JPH08165492A - コンタクトレンズ用洗浄剤 - Google Patents
コンタクトレンズ用洗浄剤Info
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- JPH08165492A JPH08165492A JP6312009A JP31200994A JPH08165492A JP H08165492 A JPH08165492 A JP H08165492A JP 6312009 A JP6312009 A JP 6312009A JP 31200994 A JP31200994 A JP 31200994A JP H08165492 A JPH08165492 A JP H08165492A
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Abstract
優れた洗浄力を発揮すると共に、皮膚に対する刺激性の
少ないコンタクトレンズ用洗浄剤を提供する。 【構成】 下記化学式: 〔式中、R1 は炭素数12〜18のアルキル基を示し、
またR2 及びR3 は、同時に若しくは独立して、それぞ
れ、炭素数1〜2のアルキル基或いはヒドロキアルキル
基を示す〕にて表される第三アミンオキサイドからなる
A成分の1種若しくは2種以上と、トリエタノールアミ
ン塩形態のアニオン性界面活性剤からなるB成分の1種
若しくは2種以上とを、A成分及びB成分の含有量の総
和が0.1〜20重量%で、且つA成分/B成分の含有
量比が1/4〜30/1の範囲内となるように含有せし
めた。
Description
り、特に脂質除去効果に優れていると共に、手指等の皮
膚への刺激の少ないコンタクトレンズ用洗浄剤に関する
ものである。
と、その装用中に、涙液中に含まれる分泌物であるタン
パク質や脂質がレンズ表面に付着する。また、コンタク
トレンズを取り扱うに際して、洗浄者の手に付いている
皮脂や化粧品が付着することがある。そして、そのよう
なタンパク質や脂質或いは化粧品等の汚れが付着してい
るレンズを、そのまま装用していると、レンズの水濡れ
性や酸素透過性が低下しているために、装用感が著しく
損なわれたり、延いては、視力の低下、眼痛、充血等の
不快な症状が惹起されたりするのである。それ故、安全
で快適にコンタクトを装用するためには、前述の如きレ
ンズ表面に付着した汚れを除去することが重要な問題と
なるのである。
そのような汚れを除去するために、種々のコンタクトレ
ンズ用洗浄剤が用いられている。例えば、特開平5−2
02383号公報には、特定の両性界面活性剤と、アニ
オン性界面活性剤の1種以上及び/またはカチオン性界
面活性剤の1種以上とを含んでなるコンタクトレンズ用
洗浄剤が開示されている。しかしながら、そのような洗
浄剤にしても、それに含まれるそれぞれの界面活性剤の
性能によって得られる以上の洗浄効果が得られるもので
はなく、特にコンタクトレンズに付着する汚れに最も近
いと考えられる脂質組成での洗浄効果試験では、充分な
効果が得られていない。
景として為されたものであって、その課題とするところ
は、コンタクトレンズの装用中或いは取り扱い中に付着
する脂質、タンパク質、化粧品等の汚れに対して優れた
洗浄力を発揮すると共に、皮膚に対する刺激性の少ない
コンタクトレンズ用洗浄剤を提供することにある。
に、本発明者等は、コンタクトレンズの洗浄剤につい
て、鋭意研究を重ねた結果、特定の両性界面活性剤と特
定のアニオン性界面活性剤とを、所定の割合で併用する
ことにより、洗浄効果が著しく改善され得ることを見出
したのである。
決するために、下記化2:
またR2 及びR3 は、同時に若しくは独立して、それぞ
れ、炭素数1〜2のアルキル基或いはヒドロキシアルキ
ル基を示す〕にて表される第三アミンオキサイドからな
るA成分の1種若しくは2種以上と、トリエタノールア
ミン塩形態のアニオン性界面活性剤からなるB成分の1
種若しくは2種以上とを少なくとも含有し、且つそれら
A成分及びB成分の含有量の総和が0.1〜20重量%
であり、更にA成分/B成分の含有量比が1/4〜30
/1の範囲内にあることを特徴とするコンタクトレンズ
用洗浄剤を、その要旨とするものである。
トレンズ用洗浄剤は、特定の界面活性剤、即ち両性界面
活性剤としての第三アミンオキサイド(A成分)と、ト
リエタノールアミン塩形態のアニオン性界面活性剤(B
成分)とを、所定の割合で含んでなるところに、大きな
特徴があり、それによって、それら界面活性剤が単独で
用いられた場合と比較して、その洗浄力が相乗的に高め
られ得ているのであり、以て従来のコンタクトレンズ用
洗浄剤では充分に除去することが出来なかった眼脂や化
粧品等の汚れを、効果的に除去し得ることとなったので
ある。
洗浄剤において両性界面活性剤として加えられている、
A成分たる第三アミンオキサイドは、B成分たるアニオ
ン性界面活性剤の刺激性を和らげる作用を有しているた
め、それによって、洗浄剤のレンズや手指に対する刺激
性を有利に低減化することが出来る特徴も発揮するので
ある。
洗浄剤を用いることにより、安全で快適なコンタクトレ
ンズの装用が可能となるのである。
分たる第三アミンオキサイドにおいて、R1 は、炭素数
12〜18のアルキル基を示しており、例えばラウリル
基、ミリスチル基、ステアリル基等があり、その中でも
ラウリル基が有利に用いられることとなる。また、R2
及びR3 は、同時に若しくは独立して、炭素数1〜2の
アルキル基またはヒドロキシアルキル基を示しており、
例えばメチル基、エチル基、ヒドロキシエチル基等があ
る。
B成分としては、トリエタノールアミン塩の形態であれ
ば、従来から公知の如何なるものも採用され得るもので
あるが、一般に、アルキルベンゼンスルホン酸のトリエ
タノールアミン塩、アルキル硫酸のトリエタノールアミ
ン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸のトリ
エタノールアミン塩、アルキルグルタミン酸のトリエタ
ノールアミン塩等が、汚れに対する洗浄効果の点から、
好んで用いられるのである。
成分の含有量の総和は、洗浄剤全体に対して、0.1〜
20重量%の割合とされ、好ましくは0.5〜10重量
%とされる。けだし、かかるA成分とB成分の含有量の
総和の洗浄剤全体に対する割合が、0.1重量%未満で
あると、界面活性剤の濃度が低過ぎるために、洗浄効果
が充分に発揮されないからであり、また20重量%より
多い場合には、界面活性剤の濃度が高過ぎるために、触
感やレンズへの影響があり、好ましくないからである。
量基準)は、1/4〜30/1の範囲内とされ、特に好
ましくは3/2〜20/1とされる。けだし、A成分/
B成分の含有量比が1/4未満(A成分が少な過ぎる)
である場合や、30/1より大きい(A成分が多過ぎ
る)場合では、充分な相乗効果を奏し得ず、それぞれの
成分を単独で使用した時に発揮されるのと同等か、或い
はむしろそれより小さい洗浄効果しか得られないからで
ある。
洗浄剤においては、第三アミンオキサイドのA成分とト
リエタノールアミン塩形態のアニオン性界面活性剤のB
成分とが、所定の濃度において含まれており、それによ
って、それら界面活性剤が、相乗的な洗浄効果を発揮す
るようになっているのである。
レンズ用洗浄剤には、前記したA成分及びB成分の界面
活性剤の他に、必要に応じて、従来より公知の各種の洗
浄剤成分が添加可能である。例えば、塩化ナトリウム、
塩化カリウム、重炭酸ナトリウム等の等張化成分を0〜
1重量%の割合で添加したり、エデト酸ナトリウム、ト
リヒドロキシメチルアミノメタン等のキレート剤を0〜
1重量%の割合で、更にはプロピレングリコール、ヒド
ロキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン等の増
粘剤を0.1〜10重量%の割合で、それぞれ添加する
ことが出来る。また、ホウ酸塩、リン酸塩等のpH緩衝
剤を0.1〜10重量%の割合で、その他のアニオン
性、カチオン性、両性、非イオン性の各種界面活性剤を
0.05〜10重量%の割合で、パパイン、ブロメライ
ン、パンクレアチン等のプロテアーゼを0.01〜5.
0重量%の割合で、それぞれ添加してもよく、更にはソ
ルビン酸カリウム、ソルビン酸ナトリウム、塩化ベンザ
ルコニウム、その他の各種四級アンモニウム塩系や各種
ホルムアルデヒドドナー系の殺菌剤を0.0001〜
1.0重量%の割合で添加することが出来るが、それら
成分は、何れも、本発明の効果を阻害しない範囲におい
て、添加せしめられるものである。また、その他の成分
についても、一般的にコンタクトレンズ用洗浄剤に処方
されるものであれば、如何なるものも添加され得ること
は、言うまでもないところである。
の対象としているコンタクトレンズは、その種類に何等
限定されるものではなく、例えばメチルメタクリレート
系ハードコンタクトレンズ、酸素透過性コンタクトレン
ズ、非含水性ソフトコンタクトレンズ等があり、更にそ
のレンズの着色、未着色が、本発明に従う洗浄剤の適用
に際して問われることはない。
ために、本発明の幾つかの実施例を示すこととするが、
本発明が、そのような実施例の記載によって、何等の制
約をも受けるものでないことは、言うまでもないところ
である。また、本発明には、以下の実施例の他にも、更
には上記の具体的記述以外にも、本発明の趣旨を逸脱し
ない限りにおいて、当業者の知識に基づいて種々なる変
更、修正、改良等を加え得るものであることが、理解さ
れるべきである。
0g、大豆油:10g、トリオレイン(和光純薬工業株
式会社製):0.25g、スダンIII 色素(和光純薬工
業株式会社製):0.1gを、クロロホルム:60mL
に分散、溶解せしめて、脂質汚れ液を調製した。そし
て、76×26×1mmの大きさの顕微鏡用スライドグ
ラスを複数枚用意し、これらスライドグラスを前記脂質
汚れ液中に浸して、スライドグラスの表面に脂質汚れを
付着せしめた後、風乾して、洗浄試験用サンプルとし
た。
界面活性剤を、そこに示される割合で含んでなる、種々
のコンタクトレンズ用洗浄剤を調製した。なお、すべて
のコンタクトレンズ用洗浄剤には、かかる表に示された
界面活性剤以外の成分として、等張化成分としての塩化
ナトリウム:0.25重量%とキレート剤としてのエデ
ト酸ナトリウム:0.05重量%を含有せしめた。
タクトレンズ用洗浄剤を、それぞれ100倍に希釈した
液を用意し、これを用いて、前記洗浄試験用サンプルに
対して、それらサンプルの風乾後1〜2時間以内に、洗
浄力試験を行ない、その結果を、下記表1、表2に併せ
示した。
0に規定される洗浄力試験法に準拠して、リーナッツ式
改良型試験器を用いて、実施した。また、洗浄力試験の
評価は、以下の式にて表される汚れ除去率を指標とし
て、行なった。 汚れ除去率(%)={(Y−Z)/(Y−X)}×10
0 但し、 X:汚れを付着させる前のスライドグラスの重量 Y:汚れたスライドグラスの重量 Z:洗浄後のスライドグラスの重量 である。
明らかなように、本発明のコンタクトレンズ用洗浄剤
は、従来の洗浄剤では発揮し得なかったような優れた洗
浄効果を発揮しているのである。例えば、比較例1、1
1、14と、本発明例との比較において、界面活性剤が
単独で用いられている比較例では、汚れ除去率が、高々
数十%であるのに対して、本発明例の洗浄剤では、汚れ
の殆どが除去され得ているのである。しかも、本発明に
従う組み合わせの特定の2種の界面活性剤を含有してな
る洗浄剤でも、本発明に規定される含有量及び含有割合
以外のものでは、洗浄効果が不充分であるところから、
それらの含有量及び含有割合を特定することにより、優
れた効果が得られていることが判る。このように、本発
明に従うコンタクトレンズ用洗浄剤にあっては、特定の
界面活性剤が組み合わされ、所定の濃度割合で含有せし
められることにより、それら界面活性剤が相乗的な洗浄
効果を示していることが、容易に理解されるのである。
性剤を、そこに示される混合割合で含んでなる各種コン
タクトレンズ用洗浄剤を調製した。また、実施例1と同
様に、かかる表に示された界面活性剤以外の成分とし
て、等張化成分としての塩化ナトリウム:0.25重量
%とキレート剤としてのエデト酸ナトリウム:0.05
重量%を含有せしめた。
O/TC 172/SC 7/WG 5 N35 Cleaningefficacy」に示され
るISO脂質汚れ液を調製した。即ち、ヒマシ油:16
g、ラノリン(和光純薬工業株式会社製):35g、オ
レイン酸:5g、セチルアルコール:2g、コレステロ
ール:2g、酢酸コレステロール:30g、アーラッセ
ル80(和光純薬工業株式会社製):6g、スパン85
(和光純薬工業株式会社製):4gを温めながら混ぜ合
わせ、均一化した後に、その20gを秤量し、これにス
ダンIII (色素):0.1gを加えた後、60mLのク
ロロホルムに溶解させて、目的とする脂質汚れ液を調製
した。
倍に希釈して、それを用いて、実施例1と同様にして、
スライドグラスに、脂質汚れを付着せしめ、洗浄試験用
サンプルを調製した。そして、かかる洗浄試験用サンプ
ルに対して、前記で調製したコンタクトレンズ用洗浄剤
を用いて、実施例1と同じ試験方法で、洗浄試験を行な
った。そして、その結果を下記表3に示した。
ように、本発明例のコンタクトレンズ用洗浄剤は、実施
例1で示された一般脂質汚れのみならず、眼脂に近い組
成の脂質汚れに対しても、優れた洗浄効果を示している
のである。
しめ、それを、本発明のコンタクトレンズ用洗浄剤で処
理した例を示す。
リオレイン:0.25g、スダンIII :0.1gを温め
ながら混ぜ合わせ、均一にした後、エタノール:ヘキサ
ン=1:1の混合溶媒に溶解して、10重量%の溶液と
した。
に、酸素透過性コンタクトレンズ(メニコンスーパーE
X:株式会社メニコン製)の複数枚を浸して、それらレ
ンズの表面に脂質汚れを付着せしめた。次いで、この処
理に続いて、直ちに室温、減圧の条件下で、かかる汚れ
の付着したレンズを、20分間乾燥させて、洗浄試験用
サンプルとした。
4、表5に示される割合の界面活性剤を含んでなる各種
のコンタクトレンズ用洗浄剤を調製した。また、前記実
施例1と同様に、かかる表に示された界面活性剤以外の
成分として、更に、等張化成分としての塩化ナトリウ
ム:0.25重量%とキレート剤としてのエデト酸ナト
リウム:0.05重量%を含有せしめた。
用洗浄剤を用いて、前記洗浄試験用サンプルを15秒
間、指先洗浄した後、精製水にて10秒間すすいだ。こ
のすすぎ処理の後、表面の水分を除き、拡大率16倍の
実体顕微鏡にてレンズ表面の状態を観察して、汚れ除去
の程度を評価し、その結果を、下記表4に併せ示した。
なお、評価の基準は、下記の通りである。 −:レンズ上に汚れが全く無い。 ±:レンズ全体の面積の30%未満に汚れが残ってい
る。 +:レンズ全体の面積の30%以上70%未満に汚れが
残っている。 ++:レンズ全体の面積の70%以上に汚れが残ってい
る。
い脂質組成の汚れに対する本発明に従うコンタクトレン
ズ用洗浄剤の効果を確認する試験を行なった。
g、オレイン酸:5g、セチルアルコール:2g、コレ
ステロール:2g、酢酸コレステロール:30g、アー
ラッセル80:6g、スパン85:4gを温めながら混
ぜ合わせて、均一化した後、その20gを秤量し、これ
にスダンIII (色素):0.1gを加えて、再び加温し
ながら均一化し、エタノール:ヘキサン=1:1の混合
溶媒に溶解して、10重量%の、眼脂に近い脂質組成を
有する脂質汚れ液を調製した。
実施例3と同様にして、酸素透過性コンタクトレンズを
浸すことにより、洗浄試験用サンプルを得た。
6に示される界面活性剤を、そこに示される割合で含ん
でなるコンタクトレンズ用洗浄剤を調製し、前記実施例
1と同様に、更に、等張化成分としての塩化ナトリウ
ム:0.25重量%とキレート剤としてのエデト酸ナト
リウム:0.05重量%を含有せしめた。
試験を行ない、その結果を、下記表6に示した。なお、
洗浄試験の評価は、前記実施例3と同様にして行なっ
た。
らかなように、本発明に従うコンタクトレンズ用洗浄剤
は、実際のコンタクトレンズに付着した一般脂質汚れや
眼脂に近い脂質組成の汚れに対しても、優れた洗浄効果
を示すのであり、実際のコンタクト装用時にレンズ表面
に付着する各種汚れに対しても、優れた洗浄効果を発揮
するであろうことが容易に理解されるのである。
ンタクトレンズ用洗浄剤の効果を確認したが、ここで
は、化粧用ファンデーションの汚れに対する本発明に従
うコンタクトレンズ用洗浄剤の効果を確認する試験を行
なった。
7に示される配合割合の界面活性剤を含有してなる各種
コンタクトレンズ用洗浄剤を、それぞれ調製した。ま
た、かかる表に示された界面活性剤以外の成分として、
更に、等張化成分としての塩化ナトリウム:0.25重
量%とキレート剤としてのエデト酸ナトリウム:0.0
5重量%を含有せしめた。
透過性コンタクトレンズを、複数枚用意して、それぞれ
の曇度を測定した。この曇度の測定後、それらレンズの
表面に、化粧用ファンデーション(日焼け止めスティッ
クファンデーション:ソニークリエーティブプロダクト
社製)を均一に塗り、1時間真空乾燥後、一夜放置し
て、洗浄試験用サンプルとし、ここで、再びレンズの曇
度を測定した。
の洗浄試験用サンプルを、前記コンタクトレンズ用洗浄
剤を用いて、15秒間、指先洗浄した後、精製水にて1
0秒間すすいだ。次いで、このすすぎ処理の後、レンズ
の表面に付着している水分を除いてから、レンズの曇度
を測定し、下記の式に従って、それぞれのレンズにおけ
る汚れ除去率を求め、下記表7に示した。 汚れ除去率(%)={(V−W)/(V−U)}×10
0 但し、U:ファンデーション塗布前のレンズの曇度 V:ファンデーション塗布後のレンズの曇度 W:洗浄後のレンズの曇度
ように、本発明に従う洗浄剤は、コンタクトレンズを取
り扱う際に、レンズに付着する可能性の高い化粧用ファ
ンデーション等の汚れに対しても、優れた洗浄効果を有
しているのである。
Claims (1)
- 【請求項1】 下記化1: 【化1】 〔式中、R1 は炭素数12〜18のアルキル基を示し、
またR2 及びR3 は、同時に若しくは、独立して、それ
ぞれ、炭素数1〜2のアルキル基或いはヒドロキシアル
キル基を示す〕にて表される第三アミンオキサイドから
なるA成分の1種若しくは2種以上と、トリエタノール
アミン塩形態のアニオン性界面活性剤からなるB成分の
1種若しくは2種以上とを少なくとも含有し、且つそれ
らA成分及びB成分の含有量の総和が0.1〜20重量
%であり、更にA成分/B成分の含有量比が1/4〜3
0/1の範囲内にあることを特徴とするコンタクトレン
ズ用洗浄剤。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31200994A JP3420647B2 (ja) | 1994-12-15 | 1994-12-15 | コンタクトレンズ用洗浄剤 |
US08/569,450 US5840671A (en) | 1994-12-15 | 1995-12-08 | Cleaning solution for contact lens exhibiting excellent detergency |
EP95309123A EP0717101A1 (en) | 1994-12-15 | 1995-12-14 | Cleaning solution for contact lens |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP31200994A JP3420647B2 (ja) | 1994-12-15 | 1994-12-15 | コンタクトレンズ用洗浄剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08165492A true JPH08165492A (ja) | 1996-06-25 |
JP3420647B2 JP3420647B2 (ja) | 2003-06-30 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31200994A Expired - Fee Related JP3420647B2 (ja) | 1994-12-15 | 1994-12-15 | コンタクトレンズ用洗浄剤 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5840671A (ja) |
EP (1) | EP0717101A1 (ja) |
JP (1) | JP3420647B2 (ja) |
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