JP7065540B2

JP7065540B2 - 容器封止体

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Publication number: JP7065540B2
Application number: JP2020572852A
Authority: JP
Inventors: セファンウィ
Original assignee: シールアンドパックカンパニー，リミテッド
Priority date: 2018-07-03
Filing date: 2019-06-20
Publication date: 2022-05-12
Anticipated expiration: 2039-06-20
Also published as: AU2019299724B2; EP3800140A4; AU2019299724A1; EP3800140A1; US20210261291A1; JP2021528327A; WO2020009354A1; KR101946966B1; CN112351942A

Description

本発明は多様な形態の容器封止体において容器から封止体を開封する時容器の上段面に形成された比較的大きい円形または一字形状の開封タブを使用して容器から封止体を除去するものである。この封止体が容器から開封される時は１段階として封止体の中央上段の部分にある開封タブを上部方向に引いた時開封タブに連結された開封開始誘導切断線に沿って容器入口面までは封止体の下部層であるアルミニウムフォイルと熱封止樹脂層で構成されたシール層が切断と破損によって開封される。

その後２段階として開封タブを引き続き引いた時この封止体の外側部位が容器入口面に沿ってイージーピール形態で剥がれることにより開封される形態で、破損と剥離の二つの形態の開封方法の組み合わせによりタンパーエビデント（ｔａｍｐｅｒｅｖｉｄｅｎｔ）の機能を有する。一方で、封止体が容器入口からきれいに剥がれるようにする機能を備えた封止体に関する技術である。

プラスチックやガラスなどの材質からなる容器において内容物の保護と保存のために容器を密封する技術は普遍化されている。

また、多様な機能と形態を有する容器封止体がすでに多く使用されている。

また、封止体を容器から除去するにあたって便利な開封のために多様な形態の開封タブを備えた封止体が使用されている。

従来の図面として図１ａ、図１ｂ、図１Ｃ、図１ｄを調べると下記のとおりである。

従来には図１ａのように封止体を破損して開封跡を残して開封をする形式と図１ｂおよび図１ｃと図１ｄのように容器入口から封止体を剥がす形態の様々な形態の開封方法を有する封止体に区分して使われてきた。上記で説明した例の開封形態の封止体はそれぞれ長所もあるが、反面使用するにあたって多様な不便な点と消費者保護のための安定性において多くの問題を有していた。

図１ａの場合、封止体が容器入口に強い溶接シール（ｗｅｌｄｓｅａｌ）されており開封後には確実な開封跡を残すタンパーエビデント（ｔａｍｐｅｒｅｖｉｄｅｎｔ）の機能を有する。これにより消費者を外部からの悪意的な侵入から保護する長所と衝撃と圧力によく耐える耐圧および耐衝撃性がある長所もある。しかし、開封時には指や道具を用いて封止体を破損する過程で内容物が外部に飛び出たりアルミニウムフォイルからなる封止体によって指を怪我するなど多くの問題があった。

一方で図１ｂ、図１ｃ、図１ｄの場合のように容器から剥せるシール（ｐｅｅｌａｂｌｅｓｅａｌ）形態の封止体の場合は、封止体に形成されている開封タブをつまんで容器入口から剥がして封止体を除去する方式である。図１ｂと図１ｃの場合は封止体の外側部位に１個あるいは２個以上の突出した形態の開封タブをつまんで容器入口から封止体を剥がして開封をする方式である。図１ｄの場合は封止体の上段面中央部位に半月形状の開封タブをつまんでこの開封タブを上部方向に持ち上げて封止体を容器入口から剥がして開封する方式を用いてきた。しかし、この剥がせるシール（ｐｅｅｌａｂｌｅｓｅａｌ）形態の封止体は容器から容易に封止体を除去して開封する。しかし、他人が悪意的で故意に消費者に危害を加えるために剥がすと、封止体の特性上再び熱を加えて再度シール（ｓｅａｌ）した場合は再び封止される問題がある。したがって、このような封止体は消費者を外部からの侵入を保護するタンパーエビデント（ｔａｍｐｅｒｅｖｉｄｅｎｔ）の機能はなかった。

そして、付加的な短所としては図１ｂまたは図１ｃの場合は開封タブが封止体の外側部位に突出した形状に形成されている。

しかし、このような方法は高周波誘導加熱方法で容器に密封するために封止体があらかじめキャップの中に挿入された状態で容器と締結する時封止体の突出部位がキャップと容器に形成されているねじスクリューに引っ掛かったり間に挟まってキャップ締結（ｃａｐｐｉｎｇ）不良によって密封が不良になる。

また、図１ｃの場合のように多数の小さな開封タブをつまんで開封をしようとする時開封タブが小さすぎてこれを把持して開封しようとする時手を怪我するため、開封タブを開封するにあたって多くの困難があり、非常に不便であった。

したがって、容器を使用する消費者と生産者を悪意的な外部から保護し、さらに便利でかつ容易に開封することが求められられている。

また、近年容器などに対するリサイクルの問題があるが、従来の剥せるシール形態の封止体もユーザが開封時に一部のみ剥がして内容物を取り出して使用する。

また、飲料容器の場合のように封止体を容器から完全に剥がさず封止体の一部のみ剥がした後に飲料を飲んで容器を捨てた時、容器入口にアルミニウムフォイルなどのような封止体が残っているのでリサイクルが不可能であった。

しかし、本発明の封止体は開封する時封止体の中央から剥がすようになっており、全体を完全に剥がした場合のみ使用できる構造になっているため、容器入口に一部の封止体も全く残らないので容器のリサイクルを可能にする。

したがって、本発明は究極的には便利な開封タブの構造を備えている。

機能面ではタンパーエビデント（ｔａｍｐｅｒｅｖｉｄｅｎｔ）機能とクリーンピールシール（ｃｌｅａｎｐｅｅｌｓｅａｌ）と封止体を容器入口面から完全に離脱させて開封しなければならない構造である。そのため、本発明は容器のリサイクルに寄与するなどの便利性と多様な機能を備えた封止体である。

本発明が解決しようとする課題は下記のとおりである。

第一に、消費者が封止体にシールされている容器から内容物を取り出して使用するために封止体を開封するにあたって、より便利でかつ容易に開封するために開封タブをつまんで容器から封止体を剥がして開封する。
第二に、この剥がす形態の封止体が破損と切断されると同時に剥がれることによって一度開封した封止体は再び使用できないようにして外部からの悪意的な行動から保護するためのタンパーエビデントの機能を付与する。

第三に、容器入口からクリーンピール（ｃｌｅａｎｐｅｅｌ）形態で封止体を完全に剥がすことによって容器のリサイクル問題を解決することに目的がある。

前記のような課題を解決するために下記のとおりな構成を有する。
容器入口を密封するために適用される容器封止体であって、
上部層、
前記上部層の下部に構成する下部層、
前記上部層と前記下部層の間には熱接着樹脂による熱接着が行われるように構成した熱接着樹脂層、で構成され、
前記上部層は印刷および熱接着防止のための表面層、
引張強度と硬度を備えた合成樹脂層、を上部から下部に順次構成し、
前記上部層を切断およびパンチング作業により構成した開封タブ、
前記開封タブの一側に構成した開封開始誘導切断線、を形成させ、
前記下部層は酸素または湿気の透過を防止する遮断層と熱接着封止層で構成され、
前記上部層の前記合成樹脂層と前記下部層の前記遮断層を接着させるように構成する容器封止体を提供する。

ここで前記表面層と前記合成樹脂層の間に弾性を有する物理的緩衝と熱遮断の機能を有する中間基材層をさらに構成することが好ましい。

ここで前記開封タブの形状は、円形または一字形状に構成されることが好ましい。

ここで前記開封開始誘導切断線は、前記開封タブから前記容器封止体の最外側の円周外側線まで部分的に切断することが好ましい。

ここで前記表面層の材質は、ポリエステルフィルムまたはポリプロピレンフィルムで構成することが好ましい。

ここで前記上部層の前記表面層は、０．００８～０．０３ｍｍの厚さであることが好ましい。

ここで前記中間基材層は、ポリオレフィン系の樹脂を発泡させた発泡オレフィン樹脂フィルムまたはシートで構成することが好ましい。

ここで前記中間基材層の厚さは０．０１～２ｍｍであることが好ましい。

ここで前記ポリオレフィン系フィルムは、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルムのうち一つを選択したりポリエチレンとポリプロピレンが合成されたフィルムで構成することが好ましい。

ここで前記合成樹脂層の厚さは、０．０５～０．２ｍｍであることが好ましい。

ここで前記遮断層は、アルミニウムフォイル層であることが好ましい。

ここで前記アルミニウムフォイル層の厚さは０．００７～０．１ｍｍであることが好ましい。

ここで前記遮断層は、フィルム層であることが好ましい。

ここで前記遮断層は、アルミニウムフォイルの他に他の構成として部分的に封止体を透明にして開封前にこの封止体の透明な部分を介して容器内にある内容物が見えるようにするためには透明なフィルム層で構成することが好ましい。

ここで前記透明なフィルム層は、ポリエステルフィルムやポリオレフィン系フィルムまたはセロハンフィルムであることが好ましい。

ここで前記合成樹脂層と前記遮断層を接着するために熱接着樹脂層で構成されることが好ましい。

ここで前記熱接着樹脂層は、前記遮断層が金属または金属箔膜である場合、金属に対する熱接着性が強いエチレンビニルアセテート（Ｅｔｈｙｌｅｎｅｖｉｎｙｌａｃｅｔａｔｅ）またはエチレンアクリル酸（Ｅｔｈｙｌｅｎｅａｃｒｙｌｉｃａｃｉｄ）の共重合体からなる樹脂で構成することが好ましい。

ここで前記上部層と前記下部層を接着する時に他の方法としては前記遮断層が金属または金属箔膜である場合、前記熱接着樹脂層であるポリオレフィン系樹脂とともにポリウレタン成分で構成されたプライマー接着剤をともに適用することが好ましい。

ここで前記熱接着樹脂層は、上部層と下部層が２ｋｇ／１５ｍｍの力で熱接着されるように構成することが好ましい。

ここで前記熱接着樹脂層は、フィルム形態の熱接着樹脂フィルムを上部層の下部面である前記合成樹脂層に接着剤を使用する方法によるラミネートを行って一体化させた後、前記上部層と前記熱接着樹脂層を切断およびパンチング作業を行って前記開封タブを構成することが好ましい。

ここで前記熱接着樹脂層は、熱接着樹脂を押出コーティングによる方法で前記合成樹脂層に接着コーティングして一体化させた後、前記上部層と前記熱接着樹脂層を切断およびパンチング作業を行って前記開封タブを構成することが好ましい。

ここで前記熱接着樹脂層が前記下部層の上部面にあらかじめ配置構成して前記上部層と熱接着されるように構成することが好ましい。

ここで前記上部層の下部面である合成樹脂層と前記下部層の上部面である遮断層を押出ラミネート装置を用いて前記合成樹脂層と前記遮断層の間に熱接着樹脂層を介在して押出しし、前記押出ラミネート装置のローラを用いて圧力を加えることにより前記熱接着樹脂層を利用して前記上部層と前記下部層をラミネート方法によって一体化することが好ましい。

ここで前記開封タブの下部面にエンボス処理して熱接着樹脂層とラミネートされた時接触面積を少なくして前記開封タブが前記下部層から容易に離脱するように構成することが好ましい。

ここで前記開封タブの下部面に前記熱接着樹脂層に対する離型性を良くするために開封タブの下部面にシリコーン処理をして上部層と下部層をラミネートする過程で前記開封タブが前記熱接着樹脂層によって下部層の上部面と熱接着されることを防止することが好ましい。

また開封タブの下部面にエンボス処理とシリコーン処理を同時にすることがさらに好ましい。

ここで前記熱接着樹脂層の厚さは、０．０１５～０．０５ｍｍであることが好ましい。

ここで前記熱接着封止層は、容器に対してきれいに除去されるシールであるイージーピール（ｅａｓｙｐｅｅｌ）の機能を有する熱可塑性接着樹脂であることが好ましい。

ここで前記熱接着封止層３０－ｂを容器に密封する場合に高周波誘導加熱（Ｉｎｄｕｃｔｉｏｎｈｅａｔｓｅａｌ）やコンダクション（ｃｏｎｄｕｃｔｉｏｎ）形態のヒートシール（ｈｅａｔｓｅａｌ）の方法を用いて密封することが好ましい。

第一に、本発明の封止体はタンパー機能を有する。このために開封タブをつまんで開封をする時開封タブの上段中央部位にある開封タブから開封開始誘導切断線に沿って容器入口面までは容器封止体を構成する上部層と下部層が切断されることにより開封される。
また、確実に容器封止体が破壊され、この封止体を再び容器に貼ることをできなくすることによりタンパーエビデント機能を付与する。

第二に、開封が便利な開封タブの構造を有する封止体である。
このために本発明の封止体は開封タブが封止体の上部面にあり、指で開封タブをつまみやすくするために円形や一字形状の比較的大きな開封タブで構成することができる。この開封タブを引いた時少ない力でも開封開始誘導切断線に沿って開封がなされる。
容器入口面にシールされている部分からはイージークリーンピール（Ｅａｓｙｃｌｅａｎｐｅｅｌ）形態で容器封止体を容器から除去して開封することにより便利な開封のための封止体を提供することに目的がある。

第三に、封止体を開封する時構造的に封止体を容器から完全に除去する場合のみ開封されて内容物を使用できる構造になっており、容器から封止体をきれいに除去することにより容器のリサイクルができる長所がある。

従来の開封タブなしの強接着シール（ｗｅｌｄｓｅａｌ）形態の開封方法を示す図である。従来の封止体の外側部位に付着した１個の大きな開封タブをつまんで開封する図である。従来の封止体の外側部位に付着したいくつかの小さな開封タブをつまんで開封する図である。従来の封止体の上段部位中央に形成されている半月形状の開封タブをつまんで持ち上げる開封する図である。本発明の封止体を容器にシーリングした図である。本発明の封止体を開封するために開封タブをつまんで持ち上げた時を示す図である。本発明の封止体を開封するために開封タブをつまんで引き続き持ち上げた時上部層の開封開始誘導切断線に沿って下部層の遮断層と熱封止樹脂層がともに破損切断されて開封される場合を示す図である。本発明の封止体が容器から完全にきれいに除去された状態を示す図である。本発明の容器封止体の第１実施形態であり、上部から見た平面図である。第１実施形態の図３ａのＡ’－Ａ”線の断面図を示す図である。第１実施形態の図３ａの断面を上部層、熱接着樹脂層、下部層などに分離した分解断面図を示す図である。本発明の第２実施形態であり、上部から見た平面図である。第２実施形態の図４ａのＢ’－Ｂ”線の断面図を示す図である。第２実施形態の図４ａの断面を上部層、熱接着樹脂層、下部層などに分離した分解断面図を示す図である。本発明の第３実施形態であり、上部から見た平面図である。第３実施形態の図５ａのＣ’－Ｃ”線の断面図を示す図である。第３実施形態の図５ａの断面を上部層、熱接着樹脂層、下部層などに分離した分解断面図を示す図である。本発明の第４実施形態の上部から見た平面図である。第４実施形態の図５ａのＤ’－Ｄ”線の断面図を示す図である。第４実施形態の図５ａの断面を上部層、熱接着樹脂層、下部層などに分離した分解断面図を示す図である。封止体の上部層の開封タブの下部面にのみシリコン部５００を処理した図である。封止体の上部層の開封タブの下部面にのみ凹凸部４００処理をした図である。封止体の上部層の開封タブの下部面にのみ凹凸部４００とシリコン部５００を構成した図である。

第１実施形態に該当する図面として図３ａないし図３ｃを説明すると、下記のとおりである。

図３ａは平面図であり、図３ｂはＡ’－Ａ”線に沿って切断した断面図を示す。図３ｃは図３ｂを上部層と熱接着樹脂層および下部層を分離したものである。

容器入口を密封するために適用される容器封止体１００であって、
前記上部層１０の下部に構成する下部層３０、
前記上部層１０と前記下部層３０の間には熱接着樹脂による熱接着が行われるように構成した熱接着樹脂層２０で構成され、
前記上部層は印刷および熱接着防止のための表面層１０－ａ、
引張強度と硬度を備えた合成樹脂層１０－ｃを上部から下部に順次構成し、
前記上部層を切断およびパンチング作業により構成した開封タブ１１を示すものである。

封止体切断線１６まで開封開始誘導切断線１２を延長して部分切断する。

上部層の省略部分１４，１５はパンチングにより上部層で開封タブを形成するためにえぐり取る。

ここでは熱接着樹脂層２０が上部層１０に一体に付着または熱接着樹脂を塗布させた後に上部層で開封タブ１１を作るためにパンチングと切断を行うこともでき、上部層１０と下部層３０を製造した後に別途のフィルム層として介在して付着させることもできる。

また、下部層３０にあらかじめ付着した後に上部層１０と付着させることもできる。

前記開封タブの一側に構成した開封開始誘導切断線１２を形成させ、
前記下部層は酸素または湿気の透過を防止する遮断層３０－ａと熱接着封止層３０－ｂで構成され、
前記上部層の前記合成樹脂層１０－ｃと前記下部層の前記遮断層と接着させる熱接着樹脂層２０で容器封止体を構成する。

ここで前記表面層１０－ａと前記合成樹脂層１０－ｃの間に弾性を有する物理的緩衝と熱遮断の機能を有する中間基材層１０－ｂをさらに構成する。

ここで前記開封タブ１１の形状は円形または一字形状に構成される。

図面３ａないし図面３ｃでは開封タブの形状を円形で構成した。

ここで前記開封開始誘導切断線１２は前記開封タブ１１から前記容器封止体の最外側の円周外側線に封止体外郭部１３まで点線がミシン形態で切断して開封タブを引っ張って容易に破損するが、容易に破損するようにする。

ここで前記表面層１０－ａの材質はポリエステルフィルムまたはポリプロピレンフィルムで構成することが好ましい。

ここで前記上部層１０の前記表面層１０－ａは０．００８～０．０３ｍｍの厚さであることが好ましい。

ここで前記中間基材層１０－ｂはポリオレフィン系の樹脂を発泡させた発泡オレフィン樹脂フィルムまたはシートで構成することが好ましい。

ここで前記中間基材層１０－ｂの厚さは０．０１～２ｍｍであることが好ましい。

ここで前記合成樹脂層１０－ｃは二軸延伸されたポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルムまたはポリカーボネートフィルムうち一つを選択して構成することが好ましい。

ここで前記合成樹脂層１０－ｃの厚さは０．０５～０．２ｍｍであることが好ましい。

ここで前記遮断層３０－ａはアルミニウムフォイル層であることが好ましい。

ここで前記熱接着樹脂層２０は、前記遮断層３０－ａが金属または金属箔膜である場合、金属に対する熱接着性が強いエチレンビニルアセテートまたはエチレンアクリル酸の共重合体からなる樹脂で構成することが好ましい。

ここで前記上部層１０と前記下部層３０を接着する時に前記遮断層３０－ａが金属または金属箔膜である場合、前記熱接着樹脂層２０のポリオレフィン系樹脂とともにポリウレタン成分で構成された場合にはプライマー接着剤をともに適用することが好ましい。
前記熱接着樹脂層２０は上部層と下部層が２ｋｇ／１５ｍｍの力で熱接着されるように構成することが好ましい。

前記熱接着樹脂層２０の厚さは０．０１５～０．０５ｍｍであることが好ましい。

前記熱接着封止層３０－ｂは容器に対してきれいに除去されるシールである熱可塑性接着樹脂であることが好ましい。

前記熱接着封止層３０－ｂを容器に密封する場合に高周波誘導加熱（Ｉｎｄｕｃｔｉｏｎｈｅａｔｓｅａｌ）やコンダクション（ｃｏｎｄｕｃｔｉｏｎ）形態のヒートシール（ｈｅａｔｓｅａｌ）の方法を用いて密封することが好ましい。

図３ｂの断面図を見ると中間の熱接着樹脂層２０はフィルム形態の熱接着樹脂フィルムを上部層の下部面である合成樹脂層１０－ｃに接着剤を使用する方法によるラミネートをしたり熱接着樹脂を押出コーティングによる方法で直接合成樹脂層１０－ｃに接着コーティングする。

このように一体化した上部層１０と熱接着樹脂層２０を裁断およびパンチング作業などをして開封タブ１１と開封開始誘導切断線１２を形成した後、この上部層１０と熱接着樹脂層２０を下部層３０の上部面であるアルミニウムフォイル層または遮断層をフィルム層として熱と圧力を加える方法で熱接着させる方法で構成する。

図面を中心に説明すると下記のとおりである。

図２ａないし図２ｄを中心に説明する。

容器封止体を容器の入口に適用して密封した封止体を容器から離脱させる過程を示す図である。

容易に開封タブを容器入口から完全に除去することを示す図である。図示された図は容器のリサイクル、タンパーエビデントと容易に容器封止体を容器の入口から除去できることを示す。

第１実施形態の図は３ａないし図３ｃであり、最良の実施形態で既に説明した。

第２実施形態の図面として図４ａないし図４ｃ図を説明すると、下記のとおりである。

図４ａは平面図であり、図４ｂはＢ’－Ｂ”線に沿って切断した断面図を示す図である。図４ｃは図４ｂを上部層と熱接着樹脂層および下部層を分離したものである。

上部層１０の下部面である合成樹脂層１０－ｃと前記下部層３０の上部面である遮断層３０－ａを押出ラミネート装置を用いて前記合成樹脂層１０－ｃと前記遮断層３０－ａの間に熱接着樹脂層２０を介在して押出しし、前記押出ラミネート装置のローラを用いて圧力を加えることにより前記熱接着樹脂層２０を利用して前記上部層と前記下部層をラミネート方法によって一体化して構成する。

ここで熱接着樹脂層２０が上部層や下部層に一体に構成された状態ではない。

第１実施形態の図３ａないし図３ｃの場合は熱接着樹脂層２０が上部層に一体に付着またはコートされて上部層で開封タブを製造するためにパンチングすることを示す図面であり、第２実施形態は第１実施形態のまた他の実施形態に該当する。
ここで前記合成樹脂層１０－ｃと前記遮断層３０－ａを接着するために熱接着樹脂層２０で構成されることが好ましい。

図４ｂのように開封タブ１１と開封開始誘導切断線１２がすでに形成された上部層１０と下部層３０を押出ラミネータ機械を用いて上部層と下部層の間に熱接着樹脂層２０を押出ししながらローラなどを用いて圧力を加えることにより上部層１０の下部面である合成樹脂層１０－ｃと下部層３０の上部面であるアルミニウムフォイル層または遮断フィルム層を熱接着樹脂層を利用したラミネート方法によって一体化することにより容器封止体１００を構成する。

第３実施形態の図面として図５ａないし図５ｃを説明すると、下記のとおりである。

図５ａは平面図であり、図５ｂはＣ’－Ｃ”線に沿って切断した断面図を示す図である。図５ｃは図５ｂを上部層と熱接着樹脂層および下部層を分離したものである。

前記遮断層４０－ａはフィルム層であり、前記フィルム層はポリエステルフィルムやポリオレフィン系フィルムまたはセロハンフィルムで構成し、前記ポリオレフィン系フィルムはポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルムうち一つを選択して構成したりポリエチレンとポリプロピレンが合成されたフィルムであるもので構成する。

熱接着封止層４０－ｂを遮断層の下部に構成する。

前記遮断層４０－ａは透明なフィルムを使用して部分的に封止体を透明にして容器内の内容物を確認できるように透明な下部層４０を構成することが好ましい。

前記熱接着樹脂層２０はフィルム形態の熱接着樹脂フィルムを上部層の下部面である前記合成樹脂層１０－ｃに接着剤を使用する方法によるラミネートを行って一体化させた後前記上部層１０と前記熱接着樹脂層２０を切断およびパンチング作業を行って前記開封タブを構成する。

また他の方法として前記熱接着樹脂層２０は熱接着樹脂を押出コーティングによる方法で前記合成樹脂層１０－ｃに接着コーティングして一体化させた後、前記上部層と前記熱接着樹脂層を切断およびパンチング作業を行って前記開封タブを構成してもよい。

この実施形態３の場合は、高周波誘導加熱が必要ないコンダクション（ｃｏｎｄｕｃｔｉｏｎ）形態のヒートシール（ｈｅａｔｓｅａｌ）の方法を用いて容器などにシールする封止体としてアルミニウムフォイルの代わりに透明なフィルムを使用して部分的に封止体を透明にして容器内の内容物が見えるようにする。また、金属成分を含まないことによってＸ線検査などをして容器内の金属破片など異物検査をする時に用いられる。

前記実施形態１では、熱接着樹脂層２０は上部層１０の下部面である合成樹脂層１０－ｃの下部面に金属に対する熱接着性が強いエチレンビニルアセテート（ＥｔｈｙｌｅｎｅＶｉｎｙｌＡｃｅｔａｔｅ）またはエチレンアクリル酸（ＥｔｈｙｌｅｎｅＡｃｒｙｌｉｃＡｃｉｄ）の共重合体（ｃｏｐｏｌｙｍｅｒ）からなる樹脂（ｐｏｌｙｍｅｒ）で構成してこの熱接着性樹脂が下部のアルミニウムフォイル層に直接熱接着される。

実施形態２の場合は、実施形態１の場合のように同様に前記で説明した熱接着樹脂層２０を使用することもあるが、押出ラミネーティングによる上部層と下部層をロール形態に接着をさせるためにアルミニウムフォイル層の表面に接着力強化のためにポリウレタン成分で構成されたプライマー接着剤を使用すると同時にポリエチレンのようなポリオレフィン系接着樹脂でラミネーティングをする場合もある。

その接着性樹脂の厚さは用途および接着強度によって０．０１５～０．０５ｍｍで構成する。

実施形態３の場合は、下部層の上部面にアルミニウムフォイルの代わりに透明なフィルム層で構成をすることで封止体の上部から見た時上部層を裁断およびパンチング作業などにより開封タブ周囲に除去された部位とこの下部層の透明なフィルム層を介して開封されていない容器の内容物が見えるようにするための機能がある。

実施形態４の場合は、実施形態１の場合のように熱接着樹脂層２０を上部層の下部面に構成したり、そうでなければ実施形態２の場合のように熱接着樹脂層２０を上部層と下部層を押出ラミネートによる方法で同時にラミネートをせず熱接着樹脂層を下部層の上部面にあるように構成して上部層と熱接着されるようにしたものである。

前記封止体の構成において上部層の表面層、は０．００８～０．０３ｍｍの厚さで構成する。前記表面層、の材質はポリエステル（ｐｏｌｙｅｓｔｅｒ）フィルムやポリプロピレン（ｐｏｌｙｐｒｏｐｙｌｅｎｅ）フィルムで構成することが好ましい。

上部層の中間基材層、は熱遮断の目的と弾性を有して物理的緩衝機能があるポリオレフィン系の樹脂を発泡させた発泡樹脂フィルムやシートで構成し、用途によっては層を除外させることもできる。この発泡樹脂層の厚さは用途によって０．０１～２ｍｍで構成する。

前記上部層の下部に構成された合成樹脂層、は二軸延伸されたポリエステルであるが、ポリプロピレンまたはポリカーボネートからなるフィルムで構成して硬度と引張力が強いものとし、また、厚さが０．０５～０．２ｍｍであるもので構成する。
特にポリエステルフィルムが費用と性能の面で優れる。

下部層の遮断層の厚さは、用途によって０．００７～０．１ｍｍのものが用いられ、その下部の熱接着封止層は容器に対してきれいに剥がせるシール（ｃｌｅａｎｐｅｅｌａｂｌｅｓｅａｌ）になる熱可塑性接着樹脂で構成する。

第４実施形態として図６ａないし図６ｃを説明すると、下記のとおりである。

図６ａは平面図であり、図６ｂはＤ’－Ｄ”線に沿って切断した断面図を示す図である。図６ｃは図６ｂを上部層１０と熱接着樹脂層５０および下部層３０を分離した図である。

ここで前記熱接着樹脂層５０が前記下部層３０の上部面にあらかじめ配置構成して前記上部層１０と熱接着されるように構成する。

第５実施形態は図７ａないし図７ｂによって説明すると、下記のとおりである。

図７ａは下記のとおりである。
前記開封タブ１１の下部面に前記熱接着樹脂層２０に対する離型性を良くするために開封タブ１１の下部面にシリコン部５００をエンボス処理して上部層１０と下部層３０をラミネートする過程で前記開封タブ１１が前記熱接着樹脂層２０により下部層３０の上部面と熱接着されることを防止することが好ましい。

図７ｂは下記のとおりである。
前記開封タブの下部面に凹凸部４００処理して（鋸波に凹凸部を形成したがいかなる形状でも構わない。）熱接着樹脂層２０とラミネートされた時接触面積を少なくして前記開封タブが前記下部層から容易に離脱するように構成する。

図７ｃは下記のとおりである。
開封タブの下部面に凹凸部４００の形状にエンボス処理をして熱接着樹脂層２０とラミネートされた時接触面積を少なくして前記開封タブ１１が前記下部層３０から容易に離脱するように構成し、前記熱接着樹脂層２０に対する離型性を良くするために凹凸形状にエンボス処理された開封タブの下部面にシリコーン処理をして上部層１０と下部層３０をラミネートする過程で前記開封タブ１１が前記熱接着樹脂層２０により下部層３０の上部面と熱接着されることを防止して開封タブ１１が熱接着樹脂層２０からよく分離するようにする。

すなわち、前記の実施形態で上部層１０と下部層３０を押出ラミネートの接着方法による結果として上部層１０と下部層３０が一体化するが、上部層１０に形成された開封タブ１１の下部面までも熱接着樹脂層２０により下部層３０の上部面であるアルミニウムフォイル層またはフィルム層に熱接着される。

これによって開封タブの下部面がアルミニウムフォイル層またはフィルム層と付いており開封タブを離隔させることが難しいため開封が困難である。これを解決するための方法として図７ａ、７ｂ、７ｃのように開封タブ１１の下部面にのみ格子模様などにエンボス処理して表面に凹凸部４００を形成させて熱接着樹脂層２０とラミネートされた時接触面積を少なくして熱接着樹脂層によく付着しないようにした。

さらに熱接着樹脂層２０に対する離型性を良くするために開封タブの下部面にのみシリコン部５００処理をして上部層１０と下部層３０をラミネートする過程で開封タブが熱接着樹脂層２０により下部層３０の上部面と熱接着されることを防止する。

このように構成をすることにより開封タブ１１が下部層３０に付いておらず封止体の上部面で指で容易に剥がすことができ、その後にこの開封タブ１１をつまんで便利に開封をすることである。

本明細書および特許請求の範囲に使用された用語や単語は通常的または辞典的な意味に限定して解釈されない。発明者は発明を最も最善の方法により説明するために用語の概念を適切に定義できるという原則に則して本発明の技術的思想に符合する意味と概念として解釈すべきである。

したがって、本明細書に記載された実施形態と図面に図示された構成は本発明の最も好ましい一実施形態に過ぎない。本発明の技術的思想をすべて代弁するものではないので、本出願時点においてこれらは代替できる多様な均等物と変形例があり得ることを理解しなければならない。

本発明は産業上利用可能なものである。

第一に、消費者が封止体にシールされている容器から内容物を取り出して使用するために封止体を開封するにあたってより便利でかつ容易に開封するために開封タブをつまんで容器から封止体を剥がして開封する。

第二に、この剥がす形態の封止体が破損と切断されると同時に剥がれることによって一度開封された封止体は再び再使用できないようにすることにより外部からの悪意的な行動から保護をするためのタンパーエビデントの機能を付与する。

第三に、容器入口からクリーンピール（ｃｌｅａｎｐｅｅｌ）形態で封止体を完全に剥がすことによって容器のリサイクル問題を解決することに目的があり、産業上利用可能である。

Claims

容器入口を密封するために適用される円形の容器封止体において、
上部層と、
前記上部層の下部に構成する下部層と、
前記上部層と前記下部層の間には熱接着樹脂による熱接着が行われるように構成した熱接着樹脂層と、
を備え、
前記上部層は、
円環状の封止体外郭部と、
前記封止体外郭部の半径方向内側に位置し、前記封止体外郭部と一体に形成された開封タブであって、前記上部層において少なくとも一部が前記下部層から分離されている開封タブと、
前記封止体外郭部の内周縁から外周縁に亘って形成された開封開始誘導切断線と、
を有し、
前記容器封止体は、前記開封タブを把持して円周方向に引っ張りつつ移動させることにより開封され、
前記開封開始誘導切断線は、前記開封タブの一方の側部と前記封止体外郭部の前記内周縁との接続部分から、前記外周縁に対応する前記容器封止体の最外側の円周外側線まで部分的に切断されてなるとともに、前記容器封止体の円周方向への開封方向に向けて湾曲して形成されており、
前記下部層は、
酸素または湿気の透過を防止する遮断層と、
前記遮断層の下に位置し、容器から分離される熱接着封止層とで構成され、
前記上部層と前記下部層の前記遮断層を前記熱接着樹脂層で接着させることを特徴とする容器封止体。
前記熱接着樹脂層は前記上部層と前記下部層が２ｋｇ／１５ｍｍの力で熱接着されるように構成したことを特徴とする請求項１に記載の容器封止体。
前記遮断層はフィルム層、または金属もしくは金属薄膜を含むことを特徴とする請求項１に記載の容器封止体。
前記フィルム層は、ポリエステルフィルム、ポリオレフィン系フィルムまたはセロハンフィルムであり、前記金属もしくは金属薄膜はアルミニウムフォイルを含むことを特徴とする請求項３に記載の容器封止体。
前記ポリオレフィン系フィルムは、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルムのうち一つを選択したりポリエチレンとポリプロピレンが合成されたフィルムで構成したことを特徴とする請求項４に記載の容器封止体。
前記フィルム層は、透明なフィルムを使用して部分的に封止体を透明にして容器内の内容物を確認できるようにすることを特徴とする請求項３に記載の容器封止体。
前記上部層は、表面層と、前記表面層の下に位置し、ポリオレフィン系フィルム、または発泡ポリオレフィン系フィルムまたはシートを含む中間基材層と、そして、前記中間基材層の下に位置する合成樹脂層とを含むことを特徴とする請求項１に記載の容器封止体。
前記開封タブの下部面にエンボス処理して前記熱接着樹脂層とラミネートされたとき接触面積を少なくして前記開封タブが前記下部層から容易に離脱するように構成したことを特徴とする請求項３に記載の容器封止体。
前記開封タブの下部面に前記熱接着樹脂層に対する離型性を良くするために前記開封タブの下部面にシリコーン処理をして前記上部層と前記下部層をラミネートする過程で前記開封タブが前記熱接着樹脂層によって前記下部層の上部面と熱接着されることを防止することを特徴とする請求項３に記載の容器封止体。
前記開封タブの下部面にエンボス処理をして前記熱接着樹脂層とラミネートされたとき接触面積を少なくして前記開封タブが前記下部層から容易に離脱するように構成し、前記熱接着樹脂層に対する離型性を良くするためにエンボス処理された前記開封タブの下部面にシリコーン処理をして前記上部層と前記下部層をラミネートする過程で前記開封タブが前記熱接着樹脂層によって前記下部層の上部面と熱接着されることを防止することを特徴とする請求項３に記載の容器封止体。
前記熱接着樹脂層の厚さは、０．０１５～０．０５ｍｍであることを特徴とする請求項１０に記載の容器封止体。
前記熱接着封止層は、容器に対して熱接着され、かつ開封時にはきれいに剥がれて除去されるシールの特性を有する熱可塑性接着樹脂であることを特徴とする請求項３に記載の容器封止体。
前記遮断層が金属または金属薄膜である場合は、インダクションヒートシール（ｉｎｄｕｃｔｉｏｎｈｅａｔｓｅａｌ）により前記熱接着封止層が密封され、前記遮断層がフィルム層である場合は、コンダクションヒートシール（ｃｏｎｄｕｃｔｉｏｎｈｅａｔｓｅａｌ）により前記熱接着封止層が密封されることを特徴とする請求項３に記載の容器封止体。
容器入口を密封するために適用される円形の容器封止体において、
上部層と、
前記上部層の下部に構成する下部層と、
前記上部層と前記下部層の間には接着樹脂による接着が行われるように構成した接着樹脂層と、
を備え、
前記上部層は、
円環状の封止体外郭部と、
前記封止体外郭部の半径方向内側に位置し、前記封止体外郭部と一体に形成された開封タブであって、前記上部層において少なくとも一部が前記下部層から分離されている開封タブと、
前記封止体外郭部の内周縁から外周縁に亘って形成された開封開始誘導切断線と、
を有し、
前記容器封止体は、前記開封タブを把持して円周方向に引っ張りつつ移動させることにより開封され、
前記開封開始誘導切断線は、前記開封タブの一方の側部と前記封止体外郭部の前記内周縁との接続部分から、前記外周縁に対応する前記容器封止体の最外側の円周外側線まで部分的に切断されなるとともに、前記容器封止体の円周方向への開封方向に向けて湾曲して形成されていることを特徴とする容器封止体。
前記上部層は、ポリエステルフィルムまたはポリプロピレンフィルムを含む表面層を含むことを特徴とする請求項１４に記載の容器封止体。
前記上部層は、ポリオレフィン系フィルム、または発泡ポリオレフィン系フィルムまたはシートを含む中間基材層を含むことを特徴とする請求項１４に記載の容器封止体。
前記上部層は、ポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルム、またはポリカーボネートフィルムを含む合成樹脂層を含むことを特徴とする請求項１４に記載の容器封止体。