JPH02168224A - コンタクトレンズの洗浄方法 - Google Patents

コンタクトレンズの洗浄方法

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JPH02168224A
JPH02168224A JP32403088A JP32403088A JPH02168224A JP H02168224 A JPH02168224 A JP H02168224A JP 32403088 A JP32403088 A JP 32403088A JP 32403088 A JP32403088 A JP 32403088A JP H02168224 A JPH02168224 A JP H02168224A
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Megumi Nozawa
野澤 恵
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、所定のコンタクトレンズ用洗浄液を用いたコ
ンタクトレンズの洗浄方法に関するものであり、特に、
コンタクトレンズを洗浄効率よく洗浄する方法に関する
ものである。
(背景技術) 従来より、コンタクトレンズに沈着した蛋白性の汚れを
蛋白分解酵素で分解除去する方法が広く普及しているが
、かかる蛋白分解酵素は、溶液状態では不安定であり、
活性が次第に低下してしまうことが認められている。そ
こで、実用的には、蛋白分解酵素を主成分とした錠剤、
顆粒、粉末等の固形の形態で供給し、それを使用者が必
要時に精製水等に熔解して、洗浄液として使用する方法
が採られてきた。
しかしながら、この方法では、固体状態の蛋白分解酵素
を使用毎に溶解しなければならず、そのため煩雑な手間
を使用者に強いる結果となる。また、蛋白分解酵素は、
−旦溶液になってしまうと、時々刻々と活性を失ってし
まうために、コンタクトレンズの保存液中に蛋白分解酵
素を配合することは極めて困難であったのである。
ここにおいて、本発明者らは、上記の如き事情に鑑みて
鋭意研究した結果、液体中においても蛋白分解酵素を安
定に保つ手段を見い出し、洗浄液としてばかりでなく、
保存液としても使用可能なコンタクトレンズ用洗浄液を
完成し、そしてそのような洗浄液を用いてコンタクトレ
ンズを効果的に洗浄する手法を見い出したのである。
(解決課題) すなわち、本発明は、液体であるにも拘わらず、高い安
定性を示し、また非常に手軽に使用することが出来るコ
ンタクトレンズ用洗浄液を用いて、コンタクトレンズを
迅速に且つ効果的に洗浄する方法を提供することを、そ
の目的とするものである。
(解決手段) そして、本発明は、かかる課題解決のために、蛋白分解
酵素と水に混和性の有機液体と水とからなるコンタクト
レンズ用洗浄液を用いて、それを所定の水性媒体中に添
加して希釈せしめ、そしてその得られた希釈液にコンタ
クトレンズを浸漬して、レンズ表面の付着物を除去せし
めるようにすることにより、優れた洗浄効果を得るよう
にしたのである。
ところで、上記した本発明に用いられる、水性媒体に添
加される原液としてのコンタクトレンズ用洗浄液は、蛋
白分解酵素、水に混和性の有機液体及び水にて構成され
るものであるが、この洗浄液の一成分たる蛋白分解酵素
としては、微生物由来の蛋白分解酵素が好適に用いられ
ることとなる。
けだし、パパインやプロメラインの如き植物由来の蛋白
分解酵素では、システィンやチオ尿素のような還元剤が
必要とされるが、かかる還元剤は空気中の酸素によって
酸化され易く、この還元剤の酸化により液体中の蛋白分
解酵素の活性化が滞って、酵素活性の低下を惹起すると
いう問題があるからであり、従って、本発明にあっては
、そのような還元剤を必要としない微生物由来の蛋白分
解酵素の使用が推奨され、これによって、上記の如き酵
素活性の低下も生じることはないのである。
なかでも、本発明にあっては、液体中における酵素の安
定性の点に鑑みて、バチルス属の微生物由来の蛋白分解
酵素が好適に採用される。そして、そのような蛋白分解
酵素は、種々市販されており、例えば「ビオプラーゼ」
 (ナガセ生化学工業株式会社)、「アルカラーゼ」、
「エスペラーゼ」、「サビナーゼ」 (ノボ・インダス
トリー・ジャパン株式会社)、「プロテアーゼNrアマ
ノ」」(天野製薬株式会社)等があり、それらの中から
適宜に選択されることとなる。これらの蛋白分解酵素は
、精製の過程で止むを得ずアミラーゼやリパーゼ等の糖
質分解酵素や脂質分解酵素が含まれる場合があり、これ
らの微量成分が洗浄効果を高める働きをする場合もある
なお、かかるバチルス属の蛋白分解酵素は、分子内にカ
ルシウムイオンと結合する部位があり、分子内にカルシ
ウムイオンを取り込んだ状態において安定な分子構造と
なる。それ故に、このバチルス属の蛋白分解酵素と共に
、カルシウムイオンを0.005〜0.O1重量%程度
添加することにより、かかる蛋白分解酵素の安定性を更
に向上せしめ得るのである。なお、このカルシウムイオ
ンの供給源としては、水に対する溶解性の良好な、塩化
カルシウム、硝酸カルシウム、酢酸カルシウム等が適宜
採用され、その添加量が、O,OO5%より少ないと安
定化効果が充分に発揮され得す、また0、01%より多
くても安定化効果がより高まるということはないのであ
る。
また、本発明において用いられるコンタクトレンズ用洗
浄液(原液)中の蛍白分解酵素量は、目的とする洗浄効
果に応じて適宜に決定されることとなるが、好ましくは
、0.01〜5重量%の濃度となるように決定される。
そして、本発明では、上記の如き蛋白分解酵素を、水に
混和性の有機液体と水とからなる混合溶媒に溶解せしめ
て、均一な溶液として用いるものであり、そしてその際
、より好適には、かかる水に混和性の液体と水との配合
比が、50:50〜75:25(重量部)の範囲とされ
るのである。
この範囲の配合比が酵素の安定性を損なわない溶媒組成
であり、この配合比の範囲を外れた場合には、蛋白分解
酵素の安定性が著しく損なわれることとなる。
また、本発明において用いられる洗浄液を構成する、水
に混和性の有機液体としては、生体組織に対する安全性
が高く、且つコンタクトレンズの素材に影響を及ぼさな
いものでなければならず、具体的には、グリセリン、エ
チレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール、低級アルカ
ンカルボン酸の低級アルキルエステル類(例えば、酢酸
イソアミル等)、ポリオキシエチレンソルビタンエステ
ル類、高級アルキル硫酸エステル類(例えば、ラウリル
硫酸ナトリウム等)、ポリエトキシ化脂肪酸類及びアル
コール類(例えば、ポリオキシエチレンラウレート、ポ
リオキシエチレンドデシルエーテル等)、ポリオキシエ
チレンボリブロビレンエーテル類、N−高級アルキルー
N、N−ジ低級アルキルアミン(例えば、ドデシルジメ
チルアミン等)等が適宜に採用される。
さらに、本発明に従うコンタクトレンズ用洗浄液にあっ
ては、そのpHを7〜10に保持することが好ましい、
なお、洗浄液のpHが7より低(なると、蛋白分解酵素
の効果が満足に発揮され得なくなるのであり、またpH
が10より大きくなると、コンタクトレンズの素材に悪
影響を与える可能性が高くなるからである。
なお、かかる洗浄液のpHを7〜lOに保つためには、
一般に、緩衝剤が添加されるのであるが、かかる緩衝剤
としては、蛋白分解酵素の安定性を向上させるために添
加されているカルシウムイオンと沈澱を生じることがな
く、且つ酵素の安定性を損なうことのないものである必
要がある。そのような要請に応え得る緩衝剤としては、
具体的には、トリエタノールアミンと酢酸との組合せが
あり、それが本発明では好適に用いられる。なお、この
緩衝剤の配合量は、一般に0.1〜10重量%゛程度が
望ましく、0.1%より少ないとpt+の安定性が悪く
なり、また10%より高くてもpHの安定性がより向上
されるということはない。
また、本発明に従うコンタクトレンズ用洗浄液にあって
は、コンタクトレンズに付着した眼脂等の油性の汚れを
除去するために、所定の界面活性剤を0.05〜5重量
%の範囲で加えることも可能である。なお、界面活性剤
量が0.05%より少ないと、油汚れの洗浄効果が非常
に低いものとなり、また5%より多(でも、油汚れの洗
浄効果がより一層高められるということはない。
なお、この適宜に添加される界面活性剤とじては、アニ
オン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、アニオン系
界面活性剤とノニオン系界面活性剤とからなるもの等が
挙げられるが、本発明においては、何れの界面活性剤を
用いてもよい。
ところで、上記した界面活性剤の一つとして用いられる
アニオン系界面活性剤としては、具体的には、アルキル
硫酸ナトリウム、アルキルベンゼルスルホン酸ナトリウ
ム、アルキロイルメチルタウリンナトリウム、アルキロ
イルザルコシンナトリウム、α−オレフィンスルホン酸
ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン
酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫
酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ
ーテル硫酸ナトリウム、ジ(ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル)リン酸ナトリウム等を挙げることが出来る
また、ノニオン系界面活性剤にあっても、その具体例と
して、高級アルキルアミンのポリエチレングリコール付
加物、高級脂肪酸アミドのポリエチレングリコール付加
物、高級脂肪酸のボリグリセリンエステル、高級脂肪酸
のポリエチレングリコールエステル、高級脂肪酸のポリ
アルキレングリコール、ポリエチレングリコールコポリ
マーエステル、高級脂肪酸のポリエチレングリコールの
付加した多価アルコールエステル、高級アルコールのポ
リエチレングリコールエーテル、高級アルコールのポリ
グリセリンエーテル、アルキルフェノールのポリエチレ
ングリコールエーテル、アルキレンフェノールのポリエ
チレングリコールエーテルのホルムアルデヒド縮合物、
ポリプロピレングリコール・ポリエチレングリコール共
重合体、リン酸エステル、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、ポ
リエチレングリコールソルビタンアルキルエステル、ス
チロールのポリエチレングリコール付加物等を挙げるこ
とが出来る。
さらに、本発明にて用いられるコンタクトレンズ用洗浄
液には、保存中の菌の増殖を防止するために、ソルビン
酸カリウム、ソルビン酸ナトリウム、安息香酸ナトリウ
ム、バラオキシ安息香酸のメチルエステル、エチルエス
テル、プロピルエステル或いはブチルエステル、サリチ
ル酸ナトリウム等の防腐剤を、0.01〜1重量%の範
囲で添加することも可能である。
ところで、本発明に従って、上記の如きコンタクトレン
ズ用洗浄液を用いて、ハードコンタクトレンズやソフト
コンタクトレンズを洗浄するに際しては、先ず、かかる
洗浄液が適当な水性媒体中に添加されて希釈せしめられ
ることとなる。この使用に際しての希釈により、希釈液
中における有機液体と水との割合が前記した安定な配合
比率から外れ、以て洗浄液(原液)中に含有されていた
蛋白分解酵素が活性化され、レンズに対する洗浄作用が
著しく増大するのである。また、この洗浄液(原液)の
水性媒体による希釈に際しては、−般に、かかる洗浄液
は、水性媒体の100容量部に対して0.1−100容
量部の割合において、好ましくは1〜20容量部の割合
において添加され、均一に混合溶解せしめられる。なお
、水性媒体に対する該洗浄液の添加量が少なくなると、
洗浄効果は低下し、またその添加量が100容量部を越
えるようになると、希釈化による酵素の活性化が充分で
ない場合が生ずる。そして、この希釈によって得られた
希釈液中には、蛋白分解酵素がo、001〜2.5重量
%程度含まれることとなるのである。
また、かかる洗浄液が添加される水性媒体としては、各
種のものがあり、例えば水道水、精製水、蒸溜水、生理
食塩水、界面活性剤含有水溶液である通常のコンタクト
レンズ洗浄液、塩化ナトリウム含有水溶液である通常の
コンタクトレンズ保存液等があり、それらの中から適宜
に選定されることとなる。なお、水道水が上記のコンタ
クトレンズ用洗浄液(原液)中の蛋白分解酵素の効果を
低下させるような不純物を含有する場合には、それを水
性媒体として用いることは適当ではない。それ故、水性
媒体としては、不純物を含有しない精製水、生理食塩水
、界面活性剤含有水溶液、塩化ナトリウム含有水溶液等
が好ましく、その中でも特に、界面活性剤を含有する水
溶液である市販の通常のコンタクトレンズ洗浄液を用い
るのが最も好ましい。この水性媒体中に含有せしめられ
る界面活性剤は、洗浄液の添加によって導入される蛋白
分解酵素の効果を高める働きがあり、本発明にとって有
用な薬剤である。
この有効な働きを為す界面活性剤としては、アニオン系
界面活性剤やノニオン系界面活性剤、更にはそれらアニ
オン系界面活性剤とノニオン系界面活性剤とを組み合わ
せたもの等があり、それら界面活性剤の中から適宜に選
択されて、前記洗浄液の希釈されるべき水性媒体中に含
有せしめられることとなる。また、このアニオン系界面
活性剤やノニオン系界面活性剤の具体例としては、前記
コンタクトレンズ用洗浄液に添加、配合せしめられるア
ニオン系界面活性剤やノニオン系界面活性剤と同様なも
のを挙げることが出来る。
そして、このように、適当な水性媒体にて、コンタクト
レンズ用洗浄液(原液)を希釈して得られる希釈液に対
して、人眼から外したコンタクトレンズを浸漬せしめ、
かかるレンズ表面に付着する汚染物質を除去(遊離乃至
は脱離)させるのである。この希釈液中へのレンズの浸
漬は、一般に5℃〜40℃の温度で1分〜48時間放置
することにより行なわれ、そしてそのような放置の後、
レンズを希釈液から取り出して、通常のコンタクトレン
ズ用洗浄液乃至は保存液(例えば、株式会社メニコン製
のO!ケア)等によって手指洗浄し、更にその後、水道
水ですすぐようにすれば良い。
なお、5℃よりも低温の放置温度では効果が発現し難く
、また40’Cより高温の放置温度では、コンタクトレ
ンズの形態が影響を受けて、その規格に悪影響を与える
可能性がある。また、1分より短時間の放置時間では効
果が充分に発現し難く、また48時間より長時間の放置
時間を採用しても、洗浄効果は変わらなくなるからであ
る。
なお、この汚染されたコンタクトレンズの希釈液中への
浸漬放置による洗浄にあっては、放置温度が高くなる程
、放置時間を短くすることが可能であり、放置温度が2
5℃〜40″Cの場合には、放置時間は1分〜1時間が
適当である。また、放置温度が5 ’C〜25℃の場合
には、放置時間は1時間〜48時間が適当である。更に
、レンズに汚れがひどく付着している場合は、30℃〜
40℃の温度で1分〜1時間或いは20℃〜30℃の温
度で1時間〜12時間放置し、汚れが更にひどく固着し
ている場合には、30℃〜40℃の温度で1時間〜12
時間或いは20℃〜30℃の温度で12時間〜24時間
放置することが望ましい。
(実施例) 以下に、本発明の幾つかの実施例を示し、本発明を更に
具体的に明らかにすることとするが、本発明が、そのよ
うな実施例の記載によって、何等の制約をも受けるもの
でないことは、言うまでもないところである。
先ず、下記第1表に示されるように、試料Na 1〜3
の如き組成の洗浄液(原液)を調製した。
かくして得られた洗浄液のそれぞれについて、そのpH
,調製時の蛋白分解酵素の活性及び40℃の温度下に2
週間保存した後の残存活性を、下記の方法により測定し
た。そして、その結果を、下記第2表に示した。
−pH測定− 株式会社堀場製作所製pHメータF−8E型にてpHを
測定した。
一蛋自分解酵素の活性測定 37℃に加温した0、 6%カゼイン溶液(pH7゜0
、05 Mリン酸−水素ナトリウム水溶液)の5m!に
、精製水で希釈した各々の洗浄液1mlを添加し、これ
を37℃で10分間保ち、その後、沈澱試液(0,lI
MI−リクロル酢酸、0.22 M酢酸ナトリウム及び
0.33 M酢酸の混合液)5mlを加えて、未分解の
蛋白を沈澱せしめ、更に濾過して得られた濾液中の27
5nmにおける吸収Aを求めた。また別に、本発明に従
う洗浄液の希釈液1mlに、前記沈澱試液5mlを加え
た後、更に前記カゼイン溶液を添加せしめ、生じた沈澱
を濾過して得られる濾液について、その275nmにお
ける吸収A、を求めた。
なお、1分間にチロシンlXl0−&g相当量の275
nm吸収を示す非蛋白性物質を生成する酵素活性をlu
とした。
蛋白分解酵素活性(u/mjり 〔但し、As=0.391 (275nmにおけるチロ
シン50.0μg / m j!の吸収)〕残存活性(
%) 第1表 剤(オキシエチレン・オキシプロピレンブロックコポリ
マー) *3:日光ケミカルズ株式会社製アニオン系界面活性剤
(α−オレフィンスルホン酸ナトリウム) *4:ノボ・インダストリー・ジャパン株式会社製バチ
ルス属由来蛋白分解酵素 第2表 *に日本油脂株式会社製ノニオン系界面活性剤(ポリオ
キシエチレンすクチルフェニルエーテル) *2:日本油脂株式会社製ノニオン系界面活性次いで、
かかる試料Nαl、2.3の洗浄液を用いて、それぞれ
、洗浄効果テストを行なった。その方法及び結果につい
ては、下記の通りであった。
−洗浄効果テスト− 人工涙液(pH7,4)を下記の配合にて調製した。
アルブミン        0.394 gγ−グロブ
リン      0.275 gリゾチーム     
   0.129 g塩化ナトリウム      0.
830 g塩化カルシウム(三水塩)  0.022g
リン酸二水素ナトリウム  0.080 g(三水塩) ムチン、胃粘膜      0.750 gIN 水酸
化ナトリウム    1mff1水         
       300ml跣遭呟l先之2」」工 また、酸素透過性のハードコンタクトレンズ(株式会社
メニコン製、メニコンEX)を5枚用意し、これらのレ
ンズを、前記人工涙液中において75℃で30分間浸漬
した後、洗浄・保存液(株式会社メニコン製、Otケア
)にて軽く手指洗浄を行なった。この操作を3回繰り返
して、暗視野実体顕微鏡(オリンパス光学株式会社製)
で20倍に拡大して観察したところ、5枚のレンズは、
何れもレンズ全体に白い蛋白性の汚れが付着しているこ
とが認められ、これらを試験レンズとした。
そして、精製水1.5 m lを入れたバイアル瓶中に
、試料磁1の洗浄液を0.06 m l加え、そこに前
記試験レンズの5枚をそれぞれ浸漬して、20℃で1時
間放置した。その後、これらのレンズを市販の酸素透過
性ハードコンタクトレンズ用洗浄液(株式会社メニコン
製、08ケア)で軽く手指洗浄し、水道水ですすいだ後
、20倍に拡大して観察したところ、5枚のレンズは、
何れも汚れがきれいに除去されていることが認められた
止較■上 精製水1.5 m lを入れたバイアル瓶中に、先の洗
浄効果テスト1と同様にして得られた試験レンズ5枚を
浸漬して、20℃で1時間放置した。そしてその後、こ
れらのレンズを市販の酸素透過性ハードコンタクトレン
ズ用洗浄液(株式会社メニコン製、O,ケア)にて軽く
手指洗浄し、水道水ですすいだ後、前記顕微鏡で20倍
に拡大して観察したところ、それら5枚のレンズは、何
れも汚れが大部分残っていることが認められた。
跣]JlしL友1m 市販の酸素透過性ハードコンタクトレンズ用洗浄液(株
式会社メニコン製、OtXケア1.5mlを入れたバイ
アル瓶中に、試料Nα1の洗浄液を0.03 m l加
え、そこに洗浄効果テストlと同様にして得られた試験
レンズ5枚を浸漬し、20℃で1時間放置した。これら
のレンズを前記洗浄液(01ケア)にて軽く手指洗浄し
て、水道水ですすいだ後、20倍に拡大して観察したと
ころ、5枚のレンズは、何れもきれいに汚れが除去され
ていることが認められた。
北較別1 市販の酸素透過性ハードコンタクトレンズ用洗浄液(株
式会社メニコン製、Ozケア)165mlを入れたバイ
アル瓶中に、洗浄効果テストlと同様にして得られた試
験レンズ5枚を浸漬し、20℃で1時間放置した。これ
らのレンズを前記洗浄液(Otケア)にて軽く手指洗浄
して、水道水ですすいだ後、20倍に拡大して観察した
ところ、5枚のレンズは、何れも汚れが大部分残ってい
ることが認められた。
跣」qυF云ス」」− 洗浄効果テストlにおける試料Nα1の洗浄液に代えて
、試料Nα2の洗浄液を使用し、他の操作は前記テスト
lと同様に行なった。その結果、5枚のレンズは、何れ
も、汚れがきれいに除去されていた。
跣弄’  −7,1−4 洗浄効果テスト2における試料Nα1の洗浄液に代えて
、試料Nα2の洗浄液を使用し、他の操作は前記テスト
2と同様に行なった。その結果、5枚のレンズは、何れ
も、汚れがきれいに除去されていた。
跣諦’  ”、2.)5 洗浄効果テストlと同様にして得られた試験レンズを4
分割する一方、市販の酸素透過性ハードコンタクトレン
ズ用洗浄液(株式会社メニコン製、0.ケア)に、試料
No、 lの洗浄液を、5容量%、25容量%、50容
量%、75容量%において添加した液を用意した。そし
て、かかる液に、前記4分割されたレンズ片をそれぞれ
浸漬し、20℃で6時間放置した後、前記洗浄液(OX
ケア)にて軽く手指洗浄し、水道水ですすいだ後、前記
顕微鏡を用いて観察したところ、試料klの洗浄液が5
容量%、25容量%、50容量%においてそれぞれ添加
された液に浸漬されたレンズ片の汚れは、きれいに除去
されていたが、75容量%添加された液に浸漬されたレ
ンズ片の汚れは残っていた。
洗止肱果丈久上l 市販の酸素透過性ハードコンタクトレンズ用洗浄液(株
式会社メニコン製、OtXケアに、試料NCLlの洗浄
液を、5容量%、0.5容量%、0、1容量%、0.0
5容量%において添加した液を用意し、洗浄効果テスト
5と同様の操作を行なったところ、20℃で6時間浸漬
後には、5容量%、0.5容量%、0.1容量%におい
て試料No、 1の洗浄液が添加された液に浸漬された
レンズ片の汚れはきれいに除去されていたが、0.05
容量%添加された液に浸漬されたレンズ片の汚れは残っ
ていた。
汎企羞果元入玉工 市販の酸素透過性ハードコンタクトレンズ用洗浄液(株
式会社メニコン製、02ケア)の1゜5mlを入れたレ
ンズケース中にぐ試料No、 1の洗浄液を数滴(1滴
は0.03 m lに相当)加えた。そして、該ケース
に、1ケ月間人眼に装用して汚れの付着した酸素透過性
ハードコンタクトレンズ(株式会社メニコン製、メニコ
ンEX)を浸漬し、室温で約75分間放置した後、前記
洗浄液(02ケア)にて軽く手指洗浄し、水道水ですす
いだ。このレンズを、前記顕微鏡を用いて20倍に拡大
して観察したところ、汚れの残留は認められなかった。
跣邊」l卜しく辷l 新たに°酸素透過性ハードコンタクトレンズ用洗浄液(
株式会社メニコン製、Otケア)1.5m2を入れたレ
ンズケース中に、試料Nα2の洗浄液を0.06 m 
l加え、汚れの残留した3枚のレンズをそれぞれ浸漬し
た。40℃で、30分間放置した後、O!ケアにて軽く
手指洗浄し、水道水ですすいで、20倍に拡大して観察
したところ、3枚のレンズの汚れはきれいに除去されて
いた。
また、1年間人眼に装用して、汚れの固着した酸素透過
性ハードコンタクトレンズ(株式会社メニコン製、メニ
コンEX)を5枚用意した。
そして、酸素透過性ハードコンタクトレンズ用洗浄液(
株式会社メニコン製、0□ケア)1.5mlを入れたレ
ンズケース中に試料No、 1の洗浄液を0.06 m
 l加え、前記5枚のレンズをそれぞれ浸漬した。20
℃で6時間放置した後、前記洗浄液(0,ケア)にて軽
く手指洗浄し、水道水ですすいだ、これらのレンズを、
前記顕微鏡を用いて20倍に拡大して観察したところ、
5枚のうち2枚のレンズは、汚れがきれいに除去されて
いたが、残りの3枚のレンズは、汚れの一部が残留して
いた。
迭企亘来孟入上1 2−ヒドロキシエチルメタクリレートを主成分とし、含
水率が約40%のソフトコンタクトレンズ(株式会社メ
ニコン製、メニコンソフトM)5枚を、洗浄効果テスト
lで調製した人工涙液中において30分間煮沸後、洗浄
液(株式会社メニコン製、メニクリーン)を用い、洗浄
用パフ(株式会社メニコン製、メニコンパフ)にて洗浄
した。この操作を3回繰り返して、これを前記顕微鏡を
用いて20倍に拡大して観察したところ、レンズ表面に
は蛋白が一面に付着していた。
そして、保存液(株式会社メニコン製、メニソーク)1
.5mlを入れたレンズケース中に、試料Nα3の洗浄
液を0.03 m l加え、そこに前記汚れの付着した
レンズを浸漬して、室温で一晩放置した。これらのレン
ズを前記洗浄液(メニクリーン)を用いてパフ洗浄し、
前記保存液(メニソーク)ですすいだ後、20倍に拡大
して観察したところ、5枚のレンズは、何れも汚れがき
れいに除去されていた。
土較拠豆 保存液(株式会社メニコン製、メニソーク)1、5 m
 j2を入れたレンズケース中に、洗浄効果テスト9と
同様にして得られた試験レンズを浸漬して、室温で一晩
放置した。これらのレンズを前記洗浄液(メニクリーン
)を用いてパフ洗浄し、前記保存液(メニソーク)です
すいだ後、20倍に拡大して観察したところ、5枚のレ
ンズは、何れも汚れが大部分残っていた。
°′  −ストlO ブチルアクリレートとブチルメタクリレートを主成分と
する非含水性ソフトコンタクトレンズ(株式会社リッキ
ーコンタクトレンズ製、ソフィーナ)5枚を用意して、
洗浄効果テスト9と同様にして、これらのレンズを煮沸
し、蛋白が一面に付着したレンズを得た。
そして、生理食塩水1.5 m lを入れたバイアル瓶
中に試料Nalの洗浄液を0.06 m l加え、そこ
に前記汚れの付着したレンズを浸漬して、室温で一晩放
置した。これらのレンズを生理食塩水ですすいだ後、2
0倍に拡大して観察したところ、5枚のレンズは何れも
汚れがきれいに除去されていた。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明に用いられるコ
ンタクトレンズ用洗浄液は、蛋白分解酵素、水に混和性
の有機液体及び水からなるものであるところから、液体
であるにも拘わらず、高い安定性を示し、そして、かか
る洗浄液を用いて洗浄するに際しては、それを水性媒体
に希釈してレンズを浸漬するだけで、高い洗浄効果が得
られるのである。
出願人  トーメー産業株式会社

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)蛋白分解酵素と水に混和性の有機液体と水とから
    なるコンタクトレンズ用洗浄液を水性媒体中に添加して
    希釈し、得られた希釈液にコンタクトレンズを浸漬する
    ことを特徴とするコンタクトレンズの洗浄方法。
  2. (2)前記コンタクトレンズ用洗浄液が、前記水性媒体
    の100容量部に対して0.1〜100容量部の割合に
    おいて添加される請求項(1)記載の洗浄方法。
  3. (3)前記コンタクトレンズ用洗浄液を構成する蛋白分
    解酵素が、微生物系の蛋白分解酵素である請求項(1)
    または(2)記載の洗浄方法。
  4. (4)前記コンタクトレンズ用洗浄液における水に混和
    性の有機液体と水との配合比が、重量比で50:50〜
    75:25である請求項(1)乃至(3)の何れかに記
    載の洗浄方法。
  5. (5)前記水性媒体が、界面活性剤を含有する水溶液で
    ある請求項(1)乃至(4)の何れかに記載の洗浄方法
  6. (6)前記コンタクトレンズが、前記希釈液中に5〜2
    5℃で1〜48時間浸漬せしめられる請求項(1)乃至
    (5)の何れかに記載の洗浄方法。
  7. (7)前記コンタクトレンズが、前記希釈液中に25〜
    40℃で1分〜1時間浸漬せしめられる請求項(1)乃
    至(5)の何れかに記載の洗浄方法。
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