JPH06344878A - 車輛用アンチスキッドブレーキ装置 - Google Patents
車輛用アンチスキッドブレーキ装置Info
- Publication number
- JPH06344878A JPH06344878A JP16386793A JP16386793A JPH06344878A JP H06344878 A JPH06344878 A JP H06344878A JP 16386793 A JP16386793 A JP 16386793A JP 16386793 A JP16386793 A JP 16386793A JP H06344878 A JPH06344878 A JP H06344878A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- solenoid valve
- bypass valve
- master cylinder
- air
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、流体ラインに溜まったエア
ーによってバイパスバルブが誤差動することがない車輛
用アンチスキッドブレーキ装置を得るにある。 【構成】 エアーマスタシリンダとホイールシリンダ間
を連結するバイパスバルブのシールをリップシールと
し、上記バイパスバルブの作動用ソレノイドバルブにエ
アーマスタシリンダからのブレーキ液をノンリターンバ
ルブを介して供給するようにした車輛用アンチスキッド
ブレーキ装置。上記バイパスバルブとその作動用ソレノ
イドバルブ間の流体ラインにブレーキ液があらかじめ充
填されている。
ーによってバイパスバルブが誤差動することがない車輛
用アンチスキッドブレーキ装置を得るにある。 【構成】 エアーマスタシリンダとホイールシリンダ間
を連結するバイパスバルブのシールをリップシールと
し、上記バイパスバルブの作動用ソレノイドバルブにエ
アーマスタシリンダからのブレーキ液をノンリターンバ
ルブを介して供給するようにした車輛用アンチスキッド
ブレーキ装置。上記バイパスバルブとその作動用ソレノ
イドバルブ間の流体ラインにブレーキ液があらかじめ充
填されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車輛用アンチスキッドブ
レーキ装置、特に車輛用ブレーキ装置のブレーキ液圧を
制御するアンチスキッドブレーキ装置に関するものであ
る。
レーキ装置、特に車輛用ブレーキ装置のブレーキ液圧を
制御するアンチスキッドブレーキ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図2は車輛用アンチスキッドブレーキ装
置を示し、1はブレーキペダル、2はこのブレーキペダ
ル1によって操作されるエアーマスタシリンダ、3は車
輛ブレーキ装置のホイールシリンダ、4は上記エアーマ
スタシリンダ2とホイールシリンダ3間に介挿された常
開ソレノイドバルブ、5及び6はそれぞれ上記エアーマ
スタシリンダ2とホイールシリンダ3間に直列に介挿さ
れた常閉ソレノイドバルブ及び液圧ポンプ、7は上記常
開ソレノイドバルブ4と並列に接続されたブレーキ作動
の遅れを補償するためのバイパスバルブ、8はこのバイ
パスバルブ7のボデイ7aとピストン7b間に介挿した
Oリングシール、9a及び9bはそれぞれ上記液圧ポン
プ6の両端に接続された第1,第2のエキスパンダー
(蓄圧器)、10は上記バイパスバルブ7を開くためこ
れに上記エアーマスタシリンダ2からのブレーキ液圧を
加える第1の位置と、上記バイパスバルブ7を閉じるた
めこのバイパスバルブ7の作用圧を上記第1のエキスパ
ンダー9aに逃がす第2の位置に変位される2位置ソレ
ノイドバルブ、11はノンリターンバルブ、12は点線
で囲んだハイドロユニットである。
置を示し、1はブレーキペダル、2はこのブレーキペダ
ル1によって操作されるエアーマスタシリンダ、3は車
輛ブレーキ装置のホイールシリンダ、4は上記エアーマ
スタシリンダ2とホイールシリンダ3間に介挿された常
開ソレノイドバルブ、5及び6はそれぞれ上記エアーマ
スタシリンダ2とホイールシリンダ3間に直列に介挿さ
れた常閉ソレノイドバルブ及び液圧ポンプ、7は上記常
開ソレノイドバルブ4と並列に接続されたブレーキ作動
の遅れを補償するためのバイパスバルブ、8はこのバイ
パスバルブ7のボデイ7aとピストン7b間に介挿した
Oリングシール、9a及び9bはそれぞれ上記液圧ポン
プ6の両端に接続された第1,第2のエキスパンダー
(蓄圧器)、10は上記バイパスバルブ7を開くためこ
れに上記エアーマスタシリンダ2からのブレーキ液圧を
加える第1の位置と、上記バイパスバルブ7を閉じるた
めこのバイパスバルブ7の作用圧を上記第1のエキスパ
ンダー9aに逃がす第2の位置に変位される2位置ソレ
ノイドバルブ、11はノンリターンバルブ、12は点線
で囲んだハイドロユニットである。
【0003】このような車輛用アンチスキッドブレーキ
装置においては、その作動時常開ソレノイドバルブ4が
閉じ、常閉ソレノイドバルブ5が開いてホイールシリン
ダ3からブレーキ液が排出され、第1のエキスパンダー
9aに送られてここに貯えられ、同時に液圧ポンプ6が
駆動されて上記第1のエキスパンダー9aに排出された
ブレーキ液が直ちに昇圧され、第2のエキスパンダー9
b内に蓄積されるようになる。
装置においては、その作動時常開ソレノイドバルブ4が
閉じ、常閉ソレノイドバルブ5が開いてホイールシリン
ダ3からブレーキ液が排出され、第1のエキスパンダー
9aに送られてここに貯えられ、同時に液圧ポンプ6が
駆動されて上記第1のエキスパンダー9aに排出された
ブレーキ液が直ちに昇圧され、第2のエキスパンダー9
b内に蓄積されるようになる。
【0004】また2位置ソレノイドバルブ10が作動し
て上記バイパスバルブ7が閉じるようになる。
て上記バイパスバルブ7が閉じるようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然しながら上記のよう
な車輛用アンチスキッドブレーキ装置においては、上記
バイパスバルブ7と2位置ソレノイドバルブ10との間
を結ぶ流体ライン13が外部に連通されない構成である
ため、この部分のエアー抜きができず、上記エアーマス
タシリンダ2からのブレーキ液を上記2位置ソレノイド
バルブ10及び流体ライン13を介して上記バイパスバ
ルブ7に加えてこれを開こうとしても、上記バイパスバ
ルブ7のピストン7bには同時にエアーマスタシリンダ
2のブレーキ圧が加わっており、上記流体ライン13内
にエアーが溜まっていれば、このエアーがピストン7b
を介して圧縮されてピストン7bが下降し、上記バイパ
スバルブ7が閉じてしまうという欠点があった。
な車輛用アンチスキッドブレーキ装置においては、上記
バイパスバルブ7と2位置ソレノイドバルブ10との間
を結ぶ流体ライン13が外部に連通されない構成である
ため、この部分のエアー抜きができず、上記エアーマス
タシリンダ2からのブレーキ液を上記2位置ソレノイド
バルブ10及び流体ライン13を介して上記バイパスバ
ルブ7に加えてこれを開こうとしても、上記バイパスバ
ルブ7のピストン7bには同時にエアーマスタシリンダ
2のブレーキ圧が加わっており、上記流体ライン13内
にエアーが溜まっていれば、このエアーがピストン7b
を介して圧縮されてピストン7bが下降し、上記バイパ
スバルブ7が閉じてしまうという欠点があった。
【0006】本発明は上記の欠点を除くようにしたもの
である。
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の車輛用アンチス
キッドブレーキ装置は、エアーマスタシリンダとホイー
ルシリンダ間を接続する常開ソレノイドバルブと並列に
接続されたバイパスバルブのシールをリップシールとし
て、上記バイパス弁とその作動用ソレノイドバルブ間の
流体ラインに存在するエアーを上記リップシールを介し
て外部に抜き得るようにすると共に、上記エアーマスタ
シリンダからのブレーキ液を上記作動用ソレノイドバル
ブにノンリターンバルブを介して供給するようにしたこ
とを特徴とする。
キッドブレーキ装置は、エアーマスタシリンダとホイー
ルシリンダ間を接続する常開ソレノイドバルブと並列に
接続されたバイパスバルブのシールをリップシールとし
て、上記バイパス弁とその作動用ソレノイドバルブ間の
流体ラインに存在するエアーを上記リップシールを介し
て外部に抜き得るようにすると共に、上記エアーマスタ
シリンダからのブレーキ液を上記作動用ソレノイドバル
ブにノンリターンバルブを介して供給するようにしたこ
とを特徴とする。
【0008】また、本発明の車輛用アンチスキッドブレ
ーキ装置は、上記バイバスバルブとその作動用ソレノイ
ドバルブ間の流体ライン内にあらかじめブレーキ液が充
填されていることを特徴とする。
ーキ装置は、上記バイバスバルブとその作動用ソレノイ
ドバルブ間の流体ライン内にあらかじめブレーキ液が充
填されていることを特徴とする。
【0009】
【実施例】以下図面によって本発明の実施例を説明す
る。
る。
【0010】本発明においては図1に示すように、バイ
パスバルブ7のシール8をリップシールとし、これを介
して上記流体ライン13側からエアーがエアーマスタシ
リンダ2側に抜け得るようにすると共に、上記バイパス
バルブ7と2位置ソレノイドバルブ10との間の流体ラ
イン13内を上記リップシール8を介して真空吸引し、
内部にブレーキ液を充填せしめると共に、上記エアーマ
スタシリンダ2からのブレーキ液をノンリターンバルブ
14を介して上記2位置ソレノイドバルブ10に加える
ようにする。
パスバルブ7のシール8をリップシールとし、これを介
して上記流体ライン13側からエアーがエアーマスタシ
リンダ2側に抜け得るようにすると共に、上記バイパス
バルブ7と2位置ソレノイドバルブ10との間の流体ラ
イン13内を上記リップシール8を介して真空吸引し、
内部にブレーキ液を充填せしめると共に、上記エアーマ
スタシリンダ2からのブレーキ液をノンリターンバルブ
14を介して上記2位置ソレノイドバルブ10に加える
ようにする。
【0011】
【発明の効果】本発明の車輛用アンチスキッドブレーキ
装置は上記のような構成であるから、上記流体ライン1
3内にエアーを残溜していても、これを上記リップシー
ル8を介して真空吸引し、代わりに上記流体ライン13
内にブレーキ液を充填することができ、従来の欠点を一
掃できる大きな利益がある。
装置は上記のような構成であるから、上記流体ライン1
3内にエアーを残溜していても、これを上記リップシー
ル8を介して真空吸引し、代わりに上記流体ライン13
内にブレーキ液を充填することができ、従来の欠点を一
掃できる大きな利益がある。
【0012】なお、上記流体ライン13内に充填された
ブレーキ液は上記ノンリターンバルブ14によってエア
ーマスタシリンダ2側に戻るのが阻止されるようにな
る。
ブレーキ液は上記ノンリターンバルブ14によってエア
ーマスタシリンダ2側に戻るのが阻止されるようにな
る。
【図1】本発明の車輛用アンチスキッドブレーキ装置の
回路図である。
回路図である。
【図2】従来の車輛用アンチスキッドブレーキ装置の回
路図である。
路図である。
1 ブレーキペダル 2 エアーマスタシリンダ 3 ホイールシリンダ 4 常開ソレノイドバルブ 5 常閉ソレノイドバルブ 6 液圧ポンプ 7 バイパスバルブ 7a ボデイ 7b ピストン 8 シール 9a エキスパンダー 9b エキスパンダー 10 2位置ソレノイドバルブ 11 ノンリターンバルブ 12 ハイドロユニット 13 流体ライン 14 ノンリターンバルブ
Claims (2)
- 【請求項1】 エアーマスタシリンダとホイールシリン
ダ間を接続する常開ソレノイドバルブと並列に接続され
たバイパスバルブのシールをリップシールとして、上記
バイパス弁とその作動用ソレノイドバルブ間の流体ライ
ンに存在するエアーを上記リップシールを介して外部に
抜き得るようにすると共に、上記エアーマスタシリンダ
からのブレーキ液を上記作動用ソレノイドバルブにノン
リターンバルブを介して供給するようにしたことを特徴
とする車輛用アンチスキッドブレーキ装置。 - 【請求項2】 上記バイバスバルブとその作動用ソレノ
イドバルブ間の流体ライン内にあらかじめブレーキ液が
充填されていることを特徴とする請求項1記載の車輛用
アンチスキッドブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16386793A JP2732423B2 (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 車輛用アンチスキッドブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16386793A JP2732423B2 (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 車輛用アンチスキッドブレーキ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06344878A true JPH06344878A (ja) | 1994-12-20 |
JP2732423B2 JP2732423B2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=15782284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16386793A Expired - Lifetime JP2732423B2 (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 車輛用アンチスキッドブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2732423B2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-10 JP JP16386793A patent/JP2732423B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2732423B2 (ja) | 1998-03-30 |
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