JPH06345086A - 広口容器用蓋装置及びその製造方法 - Google Patents

広口容器用蓋装置及びその製造方法

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JPH06345086A
JPH06345086A JP15895291A JP15895291A JPH06345086A JP H06345086 A JPH06345086 A JP H06345086A JP 15895291 A JP15895291 A JP 15895291A JP 15895291 A JP15895291 A JP 15895291A JP H06345086 A JPH06345086 A JP H06345086A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属板製の蓋体に貼着したフイルムを引き剥
がすことによって開封するようにした蓋装置において、
フイルムの貼着むらをなくして密封機能を向上すると共
に、開封途中においてフイルムが破れることを防止す
る。 【構成】 蓋体3に、開封用孔4の内周縁3bに沿って
環状に延びる合成樹脂製の縁体6を一体的に成形し、こ
の縁体6にフイルム5を貼着する。また、フイルム5
に、縁体6に沿って延びる補強体8を貼着して、開封に
際してフイルム5が破れることを防止する。成形後にお
ける縁体6を内外両側から挟圧して、断面横向きU字状
の係止縁部3cを潰し変形することにより、密封機能を
より確実化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広口容器の口部に対す
る蓋装置のうち、広口容器の口部に嵌着する金属板製の
蓋体に開封用孔を穿設して、この開封用孔を、アルミ箔
や合成樹脂フイルム等のフイルムにて塞ぎ、このフイル
ムを引き剥がすことによって開封するようにしたイージ
ーオープン式の蓋装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このようにフイルムを引き剥がすことに
よって開封するようにした蓋装置は、、一般に、アルミ
の薄板とかブリキ板等の金属板を板金加工することによ
り、広口容器の口部に嵌着する開封用孔付きの蓋体を形
成して、この蓋体の外表面に、前記開封用孔を塞ぐアル
ミ箔等のフイルムを貼着した構成になっており、フイル
ムを蓋体に貼着する手段としては、例えば実開昭62−
1082229号公報に記載されているように、フイル
ムの内面にホットメルト接着剤又は熱可塑性合成樹脂を
予め塗着しておき、蓋体に重ね合わせたフイルムの表面
に熱盤を押し当てて、ホットメルト接着剤又は熱可塑性
合成樹脂を溶融させると言う、いわゆるヒートシール法
が採用されていることは周知の通りである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このよう
に、ヒートシール法にて金属板製の蓋体にフイルムを貼
着する構成では、金属に対する接着剤の接着性があまり
良くなく、しかも、蓋体をプレス装置にて板金加工する
に際して、蓋体の表面に凹凸が発生しやすいことに起因
して、フイルムに熱盤を押し当てたとき、フイルムを介
して接着剤に作用する押圧力がフイルムの外周に沿って
強弱まちまちになり、貼着にむらが発生したり、全く貼
着されない部分が発生したりするため、密封不良が発生
しやすいと言う問題があった。
【0004】特に、蓋体をアルミの薄板で形成した場合
には、アルミ板に対する接着剤のなじみが特に悪いた
め、密封不良が顕著に現われていた。本発明の第1の目
的は、フイルムを引き剥がして開封するようにした蓋装
置を、密封機能を格段に向上し得る形態にして提供する
ことにあり、また、本発明の第2の目的は、蓋装置の密
封機能を向上することに併せて、開封に際してフイルム
が破れることを確実に防止することにあり、更に本発明
の第3の目的は、前記第1の目的を達成した蓋装置の製
造に適した方法を提供することにあり、更にまた、本発
明の第4の目的は、前記第2の目的を達成した蓋装置に
適した製法を提供することにあり、加えて本発明の第5
の目的は、広口容器の内外に水分等が透過することを完
全に遮断して密封性能をより完全ならしめた蓋装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の目的を達成するた
め本発明は、請求項1に記載したように、広口容器の口
部に嵌着する金属板製の蓋体に、適宜形状の開封用孔を
穿設すると共に、該開封用孔の内周縁に沿って環状に延
びる合成樹脂製の縁体を、少なくとも蓋体の外表面側に
露出するように一体的に成形し、該縁体の外表面に、前
記開封用孔を塞ぐフイルムを引き剥がし可能に貼着する
構成にした。
【0006】また、第2の目的を達成するために本発明
は、請求項2に記載したように、請求項1を前提とし
て、前記フイルムの内面又は外面に、合成樹脂にて形成
した帯状又は板状の補強体を、当該補強体の外周縁が前
記縁体に近接して延びるように貼着する構成にした。更
に、第3の目的を達成するための製法として本発明は、
請求項4に記載したように、蓋体を、当該蓋体の外表面
に接当する一方の金型と蓋体の内面に接当する他方の金
型とで挟み付けると共に、前記蓋体と一方の金型との間
に前記フイルムを配設し、この状態で、前記他方の金型
又は一方の金型に形成したキャビティに溶融合成樹脂を
注入することにより、前記縁体の成形と当該縁体に対す
るフイルムの貼着とを行う構成にした。
【0007】更にまた、第4の目的を達成するための製
法として本発明は、請求項5に記載したように、蓋体
を、当該蓋体の外表面に接当する一方の金型と蓋体の内
面に接当する他方の金型とで挟み付けると共に、前記蓋
体と一方の金型との間に前記フイルムを配設し、この状
態で、前記他方の金型又は一方の金型に形成した第1キ
ャビティに溶融合成樹脂を注入することにより、前記縁
体の成形と当該縁体に対するフイルムの貼着とを行うと
同時に、前記他方の金型又は一方の金型に形成した第2
キャビティに溶融合成樹脂を注入することにより、前記
補強体の成形とフイルムへの補強体の貼着とを行う構成
にした。
【0008】また、第5の目的を達成するため本発明
は、請求項6に記載したように、蓋体の内周縁に、当該
内周縁を半径外側に折り曲げることによって係止縁部を
形成し、この係止縁部を包むようにして縁体を一体成形
してから、前記縁体を、一対の押圧体に蓋体の内側と外
側とから挟圧する方法にした。
【0009】
【発明の作用・効果】請求項1のように、蓋体に一体成
形した合成樹脂製の縁体にフイルムを貼着する構成にす
ると、従来のようにヒートシール法にてフイルムを蓋体
に貼着する場合においては、合成樹脂に対する接着剤の
接着性が金属に比べて良いことと、熱盤の熱によって縁
体が塑性変形し、接着剤に対して熱盤の押圧力を均等に
作用させることができることとが相俟って、フイルムを
縁体に対して、貼着むらを生じることなく確実に貼着で
きることになる。
【0010】また、縁体を介してフイルムを蓋体に貼着
するようにしたことにより、請求項4に記載したよう
に、一対の金型を用いて縁体を蓋体に一体成形するにお
いて、溶融合成樹脂が固まるときの融着を利用してフイ
ルムを縁体に貼着することができ、この場合も、フイル
ムに対して溶融合成樹脂の圧力が均等に且つ強く作用す
るため、やはり、フイルムを蓋体に対し、貼着むらを生
じることなく確実に貼着することができる。
【0011】従って請求項1によると、フイルムを縁体
に対し、貼着むらを生じることなく確実に貼着すること
ができるから、蓋体の材質に関係なく、広口容器に対す
る密封機能を格段に向上できる効果を有する。次に、請
求項2の構成にすると、フイルムが紙製又は紙を主体と
した積層体のように引き裂き強度が弱い場合であって
も、開封に際してフイルムが破れることを確実に防止で
きる。
【0012】つまり、フイルムの外周縁を摘んで引っ張
ることによって、当該フイルムを縁体から引き剥がす場
合、例えば開封用孔が円形であると、フイルムに作用す
る引っ張り力が、フイルムの外周縁のうち指で摘んだ狭
い部位でのみ支持され、しかも、引っ張り力は一定の方
向にのみ作用するものであるのに対して、フイルムは、
円周方向に沿って縁体から順次剥がれて行くと言うよう
に、フイルムの引っ張り方向とフイルムの剥がれが進行
する方向とが異なるため、開封途中においてフイルムに
対してこれを引き裂くような力が作用することになり、
このため、フイルムの引き裂き強度が弱いと、開封の途
中で、フイルムが、当該フイルムの引っ張り方向に沿っ
て破れてしまう場合がある。
【0013】しかし、請求項2の構成にすると、補強体
の存在によってフイルムの剛性が格段に向上するため、
開封に際してフイルムに作用する引き裂き外力が著しく
小さくなり、また、補強体の外周縁が縁体に沿って延び
ていることにより、フイルムに対して剥離の方向性が付
与され、しかも、フイルムに対する引き裂き外力が補強
体よりも内側の部位に作用することを防止できるのであ
り、これらフイルムに作用する引き裂き外力を著しく小
さくできることと、フイルムに剥離の方向性を付与でき
ること、及び、引き裂き外力が補強体よりも内側の部位
に作用することを防止できることとの三者が相俟って、
開封途中でのフイルムの破れ現象を生じることなく、フ
イルムの全体を縁体から確実に引き剥がすことができ
る。
【0014】従って請求項2によると、広口容器に対す
る密封機能を格段に向上できることに加えて、開封に際
してフイルムが破れてしまうことを確実に防止できる効
果を有する。また、請求項4の製法によると、金型に形
成したキャビティに溶融合成樹脂を注入することによ
り、蓋体に縁体を一体成形するに際して、溶融合成樹脂
が固まる際の融着を利用して、フイルムを縁体に貼着す
るもので、溶融合成樹脂の圧力がフイルムに対して均等
に且つ強く作用するから、フイルムの外周縁の全体を、
縁体に対して均等な貼着力で確実に貼着することができ
る。
【0015】従って、請求項4によると、一対の金型の
間に蓋体とフイルムとを配設して、金型に形成したキャ
ビティに溶融合成樹脂を注入すると言う簡単な方法によ
り、フイルムを縁体に対して貼着むらを生じることなく
確実に貼着できるから、広口容器に対する密封機能を格
段に向上した蓋装置を、不良品の発生率を著しく低減し
た状態で製造できる効果を有する。
【0016】また、請求項4の製法は、溶融合成樹脂が
固まる際の融着を利用してフイルムを縁体に貼着するも
ので、ヒートシール法にて貼着する場合のようにフイル
ムの厚さによって貼着時間や貼着強度が変化することは
なく、例えば紙製とか紙を主体とした厚いフイルムであ
っても、縁体に対して確実に且つ迅速に貼着できるか
ら、蓋装置に使用できるフイルムの使用範囲を拡大でき
るという効果も有する。
【0017】更に、請求項5の製法によると、縁体の成
形及び縁体に対するフイルムの貼着を行うための金型を
利用して、補強体の成形とフイルムへの補強体の貼着と
を行うもので、製造工程を簡略化できるから、広口容器
に対する密封機能を格段に向上すると共に開封に際して
フイルムが破れることを確実に防止できるようにした蓋
装置を、安価に製造できる効果を有する。
【0018】加えて請求項6の製法によると、蓋体と縁
体との接触面の箇所を通じて水分等が広口容器の内外に
透過することを確実に防止して、蓋装置の密封機能をよ
り確実化することができる。つまり、合成樹脂は、溶融
状態から固まるに際して収縮すると言う性質があり、単
に縁体を蓋体に一体成形したに過ぎないのみでは、縁体
の収縮により、当該縁体と蓋体との接触面の箇所に極く
僅かではあるが隙間が生じる場合があるため、たとえフ
イルムの箇所でのガスバリアー性が確保されていても、
広口容器に物品を包装してから長期間経過するうちに、
縁体と蓋体との接触面の箇所を通じて、外部の水分が広
口容器内に侵入して物品が変質したり、或いは、広口容
器内に充填したガスが外部に漏洩したりして、密封性能
が低下する場合がある。
【0019】しかし、請求項6の構成にすると、蓋体に
係止縁部を設けたことにより、この係止縁部に半径外向
きの環状溝が形成され、この環状溝に縁体が嵌まり込ん
だ状態で、縁体を介して蓋体の係止縁部が潰れ変形する
から、蓋体の係止縁部により、縁体のうち蓋体における
係止縁部の環状溝内に嵌まり込んだ部分が挟み付けられ
ることになり、その結果、蓋体における係止縁部の環状
溝の箇所で、蓋体における係止縁部と縁体とを全周にわ
たって完全に密着させることができる。
【0020】このように、たとえ縁体の成形後に当該縁
体に収縮が発生しても、縁体と蓋体との接触面を通じて
広口容器の内外に水分等が透過することを、蓋体におけ
る係止縁部の環状溝の箇所で確実に遮断することができ
るから、蓋装置の密封機能を格段に向上することができ
るのである。
【0021】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図4に示すのは請求項1に対応した第1の
実施例であり、これらの図において符号1は、金属板や
合成樹脂等の適宜素材にて形成した広口容器を、符号2
は、前記広口容器1の口部1aに対する蓋装置を各々示
す。
【0022】前記蓋装置2は、適宜形状の開封用孔4を
穿設した薄金属板製の蓋体3と、該蓋体3の開封用孔4
を塞ぐフイルム5とを備え、前記蓋体3の外周部に、前
記広口容器1の口部1aに嵌着する下向きU字状等の嵌
着部3aを形成し、この嵌着部3aを広口容器1の口部
1aに対して巻き締めし又はかしめることにより、蓋体
3を広口容器1の口部1aに嵌着するようにしている。
【0023】更に、蓋体3の内周縁3bに、当該内周縁
3bを半径外側に折り曲げることにより、断面横向きU
字状の係止縁部3cを形成すると共に、この係止縁部3
cを内外両側から包み込むようにした軟質合成樹脂製の
縁体6を、開封用孔4の全周にわたって環状に延びるよ
うに一体的に成形し、該縁体6の外表面に、摘み片5a
付きの前記フイルム5を、摘み片5aが縁体6の外側に
はみ出るようにして引き剥がし可能な剥離強度で貼着す
る。
【0024】前記蓋体3における嵌着部3aの内面に
は、軟質ゴム等のパッキン剤7を塗着している。また、
前記縁体6を、嵌着部3aよりも内側に位置させて、蓋
体3の水平部3e(正確には、広口容器1の軸線と略直
交した面に沿った部位)を露出させている。前記フイル
ム5は、アルミ箔等の金属箔や合成樹脂フイルム又は紙
等の素材にて単層に形成するとか、図3に示すように、
芯材5bに表面材5cと裏面材5dとをコーティング又
はラミネート若しくは接着して積層体に形成するなど、
種々の構造のものを使用することができる。
【0025】フイルム5を積層体に形成する場合には、
例えば、芯材5bをミルクカートン原紙のような腰の強
い紙にて形成して、表面材5cと裏面材5dとをアルミ
箔等金属箔又はポリエチレンテレフタレート等の合成樹
脂膜にて形成するとか、芯材5bをアルミ箔にて形成し
て、表面材5c及び裏面材5dを各々合成樹脂膜にて形
成するなど種々の構造にすることができ、ガスバリアー
性や印刷性、或いは開封後においてゴミとして処理する
場合の安全性のように、蓋装置2に求められる種々の条
件を考慮して、最適の素材と構造を選択すれば良いので
ある。
【0026】前記縁体6にフイルム5を貼着する手段と
しては、詳しくは図24〜図26で述べるように、縁体
6を蓋体3に一体成形するに際して、溶融合成樹脂が固
まる際の融着を利用して貼着したり、従来公知のホット
メルト接着剤を使用したヒートシール法にて貼着したり
することができる。しかして、縁体6を蓋体3に一体成
形するに際し、合成樹脂の融着を利用して貼着する場合
には、フイルム6に対して溶融合成樹脂の圧力が均等に
且つ強く作用するから、フイルム5を縁体6に対し、貼
着むらを生じることなく確実に貼着することができ、従
って、広口容器1に対する密封機能を格段に向上できる
のである。
【0027】他方、フイルム5に熱盤を押し当てると言
うヒートシール法を採用する場合には、合成樹脂に対す
るホットメルト接着剤の接着性が良いことと、熱盤によ
る加熱によって縁体6が塑性変形して、ホットメルト接
着材の全体を熱盤にて均等に押圧できることとが相俟っ
て、フイルム5を縁体6に対して、貼着むらを生じるこ
となく確実に貼着することができるから、やはり、広口
容器1に対する密封機能を格段に向上できるのである。
【0028】なお、上記実施例のように、蓋体3の内周
縁3bに係止縁部3cを形成すると、縁体6を蓋体3に
対して強固に固着することができる。また、蓋体3の内
外両面に合成樹脂膜をコーティングしておくと、蓋体3
に対する縁体6の固着強度を向上できる。図5〜図8に
示すのは、請求項2に対応した第2の実施例を示す。
【0029】すなわちこの実施例は、前記第1の実施例
の構造を前提として、そのフイルム5の内面に、合成樹
脂にてリング状に形成した補強体8を、その外周面が縁
体6の内周面に近接して延びるようにした状態で貼着す
ることにより、開封に際してフイルム5が破れることを
確実に防止できるようにしたものである。つまり、フイ
ルム5を縁体6から引き剥がす場合、引っ張り力Fが撮
み片5aの付け根の狭い箇所に集中的に作用し、しか
も、図8及び図9に示すように、引っ張り力Fは一方向
にのみ作用するのに対して、フイルム5の外周縁5e
は、図8及び図9に矢印Aで示すように、円周方向に沿
って順次縁体6から剥がれて行くもので、フイルム5に
対する引っ張り力Fの作用方向と、フイルム5の剥離の
進行方向Aとが異なっているため、開封に際してフイル
ム5に引き裂き外力が作用することになる。
【0030】このため、例えばフイルム5が紙の単層体
又は紙を主体とした積層体である場合のように、フイル
ム5の引き裂き強度が弱い場合には、補強体8を設けて
いないと、図9に示すように、フイルム5を引き剥がす
途中で、フイルム5が、引っ張り方向に沿って破れる現
象が発生する場合がある。しかし、上記実施例のよう
に、フイルム5の内面に、縁体6の内周面に沿って延び
る補強体8を貼着すると、補強体8によってフイルム5
の剛性が格段に向上することにより、フイルム5に作用
する引き裂き外力の大きさが著しく小さくなると共に、
剥離の方向性が付与されることになり、しかも、フイル
ム5に引き裂き外力が作用しても、その引き裂き外力が
補強体8よりも半径内側の部位に作用することがないか
ら、図9に示すような開封途中での破れ現象を生じるこ
となく、フイルム5の全体を縁体6から確実に引き剥が
すことができるのである。
【0031】この場合、縁体6の内周面と補強体8の外
周面との間隔寸法eが大きいと、フイルム5が補強体8
の外周に沿って破れる虞があるから、縁体6と補強体8
との間隔寸法eはできる限り小さくすることが望まし
い。なお、補強体8の厚さ寸法と幅寸法とは自由に設定
できることは言うまでもない。図10及び図11に示す
のは、補強体8を円板状に形成して、この補強体8をフ
イルム5の内面に貼着した第3実施例である。
【0032】図12に示すのは、補強体8を円弧状に形
成して、これを、フイルム5の内面のうち撮み片5a寄
りの部位に貼着した第4実施例である。フイルム5を半
分だけ剥がすと、補強体8の存在により、引っ張り力F
がフイルム5の全面積にわたって均等に作用することに
なり、フイルム8に引き裂き外力が作用することはない
から、図12の実施例のように円弧状に形成しても、フ
イルム5が破れることはない。従って、補強体8は、縁
体6が平面視で円形とか楕円形の場合には、フイルム5
のうち撮み分5a寄りの略半分の部分に貼着しておけば
足りる。
【0033】このように補強体8をフイルム5に部分的
に設ける場合には、図12に一点鎖線8aで示すよう
に、補強体8を半円状に形成しても良い。図13及び図
14に示すのは、フイルム5の外表面にリング状の補強
体8を貼着した第5の実施例であり、このようにフイル
ム5の外表面に貼着する場合には、実施例のように、平
面視で縁体6と重なるようにして貼着すると、フイルム
5に対する補強効果を確実化することができて、より有
効である。
【0034】なお、補強体8をフイルム5の表面に貼着
する場合も、補強体8を、円板状とか円弧状又は半円状
等に形成できることは勿論である。図15に示す第6の
実施例は、蓋体3の内周縁3bをフラットに形成して、
この内周縁3bを縁体6にて内外両側から挟むようにし
たもので、このように縁体6にて蓋体3の内周縁3bを
内外両側から包むようにすると、開封後において蓋体3
の内周縁3bが外部に露出することはないので、蓋体3
の内周縁3bを折り曲げ加工しなくても、広口容器1内
に手を出し入れするに際しての安全性を向上できる。
【0035】この場合、蓋体3の内周縁3bに、縁体6
が対する係合孔9を穿設して、縁体6が蓋体3の内周縁
3bに対して完全に離脱不能となるようにしている。図
16に示す第7の実施例は、縁体6の他の形態を示すも
ので、蓋体6の内周縁を内面側に向けて折り返すことに
よって係止縁部3cを形成した場合において、縁体6の
外面が蓋体3における縁部3bの外表面と略同一平面と
なるようにしたものである。
【0036】図17に示す第8の実施例は、フイルム5
の外周縁5eをその全周にわたって縁体6の半径外側に
はみ出すことにより、フイルム5をどの部位からも剥が
すことができるようにしたものである。図18及び図1
9に示す第9の実施例は、開封用孔4を複数穿設して、
各々の開封用孔4を別々のフイルム5にて覆うようにし
たものであり、この例より明らかな通り、開封用孔4の
形状や個数は任意に設定できる。
【0037】図20に示す第10の実施例は、縁体6の
うち蓋体3の表面側に露出した部位に、半径外向きに広
がる外拡張部6bを形成して、この外拡張部6bにて蓋
体3の外表面の全体を覆うように形成したものであり、
また、図21に示す第11の実施例は、縁体6のうち蓋
体3の内面側に位置した部位に、蓋体3の内面の略全体
を覆うようにした内拡張部6cを形成したものである。
両実施例とも、蓋体3に対する縁体6の接着面積が増大
し、且つ、縁体6の拡張部6b,6cを広口容器1の口
部1aに固着することができるので、密封性をより向上
することができる利点がある。
【0038】図22に示す第12の実施例は、蓋体3の
内周縁3bを蓋体3の外表面側に折り曲げて断面U字状
の係止縁部3bを形成し、この係止縁部3cの半径外側
の部位に縁体6を一体成形し、縁体6における内周寄り
部位にフイルム5を貼着するようにしたものである。図
23に示す第13の実施例は、酒等の液体を包装する広
口容器1に適した形態にしたものであり、蓋体3を筒状
に形成して、この縁体3の下端部に上向きの係止縁部3
cを形成し、この係止縁部3cを包み込むようにして縁
体6を一体的に成形した例である。
【0039】図24〜図26に示すのは、請求項4に対
応した第14の実施例、すなわち、図1〜図4に示した
第1の実施例に係る蓋装置2の一つの製造方法を示す実
施例である。これらの図において符号10,11は、蓋
体3を外面側と内面側とから挟み付けるようにした一対
の金型を示し、両金型10,11のうち蓋体3の外表面
が接当する一方の金型10には、当該一方の金型10に
フイルム5を吸着するための真空吸引孔12が適宜個数
穿設されている一方、蓋体3の内面に接当する他方の金
型11には、蓋体3の係止縁部3cが嵌まる環状の第1
キャビティ13と、この第1キャビティ13に連通する
第1スプルー14とを形成している。
【0040】しかして、フイルム5を一方の金型10に
真空吸着にて固定してから、両金型10,11にて蓋体
3の水平部3eを両金型10,11の外周部10a,1
1aにて挟み付けると共に、フイルム5を両金型10,
11で挟み付け、その状態で、他方の金型10の第1キ
ャビティ13に、第1スプルー14から溶融合成樹脂1
5を注入することにより、縁体6を蓋体3に対して一体
成形すると同時に、溶融合成樹脂15が固まる際の融着
を利用して、縁体6にフイルム5を貼着する。
【0041】このように、溶融合成樹脂15が固まる際
の融着を利用して、フイルム5を縁体6に固着するもの
で、溶融合成樹脂15の圧力がフイルム5に対して、円
周方向に沿って均等に且つ強く作用するから、フイルム
5を縁体6に対して、貼着むらを生じることなく確実に
貼着することができるのである。また、従来のヒートシ
ール法による貼着であると、フイルム5が厚いと貼着に
要する時間が長くかかると共に貼着むらの発生率も増大
するが、上記の製法によると、フイルム5の厚さに関係
なく貼着できるから、フイルム5が紙製のように厚いも
のであっても、確実且つ強固に貼着することができるの
である。
【0042】更に、フイルム5を一方の金型10に自動
的に装着するには、一般に、真空吸着コレットにてフイ
ルム5を吸着して、フイルム5の載置部から一方の金型
10に移動させると言う方法で行われるが、本発明によ
ると、フイルム5の厚さを厚くできて、フイルム5の撓
み変形を防止できるため、真空吸着コレットによるフイ
ルム5の吸着と、一方の金型10に対するフイルム5の
固定とを確実に行うことができる利点も有する。
【0043】なお、フイルム5を一方の金型10に固定
しておくことに代えて、図16に一点鎖線で示すよう
に、フイルム5を、摘み片5aを除いた部位の全部又は
円周方向に沿った複数箇所を蓋体3に接着剤にて仮接着
しておくようにしても良く、この場合も、溶融合成樹脂
15の圧力によってフイルム5の外周縁5eが蓋体3か
ら剥がされて、フイルム5の外周縁5eは一方の金型1
0に押圧されるから、フイルム5を縁体6に確実に貼着
することができる。
【0044】また、フイルム5を予め一方の金型10に
固定しておく場合、その固定手段としては、実施例のよ
うに真空吸着することに限らず、一方の金型10にプラ
スの静電気を帯電させる一方、フイルム5にマイナスの
静電気を帯電させて、静電気を利用して固定するなど、
他の種々の手段を採用できる。更に、フイルム5を一方
の金型10に予め固定しておく場合、図24に一点鎖線
で示すように、フイルム5の摘み片5aを、一方の金型
10に重なるように折り曲げておいても良い。
【0045】なお、上記の実施例のように、蓋体3の水
平部3eを両金型10,11の外周部10a,11aに
て挟み付けるようにすると、蓋体3に対して両金型の外
周部10a,11aを強く密着させることができるの
で、溶融合成樹脂が蓋体3の水平部3eと金型10,1
1との間に浸入することを防止して、縁体6にバリが発
生することを防止でき、しかも、金型10,11の外径
寸法を精密に仕上げなくても、蓋体3を確実に挟み付け
ることができる利点を有する。
【0046】図27〜図28に示すのは、請求項5に対
応した第15の実施例、すなわち、図5〜図8に示した
第2の実施例に係る蓋装置2の製法を示すものである。
この実施例は基本的には前記第14の実施例と同じであ
り、第15の実施例と異なるのは、他方の金型11に、
補強体8を成形するための第2キャビティ16と、該第
2キャビティ16に連通する第2スプルー14aを形成
した点のみである。
【0047】補強体8をフイルム5に貼着する手段とし
ては、乾燥により硬化する合成樹脂製の接着剤を塗着す
るとか、紫外線の照射によって硬化するUV樹脂を塗着
するなど他の手段を採用することもできるが、この第1
5の実施例の構成にすると、縁体6の成形と同時に、補
強体8の成形と、フイルム5に対する補強体8の貼着と
を行うことができ、製造工程を簡単にすることができる
ので、開封に際してフイルム5が破れることを確実に防
止できる蓋装置2を、安価に製造できる。
【0048】図29に示すのは、図17に記載したよう
に、フイルム5の外周縁5eの全体を縁体6の外側には
み出すようにした蓋装置2を製造するための方法の一例
である第16の実施例である。すなわちこの実施例は、
一方の金型10にフイルム5を配設してから、フイルム
5と蓋体3との間に、フイルム5の外周縁5eと重なる
ようにしたリング体18を配設して、その状態で縁体6
の成形を行うようにしたものである。
【0049】なお、リング体18を使用することなく、
フイルム5の外周縁5eの全体を一方の金型10と他方
の金型11とで挟み付けて、その状態で縁体6を成形す
ることによっても、フイルム5の外周縁5eの全体を縁
体6の外側にはみ出した状態にできる(フイルム5は伸
び変形するので、フイルム5の外周縁5eを金型10,
11で挟み付けても、フイルム5が溶融合成樹脂の圧力
によって破れることはない)。
【0050】図30に示すのは、図22に示した第12
の実施例に係る蓋装置2の一つの製造手段を示す第17
の実施例であり、この実施例では、一対の金型10,1
1を使用して縁体6を一体成形するにおいて、一方の金
型10に、縁体6を形成するための第1キャビティ13
を形成する一方、フイルム5の摘み片5aを一方の金型
10の方向に折り返しておくことにより、摘み片5aを
縁体6に貼着させることなく、縁体6を蓋体3に一体成
形できるようにしている。
【0051】図31〜図32に示すのは、請求項6に係
る製法を示す第18の実施例である。すなわちこの実施
例は、蓋体3の内周縁に半径外向きの係止縁部3cを形
成して、この係止縁部3cを縁体6にて包み込むように
構成した場合において、前記第14〜17の各実施例の
方法にて縁体8を蓋体3に一体成形したのち、図31に
示すように、一対の押圧体19、20にて縁体6を内外
両側から挟圧して、蓋体3の係止縁部3cを、図30に
一点鎖線で示す状態から実線で示す状態に潰し変形する
ことにより、蓋装置2の密封機能をより確実ならしめた
ものである。
【0052】つまり、合成樹脂は、溶融状態から固まる
に際して収縮すると言う性質があり、縁体6を蓋体3に
一体成形した場合、縁体6は、図33に一点鎖線で示す
ように、その肉厚を薄くする方向に収縮する傾向を呈す
るため、縁体6と蓋体3の係止縁部3cとの接触面に、
極く僅かではあるが隙間が生じる場合があり、このた
め、たとえフイルム5の箇所でのガスバリアー性が確保
されていても、物品を広口容器1に包装してから長い期
間が経過するうちに、係止縁部3cと縁体6との接触面
の微小な隙間を通じて外部の水分が広口容器1内に浸入
したり、広口容器1内に充填したガスが外部に漏洩した
りする場合がある。
【0053】しかし、縁体6を成形してから、蓋体3の
係止縁部3cを、縁体6を介して潰し変形すると、縁体
6のうち蓋体3における係止縁部3cの環状溝3d内に
嵌まり込んだ係合部6cが、蓋体3における係止縁部3
cにて挟み付けられて、蓋体3の係止縁部3cと縁体6
の係合部3cとが密着するから、たとえ縁体6に収縮が
生じても、蓋体3における係止縁部3cの環状溝3dの
箇所での水分等のガスの透過が遮断され、その結果、蓋
装置2の密封性能を確実化することができるのである。
【0054】なお、前記第18の実施例は、蓋装置2を
金型10,11から取り出したのち、一対の押圧体1
9,20にて縁体6を挟圧するようにした場合であった
が、金型10,11自体に押圧機能を保持させ、すなわ
ち、金型10,11を押圧体に兼用させ、縁体6の成形
と押圧とを金型10,11にて行うようにしても良いの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例に係る蓋装置を広口容器に被せた
状態での斜視図である。
【図2】図1のII−II視断面図である。
【図3】フイルムの拡大断面図である。
【図4】開封した状態での広口容器の斜視図である。
【図5】第2の実施例に係る蓋装置を裏返した状態での
斜視図である。
【図6】図5のVI−VI視拡大断面図である。
【図7】第2の実施例に係る蓋装置の開封状態を示す断
面図である。
【図8】第2の実施例に係る蓋装置の開封状態を示す要
部斜視図である。
【図9】第2の実施例との比較例を示す要部斜視図であ
る。
【図10】第3の実施例を示す平面図である。
【図11】図10のXI−XI視断面図である。
【図12】第4の実施例を示す底面図である。
【図13】第5の実施例を示す平面図である。
【図14】図13のXIV−XIV視拡大断面図である。
【図15】第6の実施例を示す要部断面図である。
【図16】第7の実施例を示す要部断面図である。
【図17】第8の実施例を示す平面図である。
【図18】第9の実施例を示す断面図で、図19のXVI
II−XVIII視断面図である。
【図19】図18の平面図である。
【図20】第10の実施例を示す要部断面図である。
【図21】第11の実施例を示す要部断面図である。
【図22】第12の実施例を示す要部断面図である。
【図23】第13の実施例を示す要部断面図である。
【図24】請求項4に係る第14の実施例の製法を示す
図である。
【図25】図24のXXV−XXV視断面図である。
【図26】成形状態を示す断面図である。
【図27】請求項5に係る第15の実施例に使用する他
方の金型の平面図である。
【図28】第15の実施例による成形状態を示す図であ
る。
【図29】図17の蓋装置の製造方法に係る第16の実
施例を示す断面図である。
【図30】図22の蓋装置の製造方法に係る第17の実
施例を示す断面図である。
【図31】請求項6に係る第18の実施例の製法を示す
図である。
【図32】第18の実施例の作用を説明するための断面
図である。
【図33】第18の実施例との比較を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 広口容器 1a 口部 2 蓋装置 3 蓋体 3a 嵌着部 3b 内周縁 3c 係止縁部 4 開封用孔 5 フイルム 5a 摘み片 5e 外周縁 6 縁体 8 補強体 10,11 金型 13 第1キャビティ 16 第2キャビティ 18,19 押圧体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】広口容器の口部に嵌着する金属板製の蓋体
    に、適宜形状の開封用孔を穿設すると共に、該開封用孔
    の内周縁に沿って環状に延びる合成樹脂製の縁体を、少
    なくとも蓋体の外表面側に露出するように一体的に成形
    し、該縁体の外表面に、前記開封用孔を塞ぐフイルムを
    引き剥がし可能に貼着したことを特徴とする広口容器用
    蓋装置。
  2. 【請求項2】「請求項1」において、前記フイルムの内
    面又は外面に、合成樹脂にて形成した帯状又は板状の補
    強体を、当該補強体の外周縁が前記縁体に近接して延び
    るように貼着したことを特徴とする広口容器用蓋装置。
  3. 【請求項3】「請求項1」又は「請求項2」において、
    前記蓋体の内周縁に、当該内周縁を半径外向きに折り曲
    げることによって係止縁部を形成し、該係止縁部を、前
    記縁体にて内外両側から被包したことを特徴とする広口
    容器用蓋装置。
  4. 【請求項4】「請求項1」に記載した蓋装置の製造方法
    であって、前記蓋体を、当該蓋体の外表面に接当する一
    方と金型と蓋体の内面に接当する他方の金型とで挟み付
    けると共に、前記蓋体の一方の金型との間に前記フイル
    ムを配設し、この状態で、前記他方の金型又は一方の金
    型に形成したキャビティに溶融合成樹脂を注入すること
    により、前記縁体の成形と当該縁体に対するフイルムの
    貼着とを行うようにしたことを特徴とする広口容器用蓋
    装置の製造方法。
  5. 【請求項5】「請求項2」に記載した蓋装置の製造方法
    であって、前記蓋体を、当該蓋体の外表面に接当する一
    方の金型と蓋体の内面に接当する他方の金型とで挟み付
    けると共に、前記蓋体と一方の金型との間に前記フイル
    ムを配設し、この状態で、前記他方の金型又は一方の金
    型に形成した第1キャビティに溶融合成樹脂を注入する
    ことにより、前記縁体の成形と当該縁体に対するフイル
    ムの貼着とを行うと同時に、前記他方の金型又は一方の
    金型に形成した第2キャビティに溶融合成樹脂を注入す
    ることにより、前記補強体の成形とフイルムへの補強体
    の貼着とを行うようにしたことを特徴とする広口容器用
    蓋装置の製造方法。
  6. 【請求項6】「請求項3」に記載した蓋装置の製造方法
    であって、前記蓋体に縁体を一体成形したのち、前記縁
    体を、一対の押圧体にて蓋体の内側と外側とから挟圧す
    るようにしたことを特徴とする広口容器用蓋装置の製造
    方法。
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KR1019920006454A KR920019636A (ko) 1991-04-22 1992-04-17 광구용기용 덮개장치
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