JPH0635012U - モール用保持具 - Google Patents

モール用保持具

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JPH0635012U
JPH0635012U JP7812492U JP7812492U JPH0635012U JP H0635012 U JPH0635012 U JP H0635012U JP 7812492 U JP7812492 U JP 7812492U JP 7812492 U JP7812492 U JP 7812492U JP H0635012 U JPH0635012 U JP H0635012U
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clip
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inclined surface
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茂雄 大井
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Togo Seisakusho Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クリップを左右で兼用できるようにし、かつ
モールの浮き上がりを防止する。 【構成】 傾斜方向の異なる傾斜面1を利用してモール
MをボディB側へ固定させる保持具であって、モールM
を装着可能なクリップCとボディB側へ固定可能なグロ
メットGとの連結面に傾斜面1のそれぞれの傾斜方向に
合致しかつそれらの勾配にほぼ等しく設定された取付け
基準面16a,b,19a,bを左右対称に配置形成さ
れる。したがって、傾斜面1の傾斜方向に対応した取付
け基準面を選択してクリップCとグロメットGとを連結
させれば、クリップCをボディBのパネル面に平行に保
持することが可能となる。また、クリップCとグロメッ
トGとの間で相対的な位置ずれを生じても、取付け基準
面が常にボディBのパネル面に平行に保持されため、ク
リップCはパネル面と平行に保持され、したがってモー
ルMの高さに変動を生じさせない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、モールを固定するための保持具に関し、特に左右対称の勾配をも った傾斜面を利用して取り付けられるモールに適用されるものに関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自動車のピラーモールを固定するための保持具としては、従来より、 図5〜図7に示すようなものが知られている。保持具はモール側に固定されるク リップCR,CLと、ボディB側への固定のための固定具Gとからなり、さらに 図5に示すように、クリップCR,CLは一部が対称形状をなす2種類のものが 用意され、これらは図示しないモールの装着箇所によって使い分けがなされてき た。使い分けが必要となる理由は、自動車のセンターピラーには型抜きの関係上 、部分的に凹所30が形成され、モールはこの凹所30を利用して取り付けられ る保持具によって固定されるのであるが、凹所30内の傾斜面34は図6,図7 に示すように、左右のピラーで傾斜方向が対称となっている。したがって、クリ ップCと固定具Gとの連結状況が左右で異なり、これが原因で、保持具は両ピラ ーにおいて兼用することができず、以下に説明するように、クリップの形状を左 右で異ならせる必要があった。
【0003】 まず、クリップCの連結相手となる固定具Gについて説明すると、固定具Gの 頭部にはクリップCを係止させるための係止溝31が形成され、下部には脚部3 2が形成されており、この脚部32を凹所30に貫通して形成された取付け孔3 3へ押し嵌めることで、固定具G全体が傾斜面34の勾配に沿って斜めに取り付 け可能となる。一方、クリップCにはモールを装着するためのモール装着部MS が上部側に設けられ、下部側には固定具Gの係止溝31を両側から挟み付けるよ うにして係止する一対の連結脚片35が形成されている。この場合、両連結脚片 35の下縁35aは傾斜面34の勾配に沿うように斜めに切り落とし形成されて おり、全体としてピラーパネルと平行な姿勢に保持されるようにしある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような形式の保持具では、左右で別個のクリップCL, CRを用意しなければならず、コスト的にも作業上の取扱いの面からも不都合で ある。また、図7の想像線で示すように、クリップCL,CRと固定具Gとの連 結関係にずれを生じると、モールに浮き上がりを生じ外観を損ねる、といった問 題も生じる。 本考案はこのような事情に鑑みて開発工夫されたものであり、その目的とする ところは左右のクリップの一元化とモールの外観保持に寄与する保持具を提供す ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本考案の構成は、モールを装着可能なクリップと 、上部側にはクリップと連結可能なクリップ係合部が形成される一方、下部側に はボディ側において左右対称の勾配を有して配設された傾斜面に対してそれぞれ 固定可能なボディ係合部が形成された固定具とからなるモール用保持具において 、前記クリップ係合部とクリップ側との連結面には前記傾斜面の両勾配にほぼ等 しい勾配を有する取付け基準面が左右対称に配置形成されていることを特徴とす るものである。
【0006】
【作用】
固定具はボディ係合部によりボディの傾斜面に固定され、全体は傾斜面の傾斜 方向にしたがって斜めに取り付けられる。そして、モールに取り付けられるクリ ップとはクリップ係合部とが係合することで、固定具とクリップとが連結状態と なり、これによってモールがボディに固定される。クリップと固定具との連結に あたり、固定具が取り付けられる傾斜面の傾斜方向に対応した取付け基準面を選 択すれば、クリップはボディのパネル面に沿って支持されることになるため、モ ールがボディに沿って装着される。なお、傾斜方向が異なる傾斜面においては、 他の取付け基準面が選択され、同様の手順により取付けがなされる。
【0007】 このように、取付け基準面が常にボディのパネル面に平行に保持されるため、 クリップと固定具との相対的な位置ずれがあっても、クリップはパネル面とほぼ 平行な姿勢に保持される。
【0008】
【考案の効果】
本考案の効果は次のようである。クリップを左右兼用にできるため、コストの 低減と取扱いの向上が図れる。また、クリップと固定具との相対的な位置ずれを 生じるようなことがあっても、クリップの取付け高さは一定に保持されるため、 モールの浮き上がりの問題を生じることはなく、外観保持に寄与する。
【0009】
【実施例】
以下、本考案を具体化した実施例を図面にしたがって詳細に説明する。但し、 本例のモールMが取り付けられる箇所は自動車のセンターピラー(ボディ)であ り、ボディBのパネル面の一部には図1等に示すような傾斜面1が連続して凹み 形成されている。しかし、この傾斜面1の傾斜方向が自動車の左右で対称の関係 になっていることは既に述べた通りである。
【0010】 さて、図1には本例保持具を構成するクリップCとグロメットG(固定具)が 示されており、これらは共に合成樹脂材により形成されている。このうち、クリ ップCは枠片2を有し、その一方の側の上縁にはモールMの第1フランジ縁f1 に係合可能な一対の係止片3が設けられ、それぞれは末広がり状に延出されかつ 良好な撓み性を有する。そして、その下方でありかつ係止片3の基端からやや後 退した位置からはウインドガラスG(詳しくはクォータウィンドガラスであるが 、以下単にガラスという。)の端面に弾接する一対の押圧翼片4が、上記した両 係止片3と同様にして延出されている。また、両押圧翼片4の先端部にはガラス Gの下面に係止する係止突起5がそれぞれ突出している。
【0011】 枠片2の反対側の両端部にはモールMの第2フランジ縁f2の下面側から係合 する一対の爪片6が一体に突出形成されている。また、この爪片6が設けられて いる側には側片7が横架され、その上縁中央部にはモールMの第2フランジ縁f 2の内側から係合可能な突片8が突出している。 さらに、枠片2において前記側片7と反対側には次述するグロメットGに対す る連結手段の一方を構成する連結片9が横架され、もう一方の連結片9は側片7 の内方においてほぼ平行をなすようにして架設され、これらには共に拡開方向へ の良好な撓み性が付与されている。
【0012】 グロメットGはボディB側への固定のためのボディ係合部と、クリップC側へ の連結のためのクリップ係合部GCとからなっている。ボディ係合部GBは所定 間隔をおいて対向する一対の脚片10を有し、全体として傾斜面1の適所に貫通 して形成された取付け孔11へ遊挿可能となっている。そして、クリップ係合部 GC側からねじ12(タッピングスクリュー)が締め込まれることによって、両 脚片10は強制的に拡開変形し取付け孔11からの抜け止めが可能となる。 な お、両脚片10の基部にはシールゴム20が嵌着されている。 クリップ係合部GCはボディ係合部GBとの境界部分に円盤状の基板13を有 しており、その中心部にはねじ12を通すための透孔14が貫通し、上記した両 脚片10間に開口している。なお、ねじ12は初期の状態(モールMの組み付け 現場へ搬入される前の状態)では、両脚片10を拡開させない程度で透孔14に 緩くねじ込まれている。また、基板13上には上方へ開口する支筒15がこの透 孔14を取り囲むようにして立設されており、その内壁によってねじ12を起立 姿勢に保持しかつねじ込み動作を案内する。
【0013】 さらに、基板13の上面でありかつ支筒15の外側には、クリップCをボディ Bのパネル面に平行に保持するための取付け基準面(下側基準面16a,16b )が、傾斜方向を異にして、つまり両側からそれぞれ中央へ向けて上り勾配とな るような断面山形状をなすようにして形成されており、傾斜面1が左右で傾斜方 向が異なることに対応できるようにしてある。このため、傾斜方向が異なるそれ ぞれの基準面16a,16bはモールMが設けられる方向に直交する方向で区画 形成され、それぞれは傾斜面1の勾配にほぼ等しい勾配に設定されている。 一方、支筒15の外壁面において対向する位置は平面状に面取り17が施され ており、この面取り17がなされている部分の開口縁寄りにはクリップCの両連 結片9に係合可能な係合突起18がそれぞれ突出形成されている。両係合突起1 8は下側取付け基準面16a,16bとの間で連結片9を上下から挟み込みかつ 連結片9の上縁に沿って接することができるよう、その下縁には2種類の上側基 準面19a,19bが形成されている。そして、これらは下側基準面16a,1 6bと対角位置にあるものが相互に平行となるようにしてあり、対応する上下の 基準面の間隔はほぼ連結片9の幅にほぼ等しく設定されている。
【0014】 次に、上記のように構成された本例保持具の作用効果を具体的に説明する。ま ず、グロメットGの脚片10を取付け孔11に適合させて差し込んだ後、ねじ1 2を締め込んでゆくと、両脚片10は強制的に拡開変形するため、グロメットG 全体が傾斜面1に対して抜け止め状態で固定される。この際、グロメットG全体 は傾斜面1の勾配に沿って斜めに取り付けられるが、取付け基準面は傾斜面の勾 配にほぼ等しく形成されているため、上下の取付け基準面16a,16b,19 a,19bのうちの一方の組のものは共にボディBのパネル面とほぼ平行をなす 。
【0015】 一方、クリップCをモールMに装着させるべく、両係止片3の先端側をモール Mの第1フランジ縁はf1に差し込み、これらを撓み変形させながら突片8を第 2フランジ縁f2に係合させ、同フランジ縁f2を突片8と両爪片6とによって 挟着する。これによって、クリップCがモールMに対して先付けされる。 しかる後に、モールMをボディBのパネル面に沿わせながらクリップCとグロ メットGとを連結状態とすれば、両押圧翼片4はガラスGの端面に弾性力をもっ て圧接しかつ両係止突起5がガラスGの下面に係合する。クリップCとグロメッ トGとを連結させる場合において、両連結片9は上下の取付け基準面16a,1 6b,19a,19bのうちのいずれか一方の組のもの(ボディBパネルのパネ ル面と平行をなす組のもの)によって上下から面接触状態で挟み込まれる。この 場合、選択された上下の取付け基準面16a,16b,19a,19bは共にパ ネル面とほぼ平行をなしているため、クリップC全体はパネル面に沿って取り付 けられる。
【0016】 なお、この操作を傾斜方向が異なる傾斜面1に対して行う場合には、上記で選 択されなかった他の取付け基準面を選択すれば、上記と同様にしてクリップCを パネル面に沿わせることができる。 以上のように、本例の保持具によれば傾斜方向が異なる傾斜面1に対しても単 一種のクリップCでよく、製造コストの低減と取扱いの便宜が図られる。また、 クリップCとグロメットGとの組み付け位置にずれがあっても、クリップCは上 下の取付け基準面に沿って変位するだけで、高さの変動がないため、モールMの 浮き上がりがなく、外観が保持される。 なお、本考案は取付け基準面をグロメットG側に設定したが、クリップC側( 連結片)に設定することも可能である。また、グロメットGのボディB係合部は 必ずしも本例のものに限らず、ねじ込みを必要としない単なる押し嵌めによって 固定可能な形式であってもよい。さらに、本例では2種類の傾斜方向に対応でき るように取付け基準面を2つ設定したが、例えば上下の取付け基準面間にそれぞ れ水平な部分を追加配置するようなことも可能である。また、本例では固定具と してグロメット(ねじによって強制的に脚片12を拡開させるもの)を使用した が、これに限らず、要はボディ側への係合が可能なものであれば、その形式は問 わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】保持具の分解斜視図
【図2】モールMの組み付け状況を示す断面図
【図3】傾斜面1に対する取付け状況を示す断面図
【図4】傾斜面1に対する取付け状況を示す断面図
【図5】従来の保持具の分解斜視図
【図6】従来に係る保持具の傾斜面1に対する取付け状
況を示す断面図
【図7】従来に係る保持具の傾斜面1に対する取付け状
況を示す断面図
【符号の説明】
1…傾斜面 16a,16b,19a,19b…取付け基準面 G…グロメット(固定具) C…クリップ GC…クリップ係合部 GB…ボディ係合部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モールを装着可能なクリップと、上部側
    にはクリップと連結可能なクリップ係合部が形成される
    一方、下部側にはボディ側において左右対称の勾配を有
    して配設された傾斜面に対してそれぞれ固定可能なボデ
    ィ係合部が形成された固定具とからなるモール用保持具
    において、 前記クリップ係合部とクリップとの連結面には前記傾斜
    面の両勾配にほぼ等しい勾配を有する取付け基準面が左
    右対称に配置形成されていることを特徴とするモール用
    保持具。
JP1992078124U 1992-10-14 1992-10-14 モール用保持具 Expired - Lifetime JP2602768Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63162625U (ja) * 1987-04-14 1988-10-24

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JPS63162625U (ja) * 1987-04-14 1988-10-24

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