JPH0641302B2 - 開口容易な蓋 - Google Patents
開口容易な蓋Info
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- JPH0641302B2 JPH0641302B2 JP63000508A JP50888A JPH0641302B2 JP H0641302 B2 JPH0641302 B2 JP H0641302B2 JP 63000508 A JP63000508 A JP 63000508A JP 50888 A JP50888 A JP 50888A JP H0641302 B2 JPH0641302 B2 JP H0641302B2
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Landscapes
- Packages (AREA)
- Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は開口容易な蓋に関し,さらに詳しくは,容器本
体のフランジ部との間に環状のヒートシール部を形成し
て,容器本体を密封する開口容易な蓋であって,特にレ
トルト殺菌処理用の密封容器に適する開口容易な蓋に関
する。
体のフランジ部との間に環状のヒートシール部を形成し
て,容器本体を密封する開口容易な蓋であって,特にレ
トルト殺菌処理用の密封容器に適する開口容易な蓋に関
する。
(従来の技術) 蓋をヒートシールすることにより密封された密封容器で
あって,レトルト殺菌処理用のもののヒートシール強度
(厚生省告示第17号第3(4)「熱封緘強度試験」 に
もとづいて測定される引剥強度)は,2.3kg/15mm
(幅)以上でなければならないと義務づけられている
(厚生省告示第17号(57年告示20号で一部改
訂))。
あって,レトルト殺菌処理用のもののヒートシール強度
(厚生省告示第17号第3(4)「熱封緘強度試験」 に
もとづいて測定される引剥強度)は,2.3kg/15mm
(幅)以上でなければならないと義務づけられている
(厚生省告示第17号(57年告示20号で一部改
訂))。
そのためこのタイプの密封容器のヒートシール強度は通
常約3kg/15mm(幅)である。一方ヒートシール部を
手指で普通の大人が引剥そうとする場合,容易に引剥ぐ
ことができるときの引剥ぎ抵抗は約1.5kg以下であ
る。そのため蓋のヒートシール部の外側に設けられた通
常の舌片状の摘みタブを半径方向上内方に引上げてヒー
トシール部を引剥ぐことは,初期引剥ぎ抵抗が上記値を
越えるので,不可能ないし至難である。
常約3kg/15mm(幅)である。一方ヒートシール部を
手指で普通の大人が引剥そうとする場合,容易に引剥ぐ
ことができるときの引剥ぎ抵抗は約1.5kg以下であ
る。そのため蓋のヒートシール部の外側に設けられた通
常の舌片状の摘みタブを半径方向上内方に引上げてヒー
トシール部を引剥ぐことは,初期引剥ぎ抵抗が上記値を
越えるので,不可能ないし至難である。
この対策として,特開昭57−114462号公報には,ヒー
トシール部の内側全周に沿いスコア部が形成された開口
容易な蓋が提案されている。このスコア部を引裂いて開
口する手段として,スコア部の一部に刃物等で切口をつ
けた後,切口の中心寄りの部分を指で摘んで引張り上げ
るか,もしくはスコア部の内側に,その鋭い先端がスコ
ア部の真上にくるように摘み片を接着して,先端により
スコア部に切口をつけた後,摘み片を引張り上げるこが
示されている。
トシール部の内側全周に沿いスコア部が形成された開口
容易な蓋が提案されている。このスコア部を引裂いて開
口する手段として,スコア部の一部に刃物等で切口をつ
けた後,切口の中心寄りの部分を指で摘んで引張り上げ
るか,もしくはスコア部の内側に,その鋭い先端がスコ
ア部の真上にくるように摘み片を接着して,先端により
スコア部に切口をつけた後,摘み片を引張り上げるこが
示されている。
しかし前者の場合は,手元に刃物等がない場合は開口が
できないが,至難であるので,必ずしも開口容易な蓋と
はいえず,また後者の場合は,蓋に接着した摘み片を設
けなければならないのでコスト高となるという問題を生
ずる。
できないが,至難であるので,必ずしも開口容易な蓋と
はいえず,また後者の場合は,蓋に接着した摘み片を設
けなければならないのでコスト高となるという問題を生
ずる。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は,レトルト殺菌処理に耐えるヒートシール強度
でヒートシールされた場合であっても,開封のさい刃物
等や接着された摘み片を必要とせず,低コストで,かつ
ヒートシール部を引剥ぐことによって容易に開口でき
る,ヒートシールにより容器本体を密封する蓋を提供す
ることを目的とする。
でヒートシールされた場合であっても,開封のさい刃物
等や接着された摘み片を必要とせず,低コストで,かつ
ヒートシール部を引剥ぐことによって容易に開口でき
る,ヒートシールにより容器本体を密封する蓋を提供す
ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明における請求項1記載の発明(以下第1発明とよ
ぶ)の開口容易な蓋は、容器本体のフランジ部と環状の
ヒートシール部を形成して容器本体を密封するための、
蓋主部に連接する摘みタブを有する開口容易な蓋であっ
て、摘みタブの第1の側部はその末端が、ヒートシール
部の外縁またはヒートシール部内の外縁近傍に達するま
で延びており、第1の側部と該外縁との交点における該
外縁の接線と、第1の側部がなす、摘みタブの外側にお
ける角度(θ)が鋭角であり、かつ該末端もしくは第1
の側部の延長線上に位置する該外縁近傍の末端近傍部を
起点とするか、または通過してから、該末端または該末
端近傍部を通る第2の側部寄りのヒートシール部の内縁
の接線の接点と、第1の側部の延長線と該内縁の交点と
の間の内縁部分を横切った後、少なくとも初期の間、該
内縁との間隔が徐々に拡るように延びる弧状のスコア部
が形成されていることを特徴とする。
ぶ)の開口容易な蓋は、容器本体のフランジ部と環状の
ヒートシール部を形成して容器本体を密封するための、
蓋主部に連接する摘みタブを有する開口容易な蓋であっ
て、摘みタブの第1の側部はその末端が、ヒートシール
部の外縁またはヒートシール部内の外縁近傍に達するま
で延びており、第1の側部と該外縁との交点における該
外縁の接線と、第1の側部がなす、摘みタブの外側にお
ける角度(θ)が鋭角であり、かつ該末端もしくは第1
の側部の延長線上に位置する該外縁近傍の末端近傍部を
起点とするか、または通過してから、該末端または該末
端近傍部を通る第2の側部寄りのヒートシール部の内縁
の接線の接点と、第1の側部の延長線と該内縁の交点と
の間の内縁部分を横切った後、少なくとも初期の間、該
内縁との間隔が徐々に拡るように延びる弧状のスコア部
が形成されていることを特徴とする。
本発明における請求項2記載の発明(以下第2発明とよ
ぶ)の開口容易な蓋は、容器本体のフランジ部と環状の
ヒートシール部を形成して容器本体を密封するための、
蓄主部に連接する摘みタブを有する開口容易な蓋であっ
て、環状ヒートシール部はフランジ部の外周縁を残して
形成されており、摘みタブの第1の側部はその末端が、
環状ヒートシール部外の外縁近傍に達するまで延びてお
り、第1の側部の延長線と該外縁との交点における該外
縁の接線と、第1の側部がなす、摘みタブの外側におけ
る角度(θ)が鋭角であり、かつ第1の側部の延長線と
該外縁またはその近傍において交叉し、交叉点を起点と
するか、または通過してから、該交叉点を通る第2の側
部寄りのヒートシール部の内縁の接線の接点と、第1の
側部の延長線と該内縁の交点との間の内縁部分を横切っ
た後、少なくとも初期の間、該内縁との間隔が徐々に拡
るように延びる弧状のスコア部が形成されており、該外
周縁上の該延長線近傍に、突出ヒートシール部が形成さ
れていることを特徴とするものである。
ぶ)の開口容易な蓋は、容器本体のフランジ部と環状の
ヒートシール部を形成して容器本体を密封するための、
蓄主部に連接する摘みタブを有する開口容易な蓋であっ
て、環状ヒートシール部はフランジ部の外周縁を残して
形成されており、摘みタブの第1の側部はその末端が、
環状ヒートシール部外の外縁近傍に達するまで延びてお
り、第1の側部の延長線と該外縁との交点における該外
縁の接線と、第1の側部がなす、摘みタブの外側におけ
る角度(θ)が鋭角であり、かつ第1の側部の延長線と
該外縁またはその近傍において交叉し、交叉点を起点と
するか、または通過してから、該交叉点を通る第2の側
部寄りのヒートシール部の内縁の接線の接点と、第1の
側部の延長線と該内縁の交点との間の内縁部分を横切っ
た後、少なくとも初期の間、該内縁との間隔が徐々に拡
るように延びる弧状のスコア部が形成されており、該外
周縁上の該延長線近傍に、突出ヒートシール部が形成さ
れていることを特徴とするものである。
スコア部は、レーザビーム照射により形成されることが
望ましい。
望ましい。
(作用) 第1図のように、スコア部15が第1の側部(切目部)
9と外縁5aとの交点11(末端)を起点とする場合、
摘みタブ6を、第1の側部(切目部)9の延びる方向に
引っ張り上げると、交点11よりスタートしてスコア部
15が引裂かれようとするが、そのためにはスコア部1
5と外縁5a間のヒートシール部5の摘みタブ6側の部
分Aが引剥されなければならない。
9と外縁5aとの交点11(末端)を起点とする場合、
摘みタブ6を、第1の側部(切目部)9の延びる方向に
引っ張り上げると、交点11よりスタートしてスコア部
15が引裂かれようとするが、そのためにはスコア部1
5と外縁5a間のヒートシール部5の摘みタブ6側の部
分Aが引剥されなければならない。
ところが交点11における外縁5aの接線16と、第1
の側部9がなす、摘みタブ6の外側における角度θが鋭
角であるので、部分Aは右上方に向っている(角度θが
鋭角の場合は、右下方に向っている)。
の側部9がなす、摘みタブ6の外側における角度θが鋭
角であるので、部分Aは右上方に向っている(角度θが
鋭角の場合は、右下方に向っている)。
スコア部15は、交点11(末端)を通る第2の側部
(外縁部)8b寄りのヒートシール部5の内縁5bの接
線13の接点14と、第1の側部9の延長線9aと内縁
5bの交点12との間の内縁部分5b1を横切るので、
同様に右上方に向っている。
(外縁部)8b寄りのヒートシール部5の内縁5bの接
線13の接点14と、第1の側部9の延長線9aと内縁
5bの交点12との間の内縁部分5b1を横切るので、
同様に右上方に向っている。
従ってヒートシール5のヒートシール強度が2.3kg
/15mm(幅)以上、例えば3kg/15mm(幅)
の場合に、その半径方向幅を7.5mm以下にすれば
(この幅は通常約2〜5mmである)、スコア部5の初
期引裂きと部分Aの引剥ぎが容易に同時進行する。
/15mm(幅)以上、例えば3kg/15mm(幅)
の場合に、その半径方向幅を7.5mm以下にすれば
(この幅は通常約2〜5mmである)、スコア部5の初
期引裂きと部分Aの引剥ぎが容易に同時進行する。
スコア部15が接点14より右上方の内縁5b部分を横
切る場合は、接線13と摘みタブ6の間が引裂かれて開
口が行なわれなくなる。しかしスコア部15が接点14
と交点12の間を横切る場合は、このようなトラブルは
起らない。
切る場合は、接線13と摘みタブ6の間が引裂かれて開
口が行なわれなくなる。しかしスコア部15が接点14
と交点12の間を横切る場合は、このようなトラブルは
起らない。
弧状のスコア部15は、ヒートシール部5の内縁部分5
b1を横切った後、少なくとも初期の間、内縁5bとの
間隔が徐々に拡るように延びている)。そのためスコア
部15の引裂きヒートシール部5の引剥ぎが同時進行し
ても、スコア部15がヒートシール部5に合流して不完
全開口になるおそれがない。
b1を横切った後、少なくとも初期の間、内縁5bとの
間隔が徐々に拡るように延びている)。そのためスコア
部15の引裂きヒートシール部5の引剥ぎが同時進行し
ても、スコア部15がヒートシール部5に合流して不完
全開口になるおそれがない。
従って第4図に示すように、さらに摘みタブ6をヒート
シール5に沿うように、矢印方向に引張り上げを続ける
ことにより、スコア部15の引裂き(スコア部が短いと
きには、その延長部に沿う蓋の引裂き)と、ヒートシー
ル部5の引剥ぎが容易に同時進行して、摘みタブ6をヒ
ートシール部5に沿って一周させることにより完全開口
が終了する。
シール5に沿うように、矢印方向に引張り上げを続ける
ことにより、スコア部15の引裂き(スコア部が短いと
きには、その延長部に沿う蓋の引裂き)と、ヒートシー
ル部5の引剥ぎが容易に同時進行して、摘みタブ6をヒ
ートシール部5に沿って一周させることにより完全開口
が終了する。
第6図に示す場合のように、スコア部15が第1の側部
(切目部)9の延長線9a上の外縁5aの近傍の地点3
0(末端近傍部)を通過する場合は、摘みタブ6を前述
のように引張りあげると、切欠効果により延長線9aに
沿ってスコア部15に達するまでの短い距離の間、比較
的容易にヒートシール部5の引裂きと引剥ぎが起る。以
後は前述と同様にして完全開口が行なわれる。第1の側
部9が地点30まで延びていて、地点30が末端となる
場合も同様である。
(切目部)9の延長線9a上の外縁5aの近傍の地点3
0(末端近傍部)を通過する場合は、摘みタブ6を前述
のように引張りあげると、切欠効果により延長線9aに
沿ってスコア部15に達するまでの短い距離の間、比較
的容易にヒートシール部5の引裂きと引剥ぎが起る。以
後は前述と同様にして完全開口が行なわれる。第1の側
部9が地点30まで延びていて、地点30が末端となる
場合も同様である。
第2発明は、環状ヒートシール部5がフランジ部2aの
外周縁2a1を残して形成されていることが必須要件で
あり、かつ第1の側部(切目部)29の末端が環状ヒー
トシール部5外の外縁5a近傍にあり、フランジ部の外
周縁2a1上の第1の側部29の延長線29a近傍に突
出ヒートシール部28が形成されている点が、第1発明
との主な相違点である。
外周縁2a1を残して形成されていることが必須要件で
あり、かつ第1の側部(切目部)29の末端が環状ヒー
トシール部5外の外縁5a近傍にあり、フランジ部の外
周縁2a1上の第1の側部29の延長線29a近傍に突
出ヒートシール部28が形成されている点が、第1発明
との主な相違点である。
上記の突出ヒートシール部28が形成されているので、
摘みタブ6を第1の側部29の延びる方向に引張りあげ
る際の外周縁2a1上の蓋部分の浮き上がりが防止され
る。
摘みタブ6を第1の側部29の延びる方向に引張りあげ
る際の外周縁2a1上の蓋部分の浮き上がりが防止され
る。
そのため摘みタブ6を引張り上げると、切欠効果による
延長線29aに沿う引裂きと、突出ヒートシール部28
の摘みタブ6側の引剥ぎが、スコア部25に達するまで
容易に行なわれ、以降第1発明の場合と同様にして完全
開口が行なわれる。
延長線29aに沿う引裂きと、突出ヒートシール部28
の摘みタブ6側の引剥ぎが、スコア部25に達するまで
容易に行なわれ、以降第1発明の場合と同様にして完全
開口が行なわれる。
(実施例) 先づ第1発明の実施例について説明する。
第1図,第2図において,1は密封容器であって,フラ
ンジ部2aを有するカップ状の容器本体2に内容物3を
充填した後,フランジ部2aに開口容易な蓋4をヒート
シールして,外縁5aおよび内縁5bが同心円をなす,
円環状のヒートシール部5(第3図参照)を形成するこ
とによって密封してなるものである。
ンジ部2aを有するカップ状の容器本体2に内容物3を
充填した後,フランジ部2aに開口容易な蓋4をヒート
シールして,外縁5aおよび内縁5bが同心円をなす,
円環状のヒートシール部5(第3図参照)を形成するこ
とによって密封してなるものである。
蓋4は第3図に示すように,外面側より厚さ12μmの
ポリエチレンテレフタレート層4x,厚さ15μmの2
軸延伸ナイロン6の層4y,厚さ20μmの軟質アルミ
ニウム箔層4z,および厚さ50μmのポリプロピレン
層4wよりなる積層体(各層は図示されない接着剤層に
よって互に接着されている)より,後述の摘みタブ6を
有する山形部8を備えるよう打抜き形成されたものであ
り,該積層体の引裂き強度は0.3kgであり,手指の力
で比較的容易に引裂くことができる。
ポリエチレンテレフタレート層4x,厚さ15μmの2
軸延伸ナイロン6の層4y,厚さ20μmの軟質アルミ
ニウム箔層4z,および厚さ50μmのポリプロピレン
層4wよりなる積層体(各層は図示されない接着剤層に
よって互に接着されている)より,後述の摘みタブ6を
有する山形部8を備えるよう打抜き形成されたものであ
り,該積層体の引裂き強度は0.3kgであり,手指の力
で比較的容易に引裂くことができる。
容器本体2は第3図に示すように,内面側より厚さ70
μmのポリプロピレン層2x,厚さ75μmの鉄箔層2
yおよび厚さ40μmのポリプロピレン層2zよりなっ
ている。フランジ部2a(幅7mm)における内面のプロ
ピレン層2xは,蓋4の内面のプロピレン層4wと,
2.3kg/15mm(幅)以上の,例えば3kg/15mm
(幅)の引剥強度を有する,半径方向幅3mmのヒートシ
ール部5を形成している。ヒートシール部は,フランジ
部2aの外周縁2a1がヒートシールされないで残るよ
う,フランジ部の外端部2a2よりも若干内側に形成さ
れている。
μmのポリプロピレン層2x,厚さ75μmの鉄箔層2
yおよび厚さ40μmのポリプロピレン層2zよりなっ
ている。フランジ部2a(幅7mm)における内面のプロ
ピレン層2xは,蓋4の内面のプロピレン層4wと,
2.3kg/15mm(幅)以上の,例えば3kg/15mm
(幅)の引剥強度を有する,半径方向幅3mmのヒートシ
ール部5を形成している。ヒートシール部は,フランジ
部2aの外周縁2a1がヒートシールされないで残るよ
う,フランジ部の外端部2a2よりも若干内側に形成さ
れている。
蓋4は円形状の主部7と,主部4aより外方に突出した
山形部8よりなっており,主部7の外端部7aはフラン
ジ部2aの外端部2a2より僅かにはみ出ている。山形
部8の外端部8a,8bは,外端部7aの接線となって
延びている。山形部8には,外端部8aのほぼ中央部か
ら外端部8bに平行に,ヒートシール部の外縁5aまで
延びる,全厚を貫通する切目部9が形成されている。
山形部8よりなっており,主部7の外端部7aはフラン
ジ部2aの外端部2a2より僅かにはみ出ている。山形
部8の外端部8a,8bは,外端部7aの接線となって
延びている。山形部8には,外端部8aのほぼ中央部か
ら外端部8bに平行に,ヒートシール部の外縁5aまで
延びる,全厚を貫通する切目部9が形成されている。
切目部9と外端部8bの間の山形部8の部分が,摘みタ
ブ6となる。従って切目部9は摘みタブ6の側部とな
る。摘みタブ6には,開口のさいの摘みタブの引上げ方
向を表示するための,切目部9と平行に延びる矢印標識
10が印刷等によって形成されている。
ブ6となる。従って切目部9は摘みタブ6の側部とな
る。摘みタブ6には,開口のさいの摘みタブの引上げ方
向を表示するための,切目部9と平行に延びる矢印標識
10が印刷等によって形成されている。
切目部9は,切目部9とヒートシール部5の外縁5aの
交点11における,外縁5aの接線16と切目部9のな
す,摘みタブ6の外側における角度θが鋭角となるよう
に,好ましくは角度θが約20〜75度,より好ましく
は約30〜60度となるように延びている。
交点11における,外縁5aの接線16と切目部9のな
す,摘みタブ6の外側における角度θが鋭角となるよう
に,好ましくは角度θが約20〜75度,より好ましく
は約30〜60度となるように延びている。
蓋主部7には,交点11よりスタートして,切目部9の
延長線9aとヒートシール部5の内縁5bとの交叉点1
2と,交点11を通る摘みタブ6側の内縁5bの接線1
3の接点14との間の内縁部分5b1を横切って円弧状
に延びるスコア部15が形成されている。スコア部15
は第3図に示すように,金属箔層であるアルミニウム箔
層4zが露出しない範囲で,熱可塑性プラスチック層で
ある層4xおよび4y内にできるだけ深く形成されるこ
とが望ましい。
延長線9aとヒートシール部5の内縁5bとの交叉点1
2と,交点11を通る摘みタブ6側の内縁5bの接線1
3の接点14との間の内縁部分5b1を横切って円弧状
に延びるスコア部15が形成されている。スコア部15
は第3図に示すように,金属箔層であるアルミニウム箔
層4zが露出しない範囲で,熱可塑性プラスチック層で
ある層4xおよび4y内にできるだけ深く形成されるこ
とが望ましい。
開口のさいは,摘みタブ6を矢印標識10の方向に手指
によって引張り上げると,切目部9の両側が離れて,交
点11よりスタートして,ヒートシール部5上のスコア
部15の初期引裂きと,スコア部15とヒートシール部
5の外縁5a間のヒートシール部5の部分Aの引剥ぎが
同時にスムースに進行する。次いで摘みタブ6を第4図
に示すように,ヒートシール部5に沿って引張り上げ続
けると,スコア部15の引裂きとヒートシール部5の引
剥ぎが進行し,摘みタブ6が1周することによって完全
開口が終了する。
によって引張り上げると,切目部9の両側が離れて,交
点11よりスタートして,ヒートシール部5上のスコア
部15の初期引裂きと,スコア部15とヒートシール部
5の外縁5a間のヒートシール部5の部分Aの引剥ぎが
同時にスムースに進行する。次いで摘みタブ6を第4図
に示すように,ヒートシール部5に沿って引張り上げ続
けると,スコア部15の引裂きとヒートシール部5の引
剥ぎが進行し,摘みタブ6が1周することによって完全
開口が終了する。
第5図の24は第2発明の開口容易な蓋の実施例を示し
たものであり,第1図と同一記号の部分は同様な部分を
示す。第6図以下の図面についても同様である。
たものであり,第1図と同一記号の部分は同様な部分を
示す。第6図以下の図面についても同様である。
この場合は,切目部29,すなわち摘みタブ6の側部2
9は,フランジ部2aの外端部(すなわち端面部)2a
2まで延びており(図示されないが外端部2a2の近傍
まで延びていてもよい),切目部29の延長線29a
と,ヒートシート部5の外縁5aの交点11における,
外縁5aの接線16の延長線29a(および切目部2
9)のなす,摘みタブ6の外側における角度θが,第1
発明の場合と同様に,鋭角となるようになっている。
9は,フランジ部2aの外端部(すなわち端面部)2a
2まで延びており(図示されないが外端部2a2の近傍
まで延びていてもよい),切目部29の延長線29a
と,ヒートシート部5の外縁5aの交点11における,
外縁5aの接線16の延長線29a(および切目部2
9)のなす,摘みタブ6の外側における角度θが,第1
発明の場合と同様に,鋭角となるようになっている。
円弧状のスコア部25は,フランジ部の外周縁2a1上
の交点11近傍の地点26を通り,延長線29とヒート
シール部の内縁5bとの交叉点12と,地点26を通る
摘みタブ6側の内縁5bの接線の接点27との間の内縁
部分5b1を横切って形成されている。
の交点11近傍の地点26を通り,延長線29とヒート
シール部の内縁5bとの交叉点12と,地点26を通る
摘みタブ6側の内縁5bの接線の接点27との間の内縁
部分5b1を横切って形成されている。
そして外周縁2a1上の延長線29a近傍の部分に,環状
ヒートシール部5が外方に突出したヒートシール部28
が形成されている。突出ヒートシール部28の延長線2
9aおよびスコア部25より摘みタブ6側の部分の幅
(延長線29aに対し直角方向の)は,約5mm以下であ
ることが,開口のさい,延長線29aに沿う地点26に
達するまでの引裂きを容易にするために好ましい。
ヒートシール部5が外方に突出したヒートシール部28
が形成されている。突出ヒートシール部28の延長線2
9aおよびスコア部25より摘みタブ6側の部分の幅
(延長線29aに対し直角方向の)は,約5mm以下であ
ることが,開口のさい,延長線29aに沿う地点26に
達するまでの引裂きを容易にするために好ましい。
なおスコア部25は交点11を通るよう形成されてもよ
い。この場合は,接点27に対応する位置は,交点11
を通る内縁5bの接線の接点(図示を省略した)とな
る。
い。この場合は,接点27に対応する位置は,交点11
を通る内縁5bの接線の接点(図示を省略した)とな
る。
開口のさい,摘みタブ6を矢印標識10の方向に引張り
上げると,延長線29aの少なくとも摘みタブ6と反対
側の近傍部がヒートシール部28となっているので,外
周縁2a1上の蓋部分は浮き上がらず延長線29aに沿
って容易に引裂きが進行し,次いで地点26又は交点1
1からスコア部25の引裂きが始まって,以後第1発明
の場合と同様にして完全開口が行なわれる。
上げると,延長線29aの少なくとも摘みタブ6と反対
側の近傍部がヒートシール部28となっているので,外
周縁2a1上の蓋部分は浮き上がらず延長線29aに沿
って容易に引裂きが進行し,次いで地点26又は交点1
1からスコア部25の引裂きが始まって,以後第1発明
の場合と同様にして完全開口が行なわれる。
本発明の開口容易な蓋の蓋主部7は,第6図に示すよう
に,隅丸四角形状のものであってもよい。第6図の蓋4
は,第1発明の実施例であるが,この場合スコア部15
は,切目部9の延長線9aとヒートシール部の外縁5a
の近傍の地点30において交叉している。かつスコア部
15は,ヒートシール部5の内縁5bを,延長線9aと
内縁5bとの交叉点12と,地点30を通る,タブ6側
の内縁の接線31の接点32の間の内縁部分で横切って
いる。この場合は,開口のさい,延長線9aに沿って地
点30まで引裂かれた後,地点30からは,第1図の場
合の同様に,スコア部15に沿う引裂きと共に開口が進
行する。なお図示されないが切目部(側部)9はヒート
シール部5内の外縁5a近傍(通常は切目部方向約1mm
以内)まで延びていてもよい。従ってスコア部15は,
ヒートシール部内の外縁近傍において切目部9と交叉し
ていてもよい。
に,隅丸四角形状のものであってもよい。第6図の蓋4
は,第1発明の実施例であるが,この場合スコア部15
は,切目部9の延長線9aとヒートシール部の外縁5a
の近傍の地点30において交叉している。かつスコア部
15は,ヒートシール部5の内縁5bを,延長線9aと
内縁5bとの交叉点12と,地点30を通る,タブ6側
の内縁の接線31の接点32の間の内縁部分で横切って
いる。この場合は,開口のさい,延長線9aに沿って地
点30まで引裂かれた後,地点30からは,第1図の場
合の同様に,スコア部15に沿う引裂きと共に開口が進
行する。なお図示されないが切目部(側部)9はヒート
シール部5内の外縁5a近傍(通常は切目部方向約1mm
以内)まで延びていてもよい。従ってスコア部15は,
ヒートシール部内の外縁近傍において切目部9と交叉し
ていてもよい。
スコア部25は第7図に示すように,その基部25aが
ヒートシール部5の外縁5aにほぼ沿って形成されたも
のであってもよい。第7図は第2発明の実施例を示した
ものであるが,第1発明についても同様である。また摘
みタブ6は第8図に示すように,正面からみて向って左
側に設けられていてもよい。第8図は第2発明の実施例
を示したものであるが,この場合切目部29の延長線2
9aとスコア部25の交わる地点26はヒートシール部
5内に位置する。
ヒートシール部5の外縁5aにほぼ沿って形成されたも
のであってもよい。第7図は第2発明の実施例を示した
ものであるが,第1発明についても同様である。また摘
みタブ6は第8図に示すように,正面からみて向って左
側に設けられていてもよい。第8図は第2発明の実施例
を示したものであるが,この場合切目部29の延長線2
9aとスコア部25の交わる地点26はヒートシール部
5内に位置する。
本発明は以上の実施例によって制約されるものでなく,
例えば第1図の蓋4の場合,山形部8の切目部9より左
側の部分は無くてもよい。またスコア部15,25は,
楕円弧状その他の弧状であってもよい。
例えば第1図の蓋4の場合,山形部8の切目部9より左
側の部分は無くてもよい。またスコア部15,25は,
楕円弧状その他の弧状であってもよい。
本発明の蓋は例えば次のようにして製造される。第9図
はスコア部および切目部を形成する装置40を示したも
のであって,41は第3図に示されるような構成のアル
ミニウム箔層42を含む積層体のウエブであり,42は
ウエブの巻戻しリール,43は巻取りリール,44はピ
ンチロールである。ウエブ41は,ポリエチレンテレフ
タレート層4xが上面になるように巻戻しリール42に
巻取られており,ピンチロール44により所定のタイミ
ングで間欠的に巻戻されて,巻取りリール43に巻取ら
れるようになっている。45はCO2レーザ発振機,46
はレーザビーム,47は反射鏡,48はレーザビームガ
ン,49は切目部形成刃型,50はアンビルである。
はスコア部および切目部を形成する装置40を示したも
のであって,41は第3図に示されるような構成のアル
ミニウム箔層42を含む積層体のウエブであり,42は
ウエブの巻戻しリール,43は巻取りリール,44はピ
ンチロールである。ウエブ41は,ポリエチレンテレフ
タレート層4xが上面になるように巻戻しリール42に
巻取られており,ピンチロール44により所定のタイミ
ングで間欠的に巻戻されて,巻取りリール43に巻取ら
れるようになっている。45はCO2レーザ発振機,46
はレーザビーム,47は反射鏡,48はレーザビームガ
ン,49は切目部形成刃型,50はアンビルである。
例えば第1図に示す蓋4を製造する場合,蓋4が幅方向
に複数(n)個形成できるように,すなわち第10図に示
すように,幅方向に複数(n)(第10図の場合n=4)
のスコア部15が同時に形成できるように,ガン48は
n個が所定の間隔をおいて配設されている。同様にし
て,切目部9も複数(n)が同時に形成できるように,複
数(n)の刃型49が所定の間隔をおいて配設されてい
る。ガン48は,反射鏡47で反射され垂下するレーザ
ビーム46の通過方向51を中心軸として,矢印方向に
所定速度で連続回転している。レーザ発振器45は,所
定のタイミングで断続的に発振して,ウエブ41が停止
しており,かつガン48が,スコア部15が形成される
べき部分の上方を回動している期間のみ,レーザビーム
46を照射するように構成されている。
に複数(n)個形成できるように,すなわち第10図に示
すように,幅方向に複数(n)(第10図の場合n=4)
のスコア部15が同時に形成できるように,ガン48は
n個が所定の間隔をおいて配設されている。同様にし
て,切目部9も複数(n)が同時に形成できるように,複
数(n)の刃型49が所定の間隔をおいて配設されてい
る。ガン48は,反射鏡47で反射され垂下するレーザ
ビーム46の通過方向51を中心軸として,矢印方向に
所定速度で連続回転している。レーザ発振器45は,所
定のタイミングで断続的に発振して,ウエブ41が停止
しており,かつガン48が,スコア部15が形成される
べき部分の上方を回動している期間のみ,レーザビーム
46を照射するように構成されている。
以上の装置40において,ウエブ41は停止したさい,
第10図に示すように,ガン48より照射されるレーザ
ビーム46によってポリエチレンテレフタレート層4x
およびナイロン層4yをほぼ貫通するスコア部15(図
の左側の)を形成され,同時に刃型49とアンビル50
の協同により,先に形成されたスコア部15(図の右側
の)に接続する切目部9を形成される。以上のようにし
て多数のスコア部15および切目部9を形成されたウエ
ブ41は,一たん巻取りリール43に巻取られる。
第10図に示すように,ガン48より照射されるレーザ
ビーム46によってポリエチレンテレフタレート層4x
およびナイロン層4yをほぼ貫通するスコア部15(図
の左側の)を形成され,同時に刃型49とアンビル50
の協同により,先に形成されたスコア部15(図の右側
の)に接続する切目部9を形成される。以上のようにし
て多数のスコア部15および切目部9を形成されたウエ
ブ41は,一たん巻取りリール43に巻取られる。
次に図示されない密封装置において,巻戻されるウエブ
41の蓋主部7の部分と内容物3の充填された容器本体
2のセンターが一致するように,ウエブ41の下に容器
本体2を装入した後,フランジ部2aにウエブ41をヒ
ートシールして環状ヒートシール部5を形成する。次い
で蓋4をウエブ41から打抜くことによって蓋4が形成
される。
41の蓋主部7の部分と内容物3の充填された容器本体
2のセンターが一致するように,ウエブ41の下に容器
本体2を装入した後,フランジ部2aにウエブ41をヒ
ートシールして環状ヒートシール部5を形成する。次い
で蓋4をウエブ41から打抜くことによって蓋4が形成
される。
(発明の効果) 本発明の,ヒートシールにより容器本体を密封する蓋
は,レトルト殺菌処理に耐えるヒートシール強度でヒー
トシールされた場合であっても,開封のさい刃物等や接
着された摘み片を必要とせず,低コストで,かつヒート
シール部を引剥ぐことによって容易に開口できるという
効果を奏する。
は,レトルト殺菌処理に耐えるヒートシール強度でヒー
トシールされた場合であっても,開封のさい刃物等や接
着された摘み片を必要とせず,低コストで,かつヒート
シール部を引剥ぐことによって容易に開口できるという
効果を奏する。
第1図は本発明の第1の実施例である蓋により密封され
た密封容器の平面図,第2図は第1図のII−II線に沿う
縦断面図,第3図は第1図の密封容器の要部拡大縦断面
図,第4図は第1図の密封容器を開口している状態を示
す平面図,第5図,第6図,第7図および第8図はそれ
ぞれ本発明の蓋の第2,第3,第4および第5の実施例
を示す平面図,第9図は本発明の蓋を製造する装置の例
の説明用正面図,第10図は第9図のX−X線からみた
拡大平面図である。 2……容器本体,2a……フランジ部,2a1……外周
縁,4,24……開口容易な蓋,5……環状ヒートシー
ル部,5a……外縁,5b……内縁,5b1……内縁部
分6……摘みタブ,8b……外端部(第2の側部9,2
9……切目部(第1の側部),9a,29a……延長
線,11……外縁との交点(末端),15,25……ス
コア部,16……外縁の接線,26……地点(交叉
点),27……接点,28……突出ヒートシール部,3
0……地点(末端近傍部),31……接線,32……接
点,46……レーザビーム。
た密封容器の平面図,第2図は第1図のII−II線に沿う
縦断面図,第3図は第1図の密封容器の要部拡大縦断面
図,第4図は第1図の密封容器を開口している状態を示
す平面図,第5図,第6図,第7図および第8図はそれ
ぞれ本発明の蓋の第2,第3,第4および第5の実施例
を示す平面図,第9図は本発明の蓋を製造する装置の例
の説明用正面図,第10図は第9図のX−X線からみた
拡大平面図である。 2……容器本体,2a……フランジ部,2a1……外周
縁,4,24……開口容易な蓋,5……環状ヒートシー
ル部,5a……外縁,5b……内縁,5b1……内縁部
分6……摘みタブ,8b……外端部(第2の側部9,2
9……切目部(第1の側部),9a,29a……延長
線,11……外縁との交点(末端),15,25……ス
コア部,16……外縁の接線,26……地点(交叉
点),27……接点,28……突出ヒートシール部,3
0……地点(末端近傍部),31……接線,32……接
点,46……レーザビーム。
Claims (3)
- 【請求項1】容器本体のフランジ部と環状のヒートシー
ル部を形成して容器本体を密封するための、蓋主部に連
接する摘みタブを有する開口容易な蓋であって、摘みタ
ブの第1の側部はその末端が、ヒートシール部の外縁ま
たはヒートシール部内の外縁近傍に達するまで延びてお
り、第1の側部と該外縁との交点における該外縁の接線
と、第1の側部がなす、摘みタブの外側における角度
(θ)が鋭角であり、かつ該末端もしくは第1の側部の
延長線上に位置する該外縁近傍の末端近傍部を起点とす
るか、または通過してから、該末端または該末端近傍部
を通る第2の側部寄りのヒートシール部の内縁の接線の
接点と、第1の側部の延長線と該内縁の交点との間の内
縁部分を横切った後、少なくとも初期の間、該内縁との
間隔が徐々に拡るように延びる弧状のスコア部が形成さ
れていることを特徴とする開口容易な蓋。 - 【請求項2】容器本体のフランジ部と環状のヒートシー
ル部を形成して容器本体を密封するための、蓋主部に連
接する摘みタブを有する開口容易な蓋であって、環状ヒ
ートシール部はフランジ部の外周縁を残して形成されて
おり、摘みタブの第1の側部はその末端が、環状ヒート
シール部外の外縁近傍に達するまで延びており、第1の
側部の延長線と該外縁との交点における該外縁の接線
と、第1の側部がなす、摘みタブの外側における角度
(θ)が鋭角であり、かつ第1の側部の延長線と該外縁
またはその近傍において交叉し、交叉点を起点とする
か、または通過してから、該交叉点を通る第2の側部寄
りのヒートシール部の内縁の接線の接点と、第1の側部
の延長線と該内縁の交点との間の内縁部分を横切った
後、少なくとも初期の間、該内縁との間隔が徐々に拡る
ように延びる弧状のスコア部が形成されており、該外周
縁上の該延長線近傍に、突出ヒートシール部が形成され
ていることを特徴とする開口容易な蓋。 - 【請求項3】スコア部がレーザビーム照射により形成さ
れた請求項1または2記載の開口容易な蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63000508A JPH0641302B2 (ja) | 1988-01-05 | 1988-01-05 | 開口容易な蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63000508A JPH0641302B2 (ja) | 1988-01-05 | 1988-01-05 | 開口容易な蓋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01182245A JPH01182245A (ja) | 1989-07-20 |
JPH0641302B2 true JPH0641302B2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=11475712
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63000508A Expired - Fee Related JPH0641302B2 (ja) | 1988-01-05 | 1988-01-05 | 開口容易な蓋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0641302B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4510204B2 (ja) * | 2000-02-03 | 2010-07-21 | 大日本印刷株式会社 | 蓋材 |
KR101946966B1 (ko) * | 2018-07-03 | 2019-02-12 | 위세황 | 용기 봉합체 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4322850Y1 (ja) * | 1965-09-18 | 1968-09-26 | ||
JPS4425029Y1 (ja) * | 1966-02-01 | 1969-10-21 | ||
JPS54139675U (ja) * | 1978-03-22 | 1979-09-28 |
-
1988
- 1988-01-05 JP JP63000508A patent/JPH0641302B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01182245A (ja) | 1989-07-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |