JPH06349829A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH06349829A
JPH06349829A JP13632693A JP13632693A JPH06349829A JP H06349829 A JPH06349829 A JP H06349829A JP 13632693 A JP13632693 A JP 13632693A JP 13632693 A JP13632693 A JP 13632693A JP H06349829 A JPH06349829 A JP H06349829A
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JP
Japan
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photoresist
layer
wiring
photoresist layer
lift
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Pending
Application number
JP13632693A
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English (en)
Inventor
Sachiko Fujie
幸子 藤江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体装置の製造において、耐EM性が高く
信頼性に優れた配線の形成方法を提供する。 【構成】 半導体基板の主面または絶縁膜上にフォトレ
ジスト層を形成する工程と、前記フォトレジスト層にパ
ターニングを施す工程と、前記フォトレジスト層の表層
を硬化させる工程と、配線用金属を真空蒸着する工程
と、前記フォトレジスト層を除去すると同時に該フォト
レジスト層上の金属層をリフトオフ除去する工程を含む
半導体装置の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
係り、特にフォトレジストスペーサを用いたリフトオフ
法により形成される配線の製造方法の改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置は高集積化、高性能化
が進み、これに伴って半導体装置における配線も微細化
が進んできた。この微細化と共に配線を流れる電流密度
が増大し、配線のエレクトロマイグレーション(以下E
Mと略記)は信頼性上大きな問題となってきた。とりわ
け、現在、配線用金属として主流を占めているアルミニ
ウム(以下Al)の場合、EMを抑制することが重要な
技術課題となっている。
【0003】Al配線におけるEMを防ぐために種々の
Al系合金の検討が試みられているが、配線材料を問わ
ず、Al自体の耐EM性を改善することが配線の耐EM
性を高める基本的な手段として肝要である。Al配線の
形成方法としては、スパッタ法や蒸着法など真空中でA
l薄膜を被着する方法が一般的であるが、Al被着途中
の真空度がAl薄膜の膜質を左右する重要な要因であ
る。すなわち、被着途中の真空度が悪い場合、Al薄膜
中に不純物が取り込まれやすくなりAlの膜質が劣化す
ることが多くなる。このことから、Al配線を真空中で
被着形成する場合には、装置の真空引きを十分行うと共
に、被着途中にガス等を放出して真空度を低下させるよ
うな物質が装置内に混入しないようにし、十分に高い真
空度を保ってAlを被着することが望ましい。
【0004】図3および図4に従来の技術によるAl配
線の形成工程を断面図で示し、以下にこれらの図面を参
照して従来の技術の一例を説明する。
【0005】まず、図3(a)に示すように、半導体基
板(または基板上に形成された絶縁膜)201の上にフ
ォトレジスト202を塗布する。次に、図3(b)に示
す様にフォトレジストに所望の配線パターンを形成し、
ポストベーク工程によってフォトレジスト中の溶剤を蒸
発させる。次に、図3(c)に示す様にフォトレジスト
層上にAl膜204を真空蒸着法により被着し、図4に
示す様にリフトオフによって配線205を形成する。
【0006】配線形成にリフトオフ法を用いる場合、フ
ォトレジストを基板上に塗布した状態でAlを真空中で
被着しなければならないが、一般にフォトレジストには
溶剤が含まれており、この溶剤がガスとなって放出(d
egas)され被着途中の真空度が低下する。このた
め、溶剤の成分等が不純物としてAl薄膜中に取り込ま
れ、Alの膜質が劣化する場合が多かった。
【0007】このような問題点を軽減するために、上記
従来例では、パターニング後にフォトレジストが塗布さ
れた基板をベーキングし、熱によってフォトレジスト中
の溶剤を蒸発させ除去するポストベーク工程が取り入れ
られている。溶剤除去のためにはできるだけ高いベーキ
ング温度が望ましいが、一般に140℃以上ではフォト
レジストが変質し、アセトンなどの溶剤に難溶性となっ
て通常のリフトオフが困難になる。このため、ポストベ
ークの温度上限としては120℃程度が選ばれるのが一
般的である。
【0008】ポストベークを経たフォトレジストが付着
した基板にAlを真空蒸着する場合、基板付近の温度上
昇はせいぜい100℃程度と考えられるが、減圧下であ
るため常圧下よりもフォトレジストからガス放出しやす
く、ポストベークが施されていても真空蒸着中のフォト
レジスト層からのガス放出を防ぐことは難しかった。ポ
ストベークの温度を上げれば、上記ガス放出の問題を低
減することは可能である。しかし、上述の様に、オーブ
ンなどでフォトレジスト全体を加熱する方法ではリフト
オフ工程が難しくなり、120℃以上にベーキング温度
を上げることは実際上不可能であった。
【0009】以上説明した様に、従来の方法ではフォト
レジストからのガス放出を実用上十分に低いレベルに抑
えることができず、Al配線形成にリフトオフ法を用い
る場合、Alの膜質を良好な状態にコントロールするこ
とが難しかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】叙上の如く、リフトオ
フ法を用いた半導体装置の配線形成工程において、Al
被着途中のフォトレジストからのガス放出を実用レベル
で抑制する有効な方法が見いだせていないために、耐E
M性の高いAl配線を実現する上で大きな障害になって
いた。本発明は上述の問題点を解決するためになされた
もので、耐EM性が高く信頼性に優れた配線を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体装置
の製造方法は、半導体基板の主面または絶縁膜上にフォ
トレジスト層を形成する工程と、前記フォトレジスト層
にパターニングを施す工程と、前記フォトレジスト層の
表層を硬化させる工程と、配線用金属を真空蒸着する工
程と、前記フォトレジスト層を除去すると同時に該フォ
トレジスト層上の金属層をリフトオフ除去する工程を含
む。特にフォトレジスト層の表層を硬化させる工程が、
CF4プラズマまたはCF4,O2混合プラズマの照射で
あることを実施態様としている。
【0012】
【作用】本発明では、リフトオフ法を用いた半導体装置
の配線形成工程において、塗布されたフォトレジストの
ポストベーク工程終了後、CF4プラズマ、またはC
4,O2混合プラズマ等によってフォトレジストの表層
を硬化させ、フォトレジスト表面がこの硬化層で覆われ
ることによってフォトレジスト内部からのガス放出を防
ぎ、配線材料金属被着途中の真空度の劣化を抑制する。
これにより、金属配線内に不純物が混入するのを避ける
ことができ、耐EM性の高い配線を得ることができる。
【0013】さらに、上記フォトレジスト硬化層はフォ
トレジストの表面部に限られるため、リフトオフには支
障がなく、従来のプロセスを大きく変化させること無し
に信頼性に優れた配線を形成することが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の1つの実施例を図面を参照し
て説明する。
【0015】図1および図2に本発明の製造方法を、G
aAs基板を使用したショットキゲート型電界効果トラ
ンジスタのゲート電極形成に応用した1実施例を示す断
面図で示す。
【0016】まず、図1(a)に示す様に、GaAs基
板201の上に例えばAZ5206E(商品名:ヘキス
ト社製)等のフォトレジスト202を塗布する。この
際、後にリフトオフをするために、フォトレジストの厚
さは形成しようとするゲート電極厚さ以上であることが
望ましい。ここではゲート電極厚を6000オングスト
ローム、フォトレジスト厚を8000オングストローム
とした。
【0017】次に図1(b)に示す様に、フォトレジス
ト層202にゲート電極のパターンを形成する。その
後、120℃に設定されたオーブンで、窒素雰囲気中3
0分ポストベークを行う。これによってフォトレジスト
中の溶剤を蒸発させる。
【0018】次に図1(c)に示す様に、CF4,O2
合プラズマによってフォトレジスト層の表面に硬化層1
03を作る。ここでは基板をCDE(Chemical
Dry Etching)装置に入れ、8分間プラズ
マ中に置いた。この条件で形成される硬化層の厚さは概
ね500オングストローム程度である。硬化層の厚さ
は、数分の処理で500オングストローム程度に達した
後は処理時間を延長しても余り変化しない。硬化層の厚
さが一定値に達した後はあまり処理時間によらず、さら
には形成される硬化層厚の再現性も良好であり、上述の
硬化層形成工程はプロセス的にも十分安定したものであ
る。
【0019】次に図1(d)に示す様に、ゲート電極と
なるAl層104を真空中、電子ビーム蒸着法により被
着形成する。この際、フォトレジストの表面にはC
4,O2混合プラズマによる硬化層が形成されているた
め、Al蒸着中の温度上昇によるフォトレジストからの
ガス放出を抑制することができ、Al薄膜の膜質を劣化
させること無く耐EM性に優れたAlを被着形成するこ
とができる。
【0020】次にリフトオフを行い、図2に示す様にA
lゲート電極105を形成する。CF4,O2混合プラズ
マによる硬化層は表面薄層に限られるため従来のように
アセトンを用いた方法で容易にリフトオフが行える。
【0021】上記CF4,O2混合プラズマ処理を行うこ
とにより、処理を行わなかったものと比較したAl配線
の耐EM性は2倍以上に向上した。また、Al配線の粒
子径(グレインサイズ)を測したところ、従来の方法で
形成したAl配線に比較して約20%程グレインサイズ
が大きくなった。これはCF4,O2混合プラズマ処理に
よってできた硬化層がフォトレジスト層からのガス放出
を抑制したためと考えられる。
【0022】なお、上記実施例ではフォトレジストをA
Z5206Eとしたが、CF4プラズマ、またはCF4
2混合プラズマ等でガス放出を防げるような硬化層の
できるものであればこれにこだわることはなく、また配
線の材質についても上記Alに限らない。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来の方法では防ぐことが困難であった真空中における配
線材料被着途中のフォトレジストからのガス放出を容易
に抑制することができるため、耐EM性に優れた配線を
形成することができる。これにより、リフトオフ法の従
来プロセスを大きく変更すること無しに、信頼性に優れ
た半導体素子を製造する方法を提供できる。本発明の製
造方法によって作成された半導体素子は良好な信頼性を
示した。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)は本発明に係る半導体装置の製
造方法の工程の一部を工程順に示すいずれも断面図。
【図2】本発明に係る半導体装置の製造方法の工程の一
部を示す断面図。
【図3】(a)〜(c)は従来例の半導体装置の製造方
法について工程の一部を工程順に示すいずれも断面図。
【図4】従来例の半導体装置の製造方法の工程の一部を
示す断面図。
【符号の説明】
101、201 半導体基板または基板上に形成された
絶縁膜 102、202 フォトレジスト層 103 フォトレジストの硬化層 104、204 金属層 105、205 配線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の主面または絶縁膜上にフォ
    トレジスト層を形成する工程と、前記フォトレジスト層
    にパターニングを施す工程と、前記フォトレジスト層の
    表層を硬化させる工程と、配線用金属を真空蒸着する工
    程と、前記フォトレジスト層を除去すると同時に該フォ
    トレジスト層上の金属層をリフトオフ除去する工程を含
    む半導体装置の製造方法。
JP13632693A 1993-06-08 1993-06-08 半導体装置の製造方法 Pending JPH06349829A (ja)

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JP13632693A JPH06349829A (ja) 1993-06-08 1993-06-08 半導体装置の製造方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1005065A2 (en) * 1998-11-25 2000-05-31 Murata Manufacturing Co., Ltd. Method of forming wiring pattern
JP2002094182A (ja) * 2000-09-11 2002-03-29 Sony Corp 半導体レーザの製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1005065A2 (en) * 1998-11-25 2000-05-31 Murata Manufacturing Co., Ltd. Method of forming wiring pattern
EP1005065A3 (en) * 1998-11-25 2000-06-07 Murata Manufacturing Co., Ltd. Method of forming wiring pattern
JP2002094182A (ja) * 2000-09-11 2002-03-29 Sony Corp 半導体レーザの製造方法

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