JPH0634460Y2 - 衛生陶器設置構造 - Google Patents

衛生陶器設置構造

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JPH0634460Y2
JPH0634460Y2 JP1988147343U JP14734388U JPH0634460Y2 JP H0634460 Y2 JPH0634460 Y2 JP H0634460Y2 JP 1988147343 U JP1988147343 U JP 1988147343U JP 14734388 U JP14734388 U JP 14734388U JP H0634460 Y2 JPH0634460 Y2 JP H0634460Y2
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pipe
sanitary ware
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龍彦 堀内
昭 斉木
治 伊藤
季郎 金田
真人 桂
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、L形フレームを用いて小便器等の衛生陶器を
設置した構造に関するものである。
[従来の技術] 従来にあって、建物内の区画された室に小便器等の衛生
陶器を設置する場合は、湿式工法により行なうか、ある
いは配管ユニットを用いて行なっていた。
湿式工法により小便器を設置する場合は、躯体壁面に沿
ってブロックを積み上げ、この積み上げたブロック壁内
に給水管及び排水管を配管する。そして、ブロック壁の
表面側にモルタル仕上げを施し、然る後にブロック壁へ
小便器を設置し、最後にブロック壁の上端面に化粧天板
を設置する。
この湿式工法にあっては、ブロックを1個ずつ積み上げ
てブロック壁を構築し、更にこれに小便器を取り付けね
ばならず、手作業による非能率的な積み上げ作業に加
え、ブロック壁の配管部の補修や仕上げモルタル塗布作
業等の多種類の小作業が必要である。しかもモルタル等
の養生期間も必要となり、工期が長くなる等の欠点があ
った。また現場が汚れたり、寸法精度が悪くなるという
欠点もあった。更に、この湿式工法にあっては、一旦小
便器を取り付けた後に、メンテナンスのために給水管及
び排水管を点検するためには、仕上材及びブロック壁を
取り壊す必要があった。更にまた、この従来の湿式工法
ではブロック工、配管工、左官工等の数種の専門業者が
必要であり、工程管理が複雑化してコストアップの原因
になっていた。
従来の配管ユニットによる小便器の取り付けは、予め現
場の寸法に応じた箱状の枠体を製作し、これに給水管及
び排水管を固定設置し、この状態で出荷して現場へ搬入
し、タイルパネル及び小便器等を箱状枠体へ設置するも
のである。
このように配管ユニットにより小便器を取り付ける場合
は、現場ごとの寸法に合わせて配管ユニットを製造して
おり、個別的な生産であるため、現場寸法が決定した以
後でしか配管ユニットを製作することができなかった。
また個別的な生産であるため、一旦製作した後は、寸法
調製を自由に行なうことができず、融通性に欠けるとい
う欠点があった。更に、この配管ユニット方式は、完全
な箱状の枠体を成形し、これに給水管及び排水管を固定
設置した状態で出荷しているため、全体重量が非常に重
くなり、搬入方法も揚重機や建物躯体の開口大きさ等に
より制限を受け、取扱い難いという欠点があった。参考
までに、小便器を4個連設したものの配管ユニット全体
の重量は、小便器の種類によって多少異なるが、おおよ
そ120〜130Kgであり、小便器1個分に換算した場合の重
量は、30〜32.5Kgであった。
かかる欠点を解消するものとして、前面部及び上面部を
有し、側面視形状がL字(逆L字)形状となるL形フレ
ームを用いた工法が考えられている。
このL形フレームを採用する施工法にあっては、先ず配
管を仕切壁の前面側へセットし、続いてL形フレームを
仕切壁へ取り付ける。そして、該L形フレームの前面に
パネルを取り付けると共に小便器を固定し、同様に上面
部に天板を取り付ける。
[考案が解決しようとする課題] L形フレームを用いた従来の小便器設置構造にあって
は、上記の通り、給水管や排水管は躯体壁面に支持され
ていた。そのため、該給水管及び排水管を支持する金具
を躯体壁面に取り付ける必要があり、施工に手間を要し
ていた。
[課題を解決するための手段] 本考案は前面部及び上面部を有するL形フレームを用い
て衛生陶器を設置した構造において、該L形フレームに
支持され、上下方向に延在するボルトと、該ボルトに対
し螺着された雌螺子部及び前記配管を保持する保持部を
有してなる上下螺進部材と、によって該L形フレームに
配管を支持させたことを特徴とするものである。
[作用] かかる本考案構造にあっては、配管がL形フレームに支
持されているので、給水管や排水管の支持部材はL形フ
レームにのみ取り付ければ良く、支持部材を躯体壁面に
取り付ける必要がない。従って、支持部材の取付用のア
ンカーボルトなどを躯体壁面に設けることが不要とな
り、施工が容易になる。本考案構造においては、上下螺
進部材及び該上下螺進部材が螺合しており上下方向に延
在するボルトによって配管をL形フレームに支持させて
いるので、給水管や排水管のレベル出しも容易に行なえ
る。
[実施例] 以下に、本考案の構成を図面に示す実施例に基いて説明
すると次の通りである。
第1図ないし第5図は本考案の一実施例に係るものであ
り、第1図はL形フレームと組立状態を示す全体斜視
図、第2図は小便器を取り付けた状態を示す縦断面図、
第3図は同正面図、第4図はパネルの正面図、第5図は
吊バンド(上下螺進部材)の正面図である。
フレーム10は前面部12及び上面部14を備えている。前面
部12は左右の縦材16、18と、該縦材16、18に取り付けら
れる横材20、22を備えると共に、該前面部を建物内の仕
切壁24へ取り付けるためのブラケット26、28を備える。
ブラケット26、28は、縦材16、18に溶接等により取り付
けられている。また、縦材16、18の下端には、高さ調節
用の下辺部材30が横架され、該下辺部材30に高さ調節ボ
ルト32が螺着されている。
横材20は給水接続管34の挿通用の開口36を備え、横材22
は排水接続管38の挿通用の開口38を備えている。なお、
ブラケット26、28にはボルト挿通用の長孔40、42が穿設
されている。
上面部14は内部作業用の開口44を有するチャンネル材よ
りなり、その前面側にはパネル46を係止するためのハン
ガー(フック部材)48が固着されている。
パネル46には内部作業用の開口50、給水接続管34の挿通
用開口52、排水接続管38の挿通用開口54、センサ用の開
口56及び小便器58を取り付けるためのボルト孔60がそれ
ぞれ設けられている。本実施例では、このパネル46はタ
イパネルとされており、枠材62で補強されたスレート板
等の下地板64の上にタイル66を貼着して構成されてい
る。
符号68は化粧天板であり、人造大理石等で構成され、そ
の下面には木板68aが接着剤により固着されている。該
木板68aの下面にはハンガ70がビス止めされている。該
天板68の前縁は下方に垂下する如く折曲された形状であ
り、該垂下部にてパネル46の上端縁を被い得るように構
成されている。
符号72は小便器58の使用者検知用センサ付の電磁弁であ
り、ブラケット74を介して縦材18に取り付けられてい
る。該センサ付電磁弁72は前方への突出部76を備え、こ
の突出部76は開口56を通してパネル46の前面へ臨んでい
る。この突出部76の前面部には透光性のカバー78が着脱
自在に取り付けられ、該カバー78は、その周縁部が開口
56の前面縁部を被い得る大きさ及び形状のものとされて
いる。センサ付電磁弁72には前記給水接続管34が2次側
72bに接続されると共に、その1次側72aには給水管80が
接続されている。センサ付電磁弁72には制御回路(図示
略)が設けられており、小便器58の使用に対応して開弁
(吐水)制御が自動的に行なわれるよう構成されてい
る。
前記排水接続管38は若干の下り勾配を有するように設置
された排水管82に接続されている。これら給水管80及び
排水管82は吊設部材によりブラケット26、28に支持され
ている。本実施例では、吊設部材として第5図に示す吊
バンド90が用いられている。この吊バンド90は長ボルト
92を介してブラケット26、28に吊設されており、長ボル
ト92又は吊バンド90のナット90aを回すことにより吊バ
ンド90の上下レベルを調節できる。
本実施例の施工手順を次に説明する。
先ず、仕切壁24の前面側へ給水管80及び排水管82を現場
配管ルートの貫通孔に合わせて仮設する。そして、L形
フレーム10を仕切壁24の前方部に起立させ、ボルト32の
螺合状態を調節することで該L形フレーム10の水平高さ
調整を行なう。次に、アンカーボルト84等を介してブラ
ケット40、42及び上面部14の後面壁を仕切壁24へ取り付
け、奥行寸法調整を行なう。次いで、吊バンド90をL形
フレーム10に取り付け、給水管80及び排水管82をL形フ
レーム10に対し支持させる。
次に、センサ付電磁弁72をブラケット74を介してL形フ
レーム10に取り付けると共に、給水接続管34及び給水管
80を該電磁弁72に接続する(なお、センサ付電磁弁72は
予めL形フレーム10に取り付けておいても良い。)。次
に、L形フレームの下辺部分に化粧板86を取り付けた
後、タイルパネル46をこのL形フレーム10の前面部12へ
取り付ける。そして、タイルパネル46の前面側へ小便器
58を固定設置する。小便器58の固定は、タイルパネル46
を貫通して横材20、22に螺着されたボルトにナットを締
め付けることにより行なわれる。その後、上面部14の上
面側へ化粧天板68を取り付ける。この天板68の取り付け
に際しては、ハンガー70を開口44の縁部に差し込むよう
にする。
このような小便器58の取付構造であれば、給水管80及び
排水管82がフレーム10に支持されているから、従来のよ
うに配管支持金具を仕切壁24に設ける必要がなく、施工
が容易となる。また、吊バンド90の上下レベルも簡単に
調整できるので、配管のレベル合せが容易に行なえる
(例えば排水管82の勾配付けを容易にしかも正確に行な
える。)。センサ付電磁弁72を取り付けてあるL形フレ
ーム10にパネル46を取り付けた後には、フレーム10内
(パネル46の背後側)での配線作業が不要であり、作業
性が極めて良い。また、L形フレーム10の内部の点検や
修理等を行なう場合も、電気配線の接続解除作業を行な
うことなくパネル46を取り外すことができ、作業が簡単
になる。
また、上記実施例では、パネル46の取付時のフレーム10
内の作業は、小便器58の上部をフレーム10に対して止め
付けるだけであるが、この作業も上面部14の開口44から
手を差し込んで行なえるので、極めて容易である。
ところで、本考案は上述した実施例に限定されるもので
はなく、適宜の変更が可能である。例えば、給水管80と
排水管82の一方のみをL形フレーム10に支持させても良
い。また、吊バンド90以外にも第6図に示したUバンド
(又は押えバンド)付レベルキーパー94などの取付金具
で配管を保持するようにしても良い。
本考案では通気管など他の配管をフレームに支持させて
も良い。
図示の実施例ではL形フレーム10を1個のみ設置してい
るが、L形フレーム10を複数個並列的に設けることによ
り複数の小便器58を並設することも可能である。
上記実施例は小便器設置構造に係るものであるが、本考
案は壁掛形の洋風便器や洗面器など、その他の衛生陶器
の設置用構造にも適用できる。
[効果] 以上の通り、本考案の衛生陶器設置構造は給水管及び排
水管をL形フレームに上下螺進部材及び該上下螺進部材
が螺合しており上下方向に延在するボルトを介して支持
させるようにしたので、配管の施工を容易かつ迅速に行
なえ、工期の短縮が図れる。また、本考案によれば、配
管類のレベル調節(例えば排水管の勾配調節)を容易か
つ正確に行なうこともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例構造を示す組立斜視図、第2図は同構造
を示す縦断面図、第3図は同正面図、第4図はパネルの
正面図である。第5図は吊バンドの正面図、第6図はU
バンド付レベルキーパーの斜視図である。 10……L形フレーム、 12……前面部、14……上面部、 11、18……縦材、20,22……横材、 46……パネル、58……小便器、 68……天板、72……センサ付電磁弁。 80……給水管、82……排水管、 90……吊バンド、92……長ボルト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 斉木 昭 大阪府大阪市東区本町4丁目27番地 株式 会社竹中工務店大阪本店内 (72)考案者 伊藤 治 大阪府大阪市大淀区中津6丁目8番4号 株式会社西原衛生工業所大阪店内 (72)考案者 金田 季郎 大阪府大阪市大淀区中津6丁目8番4号 株式会社西原衛生工業所大阪店内 (72)考案者 桂 真人 愛知県常滑市鯉江本町3丁目6番地 株式 会社イナックス内 (72)考案者 本野 光信 愛知県常滑市鯉江本町3丁目6番地 株式 会社イナックス内 (56)参考文献 実開 昭61−6587(JP,U) 実開 昭49−137356(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】躯体壁面から所要距離前方に立設される前
    面部及び、該前面部の上端から壁面に向って延在する上
    面部を有するL形フレームを用いた衛生陶器設置構造で
    あって、 該前面部にパネルを取り付けると共に衛生陶器を固定
    し、前記上面部に天板を取り付け、該L形フレーム内に
    配管を配設した衛生陶器設置構造において、 該L形フレームに支持され、上下方向に延在するボルト
    と、 該ボルトに対し螺着された雌螺子部及び前記配管を保持
    する保持部を有してなる上下螺進部材と、 によって該L形フレームに前記配管を支持させたことを
    特徴とする衛生陶器設置構造。
JP1988147343U 1988-11-11 1988-11-11 衛生陶器設置構造 Expired - Lifetime JPH0634460Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003336303A (ja) * 2002-05-21 2003-11-28 Inax Corp 配管ユニットの施工方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5223407Y2 (ja) * 1973-03-23 1977-05-28
JPS616587U (ja) * 1984-06-19 1986-01-16 東陶機器株式会社 設備ユニツト

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