラケット上での作業は 危険である、叉仮組を完了させた後吊り足場を組んでボルトの本 締め作業を行なうため、工期が伸び、経済性に掛ける。

【０００４】

【課題を解決するための手段】 鉄骨建て方用作業台は、柱を建てる前に地 面上において全階分の作業台を柱に（４）の取付けボルトにて簡 単に取付けられるようにした、作業台への乗降は（９）の乗降吊 り梯子兼命綱控えにて行ない、作業台の位置は作業員が立っても 腰掛けても作業し易く、上階の梁への移動を簡便に行なえるよう な位置に設けた。これで本締め作業が完了するまでの作業台とな る。

【０００５】

【作 用】 （１）〜（５）により構成された眼鏡状鉄骨建て方用作業台を （６）の角形鋼管柱の対角線上に取付け、４方の梁の取付け作業 を容易にした、叉本作業台は（１）の骨組みは１本のパイプを折 り曲げた単純な形状で軽く取り扱い易い、（９）の乗降吊り梯子 兼命綱控えは（５）の吊り梯子引っ掛けフックに取付け、作業台 えの乗降を容易にし、建て方作業に安全性を考慮した。

【０００６】

【考案の効果】 本考案の眼鏡形鉄骨建て方用作業台により、建て方時にお ける作業性の能率と安全性の向上を計った。尚ボルト本締め時の 吊り足場が不要となり、経済的で工期の短縮が出来るようになっ た。

【図面の簡単な説明】

【図１】 眼鏡形鉄骨建て方用作業台平面図である。

【図２】 図１の側面図である。

【図３】 図１のＡ−Ａ’面を示した断面図である。

【図４】 柱に取付けて、側面から見た実施図である。

【符号の説明】

１ 骨組み ２ 踏み板 ３ 接合プレート ４ 取付けボルト ５ 吊り梯子引っ掛けフック ６ 柱 ７ 梁 ８ 梁接合部 ９ 吊り梯子兼命綱控え １０ 命綱 １１ 作業員

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 角形鋼管柱の角を挟んで対角線上に眼鏡
   形状に取付けた鉄骨建て方用作業台。