JPH0634823Y2 - コンクリート破砕機 - Google Patents

コンクリート破砕機

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JPH0634823Y2
JPH0634823Y2 JP3145390U JP3145390U JPH0634823Y2 JP H0634823 Y2 JPH0634823 Y2 JP H0634823Y2 JP 3145390 U JP3145390 U JP 3145390U JP 3145390 U JP3145390 U JP 3145390U JP H0634823 Y2 JPH0634823 Y2 JP H0634823Y2
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disk
crushing
concrete
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pair
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JP3145390U
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JPH03123536U (ja
Inventor
恭男 森川
信行 座光寺
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大淀ヂーゼル株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンクリート構造物、特にコンクリート建物
の壁体等を圧潰するコンクリート破砕機に関する。
〔従来の技術〕
コンクリート構造物を破壊する手段として、第5図に示
すような破砕爪方式のコンクリート破砕機(1)が開発
されている。
このコンクリート破砕機(1)は、火薬使用による爆
破、空気圧利用のさく岩機使用による破壊、大形鋼球の
打付けによる破砕等に比べて、騒音量が小さく狭い空間
での作業が可能等の利点を有するものである。
このコンクリート破砕機(1)は、走行体Aのクロー式
下部走行体(2)上に取付けた上部旋回体(3)に起伏
動自在に支持してあるブーム(4)の先端のアーム
(5)に連結して使用する装置である。なお前記走行体
Aはクロー式ショベル系掘削機のバケットを除いた構造
に相当する。この従来のコンクリート破砕機(1)は、
前記アーム(5)を駆動する油圧シリンダ(6)と
(7)及びリンク(8)と(9)の作用で姿勢制御され
る盤状ヘッド(10)〔第6図(a)(b)参照〕と、盤
状ヘッド(10)の軸線を中心とする回動を自在とした回
転台(11)と、回転台の下部両側に水平方向に平行状に
取付けた一対のピン(12)(13)による回動自在に支持
した一対の破砕爪(14)(15)と、回転台(11)の基部
両側に、水平方向に平行状態で取付けた一対のピン(16
a)(16b)に揺動自在に取付けられ、そのロッド先端を
破砕爪(14)(15)の肩部(14a)(15a)に、ピン結合
した一対の油圧シリンダ(17)(18)と、揺動しながら
伸縮する油圧シリンダ(17)(18)の移動範囲を外側か
ら覆う一対の保護カバー(19)(20)等を有してなり、
油圧シリンダ(17)(18)の操作で、破砕爪(14)(1
5)の下部間隔を開き、この開いた爪(14)(15)で、
第5図に示すようにコンクリート壁(21)を挟み、さら
に油圧シリンダ(17)(18)によって爪(14)(15)の
挟圧力を増大することによってコンクリート壁(21)を
遂次圧潰してゆく装置である。
上記コンクリート破砕機(1)によれば無騒音、無振動
のコンクリート破壊作業が可能になる。
ところで、このコンクリート破砕機(1)が、回転台
(11)を盤状ヘッド(10)に回転可能に取付けているの
は、このコンクリート破砕機(1)がコンクリート壁
(21)を斜め方向から挟んだとき破砕爪(14)(15)の
先端面(14b)(15b)とコンクリート壁(21)が平行に
ならないため、油圧シリンダ(17)(18)の力により破
砕爪(14)(15)の先端面(14b)(15b)をコンクリー
ト壁面に密接させようとして生じる捩れ力により、コン
クリート破砕機、アーム、ブーム等を連結しているピン
等の弱い部分が曲げられ或いは破壊されるのを防止する
ためである。上述したように回転台(11)が盤状ヘッド
(10)に回動自在に取り付けられていれば、この捩れ力
に応じて破砕爪(14)(15)の先端面(14b)(15b)が
コンクリート壁面に倣うように、回転台(11)が回転す
る。これによって走行体Aをコンクリート壁(21)に対
して直角に対面させるような手間をかけず作業が行え、
作業性が大幅に向上する。
また、保護カバー(19)(20)は油圧シリンダ(17)
(18)のロッド(17a)(18a)を外側から覆って、作業
中に圧壊されたコンクリート壁の一部、或いは作業現場
内の障害物がロッド(17a)(18a)に当たって曲げ、傷
付け、或いは汚れを付着させるのを防止する。この保護
カバー(19)(20)がなく、ロッド(17a)(18a)が曲
がると伸縮動作不能となり、傷付きがあると油漏れを生
じ、汚れが付着すると油圧系に混入して機能低下させる
等の問題が生じる。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記保護カバー(19)(20)は、油圧シリンダ(17)
(18)の機能を維持するために必須のものであるが、従
来の保護カバー(19)(20)は、コンクリート破砕機の
両側を揺動しながら伸縮動作する油圧シリンダの全ての
移動範囲を、外側から覆うものであるがめ、形状が大き
く大重量のものとなっていた。
このためコンクリート破砕機(1)の全体形状が大きく
なり、特に狭い場所における作業を難かしくし、またコ
ンクリート破砕機(1)の重量が大きくなるため破砕作
業時の移動操作、作業現場への運搬作業等の取り扱いが
困難になる問題があった。
そこで本考案は、従来より小型で軽量な油圧シリンダの
保護構造を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記問題を解決するため、走行体上のブーム
の先端に取付けたアームに連結する盤状ヘッドと、この
盤状ヘッドに同心的に連結し、盤状ヘッドの軸線を中心
とする回動を自在とした回転台と、この回転台の下部両
側にピンにより揺動自在に支持され盤状ヘッドの軸線上
で噛合する一対の破砕爪と、回転台の上部両側にピンに
より破砕爪と同一方向に揺動自在に支持され、そのロッ
ド先端を上記破砕爪の肩部にピン結合した一対の油圧シ
リンダと、一端を回転台の中間部にピン結合されたリン
クの他端と上記破砕爪の肩部にピンにより2点支持さ
れ、油圧シリンダのロッドを外側から覆う断面コ字状の
一対の保護カバーとを備えたコンクリート破砕機を提供
する。
〔作用〕
上記コンクリート破砕機は、油圧シリンダを操作し、そ
のロッドを伸縮させることにより破砕爪を開閉動作さ
せ、コンクリート壁を圧壊により破砕する。
この油圧シリンダのロッドの伸縮動作の際に、保護カバ
ーは破砕爪の肩部とリンクにより2点支持され、揺動す
る油圧シリンダに寄り沿うようにして、ロッドの先端か
ら油圧シリンダの基部に向かう一定長さの部分を覆う。
これによりロッドに外部の障害物、コンクリート壁の破
砕片等が当るのを防止する。
この保護カバーは油圧シリンダのロッド部分を覆うだけ
の大きさがあればよいので、小型で軽量にでき、コンク
リート破砕機の大きさ及び重量を従来より小さくして、
破砕作業を容易にする。
〔実施例〕
本考案を一実施例について説明する。
第1図(a)(b)に示すコンクリート破砕機(30)
は、第5図に示す走行体A上のブーム(4)の先端に取
付けたアーム(5)に、従来のコンクリート破砕機
(1)と同様に取付けられて使用されるものである。こ
のコンクリート破砕機(30)は、保護カバーの構造のみ
が、従来のコンクリート破砕機(1)と異なる。
第1図(a)(b)に示すコンクリート破砕機(30)に
おいて、(31)は盤状ヘッドで、走行体Aのブーム
(4)の先端に取付けたアーム(5)とリンク(9)に
ピン結合される。(32)は回転台で、盤状ヘッド(31)
に同心的に連結し、盤状ヘッド(31)の軸線を中心とす
る回動を自在としている。なお盤状ヘッド(31)と回転
台(32)の間には、一定以上の力が作用したときのみ回
転するように旋回ブレーキ機構(33)が設けられてい
る。
(34)(35)は一対の破砕爪で、回転台(32)の下部両
側に平行に設けた水平方行のピン(36)(37)により揺
動自在に支持され盤状ヘッド(31)の軸線上で噛合す
る。(38)(39)は一対の油圧シリンダで、回転台(3
2)の上部両側に、前記破砕爪支持用のピン(36)(3
7)と平行に設けたピン(40)(41)により揺動自在に
支持され、そのロッド(38a)(39a)の先端を破砕爪
(34)(35)の肩部に設けたピン(42)(43)に結合し
ている。
(44)(45)は、第2図に拡大して示すように側面がへ
字で断面がコ字形状の一対の保護カバーで、回転台(3
2)の中間部に一端をピン(57)で結合され、その両側
に2本づつ延ばされたリンク(46)(47)の他端と、破
砕爪の肩部(34a)(35a)とにより2点支持されてい
る。
この保護カバー(44)(45)の取付け状態を、第3図の
断面図により、さらに詳しく説明する。第3図は同一の
取付構造を持つ保護カバー(44)(45)の一方(45)の
周辺部を、第2図のA−B−C−D線に沿って切断した
状態を示す断面図で、破砕爪(35)の肩部(35a)に設
けた貫通孔に挿通させたピン(43)に油圧シリンダ(3
9)のロッド(39a)の先端が嵌められている。(48)
(49)は破砕爪の肩部(35a)の貫通孔を両側から塞ぐ
キャップで、このキャップ(48)(49)の外側には、上
記ピン(43)と同心の円形凹部(48a)(49a)が形成さ
れている。保護カバー(45)は、先端部の左右対称位置
に段状筒(50)(51)を嵌着固定され、この段状筒(5
0)(51)を前記キャップ両側の円形凹部(48a)(49
a)の外側に配置した状態で、外側からピン(52)(5
3)を段状筒(50)(51)を通して円形凹部(48a)(49
a)に嵌め、キャップ(48)(49)にネジ止め固定する
ことにより取付けられる。
保護カバー(45)と第4図(a)(b)に示すリンク
(47)との結合は、リンク(47)の一端の貫通孔(47
a)にフランジを有する雄ネジ付きピン(54)を嵌め、
この雄ネジ付きピン(54)を保護カバー(45)の後部両
側に設けた貫通孔(55)にナット(56)で締め付け固定
することにより行なわれる。
上述のように組立てられた本考案のコンクリート破砕機
(30)は、一対の油圧シリンダ(38)(39)の操作によ
って、第1図(a)(b)に示すように破砕爪(34)
(35)を開閉動作させコンクリート壁を破砕する。
〔考案の効果〕
上記破砕作業の際に、保護カバー(44)(45)は伸縮す
る油圧シリンダ(38)(39)のロッド(38a)(39a)に
追従して動き、作業現場周辺の障害物や破砕されたコン
クリート片が油圧シリンダのロッド(38a)(39a)に当
たるのを防止する。この結果、ロッド(38a)(39a)の
曲がり、傷付き、汚れ付着は防止され油圧シリンダの機
能を維持する。
特に本考案の保護カバー(44)(45)は油圧シリンダ
(38)(39)のロッド(38a)(39a)を覆うだけの大き
さでよいので、小型で軽量にでき、コンクリート破砕機
(30)を従来のものよりも小型で軽いものとすることが
できる。
そのため、狭い場所でも破砕作業が可能、コンクリート
破砕機(30)の移動操作が容易などの利点があり、作業
能率を著しく改善することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)は本考案のコンクリート破砕機の正
面図で、その(a)は破砕爪を閉じた状態、その(b)
は破砕爪を開いた状態を示す。第2図は保護カバーの正
面図、第3図は第2図のA−B−C−D線に沿って切断
した保護カバーの取付状態を示す断面図、第4図(a)
(b)はリンクの正面図及び平面図である。 第5図は従来のコンクリート破砕機をその作業車に取付
けた状態を示す正面図、第6図(a)(b)は従来のコ
ンクリート破砕機の正面図で、その(a)は破砕爪を閉
じた状態、その(b)は破砕爪を開いた状態を示す。 (30)……コンクリート破砕機、 (31)……盤状ヘッド、(32)……回転台、 (34)(35)……破砕爪、(36)(37)……ピン、 (38)(39)……油圧シリンダ、 (38a)(39a)……ロッド、 (40)(41)……ピン、(42)(43)……ピン、 (44)(45)……保護カバー、 (46)(47)……リンク、 (52)(53)(54)……ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行体上のブームの先端に取付けたアーム
    に連結する盤状ヘッドと、この盤状ヘッドに同心的に連
    結し、盤状ヘッドの軸線を中心とする回動を自在とした
    回転台と、この回転台の下部両側にピンにより揺動自在
    に支持され盤状ヘッドの軸線上で噛合する一対の破砕爪
    と、回転台の上部両側にピンにより破砕爪と同一方向に
    揺動自在に支持され、そのロッド先端を上記破砕爪の肩
    部にピン結合した一対の油圧シリンダと、一端を回転台
    の中間部にピン結合されたリンクの他端と上記破砕爪の
    肩部にピンにより2点支持され、油圧シリンダのロッド
    を外側から覆う断面コ字状の一対の保護カバーとを備え
    たことを特徴とするコンクリート破砕機。
JP3145390U 1990-03-26 1990-03-26 コンクリート破砕機 Expired - Lifetime JPH0634823Y2 (ja)

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JPH03123536U JPH03123536U (ja) 1991-12-16
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