JP3191407B2 - 配線形成方法 - Google Patents

配線形成方法

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JP3191407B2 JP14152792A JP14152792A JP3191407B2 JP 3191407 B2 JP3191407 B2 JP 3191407B2 JP 14152792 A JP14152792 A JP 14152792A JP 14152792 A JP14152792 A JP 14152792A JP 3191407 B2 JP3191407 B2 JP 3191407B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配線形成方法に関し、
特にエッチング直後のアルミニウム(Al)系配線パタ
ーンや接続孔の底面等、周辺環境中の酸素や水分の悪影
響を受け易い表面を保護することにより、信頼性の高い
配線形成を製造装置のマルチチャンバ化によるコスト増
等を招くことなく実現する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のVLSI,ULSI等にみられる
ように半導体装置の高集積化および高性能化が進展する
に伴い、配線形成工程の途中において各種材料層の表面
が大気もしくは酸化性雰囲気との接触によって受ける化
学変化が、最終的に形成されるデバイスの信頼性に重大
な影響を及ぼす事例が増加している。この化学変化の代
表例としては、Al系配線層のエッチング後に生ずるア
フターコロージョン、およびコンタクト・ホールやビア
・ホールの底面に露出した下層配線材料層の表面におけ
る自然酸化膜の形成等を挙げることができる。
【0003】アフターコロージョンとは、主としてAl
系配線層のドライエッチング後に発生する腐食のことで
あり、その発生メカニズムについては、たとえば月刊セ
ミコンダクターワールド1989年4月号p.101〜
106(プレスジャーナル社刊)に詳述されている。要
約すれば以下のとおりである。Al系配線層のドライエ
ッチングは、一般に塩素系ガスを用いて行われている。
たとえば、特公昭59−22374号公報に開示される
BCl3 /Cl2 混合ガスはその代表例である。この結
果、エッチング後のパターン近傍には反応生成物である
AlClx やエッチング・ガスの分解生成物等が必然的
に残留する。これらは、ウェハの表面に吸着するのみな
らず、レジスト・マスクの内部にも吸蔵される。これら
塩素系の反応生成物やエッチング・ガスの分解生成物が
空気中の水分を吸収して電解質の液滴を形成すると、こ
の液滴中にAlが溶出して腐食が発生するわけである。
さらに、レジスト・マスクと塩素系活性種との反応によ
り形成される炭素系ポリマーCClx は側壁保護膜とし
て異方性の確保に重要な役割を果たしているが、この炭
素系ポリマー中のClも有害な残留塩素となってしま
う。
【0004】上記アフターコロージョンは、Al系配線
材料にストレスマイグレーション対策としてCuが添加
されるようになって以来、一層深刻化している。それ
は、エッチング反応生成物であるCuClがその低い蒸
気圧のためにエッチング後もパターン近傍に残留し、こ
こに水分が供給されるとCl- を電解質とし、AlとC
uとを両極とする局部電池が形成されてしまうからであ
る。
【0005】また、近年のようなデザイン・ルールの微
細化に伴ってAl系配線層が単独で配線材料層として使
用されることが少なくなっていることも、アフターコロ
ージョン防止の観点からは不利な要因である。たとえ
ば、Al系配線層とシリコン基板との間には、両者の合
金化反応やシリコンの析出を防止するためにバリヤメタ
ルを設けることが一般化している。また、Al系配線層
の表面には、フォトリソグラフィの精度を向上させるた
めに、アモルファス・シリコンやTiON等からなる反
射防止膜が積層されるようになっている。これらの場合
には、エッチング断面に異種材料層が接触した状態で露
出するため、大気中で液滴が形成されるとやはり局部電
池効果によりAlの溶出が促進されるからである。ま
た、異種材料層のミクロな隙間も、塩素や塩素化合物が
残留する場を提供してしまう。
【0006】上述のアフターコロージョンの発生メカニ
ズムは、程度の差こそあれ、残留臭素についてもほぼ同
様である。そこで、本明細書中では特に断らない限り、
フッ素を除外し、塩素と臭素とを特にハロゲンと総称す
ることとする。
【0007】アフターコロージョンを防止するための対
策としては、(a)CF4 やCHF 3 等のフルオロカー
ボン系ガスを用いるプラズマ・クリーニング、(b)酸
素プラズマ・アッシングによるレジスト・マスクと側壁
保護膜の除去、(c)NH3 ガスによるプラズマ・クリ
ーニングとウェハ水洗との組み合わせ、等が知られてい
る。これらの対策は、いずれも残留ハロゲンの除去を目
的とするものである。すなわち、塩素や臭素をフッ素に
置換して反応生成物の蒸気圧を高めるか、残留ハロゲン
を多く含むレジスト・マスクや側壁保護膜をアッシング
により除去してしまうか、ハロゲン化合物をハロゲン化
アンモニウムのような不活性な化合物に変換するか、あ
るいはこれらと同時に耐蝕性の高いAlF3 やAl2
3 の被膜をAl系配線層の表面に形成することにより、
アフターコロージョンを抑制するものである。しかし、
いずれも決定的な効果を上げるには至っていない。
【0008】一方、上述のような残留ハロゲンの除去と
は発想を異とし、Al系配線層のパターニング後にCH
3 等の推積性ガスを用いてウェハ表面を炭素系ポリマ
ーで被覆すること、いわゆるポリマー・パッシベーショ
ンも検討されている。たとえば、第36回応用物理学関
係連合講演会(1989年春季年会),講演予稿集第2
冊分,p.571,演題番号1p−L−6、および月刊
セミコンダクターワールド1990年10月号,p.4
4〜49(プレスジャーナル社刊)には、Al系配線層
のジャストエッチングを終了した後、オーバーエッチン
グの直前にCHF3 プラズマ処理およびエッチバックに
よりAl系配線パターンの側壁面に選択的に炭素系ポリ
マーからなる側壁保護膜を形成する技術が報告されてい
る。上記技術は、元来オーバーエッチングによる異方性
形状の劣化を防止するために提案された技術であるが、
その付随的効果としてアフターコロージョンも抑制でき
る旨が明らかにされている。それは、CHF3 中のFが
ウェハ上の残留ハロゲンを置換し、また撥水性の炭素系
ポリマーがAl系配線層への水分の到達を防止するため
に、次工程までの待機可能時間を延長することができる
からである。
【0009】一方の自然酸化膜は、近年の半導体装置に
おける多層配線構造の適用に伴って、クローズアップさ
れてきた問題である。周知のように、半導体装置の高集
積化および高性能化が進展するにつれ、デバイス・チッ
プ上では配線部分の占有面積が増大しており、この占有
面積によるチップの大型化を防止するため、配線の多層
化が必須の技術となっている。
【0010】多層配線技術では、上層配線と下層配線と
の間で電気的接続を図るために層間絶縁膜にコンタクト
・ホールやビア・ホール等の接続孔がエッチングにより
開口され、続いてレジスト・マスクが除去された後、こ
の接続孔を充填するように上層配線が形成される。実際
の製造プロセスでは、エッチングが終了したウェハはエ
ッチング・チャンバから搬出されて一旦大気に曝された
後、レジスト・マスクを除去するためのアッシング装置
に搬入され、さらに大気開放を経て上層配線を形成する
ためのプロセス・チャンバ(たとえばスパッタリング・
チャンバ)に搬入される。この間に、接続孔の底面に露
出した下層配線の表面には、自然酸化膜が不可避的に形
成される。かかる自然酸化膜の存在は、コンタクト抵抗
の増大の原因となる。また、近年では接続孔のアスペク
ト比の増大に伴い、接続孔の内部にタングステン等の金
属をCVDにより選択成長させる技術が有望視されてい
るが、かかる自然酸化膜は異常成長や成長阻害の原因と
もなる。したがって、自然酸化膜は上層配線の形成前に
完全に除去されていなければならない。
【0011】従来、自然酸化膜の除去は緩衝化フッ酸溶
液等に前記基体を浸漬する、いわゆるウェット(湿式)
処理により広く行われてきたが、水洗,乾燥等の工程を
要するので煩雑であった。一方、前記気体を気化させた
HF(フッ化水素)等に接触させて自然酸化膜の除去を
行う、いわゆるドライ(乾式)処理も研究されている
が、まだ制御性に問題を残している。また、せっかく自
然酸化膜を除去しても、次工程に移行する前に前記基体
を大気中に一旦取り出せば、再び自然酸化膜が成長して
しまう虞れが大きい。
【0012】このような自然酸化膜の再成長を防止する
ための技術が各方面で研究されており、ハードウェア
面、プロセス面双方からのアプローチとして次のような
技術が知られている。
【0013】まずハードウェア面では、真空ロードロッ
ク機構を備えたウェハ・ハンドリング・ユニットの周囲
に複数のプロセス・チャンバを配したマルチチャンバ・
システムが提案されている。ウェハ・ハンドリング・ユ
ニットと各チャンバとはそれぞれゲート・バルブを介し
て接続されているので、ウェハは大気中に取り出される
ことなく各チャンバ間を移動することができる。たとえ
ば、月刊セミコンダクター・ワールド1990年9月号
第126〜130ページ(プレスジャーナル社刊)に
は、タングステン配線形成におけるマルチチャンバ・シ
ステムの適用例が紹介されている。
【0014】一方、プロセス面では、自然酸化膜を除去
した後の下層配線の表面に炭素系ポリマーを堆積させて
大気との接触を断つ、いわゆるポリマー・パッシベーシ
ョンの手法が知られている。たとえば、第34回応用物
理学関係連合講演会(1987年春季年会)講演予稿
集,第2分冊p.460,演題番号31p−P−6に
は、自然酸化膜を除去した後のシリコン基板の表面に炭
素系ポリマーもしくは炭素を堆積させ、次工程の直前に
Cl2 を用いたUVアシスト・エッチングによりこれを
除去する技術が報告されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来のアプローチは、解決すべき問題点も抱えて
いる。まず、アフターコロージョン対策に関しては、未
だ満足できるレベルの対策がないのが実情である。この
中で、炭素系ポリマーの形成は比較的有望な技術である
が、ポリマーの段差被覆性(ステップ・カバレッジ)等
によっては水分の侵入を完全には阻止し切れない場合も
生ずる。また、レジスト・アッシングと炭素系ポリマー
の形成とを併せて実施すれば、理想的な状態で行われた
場合には極めて有効な対策を提供し得る。しかしこの場
合、アッシングには高温が適し、ポリマー形成には低温
が適するという相反する要求を満たす必要があり、条件
の最適化が困難である。上記炭素系ポリマーがパーティ
クル汚染を惹起させる虞れも大きい。さらに、炭素系ポ
リマーをレジスト・アッシング後に形成するプロセスで
は、該炭素系ポリマーを除去するためのアッシング工程
が再度必要となり、工程増を招くというデメリットもあ
る。
【0016】一方の自然酸化膜の除去に関しては、上述
のマルチチャンバ・システムが一貫した雰囲気中での各
種処理を可能とするため、プロセスの安定化、工程の短
縮、工数の削減、汚染の低減等の多くのメリットをもた
らす。しかしその反面、装置が非常に大型化し、プロセ
スの高度化に伴って装置価格やランニング・コストが高
くなる等の問題を有する。
【0017】また、炭素系ポリマー等を利用することの
弊害は上述のとおりである。特に下層配線材料層がシリ
コン基板中に形成された不純物拡散領域等である場合に
は、炭素による汚染が発生することも懸念される。
【0018】そこで本発明は、装置を大型化させたりパ
ーティクル・レベルを悪化させることなく効果的なパッ
シベーションを行うことにより、Al系配線パターンの
アフタコロージョンや、下層配線材料層の表面における
自然酸化膜の再成長等を防止できる実用的な方法を提供
することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の配線形成方法
は、まずアフターコロージョンを抑制する方法を提案す
るものであり、基板上のAl系配線層をレジスト・マス
クを介してエッチングすることによりAl系配線パター
ンを形成する工程と、前記基板を高真空下に保持したま
ま該基板の温度を室温以下に制御し、少なくとも前記A
l系配線パターンの露出面を窒化イオウ系化合物層で被
覆する工程と、前記窒化イオウ系化合物層を次工程の実
施直前に除去する工程とを有することを特徴とする。
【0020】本発明はまた、前記Al系配線パターンを
同様に形成した後、一旦レジスト・マスクを除去し、し
かる後に前記Al系配線パターンの露出面を同様に窒化
イオウ系化合物層で被覆することを特徴とする。
【0021】本発明はまた、前記窒化イオウ系化合物層
が、S2 2 ,SF2 ,SF4 ,S 2 10,H2 Sから
選ばれる少なくとも1種のイオウ系化合物と窒素系化合
物とを含む混合ガスが放電解離条件下でプラズマ中に生
成する窒化イオウ系化合物を堆積させることにより形成
されることを特徴とする。
【0022】本発明はさらに、自然酸化膜の再成長を抑
制する方法を提案するものであり、基板上の下層配線材
料層上の絶縁膜に接続孔を開口する工程と、前記接続孔
の底面に露出した前記下層配線材料層の表面の自然酸化
膜を除去する工程と、前記基板を高真空下に保持したま
ま該基板の温度を室温以下に制御し、少なくとも前記接
続孔の底面を窒化イオウ系化合物層で被覆する工程と、
前記窒化イオウ系化合物層を次工程の実施直前に除去す
る工程と、前記基板を高真空下に保持したまま前記接続
孔を上層配線材料層により埋め込む工程とを有すること
を特徴とする。
【0023】本発明はまた、上記自然酸化膜の除去と窒
化イオウ系化合物層の形成とを競合的に進行させること
を特徴とする。
【0024】本発明はまた、前記窒化イオウ系化合物層
が、S2 2 ,SF2 ,SF4 ,S 2 10,S3
2 ,S2 Cl2 ,SCl2 ,S3 Br2 ,S2
2 ,SBr 2 ,H2 Sから選ばれる少なくとも1種の
イオウ系化合物と窒素系化合物とを含む混合ガスが放電
解離条件下でプラズマ中に生成する窒化イオウ系化合物
を堆積させることにより形成されることを特徴とする。
【0025】
【作用】本発明者は、ウェハ表面のパーティクル汚染や
シリコン基板中への炭素汚染等を惹起させずにAl系配
線パターンや下層配線材料層のパッシベーションを行い
得る物質について検討を行い、窒化イオウ系化合物に着
目した。上記窒化イオウ系化合物としては、後述するご
とく種々の化合物が知られているが、本発明において特
にパッシベーション効果を期待される代表的な化合物は
ポリチアジル(SN)x である。(SN)x は古くから
無機導電性ポリマーとして知られている物質であり、そ
の性質,構造等については、J.Am.Chem.So
c.,Vol.29,p.6358〜6363(197
5)に詳述されている。常圧下では208℃、減圧下で
は140〜150℃付近まで安定に存在するポリマー状
物質である。結晶を室温状態で1atmの乾燥O2雰囲
気、もしくは湿潤O2 雰囲気中に6日間放置しても変化
を起こさないことから、酸化に対して極めて安定であ
る。したがって、自然酸化膜を除去した後の下層配線材
料層の表面を(SN)x で被覆しておけば、自然酸化膜
の再成長を有効に抑制できるわけである。さらに、(S
N)x は減圧下で140〜150℃付近まで加熱すれば
容易に分解または昇華し、完全に除去することができる
ので、パーティクル汚染を惹起させる懸念がない。
【0026】本発明ではまず、エッチング後のAl系配
線パターンのパッシベーションに、この窒化イオウ系化
合物を利用する。すなわち、レジスト・マスクを用いて
Al系配線層をエッチングし、Al系配線パターンが形
成された段階で、少なくとも該Al系配線パターンの側
壁部を上記(SN)x を主体とする窒化イオウ系化合物
層で被覆する。この場合、レジスト・マスクはまだ残っ
ておりAl系配線パターンの露出面はパターン側壁部の
みなので、少なくともこの部分をパッシベーションして
おくわけである。しかも、上記窒化イオウ系化合物層
は、ウェハを大気開放することなくAl系配線層のエッ
チングと連続工程で形成され、次工程のたとえば層間絶
縁膜の形成の直前までAl系配線パターンの露出面を被
覆している。したがって、Al系配線パターンと大気と
の接触を最小限に抑えることができ、アフターコロージ
ョン耐性を大幅に向上させることができる。また、上記
窒化イオウ系化合物層は、ウェハを加熱するのみで容易
に昇華除去もしくは分解除去できるので、炭素系ポリマ
ーを用いる場合のようなO2 プラズマ・アッシングが不
要であることも、本発明の大きなメリットである。
【0027】あるいは、窒化イオウ系材料層によるパッ
シベーションを、Al系配線層のエッチング終了後、レ
ジスト・マスクを一旦除去してから行えば、さらに効果
的である。これは、レジスト・マスクが除去されること
により、その中に吸蔵されている残留ハロゲンも同時に
除去されるからである。
【0028】ところで、上記窒化イオウ系化合物層は、
プラズマCVDの原理で形成することができる。すなわ
ち、イオウ系化合物と窒素系化合物とを含む混合ガスを
放電解離させ、プラズマ中に生成した窒化イオウ系化合
物を室温以下に温度制御されたウェハ上に堆積させるの
である。このとき、窒化イオウ系化合物層は、放電条件
を適宜設定することによりウェハの全面に堆積させるこ
とも、あるいはイオンの垂直入射が起こらないパターン
側壁部にのみ選択的に堆積させることもできる。
【0029】ここで使用されるイオウ系化合物は、S2
2 ,SF2 ,SF4 ,S2 10、およびH2 Sであ
る。前四者は、フッ化イオウと総称される化合物の中で
もS/F比(分子内のS原子数とF原子数の比)が比較
的大きい化合物であり、同じフッ化イオウでもエッチン
グ・ガスとして良く知られているSF6 と異なり、放電
解離条件下でプラズマ中に遊離のSを放出することがで
きる。H2 Sも同様である。
【0030】このプラズマCVDの過程では、最も単純
に考えれば、窒素系化合物の放電解離によりプラズマ中
に生成したNと、イオウ系化合物の放電解離によりプラ
ズマ中に生成したSとが結合して、まずチアジル(N≡
S)が形成される。このチアジルは、酸素類似体である
一酸化窒素(NO)の構造から類推して不対電子を持っ
ており、容易に重合して(SN)2 を生ずる。(SN)
2 は30℃付近で分解する化合物であるが、20℃付近
では容易に重合して(SN)4 、さらには(SN)x
生成する。(SN)4 は融点178℃,分解温度206
℃の環状物質である。
【0031】なお、プラズマ中にF* が存在する系では
上記(SN)x のS原子上にハロゲン原子が結合したフ
ッ化チアジルが、また、H* が存在する系ではチアジル
水素が生成し得る。さらに、条件によってはS4
2 (融点23℃),S112 (融点150〜155
℃),S152 (融点137℃),S162 (融点12
2℃)等のように分子内のS原子数とN原子数が不均衡
な環状窒化イオウ化合物、あるいはこれら環状窒化イオ
ウ化合物のN原子上にH原子が結合したS7 NH(融点
113.5℃),1,3−S6 (NH)2 (融点130
℃),1,4−S6 (NH)2 (融点133℃),1,
5−S6 (NH)2 (融点155℃),1,3,5−S
5 (NH)3 (融点124℃),1,3,6−S5 (N
H)3 (融点131℃),S4 (NH)4 (融点145
℃)等のイミド型の化合物等も生成可能である。
【0032】いずれにしても、上述の窒化イオウ系化合
物は室温以下に温度制御されたウェハ上で存在可能であ
る。しかも、ウェハを加熱するだけで容易に分解除去ま
たは昇華除去できるため、ウェハの表面にパーティクル
汚染を残したり、シリコン基板中に汚染を残す虞れがな
い。
【0033】本発明ではさらに、接続孔の底面に露出し
た下層配線材料層の表面のパッシベーションに、この窒
化イオウ系化合物を利用する。すなわち、下層配線材料
層の表面の自然酸化膜を除去した後、ウェハを大気開放
することなく該下層配線材料層の表面を直ちに上述の
(SN)x を主体とする窒化イオウ系化合物層で被覆す
る。この状態は、次工程の実施直前まで維持される。こ
れにより、下層配線材料層と大気との接触を断つことが
でき、自然酸化膜の再成長を防止することができる。し
かも、上記窒化イオウ系化合物層は、ウェハを加熱する
のみで容易に昇華除去もしくは分解除去できる。
【0034】あるいは、エッチング条件を最適化するこ
とにより、窒化イオウ系化合物の堆積による側壁保護膜
の形成と自然酸化膜の除去とを競合過程により行うこと
もできる。この技術により、工程数を削減することがで
きる。
【0035】この場合の窒化イオウ系化合物層の形成
も、前述のようにプラズマCVD法の原理にもとづいて
行うことができる。ただし、使用できるイオウ系化合物
は、Al系配線パターンのパッシベーションの場合より
も広範囲の化合物群から選択することができる。すなわ
ち、上述のフッ化イオウとH2 Sに加えて、S3
2 ,S2 Cl2 ,SCl2 等の塩化イオウ、およびS
3 Br2 ,S2 Br2 ,SBr2 等の臭化イオウが使用
できる。つまり、Al系配線層のアフターコロージョン
防止の目的に照らせば、残留塩素や残留臭素をできる限
り増加させず、かつ場合によってはこれらをフッ素に置
換する効果を期待するために、フッ化イオウもしくはH
2 Sを使用することが好ましかった。これに対し、接続
孔の底面の自然酸化膜を除去する目的では、下層配線材
料層の断面ではなく表面が露出するだけなので、たとえ
下層配線材料層がAl系配線層であっても、塩化イオウ
や臭化イオウも用いることができるのである。
【0036】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について図面
を参照しながら説明する。
【0037】実施例1 本実施例は、本発明をAl系積層配線パターンのパッシ
ベーションに適用し、バリヤメタル,Al−1%Si
層,反射防止膜からなるAl系積層配線層をBCl3
Cl2 混合ガスを用いてエッチングした後、同じエッチ
ング装置内でS2 2 /H2 /N2 混合ガスを用いてウ
ェハの全面に窒化イオウ系保護膜を堆積させ、次工程の
実施直前に該窒化イオウ系保護膜をウェハを加熱するこ
とにより除去した例である。このプロセスを、図1を参
照しながら説明する。
【0038】本実施例でエッチング・サンプルとして使
用したウェハは、図1(a)に示されるように、SiO
2 等からなる絶縁基板1上に厚さ約0.03μmのTi
層2と厚さ約0.08μmのTiON層3からなるバリ
ヤメタル4、厚さ約0.4μmのAl−1%Si層5、
厚さ約0.03μmのTiON反射防止膜6が順次積層
されたAl系積層配線層7が形成され、さらに該Al系
積層配線層7上に所定の形状にパターニングされた厚さ
約1.0μmのレジスト・マスク8が形成されてなるも
のである。ここで、上記レジスト・マスク8は、たとえ
ばノボラック系ポジ型フォトレジスト(東京応化工業社
製,商品名TSMR−V3)とg線ステッパを用いて約
0.5μmのパターン幅に形成されている。
【0039】上記ウェハをRFバイアス印加型の有磁場
マイクロ波プラズマ・エッチング装置のウェハ載置電極
上にセットした。ここで、上記ウェハ載置電極は冷却配
管を内蔵しており、装置外部に接続されるチラー等の冷
却設備から冷媒の供給を受けることにより、エッチング
中のウェハ温度を必要に応じて室温以下に温度制御でき
るようになされている。
【0040】まず、ウェハを特に冷却しない状態で、一
例として下記の条件でAl系積層配線層7をエッチング
した。 BCl3 流量 60SCCM Cl2 流量 90SCCM ガス圧 2.1Pa(=16mTor
r) マイクロ波パワー 850W(2.45GHz) RFバイアス・パワー 60W(2MHz) この過程では、Cl* によるラジカル反応がB+ ,BC
x + ,Clx + 等のイオンにアシストされる機構でエ
ッチングが進行し、図1(b)に示されるように、異方
性形状を有する積層配線パターン7aが形成された。な
お、図中、エッチング後に形成された各材料層のパター
ンは、元の番号に添字aを付けて表してある。
【0041】前述の図1(b)に示される状態は、異な
る種類の材料層の断面が互いに接して露出しており、ま
た各材料層の界面にも残留塩素が取り込まれていること
から、このまま大気中に放置すると極めてアフターコロ
ージョンが発生し易い状態と言える。そこで、同じ有磁
場マイクロ波プラズマ・エッチング装置内において、ウ
ェハ載置電極に内蔵の冷却配管にエタノール冷媒を供給
し、一例として下記の条件でプラズマ処理を行った。
【0042】 S2 2 流量 20SCCM H2 流量 20SCCM N2 流量 20SCCM ガス圧 1.3Pa(=10mTor
r) マイクロ波パワー 850W(2.45GHz) RFバイアス・パワー 0W ウェハ温度 −20℃ ここで、上記H2 は、S2 2 から生成するF* を捕捉
してフッ化水素(HF)に変化させ、反応系内の見掛け
上のS/F比を増大させて相対的にSに富む雰囲気を創
り出すことに寄与している。
【0043】このプラズマ処理の過程では、S2 2
ら解離生成したSとN2 とが反応して(SN)x を主体
とする窒化イオウ系化合物が生成し、バイアス無印加の
条件下で冷却されたウェハの全面に薄く堆積した。この
結果、図1(c)に示されるように、窒化イオウ系保護
膜9が形成された。上記窒化イオウ系保護膜9は水に対
して極めて安定であり、Al系積層配線パターン7aの
側壁面と外界の水分との接触を遮断する役割を果たし
た。また、S2 2 から生成するF* が、系内に残留し
ている塩素をある程度置換した。この状態のウェハを大
気中に放置したところ、48時間後にも何らアフターコ
ロージョンの発生は認められなかった。
【0044】なお、このプラズマ処理中には、エッチン
グ・チャンバの内壁部等を加熱してウェハ面以外の不要
部分に窒化イオウ系化合物が堆積しないようにしておけ
ば、パーティクル汚染を防止する上で極めて効果的であ
る。
【0045】上記窒化イオウ系保護膜9は、次工程の実
施直前にウェハを150℃程度に加熱すると、容易に分
解または昇華して除去され、何らウェハ上にパーティク
ル汚染を残すことはなかった。このときの加熱は、予備
加熱用のチャンバを用いても、あるいは加熱機構を組み
込んだ搬送アーム等を使用しても良い。続いて、通常の
2 プラズマ・アッシング等によりレジスト・マスク8
を除去すると、図1(d)に示されるように、アフター
コロージョンの発生していないAl系積層配線パターン
7aが得られ、エッチング直後の状態をそのまま維持す
ることができた。
【0046】なお、窒化イオウ系保護膜9の除去は、レ
ジスト・マスク8のアッシング時に同時に行うこともで
きる。この場合、上記窒化イオウ系保護膜9は、加熱に
よる分解,昇華と同時に燃焼反応によっても除去される
ことになる。この後、常法にしたがって層間絶縁膜の形
成等を行えば良い。
【0047】実施例2 本実施例は、本発明をAl系積層配線パターンのパッシ
ベーションに適用した他の例であり、バリヤメタル,A
l−1%Si層,反射防止膜からなるAl系積層配線層
をBCl3 /Cl2 混合ガスを用いてエッチングした
後、O2 /N2 混合ガスを用いてレジスト・マスクを除
去し、さらにS2 2 /H2 /N2 混合ガスを用いてウ
ェハの全面に窒化イオウ系保護膜を堆積させ、次工程の
実施直前に該窒化イオウ系保護膜をウェハを加熱するこ
とにより除去した。このプロセスを、図2を参照しなが
ら説明する。なお、図2の符号は前出の図1と共通であ
る。
【0048】本実施例でエッチング・サンプルとして使
用したウェハは、前出の図1(a)に示されるものと同
じである。このウェハをマグネトロンRIE装置のエッ
チング・チャンバ内にセットし、一例として下記の条件
でAl系積層配線層7をエッチングした。 BCl3 流量 60SCCM Cl2 流量 90SCCM ガス圧 4Pa(=30mTorr) RFパワー 1kW(13.56MHz) この結果、図2(a)に示されるように異方性形状を有
するAl系積層配線パターン7aが形成された。この状
態は、前出の図1(b)と同じである。
【0049】次に、上記ウェハを上記マグネトロンRI
E装置に付属のマイクロ波ダウンストリーム型アッシン
グ装置に搬送し、一例として下記の条件でレジスト・マ
スク8を除去した。 O2 流量 2000SCCM N2 流量 50SCCM ガス圧 40Pa(=300mTor
r) マイクロ波パワー 1kW(2.45GHz) ウェハ温度 200℃ この結果、ウェハ上には図2(b)に示されるように、
Al系積層配線パターン7aが残された状態となった。
【0050】この状態は、図2(a)に示される状態と
比べれば、残留塩素の吸蔵場所であるレジスト・マスク
8が除去されている分だけアフターコロージョンの抑制
には有利と言える。しかし、依然として異種材料層の断
面が接触した状態で露出しており、各材料層の界面にも
残留塩素が取り込まれているため、アフターコロージョ
ンの懸念はまだ残る。そこで、ウェハを上記エッチング
・チャンバに戻し、一例として下記の条件でプラズマ処
理を行った。
【0051】 S2 2 流量 20SCCM H2 流量 20SCCM N2 流量 20SCCM ガス圧 1.3Pa(=10mTorr) RFパワー 400W(13.56MHz) ウェハ温度 −20℃ このプラズマ処理により、図2(c)に示されるよう
に、ウェハの全面に窒化イオウ系保護膜9が薄く形成さ
れた。
【0052】この状態のウェハを大気中に放置したとこ
ろ、72時間後にも何らアフターコロージョンの発生は
認められなかった。
【0053】上記窒化イオウ系保護膜9は、次工程の実
施直前にウェハを150℃程度に加熱すると容易に分解
または昇華し、図2(d)に示されるように除去され
た。この結果、図2(b)に示された良好な積層配線パ
ターン7aの状態をそのまま維持することができ、しか
もウェハ上にパーティクル汚染が残ることはなかった。
この後、常法にしたがって層間絶縁膜の形成等を行えば
良い。
【0054】実施例3 本実施例は、本発明をコンタクト・ホール底部のパッシ
ベーションに適用し、シリコン基板中に形成された不純
物拡散領域の表面のSiOx 自然酸化膜をS2 2 /H
2 混合ガスを用いて除去した後、S2 2 /H2 /N2
混合ガスを用いて該表面に窒化イオウ系保護膜を堆積さ
せ、前記基板(ウェハ)を加熱して上記窒化イオウ系保
護膜を除去し、直ちに選択CVD法によりタングステン
(W)プラグを形成した例である。このプロセスを、図
3を参照しながら説明する。
【0055】本実施例でサンプルとして使用したウェハ
を、図3(a)に示す。すなわち、下層配線材料層とし
て不純物拡散領域12が形成されたシリコン基板11上
に酸化シリコンからなる層間絶縁膜13が形成され、さ
らに図示されないレジスト・マスクを介して上記層間絶
縁膜13のエッチングを行うことにより、上記不純物拡
散領域12に臨むコンタクト・ホール14が開口されて
いる。上記エッチングは、たとえばマグネトロンRIE
(反応性イオン・エッチング)装置を使用し、C4 8
流量50SCCM,ガス圧2Pa,RFパワー600W
(13.56MHz)の条件で行った。上記コンタクト
・ホール14の底面に露出した不純物拡散領域12の表
層部にはSiOx 自然酸化膜15が形成されているが、
これは、O2 プラズマ中でレジスト・マスクをアッシン
グした際に形成されたものである。
【0056】次に、上記SiOx 自然酸化膜15を除去
するため、上記ウェハをRFバイアス印加型の有磁場マ
イクロ波プラズマ・エッチング装置のウェハ載置電極上
にセットし、一例として下記の条件でエッチングを行っ
た。 S2 2 流量 10SCCM H2 流量 50SCCM ガス圧 1.3Pa(=10mTor
r) マイクロ波パワー 850W(2.45GHz) RFバイアス・パワー 5W(13.56MHz) ウェハ温度 −70℃(エタノール系冷媒使
用) ここでは、マイクロ波放電によりS2 2 から解離生成
するF* がSiOx 自然酸化膜15を除去する過程と、
同じくS2 2 から解離生成するSがエッチング底面へ
堆積する過程とが競合する。しかし、エッチング・ガス
にH2 が大過剰に添加されていることにより過剰なF*
がHFの形で反応系外へ除去されるため、エッチング反
応は極めて穏やかに進行し、シリコン基板11にアンダ
カット等が生ずることはなかった。この結果、図3
(b)に示されるように、SiOx 自然酸化膜15が除
去されると同時にS保護膜16が不純物拡散領域12の
表面に形成された。
【0057】次に、同じエッチング装置内で条件を一例
として下記のように変更し、プラズマ処理を行った。 S2 2 流量 10SCCM H2 流量 5SCCM N2 流量 10SCCM ガス圧 1.3Pa(=10mTor
r) マイクロ波パワー 850W(2.45GHz) RFバイアス・パワー 0W ウェハ温度 20℃ このプラズマ処理の過程では、S2 2 から解離生成し
たSとN2 とが反応して(SN)x を主体とする窒化イ
オウ系化合物が生成し、バイアス無印加の条件下で冷却
されたウェハの表面に吸着された。この結果、図3
(c)に示されるように、ウェハの全面にさらに窒化イ
オウ系保護膜17が形成された。この窒化イオウ系保護
膜17はO2 に対して極めて安定であり、不純物拡散領
域12と大気との接触を遮断してSiO2 自然酸化膜の
再成長を防止した。
【0058】次に、上記ウェハをCVD装置に搬送し、
ウェハ・ステージの背面側からハロゲン・ランプ等を用
いて該ウェハを加熱したところ、約150℃に昇温した
ところで上記窒化イオウ系保護膜17およびS保護膜1
6は分解または昇華し、N2 ,NOx ,S,SOx 等の
形で除去された。この結果、図3(d)に示されるよう
に、コンタクト・ホール14の底面にはSiOx 自然酸
化膜の存在しないクリーンな状態の不純物拡散領域12
の表面が露出した。このとき、ウェハ上には何らパーテ
ィクル汚染が残ることはなかった。
【0059】引き続き、上記コンタクト・ホール14内
にWプラグを選択成長させるため、下記の条件で常圧C
VDを行った。 WF6 流量 10SCCM H2 流量 1000SCCM SiH4 流量 7SCCM ウェハ温度 260℃ この工程により、図3(e)に示されるように、コンタ
クト・ホール14の内部は上層配線材料層であるWプラ
グ18により埋め込まれた。上記のプロセスでは、選択
成長が行われる直前まで不純物拡散領域2の表面がS保
護膜16および窒化イオウ系保護膜17により被覆され
ていたので、SiOx 自然酸化膜15が再成長に起因す
る選択性の破綻等をきたすことなく、良好な組織を有す
るWプラグ18を形成することができた。
【0060】実施例4 本実施例は、本発明を接続孔の底面のパッシベーション
に適用した他の例であり、シリコン基板中に形成された
不純物拡散領域の表面の自然酸化膜をHF/S 2 2
2 /N2 混合ガスを用いて除去すると共に、該表面へ
窒化イオウ系保護膜を形成した。このプロセスを、図4
を参照しながら説明する。なお、図4の符号は前出の図
3と共通である。
【0061】本実施例でサンプルとして使用したウェハ
は、図4(a)に示されるとおりであり、実施例3で前
述したものと同じである。このウェハをRFバイアス印
加型の有磁場マイクロ波プラズマ・エッチング装置にセ
ットし、一例として下記の条件でエッチングを行った。 HF流量 20SCCM S2 2 流量 10SCCM H2 流量 20SCCM N2 流量 20SCCM ガス圧 1.3Pa(=10mTorr) マイクロ波パワー 850W(2.45GHz) RFバイアス・パワー 5W(2MHz) ウェハ温度 25℃
【0062】この過程では、S2 2 とN2 に由来して
(SN)x を主体とする窒化イオウ系保護膜17が形成
される過程と、主としてHFから生成するF* によりS
iO x 自然酸化膜15が除去される過程とが競合的に進
行した。この結果、図4(a)に示される状態から、図
4(b)に示されるようにSiOx 自然酸化膜15が除
去され、かつ窒化イオウ系保護膜17がウェハの全面に
堆積した状態が直接得られた。
【0063】なお、上述のガス組成では、HFとS2
2 の双方がF* 供給源となり得るが、ここでは放電解離
効率等を考慮してS2 2 は主としてS供給源として使
用し、従来からブレイクスルー用ガスとして実績のある
HFをF* の主な供給源としている。その後、実施例3
と同様にCVD装置内でウェハを加熱し、前出の図3
(d)に示されるように窒化イオウ系保護膜17を除去
した後、図3(e)に示されるようにWプラグ18を形
成した。
【0064】実施例5 本実施例は、本発明をビア・ホールの底面のパッシベー
ションに適用し、Al−1%Si層の表面のAlOx
然酸化膜をBCl3 を用いて除去した後、S2 Cl2
2 /N2 混合ガスを用いて該表面に窒化イオウ系保護
膜を堆積させ、ウェハを加熱して上記窒化イオウ系保護
膜を除去し、直ちに選択CVD法によりWプラグを形成
した例である。このプロセスを、図5を参照しながら説
明する。
【0065】本実施例で処理サンプルとして使用したウ
ェハは、図5(a)に示されるように、下層配線材料層
であるAl−1%Si層21上に、酸化シリコン層から
なる層間絶縁膜22が形成され、該層間絶縁膜22にビ
ア・ホール23が開口され、その底面にAlOx 自然酸
化膜24が形成されたものである。
【0066】上記ウェハをRFバイアス印加型の有磁場
マイクロ波プラズマ・エッチング装置にセットし、一例
として下記の条件でエッチングを行った。 BCl3 流量 50SCCM ガス圧 1.3Pa(=10mTor
r) マイクロ波パワー 850W(2.45GHz) RFバイアス・パワー 50W(2MHz) このエッチングの過程では、還元性を有するBCl3
作用により、図5(b)に示されるように、AlOx
然酸化膜24がAlClx ,BOx 等の形で除去され
た。
【0067】次に、同じエッチング装置内で条件を一例
として下記のように変更し、プラズマ処理を行った。 S2 Cl2 流量 10SCCM H2 流量 5SCCM N2 流量 10SCCM ガス圧 1.3Pa(=10mTor
r) マイクロ波パワー 850W(2.45GHz) RFバイアス・パワー 0W ウェハ温度 20℃ このプラズマ処理の過程では、S2 Cl2 から解離生成
したSとN2 とが反応して(SN)x を主体とする窒化
イオウ系化合物が生成し、バイアス無印加の条件下で冷
却されたウェハの表面に吸着された。この結果、図5
(c)に示されるように、ウェハの全面に窒化イオウ系
保護膜25が形成された。
【0068】次に、上記ウェハをCVD装置に搬送し、
ウェハ・ステージの背面側からハロゲン・ランプ等を用
いて該ウェハを加熱したところ、約150℃に昇温した
ところで上記窒化イオウ系保護膜25は分解または昇華
し、N2 ,NOx ,S,SO x 等の形で除去された。こ
の結果、図5(d)に示されるように、ビア・ホール2
3の底面にはAlOx 自然酸化膜の存在しないクリーン
な状態のAl−1%Si層21の表面が露出した。この
とき、ウェハ上には何らパーティクル汚染が残ることは
なかった。
【0069】その後、実施例3と同様に選択CVDを行
い、図5(e)に示されるようにWプラグ26を形成し
た。
【0070】以上、本発明を5つの実施例にもとづいて
説明したが、本発明はこれらの実施例に何ら限定される
ものではない。たとえば、Al系積層配線パターンのパ
ッシベーションにおいては、S2 2 以外のフッ化イオ
ウを使用してもほぼ同様の結果が得られる。H2 Sの場
合はF * による残留ハロゲンの置換ではなく、H* によ
る残留ハロゲンの捕捉が期待でき、またSの供給源とな
ることから、やはり本発明において有用である。また、
接続孔底部のパッシベーションにおいては、上述のS2
2 ,S2 Cl2 以外に本発明で限定される他のイオウ
系化合物を使用しても、ほぼ同様の結果が得られる。
【0071】N2 系化合物としては、上述のN2 の他、
NF3 等を使用することができる。NH3 はSと反応し
て硫化アンモニウムを生成する可能性があるので、好ま
しくない。窒化イオウ系化合物を生成させるための混合
ガスにS/X比を増大させるために添加される化合物と
しては、上述のH2 の他に、H2 S,シラン系化合物等
を使用しても良い。
【0072】本発明において使用されるエッチング・ガ
スや窒化イオウ系化合物層を形成するための混合ガスに
は、冷却効果,スパッタリング効果,希釈効果等を期待
する意味でHe,Ar等の希ガスが適宜添加されていて
も構わない。さらに、本発明をAl系積層配線パターン
のパッシベーションに適用する場合には、窒化イオウ系
化合物層の形成を、従来公知のフッ素置換や水洗等のア
フターコロージョン防止対策と適宜組み合わせ、一層優
れた効果を上げることも可能である。
【0073】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明ではAl系材料層のエッチング後のアフターコロージ
ョンを防止するためのパッシべーション、または自然酸
化膜の再成長を防止するための接続孔の底面のパッシベ
ーションが、窒化イオウ系化合物層を堆積させることに
より行われる。これは、従来の炭素系ポリマーを用いた
ポリマー・パッシベーションとは異なり、ウェハ上にパ
ーティクル汚染を発生させる懸念がない。また、上記窒
化イオウ系化合物層はウェハ加熱するのみで容易に除去
できるため、除去のための特別な設備も必要としない。
さらに、ウェハ上に窒化イオウ系化合物層が堆積してい
る間は、ウェハを大気中へ取り出して次工程の装置に搬
送できるため、マルチ・チャンバ化が不要であり、装置
の大型化やコストの上昇を回避することができる。
【0074】したがって、本発明は微細なデザイン・ル
ールにもとづいて設計され、高性能、高集積度、高信頼
性を要求される半導体装置の製造に極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をAl系積層配線パターンのパッシベー
ションに適用したプロセス例をその工程順にしたがって
示す概略断面図であり、(a)はAl系積層配線層上に
レジスト・マスクが形成された状態、(b)はエッチン
グによりAl系積層配線パターンが形成された状態、
(c)はウェハの全面が窒化イオウ系保護膜で被覆され
た状態、(d)は次工程の実施直前に窒化イオウ系保護
膜とレジスト・マスクが除去された状態をそれぞれ表
す。
【図2】本発明をAl系積層配線パターンのパッシベー
ションに適用した他のプロセス例をその工程順にしたが
って示す概略断面図であり、(a)はレジスト・マスク
を介したエッチングによりAl系積層配線パターンが形
成された状態、(b)はレジスト・マスクが除去された
状態、(c)はウェハの全面が窒化イオウ系保護膜で被
覆された状態、(d)は次工程の実施直前に窒化イオウ
系保護膜が除去された状態をそれぞれ表す。
【図3】本発明をコンタクト・ホール底部のパッシベー
ションに適用したプロセス例をその工程順にしたがって
示す概略断面図であり、(a)はコンタクト・ホールの
底面に露出した不純物拡散領域の表面にSiOx 自然酸
化膜が形成された状態、(b)はSiOx 自然酸化膜が
除去されると共にコンタクト・ホールの底面にS保護膜
が形成された状態、(c)はプラズマ処理によりウェハ
の全面にさらに窒化イオウ系保護膜が形成された状態、
(d)はウェハ加熱により窒化イオウ系保護膜とS保護
膜とが除去された状態、(e)は選択CVD法によりW
プラグが形成された状態をそれぞれ表す。
【図4】本発明をコンタクト・ホール底部のパッシベー
ションに適用した他のプロセス例をその工程順にしたが
って示す概略断面図であり、(a)はコンタクト・ホー
ルの底面に露出した不純物拡散領域の表面にSiOx
然酸化膜が形成された状態、(b)はSiOx 自然酸化
膜が除去されると同時にウェハの全面に窒化イオウ系保
護膜が形成された状態をそれぞれ表す。
【図5】本発明をビア・ホール底部のパッシベーション
に適用したプロセス例をその工程順にしたがって示す概
略断面図であり、(a)はビア・ホールの底面に露出し
たAl−1%Si層の表面にAlOx 自然酸化膜が形成
された状態、(b)はAlOx 自然酸化膜が除去された
状態、(c)はプラズマ処理によりウェハの全面に窒化
イオウ系化合物層が形成された状態、(d)はウェハ加
熱により窒化イオウ系化合物層が除去された状態、
(e)は選択CVD法によりWプラグが形成された状態
をそれぞれ表す。
【符号の説明】
1 ・・・絶縁基板 2 ・・・Ti層 3 ・・・TiON層 4 ・・・バリヤメタル 5,21 ・・・Al−1%Si層 6 ・・・TiON反射防止膜 7 ・・・Al系積層配線層 7a ・・・Al系積層配線パターン 8 ・・・レジスト・マスク 9,17,25・・・窒化イオウ系保護膜 11 ・・・シリコン基板 12 ・・・不純物拡散領域 13,22 ・・・層間絶縁膜 14 ・・・コンタクト・ホール 15 ・・・SiOx 自然酸化膜 16 ・・・S保護膜 18,26 ・・・Wプラグ 23 ・・・ビア・ホール 24 ・・・AlOx 自然酸化膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/302 H01L 21/31 - 21/3213 H01L 21/768

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上のアルミニウム系配線層をレジス
    ト・マスクを介してエッチングすることによりアルミニ
    ウム系配線パターンを形成する工程と、 前記基板を高真空下に保持したまま該基板の温度を室温
    以下に制御し、少なくとも前記アルミニウム系配線パタ
    ーンの露出面を窒化イオウ系化合物層で被覆する工程
    と、 前記窒化イオウ系化合物層を次工程の実施直前に除去す
    る工程とを有することを特徴とする配線形成方法。
  2. 【請求項2】 基板上のアルミニウム系配線層をレジス
    ト・マスクを介してエッチングすることによりアルミニ
    ウム系配線パターンを形成する工程と、 前記レジスト・マスクを除去する工程と、 前記基板の温度を室温以下に制御し、少なくとも前記ア
    ルミニウム系配線パターンの露出面を窒化イオウ系化合
    物層で被覆する工程と、 前記窒化イオウ系化合物層を次工程の実施直前に除去す
    る工程とを有することを特徴とする配線形成方法。
  3. 【請求項3】 前記窒化イオウ系化合物層は、S
    2 2 ,SF2 ,SF4 ,S 2 10,H2 Sから選ばれ
    る少なくとも1種のイオウ系化合物と窒素系化合物とを
    含む混合ガスが放電解離条件下でプラズマ中に生成する
    窒化イオウ系化合物を堆積させることにより形成される
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の配線形
    成方法。
  4. 【請求項4】 基板上の下層配線材料層上の絶縁膜に接
    続孔を開口する工程と、 前記接続孔の底面に露出した前記下層配線材料層の表面
    の自然酸化膜を除去する工程と、 前記基板を高真空下に保持したまま該基板の温度を室温
    以下に制御し、少なくとも前記接続孔の底面を窒化イオ
    ウ系化合物層で被覆する工程と、 前記窒化イオウ系化合物層を次工程の実施直前に除去す
    る工程と、 前記基板を高真空下に保持したまま前記接続孔を上層配
    線材料層により埋め込む工程とを有することを特徴とす
    る配線形成方法。
  5. 【請求項5】 基板上の下層配線材料層上の絶縁膜に接
    続孔を開口する工程と、 前記基板の温度を室温以下に制御し、前記接続孔の底面
    に露出した前記下層配線材料層の表面の自然酸化膜を除
    去しながら少なくとも該接続孔の底面を窒化イオウ系化
    合物層で被覆する工程と、 前記窒化イオウ系化合物層を次工程の実施直前に除去す
    る工程と、 前記基板を高真空下に保持したまま前記接続孔を上層配
    線材料層により埋め込む工程とを有することを特徴とす
    る配線形成方法。
  6. 【請求項6】 前記窒化イオウ系化合物層は、S
    2 2 ,SF2 ,SF4 ,S 2 10,S3 Cl2 ,S2
    Cl2 ,SCl2 ,S3 Br2 ,S2 Br2 ,SB
    2 ,H2 Sから選ばれる少なくとも1種のイオウ系化
    合物と窒素系化合物とを含む混合ガスが放電解離条件下
    でプラズマ中に生成する窒化イオウ系化合物を堆積させ
    ることにより形成されることを特徴とする請求項4また
    は請求項5記載の配線形成方法。
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