JPH0634397A - 車両運行情報収集解析システム - Google Patents

車両運行情報収集解析システム

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JPH0634397A
JPH0634397A JP18826792A JP18826792A JPH0634397A JP H0634397 A JPH0634397 A JP H0634397A JP 18826792 A JP18826792 A JP 18826792A JP 18826792 A JP18826792 A JP 18826792A JP H0634397 A JPH0634397 A JP H0634397A
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Toshio Komatsu
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車載装置において収集したデータに基づいて
解析装置において速度のグラフを種々の拡大率で描画す
る際に、高速で描画することができるようにした車両運
行情報収集解析システムを提供する。 【構成】 車載装置3において、可搬型の記録媒体4に
第1の書き込み手段31−1が速度圧縮データを、第2
の書き込み手段31−2が所定時間の速度最大及び最小
値からなる速度時系列データをそれぞれ書き込む。解析
装置5において、判定手段51a−1が1画面の大きさ
をグラフの1ドット当たりの時間により判定し、グラフ
作成表示手段51a−2が1ドット当たりの時間が短い
とき速度圧縮データを、長いとき速度系列データをそれ
ぞれ利用してグラフを作成し描画する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時々刻々変化する車両
の速度を示す情報を含む車両運行情報をデジタルデータ
の形で収集し、該収集したデジタルデータを解析する車
両運行情報収集解析システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の車両運行情報収集解析システム
は、車両に搭載され、時々刻々変化する速度及び走行距
離などを監視し、この監視により得られる信号をデジタ
ルデータに変換し、これをICメモリカードなどの記録
媒体に記録する一般にデジタルタコグラフと呼ばれる車
載装置と、車両を管理する事務所などに配置され、車載
装置によって記録された記録媒体中のデジタルデータを
読み取り、この読み取ったデジタルデータを解析して車
両管理に必要な車両運行情報を収集する解析装置とによ
って、図12に示すように構成されている。
【0003】同図において、1は車両のトランスミッシ
ョン2から車軸の回転数に応じた回転を入力し、この回
転を回転数に比例した周波数のパルス信号に変換して出
力する回転センサ、3は回転センサ1からのパルス信号
をサンプリングして入力し、演算により瞬時速度及び走
行距離を求めると共に所定のデータ圧縮処理を行って記
録する車載装置である。この車載装置3には、可搬性の
記録媒体であるICメモリカード4が着脱自在に装着で
きるようになっている。ICメモリカード4には、これ
を車載装置3に装着することによって、上記速度、距離
などがデジタルデータの形で記録されるようになってい
る。
【0004】また、同図において、5は車両の運行を管
理する事務所などに設置される解析装置であり、この解
析装置5に対して車載装置3から取外したICメモリカ
ード4を装着することによって、ICメモリカード4か
らデジタルデータを読み取ってフロッピディスクなどの
記録媒体にセーブすると共に、このセーブしたデジタル
データを解析して得た車両運行情報を収集する他、印字
や表示を行ったり、デジタルデータを記録するため車載
装置3に装着して使用するICメモリカード4の初期化
や設定データなどの記録を行う。
【0005】上述した構成のシステムにおいては、時間
とともに変化する走行速度や走行距離を、解析装置側に
おいて、下表Iに示すような各種の分解能で、CRT
(例えば640×400ドット)の表示画面上に描画し
たり、プリンタ(例えば180dpI)にプリントアウ
トさせて描画することが求められる。
【表1】
【0006】そこで、これに対応することができるよう
に、車載装置側においては、走行速度について0.5秒毎
の走行速度のデジタルデータを圧縮処理してICメモリ
4の所定の領域に記録するようにしている。また、走行
距離についてICメモリカード4中において0.5秒毎に
1ビットを割り当て、車両が100m走行する毎に、対
応するビットを1にし、かつ必要な場合には圧縮して走
行距離のデジタルデータをICメモリ4の所定の領域に
記録するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実際の運用に
当たっては、1時間、5分などの拡大グラフを表示した
り印字することはごく稀で、事故解析において使用する
場合だけであり、ほとんど場合は、24時間、10時
間、8時間の表示又は24時間印字による描画に限られ
ているのが現状である。
【0008】上述した従来のシステムにおいては、何れ
の拡大率を使用して表示や印字を行う場合にも、そのた
めのデータを0.5秒毎の圧縮データからの算出によって
求めることが行われている。このため、演算に長い時間
を要し、特にデータ量が多いときには即座にデータを目
で確認することが困難であるという問題があった。
【0009】よって本発明は、上述した従来の問題点に
鑑み、時々刻々変化する車両の速度を示す情報を含む車
両運行情報をデジタルデータの形で収集し、該収集した
デジタルデータを解析する車両運行情報収集解析システ
ムにおいて、車載装置において収集したデータに基づい
て解析装置において速度のグラフを種々の拡大率で描画
する際に、高速で描画することができるようにした車両
運行情報収集解析システムを提供することを目的として
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明により成された車両運行情報収集解析システム
は、図1の基本構成図に示すように、速度を一定時間毎
に計測した速度を圧縮処理して形成した速度圧縮データ
と、前記一定時間よりも長い期間の間に発生する速度最
大値と速度最小値とからなる速度時系列データとを可搬
型の記録媒体4に書き込んで車両運行情報を収集する車
載装置3と、前記記憶媒体4に書き込まれている速度圧
縮データと速度時系列データとを読み込み、1画面に表
示又は印字する時間の大きさに応じて前記速度圧縮デー
タ又は前記速度時系列データの一方を利用しグラフを作
成し描画させる解析装置5とを備えることを特徴として
いる。
【0011】前記車載装置3が、前記速度圧縮データを
作成して前記記録媒体4の所定エリアに書き込む第1の
書き込み手段31−1と、前記速度時系列データを作成
して前記記録媒体4に書き込む第2の書き込み手段31
−2とを備えることを特徴としている。
【0012】前記解析装置5が、1画面に表示又は印字
する時間の大きさをグラフの1ドット当たりの時間によ
り判定する判定手段51a−1と、該判定手段51a−
1により1ドット当たりの時間が短いと判定されたとき
前記速度圧縮データを伸長し変換して得たデータによ
り、1ドット当たりの時間が長いと判定されたとき前記
速度系列データによりそれぞれグラフを作成し表示させ
るグラフ作成表示手段51a−2とを備えることを特徴
としている。
【0013】
【作用】上記構成において、車載装置3において速度圧
縮データと速度時系列データとを可搬型の記録媒体4に
書き込んで車両運行情報を収集し、解析装置5において
1画面に表示又は印字する時間の大きさに応じて速度圧
縮データ又は速度時系列データの一方を利用しグラフを
作成し描画させている。
【0014】従って、1画面に表示又は印字する時間が
長い場合に、速度圧縮データを伸長処理しなくても速度
時系列データを使用して即座に描画することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は本発明による車両運行情報収集解析システ
ムの一部分を構成する車載装置の具体的な構成を示し、
同図において、車載装置3は予め定めた制御プログラム
に従って動作するマイクロコンピュータ(CPU)31
を有する。CPU31は制御プログラムを格納するRO
M31a及び信号処理のための各種のデータを格納する
RAM31bを内蔵している。
【0016】CPU31には、インタフェース(I/
F)32を介して回転センサ1からの距離パルス信号及
びイグニッション(IGN)スイッチのアクセサリ(A
CC)スイッチの状態を示す信号が入力され、また図示
しないコネクタを介してICメモリカード4が着脱自在
に接続されるようになっている。なお、33は接続され
る回転センサ1からの信号によって速度や走行距離を演
算するため、例えばその種類に応じた所定の値などを設
定するための設定スイッチ、34はICメモリカード4
を挿脱するための開口に設けられた蓋の開を検出する蓋
開検出スイッチである。
【0017】上述した構成の車載装置3は、カードを識
別するためのカードIDが予め書き込まれているICメ
モリカード4が装着されることによって、このICメモ
リカード4に対し、カードが装着されて蓋が閉じられて
から蓋が開かれるまでの期間として定義される各運行を
識別するめの運行IDとともに、各運行の間の圧縮した
速度データと1分時系列データとを書き込む。
【0018】このために、CPU31は車両の走行に応
じて回転センサ1が発生する信号を入力してこれを処理
し、車両の走行速度を0.5秒毎に計測し、この計測によ
り得た速度データを圧縮してICメモリカード4に書き
込む。また、1分毎の速度最大値及び最小値と走行距離
とを計測し、この計測により得た1分時系列データをI
Cメモリカード4に書き込む。
【0019】図3はICメモリカード4への書き込みフ
ォーマットを示し、同図において、ICメモリカード4
の書込エリアは、カードID書込エリア41と、運行I
Dエリア421 乃至42nと、1分時系列データエリア
431 乃至43nと、速度圧縮データエリア441 乃至
44nと、オプションデータエリア45とからなってい
る。
【0020】上記1分時系列データエリア431 乃至4
3nは、各運行の開始から1分間の走行毎の最大速度V
max 、最小速度Vnmin 及び所定の分解能、例えば1
00m単位からなる走行距離Dnからなっている。
【0021】上記0.5秒毎の速度圧縮データは1画面に
描画する時間が短く拡大率の大きな場合に、1分時系列
データは1画面に描画する時間が長く拡大率の小さな場
合に解析装置においてそれぞれ選択されて使用される。
【0022】車載装置3が図3に示すフォーマットでデ
ータを書き込むための動作を、CPU31が行う仕事を
示す図5乃至図7のフローチャートを参照して以下説明
する。CPU31はその電源の投入によって動作を開始
し、その最初のステップS1においてイニシャライズを
行う。このステップS1のイニシャライズにおいては、
後述する各種のフラグを0にしたり、各種処理に使用す
るエリアをクリアする。その後、ステップS2に進んで
IGNスイッチのACCがオン状態であるか否かを判定
する。ステップS2の判定がYESのときにはステップ
S3に進み、ここでICメモリカード4を挿脱するため
の開口に設けられた蓋の開を検出する蓋開検出スイッチ
34の状態によってICメモリカード4への書き込みが
可能であるか否かを判定する。
【0023】上記ステップS3の判定がYESのときに
はステップS4に進んでIDOKF(フラグ)が1であ
るか否かを判定し、この判定がNOのときにはステップ
S5に進んでIDOKFを1にしてからステップS6に
進み、ここでICメモリカード5が装着されたことに関
連するカードに対する読み出し書き込みを伴うカード開
始処理を行ってからステップS7に進む。上記ステップ
S4の判定がYESのときには、ステップS5及びステ
ップS6を飛ばしてステップS7に進む。
【0024】上記ステップS7においては、CPU31
のRAM31b内に構成した年月日時分秒の時間を刻む
時計について時計処理を行ってからステップS8に進
む。ステップS8においては、0.5秒経過したか否かを
判定し、この判定がYESのときにはステップS9に進
んで回転センサ1から入力している距離パルスに基づい
て速度を算出し、次のステップS10においてこの算出
した速度について時系列データ処理を行う。
【0025】続いてステップS11に進み、上記算出し
た速度についての圧縮処理を行ってからステップS14
に進む。なお、上記ステップS8の判定がNOのとき、
すなわち0.5秒経過していないときには上記ステップS
9乃至S11を飛ばしてステップS14に進む。上記ス
テップS14においては時計表示を行ってから上記ステ
ップS2に戻る。
【0026】上記ステップS2の判定がNO、すなわ
ち、IGNスイッチのACCがオフ状態のときには、ス
テップS15に進んでCPU31をスリープ状態にして
からステップS16に進み、ここで上記ステップS7と
同様の時計処理を行い、次のステップS17において上
記2と同様の判断を行い、ステップS17の判定がNO
のときには上記ステップS15に戻り、IGNスイッチ
のACCがオン状態になってステップS17の判定がY
ESとなるまでステップS15乃至S17を繰り返し、
ステップS17の判定がYESになったら上記ステップ
S2に戻る。
【0027】上記ステップS3の判定がNOのとき、す
なわち、ICメモリカード4を挿脱するための開口に設
けられた蓋の開を検出する蓋開検出スイッチ34の状態
によってICメモリカード4への書き込みが不可能であ
ると判定されたときには、ステップS18に進んでID
OKFが1であるか否かを判定し、このステップS18
の判定がYESのときにはステップS19においてID
OKFを0にし、次のステップS20においてカード終
了処理を行ってから上記ステップS2に戻る。また、上
記ステップS18の判定がNOのときにはステップS1
9及びS20を飛ばして上記ステップS2に戻る。
【0028】上記ステップS10の時系列データ処理
は、具体的には、図6及び図7に示すフローチャートの
実行により行われる。このフローチャートを実行するた
め、RAM31bの所定の領域には、図8に示すような
各種のエリアが用意されている。すなわち、速度最大値
を格納するVMAX 、速度最小値を格納するVMIN 、1分
カウンタエリアTIME、カードアドレスポインタA
P、距離エリアDSP、100mカウントエリアSPが
用意されている。
【0029】上記時系列データ処理においては、その最
初のステップS10aにおいて、上記ステップS9にお
いて算出した今回速度がRAM31b中のVMAX に格納
されている値よりも大きいか否かを判定し、この判定が
YESのときにはステップS10bに進んでVMAX にそ
れまでの値に代えて今回速度を格納してからステップS
10cに進み。一方、上記ステップS10aの判定がN
OのときにはステップS10bを飛ばしてステップS1
0cに進む。
【0030】上記ステップS10cにおいては、上記ス
テップS9において算出した今回速度がRAM31b中
のVMIN に格納されている値よりも小さいか否かを判定
し、この判定がYESのときにはステップS10dに進
んでVMIN にそれまでの値に代えて今回速度を格納して
からステップS10eに進む。一方、上記ステップS1
0cの判定がNOのときにはステップS10dを飛ばし
てステップS10eに進む。
【0031】上記ステップS10eにおいては、後述す
る100mF(フラグ)が1であるか否かを判定し、こ
の判定がYESのときにはステップS10fに進んで1
00mFを0にする。次にステップS10gに進み、こ
こでDSPをインクリメントしてからすなわち、DSP
をDSP+1にしてからステップS10iに進む。一
方、上記ステップS10eの判定がNOのときにはステ
ップS10f乃至S10gを飛ばしてステップS10i
に進む。
【0032】上記ステップS10iにおいては、1分経
過したか否かを判定する。このステップS10iの判定
がYESのときにはステップS10jに進み、ここでI
Cメモリカード4のカードアドスポインタAPによって
指定されているアドレスM(AP)にVMAX に格納され
ている値を、次のアドレスM(AP+1)にVMIN に格
納されている値を、更に次のアドレス(AP+2)にD
SPの内容をそれぞれ書き込む。そして、次のステップ
S10kにおいてAPにAP+3を格納して次の書き込
みアドレスを用意してから上記ステップS11に進む。
一方、上記ステップS10iの判定がNOのとき、すな
わち、1分経過していないときには上記ステップS10
j及びS10kを飛ばして上記ステップS11に進む。
【0033】上述した図5及び図6のフローチャートの
実行の過程において回転センサ1から距離パルスが入力
されると、図7の割り込みフローチャートを実行し、そ
の最初のステップS21においてSPをインクリメント
する。すなわち、SPをSP+1にする。その後ステッ
プS22に進んでSPの内容によって100m走行した
か否かを判定し、このステップS22の判定がYESの
ときにはステップS23に進んでSPを0にし、続くス
テップS24において100mFを1にして元のステッ
プに戻る。一方、ステップS22の判定がNOのとき、
すなわち、まだ100m走行していないときにはステッ
プS23及びS24を飛ばして直ちに元のステップに戻
る。
【0034】上記ステップS11の圧縮処理は、0.5秒
毎に上記ステップS9において算出した速度をアドレス
ポインタによって指定されているICメモリカード4中
のアドレスに運行ID時系列データと逆方向に、アドレ
スの大きな位置から書き込むが、この圧縮の具体的な方
法としては、例えば特公平3−53673号公報におい
て提案されているものを適用することができる。
【0035】以上の動作によって、車載装置3において
ICメモリカード4内には、図3に示すような圧縮され
た速度データと1分時系列データからなるデータが書き
込まれ、このデータが後述する解析装置5によって読み
取られて解析される。
【0036】一方、車両の運行を管理する運送会社の車
両管理事務所などに設置される解析装置5は、具体的に
は、図9に示すような構成となっており、予め定めたプ
ログラムに従って動作するパーソナルコンピュータ(パ
ソコン)51を有する。パソコン51には、パソコン本
体51aと、これに接続されたキーボード51b、CR
T51c、フロッピディスク(FD)ドライバ51d、
プリンタ51e及びカードリーダ・ライタ(R/W)5
1fが接続されている。
【0037】この解析装置5においては、フロッピディ
スクドライバ51dに解析プログラムなどを格納したプ
ログラムフロッピディスク(FD)51g1 を装着して
起動することによって、車載装置3から取外してカード
R/W51fに装着されたICメモリカード4から運行
データを読み取り、これをFDドライバ51dに装着れ
ているデータフロッピディスク(FD)51g2 にセー
ブしたり、ICメモリカード4から読み取った運行デー
タを直接解析するか或いはデータFD51g2に一度セ
ーブしている運行データを解析し、この解析の結果得ら
れる一覧表、運行管理表、グラフ、安全管理表などをC
RT51cに表示したり或いはプリンタ51eによって
印字したりする他、運行データを記録するため車載装置
3に装着して使用するICメモリカード4の初期化や設
定データなどの記録を行う。
【0038】上述した構成の解析装置5は、そのパソコ
ン本体51aが図10のフローチャートに示す仕事を実
行する。すなわち、パソコン本体51aはプログラムF
D51g1 を装着することによって起動し、その最初の
ステップS31において処理メニュー画面をCRT51
cに表示させる。その後ステップS32に進み、ここで
キーボード51bのテンキーによる選択を待つ。
【0039】今、キーボード51bのテンキーによって
カード読み取りが選択されると、ステップS33に進ん
でカードR/W51fに装着されているICメモリカー
ド4から運行データを読み取るカード読み取り処理を行
い、続くステップS34において運行データを読み取っ
た運行データの保存処理を行ってからステップS35に
進んでカードの初期化処理を行い、次のステップS36
において設定データによる選択を待つ。
【0040】キーボード51bのテンキーによってFD
読み取りが選択されると、ステップS37に進んでFD
ドライバ51dに装着されているデータFD51g2
ら運行データを読み取るFD読み取り処理を行ってから
上記ステップS36に進んで設定データによる選択を待
つ。
【0041】キーボード51bのテンキーによってカー
ド確認処理が選択されると、ステップS38に進んでカ
ードR/W51fに装着されているICメモリカード4
を確認するカード確認処理を行う。その後ステップS3
9に進んでフリーワード(FW)を変更するFW変更処
理を行い、続くステップS40においてカード再利用処
理を行ってから上記ステップS31のメニュー画面に戻
る。また、ステップS32において終了が選択されたと
きにはステップS41において終了処理を行って動作を
終了する。
【0042】上記ステップS36においては、ステップ
S42の一覧表作成表示処理、ステップS43の運行管
理表作成表示処理、ステップS44のグラフ作成表示処
理、ステップS45の安全管理表作成表示処理の何れか
の選択処理を行う。ステップS42乃至S45の実行後
はステップS46に進んでキーボード51bのファンク
ションキーによる選択を待つ。
【0043】上記ステップS46におけるファンクショ
ンキーによる選択によって、ステップS47の一覧表作
成表示処理、ステップS48の運行管理表作成表示処
理、ステップS49の安全管理表作成表示処理、ステッ
プS50のグラフ作成表示処理、ステップS51の印字
処理をそれぞれ行ってからステップS46に戻り、無選
択によって上記ステップS31に戻る。
【0044】上記ステップS44及びS50のグラフ作
成表示処理では、上記表Iに示した1画面時間の選択に
よってCRT61c或いはプリンタ61eに対するデー
タ出力処理を行う。通常運用時には24時間、10時間
又は8時間分の表示或いは印字が行われ、これらには1
分時系列データに基づいて描画を行うことができる。ま
た、事故解析時には12分、5分又は4分分の表示或い
は印字が行われ、これらには圧縮速度データを伸長して
作成した速度展開データに基づいて描画を行うことにな
る。なお、時間軸の分解能は1分を越えるものは、1分
の整数倍となるものを選ぶ。
【0045】上述したように圧縮速度データと1分時系
列データを使用してグラフを作成して表示するグラフ作
成表示処理のフローチャートを示す図11を参照して以
下詳細に説明する。
【0046】グラフ作成表示処理では、その最初のステ
ップS101においてグラフの1ドットは1分以上であ
るか否かを判定する。この判定は1画面時間が8時間以
上であるか否かを判断することによって行うことができ
る。ステップS101の判定がYESのときには、通常
の運用の場合で、ステップS102に進んで1ドットが
2又は3分であるか否かを判定する。ステップS102
の判定がYESのとき、すなわち、24時間表示のとき
には、ステップS103に進んで1分時系列データを2
又は3分時系列データに変換してからステップS104
に進む。ステップS102の判定がNOのときにはステ
ップS103を飛ばしてステップS104に進む。
【0047】上記ステップS101の判定がNOのと
き、すなわち、グラフの1ドットが1分以上でないとき
は、事故解析時の場合で、ステップS105に進んで圧
縮データを伸長処理し、続くステップS106において
伸長処理したデータを単位時間(1分未満)の図4に示
すような時系列データに変換し、更に次のステップS1
07において伸長データから積分により同じく図4に示
すような時系列データ(距離)に変換してからステップ
S104に進む。
【0048】ステップS104においてはnを0にし、
次のステップS108においてVn,Dnを表示し、次
のステップS109においてnをインクリメントし、す
なわち、nをn+1にしてからステップS110に進
む。ステップS110においてはnがNに等しいか否か
を判定し、この判定がNOのときには上記ステップS1
08に戻って、上記ステップの変換によって得た時系列
データを最後の一つを表示し終わるまでステップS10
8乃至110を繰り返す。そして、ステップS110の
判定がYESとなったら処理を終了して元に戻る。
【0049】上述した図10及び図11のフローチャー
トの説明から明らかなように、解析装置5のパソコン5
1の本体51aは、1画面に表示又は印字する時間の大
きさをグラフの1ドット当たりの時間により判定する判
定手段51a−1と、該判定手段51a−1により1ド
ット当たりの時間が短いと判定されたとき前記速度圧縮
データを伸長し変換して得たデータにより、1ドット当
たりの時間が長いと判定されたとき前記速度系列データ
によりそれぞれグラフを作成し表示させるグラフ作成表
示手段51a−2として働く。
【0050】なお、1分時系列データを収集しているの
で、1分走行距離Dnから簡単に平均速度を求めること
ができ、従って、1分時系列データによる速度描画を最
大値によるもの、最大値及び最小値を垂直に結んだ線に
よるもの、平均速度によるものの3つの画面を高速に切
り替えることができる。
【0051】上記ICメモリカード4の容量は、1分時
系列データを記録することによって、24×60×3=
4320バイト(1日当たり)増加するが、1日に必要
な容量を65536(64K)バイトとすれば全体の7
%以下であり、高速化による効果の方が大きい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本考案によれば、車
載装置において速度圧縮データと速度時系列データとを
収集し、解析装置において1画面に表示又は印字する時
間の大きさに応じて速度圧縮データ又は速度時系列デー
タの一方を利用しグラフを作成し描画させていて、1画
面に表示又は印字する時間が長い場合に、速度圧縮デー
タを伸長処理しなくても速度時系列データを使用して即
座に描画することができるので、車載装置において収集
したデータに基づいて解析装置において速度のグラフを
種々の拡大率で描画する際に、高速で描画することがで
きるようになるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両運行情報収集解析システムの
基本構成を示すブロック図である。
【図2】本発明によるシステムの車載装置の具体的な構
成を示す図である。
【図3】図2の車載装置によってICメモリカードに書
き込まれるデータのフォーマットの一例を示す図であ
る。
【図4】時系列データの構成例を示す図である。
【図5】図2の車載装置のCPUが行う仕事を示すフロ
ーチャートである。
【図6】図5中の一部分の詳細を示すフローチャートで
ある。
【図7】図5中の他の部分の詳細を示すフローチャート
である。
【図8】図6のフローチャートの実行のためにRAM中
に用意された各種のエリアを示す図である。
【図9】本発明によるシステムの解析装置の具体的な構
成を示す図である。
【図10】図9の解析装置のパソコン本体が行う仕事を
示すフローチャートである。
【図11】図10中の一部分の詳細を示すフローチャー
トである。
【図12】従来一般の車両運行情報収集解析システムの
概略構成を示す図である。
【符号の説明】
3 車載装置 4 記憶媒体(ICメモリカード) 5 解析装置 31−1 第1の書き込み手段(CPU) 31−2 第2の書き込み手段(CPU) 51a−1 判定手段(パソコン本体) 51a−2 グラフ作成表示手段(パソコン本体)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 速度を一定時間毎に計測した速度を圧縮
    処理して形成した速度圧縮データと、前記一定時間より
    も長い期間の間に発生する速度最大値と速度最小値とか
    らなる速度時系列データとを可搬型の記録媒体に書き込
    んで車両運行情報を収集する車載装置と、 前記記憶媒体に書き込まれている速度圧縮データと速度
    時系列データとを読み込み、1画面に表示又は印字する
    時間の大きさに応じて前記速度圧縮データ又は前記速度
    時系列データの一方を利用しグラフを作成し描画させる
    解析装置とを備えることを特徴とする車両運行情報収集
    解析システム。
  2. 【請求項2】 前記車載装置が、前記速度圧縮データを
    作成して前記記録媒体の所定エリアに書き込む第1の書
    き込み手段と、前記速度時系列データを作成して前記記
    録媒体に書き込む第2の書き込み手段とを備えることを
    特徴とする請求項1記載の車両運行情報収集解析システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記解析装置が、1画面に表示又は印字
    する時間の大きさをグラフの1ドット当たりの時間によ
    り判定する判定手段と、該判定手段により1ドット当た
    りの時間が短いと判定されたとき前記速度圧縮データを
    伸長し変換して得たデータにより、1ドット当たりの時
    間が長いと判定されたとき前記速度系列データによりそ
    れぞれグラフを作成し表示させるグラフ作成表示手段と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の車両運行情報
    収集解析システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59193311A (ja) * 1983-04-19 1984-11-01 Mitsubishi Motors Corp 車両用運行記録装置
JPH0429015A (ja) * 1990-05-25 1992-01-31 Yazaki Corp デジタル速度データの解析装置

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