JPH085812A - λ/4シフト回折格子の製造方法 - Google Patents

λ/4シフト回折格子の製造方法

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JPH085812A
JPH085812A JP6138899A JP13889994A JPH085812A JP H085812 A JPH085812 A JP H085812A JP 6138899 A JP6138899 A JP 6138899A JP 13889994 A JP13889994 A JP 13889994A JP H085812 A JPH085812 A JP H085812A
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    • G02B5/1847Manufacturing methods
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のレジストを用いることなく、簡単な工
程で容易にλ/4シフト回折格子を得ることができるλ
/4シフト回折格子の製造方法を提供する。 【構成】 画像反転レジスト2を用い、これを現像溶解
を起こさないよう干渉露光した後、基板1の第1の領域
7上の上記レジスト2を、上記干渉露光により露光され
た第1の露光領域23のみが現像溶解が可能となるよう
露光し、これを現像し、次に上記基板の一領域上のレジ
スト2の第2の露光領域24を、画像反転処理が可能と
なるよう露光し、かつ上記基板の残りの領域上のレジス
ト2を、上記干渉露光により露光された第1の露光領域
23のみが画像反転処理が可能となるよう露光した後、
上記画像反転レジスト2の画像反転処理を行い、該レジ
スト2の画像が反転されていない領域を露光と現像によ
り除去してパターンを形成し、これをマスクとして基板
1をエッチングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はλ/4シフト回折格子
の製造方法に関し、特に半導体レーザに用いられるλ/
4シフト回折格子の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は特開平3−61901に記載され
ている従来のλ/4シフト回折格子の製造方法を示す工
程断面図であり、図において、1は半導体基板,2は画
像反転レジスト,3は干渉縞を形成する露光光源であ
る。4はレジスト混り込み防止層、5はカバーレジスト
で、該カバーレジスト5としてはポジレジスト,ネガレ
ジストのいずれを用いるようにしても構わない。画像反
転レジスト2は一般に市販されているもので、以下のよ
うな性質を有するものである。即ち、露光のあとそのま
ま現像を行うと、ポジレジストと同様の性質を示し、光
の当たった部分が現像により除去される。一方、現像の
前にリバーサルベーク(反転ベーク)を行った後に現像
を行うと、光の当たった部分にクロスリンク、つまり熱
処理による組成変化が起こり上記とは逆の性質を示し、
光の当たった部分が現像により残るものである。
【0003】次に製造工程について説明する。まず図7
(a) に示すように半導体基板1上に画像反転レジスト2
を数百オングストローム〜1000オングストロームの
厚さに塗布し、2光束干渉露光法により干渉露光を行
う。干渉露光のあと、現像を行わない状態で、図7(b)
に示すようにレジスト混り込み防止膜4、カバーレジス
ト5を塗布する。次に図7(c) に示すようにカバーレジ
スト5の一部を露光・現像を行って除去し、残った部分
をマスクとしてレジスト混り込み防止膜4を除去した
後、カバーレジスト5が除去された部分の画像反転レジ
スト2の現像を行う。次に、カバーレジスト5が除去さ
れた部分に露光を行った後、リバーサルベークを行い、
画像反転レジスト2の性質を反転させる。そしてカバー
レジスト5、レジスト混り込み防止膜4を除去し、図7
(d) に示すように残りの画像反転レジスト2の現像を行
う。ここで、この部分の除去されるべき画像反転レジス
ト2の現像液に対するエッチングレートを高めるため
に、カバーレジスト5,レジスト混じり込み防止膜4を
除去した後で、パターン形成を行っていない部分のみ画
像反転レジスト2の露光(フラッド露光)を行い、この
後レジスト2の現像を行う。この後、レジスト2により
形成されたパターンをマスクとして基板1のエッチング
を行って該パターンを半導体基板1上に転写し、図7
(e) に示すようにレジスト2を除去して、中央部分にλ
/4シフト領域が形成されたλ/4シフト回折格子を得
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のλ/4シフト回
折格子は上記のように製造されており、画像反転レジス
トの上にレジスト混り込み防止膜と、カバーレジストを
塗付する工程が必要であるため、工程が複雑であるとい
う問題があった。
【0005】また、カバーレジストの一部を除去する際
に露光が必要であるため、この露光に使用する波長によ
っては、下部の画像反転レジストも露光されてしまい、
画像反転レジストが現像時にすべて無くなってしまうと
いう問題があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解決する
ために行われたものであり、複数のレジストを用いるこ
となく、簡単な工程で容易にλ/4シフト回折格子を得
ることができるλ/4シフト回折格子の製造方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るλ/4シ
フト回折格子の製造方法は、回折格子を形成する基板上
に、画像反転レジストを塗布し、該画像反転レジストが
現像による溶解を起こさないよう干渉露光を行った後、
上記基板の一領域上の上記レジストを、上記干渉露光の
露光強度パターンの山部により露光された領域のみが現
像による溶解が可能となるよう露光し、上記基板の一領
域上の上記レジストを現像し、次に上記基板の一領域上
の現像により残った領域のレジストを、画像反転処理が
可能となるよう露光し、かつ上記基板の残りの領域上の
レジストを、上記干渉露光の露光強度パターンの山部に
より露光された領域のみが画像反転処理が可能となるよ
う露光した後、上記画像反転レジストの画像反転処理を
行い、このレジストを露光し、現像して、該レジストの
画像が反転されていない領域を除去してレジストパター
ンを形成して、これを半導体基板に転写するようにした
ものである。
【0008】また、上記λ/4シフト回折格子の製造方
法において、上記基板の一領域上の現像により残された
レジストと、上記基板の残りの領域上のレジストとの、
画像反転処理が可能となる露光量による露光を、上記基
板の一領域上の現像により残されたレジストと、上記基
板の残りの領域上のレジストの上記干渉露光の露光強度
パターンの山部により露光された領域とがいずれも画像
反転処理が可能となるように基板表面への全面露光によ
り同時に行うようにしたものである。
【0009】また、上記λ/4シフト回折格子の製造方
法において、上記基板の一領域上の上記レジストの露光
は、上記半導体基板を有するウエハ表面にアライメント
マークを形成するための露光を含み、上記その他の露光
は、上記アライメントマークを用いて位置決めして行う
ようにしたものである。
【0010】
【作用】この発明においては、画像反転レジストを用
い、これを該レジストが現像による溶解を起こさないよ
う干渉露光を行った後、半導体基板の一領域上の上記レ
ジストを、上記干渉露光の露光強度パターンの山部によ
り露光された領域のみが現像による溶解が可能となるよ
う露光し、これを現像し、次に上記基板の一領域上の現
像により残ったレジストを、画像反転処理が可能となる
よう露光し、かつ上記基板の残りの領域上のレジスト
を、上記干渉露光の露光強度パターンの山部により露光
された領域のみが画像反転処理が可能となるよう露光し
た後、上記画像反転レジストの画像反転処理を行い、該
レジストの画像が反転されていない領域を露光と現像に
より除去してパターンを形成し、これをマスクとして基
板をエッチングするようにしたから、複数のレジストを
用いることなく、簡単な工程で容易にλ/4シフト回折
格子を提供することができる。
【0011】また、上記λ/4シフト回折格子の製造方
法において、上記基板の一領域上の現像により残ったレ
ジストと、上記基板の残りの領域上のレジストとに、画
像反転処理が可能となるように行われる露光を、上記基
板の一領域上の現像により残ったレジストと、上記基板
の残りの領域上のレジストの上記干渉露光の露光強度パ
ターンの山部により露光された領域とがいずれも画像反
転処理が可能となるように基板表面への全面露光により
同時に行うようにしたから、一度の露光で基板の一領域
上の現像されたレジストと、上記基板の残りの領域上の
レジストとの露光を行うことができ、より容易にλ/4
シフト回折格子を提供することができる。
【0012】また、上記λ/4シフト回折格子の製造方
法において、上記基板の一領域上の上記レジストの露光
は、上記半導体基板を有するウエハ表面にアライメント
マークを形成するための露光を含み、上記その他の露光
は、上記アライメントマークを用いて位置決めして行う
ようにしたから、容易に精度の高いλ/4シフト回折格
子を提供することができる。
【0013】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の第1の実施例によるλ/4シ
フト回折格子の製造方法を示す工程図であり、図におい
て、1は半導体基板,7は半導体基板1上の第1の領
域,8は半導体基板1上の第2の領域,2は画像反転レ
ジストで、この画像反転レジスト2は、上述したよう
に、露光のあとそのまま現像を行うと、ポジレジストと
同様の性質を示し、露光によりある一定量以上の照射露
光量に達した部分が現像により除去されるが、現像の前
にリバーサルベーク(反転ベーク)を行った後に現像を
行うと、上記一定量以上の照射露光量に達した部分にク
ロスリンク、つまり熱処理による組成変化が起こり上記
とは逆の性質を示し、光の当たった部分が現像により残
るものである。21は画像反転レジスト2のうち、照射
露光量が現像による溶解が可能となる量,及び熱処理に
よるクロスリンクが可能となる量(クロスリンクポイン
ト),即ち画像反転処理が可能となる量に達した領域を
示す。また、22は熱処理によりクロスリンクが生じた
領域、23は第1の露光領域,24は第2の露光領域,
25は第3の露光領域を示す。10は干渉露光強度分布
(干渉露光強度パターン)である。
【0014】なお、図1において、図中左に記載されて
いるグラフは各製造工程における第1の領域7の画像反
転レジストの露光分布を示し、図の右に記載されている
グラフは各製造工程における第2の領域7の画像反転レ
ジストの露光分布を示している。ここで、この図1の左
右に記載されているグラフにおいては、画像反転レジス
ト2の現像溶解及びクロスリンクが可能となる露光量を
点線で示しているが、実際には現像溶解が可能になる露
光量はある程度の幅をもっている。図6はフォトレジス
トの一例として、MCPR i5000(商品名,三菱
化成( 株 )製)を用い、塗布膜厚:0.1μm,現像:
NMD−3(商品名,東京応化工業( 株)製),2%,
20秒とした時の露光量と残膜率の関係を示した図であ
り、たて軸は露光量(mJ/cm2 ),横軸は残膜率
(%)である。図6に示すレジストにおいては現像によ
るレジスト溶解が始まる露光量P1が約90mJ/cm
2 であり、ほぼ完全にレジストを除去できる露光量P2
が約200mJ/cm2 となっている。感度の低いレジ
ストほど、このP1とP2の幅は広くなり、レジストを
現像した時に、現像により除去される領域と残る領域の
境界が不鮮明なものとなってしまい、良好な回折格子を
形成することが困難となる。従って、本発明に適用する
画像反転レジスト2としては、上記図6に示したレジス
トよりもさらに高感度な、即ち、(P1−P2)/P1
の値が小さい画像反転レジストを用いることが好まし
い。
【0015】次に製造方法について説明する。まず、図
1(a) のように半導体基板1上に画像反転レジスト2を
数百オングストローム〜1000オングストロームの厚
さで塗布し、この画像反転レジスト2を2光束干渉露光
法により露光する。この時、レジスト2上への照射露光
量は現像溶解及びクロスリンクポイントに達しないよう
にする。この露光法の場合、露光強度は正弦波状の露光
強度パターン10となり、この露光強度パターン10の
強度が中間値よりも大きい値の部分、即ち露光強度パタ
ーン10の山部で露光されたレジスト2上の領域には第
1の露光領域23が形成される。この露光では第1の領
域7,第2の領域8の画像反転レジスト2の露光量は等
しくなる。
【0016】次に、図1(b) のように第1の領域7のみ
の画像反転レジスト2をマスク等(図示せず)を用いて
露光する。この時の露光量は、図1(a) において示した
干渉露光の際に露光強度パターン10の山部で露光され
た第1の領域7の第1の露光領域23のみが、現像及び
クロスリンクポイントを上回るように設定する。この露
光によって第1の領域7中の第1の露光領域23が、露
光量が現像溶解,及びクロスリンク可能な量に達した領
域21となり、また、レジスト2の第1の領域7のその
他の領域が、露光量が現像溶解,及びクロスリンク可能
な量に達しない程度に露光された第2の露光領域24と
なる。この時、この第2の露光領域24の幅と、上記ク
ロスリンク可能な量に達した領域21の幅が等しくな
る。更に第1の現像処理を行うことにより、図1(c) の
ように露光量が現像溶解,及びクロスリンク可能な量に
達した領域21のみ現像除去される。
【0017】次に図1(d) に示すように、第1の領域7
の画像反転レジスト2を、マスク等を用い、第1の露光
領域24の露光量が現像溶解,及びクロスリンク可能な
量に達するように露光すると、第1の露光領域24が、
露光量が現像溶解,及びクロスリンク可能な量に達した
領域21となる。さらに図1(e) に示すように、第2の
領域8のみの画像反転レジスト2をマスク等を用いて露
光する。この時の露光量は、図1(a) において示した干
渉露光の際に露光強度パターン10の山部で露光された
第2の領域8の第1の露光領域23のみが、現像及びク
ロスリンクポイントを上回るように設定する。この露光
によって第2の領域8中の第1の露光領域23が、露光
量が現像溶解及びクロスリンク可能な量に達した領域2
1となり、また、第2の領域8のその他の領域が、露光
量が現像溶解及びクロスリンク可能な量に達しない程度
に露光された第3の露光領域25となる。この時、この
第3の露光領域25の幅と、上記現像溶解及びクロスリ
ンク可能な量に達した領域21の幅が等しくなる。な
お、本実施例においては図1(e) に示した工程を図1
(d) に示した工程の後に行うようにしたが、図1(e) に
示した工程を図1(d) に示した工程の前に行うようにし
てもよい。
【0018】次に図1(f) に示すように、半導体基板1
全体を熱処理することにより、第1の領域7,及び第2
の領域8の露光量が現像溶解及びクロスリンク可能な量
に達した領域21がクロスリンクしてクロスリンク領域
22となる。さらに図1(g)のようにレジスト2を露光
することにより、第2の領域8のクロスリンクが生じて
いない第3の露光領域25を現像可能な領域21に変化
させる。その後、第2の現像処理を行うことにより、図
1(h) に示すような左右でパターンがπだけ反転したレ
ジストパターンを形成することができ、このレジストパ
ターンをマスクとして半導体基板1をエッチングするこ
とにより、図1(i) に示すようなλ/4シフト回折格子
を得ることができる。
【0019】ここで、上記図1(b) ,図1(d) 及び図1
(e) に示した各露光を、ウエハ上にアライメントマーク
を設け、これを用いてアライナにより自動で位置合わせ
して行うようにしてもよい。即ち、まず、図1(b) の露
光工程において、選択露光する際に、図2(a) に示す露
光パターン40aを用い、ウエハ31上にアライメント
マーク(図示せず)を形成し、その後、次に図1(d) の
工程において選択露光を行う際に、再び図2(a) に示す
露光パターン40aを用い、上記ウエハ31上のアライ
メントマークと露光パターン40aのアライメントマー
ク用パターン35とをアライナによって自動で位置あわ
せして露光を行い、さらに図1(e) の工程の選択露光を
図2(b) に示す露光パターン34bを用い上記ウエハ3
1上のアライメントマークと、露光パターン34bのア
ライメントマーク用パターン35とをアライナによって
自動で位置あわせして露光を行うようにしてもよい。こ
のようにウエハ31上にアライメントマークを設け、こ
れを用いてアライナにより自動的にマスクの位置あわせ
を行って露光を行うようにすることで、高精度なマスク
の位置合わせができ、これにより高精度な選択露光が可
能となる。
【0020】なお、図2は上記図1(b) ,図1(d) 及び
図1(e) に示した工程における選択露光時の露光パター
ン(図2(a),(b)),及びウエハからの半導体基板1の切
り出しパターン(図2(c))を示し、図において、31は
半導体基板1を切り出すためのウエハ、40a,40b
はマスク等を用いてウエハ31上に形成される露光パタ
ーン,34a,34bは露光パターン40a,40bの
明部で、露光パターン40aの明部34bは露光パター
ン40bの明部34aの間にはめ合わされるように配列
されている。また、半導体基板1の第1の領域7と露光
パターンの明部34aが重なるように調整されている。
35は露光パターン40a,40bのウエハ31上にア
ライメントマークを形成するために用いられる十字形状
のアライメントマーク用パターンであり、図1(a) と図
1(b) の十字形状のアライメントマーク用パターン35
は同一サイズで、ウエハ31上の同一部分に位置するよ
う調整されている。
【0021】以上のように、本実施例によれば画像反転
レジストを用い、該レジストに強度を調整して行う露
光,現像,及び熱処理を組み合わせて行って、位相シフ
トパターンを形成し、これをマスクとして半導体層をエ
ッチングするようにしたから、特開平3−61901に
示したλ/4シフト回折格子の製造方法のように、カバ
ーレジスト,及びレジスト混り込み防止膜を用いること
なく、簡単な工程で容易にλ/4シフト回折格子を得ら
れるλ/4シフト回折格子の製造方法を提供することが
できる。
【0022】なお、上記実施例では、半導体基板に直接
λ/4シフト回折格子を形成するものについて説明した
が、半導体基板上に他の膜、例えば、絶縁膜を形成した
ものの上に回折格子を形成するようにしてもよく、ま
た、半導体基板上に基板と異なる組成の半導体層を1層
または多層に形成したものの上に回折格子を形成するよ
うにしてもよい。
【0023】実施例2.図3は本発明の第2の実施例に
よるλ/4シフト回折格子の製造方法の主要工程を示す
図であり、本実施例は上記第1の実施例の図1(d),(e)
に示した選択露光の工程の代わりに全面露光を行う工程
を加えるようにしたものである。図において図1と同一
符号は同一又は相当する部分を示している。
【0024】上記第1の実施例においては、上記第1,
第2の領域にクロスリンク領域を形成するために、図1
(d),(e) に示すように2回の選択露光を行っていた。し
かし、図1(c) の工程の後に、第1の露光領域23と、
第2の露光領域24の露光量がいずれも、クロスリンク
ポイントに達するように半導体基板1表面に対して全面
露光を行い、それぞれをクロスリンクポイントを上回っ
た領域21とすることにより、図1(e) に示す熱処理工
程において、レジスト2の上記第1の露光領域23、第
2の露光領域24であった領域をクロスリンクさせるこ
とができる。したがって、上記実施例1の図1(c) に示
した工程のあと、図3に示すように全面露光を第1の露
光領域23と第2の露光領域24のいずれもがクロスリ
ンクポイントに達するレベルまで行い、その後、上記実
施例1の図1(f) 以降に示した工程によりλ/4シフト
回折格子を形成することができる。
【0025】ここで、上記図3の露光を、ウエハ上にア
ライメントマークを設け、これを用いてアライナにより
自動で位置合わせして行うようにしてもよい。即ち、ま
ず、上記実施例1の図1(b) に示した選択露光を図2
(a) において示した露光パターン40aを用いて行った
後、上記図3の露光を、図4に示す露光パターン41を
用い、十字形状のアライメントマーク用パターン36
と、図2(a) において示した十字形状のアライメントマ
ーク用パターン35によりウエハ31上に形成されたア
ライメントマークとをアライナ等を用いて自動により位
置合わせして行うようにしてもよい。このようにアライ
メントマークを利用して露光を行うことにより、上記第
1の実施例と同様に位置決め精度の高い露光を行うこと
ができる。
【0026】なお、図4は上記図3に示した全面露光工
程に使用した露光パターンを示す平面図であり、図にお
いて、図2と同一符号は同一または相当する部分を示し
ており、41は露光パターン,33は露光パターン41
の明部で、ウエハ31上の半導体基板1が切り出される
部分を全面的に覆うようなパターンに形成されている。
36は露光パターン41のアライメント用パターンであ
り、露光パターン35と同一サイズで、ウエハ31上の
同一部分に位置するように調整されている。また、図1
(g) の全面露光の工程を、露光パターン41を用い、ア
ライナ等を用いて自動により位置合わせして行うように
してもよい。
【0027】なお、ウエハ31上に回折格子を形成した
後、更にウエハ31に対して位置決めや位置合わせの必
要な工程を行う場合は、アライメントマークは使用によ
り形状くずれを生じるため、図1(b) の工程でウエハ3
1上にアライメントマークを形成する際に、図5に示す
ように、露光パターン41のアライメントマーク用パタ
ーン35の内側に、第2のアライメントマーク用パター
ン37を設け、ウエハ31上に第2のアライメントマー
クを形成し、これを回折格子形成後の工程に利用するよ
うにすれば、回折格子形成後の工程においてもウエハと
露光パターンのアライメント精度を向上させることがで
きる。
【0028】このような本実施例2によれば、2度の選
択露光が必要であった工程を一度の全面露光により行う
ようにしたから、上記第1の実施例よりも容易にλ/4
シフト回折格子を得ることが可能なλ/4シフト回折格
子の製造方法を提供することができる。
【0029】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、画像反
転レジストを用い、これを該レジストが現像による溶解
を起こさないよう干渉露光を行った後、上記基板の一領
域上の上記レジストを、上記干渉露光の露光強度パター
ンの山部により露光された領域のみが現像による溶解が
可能となるよう露光して現像し、次に上記基板の一領域
上の現像により残ったレジストを、画像反転処理が可能
となるよう露光し、かつ上記基板の残りの領域上のレジ
ストを、上記干渉露光の露光強度パターンの山部により
露光された領域のみが画像反転処理が可能となるよう露
光した後、上記画像反転レジストの画像反転処理を行
い、該レジストの画像が反転されていない領域を露光と
現像により除去してパターンを形成し、これをマスクと
して基板をエッチングするようにしたから、複数のレジ
ストを用いることなく、簡単な工程で容易にλ/4シフ
ト回折格子を提供できる効果がある。
【0030】またこの発明によれば、上記λ/4シフト
回折格子の製造方法において、上記基板の一領域上の現
像されたレジストと、上記基板の残りの領域上のレジス
トとに、画像反転処理が可能となるように行われる露光
を、上記基板の一領域上の現像されたレジストと、上記
基板の残りの領域上のレジストの上記干渉露光の露光強
度パターンの山部により露光された領域とがいずれも画
像反転処理が可能となるように基板表面への全面露光に
より同時に行うようにしたから、一度の露光で基板の一
領域上の現像されたレジストと、上記基板の残りの領域
上のレジストとの露光を行うことができ、より容易にλ
/4シフト回折格子を提供できる効果がある。
【0031】またこの発明によれば、上記λ/4シフト
回折格子の製造方法において、上記基板の一領域上の上
記レジストの露光は、上記半導体基板を有するウエハ表
面にアライメントマークを形成するための露光を含み、
上記その他の露光は、上記アライメントマークを用いて
位置決めして行うようにしたから、容易に精度の高いλ
/4シフト回折格子を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施例によるλ/4シフト
回折格子の製造方法を示す断面工程図である。
【図2】 この発明の第1の実施例によるλ/4シフト
回折格子の製造方法に用いられる画像反転レジストの露
光パターンを示す平面図(図2(a),(b)),及びウエハか
らの半導体基板の切り出しパターンを示す平面図(図2
(c))である。
【図3】 この発明の第2の実施例によるλ/4シフト
回折格子の製造方法の主要工程を示す断面工程図であ
る。
【図4】 この発明の第2の実施例によるλ/4シフト
回折格子の製造方法に用いられる画像反転レジストの露
光パターンを示す平面図である。
【図5】 この発明の第2の実施例によるλ/4シフト
回折格子の製造方法に用いられる画像反転レジストの露
光パターンを示す平面図である。
【図6】 この発明の第1の実施例によるレジストの露
光量と残膜率の関係を説明するための図である。
【図7】 従来のλ/4シフト回折格子の製造方法を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板、2 画像反転レジスト、3 干渉露光
光源、4 レジスト混り込み防止膜、5 カバーレジス
ト、7 第1の領域、8 第2の領域、10干渉露光強
度パターン、21 露光量が現像溶解及びクロスリンク
ポイントを上回った領域、22 クロスリンク領域、2
3 第1の露光領域、24 第2の露光領域、25 第
3の露光領域、31 ウエハ、33,34a,34b
露光パターンの明部、35,36 アライメントマーク
用パターン、37 第2のアライメントマーク用パター
ン、40a,40b,41, 露光パターン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回折格子を形成する基板上に、画像反転
    レジストを塗布し、該画像反転レジストが現像による溶
    解を起こさないよう干渉露光を行う工程と、 上記基板の一領域上の上記レジストを、上記干渉露光の
    露光強度パターンの山部により露光された領域のみが現
    像による溶解が可能となるよう露光する工程と、 上記基板の一領域上の上記レジストを現像する工程と、 上記基板の一領域上の現像により残ったレジストを、画
    像反転処理が可能となるよう露光する工程と、 上記基板の残りの領域上のレジストを、上記干渉露光の
    露光強度パターンの山部により露光された領域のみが画
    像反転処理が可能となるよう露光する工程と、 上記基板の一領域上,及びその他の領域上の画像反転レ
    ジストに画像反転処理を行った後、該レジストを露光
    し、現像して、該レジストの画像が反転されていない領
    域を除去してレジストパターンを形成する工程と、 上記レジストパターンを半導体基板に転写する工程とを
    含むことを特徴とするλ/4シフト回折格子の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のλ/4シフト回折格子の
    製造方法において、 上記基板の一領域上の現像により残ったレジストと、上
    記基板の残りの領域上のレジストとを、画像反転処理が
    可能となるよう露光する工程は、上記基板の一領域上の
    現像により残ったレジストと、上記基板の残りの領域上
    のレジストの上記干渉露光の露光強度パターンの山部に
    より露光された領域とが、いずれも画像反転処理が可能
    となるように基板表面への全面露光により同時に行われ
    るものであることを特徴とするλ/4シフト回折格子の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のλ/4シフト回折格子の
    製造方法において、 上記基板の一領域上の上記レジストを露光する工程は、
    上記半導体基板を有するウエハ表面に露光によりアライ
    メントマークを形成する工程を含み、 上記その他の露光工程は、上記アライメントマークを用
    いて位置決めして行われるものであることを特徴とする
    λ/4シフト回折格子の製造方法。
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