JPH0635013Y2 - 結露水の排水構造 - Google Patents

結露水の排水構造

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JPH0635013Y2
JPH0635013Y2 JP1989016595U JP1659589U JPH0635013Y2 JP H0635013 Y2 JPH0635013 Y2 JP H0635013Y2 JP 1989016595 U JP1989016595 U JP 1989016595U JP 1659589 U JP1659589 U JP 1659589U JP H0635013 Y2 JPH0635013 Y2 JP H0635013Y2
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郡治 渡辺
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郡治 渡辺
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は建築物における屋根面材または壁面材等の面材
内面に発生する結露水の排水構造に関する。
[従来の技術とその課題] 建築物の屋根または壁において、特に冬期や夏期に内気
と外気との温度差によって、その面材内面に多量の結露
が発生し、この結露水が室内に浸入するという不具合を
有しており、現在雨漏りといわれる6割程度が結露水に
よって発生している。また、面材内面に発生した結露は
面材の下端部に溜まって面材を腐食するという問題があ
り、これら結露の問題を解決するためには面材より内方
に新たな結露水の排水構造を設ける必要があり、施工が
煩雑でかつ高価になるという問題があった。
そこで本考案の目的とするところは、面材を固定する吊
子を樋として利用することにより確実でかつ比較的安価
に結露水の排水を可能にすることにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は長手方向に樋部を有する長尺な吊子により面材
を固定し、この吊子端の下部に棟から軒に向けて裏当樋
を設けて構成される。
[作用] 上記構成によって、面材の内面に発生した結露水は面材
内面に伝って吊子の樋部に集水され、この集水された結
露水は吊子端から裏当樋の樋部に流れて軒先に排水され
る。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付図面を参照して説明する。
第1図乃至第4図は屋根面材を用いた場合を示してお
り、同図において1は吊子であり、これは長尺な鉤状の
係合部2の下端に長尺な平板状の取付部3を連設し、こ
の取付部3の長手方向に前記係合部2から間隔を置いて
上方に向う突条部4を形成し、この突条部4と前記係合
部2との間に樋部5を形成し、この樋部5の両端に下方
に向う折曲片6を形成している。7は面材であり、これ
は上端に係合受部8が下端に嵌合部9がそれぞれ形成さ
れ、前記係合受部8の全長に前記吊子1の係合部2が係
合するようになっている。10は棟から軒にかけて設けら
れた支持材であり、この支持材10に吊子1の取付部3の
端部が釘11により止着されている。12は前記吊子1の両
端間の下部に位置して受材13を介し棟から軒にかけて設
けられた裏当樋であり、これは中央に樋部14を形成する
ように左右上面に合成樹脂等からなる複数列の止水突条
部15を有し、この止水突条部15に左右の吊子1の端部を
圧接している。16は吊子1端を裏当樋12と共に受材13に
固定している釘である。
そして、受材13を介して裏当樋12を棟から軒にかけて設
けるとともに面材7の上端係合受部8の全長を長尺な吊
子1の係合部2により係合固定しながら各面材7の上端
係合受部8に隣り合う面材7の下端嵌合部9を嵌合す
る。この場合、面材7の嵌合部9付近の内面は隣り合う
面材7の上端係合受部8を覆う吊子1の係合部2に密着
し、この密着部分17により結露水を止水しかつ吊子1に
導水している。また吊子1の両端が裏当樋12の止水突条
部15に交差して圧接することにより吊子1の樋部5が裏
当樋12の樋部14上に開口するようになっている。
このように構成されるため、面材7の内面に発生した結
露は屋根勾配によりその内面を伝って下方に流れ、密着
部分17から吊子1の係合部2の外面を伝って樋部5内に
集水される。この結露水は吊子1端の折曲片6から裏当
樋12の樋部14に流れてこの樋部14を通し軒先に排水され
る。この場合止水突条部15によって結露水の漏れが防止
される。
このように上記実施例においては、吊子1を長尺物と
し、かつその長手方向に樋部5を形成するとともに、吊
子1の両端間に位置して棟から軒に向けて裏当樋12を設
けているため、通常どおり吊子1を設けるとともにこの
吊子1の両端間に裏当樋12を設けるという簡単な施工に
より、面材7の内面に発生した結露は面材7内面および
吊子1外面を伝って樋部5に集水され、この集水された
結露水は裏当樋12の樋部14を通して軒先に排水される。
これによって簡単でかつ比較的安価な結露水排水構造を
得ることができる。また、面材7の内面に発生した結露
は面材7の端部に溜ることがないため面材7の腐食を防
止できる。
なお本考案は上記実施例に限定されるものではなく本考
案の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能であ
る。例えば吊子の係合部の形状は面材の構造に応じて自
由に変更可能であり、例えば第6図のような略へ字状等
でもよく、また突条部の形状は第6図のようなコ字状等
自由に選定すればよい。また裏当樋の止水突条部の数や
材質は適宜選定すればよく例えば第5図、第7図のよう
な形状等でもよい。また裏当樋の樋部は第7図のように
彎曲する等自由に選定すればよい。また面材の係合受
部、嵌合部の形状は各種タイプのものに適用可能であ
る。また屋根下地構造は各種タイプに適用できる。また
屋根面材として説明したが、壁面材にも同様に適用可能
である。
[考案の効果] 本考案は長手方向に樋部を有する長尺な吊子により面材
を固定し、この吊子端の下部に棟から軒に向けて裏当樋
を設けてなり、面材を固定する吊子を樋として利用する
ことにより確実でかつ比較的安価に結露水の排水を可能
にする結露水の排水構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の実施例を示し、第1図乃至
第3図は組付状態を示し、第1図は一部切欠斜視図、第
2図は縦断面図、第3図は横断面図、第4図は要部の一
部切欠斜視図、第5図乃至第7図は他の実施例を示す一
部切欠斜視図である。 1……吊子 5……樋部 7……面材 12……裏当樋

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】面材の端部を係合固定する長尺な吊子と、
    この吊子の長手方向に形成された樋部と、前記吊子端の
    下部に位置して棟から軒に向けて設けられた裏当樋とを
    備えたことを特徴とする結露水の排水構造。
JP1989016595U 1989-02-15 1989-02-15 結露水の排水構造 Expired - Lifetime JPH0635013Y2 (ja)

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JPH02107640U JPH02107640U (ja) 1990-08-27
JPH0635013Y2 true JPH0635013Y2 (ja) 1994-09-14

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