JP2000315647A - レジストパターン形成方法 - Google Patents
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/0035—Multiple processes, e.g. applying a further resist layer on an already in a previously step, processed pattern or textured surface
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/20—Exposure; Apparatus therefor
- G03F7/2022—Multi-step exposure, e.g. hybrid; backside exposure; blanket exposure, e.g. for image reversal; edge exposure, e.g. for edge bead removal; corrective exposure
- G03F7/2024—Multi-step exposure, e.g. hybrid; backside exposure; blanket exposure, e.g. for image reversal; edge exposure, e.g. for edge bead removal; corrective exposure of the already developed image
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Materials For Photolithography (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フォーカスマージンを高めるとともに、レジ
ストパターンの間隔の差異に由来する幅の変動を抑え
る。 【解決手段】 基板1の上にポジ型レジストが塗布され
た後に、第1の露光が行われることにより、等幅かつ等
間隔で配列する線列にパターニングされたレジストパタ
ーン2aが得られる。その後、酸発生剤を含む樹脂6
が、レジストパターン2aを覆うように、基板1の上に
塗布される。つぎに、フォトマスク5を用いて第2の露
光が行われることにより、レジストパターン2aの一部
が除去される。
ストパターンの間隔の差異に由来する幅の変動を抑え
る。 【解決手段】 基板1の上にポジ型レジストが塗布され
た後に、第1の露光が行われることにより、等幅かつ等
間隔で配列する線列にパターニングされたレジストパタ
ーン2aが得られる。その後、酸発生剤を含む樹脂6
が、レジストパターン2aを覆うように、基板1の上に
塗布される。つぎに、フォトマスク5を用いて第2の露
光が行われることにより、レジストパターン2aの一部
が除去される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、幅および間隔が
クォーターミクロン(0.25μm)以下の配線パターンの
形成への利用に好適なレジストパターン形成方法に関す
る。
クォーターミクロン(0.25μm)以下の配線パターンの
形成への利用に好適なレジストパターン形成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路(半導体装置)の製造プ
ロセス(半導体プロセス)では、半導体基板(未処理の
半導体基板だけでなく、半導体プロセスの中途にあって
加工、処理がすでに施されているものをも含む)に対し
て、例えば、エッチングあるいはイオン注入など、様々
な処理が選択的に施される。このとき、処理が施される
下地層としての半導体基板を選択的に保護するために、
紫外線、X線、電子線等の放射線に対して感性を有する
組成物、いわゆる感光性レジスト(以下、「レジスト」
と称する)の被膜が、基板の上に形成された後、上記放
射線を用いて露光(可視光だけでなく、紫外線、電子線
等の放射線に曝すことを広く意味する)を行うことによ
り、パターンニングされる。すなわち、写真製版工程を
通じて、レジストパターンが半導体基板の上に形成され
る。
ロセス(半導体プロセス)では、半導体基板(未処理の
半導体基板だけでなく、半導体プロセスの中途にあって
加工、処理がすでに施されているものをも含む)に対し
て、例えば、エッチングあるいはイオン注入など、様々
な処理が選択的に施される。このとき、処理が施される
下地層としての半導体基板を選択的に保護するために、
紫外線、X線、電子線等の放射線に対して感性を有する
組成物、いわゆる感光性レジスト(以下、「レジスト」
と称する)の被膜が、基板の上に形成された後、上記放
射線を用いて露光(可視光だけでなく、紫外線、電子線
等の放射線に曝すことを広く意味する)を行うことによ
り、パターンニングされる。すなわち、写真製版工程を
通じて、レジストパターンが半導体基板の上に形成され
る。
【0003】最も一般的に用いられているレジストパタ
ーンの形成方法は、水銀ランプのg線(波長=436n
m)、i線(波長=365nm)、あるいは、KrFエキシマ
レーザ(波長=248nm)を光源とし、縮小投影露光装置
(ステッパ)を用いて、露光を行う方法である。このと
き、ステッパにはフォトマスクが装着された上で、露光
が行われる。フォトマスクは、レティクルとも称され、
ガラス基板の上にクロム(Cr)などの遮蔽膜で、転写
すべきパターン(例えば、配線パターン)が、マスクパ
ターンとして描かれたものである。露光の際には、フォ
トマスクと、既に形成されている半導体基板上の回路パ
ターンとの間で、精密な位置合わせ(重ね合わせ)が行
われる。
ーンの形成方法は、水銀ランプのg線(波長=436n
m)、i線(波長=365nm)、あるいは、KrFエキシマ
レーザ(波長=248nm)を光源とし、縮小投影露光装置
(ステッパ)を用いて、露光を行う方法である。このと
き、ステッパにはフォトマスクが装着された上で、露光
が行われる。フォトマスクは、レティクルとも称され、
ガラス基板の上にクロム(Cr)などの遮蔽膜で、転写
すべきパターン(例えば、配線パターン)が、マスクパ
ターンとして描かれたものである。露光の際には、フォ
トマスクと、既に形成されている半導体基板上の回路パ
ターンとの間で、精密な位置合わせ(重ね合わせ)が行
われる。
【0004】フォトマスクに描かれたマスクパターン
が、光源が発する光(可視光だけでなく、紫外線等も含
めて「光」と記載する)により投影され、さらに、投影
光線がステッパに備わるレンズを通過する。それによっ
て、マスクパターンが、半導体基板上に塗布されたレジ
ストの上に縮小されて転写される。その後、レジストに
対して現像処理が施されることによって、レジストパタ
ーンが形成される。レジストにはポジ型とネガ型とがあ
る。ポジ型は被照射部分が現像液に溶解し、未照射部分
が溶解しないレジストであり、ネガ型は照射部分が現像
液に溶解せず、未照射部分が溶解するレジストである。
が、光源が発する光(可視光だけでなく、紫外線等も含
めて「光」と記載する)により投影され、さらに、投影
光線がステッパに備わるレンズを通過する。それによっ
て、マスクパターンが、半導体基板上に塗布されたレジ
ストの上に縮小されて転写される。その後、レジストに
対して現像処理が施されることによって、レジストパタ
ーンが形成される。レジストにはポジ型とネガ型とがあ
る。ポジ型は被照射部分が現像液に溶解し、未照射部分
が溶解しないレジストであり、ネガ型は照射部分が現像
液に溶解せず、未照射部分が溶解するレジストである。
【0005】半導体プロセスでは、レジストパターンを
形成する工程が、通常20回〜30回程度行われる。最
近では、半導体集積回路の高集積化・高性能化がますま
す進んでおり、これに伴って回路パターンの一層の微細
化が要求されている。DRAM(dynamic random acces
s memory)を例にとると、現在量産が行なわれている6
4MビットDRAMでは、0.25〜0.20μmのレジストパ
ターンが描かれる。その写真製版工程においては、光源
として、紫外線であるKrFエキシマレーザ光(波長=
0.248nm)が最も多く利用されている。また、パターン
の微細化にともなって、寸法精度、および、重ね合わせ
精度についても、その向上が要求されている。
形成する工程が、通常20回〜30回程度行われる。最
近では、半導体集積回路の高集積化・高性能化がますま
す進んでおり、これに伴って回路パターンの一層の微細
化が要求されている。DRAM(dynamic random acces
s memory)を例にとると、現在量産が行なわれている6
4MビットDRAMでは、0.25〜0.20μmのレジストパ
ターンが描かれる。その写真製版工程においては、光源
として、紫外線であるKrFエキシマレーザ光(波長=
0.248nm)が最も多く利用されている。また、パターン
の微細化にともなって、寸法精度、および、重ね合わせ
精度についても、その向上が要求されている。
【0006】一般に、露光波長が短いほど高解像度のレ
ジストパターンを得ることができるが、KrFエキシマ
レーザ光を用いても、なお解像度は限界に近付きつつあ
る。それに対し、位相シフトマスク法、および、オフア
クシス法など、解像力を高める超解像技術が提案されて
いるが、それらは一定のピッチで配列するパターンに対
しては有効であるが、孤立パターンに対しては効果がほ
とんど見られない。
ジストパターンを得ることができるが、KrFエキシマ
レーザ光を用いても、なお解像度は限界に近付きつつあ
る。それに対し、位相シフトマスク法、および、オフア
クシス法など、解像力を高める超解像技術が提案されて
いるが、それらは一定のピッチで配列するパターンに対
しては有効であるが、孤立パターンに対しては効果がほ
とんど見られない。
【0007】図25および図26は、従来のレジストパ
ターン形成方法の一例を示す工程図である。この例で
は、まず、半導体基板51の上に市販のポジ型レジスト
52が、500nm程度の厚さとなるように塗布される。そ
の後、100℃で90秒間プリベーキングが行われる。それ
により、液体のポジ型レジスト52が固化される。
ターン形成方法の一例を示す工程図である。この例で
は、まず、半導体基板51の上に市販のポジ型レジスト
52が、500nm程度の厚さとなるように塗布される。そ
の後、100℃で90秒間プリベーキングが行われる。それ
により、液体のポジ型レジスト52が固化される。
【0008】つぎに、様々なピッチのパターン(例え
ば、配線パターン)が描かれたレティクル(フォトマス
ク)61を、KrFエキシマレーザ(波長=248nm)5
4を光源とするステッパへ装着することにより、露光が
行われる。その結果、レティクル61に描かれたパター
ンが、ポジ型レジスト52へ転写される(以上、図2
5)。
ば、配線パターン)が描かれたレティクル(フォトマス
ク)61を、KrFエキシマレーザ(波長=248nm)5
4を光源とするステッパへ装着することにより、露光が
行われる。その結果、レティクル61に描かれたパター
ンが、ポジ型レジスト52へ転写される(以上、図2
5)。
【0009】つづいて、110℃で90秒間、PEB(露光
後のベーキング;Post Exposure Baking)が行なわれた
後、テトラ・メチル・アンモニウム・ヒドロキシド(T
MAH)の2.38重量%水溶液を用いて、60秒間の現像が
行われる。その結果、レティクル61に描かれたパター
ンに対応したレジストパターン52bが得られる(以
上、図26)。
後のベーキング;Post Exposure Baking)が行なわれた
後、テトラ・メチル・アンモニウム・ヒドロキシド(T
MAH)の2.38重量%水溶液を用いて、60秒間の現像が
行われる。その結果、レティクル61に描かれたパター
ンに対応したレジストパターン52bが得られる(以
上、図26)。
【0010】図27〜図29は、図25および図26に
例示される従来のレジストパターン形成方法について、
その特性の測定結果を示すグラフである。照明条件とし
て、NA(開口数)がNA=0.55に設定され、2/3輪
帯照明アパーチャーを用いたオフアクシス法が採用され
た。
例示される従来のレジストパターン形成方法について、
その特性の測定結果を示すグラフである。照明条件とし
て、NA(開口数)がNA=0.55に設定され、2/3輪
帯照明アパーチャーを用いたオフアクシス法が採用され
た。
【0011】図27は、0.18μmライン・アンド・スペ
ース(幅と間隔がともに0.18μmで配列する線列のレジ
ストパターン)のフォーカス対レジストパターンサイズ
を示すグラフである。これに対して、図28は、幅が0.
18μmで間隔が5.0μmに設定された線状のレジストパタ
ーンのフォーカス対レジストパターンサイズを示すグラ
フである。このように、線幅に対して著しく大きな間隔
で離れたレジストパターンを、孤立ラインと仮称する。
ここでは、0.18μm孤立ラインと称する。
ース(幅と間隔がともに0.18μmで配列する線列のレジ
ストパターン)のフォーカス対レジストパターンサイズ
を示すグラフである。これに対して、図28は、幅が0.
18μmで間隔が5.0μmに設定された線状のレジストパタ
ーンのフォーカス対レジストパターンサイズを示すグラ
フである。このように、線幅に対して著しく大きな間隔
で離れたレジストパターンを、孤立ラインと仮称する。
ここでは、0.18μm孤立ラインと称する。
【0012】図27および図28において、レジストパ
ターンサイズとは、形成される線状のレジストパターン
の幅を意味する。また、フォーカスとは、合焦位置を基
準(フォーカス=0)とした、焦点の浅い方向(正の
側)および深い方向(負の側)に沿った距離を意味す
る。さらに、複数の曲線は、異なる照射エネルギー、す
なわち、異なる照射時間に対応しており、黒塗り四角の
符号が付された曲線が、目標とするレジストパターンサ
イズ(=0.18μm)を実現する照射エネルギーに相当す
る。黒塗り四角の符号が付された曲線よりも下方に並ぶ
曲線では、5%ずつ順にエネルギーが低く、上方に並ぶ
曲線では、逆に、5%ずつ順にエネルギーが高くなる。
ターンサイズとは、形成される線状のレジストパターン
の幅を意味する。また、フォーカスとは、合焦位置を基
準(フォーカス=0)とした、焦点の浅い方向(正の
側)および深い方向(負の側)に沿った距離を意味す
る。さらに、複数の曲線は、異なる照射エネルギー、す
なわち、異なる照射時間に対応しており、黒塗り四角の
符号が付された曲線が、目標とするレジストパターンサ
イズ(=0.18μm)を実現する照射エネルギーに相当す
る。黒塗り四角の符号が付された曲線よりも下方に並ぶ
曲線では、5%ずつ順にエネルギーが低く、上方に並ぶ
曲線では、逆に、5%ずつ順にエネルギーが高くなる。
【0013】エネルギーの誤差が±5%まで許容され、
レジストパターンサイズの誤差が、±0.03μmまで許容
されるものとすると、図27が示すように、0.18μmラ
イン・アンド・スペースでは、±1μm以上のフォーカス
マージンが得られる。これに対し、図28が示すよう
に、0.18μm孤立ラインでは、同一の許容条件の下で、
±0.3μm程度のフォーカスマージンしか得られない。
レジストパターンサイズの誤差が、±0.03μmまで許容
されるものとすると、図27が示すように、0.18μmラ
イン・アンド・スペースでは、±1μm以上のフォーカス
マージンが得られる。これに対し、図28が示すよう
に、0.18μm孤立ラインでは、同一の許容条件の下で、
±0.3μm程度のフォーカスマージンしか得られない。
【0014】図29は、幅の目標値が0.18μmである線
列のレジストパターンについて、間隔(スペース)を様
々に変えたときのレジストパターンサイズを示してい
る。図29が示すように、スペースが変化するのに応じ
て、レジストパターンサイズに±0.04μm〜±0.05μm程
度の誤差が生じる。これに対して、半導体プロセスの中
で、最も高い寸法精度が要求されるゲート工程、すなわ
ちMOSトランジスタのゲートをパターニングする工程で
は、MOSトランジスタの設計寸法に対して、約±0.02μm
以内の精度が要求される。今後、パターンの微細化がさ
らに進むのにともなって、要求される寸法精度もさらに
厳しくなることが予測される。
列のレジストパターンについて、間隔(スペース)を様
々に変えたときのレジストパターンサイズを示してい
る。図29が示すように、スペースが変化するのに応じ
て、レジストパターンサイズに±0.04μm〜±0.05μm程
度の誤差が生じる。これに対して、半導体プロセスの中
で、最も高い寸法精度が要求されるゲート工程、すなわ
ちMOSトランジスタのゲートをパターニングする工程で
は、MOSトランジスタの設計寸法に対して、約±0.02μm
以内の精度が要求される。今後、パターンの微細化がさ
らに進むのにともなって、要求される寸法精度もさらに
厳しくなることが予測される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
レジストパターン形成方法では、今後、より高度な寸法
精度が必要とされる半導体集積回路において、プロセス
マージンを確保することが容易でないという問題点があ
った。特に、孤立ラインではフォーカスマージンを確保
することが難しく、隣り合うパターンの間隔によって変
化する寸法(幅)を制御することも容易でないという問
題点があった。
レジストパターン形成方法では、今後、より高度な寸法
精度が必要とされる半導体集積回路において、プロセス
マージンを確保することが容易でないという問題点があ
った。特に、孤立ラインではフォーカスマージンを確保
することが難しく、隣り合うパターンの間隔によって変
化する寸法(幅)を制御することも容易でないという問
題点があった。
【0016】この発明は、従来の技術における上記した
問題点を解消するためになされたもので、フォーカスマ
ージンを高めるとともに、レジストパターンの間隔の差
異に由来する幅の変動を抑えることのできるレジストパ
ターン形成方法を得ることを目的とする。
問題点を解消するためになされたもので、フォーカスマ
ージンを高めるとともに、レジストパターンの間隔の差
異に由来する幅の変動を抑えることのできるレジストパ
ターン形成方法を得ることを目的とする。
【0017】なお、本発明に関係した技術として、特開
平8-17703号公報が知られている。
平8-17703号公報が知られている。
【0018】
【課題を解決するための手段】第1の発明の方法は、レ
ジストパターン形成方法であって、第1の所定の成分に
よって変成するポリマーと、露光によって前記第1の所
定の成分を発生する変成剤とを含有し、基板の上に形成
されたレジストに対し、(a)所定のパターンで第1の露
光を行う工程と、(b)前記第1の露光に対する現像を行
う工程と、(c)前記工程(b)の後に、前記レジストを覆う
ように前記変成剤を供給する工程と、(d)前記所定のパ
ターンよりも粗いパターンで第2の露光を行う工程と、
(e)前記第2の露光に対する現像を行う工程と、を備え
る。
ジストパターン形成方法であって、第1の所定の成分に
よって変成するポリマーと、露光によって前記第1の所
定の成分を発生する変成剤とを含有し、基板の上に形成
されたレジストに対し、(a)所定のパターンで第1の露
光を行う工程と、(b)前記第1の露光に対する現像を行
う工程と、(c)前記工程(b)の後に、前記レジストを覆う
ように前記変成剤を供給する工程と、(d)前記所定のパ
ターンよりも粗いパターンで第2の露光を行う工程と、
(e)前記第2の露光に対する現像を行う工程と、を備え
る。
【0019】第2の発明の方法では、第1の発明のレジ
ストパターン形成方法において、前記ポリマーが、前記
第1の所定の成分(例えば、酸)によって分解される置
換基を有する。
ストパターン形成方法において、前記ポリマーが、前記
第1の所定の成分(例えば、酸)によって分解される置
換基を有する。
【0020】第3の発明の方法では、第1の発明のレジ
ストパターン形成方法において、前記第1の所定の成分
が架橋成分であり、前記変成剤が前記露光によって助剤
(例えば、酸)を発生する第1の成分(例えば、酸発生
剤)と、前記助剤によって前記架橋成分を発生する第2
の成分(例えば、架橋剤)と、を含有し、前記ポリマー
は前記架橋成分によって架橋される。
ストパターン形成方法において、前記第1の所定の成分
が架橋成分であり、前記変成剤が前記露光によって助剤
(例えば、酸)を発生する第1の成分(例えば、酸発生
剤)と、前記助剤によって前記架橋成分を発生する第2
の成分(例えば、架橋剤)と、を含有し、前記ポリマー
は前記架橋成分によって架橋される。
【0021】第4の発明の方法では、第2の発明のレジ
ストパターン形成方法において、前記ポリマーが第2の
所定の成分(例えば、架橋成分)によって架橋し、前記
工程(c)においては、前記第1の所定の成分によって前
記第2の所定の成分を発生する第3の所定の成分(例え
ば、架橋剤)をも供給する。
ストパターン形成方法において、前記ポリマーが第2の
所定の成分(例えば、架橋成分)によって架橋し、前記
工程(c)においては、前記第1の所定の成分によって前
記第2の所定の成分を発生する第3の所定の成分(例え
ば、架橋剤)をも供給する。
【0022】第5の発明の方法は、レジストパターン形
成方法であって、第1の所定の成分によって分解される
置換基を有するとともに紫外線照射と加熱とによって架
橋されるポリマーと、露光によって前記第1の所定の成
分を発生する変成剤とを含有し、基板の上に形成された
レジストに対し、(a)所定のパターンで第1の露光を行
う工程と、(b)前記第1の露光に対する現像を行う工程
と、(c)前記所定のパターンよりも粗いパターンで第2
の露光を行う工程と、(d)紫外線照射と加熱とを同時に
行う工程と、(e)前記紫外線照射に対する現像を行う工
程と、を備える。
成方法であって、第1の所定の成分によって分解される
置換基を有するとともに紫外線照射と加熱とによって架
橋されるポリマーと、露光によって前記第1の所定の成
分を発生する変成剤とを含有し、基板の上に形成された
レジストに対し、(a)所定のパターンで第1の露光を行
う工程と、(b)前記第1の露光に対する現像を行う工程
と、(c)前記所定のパターンよりも粗いパターンで第2
の露光を行う工程と、(d)紫外線照射と加熱とを同時に
行う工程と、(e)前記紫外線照射に対する現像を行う工
程と、を備える。
【0023】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図4は、実
施の形態1のレジストパターン形成方法を示す工程図で
ある。この例では、幅が0.18μmで間隔が様々な配線を
半導体基板に形成することを目的として、レジストパタ
ーンが形成される。この方法では、図1の工程がはじめ
に実行される。図1の工程では、まず基板1が準備され
る。基板1は、半導体プロセスの中で、配線を形成する
直前にある半導体基板であり、その主面には、配線材料
が堆積されている。その後、基板1の主面の上に、市販
のポジ型レジスト2が、500nm程度の厚さとなるように
塗布される。
施の形態1のレジストパターン形成方法を示す工程図で
ある。この例では、幅が0.18μmで間隔が様々な配線を
半導体基板に形成することを目的として、レジストパタ
ーンが形成される。この方法では、図1の工程がはじめ
に実行される。図1の工程では、まず基板1が準備され
る。基板1は、半導体プロセスの中で、配線を形成する
直前にある半導体基板であり、その主面には、配線材料
が堆積されている。その後、基板1の主面の上に、市販
のポジ型レジスト2が、500nm程度の厚さとなるように
塗布される。
【0024】ポジ型レジスト2は、ベース樹脂として、
例えば、図5に例示するポリマーを含有している。この
ポリマーは、酸(例えばプロトン)の作用で分解する置
換基Dを有している。より詳細には、ポリマーの主鎖に
沿って連結する多数のユニットには、図5のように置換
基Dを有するユニットと、置換基Dを有しないユニット
とが、一定の比率で混在している。ポジ型レジスト2に
は、さらに酸発生剤および有機溶媒(いわゆる、シンナ
ー)が含まれている。図6は、酸発生剤の一例として、
N,N,N-トリス(2,3-ジブロモプロビルイソシア
ヌレート)を示す。有機溶媒は、ベース樹脂および酸発
生剤を溶解することにより、ポジ型レジスト2を液状に
保っている。
例えば、図5に例示するポリマーを含有している。この
ポリマーは、酸(例えばプロトン)の作用で分解する置
換基Dを有している。より詳細には、ポリマーの主鎖に
沿って連結する多数のユニットには、図5のように置換
基Dを有するユニットと、置換基Dを有しないユニット
とが、一定の比率で混在している。ポジ型レジスト2に
は、さらに酸発生剤および有機溶媒(いわゆる、シンナ
ー)が含まれている。図6は、酸発生剤の一例として、
N,N,N-トリス(2,3-ジブロモプロビルイソシア
ヌレート)を示す。有機溶媒は、ベース樹脂および酸発
生剤を溶解することにより、ポジ型レジスト2を液状に
保っている。
【0025】図1に戻って、ポジ型レジスト2が基板1
の上に塗布された後、100℃で90秒間のプリベーキング
が行われる。これにより、ポジ型レジスト2に含まれる
有機溶媒が蒸発し、ポジ型レジスト2が固化する。その
後、ポジ型レジスト2へ、0.18μmラインアンドスペー
スを転写するためのマスクパターンが描かれたフォトマ
スク3がステッパ(図示しない)へ装着される。
の上に塗布された後、100℃で90秒間のプリベーキング
が行われる。これにより、ポジ型レジスト2に含まれる
有機溶媒が蒸発し、ポジ型レジスト2が固化する。その
後、ポジ型レジスト2へ、0.18μmラインアンドスペー
スを転写するためのマスクパターンが描かれたフォトマ
スク3がステッパ(図示しない)へ装着される。
【0026】そして、KrFエキシマレーザ(波長=24
8nm)4を光源として、露光(第1の露光)が行われ
る。すなわち、フォトマスク3に描かれたマスクパター
ンを通過したKrFエキシマレーザ4の光が、ポジ型レ
ジスト2の上に縮小投影される。ポジ型レジスト2の中
で、KrFエキシマレーザ4の光に曝された部分では、
酸発生剤が酸(例えば、水素)を発生する。すなわち、
ポジ型レジスト2の中で、マスクパターンに対応したパ
ターン形状に、選択的に酸が発生する。
8nm)4を光源として、露光(第1の露光)が行われ
る。すなわち、フォトマスク3に描かれたマスクパター
ンを通過したKrFエキシマレーザ4の光が、ポジ型レ
ジスト2の上に縮小投影される。ポジ型レジスト2の中
で、KrFエキシマレーザ4の光に曝された部分では、
酸発生剤が酸(例えば、水素)を発生する。すなわち、
ポジ型レジスト2の中で、マスクパターンに対応したパ
ターン形状に、選択的に酸が発生する。
【0027】つぎに、110℃で90秒間のPEB(露光後
のベーキング)が行われる。これによって、図7が示す
ように、ポジ型レジスト2に含まれるベース樹脂が有す
る置換基Dが、酸(例えば、水素)の作用でポリマーの
主鎖から切り離される。置換基Dの分解は、露光によっ
て酸が発生した部分で、選択的に発生する。すなわち、
マスクパターンに対応した形状に、選択的にベース樹脂
の変成が引き起こされる。
のベーキング)が行われる。これによって、図7が示す
ように、ポジ型レジスト2に含まれるベース樹脂が有す
る置換基Dが、酸(例えば、水素)の作用でポリマーの
主鎖から切り離される。置換基Dの分解は、露光によっ
て酸が発生した部分で、選択的に発生する。すなわち、
マスクパターンに対応した形状に、選択的にベース樹脂
の変成が引き起こされる。
【0028】つづいて、テトラ・メチル・アンモニウム
・ヒドロキシド(TMAH)の2.38重量%水溶液を現像
液として用いて、60秒間の現像が行なわれる。このアル
カリ現像液は、図7の「OH基」に選択的に作用するの
で、ベース樹脂に変成が生じた部分は、この現像液に容
易に溶解し、そうでない部分は溶解することなく残留す
る。すなわち、ポジ型レジスト2の中で、露光を受けた
部分が、選択的に除去される。その結果、図2が示すよ
うに、ポジ型レジスト2が、マスクパターンに対応し
て、0.18μmラインアンドスペースにパターニングされ
る。すなわち、幅および間隔がともに0.18μmで配列す
る線列にパターニングされたレジストパターン2aが得
られる。
・ヒドロキシド(TMAH)の2.38重量%水溶液を現像
液として用いて、60秒間の現像が行なわれる。このアル
カリ現像液は、図7の「OH基」に選択的に作用するの
で、ベース樹脂に変成が生じた部分は、この現像液に容
易に溶解し、そうでない部分は溶解することなく残留す
る。すなわち、ポジ型レジスト2の中で、露光を受けた
部分が、選択的に除去される。その結果、図2が示すよ
うに、ポジ型レジスト2が、マスクパターンに対応し
て、0.18μmラインアンドスペースにパターニングされ
る。すなわち、幅および間隔がともに0.18μmで配列す
る線列にパターニングされたレジストパターン2aが得
られる。
【0029】つぎに、図3の工程が実行される。図3の
工程では、まず、レジストパターン2aを覆うように、
基板1の上に樹脂6が塗布される。樹脂6は、酸発生剤
を含有している。その後、100℃で90秒間のベーキング
が行われる。これによって、樹脂6に含まれる不要とな
る液が蒸発するとともに、樹脂6の中の酸発生剤が、レ
ジストパターン2aの中に浸透する。
工程では、まず、レジストパターン2aを覆うように、
基板1の上に樹脂6が塗布される。樹脂6は、酸発生剤
を含有している。その後、100℃で90秒間のベーキング
が行われる。これによって、樹脂6に含まれる不要とな
る液が蒸発するとともに、樹脂6の中の酸発生剤が、レ
ジストパターン2aの中に浸透する。
【0030】つづいて、線列として形成されたレジスト
パターン2aの中の不要な部分が選択的に露光されるよ
うに形成されたマスクパターンが描かれたフォトマスク
5が、ステッパ(図示しない)へ装着される。そして、
光源4aを用いて、露光(第2の露光)が行われる。そ
の結果、レジストパターン2aの中で、光源4aの光に
曝された部分では、酸発生剤が酸を発生する。光源4a
として、例えば、KrFエキシマレーザ4が用いられ
る。
パターン2aの中の不要な部分が選択的に露光されるよ
うに形成されたマスクパターンが描かれたフォトマスク
5が、ステッパ(図示しない)へ装着される。そして、
光源4aを用いて、露光(第2の露光)が行われる。そ
の結果、レジストパターン2aの中で、光源4aの光に
曝された部分では、酸発生剤が酸を発生する。光源4a
として、例えば、KrFエキシマレーザ4が用いられ
る。
【0031】つぎに、110℃で90秒間のPEBが行われ
る。これによって、図7が示すように、レジストパター
ン2aに含まれるベース樹脂が有する置換基Dが、酸の
作用でポリマーの主鎖から切り離される。すなわち、レ
ジストパターン2aの中のベース樹脂が、フォトマスク
5に描かれたマスクパターンに対応した形状に、選択的
に変成する。
る。これによって、図7が示すように、レジストパター
ン2aに含まれるベース樹脂が有する置換基Dが、酸の
作用でポリマーの主鎖から切り離される。すなわち、レ
ジストパターン2aの中のベース樹脂が、フォトマスク
5に描かれたマスクパターンに対応した形状に、選択的
に変成する。
【0032】つづいて、TMAHの2.38重量%水溶液を
現像液として用いて、60秒間の現像が行なわれる。その
結果、図4が示すように、レジストパターン2aの一部
(変成した部分)が、フォトマスク5に描かれたマスク
パターンに対応して、選択的に除去されることにより、
所望のレジストパターン2bが得られる。
現像液として用いて、60秒間の現像が行なわれる。その
結果、図4が示すように、レジストパターン2aの一部
(変成した部分)が、フォトマスク5に描かれたマスク
パターンに対応して、選択的に除去されることにより、
所望のレジストパターン2bが得られる。
【0033】樹脂6に含まれる酸発生剤として、例え
ば、KrFエキシマレーザ用として広く用いられるトリ
フェニルスルホニウム塩、あるいは、N,N,N-トリ
ス(2,3-ジブロモプロビルイソシアヌレート)(図
6)などが採用される。樹脂6は、この酸発生剤が、ポ
リビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアク
リル酸などの水溶性樹脂と混合した水溶液となってい
る。
ば、KrFエキシマレーザ用として広く用いられるトリ
フェニルスルホニウム塩、あるいは、N,N,N-トリ
ス(2,3-ジブロモプロビルイソシアヌレート)(図
6)などが採用される。樹脂6は、この酸発生剤が、ポ
リビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアク
リル酸などの水溶性樹脂と混合した水溶液となってい
る。
【0034】第2の露光においては、形成すべきレジス
トパターンが、第1の露光におけるほどには、微細では
ない場合があり得る。この場合には、第2の露光では、
KrFエキシマレーザ4に代えて、例えば、i線ステッ
パを用いることも可能である。その場合には、樹脂6に
は、増感剤として例えばフェニルナフチルアミンを混合
するか、あるいはi線に対して感度を有する酸発生剤
(例えば、クロロメチルトリアジンなどを)を酸発生剤
として用いるとよい。
トパターンが、第1の露光におけるほどには、微細では
ない場合があり得る。この場合には、第2の露光では、
KrFエキシマレーザ4に代えて、例えば、i線ステッ
パを用いることも可能である。その場合には、樹脂6に
は、増感剤として例えばフェニルナフチルアミンを混合
するか、あるいはi線に対して感度を有する酸発生剤
(例えば、クロロメチルトリアジンなどを)を酸発生剤
として用いるとよい。
【0035】以上のように、実施の形態1のレジストパ
ターン形成方法では、広いフォーカスマージンが得ら
れ、しかも、幅を高い精度で制御できる等幅かつ等間隔
のラインアンドスペース(線列)の形状に、レジストパ
ターン2aを一旦形成し、その後、レジストパターン2
aの中の不要な線を選択的に除去することにより、任意
のパターンのレジストパターン2bが得られる。したが
って、レジストパターン2bの幅は、元のレジストパタ
ーン2aの幅と同一に保たれる。すなわち、高いフォー
カスマージンをもって、間隔に依存せず精度の高い幅を
有するレジストパターン2bを形成することができる。
ターン形成方法では、広いフォーカスマージンが得ら
れ、しかも、幅を高い精度で制御できる等幅かつ等間隔
のラインアンドスペース(線列)の形状に、レジストパ
ターン2aを一旦形成し、その後、レジストパターン2
aの中の不要な線を選択的に除去することにより、任意
のパターンのレジストパターン2bが得られる。したが
って、レジストパターン2bの幅は、元のレジストパタ
ーン2aの幅と同一に保たれる。すなわち、高いフォー
カスマージンをもって、間隔に依存せず精度の高い幅を
有するレジストパターン2bを形成することができる。
【0036】さらに、ポジ型レジスト2に含まれる酸発
生剤の濃度は、ポジ型レジスト2が備えるべき他の特性
とのバランス上、余り高くすることができないという制
約がある。すなわち、市販のポジ型レジスト2の光感度
には一定の制約がある。これに対して、実施の形態1の
レジストパターン形成方法では、第2の露光のために、
酸発生剤を含有する樹脂6が供給されるので、第2の露
光において、レジストパターン2aの光感度を、上記の
制約を超えて高めることができるという利点が得られ
る。
生剤の濃度は、ポジ型レジスト2が備えるべき他の特性
とのバランス上、余り高くすることができないという制
約がある。すなわち、市販のポジ型レジスト2の光感度
には一定の制約がある。これに対して、実施の形態1の
レジストパターン形成方法では、第2の露光のために、
酸発生剤を含有する樹脂6が供給されるので、第2の露
光において、レジストパターン2aの光感度を、上記の
制約を超えて高めることができるという利点が得られ
る。
【0037】実施の形態2.図8〜図11は、実施の形
態2のレジストパターン形成方法を示す工程図である。
この例においても、幅が0.18μmで間隔が様々な配線を
半導体基板に形成することを目的として、レジストパタ
ーンが形成される。この方法では、図8の工程がはじめ
に実行される。図8の工程では、まず、実施の形態1で
述べた基板1が準備される。その後、基板1の主面の上
に、市販のネガ型レジスト7が、500nm程度の厚さとな
るように塗布される。
態2のレジストパターン形成方法を示す工程図である。
この例においても、幅が0.18μmで間隔が様々な配線を
半導体基板に形成することを目的として、レジストパタ
ーンが形成される。この方法では、図8の工程がはじめ
に実行される。図8の工程では、まず、実施の形態1で
述べた基板1が準備される。その後、基板1の主面の上
に、市販のネガ型レジスト7が、500nm程度の厚さとな
るように塗布される。
【0038】ネガ型レジスト7は、ベース樹脂として、
例えば、図12に例示するポリマーを含有している。こ
のポリマーは、ポリビニルフェノール樹脂である。ネガ
型レジスト7には、さらに、酸発生剤、架橋剤、および
有機溶媒(いわゆる、シンナー)が含まれている。酸発
生剤として、例えば、図6に示されたN,N,N-トリ
ス(2,3-ジブロモプロビルイソシアヌレート)が用
いられる。また、架橋剤として、例えば、図13が示す
ヘキサメトキシメチルメラミンが用いられる。有機溶媒
は、ベース樹脂、酸発生剤、および、架橋剤を溶解する
ことにより、ネガ型レジスト7を液状に保っている。
例えば、図12に例示するポリマーを含有している。こ
のポリマーは、ポリビニルフェノール樹脂である。ネガ
型レジスト7には、さらに、酸発生剤、架橋剤、および
有機溶媒(いわゆる、シンナー)が含まれている。酸発
生剤として、例えば、図6に示されたN,N,N-トリ
ス(2,3-ジブロモプロビルイソシアヌレート)が用
いられる。また、架橋剤として、例えば、図13が示す
ヘキサメトキシメチルメラミンが用いられる。有機溶媒
は、ベース樹脂、酸発生剤、および、架橋剤を溶解する
ことにより、ネガ型レジスト7を液状に保っている。
【0039】図8に戻って、ネガ型レジスト7が基板1
の上に塗布された後、100℃で90秒間のプリベーキング
が行われる。これにより、ネガ型レジスト7に含まれる
有機溶媒が蒸発し、ネガ型レジスト7が固化する。その
後、ネガ型レジスト7へ、0.18μmラインアンドスペー
スを転写するためのマスクパターンが描かれたフォトマ
スク3がステッパ(図示しない)へ装着される。
の上に塗布された後、100℃で90秒間のプリベーキング
が行われる。これにより、ネガ型レジスト7に含まれる
有機溶媒が蒸発し、ネガ型レジスト7が固化する。その
後、ネガ型レジスト7へ、0.18μmラインアンドスペー
スを転写するためのマスクパターンが描かれたフォトマ
スク3がステッパ(図示しない)へ装着される。
【0040】そして、KrFエキシマレーザ4を光源と
して、露光(第1の露光)が行われる。すなわち、フォ
トマスク3に描かれたマスクパターンを通過したKrF
エキシマレーザ4の光が、ネガ型レジスト7の上に縮小
投影される。ネガ型レジスト7の中で、KrFエキシマ
レーザ4の光に曝された部分では、酸発生剤が酸(例え
ば、プロトン)を発生する。すなわち、ネガ型レジスト
7の中で、マスクパターンに対応したパターン形状に、
選択的に酸が発生する。
して、露光(第1の露光)が行われる。すなわち、フォ
トマスク3に描かれたマスクパターンを通過したKrF
エキシマレーザ4の光が、ネガ型レジスト7の上に縮小
投影される。ネガ型レジスト7の中で、KrFエキシマ
レーザ4の光に曝された部分では、酸発生剤が酸(例え
ば、プロトン)を発生する。すなわち、ネガ型レジスト
7の中で、マスクパターンに対応したパターン形状に、
選択的に酸が発生する。
【0041】つぎに、110℃で90秒間のPEBが行われ
る。これによって、図14が示すように、架橋剤(図1
3の物質が例示されている)に酸(HBr)が作用し、そ
の一部が解離する。そして、変成した架橋剤がベース樹
脂(図12の物質が例示されている)に作用する結果、
ベース樹脂の多数の主鎖が、架橋剤を通じて互いに結合
する。すなわち、架橋反応が引き起こされる。架橋反応
は、露光によって酸が発生した部分で、選択的に発生す
る。すなわち、マスクパターンに対応した形状に、選択
的にベース樹脂の変成が引き起こされる。
る。これによって、図14が示すように、架橋剤(図1
3の物質が例示されている)に酸(HBr)が作用し、そ
の一部が解離する。そして、変成した架橋剤がベース樹
脂(図12の物質が例示されている)に作用する結果、
ベース樹脂の多数の主鎖が、架橋剤を通じて互いに結合
する。すなわち、架橋反応が引き起こされる。架橋反応
は、露光によって酸が発生した部分で、選択的に発生す
る。すなわち、マスクパターンに対応した形状に、選択
的にベース樹脂の変成が引き起こされる。
【0042】つづいて、テトラ・メチル・アンモニウム
・ヒドロキシド(TMAH)の2.38重量%水溶液を現像
液として用いて、60秒間の現像が行なわれる。このアル
カリ現像液は、図14の「OH基」に選択的に作用する
ので、ベース樹脂に架橋反応が生じた部分は、この現像
液に溶解することなく残留し、そうでない部分は容易に
溶解する。すなわち、ネガ型レジスト7の中で、露光を
受けない部分が、選択的に除去される。その結果、図9
が示すように、ネガ型レジスト7が、マスクパターンに
対応して、0.18μmラインアンドスペースにパターニン
グされる。すなわち、幅および間隔がともに0.18μmで
配列する線列にパターニングされたレジストパターン7
aが得られる。
・ヒドロキシド(TMAH)の2.38重量%水溶液を現像
液として用いて、60秒間の現像が行なわれる。このアル
カリ現像液は、図14の「OH基」に選択的に作用する
ので、ベース樹脂に架橋反応が生じた部分は、この現像
液に溶解することなく残留し、そうでない部分は容易に
溶解する。すなわち、ネガ型レジスト7の中で、露光を
受けない部分が、選択的に除去される。その結果、図9
が示すように、ネガ型レジスト7が、マスクパターンに
対応して、0.18μmラインアンドスペースにパターニン
グされる。すなわち、幅および間隔がともに0.18μmで
配列する線列にパターニングされたレジストパターン7
aが得られる。
【0043】つぎに、図7の工程が実行される。図7の
工程では、まず、レジストパターン7aを覆うように、
基板1の上に樹脂8が塗布される。樹脂8は、架橋剤と
酸発生剤とを含有している。その後、100℃で90秒間の
ベーキングが行われる。これによって、樹脂8に含まれ
る不要となる液が蒸発するとともに、樹脂8の中の架橋
剤と酸発生剤が、レジストパターン7aの中に浸透す
る。
工程では、まず、レジストパターン7aを覆うように、
基板1の上に樹脂8が塗布される。樹脂8は、架橋剤と
酸発生剤とを含有している。その後、100℃で90秒間の
ベーキングが行われる。これによって、樹脂8に含まれ
る不要となる液が蒸発するとともに、樹脂8の中の架橋
剤と酸発生剤が、レジストパターン7aの中に浸透す
る。
【0044】つづいて、線列として形成されたレジスト
パターン7aの中の必要な部分が選択的に露光されるよ
うに形成されたマスクパターンが描かれたフォトマスク
5が、ステッパ(図示しない)へ装着される。そして、
光源4aを用いて、露光(第2の露光)が行われる。そ
の結果、レジストパターン7aの中で、光源4aの光に
曝された部分では、酸発生剤が酸を発生する。光源4a
として、例えば、KrFエキシマレーザ4が用いられ
る。
パターン7aの中の必要な部分が選択的に露光されるよ
うに形成されたマスクパターンが描かれたフォトマスク
5が、ステッパ(図示しない)へ装着される。そして、
光源4aを用いて、露光(第2の露光)が行われる。そ
の結果、レジストパターン7aの中で、光源4aの光に
曝された部分では、酸発生剤が酸を発生する。光源4a
として、例えば、KrFエキシマレーザ4が用いられ
る。
【0045】つぎに、110℃で90秒間のPEBが行われ
る。これによって、図14が示したように、レジストパ
ターン7aに含まれるベース樹脂に、架橋反応が引き起
こされる。すなわち、レジストパターン7aの中のベー
ス樹脂が、フォトマスク5に描かれたマスクパターンに
対応した形状に、選択的に変成する。
る。これによって、図14が示したように、レジストパ
ターン7aに含まれるベース樹脂に、架橋反応が引き起
こされる。すなわち、レジストパターン7aの中のベー
ス樹脂が、フォトマスク5に描かれたマスクパターンに
対応した形状に、選択的に変成する。
【0046】つづいて、酢酸ブチルや酢酸イソアミルな
どの有機溶剤を現像液として用いて、60秒間の現像が行
なわれる。有機現像液は、架橋反応が起こった部分には
作用せず、架橋反応が起こっていない部分を選択的に溶
解する。その結果、図11が示すように、レジストパタ
ーン7aの一部が、フォトマスク5に描かれたマスクパ
ターンに対応して、選択的に除去されることにより、所
望のレジストパターン7bが得られる。
どの有機溶剤を現像液として用いて、60秒間の現像が行
なわれる。有機現像液は、架橋反応が起こった部分には
作用せず、架橋反応が起こっていない部分を選択的に溶
解する。その結果、図11が示すように、レジストパタ
ーン7aの一部が、フォトマスク5に描かれたマスクパ
ターンに対応して、選択的に除去されることにより、所
望のレジストパターン7bが得られる。
【0047】樹脂8に含まれる酸発生剤として、例え
ば、KrFエキシマレーザ用として広く用いられるトリ
フェニルスルホニウム塩、あるいは、N,N,N-トリ
ス(2,3-ジブロモプロビルイソシアヌレート)(図
6)などが採用される。また、樹脂8に含まれる架橋剤
として、例えばヘキサメトキシメチルメラミン(図1
3)が採用される。樹脂8は、これらの酸発生剤および
架橋剤が、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、ポリアクリル酸などの水溶性樹脂と混合した水溶液
となっている。
ば、KrFエキシマレーザ用として広く用いられるトリ
フェニルスルホニウム塩、あるいは、N,N,N-トリ
ス(2,3-ジブロモプロビルイソシアヌレート)(図
6)などが採用される。また、樹脂8に含まれる架橋剤
として、例えばヘキサメトキシメチルメラミン(図1
3)が採用される。樹脂8は、これらの酸発生剤および
架橋剤が、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、ポリアクリル酸などの水溶性樹脂と混合した水溶液
となっている。
【0048】第2の露光においては、形成すべきレジス
トパターンが、第1の露光におけるほどには、微細では
ない場合があり得る。この場合には、第2の露光では、
KrFエキシマレーザ4に代えて、例えば、i線ステッ
パを用いることも可能である。その場合には、樹脂8に
は、増感剤として例えばフェニルナフチルアミンを混合
するか、あるいはi線に対して感度を有する酸発生剤
(例えば、クロロメチルトリアジンなどを)を酸発生剤
として用いるとよい。
トパターンが、第1の露光におけるほどには、微細では
ない場合があり得る。この場合には、第2の露光では、
KrFエキシマレーザ4に代えて、例えば、i線ステッ
パを用いることも可能である。その場合には、樹脂8に
は、増感剤として例えばフェニルナフチルアミンを混合
するか、あるいはi線に対して感度を有する酸発生剤
(例えば、クロロメチルトリアジンなどを)を酸発生剤
として用いるとよい。
【0049】なお、第1の露光の後の現像液として、ア
ルカリ現像液に代えて、有機現像液を使用することも可
能である。また、第2の露光の後の現像液として、有機
現像液に代えて、アルカリ現像液を使用することも可能
である。ただし、精細なパターンを形成する上では、ア
ルカリ現像液の使用がより望ましく、精細度の低いパタ
ーンを形成するには、有機現像液で十分である。
ルカリ現像液に代えて、有機現像液を使用することも可
能である。また、第2の露光の後の現像液として、有機
現像液に代えて、アルカリ現像液を使用することも可能
である。ただし、精細なパターンを形成する上では、ア
ルカリ現像液の使用がより望ましく、精細度の低いパタ
ーンを形成するには、有機現像液で十分である。
【0050】以上のように、実施の形態2のレジストパ
ターン形成方法においても、等幅および等間隔のライン
アンドスペース(線列)の形状に、レジストパターン7
aを一旦形成し、その後、レジストパターン7aの中の
不要な線を選択的に除去することにより、任意のパター
ンのレジストパターン7bが得られる。また、第2の露
光のために、酸発生剤および架橋剤を含有する樹脂8が
供給される。このため、実施の形態1の方法において
も、実施の形態1と同様の利点が得られる。
ターン形成方法においても、等幅および等間隔のライン
アンドスペース(線列)の形状に、レジストパターン7
aを一旦形成し、その後、レジストパターン7aの中の
不要な線を選択的に除去することにより、任意のパター
ンのレジストパターン7bが得られる。また、第2の露
光のために、酸発生剤および架橋剤を含有する樹脂8が
供給される。このため、実施の形態1の方法において
も、実施の形態1と同様の利点が得られる。
【0051】実施の形態3.図15〜図18は、実施の
形態3のレジストパターン形成方法を示す工程図であ
る。この例においても、幅が0.18μmで間隔が様々な配
線を半導体基板に形成することを目的として、レジスト
パターンが形成される。この方法では、図15の工程が
はじめに実行される。図15の工程では、まず、実施の
形態1で述べた基板1が準備される。その後、基板1の
主面の上に、実施の形態1で説明したポジ型レジスト2
が、500nm程度の厚さとなるように塗布される。
形態3のレジストパターン形成方法を示す工程図であ
る。この例においても、幅が0.18μmで間隔が様々な配
線を半導体基板に形成することを目的として、レジスト
パターンが形成される。この方法では、図15の工程が
はじめに実行される。図15の工程では、まず、実施の
形態1で述べた基板1が準備される。その後、基板1の
主面の上に、実施の形態1で説明したポジ型レジスト2
が、500nm程度の厚さとなるように塗布される。
【0052】つづいて、100℃で90秒間のプリベーキン
グが行われる。これにより、ポジ型レジスト2が固化す
る。その後、ポジ型レジスト2へ、0.18μmラインアン
ドスペースを転写するためのマスクパターンが描かれた
フォトマスク3がステッパ(図示しない)へ装着され
る。そして、KrFエキシマレーザ4を光源として、露
光(第1の露光)が行われる。つづいて、110℃で90秒
間のPEBが行われる。
グが行われる。これにより、ポジ型レジスト2が固化す
る。その後、ポジ型レジスト2へ、0.18μmラインアン
ドスペースを転写するためのマスクパターンが描かれた
フォトマスク3がステッパ(図示しない)へ装着され
る。そして、KrFエキシマレーザ4を光源として、露
光(第1の露光)が行われる。つづいて、110℃で90秒
間のPEBが行われる。
【0053】つぎに、TMAHの2.38重量%水溶液を現
像液として用いて、60秒間の現像が行なわれる。その結
果、図16が示すように、ポジ型レジスト2が、マスク
パターンに対応して、0.18μmラインアンドスペースに
パターニングされる。すなわち、幅および間隔がともに
0.18μmで配列する線列にパターニングされたレジスト
パターン2aが得られる。
像液として用いて、60秒間の現像が行なわれる。その結
果、図16が示すように、ポジ型レジスト2が、マスク
パターンに対応して、0.18μmラインアンドスペースに
パターニングされる。すなわち、幅および間隔がともに
0.18μmで配列する線列にパターニングされたレジスト
パターン2aが得られる。
【0054】つぎに、図17の工程が実行される。図1
7の工程では、まず、レジストパターン2aを覆うよう
に、基板1の上に、実施の形態2で説明した樹脂8が塗
布される。その後、100℃で、90秒間のベーキングが行
なわれ、それにより、樹脂8の中の架橋剤と酸発生剤
が、レジストパターン2aの中に浸透する。
7の工程では、まず、レジストパターン2aを覆うよう
に、基板1の上に、実施の形態2で説明した樹脂8が塗
布される。その後、100℃で、90秒間のベーキングが行
なわれ、それにより、樹脂8の中の架橋剤と酸発生剤
が、レジストパターン2aの中に浸透する。
【0055】つづいて、線列として形成されたレジスト
パターン2aの中の必要な部分が選択的に露光されるよ
うに形成されたマスクパターンが描かれたフォトマスク
5が、ステッパ(図示しない)へ装着される。そして、
光源4aを用いて、露光(第2の露光)が行われる。そ
の結果、レジストパターン2aの中で、光源4aの光に
曝された部分では、酸発生剤が酸を発生する。光源4a
として、例えば、KrFエキシマレーザ4が用いられ
る。
パターン2aの中の必要な部分が選択的に露光されるよ
うに形成されたマスクパターンが描かれたフォトマスク
5が、ステッパ(図示しない)へ装着される。そして、
光源4aを用いて、露光(第2の露光)が行われる。そ
の結果、レジストパターン2aの中で、光源4aの光に
曝された部分では、酸発生剤が酸を発生する。光源4a
として、例えば、KrFエキシマレーザ4が用いられ
る。
【0056】つぎに、110℃で90秒間のPEBが行われ
る。これによって、レジストパターン2aに含まれるベ
ース樹脂に、架橋反応が引き起こされる。すなわち、レ
ジストパターン2aの中のベース樹脂が、フォトマスク
5に描かれたマスクパターンに対応した形状に、選択的
に変成する。架橋反応は、図14で示される。
る。これによって、レジストパターン2aに含まれるベ
ース樹脂に、架橋反応が引き起こされる。すなわち、レ
ジストパターン2aの中のベース樹脂が、フォトマスク
5に描かれたマスクパターンに対応した形状に、選択的
に変成する。架橋反応は、図14で示される。
【0057】レジストパターン2aはポジ型レジストで
あるが、実施の形態1で述べたように、ポジ型レジスト
のベース樹脂の主鎖には、置換基Dを有するユニットだ
けでなく、置換基Dを有しないユニットも連結されてい
る。図14が示すように、置換基Dを有しないユニット
において、架橋反応が進行する。また、光源4aを用い
た露光を受けた部分では、置換基Dを有するユニットの
相当部分において、酸発生剤の作用によって置換基Dが
分解している。置換基Dが分解したユニットにおいて
も、図14に示す架橋反応が、同様に進行する。
あるが、実施の形態1で述べたように、ポジ型レジスト
のベース樹脂の主鎖には、置換基Dを有するユニットだ
けでなく、置換基Dを有しないユニットも連結されてい
る。図14が示すように、置換基Dを有しないユニット
において、架橋反応が進行する。また、光源4aを用い
た露光を受けた部分では、置換基Dを有するユニットの
相当部分において、酸発生剤の作用によって置換基Dが
分解している。置換基Dが分解したユニットにおいて
も、図14に示す架橋反応が、同様に進行する。
【0058】つづいて、酢酸ブチルや酢酸イソアミルな
どの有機溶剤を現像液として用いて、60秒間の現像が行
なわれる。その結果、図18が示すように、レジストパ
ターン2aの一部が、フォトマスク5に描かれたマスク
パターンに対応して、選択的に除去されることにより、
所望のレジストパターン2bが得られる。
どの有機溶剤を現像液として用いて、60秒間の現像が行
なわれる。その結果、図18が示すように、レジストパ
ターン2aの一部が、フォトマスク5に描かれたマスク
パターンに対応して、選択的に除去されることにより、
所望のレジストパターン2bが得られる。
【0059】樹脂8に含まれる酸発生剤の例は、実施の
形態2に示したとおりであり、また、第2の露光で形成
すべきレジストパターンが、第1の露光におけるほどに
は、微細ではない場合の例も、実施の形態2に示したと
おりである。
形態2に示したとおりであり、また、第2の露光で形成
すべきレジストパターンが、第1の露光におけるほどに
は、微細ではない場合の例も、実施の形態2に示したと
おりである。
【0060】以上のように、実施の形態3のレジストパ
ターン形成方法においても、等幅および等間隔のライン
アンドスペース(線列)の形状に、レジストパターン2
aを一旦形成し、その後、レジストパターン2aの中の
不要な線を選択的に除去することにより、任意のパター
ンのレジストパターン2bが得られる。また、第2の露
光のために、酸発生剤および架橋剤を含有する樹脂8が
供給される。このため、実施の形態2の方法において
も、実施の形態1,2と同様の利点が得られる。
ターン形成方法においても、等幅および等間隔のライン
アンドスペース(線列)の形状に、レジストパターン2
aを一旦形成し、その後、レジストパターン2aの中の
不要な線を選択的に除去することにより、任意のパター
ンのレジストパターン2bが得られる。また、第2の露
光のために、酸発生剤および架橋剤を含有する樹脂8が
供給される。このため、実施の形態2の方法において
も、実施の形態1,2と同様の利点が得られる。
【0061】実施の形態4.図19〜図23は、実施の
形態4のレジストパターン形成方法を示す工程図であ
る。この例においても、幅が0.18μmで間隔が様々な配
線を半導体基板に形成することを目的として、レジスト
パターンが形成される。この方法では、図19の工程が
はじめに実行される。図19の工程では、まず、実施の
形態1で述べた基板1が準備される。その後、基板1の
主面の上に、実施の形態1で説明したポジ型レジスト2
が、500nm程度の厚さとなるように塗布される。
形態4のレジストパターン形成方法を示す工程図であ
る。この例においても、幅が0.18μmで間隔が様々な配
線を半導体基板に形成することを目的として、レジスト
パターンが形成される。この方法では、図19の工程が
はじめに実行される。図19の工程では、まず、実施の
形態1で述べた基板1が準備される。その後、基板1の
主面の上に、実施の形態1で説明したポジ型レジスト2
が、500nm程度の厚さとなるように塗布される。
【0062】つづいて、100℃で90秒間のプリベーキン
グが行われる。これにより、ポジ型レジスト2が固化す
る。その後、ポジ型レジスト2へ、0.18μmラインアン
ドスペースを転写するためのマスクパターンが描かれた
フォトマスク3がステッパ(図示しない)へ装着され
る。そして、KrFエキシマレーザ4を光源として、露
光(第1の露光)が行われる。つづいて、110℃で90秒
間のPEBが行われる。
グが行われる。これにより、ポジ型レジスト2が固化す
る。その後、ポジ型レジスト2へ、0.18μmラインアン
ドスペースを転写するためのマスクパターンが描かれた
フォトマスク3がステッパ(図示しない)へ装着され
る。そして、KrFエキシマレーザ4を光源として、露
光(第1の露光)が行われる。つづいて、110℃で90秒
間のPEBが行われる。
【0063】つぎに、TMAHの2.38重量%水溶液を現
像液として用いて、60秒間の現像が行なわれる。その結
果、図20が示すように、ポジ型レジスト2が、マスク
パターンに対応して、0.18μmラインアンドスペースに
パターニングされる。すなわち、幅および間隔がともに
0.18μmで配列する線列にパターニングされたレジスト
パターン2aが得られる。
像液として用いて、60秒間の現像が行なわれる。その結
果、図20が示すように、ポジ型レジスト2が、マスク
パターンに対応して、0.18μmラインアンドスペースに
パターニングされる。すなわち、幅および間隔がともに
0.18μmで配列する線列にパターニングされたレジスト
パターン2aが得られる。
【0064】つぎに、図21の工程が実行される。図2
1の工程では、まず、線列として形成されたレジストパ
ターン2aの中の必要な部分が選択的に露光されるよう
にマスクパターンが描かれたフォトマスク5が、ステッ
パ(図示しない)へ装着される。その後、KrFエキシ
マレーザ4を用いて、露光(第2の露光)が行われる。
その結果、レジストパターン2aの中で、KrFエキシ
マレーザ4の光に曝された部分では、酸発生剤が酸を発
生する。
1の工程では、まず、線列として形成されたレジストパ
ターン2aの中の必要な部分が選択的に露光されるよう
にマスクパターンが描かれたフォトマスク5が、ステッ
パ(図示しない)へ装着される。その後、KrFエキシ
マレーザ4を用いて、露光(第2の露光)が行われる。
その結果、レジストパターン2aの中で、KrFエキシ
マレーザ4の光に曝された部分では、酸発生剤が酸を発
生する。
【0065】つぎに、図22の工程が実行される。図2
2の工程では、まず、基板1(およびレジストパターン
2a)に熱9を加えつつ、紫外線10を用いてディープ
UVキュアが行われる。このとき、図24が示すよう
に、紫外線10の照射によってベース樹脂が酸化され、
さらに、酸化された部分において、加熱による架橋反応
が進行する。図21の工程で、KrFエキシマレーザ4
の光に曝された部分では、酸発生剤の作用により、置換
基の分解が進行するために、架橋反応が選択的に促進さ
れる。すなわち、レジストパターン2aの中のKrFエ
キシマレーザ4の光に曝された部分で、架橋反応が選択
的に促進される。
2の工程では、まず、基板1(およびレジストパターン
2a)に熱9を加えつつ、紫外線10を用いてディープ
UVキュアが行われる。このとき、図24が示すよう
に、紫外線10の照射によってベース樹脂が酸化され、
さらに、酸化された部分において、加熱による架橋反応
が進行する。図21の工程で、KrFエキシマレーザ4
の光に曝された部分では、酸発生剤の作用により、置換
基の分解が進行するために、架橋反応が選択的に促進さ
れる。すなわち、レジストパターン2aの中のKrFエ
キシマレーザ4の光に曝された部分で、架橋反応が選択
的に促進される。
【0066】つづいて、酢酸ブチルや酢酸イソアミルな
どの有機溶剤を現像液として用いて、60秒間の現像が行
なわれる。このとき、レジストパターン2aの中で、架
橋反応が起こった部分は現像液に溶解せずに残留し、そ
うでない部分は容易に溶解する。その結果、図23が示
すように、レジストパターン2aの一部が、フォトマス
ク5に描かれたマスクパターンに対応して、選択的に除
去されることにより、所望のレジストパターン2bが得
られる。
どの有機溶剤を現像液として用いて、60秒間の現像が行
なわれる。このとき、レジストパターン2aの中で、架
橋反応が起こった部分は現像液に溶解せずに残留し、そ
うでない部分は容易に溶解する。その結果、図23が示
すように、レジストパターン2aの一部が、フォトマス
ク5に描かれたマスクパターンに対応して、選択的に除
去されることにより、所望のレジストパターン2bが得
られる。
【0067】図21の第2の露光においては、形成すべ
きレジストパターンが、図19の第1の露光におけるほ
どには、微細ではない場合があり得る。この場合には、
第2の露光では、KrFエキシマレーザ4に代えて、例
えば、i線ステッパを用いることも可能である。
きレジストパターンが、図19の第1の露光におけるほ
どには、微細ではない場合があり得る。この場合には、
第2の露光では、KrFエキシマレーザ4に代えて、例
えば、i線ステッパを用いることも可能である。
【0068】以上のように、実施の形態4のレジストパ
ターン形成方法においても、等幅および等間隔のライン
アンドスペース(線列)の形状に、レジストパターン2
aを一旦形成し、その後、レジストパターン2aの中の
不要な線を選択的に除去することにより、任意のパター
ンのレジストパターン2bが得られる。したがって、高
いフォーカスマージンをもって、間隔に依存せず精度の
高い幅を有するレジストパターン2bを形成することが
できる。
ターン形成方法においても、等幅および等間隔のライン
アンドスペース(線列)の形状に、レジストパターン2
aを一旦形成し、その後、レジストパターン2aの中の
不要な線を選択的に除去することにより、任意のパター
ンのレジストパターン2bが得られる。したがって、高
いフォーカスマージンをもって、間隔に依存せず精度の
高い幅を有するレジストパターン2bを形成することが
できる。
【0069】変形例1.以上の実施の形態では、基板1
が半導体基板である例について説明したが、基板1は、
半導体基板に限らず、レジストパターン2bまたは7b
を形成すべき下地層であれば、任意の基板であって良
い。例えば、基板1は、薄膜トランジスタを形成すべき
LCD用のガラス基板であっても良い。
が半導体基板である例について説明したが、基板1は、
半導体基板に限らず、レジストパターン2bまたは7b
を形成すべき下地層であれば、任意の基板であって良
い。例えば、基板1は、薄膜トランジスタを形成すべき
LCD用のガラス基板であっても良い。
【0070】変形例2.以上の実施の形態では、第1の
露光によって形成されるレジストパターン2a,7a
は、等幅かつ等間隔に配列する線列として形成された。
しかしながら、等幅かつ等間隔でなくても、第1の露光
によってレジストパターン2a,7aを、精細なマスク
パターンを用いて精細なパターンとして形成し、第2の
露光によって、より粗いマスクパターンを用いて、レジ
ストパターン2a,7aの一部を除去することにより、
より粗いレジストパターン2b,7bを形成することも
可能である。ただし、等幅かつ等間隔であるときに、レ
ジストパターン2a,7aの精細度は、最も高められ
る。
露光によって形成されるレジストパターン2a,7a
は、等幅かつ等間隔に配列する線列として形成された。
しかしながら、等幅かつ等間隔でなくても、第1の露光
によってレジストパターン2a,7aを、精細なマスク
パターンを用いて精細なパターンとして形成し、第2の
露光によって、より粗いマスクパターンを用いて、レジ
ストパターン2a,7aの一部を除去することにより、
より粗いレジストパターン2b,7bを形成することも
可能である。ただし、等幅かつ等間隔であるときに、レ
ジストパターン2a,7aの精細度は、最も高められ
る。
【0071】
【発明の効果】第1の発明の方法では、工程(a)(b)によ
って、精度よく形成できる所定のパターンで予めパター
ンを一旦形成し、その後、工程(d)で所定のパターンよ
りも粗いパターンで露光を行うので、工程(e)で形成さ
れるパターンは、所定のパターンを含む部分において高
い精度が得られる。しかも、工程(c)において、改めて
分解剤が供給されるので、第2の露光において、露光に
対するレジストの感度が高められるという、特開平8-17
703号公報にない効果が得られる。
って、精度よく形成できる所定のパターンで予めパター
ンを一旦形成し、その後、工程(d)で所定のパターンよ
りも粗いパターンで露光を行うので、工程(e)で形成さ
れるパターンは、所定のパターンを含む部分において高
い精度が得られる。しかも、工程(c)において、改めて
分解剤が供給されるので、第2の露光において、露光に
対するレジストの感度が高められるという、特開平8-17
703号公報にない効果が得られる。
【0072】第2の発明の方法では、露光を受けた部分
において、所定の成分によってレジストが現像容易とな
るので、ポジ型のレジストパターン形成を行うことがで
きる。
において、所定の成分によってレジストが現像容易とな
るので、ポジ型のレジストパターン形成を行うことがで
きる。
【0073】第3の発明の方法では、露光を受けた部分
において、所定の成分によってレジストが現像困難とな
るので、ネガ型のレジストパターン形成を行うことがで
きる。
において、所定の成分によってレジストが現像困難とな
るので、ネガ型のレジストパターン形成を行うことがで
きる。
【0074】第4の発明の方法では、第2の露光におい
ては、第2の所定の成分の作用により、露光を受けた部
分においてレジストが現像困難となるので、ネガ型のレ
ジストパターン形成を行うことができる。
ては、第2の所定の成分の作用により、露光を受けた部
分においてレジストが現像困難となるので、ネガ型のレ
ジストパターン形成を行うことができる。
【0075】第5の発明の方法では、第2の露光の後
に、紫外線照射と加熱とが行われるので、露光を受けな
い部分においては、ポリマーが架橋されレジストの現像
が困難となる。このため、第1および第2の露光のいず
れにおいても、ポジ型のレジストパターン形成を行うこ
とができる。
に、紫外線照射と加熱とが行われるので、露光を受けな
い部分においては、ポリマーが架橋されレジストの現像
が困難となる。このため、第1および第2の露光のいず
れにおいても、ポジ型のレジストパターン形成を行うこ
とができる。
【図1】 実施の形態1の方法の工程図である。
【図2】 実施の形態1の方法の工程図である。
【図3】 実施の形態1の方法の工程図である。
【図4】 実施の形態1の方法の工程図である。
【図5】 ポジ型レジストのベース樹脂の一例を示す説
明図である。
明図である。
【図6】 酸発生剤の一例を示す説明図である。
【図7】 ポジ型レジストのベース樹脂の変成を示す説
明図である。
明図である。
【図8】 実施の形態2の方法の工程図である。
【図9】 実施の形態2の方法の工程図である。
【図10】 実施の形態2の方法の工程図である。
【図11】 実施の形態2の方法の工程図である。
【図12】 ネガ型レジストのベース樹脂の一例を示す
説明図である。
説明図である。
【図13】 架橋剤の一例を示す説明図である。
【図14】 ネガ型レジストのベース樹脂の変成を示す
説明図である。
説明図である。
【図15】 実施の形態3の方法の工程図である。
【図16】 実施の形態3の方法の工程図である。
【図17】 実施の形態3の方法の工程図である。
【図18】 実施の形態3の方法の工程図である。
【図19】 実施の形態4の方法の工程図である。
【図20】 実施の形態4の方法の工程図である。
【図21】 実施の形態4の方法の工程図である。
【図22】 実施の形態4の方法の工程図である。
【図23】 実施の形態4の方法の工程図である。
【図24】 ディープUVキュアによる架橋反応を示す
説明図である。
説明図である。
【図25】 従来の方法の工程図である。
【図26】 従来の方法の工程図である。
【図27】 従来の方法の特性を示すグラフである。
【図28】 従来の方法の特性を示すグラフである。
【図29】 従来の方法の特性を示すグラフである。
1 基板、2 ポジ型レジスト(レジスト)、6,8
樹脂、7 ネガ型レジスト(レジスト)、2b,7b
レジストパターン。
樹脂、7 ネガ型レジスト(レジスト)、2b,7b
レジストパターン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/30 570
Claims (5)
- 【請求項1】 第1の所定の成分によって変成するポリ
マーと、露光によって前記第1の所定の成分を発生する
変成剤とを含有し、基板の上に形成されたレジストに対
し、 (a)所定のパターンで第1の露光を行う工程と、 (b)前記第1の露光に対する現像を行う工程と、 (c)前記工程(b)の後に、前記レジストを覆うように前記
変成剤を供給する工程と、 (d)前記所定のパターンよりも粗いパターンで第2の露
光を行う工程と、 (e)前記第2の露光に対する現像を行う工程と、を備え
るレジストパターン形成方法。 - 【請求項2】 前記ポリマーは前記第1の所定の成分に
よって分解される置換基を有する、請求項1に記載のレ
ジストパターン形成方法。 - 【請求項3】 前記第1の所定の成分は架橋成分であ
り、 前記変成剤が、 前記露光によって助剤を発生する第1の成分と、 前記助剤によって前記架橋成分を発生する第2の成分
と、を含有し、 前記ポリマーは前記架橋成分によって架橋される、請求
項1に記載のレジストパターン形成方法。 - 【請求項4】 前記ポリマーは第2の所定の成分によっ
て架橋し、 前記工程(c)においては、前記第1の所定の成分によっ
て前記第2の所定の成分を発生する第3の所定の成分を
も供給する、請求項2に記載のレジストパターン形成方
法。 - 【請求項5】 第1の所定の成分によって分解される置
換基を有するとともに紫外線照射と加熱とによって架橋
されるポリマーと、露光によって前記第1の所定の成分
を発生する変成剤とを含有し、基板の上に形成されたレ
ジストに対し、 (a)所定のパターンで第1の露光を行う工程と、 (b)前記第1の露光に対する現像を行う工程と、 (c)前記所定のパターンよりも粗いパターンで第2の露
光を行う工程と、 (d)紫外線照射と加熱とを同時に行う工程と、 (e)前記紫外線照射に対する現像を行う工程と、を備え
るレジストパターン形成方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12561799A JP2000315647A (ja) | 1999-05-06 | 1999-05-06 | レジストパターン形成方法 |
US09/413,723 US6337175B1 (en) | 1999-05-06 | 1999-10-07 | Method for forming resist pattern |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12561799A JP2000315647A (ja) | 1999-05-06 | 1999-05-06 | レジストパターン形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000315647A true JP2000315647A (ja) | 2000-11-14 |
Family
ID=14914517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12561799A Pending JP2000315647A (ja) | 1999-05-06 | 1999-05-06 | レジストパターン形成方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6337175B1 (ja) |
JP (1) | JP2000315647A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009529224A (ja) * | 2005-12-28 | 2009-08-13 | サンディスク コーポレイション | 選択ゲート幅を増加させたフラッシュメモリ用の半導体装置の製造方法 |
JP2011014835A (ja) * | 2009-07-06 | 2011-01-20 | Sony Corp | 半導体デバイスの製造方法,パターン形成方法 |
JP2013054377A (ja) * | 2006-12-25 | 2013-03-21 | Fujifilm Corp | パターン形成方法、該パターン形成方法に用いられる多重現像用ポジ型レジスト組成物、該パターン形成方法に用いられるネガ現像用現像液及び該パターン形成方法に用いられるネガ現像用リンス液 |
US8951718B2 (en) | 2006-12-25 | 2015-02-10 | Fujifilm Corporation | Pattern forming method, resist composition for multiple development used in the pattern forming method, developer for negative development used in the pattern forming method, and rinsing solution for negative development used in the pattern forming method |
Families Citing this family (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002025373A2 (en) * | 2000-09-13 | 2002-03-28 | Massachusetts Institute Of Technology | Method of design and fabrication of integrated circuits using regular arrays and gratings |
US6998198B2 (en) * | 2001-11-30 | 2006-02-14 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. | Contact hole printing by packing and unpacking |
US7399709B1 (en) * | 2002-09-27 | 2008-07-15 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. | Complementary replacement of material |
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