JPH0634285B2 - ローディング―クランプ機構 - Google Patents

ローディング―クランプ機構

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JPH0634285B2
JPH0634285B2 JP1155634A JP15563489A JPH0634285B2 JP H0634285 B2 JPH0634285 B2 JP H0634285B2 JP 1155634 A JP1155634 A JP 1155634A JP 15563489 A JP15563489 A JP 15563489A JP H0634285 B2 JPH0634285 B2 JP H0634285B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 1個のモータにより、ディスクの移送(ローディング)
を行なうローラの駆動と、併せて挿入完了位置に到達し
たディスクのクランプ及びローラの退避運動をも行なわ
せるコンパクトディスクプレーヤにおいて、ディスクの
挿入完了位置に触手を有するレバーにより、モータによ
り駆動される駆動歯車に対してディスクのクランプとロ
ーラの退避運動を起させる欠歯歯車を係脱させる機構を
設けたローディング−クランプ機構であって、更に必要
に応じて、ディスクの演奏時に前記レバーの触手をディ
スクに接触しない位置へ逃がす機構、ディスクが挿入完
了位置に到達した後、クランプが行なわれるまでの間に
前記レバーの触手によってディスクが動かされることが
ないようにするカム機構、及び欠歯歯車がみだりに駆動
歯車と係合しないように、欠歯歯車を一時的に拘束する
カム機構をも設ける。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、たとえば車載用のコンパクトディスクプレー
ヤにおいて使用するのに適したディスクのローディング
−クランプ機構に関するものである。
〔従来の技術〕
第6図に従来例を示す。40はコンパクトディスクプレー
ヤ内へ挿入(ローディング)されるディスク、41は力P
によってディスクを押圧する加圧ローラ、42はディスク
40を移送させる駆動ローラで、専用のモータ43と歯車伝
動装置44によって減速駆動される。この例ではディスク
40が挿入完了位置へ到達したことを光センサ等の位置検
知センサ45により検知するようになっており、その信号
により別のモータ46が起動して歯車伝動装置47を介して
スライドレバー48を右方へ移動させることにより、クラ
ンパ49をカム溝50によって降下させ、ディスク40を図示
されないターンテーブル上にクランプするようになって
いる。
モータ43及び46を設ける代りに唯一個のモータ43のみで
駆動させる場合は、プランジャ51により伝動装置44の歯
車52を切換えて伝動装置47にも係合することができるよ
うにする。プランジャ51はセンサ45によって切換え動作
を行なう。
また、ディスクが挿入完了位置に到達したときに、その
位置で停止させるには筐体に設けられた2本のストッパ
ーピンがあればよいが、最近の志向に合わせて、一つの
コンパクトディスクプレーヤによって直径12cmと8cmの
2種類のディスクを、どちらでも使用することができる
ようにすると、固定のストッパーピンでは2種類のディ
スクに対応することができないという問題がある。
〔発明が解決しようとする課題〕 従来技術のように、モータ43及び46を併用すると、減速
のための歯車伝動装置も44及び47のように2系統必要と
なる。もしモータ43のみで済ませようとすれば、プラン
ジャ51とそれに関連する部品を追加しなければならない
から、いずれにしても部品点数が多くなり、それらのた
めに大きなスペースが必要になるので、プレーヤを小型
化することができない。
ディスクの挿入完了位置を機械的な手段すなわち触手を
有するレバーによって検出するものも従来から試みられ
ているが、ディスクをクランプした後にレバーを支障の
ない位置へ移動させる機構が複雑となり、多くの部品点
数とかなり大きなスペースが必要であった。このレバー
は、ばねによって付勢されているので、ディスクがロー
ラによって挿入完了位置へ移送されたあと、クランパが
下降してディスクをターンテーブル上にクランプするま
での期間に、レバーによってディスクを再び押し戻し、
位置をずれさせてしまうというようなトラブルが起るこ
ともあった。
ディスクの挿入(ローディング)からクランプ及びロー
ラの下降までを唯一個のモータと歯車伝動装置によって
切換え駆動する場合には、切換え機構が誤動作を招きや
すいという問題もあり、そのための対策が必要である。
本発明はこれら従来技術の問題点を解決すると共に、切
換え駆動を採用する際に生じる新たな懸念に対しても、
あらかじめ対策を講じることを発明の解決課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のローディング−クランプ機構は、基本的には、
ディスクを移送するローラを駆動するための一個のモー
タによって併せて前記ディスクのクランプと挿入完了後
の前記ローラの退避運動をも行わせるようにしたコンパ
クトディスクプレーヤにおいて、前記ディスクの直径に
対応する所定の位置で回動可能に枢着されるとともに一
端に設けられた触手を前記ディスクの挿入完了位置に置
いているレバーの他端により、前記ディスクのクランプ
と挿入完了後の前記ローラの退避運動を起させる機構に
動力を伝達する欠歯歯車を、前記ローラを駆動する伝動
機構に設けられた駆動歯車との噛合い開始位置へ移動さ
せるように構成されていることを特徴とするものであ
り、場合によっては、前記ディスクの挿入完了位置に置
かれている前記レバーの一端に設けられた前記触手を、
前記ディスクのクランプ後に前記ディスクの周縁との係
合位置から離すために、前記レバーの他端を移動させる
突起を前記欠歯歯車に設けること、及び、前記ディスク
の挿入完了位置にある前記ディスクが、その周縁に係合
している前記レバーの触手によって前記ディスクのクラ
ンプが行なわれる前に移動させられることがないよう
に、前記レバーを前記ディスクの挿入完了位置において
一時的に保持するカム機構を前記欠歯歯車と前記レバー
との間に設けること、さらに、前記ディスクが挿入完了
位置に到達する前に前記欠歯歯車が前記駆動歯車との噛
合い開始位置へ移動することがないように、前記欠歯歯
車を一時的に拘束するカム機構を前記欠歯歯車と前記レ
バーとの間に設けることをも可能とするものである。
〔作 用〕
本発明は前記手段のような構成を有するから、ディスク
のクランプと挿入完了後のローラの退避運動は、ローラ
を駆動してディスクを移送するモータによって併せて行
ななわれる。運動の切換えは欠歯歯車によっており、そ
れを駆動歯車との係合位置へ動かすことは、ディスクの
挿入完了位置に触手を有するレバーによって行なわれ
る。
ディスクがターンテーブル上にクランプされた後に、レ
バーを回動させて触手をディィスクの周縁部から遠ざけ
る作用は、欠歯歯車に設けられた突起によって行なわれ
るる。
ディスクが挿入完了位置であるターンテーブル上に到達
したあと、クランプが行なわれる前に、触手を有するレ
バーの付勢力によって位置がずれることを防止するため
に、欠歯歯車に設けられたカム機構が、その時期にレバ
ーの動きを拘束してトラブルを防止する。
さらに、欠歯歯車を用いた切換え機構の欠点として振動
などによる誤動作の心配があるので、欠歯歯車が係合位
置に入る直前のところでそれを拘束して待機させるカム
機構を設けて作動を確実なものとしている。
〔実施例〕
本発明を実施するコンパクトディスクプレーヤの全体構
造の一例が、第1図(平面透視図)及び第2図(側面透
視図)に示されている。これらの図において、1はコン
パクトディスクプレーヤの筐体、2は直径12cm又は8cm
のコンパクトディスクを挿入又は排出する挿排口、3は
図示されないターンテーブル上に載置された状態の直径
8cmのコンパクトディスクを示す。4及び5はディスク
3をターンテーブル上に正しく位置させるための位置ぎ
めピンで、本発明とは直接関係がないため詳細な説明は
省略するが、これらのピンは回動するレバー上に設けら
れていて、第1図の状態は直径8cmのディスク3を位置
ぎめするための位置にある。直径12cmのディスクが挿入
されたときは、挿排出口2の中に設けられているディス
クの判別機構によって、ピン4及び5を支持しているレ
バーが回動し、直径12cmのディスクに対応する位置へ位
置ぎめピン4及び5を移動させる。
第1図に示す6はディスク3の挿入完了を検知するため
のレバー(挿完レバーと略称する)で、ピン7によって
枢着され、左端のピン8が位置ぎめピン4,5に対して
ディスク3が接触する僅か手前で、先にディスク3の周
縁に接触し、図示されない挿排ローラによってディスク
3が位置ぎめピン4,5に抵触するまで送り込まれると
きに、ピン7のまわりに僅かの角度だけ回動を行ない、
それが後述のトリガーレバーの移動を起させることにな
る。挿完レバー6の枢着ピン7は、このコンパクトディ
スクプレーヤが直径8cmと12cmの2種類のディスクに対
応するものであるため、筐体1に直接に植設することな
く、やはりディスクの判別機構によって回動するレバー
9の上に植設されており、直径12cmのディスクが挿入さ
れると枢着点のピン7が移動し、触手となるピン8をそ
のディスクにふさわしい位置へ移動させる。したがっ
て、いずれにしてもディスクの直径に関係なく、挿完レ
バー6のピン8はディスクがターンテーブルの直上に来
る僅か前にディスクの周縁に接触し、ディスクが位置ぎ
めピン4,5によってターンテーブルの直上で停まるま
で動く間に、ピン7のまわりに僅かに回動することは前
述の通りである。
10は、第3図にも示すように、挿完レバー6の右端のピ
ン11と係合する長孔12を有するトリガーレバーで、筐体
1の右端上面に植設されたピン13,14に係合する長孔1
5,16により第1図及び第2図において上下方向にのみ
摺動することができるように支持されている。トリガー
レバー10は、引張りばね17(第3図)によって第1図及
び第2図において上方へ付勢されている。
トリガーレバー10には、第2図以下にみられるようなフ
ォーク18が一体に設けられており、第4図に詳細に示す
ように、該フォーク18は2本の脚部19,20と頚部21を有
し、一方の脚部19には内側に突起22が設けられる。した
がってフォーク18により2本の脚部19,20の間には脚間
隙23と、突起22の内側に凹部24と、更に頚部21の左右に
凹部25及び26が形成される。
フォーク18に係合する欠歯歯車27が筐体1に設られた軸
28上に回動できるように支持されており、その周縁の一
部29には歯が設けられておらず、歯の設けられた部分30
のみによって駆動側の歯車31と噛み合い、その時だけ動
力の伝達を受けることができる。途中の歯車列は図示さ
れていないが、歯車31は第2図に示されたモータ32によ
って減速駆動されるように構成される。
欠歯歯車27の外側面にはC形のカム33が一体に形成され
ており、前記トリガーレバー10のフォーク18に形成され
た脚間隙23の中に少くとも一部か入るように、トリガー
レバー10を係合させる。欠歯歯車27の前記外側面には所
定の位置に2個のピン状の突起34,35が設けられてい
る。これらの突起はフォーク18の頚部21の左右に形成さ
れた凹部25及び26に係合する。
欠歯歯車27の内側面には図示されていない小径の欠歯歯
車が一体に設けられており、その歯のある部分が、トリ
ガーレバー10の移動方向と平行な方向に可動のスライド
レバー36の一部に設けられたラック37に噛み合うように
なっていて、欠歯歯車27が歯車31と噛合っている時だ
け、スライドレバー36を、第1図及び第2図では上下方
向に、第5図では左右方向に移動させ得る。
スライドレバー36にはピン38(第2図及び第5図)が設
けられており、その上に図示されないクランパのアーム
に形成されたカム面が載っていて、スライドレバー36が
第2図において上方に、第5図において右方に移動する
と、クランパが下降して来て、ターンテーブル上にディ
スク3をクランプするようになっている。
また、クランプの下降と連動して、スライドレバー36の
カム溝39に係合するピンにより、ディスク3を下方から
押圧駆動して移動させる図示されないローラの支持レバ
ーが回動して、ローラをディスク3の回転に支障のない
位置まで下降させる。
次に、実施例のコンパクトディスクプレーヤの作動につ
いて述べる。直径8cm又は12cmのコンパクトディスク3
が挿排口2に軽く挿入されると、光センサ等の検知手段
によりモータ32が起動され、図示しないローラを駆動し
てディスク3をターンテーブルの方へ移送する。本発明
の要部構造は、この状態までは第5図(A)の初期状態に
ある。
ディスク3は、プレーヤの筐体1内に深く進入した時
に、まず挿完レバー6の触手であるピン8に当るので、
挿完レバー6は右回りに回動させられる。その結果、ピ
ン11と長孔12の係合によりトリガーレバー10が第1図及
び第2図では下方へ、第3図〜第5図においては左方
へ、引張りばね17に抗して動かされる。
トリガーレバー10の頚部21が凹部25の中にある突起34を
左方(第3図〜第5図)に押すことにより、初期状態
(A)において駆動歯車31に対して歯のない部分29が対向
していて噛合いの生じていなかった欠歯歯車27が若干の
角度左へ回転させらせるので、歯のある部分30が駆動歯
車31と噛合う位置へ移動する(第5図(B)の状態)。歯
車31はモータ32がディスク3を移送するのと連動して同
じ歯車列によって減速駆動されているから、欠歯歯車27
が噛合いを開始した時、直ちに欠歯歯車27を回転駆動す
ることになる。そしてこの時ほぼ同時に、欠歯歯車27の
内面側にある図示されない小径の欠歯歯車もラック37と
噛合いを開始し、欠歯歯車27が回転駆動されることによ
ってスライドレバー36を、第5図において右方へ、第2
図において上方へ移動させることになる(第5図(C)の
状態)。
これに先立ち、トリガーレバー10が移動して欠歯歯車27
の突起34を押し、欠歯歯車27を、回転させて駆動歯車31
との噛合い位置へ動かしたとき、第5図(B)にみられる
ように、トリガーレバー10のフォークの一方の脚部20が
欠歯歯車27に設けられたC形カム33の円形の背面に抵触
し、トリガーレバー10はそれ以上の移動を阻止される。
これは、挿完レバー6の回動がその位置で制止されるこ
とを意味するから、挿完レバー6の先端にあるピン8
は、ディスク3に対するストッパーとして作用すること
になる。そして、この作用は、位置ぎめピン4,5と協
働して、ディスク3をターンテーブル上に正確に位置ぎ
めするのに役立つ。トリガーレバー10及び挿完レバー
6、従ってディスク3に対するストッパーとしてのC形
カム33の作用は、後述の第5図(E)の状態まで継続す
る。
欠歯歯車27が第5図(C)の状態から同(D)の状態まで回転
させられると、スライドレバー36は大きく右方へ(第5
図)動かされ、それによって前述のようにディスク3を
移送させて来たローラが、カム溝39の作用でディスク3
から離れて下降するため、ピン38の作用でクランパがデ
ィスク3を押圧する位置まで降下する僅かの時間、ディ
スク3は自由な状態におかれる。このときに、ばね17に
よって戻り方向に付勢されている挿完レバー6(第3図
参照)により、ピン8を介してディスク3が押し戻され
てターンテーブル上からずれるおそれがある。図示実施
例ではトリガーレバー10のフォークの脚部19に突起22を
形成してあり、この時期にはこの突起22が第5図(D)に
示すようにC形カム33の外周に接触するように構成して
あるから、トリガーレバー10及び挿完レバー10は、フォ
ーク18とC形カム33の係合により、どの方向にも移動し
ないように保持される。したがって、一たんターンテー
ブル上に位置ぎめされたディスク3が再びずれるような
ことはない。この保持状態は第5図(E)の状態まで続
き、この間にスライドレール36は進行してディスク3の
クランプは完了する。なお、この作用だけであれば、フ
ォークの脚部19がC形カム33の外周に係合していればよ
いので、必ずしも突起22を設ける必要はない。
さらに欠歯歯車27が回転し、C形カム33の外周がトリガ
ーレバー10のフォークの脚部20から離れたのちは、トリ
ガーレバー10は可動となるが、このときは、欠歯歯車27
の外側面に設けられた突起35が回転して来てトリガーレ
バー10の頚部21に接触し、それを第3図〜第5図におい
て左方へ押すから、トリガーレバー10と挿完レバー6は
再び動かされて、こんどはピン8をクランプされたディ
スク3の周縁から離すことになる。これは第5図(F)に
示されている状態であって、これにより、ディスク3は
挿完レバー6のピン8に邪げられることなく自由にター
ンテーブル上で回転することになり、これでディスクの
挿入行程が完了する。
なお、前述のように、C形のカム33によってフォーク18
を拘束してトリガーレバー10、従って挿完レバー6をそ
の位置で保持する作用はフォーク18が脚部19を具えてい
ればよく、更に、挿完レバー6のピン8をディスク3に
対するストッパーとして作用させる意味では、フォーク
18が脚部20を具えていればよいが、図示実施例のように
脚部19に突起22を設け、それによって凹部24を形成して
いる場合は、第5図(A)に示す初期状態において欠歯歯
車27を駆動歯車31にみだりに係合しないように保持する
作用が生じる。
車載用のコンパクトディスクプレーヤでは、外部から振
動を受けることによって、欠歯歯車27が多少回転するこ
とは十分考えられることであり、もしディスク3がター
ンテーブル上に位置する時までに欠歯歯車27が駆動歯車
31に噛み合ってしまうと、クランパの下降やローラの退
避が始まってしまうのでディスクの挿入を行なうことが
できなくなる。しかしながら、欠歯歯車27が大きく回転
したあと駆動歯車31と噛合うように初期の遊転角を大き
くとると、ディスク3が挿完レバー6のピン8に接触し
たあと、大きくピン8を押さないと欠歯歯車27が駆動さ
れないことになるので、作動が緩慢になり、プレーヤの
演奏開始が遅くなる。
本発明においてフォーク18の脚部19に突起22を設けるこ
とにより凹部24を形成すると、C形カム33の一端がこの
凹部24によって保持され、欠歯歯車27が駆動歯車31に噛
み合う寸前のところで確実に止めることができ、応答の
速い、しかも誤動作のないプレーヤを製作することが可
能とる。
ディスク3を排出するときは、排出命令により前述の挿
入行程が逆方向に進行し、挿排口にディスク3が停って
いる状態まで自動的に操作が行なわれることは言うまで
もない。
〔発明の効果〕
本発明によれば、コンパクトディスクプレーヤの駆動系
統を簡単なものとなし、部品点数を減じて、全体を小型
化することが可能となる。しかも、その作動は確実であ
って、一たん着床したディスクがけり出されたり、クラ
ンプローラの退避機構が誤動作するようなことがない
し、その時期が来たときには直ちに作動を開始すること
ができる。
また、本発明は機械的なディスクの検出手段を採用して
いるため、大小2種類のコンパクトディスクを併用する
プレーヤを比較的簡単に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の全体構造を示す平面透視図、
第2図はその側面透視図、第3図は本発明実施例の要部
を示す斜視図、第4図はその側面図、第5図は要部の作
動の各状態を比較して示す側面透視図、第6図は従来例
の構成を略示する概念図である。 1……筐体、2……挿排口、 3……コンパクトディスク、 4,5……位置ぎめピン、6……挿完レバー、 7……枢着ピン、8……ピン、 9……レバー、10……トリガーレバー、 11……ピン、12……長孔、 13,14……ピン、15,16……長孔、 17……引張りばね、18……フォーク、 19,20……脚部、21……頚部、 22……突起、23……脚間隙、 24,25,26……凹部、27……欠歯歯車、 28……軸、29……歯のない部分、 30……歯のある部分、31……駆動歯車、 32……モータ、33……C形カム、 34,35……突起、36……スライドレバー、 37……ラック、38……ピン、 39……カム溝、40……ディスク、 41……加圧ローラ、42……駆動ローラ、 43,46……モータ、44,47……歯車伝動装置、 45……位置検知センサ、48……スライドレバー、 49……クランパ、50……カム溝、 51……プランジャ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクを移送するローラを駆動するため
    の一個のモータによって併せて前記ディスクのクランプ
    と挿入完了後の前記ローラの退避運動をも行わせるよう
    にしたコンパクトディスクプレーヤにおいて、前記ディ
    スクの直径に対応する所定の位置で回動可能に枢着され
    るとともに一端に設けられた触手を前記ディスクの挿入
    完了位置に置いているレバーの他端により、前記ディス
    クのクランプと挿入完了後の前記ローラの退避運動を起
    させる機構に動力を伝達する欠歯歯車を、前記ローラを
    駆動する伝動機構に設けられた駆動歯車との噛合い開始
    位置へ移動させるように構成されていることを特徴とす
    るローディング−クランプ機構。
  2. 【請求項2】前記ディスクの挿入完了位置に置かれてい
    る前記レバーの一端に設けられた前記触手を、前記ディ
    スクのクランプ後に前記ディスクの周縁との係合位置か
    ら離すために、前記レバーの他端を移動させる突起を前
    記欠歯歯車に設けたことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載のローディング−クランプ機構。
  3. 【請求項3】前記ディスクの挿入完了位置にある前記デ
    ィスクが、その周縁に係合している前記レバーの触手に
    よって前記ディスクのクランプが行なわれる前に移動さ
    せられることがないように、前記レバーを前記ディスク
    の挿入完了位置において一時的に保持するカム機構を前
    記欠歯歯車と前記レバーとの間に設けたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載のローディング−クランプ
    機構。
  4. 【請求項4】前記ディスクが挿入完了位置に到達する前
    に前記欠歯歯車が前記駆動歯車との噛合い開始位置へ移
    動することがないように、前記欠歯歯車を一時的に拘束
    するカム機構を前記欠歯歯車と前記レバーとの間に設け
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のローデ
    ィング−クランプ機構。
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