JPH06349180A - ディスクプレイヤのディスクカートリッジ挿入及び取り出し装置 - Google Patents

ディスクプレイヤのディスクカートリッジ挿入及び取り出し装置

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JPH06349180A
JPH06349180A JP6117141A JP11714194A JPH06349180A JP H06349180 A JPH06349180 A JP H06349180A JP 6117141 A JP6117141 A JP 6117141A JP 11714194 A JP11714194 A JP 11714194A JP H06349180 A JPH06349180 A JP H06349180A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ディスクプレイヤのディスクカ−トリッジ挿入
及び取り出し装置を提供する。 【構成】デッキ1に回動可能にヒンジ結合されるカ−ト
リッジホ−ルダ−3と、カ−トリッジホ−ルダ−3の上
面に設けられるロッキング部材5と、カ−トリッジホ−
ルダ−3の上昇時ロッキング部材5と連動されロッキン
グ状態を解除させるロッキング解除部材10と、カ−ト
リッジホ−ルダ−3の上面に設けられカ−トリッジホ−
ルダ−3に挿入されたディスクカ−トリッジを取り出さ
せる取り出し部材12を具備して構成される。 【効果】構造が簡単になり、かつディスクカ−トリッジ
の挿入及び取り出しがモ−タなく部材間の連動によりな
され、コストが減らせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録再生用のディスクプ
レイヤに係り、特にディスクプレイヤにディスクカ−ト
リッジを挿入しそれからディスクカ−トリッジを取り出
すためのディスクプレイヤのディスクカートリッジ挿入
及び取り出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、ディスクが直径64mmぐらいの
サイズである所謂ミニディスク(MD;mini disc )と
いう商品名の光磁気ディスクカ−トリッジがソニ−株式
会社により市販されて以来、そのプレイヤの開発が盛ん
に進行されている。
【0003】前記のMDに対する記録再生用ディスクプ
レイヤとして、現在販売されているソニ−のポ−タブル
プレイヤ(モデル名:MZ−1)がある。このプレイヤ
はMDをスロットイン方式で挿入できるスロットを持っ
ており、このスロットに挿入されるMDのカ−トリッジ
セルはシャッタ−が傍へ押され開口がオ−プンされた状
態でモ−タの駆動力でデッキにロ−ドされ、これと同時
にカ−トリッジセル内のディスクがスピンドルモ−タに
より回転するタ−ンテ−ブルに安着される。そしてその
逆過程でディスクカ−トリッジは取り出される。
【0004】一般にポ−タブルプレイヤは出来る限り軽
くて小さく、速やかな挿入及び取り出しが可能であり、
消費電力の小さいものが望ましい。しかしながら、前記
のようなソニ−社のMD用プレイヤにおいては、スロッ
トイン方式のMD挿入及び取り出し構造が複雑でかつ大
きい空間を必要とするため、プレイヤ全体の小型、軽量
化及び迅速な取り出し及び挿入の動作を構成しにくい。
またMDの挿入と引き出しに動力を用いるので、電力消
耗が大きくて限定されたバッテリ−を効率的に利用でき
ない問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はディス
クカ−トリッジの挿入及び取り出しをモ−タなく部材間
の連動により行なわせることにより、構成部品数が減少
し高価なモ−タとギア等が不要となり、コストの低下、
速やかな挿入及び取り出し、電力消耗節減を図ることが
出来るディスクプレイヤのディスクカ−トリッジ挿入及
び取り出し装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明によるディスクプレイヤのディスクカ−トリッ
ジ挿入及び取り出し装置は、デッキの上面にその一側が
回動可能にヒンジ連結されるカ−トリッジホ−ルダ−
と、前記カ−トリッジホ−ルダ−の上面に摺動自在に設
けられロッキングするロッキング手段と、前記デッキに
その一端が回転可能に設けられ、前記カ−トリッジホ−
ルダ−の回転中心と相異なる回転中心を置いてカ−トリ
ッジホ−ルダ−の回転に連動されその他端が前記ロッキ
ング手段を連動させロッキング状態を解除させるロッキ
ング解除手段と、前記カ−トリッジホ−ルダ−の上面に
設けられ前記ロッキング解除手段を上昇させ前記ロッキ
ング手段にロッキングされ、前記ロッキング解除手段に
よりロッキングが解除される時、内部に挿入されたディ
スクカ−トリッジを外部に取り出すようにする取り出し
手段を具備して構成されたことを特徴とする。
【0007】
【作用】モ−タなくロッキング部材とロッキング解除部
材及び取り出し部材の相互間の連動によりディスクカ−
トリッジの挿入及び取り出しがなされるようになってお
り、ローコスト化を図ることが出来る。
【0008】
【実施例】以下、添付した図面に基づき本発明を詳細に
説明する。
【0009】本発明によるディスクプレイヤのディスク
カ−トリッジ挿入及び取り出し装置は図1乃至図3に示
したように、デッキ1の上面にディスクカ−トリッジ2
が挿入されるカ−トリッジホ−ルダ−3の後方が回動可
能にヒンジ結合され、前記カ−トリッジホ−ルダ−3の
上面にはその一側に係止突起6の形成されたロッキング
部材5がガイド手段9により直線移動可能に設けられる
と同時に第1スプリング7によりディスクカ−トリッジ
2の挿入方向へ付勢されるようになされている。前記ガ
イド手段9はカ−トリッジホ−ルダ−3の上面にガイド
ピン8が設けられ、ロッキング部材5に前記ガイドピン
8が摺動自在に結合されるガイド長孔51が形成され、
前記ロッキング部材5に形成された係止突起6は取り出
し部材12の突出部14が容易にロッキングされるよう
に傾いて形成される。
【0010】そして、前記デッキ1には前記カ−トリッ
ジホ−ルダ−3のヒンジ中心より上に並んでロッキング
解除部材10の一端が回転可能に設けられると同時に、
このロッキング解除部材10の回転中心に設けられた第
2スプリング11により前記カ−トリッジホ−ルダ−3
の方向へ付勢されるようになされている。
【0011】そして、カ−トリッジホ−ルダ−3の上面
には取り出し部材12が回転可能にヒンジ結合されると
同時に、この取り出し部材12とカ−トリッジホ−ルダ
−3の間に設けられた第3スプリング13によりディス
クカ−トリッジ2の取り出し方向へ付勢されるようにな
されている。
【0012】そして、前記取り出し部材12には、前記
ロッキング部材5の係止突起6に引っ掛かる突出部14
と、ディスクカ−トリッジ2の取り出し時ロッキング解
除部材10を上方へ持ち上げロッキング部材5から分離
させ、取り出し部材12の突出部14をロッキング部材
5の係止突起6に再びロッキングさせる、傾斜面17を
有する乗降片15と、カ−トリッジホ−ルダ−3に形成
されたガイド溝31を通じて下方へ折り曲げられ、カ−
トリッジを押して取り出させる取り出し片16とが形成
されている。
【0013】このように構成された本発明によるディス
クプレイヤのディスクカ−トリッジ挿入及び取り出し装
置は次のようにディスクカ−トリッジを挿入及び取出さ
せる。
【0014】まず図2乃至図3に示したように、ディス
クカ−トリッジ2がカ−トリッジホ−ルダ−3に挿入さ
れた状態でデッキ1に安着されれば、取り出し部材12
の突出部14がロッキング部材5の係止突起6によりロ
ッキングされる。この状態でロッキング解除部材10の
回転軌跡bとカ−トリッジホ−ルダ−の回転軌跡aとの
差およびスプリング11により、前記ロッキング解除部
材10はロッキング部材5のロッキング解除片52を押
せるように、前記取り出し部材12の上面と当接する。
この状態でプレイヤがプレイするロ−ディング状態が完
了する。
【0015】引き続きロ−ディングされた状態でディス
クカ−トリッジを取り出すためにカ−トリッジホ−ルダ
−3を上方へ持ち上げると、カ−トリッジホ−ルダ−3
がヒンジを中心として回転し図5に示したように、デッ
キ1から分離される。この際カ−トリッジホ−ルダ−3
の回転中心よりロッキング解除部材10の回転中心が上
に位置しているので、カ−トリッジホ−ルダ−3の回転
軌跡aとロッキング解除部材10の回転軌跡bとの差に
よってロッキング解除部材10がロッキング部材5を矢
印“A”方向へ押すことにより、図4に示した通りロッ
キング部材5の係止突起6によりロッキングされていた
取り出し部材12の突出部14がロッキング解除され
る。したがって、取り出し部材12がスプリング13の
弾力により矢印“B”方向へ回転しながら取り出し部材
12の取り出し片16がディスクカ−トリッジ2をカ−
トリッジホ−ルダ−3から取り出させる。この時図4に
示したように、取り出し部材12に形成された乗降片1
5の傾斜面17がロッキング解除部材10を上方へ押し
上げ、ロッキング部材5は第1スプリング7の復元力に
より前記取り出し部材の突出部14とロッキングされ得
る位置に復帰する。
【0016】そして、図4、図5及び図6を参照すれ
ば、カ−トリッジホ−ルダ−3が上昇された状態でディ
スクカ−トリッジ2をカ−トリッジホ−ルダ−3に挿入
すれば、ディスクカ−トリッジ2が取り出し部材12の
取り出し片16を押しながら挿入され、ディスクカ−ト
リッジ2の挿入力により取り出し部材12が矢印“B”
方向と反対方向へ回転しながら取り出し部材12の突出
部14が係止突起6の傾斜面に沿って滑りながらロッキ
ング部材5の係止突起6にロッキングされる。
【0017】取り出し部材12の乗降片15はロッキン
グ解除部材10から分離され、ロッキング解除部材10
はスプリング11の弾力によりディスクカ−トリッジの
取り出し初期位置であるロッキング部材5の前に位置す
る。そしてロッキング解除部材10を支えていた乗降片
15がB方向と反対方向へ回転されるにつれこのロッキ
ング部材10はスプリング11の弾力により下降して図
6に示したように、ロッキング解除片52上に当接す
る。この際前記ロッキング部材5の係止突起6が傾いて
形成されているので取り出し部材12のロッキングが容
易になる。
【0018】ディスクカ−トリッジの挿入が完了してか
らカ−トリッジホ−ルダ−3を下降させれば、前述した
回転軌跡の差によりロッキング解除部材10は図3に示
したように、下降してロッキング解除片52上に位置
し、ディスクカ−トリッジ2はデッキ1に安着される。
したがってロッキング解除部材10はカ−トリッジホ−
ルダ−3が上昇する時共に上昇しながらロッキング解除
させ得る。
【0019】なお、本発明は、その主旨を逸脱しない範
囲で、上記実施例を修正または変形したものに適用可能
である。
【0020】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明によるデ
ィスクプレイヤのディスクカ−トリッジ挿入及び取り出
し装置は、モ−タなくロッキング部材とロッキング解除
部材及び取り出し部材の相互間の連動によりディスクカ
−トリッジの挿入及び取り出しがなされるようになって
いる。それで、従来のモ−タとギア等の動力伝達部材を
用いてディスクカ−トリッジを取り出させるように構成
された方式に比べ、構成部品数が少なくて構造及び組立
が簡単であって組立工数を減らすことができ、高価なモ
−タ及びギア等を用いないため、コストを節減するだけ
でなく挿入及び取り出しが速やかになされ、商品的な価
値が高まる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディスクプレイヤのディスクカ−
トリッジ挿入及び取り出し装置を示した斜視図である。
【図2】本発明によるディスクプレイヤのディスクカ−
トリッジ挿入及び取り出し装置にディスクカ−トリッジ
が挿入された状態でカ−トリッジホ−ルダ−が閉まった
状態を示した平面図である。
【図3】図2の側断面図である。
【図4】本発明によるディスクプレイヤのディスクカ−
トリッジ挿入及び取り出し装置からディスクカ−トリッ
ジが取り出された状態を示した平面図である。
【図5】本発明によるディスクプレイヤのディスクカ−
トリッジ挿入及び取り出し装置からディスクカ−トリッ
ジが取り出された状態を示した側断面図である。
【図6】本発明によるディスクプレイヤのディスクカ−
トリッジ挿入及び取り出し装置のカ−トリッジホ−ルダ
−がオ−プンされた状態でディスクカ−トリッジを完全
に挿入した時の側断面図である。
【符号の説明】
1 デッキ 2 ディスクカートリッジ 3 カートリッジホールダー 5 ロッキング部材 6 係止突起 7 第1スプリング 8 ガイドピン 9 ガイド手段 10 ロッキング解除部材 11 第2スプリング 12 取り出し部材 13 第3スプリング 14 突出部 15 乗降片 16 取り出し片 17 傾斜面 52 ロッキング解除片

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デッキの上面にその一側が回動可能にヒ
    ンジ連結されるカ−トリッジホ−ルダ−と、 前記カ−トリッジホ−ルダ−の上面に摺動自在に設けら
    れロッキング及び解除機能を遂行するロッキング手段
    と、 前記デッキにその一端が前記カ−トリッジホ−ルダ−の
    回転中心の上部に回転中心を置いて回転可能に設けら
    れ、カ−トリッジホ−ルダ−の回転に連動されその他端
    が前記ロッキング手段のロッキング状態を解除させるロ
    ッキング解除手段と、 前記カ−トリッジホ−ルダ−の上面に回転可能に設けら
    れその一端で前記ロッキング解除手段を上昇させ前記ロ
    ッキング手段にロッキングされ、その他端で前記ロッキ
    ング解除手段によりロッキングが解除される時、内部に
    挿入されたディスクカ−トリッジを外部に取り出すよう
    にする取り出し手段を具備して構成されたことを特徴と
    するディスクプレイヤのディスクカートリッジ挿入及び
    取り出し装置。
  2. 【請求項2】 前記ロッキング手段は、前記取り出し手
    段の一端がロッキングされるようにする係止突起と、前
    記ロッキング解除手段により前記取り出し手段と係止突
    起とのロッキング状態が解除されるようにロッキング解
    除片の形成されたロッキング部材と、前記ロッキング部
    材と前記カ−トリッジホ−ルダ−の間に設けられそのロ
    ッキング部材をカ−トリッジ挿入方向へ付勢させる第1
    スプリングを具備することを特徴とする請求項1に記載
    のディスクプレイヤのディスクカートリッジ挿入及び取
    り出し装置。
  3. 【請求項3】 前記ロッキング解除手段は、前記デッキ
    にその一端が回転可能に設けられたロッキング解除部材
    と、前記ロッキング解除部材とカ−トリッジホ−ルダ−
    またはデッキの間に設けられこのロッキング解除部材を
    カ−トリッジホ−ルダ−方向へ付勢する第2スプリング
    を具備することを特徴とする請求項1に記載のディスク
    プレイヤのディスクカートリッジ挿入及び取り出し装
    置。
  4. 【請求項4】 前記取り出し手段がカ−トリッジホ−ル
    ダ−に連結設置された第3スプリングによりディスクカ
    −トリッジ取り出し方向へ付勢される取り出し部材と、 前記取り出し部材の一端に形成され前記ロッキング手段
    によりロッキングされる突出部と、 前記取り出し部材に形成され前記ロッキング解除手段に
    よりこの取り出し部材がロッキング解除される際そのロ
    ッキング解除手段の一側を上昇させる乗降片と、 前記取り出し部材の他端に形成されカ−トリッジホ−ル
    ダ−の内部に折り曲げられディスクカ−トリッジを取り
    出させる取り出し片を具備することを特徴とする請求項
    1に記載のディスクプレイヤのディスクカートリッジ挿
    入及び取り出し装置。
JP6117141A 1993-06-01 1994-05-30 ディスクプレイヤのディスクカートリッジ挿入及び取り出し装置 Expired - Fee Related JP2622087B2 (ja)

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