JP2624641B2 - コンタクトレンズ用洗浄液 - Google Patents

コンタクトレンズ用洗浄液

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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/14Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing calcium sulfate cements

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンタクトレンズの
洗浄液に関し、特に含まれる微生物由来の蛋白質分解酵
素の安定性が向上され、その結果、高い洗浄力を有する
コンタクトレンズ用洗浄液に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンタクトレンズに付着した
蛋白質汚れを除去するため蛋白質分解酵素を用いた洗浄
方法が広く普及している。これらは、蛋白質分解酵素を
含有する錠剤もしくは顆粒を精製水もしくは生理的食塩
水で溶解して用いる。また近年液体化された酵素による
洗浄液として、特開平1−180515号公報や特開平
1−318099号公報に開示された洗浄液等が提案さ
れている。これらの洗浄液は基本的に、界面活性剤と蛋
白質分解酵素とグリセリン等の水に混和性の有機液体と
水との混合液からなるものである。グリセリン等の水に
混和性の有機液体を添加することで、液体でありながら
一定期間酵素活性を安定化している。そして、前述の洗
浄液は、一般的に使用時において、酵素と有機液体を含
有する洗浄原液を水等により希釈して作成し、コンタク
トレンズ保存ケース中に入れると共にコンタクトレンズ
を浸漬して洗浄するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記洗
浄液においても、酵素活性の経時的な低下は避けられ
ず、さらなる酵素活性の安定化が望まれている。本発明
は、このような課題を解決するためになされたものであ
り、本発明の目的は酵素活性がより安定化されたコンタ
クトレンズ用洗浄液を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様は、
微生物由来の蛋白質分解酵素、多価アルコール類及びホ
ウ砂を含むことを特徴とするコンタクトレンズ用洗浄液
に関する。本発明の第2の態様は、上記第1の態様の洗
浄液にホウ酸をさらに含む洗浄液である。ホウ酸をさら
に含むことで酵素の活性をさらに向上させることができ
るという利点がある。本発明の第3の態様は、上記第1
または第2の態様の洗浄液であって、実質的に界面活性
剤を含有しない洗浄液である。実質的に界面活性剤を含
有しないことで、酵素の活性をさらに向上させることが
できるという利点がある。
【0005】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
コンタクトレンズ用洗浄液は、微生物由来の蛋白質分解
酵素、多価アルコール類及びホウ砂を必須成分として含
有する。蛋白質分解酵素は、コンタクトレンズに付着し
た汚れを除去するためのものである。コンタクトレンズ
に付着する汚れとしては、例えば、蛋白質、脂質、多糖
類等が知られており、蛋白質分解酵素により、主な汚れ
である蛋白質を分解して除去することができる。蛋白質
分解酵素としては、微生物由来の蛋白質分解酵素を用い
る。微生物由来の蛋白質分解酵素としては、例えばナガ
セ生化学工業(株)のビオプラーゼ、天野製薬(株)の
プロテアーゼNアマノ、ノボ・インダストリー・ジャパ
ン(株)のアルカラーゼ、エスペラーゼ及びサビナーゼ
等が使用出来る。これら微生物由来の蛋白質分解酵素は
単独又は2種以上の組み合わせで用いることができる。
【0006】また、微生物由来の蛋白質分解酵素に、脂
質分解酵素(例えば、リバーゼ)や多糖類分解酵素(例
えば、アミラーゼ、セルラーゼ及びテキストラナーゼ)
等を併用することもできる。さらに、パパイン、プロメ
ライン等の植物由来の蛋白質分解酵素を併用しても良
い。但し、植物由来の蛋白質分解酵素はシスティンやチ
オ尿素等の還元剤が必要であり、その還元剤が空気中の
酸素により酸化されやすいため、併用の際には酵素活性
が低下し易いことを考慮すべきである。本発明の洗浄剤
に用いられる酵素の使用量は、0.01〜50W/V%
の濃度が適当であり、好ましくは0.05〜30W/V
%である。0.01W/V%未満では、後述の多価アル
コール類及びホウ砂の作用があっても充分な酵素活性の
安定性が得られず、また50W/V%を超えても安定性
の顕著な上昇は認められない。
【0007】本発明の洗浄剤に含有される多価アルコー
ル類は、前述した酵素活性を安定化するために必須であ
る。この多価アルコール類としては、例えばグリセリ
ン、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ソルビトール等を挙げることがで
きる。これら多価アルコール類を1種又は2種以上の組
み合わせで用いることができる。前記多価アルコールの
濃度は、5〜50W/V%が適当であり、好ましくは1
0〜40W/V%である。5W/V%未満では、酵素活
性の安定化が充分に得られず、また50W/V%を超え
ても酵素活性の安定化作用に顕著な上昇は認められな
い。
【0008】本発明の洗浄液は、さらに、酵素の安定化
剤としてホウ砂を含有する。ホウ砂は、ソルビトール等
の多価アルコール類と併用することで協働して蛋白質分
解酵素の安定化を大幅に向上させる。ソルビトール等の
多価アルコール類とホウ砂とは、5W/V%以上のソル
ビトール等の多価アルコール類と多価アルコール類重量
の20%以上の重量を有するホウ砂(少なくとも、ホウ
砂:多価アルコール類=1:5)を加えるのが好適であ
る。ホウ砂の量が少ないと酵素の安定効果が低下する。
なお、ホウ砂の好ましい量としては、多価アルコール類
の重量の50〜100%の範囲である。さらに、本発明
の洗浄液では、ホウ砂に加えてホウ酸を添加すること
で、酵素の安定性をさらに向上することができるととも
に、pH調整もを行うことができる。尚、洗浄液のpH
は、含まれる酵素の至適pHを考慮して調整される。
尚、本発明の洗浄液には、ホウ酸−ホウ砂以外に、pH
調整剤としては、酸(たとえば塩酸、酢酸、クエン酸
等)やアルカリ(例えば水酸化ナトリウム、クエン酸ナ
トリウム等)、さらには、リン酸−カリウム−リン酸ニ
カリウム等を用いた緩衝化剤を添加することもできる。
またその他の無機塩類を用いてもよい。
【0009】本発明の洗浄剤は、酵素の活性をさらに向
上させるという観点から、実質的に界面活性剤を含有し
ないことが特に好ましい。
【0010】本発明の洗浄剤では、多価アルコール類と
ホウ砂以外に、ゼラチン、カゼイン、エタノール等の他
の安定化剤を併用することもでき、多価アルコール類と
ホウ砂が有する安定化効果を補助上昇させる作用を発揮
する。但し、ゼラチン及びカゼインのそれぞれの濃度は
高い程よいが、ゼラチンは高濃度で液状になりにくいの
で1〜10W/V%が適している。カゼインは更にそれ
以上の高濃度でもよい。エタノールは量が増えるにつれ
て、酵素蛋白質を変性させる可能性が大きくなるため、
0.5〜10W/V%の濃度範囲であることが適当であ
る。好ましくは、1〜5W/V%である。本発明の洗浄
液は、更にまた、防腐剤、増粘剤、金属封鎖剤等を添加
することができる。防腐剤としては、ソルビン酸塩、サ
リチル酸塩、パラベン類、グルコン酸クロルヘキシジン
等が挙げられるが、洗浄液に菌が増殖するのを防止し、
その洗浄液が長時間保存できるようにするために用いら
れる。防腐剤の含有量としては、0.001〜1W/V
%が適当であり、好ましくは0.005〜0.5W/V
%である。金属封鎖剤としては、エチレンジアミン四酢
酸ニナトリウム(EDTA−2Na)等が一般的に用い
られる。但し、酵素の中には活性中心に金属を持つもの
があるので、その様な酵素を使用する場合には添加する
ことができない。
【0011】本発明の洗浄液は、コンタクトレンズを洗
浄する際に適宜希釈液で希釈して用いる。希釈液は、例
えば、精製水、生理食塩水、専用の希釈液等を挙げるこ
とができる。ここで、洗浄液を希釈液により希釈するの
は使用直前がよい。その理由は、前記洗浄液に含有され
る酵素は、希釈されると、洗浄液中の酵素活性を経時的
に安定にする成分の濃度が低下することにより、その安
定性が低下するからである。それ故、コンタクトレンズ
の洗浄を行う際、できるだけその直前に、例えばコンタ
トレンズケースのような容器中で本発明の洗浄液と希釈
液とを混合することにより希釈した方がよい。本発明の
洗浄液は、例えば、15倍〜30倍程度に希釈して用い
ることができる。
【0012】さらに前記希釈液は、界面活性剤や着色剤
等を含むものであることもできる。希釈液に着色剤を添
加することで、洗浄液を他のもの例えば保存液と識別す
ることができ、かつレンズ洗浄後のすすぎが充分か否か
を判断することもできる。また着色剤は、レンズに付着
している汚染物を着色するため、汚染物が残留している
ことを示す指標としても作用する。着色剤としては、水
溶性の色素でかつレンズ素材に吸着したり、反応したり
しない物であって人体に安全ば物が望ましい。例えば、
食用色素の類が使用可能であるが、特にエリスロシン
(赤色3号)、タートラジン(黄色4号)、ブリリアン
トブルー(青色1号)等が適当である。その他に例えば
フルオレセインやその塩類等も使用できる。着色剤の使
用量は、コンタクトレンズを浸漬する時において0.0
001〜5W/V%となる濃度が適当であり、好ましく
は、0.001〜2W/V%である。0.0001W/
V%未満の濃度では、洗浄液としての識別が難しく、5
W/V%を超えても識別能の向上は生じない。着色剤は
少なくとも1種以上使用されるが、洗浄液もしくは希釈
液の有する液性によっては、その着色剤よる色が変化を
生じる場合、すなわち色の安定性が維持できない場合が
ある。例えば、赤色系の色素の関しては、ローズベルガ
ルは酸に対して不安定であり、またニューコクシンはア
ルカリに対して不安定である。従って、着色剤は、それ
を含有する希釈液の液性及び洗浄液に含有される酵素の
至適pHにより適宣選択される。
【0013】また、希釈液に添加することができる界面
活性剤としては、特に限定はされないが、非イオン系界
面活性剤、陰イオン系界面活性剤が有効であり、両者を
組み合わせて併用してもよい。非イオン系界面活性剤と
しては、例えばポリオキシエチレン・ポリオキシプロピ
レン・ブロックポリマー、ポリオキシエチレン・オクチ
ルフェニルエーテル、アルキル・アルキロールアミド、
グリセリン脂肪酸エステル・ポリオキシエチレン・アル
キルエーテル等を挙げることができる。また、陰イオン
系界面活性剤としては、ドテシル硫酸ナトリウム、ドテ
シルベンゼンスルフォン酸ナトリウム、アルキル硫酸エ
ーテル、ジオクチル・スルホコハク酸ナトリウム等を挙
げることができる。これらの界面活性剤の化学的洗浄力
は、前述の酵素の有する生化学的洗浄効果と相乗的に作
用し、洗浄力をさらに向上させることができる。特に脂
質の汚れが多量に付着しているコンタクトレンズに対し
ては、界面活性剤を添加した洗浄液は極めて有効に作用
する。界面活性剤の含有率としては、レンズを浸漬する
時において、0.05〜15W/V%となる濃度が適当
であり、好ましくは、0.1〜10W/V%である。
0.05W/V%未満では前述の界面活性剤の作用が発
揮されず、15W/V%を超えても、界面活性剤の洗浄
力の顕著な上昇は認められない。
【0014】上記希釈液にはさらに必要に応じて、防腐
剤、pH調整剤、金属封鎖剤等を添加することができ
る。防腐剤としては、ソルビン酸塩、サリチル酸塩、パ
ラベン類、グルコン酸クロルヘキシジン等が挙げられる
が、洗浄液に菌が増殖するのを防止し、希釈液が長時間
保存できるようにするために用いられる。防腐剤の含有
量としては、0.001〜1W/V%が適当であり、好
ましくは0.005〜0.5W/V%である。pH調整
剤としては、酸(たとえば塩酸、酢酸、クエン酸等)や
アルカリ(例えば水酸化ナトリウム、クエン酸ナトリウ
ム等)を単独で用いてもよいが、好ましくは、ホウ酸−
ホウ砂、リン酸−カリウム−リン酸ニカリウム等を用い
た緩衝化剤が挙げられる。またその他の無機塩類を用い
てもよい。なお、希釈液のpHは、希釈される洗浄液に
含まれる酵素の至適pH及び着色剤の安定が得られるに
適したpHを充分に考慮して調整される。金属封鎖剤と
しては、エチレンジアミン四酢酸ニナトリウム(EDT
A−2Na)等が一般的に用いられる。但し、酵素の中
には活性中心に金属を持つものがあるので、その様な酵
素を含む洗浄液を希釈するために使用する場合添加する
ことができない。
【0015】
【実施例】本発明を実施例により具体的に説明する。 実施例1 サブチリシンA*1 1.0g プロピレングリコール 20.0g ホウ砂 10.0g 精製水 適 量 ─────────────────────── 全 量 100ml*1 ノボノルディスクバイオインダストリー(株)製タ
ンパク質分解酵素 実施例2 ビオプラーゼSP−20*2 2.0g D−ソルビトール 20.0g ホウ砂 10.0g 精製水 適 量 ─────────────────────── 全 量 100ml*2 ナガセ生化学産業(株) 製タンパク質分解酵素 実施例3 ビオプラーゼSP−20*2 1.0g プロピレングリコール 15.0g ホウ砂 7.5g ホウ酸 0.75g 精製水 適 量 ─────────────────────── 全 量 100ml 実施例4 ビオプラーゼSP−20*2 2.0g プロピレングリコール 25.0g ホウ砂 7.0g ホウ酸 0.7g 精製水 適 量 ─────────────────────── 全 量 100ml 実施例5 ビオプラーゼSP−20*2 2.0g プロピレングリコール 30.0g ホウ砂 8.0g ホウ酸 0.8g 精製水 適 量 ─────────────────────── 全 量 100ml 実施例6 ビオプラーゼSP−20*2 2.0g プロピレングリコール 40.0g ホウ砂 10.0g ホウ酸 1.0g 精製水 適 量 ─────────────────────── 全 量 100ml 実施例7 ビオプラーゼSP−20*2 2.0g プロピレングリコール 20.0g ホウ砂 9.0g ホウ酸 1.0g 精製水 適 量 ─────────────────────── 全 量 100ml
【0016】比較例1 サブチリシンA*1 1.0g プロピレングリコール 20.0g 精製水 適 量 ─────────────────────── 全 量 100ml 比較例2 ビオプラーゼSP−20*2 2.0g D−ソルビトール 20.0g 精製水 適 量 ─────────────────────── 全 量 100ml 比較例3 ビオプラーゼSP−20*2 2.0g プロピレングリコール 10.0g 精製水 適 量 ─────────────────────── 全 量 100ml 比較例4 ビオプラーゼSP−20*2 2.0g プロピレングリコール 45.0g 精製水 適 量 ─────────────────────── 全 量 100ml
【0017】安定性試験 実施例1〜6および比較例1〜3について40℃で1ヵ
月間保管した後の酵素活性の安定性を確認した。酵素活
性の測定法は日本薬局法第12改正第1追補一般試験法
25.消化力試験法(2)たん白消化試験法により測定
した。活性残存率は下式により求めた。
【0018】
【表1】 以上の結果から、本発明により得られた洗浄剤は、比較
例と比較して、より安定であることが確認された。
【0019】洗浄力試験 40℃で1ヵ月保管した実施例3と比較例3を用いて洗
浄力試験を行った。レンズはホーヤ製ソフトコンタクト
レンズ(商品名:ホーヤソフト/T40)を用いた。汚
れ液を下記配合により調整し、室温にて3時間レンズを
浸漬し乾燥させたものを汚れレンズとした。 塩化ナトリウム 0.9g アルブミン 0.2g 塩化リゾチーム 0.2g 精製水 適 量 全 量 100ml 得られた汚れレンズの濁度を測定した後、レンズをホー
ヤ製保存液(商品名:ピュアソークS)5mlに30分
間浸漬し、続いて実施例3または比較例3の洗浄剤を
0.1ml加え30分間洗浄した。洗浄後精製水ですす
ぎ、レンズを乾燥させた後濁度を測定し、下式により濁
度回復率を求めた。濁度の測定には日本電色製濁度計N
DH−1001DPを用いた。
【0020】
【表2】 以上の結果から、本発明で得られた洗浄剤は充分な活性
安定性を有しているため満足できる洗浄力を有している
が、比較例では活性安定性が劣っているため、洗浄力が
低下していることが確認された。
【0021】性状・外観試験 実施例7および比較例4について肉眼で性状・外観を確
認したところ、下記の様な結果が得られた。
【0022】
【表3】 以上の結果から、本発明で得られた洗浄剤の性状・外観
に問題は認められず、均一な液体であることが確認でき
たが、比較例では沈殿が認められ、構成成分の均一性が
損なわれている事が確認できた。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンタク
トレンズ用洗浄剤は、非常に高い酵素活性の安定性を有
しているため、長期にわたり優れた洗浄効果を提供でき
るといった利点を持っている。また構成成分の均一性に
優れているため、使用中に効果や物性の変化が少ないと
いう利点も備えている。さらには、従来型洗浄剤の欠点
であるレンズの破損やキズの問題、手荒れの問題、洗浄
時の手間の問題を解決している。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微生物由来の蛋白質分解酵素、多価アル
    コール類及びホウ砂を含むことを特徴とするコンタクト
    レンズ用洗浄液。
  2. 【請求項2】 ホウ酸をさらに含む請求項1記載の洗浄
    液。
  3. 【請求項3】 実質的に界面活性剤を含有しない請求項
    1または2記載の洗浄液。
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