JPH06347991A - ペーパカッタの集積機構 - Google Patents

ペーパカッタの集積機構

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Publication number
JPH06347991A
JPH06347991A JP14092493A JP14092493A JPH06347991A JP H06347991 A JPH06347991 A JP H06347991A JP 14092493 A JP14092493 A JP 14092493A JP 14092493 A JP14092493 A JP 14092493A JP H06347991 A JPH06347991 A JP H06347991A
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JP
Japan
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image frame
paper
photographic
stacking plate
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Application number
JP14092493A
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English (en)
Inventor
Norio Okawa
規男 大川
Takashi Wada
孝 和田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 切断された画像コマを整列して円滑に受皿上
に集積する。 【構成】 搬送経路の最終部分の画像コマ52の上面側
に対向する位置であって、搬送経路の幅方向中央部分の
位置に、ベルト206が巻き掛けられた一対のプーリ2
02、204が配置される。搬送方向下流側のプーリ2
04の外周部分の下側が一対の搬送ベルト132Dの上
面より下側に位置する。先端側にローラ218が支持さ
れたアーム216が受皿76A、76B、76Cにそれ
ぞれ配置される。アーム216の基端側が回動可能にソ
ータ部10Bの壁部222にそれぞれ支持される。この
為、アーム216の自重が加わったローラ218が、上
から画像コマ52を押さえつける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長尺状の感光材料を画
像コマごとに切断した写真プリントを集積するペーパカ
ッタの集積機構に関し、写真処理システム等に適用可能
なものである。
【0002】
【従来の技術】現像終了後にロール状に巻き取られた印
画紙であるペーパは、検定工程を経てペーパカッタへ送
られる。このペーパカッタでは、ロールからペーパが引
き出されると共に切断刃により画像コマ毎に切断され写
真プリントとなる。この写真プリントは、ペーパカッタ
の受皿に一旦集積された後、原画フィルムと共にDP袋
に収容されて顧客へと返送される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】また、上記のように受
皿に写真プリントが排出されて一旦集積する際に、写真
プリントのカールが大きいと、集積の途中でカールした
写真プリントの端部が受皿の表面に接触して、折れたり
曲がったりして円滑に写真プリントを受皿上に集積でき
ない虞を有していた。
【0004】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、切断された写真プリントを整列して円滑に受皿上に
集積することができるペーパカッタの集積機構を得るこ
とが目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1によるペーパカ
ッタの集積機構は、長尺状の感光材料を画像コマ毎に切
断し写真プリントの状態で集積する集積部の底部を構成
する集積板と、前記集積板に対して写真プリントの搬送
方向上流側に位置し且つ写真プリントの幅方向両側部分
をそれぞれ支持しつつ前記集積板側に写真プリントを搬
送する一対の搬送部材と、前記一対の搬送部材間の位置
であって搬送部材との間に写真プリントを挟む位置に配
置されると共にこれら搬送部材の写真プリントの支持面
よりも先端部が搬送部材側へ突出して設けられて写真プ
リントの幅方向中央部分を搬送部材側に変形させる押圧
部材と、前記集積板の上部に位置し且つ基端側が回動自
在に支持され且つ先端側が前記集積板と対向して前記集
積板に集積された画像コマを押さえつけるアームと、を
有することを特徴とする。
【0006】請求項2によるペーパカッタの集積機構
は、長尺状の感光材料を画像コマ毎に切断し写真プリン
トの状態で集積する集積部の底部を構成する集積板と、
前記集積板に集積された写真プリントの前後端部に対向
してそれぞれ位置し且つ前記集積板の表面より一段低く
形成されて写真プリントの前後端部を受け入れる段差部
と、を有することを特徴とする。
【0007】
【作用】請求項1に係る発明の作用を以下に説明する。
【0008】一対の搬送部材が、長尺状の感光材料から
切断された写真プリントの幅方向両側部分をそれぞれ支
持しつつ集積板側に写真プリントを搬送し、集積部の集
積板が写真プリントを最終的に集積する。
【0009】この際、一対の搬送部材の写真プリントの
支持面より押圧部材の先端部がこれら搬送部材側に突出
している為、写真プリントの中央部分を搬送部材側に向
かって変形させつつ写真プリントが送られる。さらに、
写真プリントが集積板上に乗ると、基端側が回動自在に
支持されるアームの先端側が、集積板と対向して集積板
に集積された写真プリントを押さえつける。
【0010】従って、押圧部材の先端部に押されて写真
プリントの幅方向中央部分が屈曲して、搬送方向に沿っ
た曲げ抗力が大きくなり、カール等を有していても、確
実に写真プリントを集積板に集積することができる。ま
た、一旦集積板に写真プリントが乗ると、アームの先端
側が写真プリントに接してアームの自重により写真プリ
ントの集積板からの浮き上がりが防がれる。
【0011】請求項2に係る発明の作用を以下に説明す
る。集積部の集積板が写真プリントを集積するが、写真
プリントの前後端部に対向してそれぞれ位置して集積板
の表面より一段低く形成された段差部を設けた為、写真
プリントの前後端部がこの段差部に受け入れられてそれ
ぞれ集積板に接しないようになり、写真プリントのカー
ルが大きくなった場合でも、集積板上に集積できる写真
プリントの量が増大する。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を詳
細に説明する。
【0013】図2には本実施例が適用されるペーパカッ
タ10を備えた写真処理システムの概略構成図が示され
ている。この図に示すように、カメラ14によって撮影
され画像が記録されたネガフィルム12は、パトローネ
16に収容されてラボへ送られ、写真処理システムで処
理される。なお、カメラ14は通常の撮影とパノラマ撮
影とを切替え可能とされ、前記パトローネ16に収容さ
れたネガフィルム12は、例として図9に示すようにネ
ガフィルム12にフレームサイズがフルサイズの画像コ
マ12Aとパノラマサイズの画像コマ12Bとが混じっ
て記録されている。画像コマ12Bは、その縦方向寸法
(ネガフィルム12の幅方向寸法)が短くなっており、
面積比がフルサイズの画像コマ12Aの約1/2コマ分
に相当している。
【0014】図2に示す写真処理システムにおいて、前
記ネガフィルム12はまずフィルムプロセッサ18で現
像、定着、水洗、乾燥の各処理が施される。なお、ネガ
フィルム12は、複数のパトローネ16に収容されてい
たネガフィルム12が接合され1本のロール状にされた
後にフィルムプロセッサ18へセットされる。フィルム
プロセッサ18で処理されたネガフィルム12はネガ検
定機20(以下、ノッチャーパンチャ20という)によ
って検定作業がなされる。
【0015】ノッチャーパンチャ20にはメモリカード
22に情報を書き込む書込み装置24が接続されてい
る。ノッチャーパンチャ20は、ネガフィルム12に記
録された画像コマのうちプリントを行う画像コマに対し
てノッチを付すと共に、各画像コマの露光条件の補正が
必要か否かを判断し、補正が必要である場合には露光条
件の補正値を設定し、書込み装置24を介してメモリカ
ード22へその情報を書き込む。また、各画像コマのフ
レームサイズ、例えばフルサイズかパノラマサイズか等
を判断し、判断結果をメモリカード22へ書き込む。
【0016】ノッチャーパンチャ20で検定されたネガ
フィルム12はプリンタ30にセットされる。プリンタ
30には読取装置28が接続されており、前記セットさ
れるネガフィルム12の露光条件の補正値等が書き込ま
れたメモリカード22もネガフィルム12と共に読取装
置28へセットされる。
【0017】図2に示すように、プリンタ30には、光
源34、複数枚のフィルタを備えたフィルタ部36、図
示しないシャッタ及びレンズ等を備えた光学系38及び
露光部40が、順に配置されている。フィルタ部36、
光学系38及び読取装置28は制御回路(図示せず)に
接続され、露光部40の近傍には長尺状のペーパ44が
ロール状に巻回された状態でセットされている。また、
制御回路には、露光部40近傍に配置されペーパ44に
カットマークを付与するカットマーカ(図示せず)も接
続されている。
【0018】そして、画像コマ濃度、フレームサイズ、
プリントサイズ等を考慮して露光条件を求め、前記読取
った情報に前記露光条件の補正値が含まれている場合に
は該補正値を考慮して前記露光条件にさらにカラー補正
または濃度補正を加え、この露光条件に応じてフィルタ
部36及び光学系38の作動を制御して前記位置決めし
た画像コマの画像をペーパ44にプリントする。
【0019】ペーパ44に画像をプリントした後に制御
回路はカットマーカを作動させ、画像コマと画像コマの
間のエッジ部にカットマーク54(図10参照)を付与
する。
【0020】露光位置を通過したネガフィルム12はロ
ール状に巻き取られ、ネガカッタ56へ送られて所定コ
マ(例えば6コマ)毎にカットされ、ネガシートに収容
される。
【0021】一方、カットマーク54が付与されたペー
パ44は、図示しないマガジン内に巻き取られ、ペーパ
プロセッサ32(図2参照)へ装填され、現像、定着、
水洗、乾燥処理されて、ロール状に巻き取られる。
【0022】そして、ロール状に巻き取られたペーパ4
4は検定器58へ送られ、オペレータの目視によって各
画像コマ毎に再プリントが必要か否か及び不要プリント
でないか否かが判断される。再プリントが必要であると
判断された場合は画像コマ表面に「再プリント」を表す
マークがオペレータにより鉛筆等で描かれる。また不要
プリントであると判断された場合も画像コマ表面に「不
要」を表すマークが描かれる。検定工程を終了したペー
パ44はペーパカッタ10にセットされる。
【0023】図1から図8に示すように、カッタ部10
A及びソータ部10Bにより構成されるペーパカッタ1
0がテーブル13上に設置されており、このペーパカッ
タ10の内のカッタ部10Aには、図示しないブレーキ
機構を介してスプール60が取り付けられ、ロール状に
巻回されたペーパ44がこのスプール60にセットされ
る。
【0024】このブレーキ機構からは、テンションロー
ラ84が先端側に支持されたテンションアーム82が回
動可能な状態で延びていて、テンションアーム82の回
動により、ブレーキ機構の作動がコントロールされる。
つまり、図3に示すテンションアーム82の位置ではブ
レーキが働きスプール60が回転不可能な状態となる
が、テンションアーム82に力が加わってテンションア
ーム82が反時計回転方向に回動すると、ブレーキが解
除されてスプール60が回転可能な状態となる。
【0025】また、スプール60の下方には、図3及び
図4に示すように、モータ(図示せず)にクラッチ機構
87を介して接続されてモータにより駆動回転され得る
搬送ローラ88が、位置している。この搬送ローラ88
の図3上、左側には、図上、左右方向に沿って並ぶ一対
のランプ90、92及び、一対のランプ90、92にそ
れぞれ対応して並ぶ一対のセンサ94、96が、それぞ
れ設置されていて、これら一対のセンサ94、96はク
ラッチ機構87による搬送ローラ88側への動力の伝達
を制御する制御回路120に接続されている。
【0026】従って、ロール状のペーパ44から搬送ロ
ーラ88により送られて、蓄えられたペーパ44の量を
一対のセンサ94、96が検出し、この量に応じて搬送
ローラ88側にクラッチ機構87が動力を伝達し、或い
は動力の伝達を停止することとなる。
【0027】また、カッタ部10Aは、搬送ローラ62
A、62Bを備えている。搬送ローラ62A、62B
は、タイミングベルト63を介して各々図3に示すモー
タ64の駆動力で回転され、プリント画像面が上を向く
状態でペーパ44を案内搬送する。モータ64は制御回
路66に接続されており、制御回路66によって作動が
制御される。
【0028】一方、搬送ローラ88の右側には、図3に
示すように、回動軸100の周りに基端側が回転自在に
支持されたL形アーム102が位置しており、L形アー
ム102の基端側から図上、上側に延びる上方部材10
2Aの先端側には、案内ローラ104が回転自在に支持
されている。
【0029】L形アーム102の基端側より図3上、右
側に延びる右方部材102Bには、この右方部材102
Bの長手方向を長手方向とすると共に中央部分が幅広と
なった溝部である長孔112が形成されている。
【0030】他方、L形アーム102の近傍には、制御
回路66に接続されて制御回路66により駆動回転が制
御されるモータ及び減速機構を内蔵した駆動源114が
位置しており、この駆動源114の出力軸114Aに
は、図示しない円板が取り付けられている。そして、長
孔112に係合すると共にベアリング(図示せず)を内
蔵して外周面が回転自在となるカムフォロア116が、
この円板に支持されていて、カムフォロア116が出力
軸114Aを中心とした円形の軌跡で旋回し得るように
なっている。
【0031】従って、駆動源114の出力軸114Aが
回転するとカムフォロア116が旋回し、点線で示す導
入位置からペーパ44を搬送ローラ88と案内ローラ1
04との間で挟持して搬送し得る位置となる搬送位置
に、L形アーム102及びL形アーム102に支持され
た案内ローラ104が移動し得るようになっている。
【0032】一方、図3に示すように、前述の搬送ロー
ラ62A、62B間の搬送経路上には、ペーパ44の始
端と終端を検出する透過型のエンドセンサ122及び、
前記検定工程で画像コマ表面に鉛筆等で描かれたマーク
を検出する反射型のマークセンサ124が設けられてお
り、これらセンサ122、124は制御回路66に接続
されている。さらに、搬送されるペーパ44の搬送経路
上の前記カットマーク54が付された部分に対応した位
置には、カットマークセンサ70が配設されている。カ
ットマークセンサ70は制御回路66に接続されてお
り、例えばカットマーク54を検出したときにオンとな
るカットマーク検出信号を制御回路66へ出力する。
【0033】さらに、搬送ローラ62Bを挟んでカット
マークセンサ70に隣接した位置には切断刃である一対
の移動刃74A、74Bが配設されている。移動刃74
A、74Bは制御回路66に接続されており、制御回路
66によって移動されペーパ44をペーパ44の幅方向
に沿って切断する。
【0034】そして、図11に示すように、カットされ
て写真プリントとなった画像コマ52は、1枚づつ後段
のソータ部10Bに送り込まれ、これに合わせて、制御
回路66がカットした画像コマ52のサイズを表す情報
及び画像コマ52表面に鉛筆等で描かれたマークによる
情報をソータ部10B内に設置された図示しないコント
ローラへ送信する。
【0035】図1及び図2に示すように、カッタ部10
Aのペーパ排出側にはソータ部10Bが隣接配置されて
いる。
【0036】このソータ部10Bの内部を表す図5及び
図6に示すように、ソータ部10B内には、搬送経路を
形成するように、複数の搬送ローラ130、これら搬送
ローラ130に巻き掛けられたそれぞれ一対のゴム製の
搬送ベルト132A、132B、132C、132D、
132E、132F(図上、それぞれ1本のみ示す)及
び、画像コマ52を上から押さえる押さえローラ131
が配置されている。また、これら搬送ローラ130に
は、それぞれ図示しない駆動ベルトを介してモータが接
続されていて、このモータが駆動回転すると、画像コマ
毎にカットされた画像コマ52が、回転する搬送ベルト
132A、132B、132C、132D、132E、
132Fに沿って搬送されることになる。
【0037】また、ソータ部10B内の図5上、左側寄
りには、コントローラに接続されてコントローラに動作
が制御されるソレノイド150が位置している。このソ
レノイド150に連結されてソレノイド150により回
動される回動軸152が、画像コマ52の搬送方向と直
角方向に延びるように配置されており、この回動軸15
2に、図5上、左端側が鋭角となった一対のガイド片1
54(図上、1個のみ示す)が取り付けられている。こ
の為、ガイド片154が回動軸152の回動に伴って回
動すると、図5で示されるガイド片154の位置あるい
は図6で示されるガイド片154の位置を採り、ガイド
片154の上側あるいは下側に沿って画像コマ52が通
過し得るようになり、これによって、画像コマ52を2
種類に区分し得ることになる。すなわち、これらソレノ
イド150、回動軸152、ガイド片154等により第
1の区分機構78Aが構成されることとなる。
【0038】このガイド片154の下側には、搬送方向
上流側(図5上、左側)からガイド片154の右下側の
搬送方向下流側に向かって画像コマ52を搬送する前述
の搬送ベルト132Aが位置しており、また、ガイド片
154に対して搬送方向下流側には、この搬送ベルト1
32Aの上面側に対向するように前述の搬送ベルト13
2Bが位置している。この為、第1の区分機構78Aに
よりガイド片154の下側に沿って通過させるように仕
分けられた画像コマ52が、モータにより回転される搬
送ベルト132A、132Bにより搬送される。この結
果、搬送ベルト132A、132Bにより画像コマ52
は挟持されつつ搬送されて、図2に示すように、テーブ
ル13上に排出される。
【0039】この一方、図5上、回動軸152の右側に
は、ソレノイド160に連結されてソレノイド160に
より回動される回動軸162が位置しており、この回動
軸162には、画像コマ52の下面側を案内するための
ガイド板164の屈曲した両端部が固定されている。従
って、回動軸162の回動に伴ってガイド板164が一
体的に回動し得るようになっている。そして、このソレ
ノイド160はコントローラに接続されて動作が制御さ
れ、コントローラが回動軸162の回動角を任意に変更
可能としている。
【0040】また、回動軸162には、回動軸162の
軸方向に沿って3つの巻き掛け面が並んで形成される共
に搬送ベルト148が中央の巻き掛け面に巻き掛けられ
てこの搬送ベルト148により回転される搬送ローラ1
66が、回転自在に支持されており、搬送ローラ166
に隣合って回動軸162にそれぞれ支持板167が取り
付けられている。この支持板167には、小ローラ16
8がそれぞれ回転自在に支持されていて、ガイド板16
4と対向して画像コマ52の上面側を案内しつつ搬送す
る一対の搬送ベルト170(図上、1本のみ示す)がこ
れらローラ166、168にそれぞれ巻き掛けられてい
る。
【0041】従って、ガイド板164及び小ローラ16
8が回動軸162の回動に伴って回動すると、画像コマ
52をガイド板164と搬送ベルト170で挟みこん
で、図5上、右側あるいは右上側に沿って搬送する位置
を図5及び図6に示すように採り、これによって、第1
の区分機構78Aが図5上、右側に区分して送り出した
画像コマ52を、さらに2種類に区分し得ることにな
る。すなわち、ソレノイド160、回動軸162、ガイ
ド板164、ローラ166、168及び搬送ベルト17
0等により、第2の区分機構78Bが構成されることと
なる。
【0042】前述の回動軸162に対して画像コマ52
の搬送方向下流側には、図5に示すように、搬送方向と
直角方向に軸方向が延びる支持軸176が配置されてお
り、この支持軸176には、3個のローラ134A、1
34B、134C(図上、1個のみ示す)がそれぞれ回
転自在に支持されている。
【0043】この3個のローラ134A、134B、1
34Cの内の中央に位置するローラ134Bは、図5
上、右上側に位置するローラ135Bとの間に搬送ベル
ト136が巻き掛けられていて、画像コマ52を右上側
に搬送し得るようになっている。また、両側に位置する
ローラ134A、134Cは、図5上、右側に位置する
ローラ135A、135Cとの間に搬送ベルト138が
巻き掛けられていて、画像コマ52を右側に搬送し得る
ようになっている。
【0044】そして、この搬送ベルト138の下側に
は、搬送方向上流側からガイド板164及び搬送ベルト
170の右側となる搬送方向下流側に向かって画像コマ
52を搬送するための前述の搬送ベルト132Cが位置
しており、モータにより搬送ベルト132C及び搬送ベ
ルト138がそれぞれ回転される。従って、第2の区分
機構78Bにより区分されて右側方向に送り出された画
像コマ52は、これら搬送ベルト138、132Cによ
り、さらに右側方向に搬送される。この結果、画像コマ
52は受皿76C上に排出され、受皿76C内に集積さ
れる。
【0045】搬送ベルト136の搬送方向下流側である
支持軸176の右上側には、ソレノイド160、回動軸
162、ガイド板164、ローラ166、168及び搬
送ベルト170等と同様の機能、構造を有したソレノイ
ド180、回動軸182、ガイド板184、ローラ18
6、188及び搬送ベルト190等で構成された第3の
区分機構78Cが位置していて、第2の区分機構78B
により区分されて右上側方向に送り出された画像コマ5
2を、さらに第3の区分機構78Cが2種類に区分し
て、上側及び右上側に送り出すことになる。
【0046】回動軸182に対して画像コマ52の搬送
方向下流側には、図5に示すように、支持軸176、3
個のローラ134A、134B、134C及び、搬送ベ
ルト136、138等と同様の構造を有した支持軸19
6、3個のローラ140A、140B、140C及び、
搬送ベルト142、144がそれぞれ位置しており、搬
送ベルト142が画像コマ52を上側に搬送し、搬送ベ
ルト144が画像コマ52を右上側に搬送し得るように
なっている。
【0047】つまり、第3の区分機構78Cにより右上
側方向に送り出されるように区分された画像コマ52
は、モータにより回転される搬送ベルト144及びこの
搬送ベルト144と対向する前述の搬送ベルト132D
により、さらに右上側方向に搬送されて、受皿76B上
に排出され、受皿76B内に集積される。また、第3の
区分機構78Cにより上側方向に送り出されるように区
分された画像コマ52は、モータにより回転される搬送
ベルト142及びこの搬送ベルト142と対向する搬送
ベルト148により、さらに上側方向に搬送されて、受
皿76A上に排出され、受皿76A内に集積される。
【0048】一方、それぞれの搬送経路の最終部分の画
像コマ52の上面側に対向する位置であって、搬送経路
の幅方向中央部分の位置には、ベルト206が巻き掛け
られた一対のプーリ202、204が配置されており、
この内の搬送方向下流側のプーリ204の外周部分の下
側がそれぞれ一対の搬送ベルト132A、132C、1
32D、142の上面より下側に位置している。すなわ
ち、これらプーリ202、204及びベルト206が押
圧部材を構成することとなる。
【0049】従って、それぞれの搬送経路の最終部分で
画像コマ52は、図8に示すように、中央部分がベルト
206を介してプーリ204により下側に押されつつ各
受皿76A、76B、76C側に搬送されて行くように
なる。
【0050】また、図1、図2及び図7に示すように、
ソータ部10Bの側面に取り付けられた前述の3個の集
積部である受皿76A、76B、76Cの内の受皿76
A及び受皿76Bは、パノラマサイズの画像コマ52B
をも収容可能な大きさとされ、受皿76Cは、受皿76
A、受皿76Bより小さく形成されていて、フルサイズ
の画像コマ52Aを収容可能な大きさとされている。そ
して、この内の受皿76A、受皿76Bは、平面状に形
成される集積板である受板部210を有すると共に受板
部210の搬送方向前後端部を屈曲して形成された段差
部である逃げ部212を有していて、パノラマサイズの
画像コマ52Bが乗るとその前後端は受板部210から
はみ出して逃げ部212上に位置することとなる。
【0051】さらに、図7及び図8に示すように、それ
ぞれの受皿76A、76B、76Cには、先端側にロー
ラ218が回転自在に支持されたアーム216が配置さ
れていて、アーム216の基端側が回動可能にソータ部
10Bの壁部222にそれぞれ取付ピン220を介して
支持されている。従って、受皿76A、76B、76C
にそれぞれ画像コマ52が集積されると、アーム216
の自重が加わったローラ218が、上から画像コマ52
を押さえつけるようになる。
【0052】以上のように、ソータ部10B内の3つの
区分機構78A、78B、78Cが、ソータ部10B内
へ送り込まれた画像コマ52を、カッタ部10Aのセン
サ70、124からの信号に基づいて、上記のような受
皿76A、76B、76C及びテーブル13の表面に案
内できるようになっている。
【0053】次に、本実施例に適用されるペーパカッタ
10及び集積機構の作用を説明する。
【0054】作業者がロール状に巻回されたペーパ44
をスプール60に装填してペーパ44の先端部をペーパ
カッタ10の案内ローラ104と搬送ローラ62Aとの
間にセットする。この後、操作スイッチ等が操作される
と、搬送ローラ62Aが回転してペーパ44の先端部が
例えば搬送ローラ62Bの位置まで送られる。
【0055】カットマークセンサ70がペーパ44を検
出すると、ペーパ44を一端停止すると共に、制御回路
66が駆動源114の出力軸114Aを駆動回転して円
板及びカムフォロア116を旋回し、カムフォロア11
6をL形アーム102の長孔112内で移動して、L形
アーム102を回動する。
【0056】また、ペーパ44を搬送ローラ88と案内
ローラ104との間で挟持する搬送位置まで案内ローラ
104がペーパ44を案内すると、搬送ローラ88が駆
動回転されて、図3上、搬送ローラ88の左側にペーパ
44を搬送し、搬送ローラ88と移動刃74A、74B
との間に一時的にペーパ44を蓄えるようになる。セン
サ94でペーパ44を検出すると、制御回路120がク
ラッチ機構87を作動して、図示しないモータからの動
力の伝達を停止し、過大なペーパ44の貯留を防止す
る。
【0057】そして、モータ64の回転により搬送ロー
ラ62、62Bを駆動回転してペーパ44を搬送し、ペ
ーパ44上の鉛筆等で描かれたマークをマークセンサ1
24が検出すると共に、カットマーク54をカットマー
クセンサ70が検出する。検出されたカットマーク54
が移動刃74A、74Bによるカット位置に到達するペ
ーパ送り量だけペーパ44を移動した後、モータ64を
一端停止して移動刃74A、74Bでペーパ44を切断
する。これにより、ペーパ44はカットマーク54が付
与された部位で切断される。
【0058】さらに、カットマークセンサ70から出力
される検出信号に基づいてカットマーク54を検出した
か否かを繰り返し判定し、カットマークセンサ70の出
力信号を監視する。
【0059】この後、順次、移動刃74A、74Bがペ
ーパ44を切断すると共に搬送ローラ88がペーパ44
を送り出して、長尺状のペーパ44の切断作業が続行さ
れる。
【0060】上記のようにペーパ44が切断されて画像
コマ52毎に分離されると、ソータ部10B側にこの画
像コマ52がさらに送られる。そして、制御回路66が
カットした画像コマサイズの種類、再プリント及び不要
プリントを表すデータをソータ部10Bへ送信し、ソー
タ部10B内のコントローラがこれらのデータに基づき
3つの区分機構78A、78B、78Cを操作する。
【0061】つまり、不要な画像コマ52が搬送されて
くると、コントローラからの指令により第1の区分機構
78Aのソレノイド150がガイド片154を図6に示
す位置に回動し、右下側方向にこの画像コマ52を送り
出してテーブル13上に排出する。不要な画像コマ52
以外の画像コマ52が搬送されてくれば、ガイド片15
4を図5に示す位置に回動して、右側に位置する第2の
区分機構78Bにこの画像コマ52を送り出すようにす
る。
【0062】さらに、第1の区分機構78Aから位置す
る第2の区分機構78Bに、良品であってフルサイズの
画像コマ52Aが搬送されてくると、コントローラから
の指令によりソレノイド160がガイド板164を図5
に示す位置に回動して、右側方向にこの画像コマ52A
を送り出し、これ以外の画像コマ52が搬送されてくれ
ば、ガイド板164を図6に示す位置に回動して、右上
側方向にこの画像コマ52を送り出すようにする。
【0063】従って、第2の区分機構78Bにより右側
方向に搬送された良品であってフルサイズの画像コマ5
2Aは、上から3番目に位置する受皿76Cに集積され
ることになるが、右上側方向に搬送された画像コマ52
は、第3の区分機構78Cにより上述と同様に区分され
ると共にさらに搬送されて、上から2番目に位置する受
皿76B側に良品であってパノラマサイズの画像コマ5
2Bが集積され、最上部に位置する受皿76C側に再プ
リントを必要とする画像コマ52が集積されることとな
る。
【0064】つまり、画像コマ52はそれぞれ区分され
て受皿76A、受皿76B、受皿76C上に集積されこ
ととなるが、それぞれ一対の搬送ベルト132A、13
2C、132D、142により形成される搬送経路の最
終部分に対応して位置するプーリ202、204に巻き
掛けられているベルト206が、これら搬送ベルト13
2A、132C、132D、142側に突出しているの
で、画像コマ52の中央部分を搬送ベルト側に向かって
変形させることになる。従って、ベルト206に押され
て画像コマ52の幅方向中央部分が屈曲して、搬送方向
に沿った曲げ抗力が大きくなり、画像コマ52がカール
等を有していても、確実に画像コマ52を受板部210
及びテーブル13上に集積することができる。
【0065】また、基端側が回動自在に支持されるアー
ム216の先端側が、受板部210と対向して受板部2
10に集積された画像コマ52を押さえつける為、一旦
受板部210に画像コマ52が乗ると、アーム216の
先端側が画像コマ52に接して、アーム216の自重に
より画像コマ52の受板部210からの浮き上がりが防
がれる。
【0066】そして、パノラマサイズの画像コマ52B
が集積される大きさの受皿76A、76Bでは、特に、
受板部210に集積された画像コマ52の搬送方向前後
端部に対応して受板部210の表面より一段低く形成さ
れた逃げ部212を設けた為、画像コマ52の搬送方向
前後端部が受板部210に接しないようになり、画像コ
マ52のカールが大きくなった場合でも、受板部210
上に集積できる画像コマ52の量が増大することにな
る。
【0067】すなわち、カッタ部10Aのセンサ70、
124からの信号に基づいて、図示しないコントローラ
が3つの区分機構78A、78B、78Cをそれぞれ作
動させて、検定に合格したフルサイズの画像コマ52A
を受皿76C内に集積し、検定に合格したパノラマサイ
ズの画像コマ52Bを受皿76B内に集積し、再プリン
トする画像コマ52を受皿76A内に集積し、不要プリ
ントの画像コマ52をテーブル13上に排出するように
なっているが、前述のプーリ202、204、ベルト2
06及びアーム216等により、切断された画像コマ5
2を整列して円滑に受皿76A、76B、76C上に集
積することができる。
【0068】そして、検定に合格して受皿76Bまたは
受皿76Cに収容された画像コマ52(写真プリント)
は、前記ネガシートに収容されたネガフィルム12と共
にDP袋に収容されて顧客へと返送される。
【0069】尚、本実施例において、搬送部材を搬送ベ
ルトとしたが、これに限定されるものでなく、また、押
圧部材をプーリ202、204及びベルト206とした
が、この替わりに固定された押圧片等の他の構造として
もよい。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のペーパカ
ッタの集積機構は、切断された画像コマを整列して円滑
に受皿上に集積することができるという優れた効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が適用されるペーパカッタの
斜視図である。
【図2】写真処理システムの概略構成図である。
【図3】本発明の一実施例が適用されるペーパカッタの
カッタ部の概略構成図である。
【図4】本発明の一実施例が適用されるペーパカッタの
側面図である。
【図5】本発明の一実施例が適用されるペーパカッタの
ソータ部内の機構を表す正面図である。
【図6】本発明の一実施例が適用されるペーパカッタの
ソータ部内の機構の要部拡大正面図であって、各区分機
構が作動した状態を表す図である。
【図7】本発明の一実施例が適用されるペーパカッタに
取り付けられた受皿周辺部を表す正面図である。
【図8】本発明の一実施例が適用されるペーパカッタに
取り付けられた受皿周辺部を表す側面図である。
【図9】ネガフィルムに記録された画像コマ及びカット
マークを示す平面図である。
【図10】ペーパに記録された画像コマ、カットマーク
を示す平面図である。
【図11】ペーパを画像コマ毎に切断した状態を示す平
面図である。
【符号の説明】
10 ペーパカッタ 10A カッタ部 10B ソータ部 13 テーブル 44 ペーパ(感光材料) 52 画像コマ(写真プリント) 76A 受皿(集積部) 76B 受皿(集積部) 76C 受皿(集積部) 132C 搬送ベルト(搬送部材) 132D 搬送ベルト(搬送部材) 142 搬送ベルト(搬送部材) 202 プーリ(押圧部材) 204 プーリ(押圧部材) 206 ベルト(押圧部材) 210 受板部(集積板) 216 アーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状の感光材料を画像コマ毎に切断し
    写真プリントの状態で集積する集積部の底部を構成する
    集積板と、 前記集積板に対して写真プリントの搬送方向上流側に位
    置し且つ写真プリントの幅方向両側部分をそれぞれ支持
    しつつ前記集積板側に写真プリントを搬送する一対の搬
    送部材と、 前記一対の搬送部材間の位置であって搬送部材との間に
    写真プリントを挟む位置に配置されると共にこれら搬送
    部材の写真プリントの支持面よりも先端部が搬送部材側
    へ突出して設けられて写真プリントの幅方向中央部分を
    搬送部材側に変形させる押圧部材と、 前記集積板の上部に位置し且つ基端側が回動自在に支持
    され且つ先端側が前記集積板と対向して前記集積板に集
    積された画像コマを押さえつけるアームと、 を有することを特徴とするペーパカッタの集積機構。
  2. 【請求項2】 長尺状の感光材料を画像コマ毎に切断し
    写真プリントの状態で集積する集積部の底部を構成する
    集積板と、 前記集積板に集積された写真プリントの前後端部に対向
    してそれぞれ位置し且つ前記集積板の表面より一段低く
    形成されて写真プリントの前後端部を受け入れる段差部
    と、 を有することを特徴とするペーパカッタの集積機構。
JP14092493A 1993-06-11 1993-06-11 ペーパカッタの集積機構 Pending JPH06347991A (ja)

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