JPH06349765A - イオン打込み方法 - Google Patents

イオン打込み方法

Info

Publication number
JPH06349765A
JPH06349765A JP13431493A JP13431493A JPH06349765A JP H06349765 A JPH06349765 A JP H06349765A JP 13431493 A JP13431493 A JP 13431493A JP 13431493 A JP13431493 A JP 13431493A JP H06349765 A JPH06349765 A JP H06349765A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
organic film
film
ion implantation
substrate
pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13431493A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Tanaka
稔彦 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP13431493A priority Critical patent/JPH06349765A/ja
Publication of JPH06349765A publication Critical patent/JPH06349765A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】基板1の全面に露光光を吸収する有機膜5を形
成し、その上にレジストパターン6を形成する。有機膜
を加工せずにイオン打込みを行い、その後、レジストパ
ターン6ごと有機膜5を除去する。 【効果】露光光を吸収する有機膜によりハレーションは
防止される。有機膜加工を伴わないので簡便である。精
度良く微細な場所にイオンを打込むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イオン打込み方法に係
り、特に、微細なパターンを有する半導体装置を製造す
る場合に有効なイオン打込み方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置等の製造においては所望の場
所に所望の濃度のイオンを打込むイオン打込みが多用さ
れている。ここで用いられる選択的なイオン打込みはレ
ジストマスクを用いる方法と、基板構造部材をマスクと
して活用する方法に大別される。このうちで打ち込む場
所の精度が要求されるイオン打込みは主に後者の方法を
用いていた。これはセルフアライメント構造となるため
打ち込む場所の位置精度が高いためである。しかし、フ
ラッシュメモリなどで使われる非対称MOSの作製をセ
ルフアライメント構造で行おうとすると極めて複雑かつ
煩雑な方法を用いなくてはならない。これはコストの上
昇と、歩留りの低下に直結する。従ってこのような工程
に対してはレジストマスクを使う方法が嘱望されてい
る。
【0003】半導体装置は多くの配線と絶縁膜を積層し
て作られる。したがって、半導体装置作製段階における
基板は多くのしかも相対的に段差の大きな凹凸が刻ま
れ、かつ、露光光の反射率が高い物となっている。この
ような基板上に光リソグラフィでレジストパターンを形
成しようとすると、ハレーションと呼ばれる現象によ
り、所望の形状と寸法精度を有するレジストパターンが
形成できなくなる。
【0004】ハレーションとは、露光光が基板上で反射
し、本来遮光されるべきところに光が回り込み、感光さ
せてしまう現象である。基板が斜めの段差構造を有する
場合、ハレーションが問題となる。場合によっては基板
があたかも凹面鏡であるかのような構造を持つ。このと
きには極めて激しいハレーションが起こり、所望の形状
と寸法精度を有するパターンを形成することができな
い。
【0005】ハレーションを防止する方法には、反射防
止膜を利用する方法が一般的に用いられている。この反
射防止膜としては特殊な有機膜を用いる方法と、Siや
TiW或いはSiO2 /SiN複合膜などの無機膜を用い
る方法がある。前者はレジストパターンの現像時に同時
に加工されるという利点があるが、この加工がいわゆる
ウェットエッチングのため加工精度が悪く且つアンダー
カットが生じる。このアンダーカットのためパターンが
倒れてしまい、不良の原因となるため、微細なパターン
には適用できないという問題がある。後者はこの無機膜
の加工を別途行わなければならず、さらに構造部材とし
て残すか或いは別途基板にダメージを与えないようにし
て除去しなければならない。
【0006】なお、有機膜による反射防止方法は第6回
東京応化セミナ講演集(1985年12月)24頁〜2
9頁に、無機膜による反射防止法は特開昭59−6540号公
報に記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、簡便
な方法により微細なパターン形成に対応しながらハレー
ションを防止して、精度良くイオン打込みを可能にする
方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、基板上に露光光を吸収する有機膜を形成し、その上
にリソグラフィでレジストパターンを形成し、前記有機
膜を加工せずに残したまま所望のイオンを打込み、その
後、プラズマ等普通の方法でレジストと前記有機膜を除
去する。
【0009】
【作用】露光光を吸収する有機膜により基板からの反射
光が低減されるので、ハレーションを防止することがで
きる。この有機膜はパターン加工を行わないのでレジス
トパターン倒れは生じず、微細パターンに適応できる。
有機膜のパターン加工が無いことと、この有機膜はレジ
ストと共に除去できることから工程は簡便である。この
有機膜は充分薄いので、イオン打込みの際イオンはこの
膜を透過する。従って、この膜がイオン打込みの際残っ
ていることは障害にならない。
【0010】
【実施例】図1(a)〜(e)は本発明の実施例の工程
を示す断面図である。図1(a)に示すようにSi基板
1上に素子分離酸化膜2,酸化膜3及びゲートとしての
ポリシリコン膜4を形成したMOSFET構造を作製し
た。次に図1(b)に示すようにパターン露光の露光光
を吸収する有機膜5を塗布・熱処理により形成した。
【0011】有機膜の膜厚は0.04〜0.08μmと
し、有機膜としてはインデンビスアジドとノボラック樹
脂の混合剤を用いた。但し、これは一条件にすぎない。
膜厚はイオン注入の障害にならない膜厚であればよい。
但し素子構造により部分部分で有機膜の膜厚が異なるの
で、そのばらつきを考慮して膜厚を設定する必要があ
る。吸光性有機膜もこの材料に限らずSWK436(東
京応化(株)製品名)やポリイミド系材料も用いること
ができる。200℃以上の温度で効果が認められたが、
ここでは有機膜の熱処理温度を300℃とした。これは
薄膜でも十分な吸光性を得るためである。高温処理にす
るほど吸光性が向上する。
【0012】有機膜の加工が不要なためこのような高温
処理が行え、薄膜化しても十分な吸光性を確保できる。
例えば、SWK436を使い、現像液による加工を必要
とする場合の熱処理温度は160℃程度となり、イオン
打込みに影響の無い程度の薄膜(約0.1μm)で使う
場合には、吸光度不足となる。
【0013】次に図1(c)に示すように、レジストパ
ターン6をレジスト塗布・露光・現像により形成した。
露光にはKrFエキシマレーザを用いた。オフセットゲ
ートを作るためにレジストパターンの位置はゲート材6
に対しオフセットをかけておいた。吸光性有機膜5によ
り、ハレーションを受けない良好なレジストパターン6
が形成できた。吸光性有機膜がない場合はハレーション
により所望のレジストパターンを形成することができな
かった。
【0014】その後、図1(d)に示すように、イオン
打込み7を行いイオン打込み層8を形成した。その後、
通常のプラズマ処理を行いレジストとともに吸光性有機
膜を除去し、図1(e)に示すように、オフセットゲー
トMOSFETを形成した。形成したMOSFETは、
所望の位置にイオンが打ち込まれたため、所望の電気特
性が得られた。一方、吸光性有機膜を形成しない従来法
の場合には所望の電気特性を得ることができなかった。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば露光光を吸収する有機膜
によりハレーションを防止でき、且つ有機膜のパターン
加工が不要なことから微細パターン適用が可能である。
さらに有機膜の除去がレジストと同時に同じ工程でなさ
れるので工程数の増加も有機膜形成の一工程だけであ
り、簡便である。簡便に精度良く微細な場所にイオン打
込みが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の手順を示す工程図。
【符号の説明】
1…Si基板、2…素子分離酸化膜、3…酸化膜、4…
ポリシリコン膜(ゲート材料)、5…吸光性有機膜、6
…レジストパターン、7…イオン打込み、8…打込みイ
オン層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上にフォトレジスト膜を塗布し、フォ
    トマスクを用いて所望のパターンを前記フォトレジスト
    膜上に露光し、その後、現像を行ってフォトレジストパ
    ターンを形成し、その後、イオン打込みを行って所望の
    場所に所望のイオンが所望の濃度打ち込まれた基板を作
    るイオン打込み方法において、前記基板上に前記フォト
    レジスト膜を塗布する工程の前に前記基板上に露光光を
    吸収する有機膜を形成し、前記有機膜を介してイオン打
    込みをすることを特徴とするイオン打込み方法。
JP13431493A 1993-06-04 1993-06-04 イオン打込み方法 Pending JPH06349765A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13431493A JPH06349765A (ja) 1993-06-04 1993-06-04 イオン打込み方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13431493A JPH06349765A (ja) 1993-06-04 1993-06-04 イオン打込み方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06349765A true JPH06349765A (ja) 1994-12-22

Family

ID=15125408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13431493A Pending JPH06349765A (ja) 1993-06-04 1993-06-04 イオン打込み方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06349765A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6562713B1 (en) 2002-02-19 2003-05-13 International Business Machines Corporation Method of protecting semiconductor areas while exposing a gate
US6642147B2 (en) 2001-08-23 2003-11-04 International Business Machines Corporation Method of making thermally stable planarizing films

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6642147B2 (en) 2001-08-23 2003-11-04 International Business Machines Corporation Method of making thermally stable planarizing films
US6562713B1 (en) 2002-02-19 2003-05-13 International Business Machines Corporation Method of protecting semiconductor areas while exposing a gate

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3287459B2 (ja) 半導体デバイスの製造方法
US20040102048A1 (en) Method for manufacturing semiconductor device
JPS6323657B2 (ja)
JP2000315647A (ja) レジストパターン形成方法
US7662542B2 (en) Pattern forming method and semiconductor device manufacturing method
US4546066A (en) Method for forming narrow images on semiconductor substrates
JPH09237777A (ja) 上部層の一部を除去する中間層リソグラフィ法
JP3051817B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US6780736B1 (en) Method for image reversal of implant resist using a single photolithography exposure and structures formed thereby
US20010033998A1 (en) Formation method of pattern
JPH06267843A (ja) パターン形成方法
JPH06349765A (ja) イオン打込み方法
JP3330214B2 (ja) 多層レジストパターンの形成方法,及び半導体装置の製造方法
JPH09190959A (ja) レジストパタ−ンの形成方法
JP2610402B2 (ja) 二重露光によるt形のゲートの製造方法
US8084192B2 (en) Method for forming resist pattern
US20020102473A1 (en) Photo mask having film formed from halftone material, method of manufacturing photo mask, and method of manufacturing semiconductor device
JP2578930B2 (ja) パターン形成方法
JPH085812A (ja) λ/4シフト回折格子の製造方法
JP2714967B2 (ja) レジストパターンの形成方法
JPH08298314A (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
JPH10312994A (ja) 半導体装置の製造方法
JP3213461B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2841417B2 (ja) マスクの形成方法
JP3243904B2 (ja) レジストパターンの形成方法