JPH063501B2 - コンタクトレンズ用剤 - Google Patents

コンタクトレンズ用剤

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JPH063501B2
JPH063501B2 JP21079785A JP21079785A JPH063501B2 JP H063501 B2 JPH063501 B2 JP H063501B2 JP 21079785 A JP21079785 A JP 21079785A JP 21079785 A JP21079785 A JP 21079785A JP H063501 B2 JPH063501 B2 JP H063501B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はコンタクトレンズ用剤に関する。さらに詳しく
は、コンタクトレンズの洗浄剤として使用できるととも
に保存剤としても使用可能なコンタクトレンズ用洗浄剤
および洗浄保存剤に関する。
[従来の技術およびその問題点] 従来よりコンタクトレンズ用剤にはコンタクトレンズの
洗浄効率を向上させるビルダー効果およびコンタクトレ
ンズを傷つけないようにするクツシヨン効果をうるため
の成分としてポリビニルアルコール、ヒドロキシエチル
セルロース、メチルセルロース、アルギン酸ナトリウ
ム、あるいはカルボキシメチルセルロースナトリウム塩
などの粘調剤およびコンタクトレンズに付着した脂質、
タンパク質を除去するための成分として界面活性剤が用
いられている。
しかしながら界面活性剤を添加したコンタクトレンズ用
洗浄保存液を用いてコンタクトレンズを洗浄あるいは保
存したばあい、界面活性剤が完全に除去されていないと
きにはコンタクトレンズの装着時に結膜の充血、角膜の
白濁、角膜表皮の剥離などの障害が生じることがある。
とくに吸水性を有するたとえばヒドロキシエチルメタク
リートからなるコンタクトレンズなどに上記のようなコ
ンタクトレンズ用洗浄保存液を用いたばあい、コンタク
トレンズ中に界面活性剤が含浸するので、種々の障害を
惹起する危険性が高い。
そこで本発明者は上記の問題点を解決しうるコンタクト
レンズ用洗浄保存液をうるべく鋭意研究を重ねたとこ
ろ、各種バインダー、接着剤あるいは乳化重合安定化剤
として用いられているイソブチレン・無水マレイン酸共
重合体を従来のコンタクトレンズ用洗浄保存液に配合し
たばあい、コンタクトレンズを短時間でしかも完全に洗
浄でき、さらに適度な増粘性を有するため、粘調剤とし
ても使用しうるという驚くべき事実を見出し本発明を完
成するに至った。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、イソブチレン・無水マレイン酸共重合体およ
び界面活性剤を含有してなるコンタクトレンズ用剤に関
する。
[実施例] 本発明に用いるイソブチレン・無水マレイン酸共重合体
は一般式: (式中、nは60〜3500の整数を示す)で表わされるイソ
ブチレンと無水マレイン酸との共重合体であるが、該分
子量は10,000〜500,000、なかでもとくに65,000〜200,0
00であるのが好ましい。
本発明においてはイソブチレン・無水マレイン酸共重合
体はその分子量が上記範囲外のものでも使用しうるが、
該分子量は10,000未満のばあい、増粘性が低く、また50
0,000をこえると水溶液の濾過性がわるいので好ましい
ものとはいえない。
前記イソブチレン・無水マレイン酸共重合体を洗浄液あ
るいは洗浄保存液などに配合することにより本発明のコ
ンタクトレンズ用剤がえられるが、該配合量は、洗浄液
あるいは洗浄保存液中に0.01〜30.0%(重量%、以下同
様)、好ましくは0.1〜5.0%となるように調整して用い
る。該配合量は、0.01%未満のばあい、えられるコンタ
クトレンズ用剤の洗浄性および粘性が低下し、また30%
をこえると流動性が低くなるので好ましくない。
本発明に用いる洗浄液あるいは洗浄保存液は、界面活性
剤および必要に応じて粘性基剤、緩衝基剤、等張化剤、
防腐剤あるいはキレート化剤などを調合することにより
えられる。
前記界面活性剤としては、アニオン系界面活性剤、ノニ
オン系界面活性剤アニオン系界面活性剤とノニオン系界
面活性剤とからなるものなどがあげられるが、本発明に
おいてはいずれの界面活性剤を用いてもよい。
アニオン系界面活性剤の具体例としては、アルキル硫酸
ナトリウム、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、
アルキロイルメチルタウリンナトリウム、アルキロイル
ザルコシンナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナト
リウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸ナ
トリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナ
トリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ル硫酸ナトリウム、ジ(ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル)リン酸ナトリウムなどがあげられるが、これら
のなかでもアルキル酸ナトリウム、アルキルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリ
ウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリ
ウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫
酸ナトリウムは優れた洗浄効果を呈し、ノニオン系界面
活性剤を併用したばあい、短時間の浸漬保存で有効な洗
浄効果を示す。
該アニオン系界面活性剤は、えられるコンタクトレンズ
用洗浄保存液中に、0.01〜2.0%含有するのが好まし
い。このばあい、該含有量は0.01%未満のとき、洗浄効
果が非常に低いものとなり、また2.0%をこえても洗浄
効果は高くならないばかりか手荒れの原因となるばあい
もある。
ノニオン系界面活性剤の具体例としては、高級アルキル
アミンのポリエチレングリコール付加物、高級脂肪酸ア
ミドのポリエチレンググリコール付加物、高級脂肪酸の
ポリグリセリンエステル、高級脂肪酸のポリエチレング
リコールエステル、高級脂肪酸のポリアルキレングリコ
ール、ポリエチレングリコールコポリマーエステル、高
級脂肪酸のポリエチレングリコールの付加した多価アル
コールエステル、高級アルコールのポリエチレングリコ
ールエーテル、高級アルコールのポリグリセリンエーテ
ル、アルキルフェノールのポリエチレングリコールエー
テル、アルキレンフェノールのポリエチレングリコール
エーテルのホルムアルデヒド縮合物、ポリプロピレング
リコール・ポリエチレングリコール共重合体、リン酸エ
ステル、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、ポリエチレングリコ
ールソルビタンアルキルエステル、ステロールのポリエ
チレングリコール付加物などがあげられる。これらのな
かでも、高級アルコールのポリエチレングリコールエー
テル、高級脂肪酸のポリエチレングリコールエステル、
高級脂肪酸のポリグリセリンエステル、アルキルフェノ
ールのポリエチレングリコールエーテル、ポリエチレン
グリコールソルビタンアルキルエステルは優れた洗浄効
果を呈するので好ましい。
該ノニオン系界面活性剤は、えられるコンタクトレンズ
用洗浄保存液中に0.01〜2.5%含有するのが好ましい。
このばあい、該含有量は0.01%未満のとき、洗浄効果が
非常に低いものとなり、また2.5%をこえても洗浄効果
は高くならないばかりか手荒れの原因となるばあいもあ
る。
また、アニオン系界面活性剤およびノニオン系界面活性
剤を併用するばあい、アニオン系界面活性剤およびノニ
オン系界面活性剤の含有量はそれぞれ前記した範囲内で
かつ、合計量が0.05〜4.5%であるのが好ましい。
前記粘性基剤は、洗浄時の感触を良好なものとし、また
洗浄時あるいは保存時にコンタクトレンズを外部からの
物理的な力からまもる働きを呈する成分であるが、その
具体例としては、ポリビニルアルコール、ポリ-N-ビニ
ルピロリドン、ポリアクリルアミドおよびその加水分解
物、ポリアクリル酸、キサンタンガム、ヒドロキシエチ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒ
ドロキシエチルセルロース、メチルヒドロキシプロピル
セルロース、メチルセルロース、アルギン酸ナトリウ
ム、ポリエチレングリコール、ゼラチン、コンドロイチ
ン硫酸ナトリウム、アラビアガム、ガールガムなど眼科
生理学的に許容しうる粘性基剤があげられる。
該粘性基剤の使用量は、その種類によつて異なるが、通
常えられるコンタクトレンズ用洗浄保存液中に0.01〜10
%含有するのが好ましい。このばあい、該使用量は、0.
01%未満のとき、洗浄または保存時にコンタクトレンズ
を損傷させる可能性があり、また10%をこえるときは、
えられるコンタクトレンズ用洗浄保存液はゲル化し、洗
浄性あるいは保存性が低下する。
前記緩衝基剤は、えられるコンタクトレンズ用洗浄保存
液のpHを涙液に近い5.0〜9.0の範囲で一定にし、また外
的要因によるpHの変化を抑え、洗浄あるいは保存する際
のコンタクトレンズの形状、光学性を保護するための成
分であるが、その具体例としては、ホウ酸とそのナトリ
ウム塩、リン酸とそのナトリウム塩、クエン酸とそのナ
トリウム塩、乳酸とそのナトリウム塩、グリシン、グル
タミン酸などのアミノ酸とそのナトリウム塩、リンゴ酸
とそのナトリウム塩などの眼科生理学的に許容しうる緩
衝剤があげられる。
該緩衝基剤の使用量はえられるコンタクトレンズ用洗浄
保存液中に約0.01〜0.5モル/、好ましくは0.05〜0.1
5モル/で用いる。このばあい、該使用量は0.01モル
/未満のばあい、緩衝効果が低く、また0.5モル/
をこえるばあい、緩衝効果は上がらないばかりか、浸透
圧を高めるなどコンタクトレンズの形状に影響を及ぼす
ことがある。
前記等張化剤は、えられるコンタクトレンズ用洗浄保存
液の浸透圧を涙液の浸透圧(280〜300mOs/Kg)に近づけ、
洗浄、保存する際、コンタクトレンズの形状を守るため
の成分であるが、その具体例としては、塩化ナトリウ
ム、塩化カリウム、塩化カルシウムなどの眼科生理学的
に許容しうる無機塩および前記緩衝基剤があげられる。
該等張化剤の使用量は、えられるコンタクトレンズ用洗
浄保存液中に約0.01〜0.5モル/、好ましくは0.05〜
0.15モル/で用いる。該使用量は、0.01モル/未満
のばあい、浸透圧は低くなり、また0.5モル/をこえ
るばあい、浸透圧が高くなり、コンタクトレンズの形状
に影響を及ぼすことがある。
前記防腐剤は、コンタクトレンズ用洗浄保存液が細菌に
汚染されるのを防ぎ、かつ洗浄時あるいは保存時にコン
タクトレンズが細菌で汚染されるのを防止するための成
分であるが、その具体例としては硝酸フェニル水銀、酢
酸フェニル水銀などのフェニル水銀系防腐剤;塩化ベン
ザルコニウム、臭化ピリジニウム、クロロヘキシジルな
どの界面活性剤系防腐剤;クロロブタノールなどのアル
コール系防腐剤;チメロサール;メチルパラベン、プロ
ピルパラベンなどがあげられる。
該防腐剤の使用量は、その種類によつて異なるが、通常
濃度が0.0001〜0.5%の範囲で使用される。
前記キレート化剤は、コンタクトレンズ用洗浄保存液や
付着した涙液中に含まれるカルシウムなどがコンタクト
レンズに沈着するのを防ぐための成分であるが、その具
体例としてはエチレンジアミン四酢酸およびそのナトリ
ウム塩、フィチン酸、クエン酸などがあげられる。
該キレート化剤の使用量は、えられるコンタクトレンズ
用剤中に0.001〜0.1モル/で用いる。該使用量は0.00
1モル/未満のばあい、カルシウムなどの沈着を抑制
することができず、また0.1モル/をこえるばあい、
それ以上の効果がえられない。
本発明のコンタクトレンズ用剤は水溶液または顆粒状に
調製される。
たとえば水溶液のばあい、所定量の精製水中にイソブチ
レン・無水マレイン酸共重合体および界面活性剤を入
れ、さらに必要に応じて粘性基剤、緩衝基剤、等張化
剤、防腐剤、キレート化剤を入れ、充分に混合攪拌して
溶解させ、濾過することによりえられる。
また顆粒状とするばあい、前記各成分を微粉末化し、精
製水中で混合攪拌した後、さらに必要に応じて賦形剤を
入れて練る。つぎにメッシュに通した後、加熱して乾燥
させることによりえられる。使用に際しては、使用時に
顆粒を規定量の精製水に溶解させ、水溶液として用い
る。
また上記のほか、グアニジン、尿素などの水素結合破壊
剤、チオシアン酸ナトリウムなどの塩溶効果を発揮する
塩類を添加してもよい。
つぎに本発明のコンタクトレンズ用剤を実施例に基づい
てさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみ
に限定されるものではない。
実施例1〜13 第1表に示す組成となるようにイソブチレン・無水マレ
イン酸共重合物((株)クラレ製、イソバン−110)、
界面活性剤および粘性基剤を調製して洗浄保存液をえ
た。
えられた洗浄保存液の物性としてチップへの残留量試験
および洗浄力試験を下記の方法で行なった。その結果を
第2表に示す。
(チップへの残留量試験) 分液ロートにえられた洗浄保存液50mlを入れ、その中に
コンタクトレンズ材料チップ(東洋コンタクトレンズ
(株)製、メニコン02、チツプ粒径約2.7mm)20gを沈め
て1分間振盪した。
5分間静置したのち、洗浄保存液を流出し、つぎに50ml
の蒸留水を注いで1分間振盪した。
5分間静置したのち、注いだ蒸留水を取り出し、すすぎ
液(1)をえた。
つぎに再び上記と同様の操作を行ない、注いだ蒸留水を
取り出してすすぎ液(2)をえた。
えられたすすぎ液(2)に含まれる洗浄保存液の残留濃度
(洗浄保存液を100%としたときの残留濃度(%))を下記
のようにして紫外線吸光度法または表面張力法で求め
た。
(紫外線吸光度法) 洗浄保存液の紫外線吸収スペクトルを自記分光光度計
(島津製作所(株)製UV-240)で測定し、特異吸収ピー
クの波長を求め、えられた波長のもとで、洗浄保存液の
原液濃度を100%とし、順次希釈して洗浄保存液濃度−
吸光度の検量線を作成する。
つぎにえられたすすぎ液(2)の吸光度を同様にして測定
し、検量線で残留洗浄保存液濃度を求める。
(表面張力法) 洗浄保存液の原液濃度を100%とし、順次希釈して表面
張力計(協和科学(株)製ウィルヘルミー式(CBVP式)
を用いて、25℃で測定し、洗浄保存液濃度−表面張力の
検量線を作成する。
つぎにえられたすすぎ液(2)の表面張力を同様にして測
定し、検量線で残留洗浄保存液濃度を求める。
(洗浄力試験) 未使用の市販非含水性コンタクトレンズ(商品名:メニ
コンO2、東洋コンタクトレンズ(株)製)50枚を試料と
し、あらかじめ各試料の曇度(hO%)をハゼオメータ
(商品名、Tarbidity Meter T-2500、東京電色(株)
製)によってJIS K6714に基づいて測定した。
つぎに各試料を強制汚染させるための人工汚垢をつぎの
とおり調製した。
成 分 配合割合(重量部) トリパルミチン 1.50 セタノール 0.50 パルミチン酸 1.00 オレイン酸 1.00 リノール酸 1.00 スパームアセチ*1 1.50 コレステロール 0.50 パルミチン酸コレステロール 0.50 レシチン 0.75 *1:日本油脂(株)製のミリスチン酸セタノールを主
成分とする高級脂肪酸の高級アルコールエステルの商品
名。
前述の人工汚垢を、各試料のレンズ表面に均一に塗布し
て、8時間真空乾燥して、人工汚垢を完全に固着させ
た。
一方、えられた洗浄保存液を、それぞれ5個のコンタク
トレンズ保存容器(商品名メニケース、東洋コンタクト
レンズ(株)製)中に1.5mlずつ注入して、前記強制汚
染した試料を各容器に1枚ずつ浸漬し、3時間放置し
た。
3時間経過後、各試料を容器から取り出して流水にて1
0秒間すすいだ後、真空乾燥してから前述と同様の方法
によりハゼオメーターにて各試料の曇度(h1(%))を測
定した。えられた測定値(h1)から、前述のとおりあら
かじめ測定しておいた人工汚染前の各試料の曇度(h0
を減じた値を出し、残留汚垢量を求めた。その結果を第
2表に示す。
なお残留汚垢量(h1-h0(%))は、数値が小さいほど洗浄
効果が顕著であることを示す。
比較例1〜13 第1表に示すようにイソブチレン・無水マレイン酸共重
合物を使用しないほかは実施例1〜13と同様の組成とな
るように調製して洗浄保存液をえた。
えられた洗浄保存液の物性として、チツプへの残留量試
験、洗浄力試験を実施例1〜13と同様の方法で測定し
た。その結果を第2表に示す。
実施例14 アニオン系界面活性剤としてラウリルベンゼンスルホン
酸ナトリウム(日本油脂(株)製ニューレックスR)0.5
%、ノニオン系界面活性剤としてポリエチレングリコー
ル(20)ソルビタンオレイン酸エステル(日光ケミカルズ
(株)製、TO-10)0.5%、粘性基剤としてイソブチレン
・無水マレイン酸共重合体((株)クラレ製イソバン-1
10)を第3表に示す組成となるように調製して粘性基剤
の濃度とえられた洗浄保存液の動粘度の関係を調べた。
その結果を第3表に示す。
また、粘性調製の濃度とえられた洗浄保存液の動粘度の
関係を第1図にグラフで表わした。なお、洗浄保存液の
動粘度の測定は以下の方法で行なった。
(動粘度の測定方法) えられた洗浄保存液7mlをキャノン・フェンスケ型粘度
計(柴田科学器械工業(株)製)を用い、JIS K 2283に
したがって20℃恒温槽中で3回測定し、その平均値を求
める。
比較例14 粘性基剤としてポリビニルアルコール((株)クラレ製
PVA-124)を用いたほかは、実施例14と同様にして第4
表の組成となるように調整して粘性基剤の濃度とえられ
た洗浄保存液の動粘度の関係を調べた。その結果を第4
表に示す。
また粘性基剤の濃度とえられた洗浄保存液の動粘度の関
係を第1図にグラフで表わした。
[発明の効果] 本発明のコンタクトレンズ用剤は、優れた洗浄力および
すすぎ性を示し、さらに優れた粘性を有しているのでコ
ンタクトレンズを洗浄あるいは保存したばあい、界面活
性剤が残留するなどの問題がなく、短時間でしかも完全
にコンタクトレンズを洗浄しうるという効果を奏す。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例14および比較例14でえられた洗浄保存
液の動粘度と増粘剤の濃度との関係を示すグラフであ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イソブチレン・無水マレイン酸共重合体お
    よび界面活性剤を含有してなるコンタクトレンズ用剤。
  2. 【請求項2】コンタクトレンズ用剤がコンタクトレンズ
    用洗浄剤である特許請求の範囲第1項記載のコンタクト
    レンズ用剤。
  3. 【請求項3】コンタクトレンズ用剤がコンタクトレンズ
    用洗浄保存剤である特許請求の範囲第1項記載のコンタ
    クトレンズ用剤。
JP21079785A 1985-09-24 1985-09-24 コンタクトレンズ用剤 Expired - Lifetime JPH063501B2 (ja)

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