JP3910489B2 - ディスク再生装置 - Google Patents

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    • G11B17/0404Servo control with parallel drive rollers

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンパクトディスクやレーザーディスク等の光ディスクに記録された情報を再生するディスク再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図11は従来のディスク再生装置の外部構成を示す概略斜視図であり、図12は図11に示した従来のディスク再生装置の内部構成を示す概略斜視図である。なお、図において右下を前方とし、左上を後方とする。この点は以下の各斜視図においても同様とする。
【0003】
図において1はディスク再生装置の筐体を構成するシャーシであり、2はシャーシ1の前面に設けられ8cmディスク等の小径ディスクまたは12cmディスク等の大径ディスクを挿入するためのディスク挿入口であり、3はディスク挿入口2の近傍に設けられたディスク搬送部であり、4はディスク搬送部3に駆動力を付与するディスク搬送動力伝達部であり、5はシャーシ1の内部中央付近に配置されたディスク再生部であり、6はディスク再生部5にディスクを固定するためのクランプアーム部である。
【0004】
7はディスク挿入口2から挿入されたディスクのサイズ(外径)により異なる振れ角で回動してディスクの外径に応じてクランプアーム部6によるクランプ位置を切り替えるディスクサイズ選択レバーである。ディスクサイズ選択レバー7はシャーシ1に固定された回動軸8を中心として矢印A方向およびB方向に回動可能であり、ディスクサイズ選択レバー7の先端部分にはディスクの外周部分を摺動するピン7aが設けられている。また、ディスクサイズ選択レバー7は常に矢印B方向に回動するようにコイルスプリング9によって付勢されているため、矢印B方向に最大限振れた位置でディスク搬送に備えて待機している。
【0005】
10はクランプ位置に搬送されたディスクに対するクランプアーム部6によるクランプ動作に備えて自らの原点位置(図示せず)から遠ざかる前方位置に移動してディスク搬送部材(図示せず)をディスク近傍から退避させるスライド部材である。スライド部材10はディスク挿入口2近傍で前後方向に摺動する第1スライダラック11と原点位置(図示せず)側で前後方向に摺動する第2スライダラック12とから概略構成されている。第1スライダラック11はディスク搬送動力伝達部4のギア4aと噛み合うラック11aを有する長尺部材である。第1スライダラック11の原点位置寄りの後端部とシャーシ1との間には第1スライダラック11を原点位置側の後方へ常に付勢するコイルスプリング13が配設されている。第2スライダラック12は同じくディスク搬送動力伝達部4のギア4aと噛み合うラック(図示せず)を有する長尺部材である。第2スライダラック12の原点位置寄りの後端部とシャーシ1との間には第2スライダラック12を原点位置側の後方へ常に付勢するコイルスプリング(図示せず)が配設されている。
【0006】
次にディスク(図示せず)のローディング動作について説明する。
まず、ディスクがディスク挿入口2から挿入されると、基板(図示せず)に設けられたセンサ(図示せず)によりディスク搬送動力伝達部4のモータ(図示せず)が駆動され、その回転駆動力でディスク搬送部3の搬送ローラ3aがディスクローディング方向(図12の矢印C方向)に回転する。これによりディスクが装置内部へ搬送される。ディスクが搬送されると、その外周部分にディスクサイズ選択レバー7のピン7aが当接する。さらに、ディスクが搬送されると、ピン7aがディスクの外周部分を摺動するため、ディスクサイズ選択レバー7は回動軸8を中心に矢印A方向に所定の振れ角で回動する。ディスクサイズ選択レバー7が所定の振れ角で回動すると、クランプアーム部6に配設されたディスクセンタリング部材6aを押圧する。これにより、ディスクはそのサイズに適合したセンタリング(クランプ位置)まで搬送可能となる。ディスクの搬送が完了すると、ディスク搬送完了検知部材(図示せず)がディスク搬送部材(図示せず)を退避させる第1スライダラック11を押圧する。第1スライダラック11は、原点位置から前方へ所定量移動すると、そのラック11aとディスク搬送動力伝達部4のギア4aとが噛み合い、さらに前方へ移動する。このように第1スライダラック11が移動すると、ディスク搬送部3の搬送ローラ3aを押圧してこれを降下させる。また、第1スライダラック11が前方へ所定量移動すると、クランプアーム部6をディスク再生部5側に降下させる第2スライダラック12も連動して前方へ移動する。第2スライダラック12が前方へ移動すると、ディスク再生部5を固着していたロック部材(図示せず)が回動することでロック解除され、ディスク再生部5は弾性部材(図示せず)によりシャーシ1に対して防振可能となる。ローディング完了位置に配置された移動量検知手段(図示せず)により第2スライダラック12がローディング完了位置まで移動したことが検知されると、ディスク搬送動力伝達部4からの動力が停止され、一連のローディング動作が完了する。
【0007】
次にイジェクト動作について説明する。
ディスク(図示せず)のイジェクト指示を受け付けると、ディスク搬送動力伝達部4からのイジェクト方向(図12の矢印D方向)の動力により第1スライダラック11および第2スライダラック12が移動する。ここで、第2スライダラック12は、そのラック(図示せず)とディスク搬送動力伝達部4のギア4aとの噛み合いが外れる位置まで移動し、この位置以降においては第1スライダラック11からの押圧により第2スライダラック12のイジェクト完了位置まで移動し、第1スライダラック11からの押圧が解除される。第1スライダラック11のラック11aとディスク搬送動力伝達部4のギア4aとの噛み合いが外れる位置まで移動した後、コイルスプリング13の付勢力によりイジェクト完了位置(原点位置)まで移動する。ディスクはディスク搬送動力伝達部4からディスク搬送部3へ伝達された動力により搬送され、センサ(図示せず)によりイジェクト完了位置まで移動したことが検出され、ディスク搬送動力伝達部4の動力が停止される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のディスク再生装置は以上のように構成されているので、次のような課題があった。即ち、イジェクト動作時の例えば第1スライダラック11はそのラック11aとディスク搬送動力伝達部4のギア4aとの噛み合いが外れた後に、コイルスプリング13の付勢力により原点位置まで復帰するように構成されている。しかし、ディスク再生装置のシャーシ1内は比較的高温に晒されており、その温度により第1スライダラック11に発生する反りや摩耗等によるスライド負荷の増加あるいはコイルスプリング13のばね荷重の低下が原因で、第1スライダラック11が原点位置まで復帰できないことがある。この場合、次のディスクのローディング動作時に動作不良が発生するという課題があった。
【0009】
なお、第1スライダラック11の復帰を安定して行うためには、単純にコイルスプリング13のばね荷重を高く設定する方法もあるが、その高ばね荷重は他の機構への負荷増大につながり、動作停止に陥る可能性があり、採用できない。
【0010】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、スライド部材を原点位置まで確実に復帰させて動作不良の発生を防止できるディスク再生装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るディスク再生装置は、ローディングされたディスクの外径により異なる振れ角で回動して前記ディスクの外径に応じてクランプ位置を切り替える回動部材と、前記クランプ位置に搬送された前記ディスクに対するクランプ動作に備えて自らの原点位置から遠ざかる位置に移動してディスク搬送部材を退避させるスライド部材と、該スライド部材を原点位置側に付勢する第1付勢手段とを備え、イジェクトされる前記ディスクの搬送動作に対応して前記回動部材が回動した際にスライド部材を前記原点位置に向けて押圧する押当て部を前記回動部材に設けたものである。
【0012】
この発明に係るディスク再生装置は、回動部材をスライド部材から離間する方向に付勢する第2付勢手段をさらに備えたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるディスク再生装置の内部構成を示す概略斜視図であり、図2は図1に示したディスク再生装置における小径ディスクのイジェクト動作を示す概略斜視図であり、図3は図1に示したディスク再生装置における大径ディスクのイジェクト動作を示す概略斜視図であり、図4は図3に示した大径ディスクのイジェクト動作を拡大して示す概略平面図であり、図5は図1に示したディスク再生装置における大径ディスクのセンタリング(クランプ位置)状態を示す概略斜視図であり、図6は図5で示したクランプされた大径ディスクの再生状態を示す概略斜視図である。なお、この実施の形態1の構成要素のうち、図11および図12に示した従来のディスク再生装置の構成要素と共通するものについては、同一符号を付し、その部分の説明を省略する。
【0014】
この実施の形態1の特徴は、ディスクのイジェクト動作時にディスクサイズ選択レバー(回動部材)7が回動した際に、コイルスプリング13の付勢力をもってしても原点位置に復帰できず移動停止状態に陥った第1スライダラック11を矢印C方向に押圧する押当て面(押当て部)14をディスクサイズ選択レバー7に設けた点にある。
【0015】
この実施の形態1におけるディスクサイズ選択レバー7の押当て面14は、例えば図4に示すようにディスクサイズ選択レバー7のの屈曲部7bの外側から矢印A方向に突出する突出部15の表面を構成する凸曲面である。一方、第1スライダラック11がシャーシ1内の高温等の影響で移動不能状態に陥る可能性のある位置を想定した上で、移動不能状態の第1スライダラック11のどの部分にディスクサイズ選択レバー7の押当て面14が当接するかを検討し、割り出した第1スライダラック11の上部の当接予定位置には第1スライダラック11の厚み方向に貫通する貫通溝16が形成されている。貫通溝16は、図4に示すようにディスクサイズ選択レバー7の下面より低い位置に形成された平坦な底面16aと、第1スライダラック11の原点位置側に形成された後壁面16bと、ディスク挿入口2側に形成された前壁面16cと、後壁面16bと第1スライダラック11の内壁面とで構成されディスクサイズ選択レバー7の押当て面14の当接を受ける角部16dとから概略構成されている。後壁面16bは、ディスクサイズ選択レバー7の押当て面14から逃げるため、前壁面16cとの距離が第1スライダラック11の厚み方向外方に沿って徐々に拡大するように形成されている。
【0016】
ディスクサイズ選択レバー7の押当て面14と第1スライダラック11の貫通溝16の角部16dとの関係は、ディスクサイズ選択レバー7の回動動作を第1スライダラック11のスライド動作に効率よく伝達できる点を主眼として、ディスクサイズ選択レバー7の回動中心としての回動軸8と第1スライダラック11との離間距離等の条件に応じて決められている。即ち、上記離間距離が短い場合には、第1スライダラック11のスライド方向(矢印C方向)とディスクサイズ選択レバー7の回動方向(矢印A方向)または回動円の接線方向との交差角度が大きくなるため、ディスクサイズ選択レバー7の回動動作を第1スライダラック11のスライド動作に伝達し難くなる。逆に上記離間距離が長い場合には、上記交差角度が小さくなるため、ディスクサイズ選択レバー7の回動動作を第1スライダラック11のスライド動作に伝達し易くなる。しかし、その当接ポイントが小さくなれば、上記交差角度の影響を低減できる。従って、この実施の形態1では、ディスクサイズ選択レバー7の押当て面14で第1スライダラック11の角部16dを押圧するように設定しており、このような押圧により第1スライダラック11の移動不能状態を確実に脱することが可能となる。
【0017】
また、ディスクサイズ選択レバー7はイジェクトされるディスクの外径に応じて振れ角を異にしている。従って、この実施の形態1では、図2に示すように外径8cmの小径ディスク17のイジェクト動作時にディスクサイズ選択レバー7の押当て面14の先端部分が第1スライダラック11の角部16dに当接することを前提として、図3に示すように外径12cmの大径ディスク18のイジェクト動作時においてもディスクサイズ選択レバー7の押当て面14の根本部分が第1スライダラック11の角部16dに当接するように設定されている。
【0018】
次に動作について説明する。
まず、第1スライダラック11のラック11aとディスク搬送動力伝達部4のギア4aとの噛み合いが外れる位置に第1スライダラック11が移動不能状態で停止している状態で、ディスクがイジェクトされると、図3に示すように、ディスクの外周部分にディスクサイズ選択レバー7のピン7aが当接し、ディスクのイジェクト動作に伴ってディスクサイズ選択レバー7が矢印A方向に回動する。このディスクサイズ選択レバー7の押当て面14が第1スライダラック11の角部16dを矢印C方向に向けて押圧し、第1スライダラック11を若干スライドさせる。このとき、ディスクが完全にイジェクトされ、ディスクの外周部分とディスクサイズ選択レバー7のピン7aとが離間すると、ディスクサイズ選択レバー7が矢印B方向にコイルスプリング(第2付勢手段)9の付勢力により戻されると共に、第1スライダラック11はコイルスプリング(第1付勢手段)13の付勢力により原点位置に強制的に戻される。
【0019】
なお、図5に示すようにディスクがクランプされたり、図6に示すようにディスクの情報が再生されている場合には、ディスクサイズ選択レバー7はコイルスプリング9の付勢力により第1スライダラック11から離間する位置に待機しているため、ディスクサイズ選択レバー7の押当て面14および突出部15が第1スライダラック11を含むスライド部材10の動作を阻害することはない。
【0020】
以上のように、この実施の形態1によれば、イジェクトされるディスクの搬送動作に対応してディスクサイズ選択レバー7が回動した際に第1スライダラック11を原点位置に向けて押圧する押当て面14をディスクサイズ選択レバー7に設けるように構成したので、第1スライダラック11を原点位置に強制的に復帰させることができるという効果がある。これにより、ディスク再生装置の動作の安定を確実に図ることができるという効果がある。また、既存のディスクサイズ選択レバー7に押当て面14を設けるように構成したので、部品点数や組立て工数を増やすことなく、製造コストの増加を抑制することができるという効果がある。
【0021】
この実施の形態1では、ディスクサイズ選択レバー7を第1スライダラック11から離間する方向(矢印B方向)に付勢するコイルスプリング9を備えるように構成したので、ディスクサイズ選択レバー7の押圧により第1スライダラック11を原点位置に強制的に復帰させるタイミングで、ディスクサイズ選択レバー7を第1スライダラック11から離間させることで、ディスクサイズ選択レバー7と復帰動作時の第1スライダラック11との衝突を回避させ、第1スライダラック11を原点位置まで確実に復帰させることができるという効果がある。
【0022】
なお、この実施の形態1では、貫通溝16に前壁面16cを設けるように構成したが、ディスクサイズ選択レバー7と復帰動作時の第1スライダラック11との衝突を回避させる意味で、貫通溝16の前壁面16cを可能な限り後壁面16bから遠ざけて形成してもよく、あるいは前壁面16cを底面16aに対して傾斜面として形成してもよく、あるいは前壁面16cを設けなくてもよい。
【0023】
実施の形態2.
図7はこの発明の実施の形態2によるディスク再生装置の要部を示す概略斜視図であり、図8は図7で示したディスク再生装置の要部を示す概略平面図である。なお、この実施の形態2の構成要素のうち、実施の形態1の構成要素と共通するものについては、同一符号を付し、その部分の説明を省略する。
【0024】
この実施の形態2の特徴は、実施の形態1とは異なり、図7および図8に示すように後壁面16bと前壁面16cとの距離が第1スライダラック11の厚み方向内方に沿って徐々に拡大するように後壁面16bが形成されている点にある。
【0025】
この実施の形態2では、ディスクのイジェクト時にディスクサイズ選択レバー7が矢印A方向に回動すると、ディスクサイズ選択レバー7の押当て面14が第1スライダラック11の貫通溝16の後壁面16bに当接する。これにより第1スライダラック11は矢印C方向に押圧される。
【0026】
以上のように、この実施の形態2によれば、ディスクサイズ選択レバー7の押当て面14を第1スライダラック11の後壁面16bに当接させるように構成したので、第1スライダラック11を確実に原点位置に復帰させることができるという効果がある。
【0027】
実施の形態3.
図9はこの発明の実施の形態3によるディスク再生装置の内部構成を示す概略斜視図であり、図10は図9に示したディスク再生装置の要部を示す概略平面図である。なお、この実施の形態3の構成要素のうち、実施の形態1の構成要素と共通するものについては、同一符号を付し、その部分の説明を省略する。
【0028】
この実施の形態3の特徴は、実施の形態1および実施の形態2と異なり、貫通溝16に代えて第1スライダラック11の上部の当接予定位置に凹部19を設け、ディスクサイズ選択レバー7の屈曲部7bの角部を押当て部20とした点にある。凹部19は、図9および図10に示すように、ディスクサイズ選択レバー7の下面より低い位置に形成された平坦な底面19aと、第1スライダラック11の原点位置側に形成された後壁面19bと、ディスク挿入口2側に形成された前壁面19cと、後壁面19bと第1スライダラック11の内壁面とで構成されディスクサイズ選択レバー7の押当て部20の当接を受ける角部19dと、後壁面19bと前壁面19cとの間に形成された中央壁面19eとから概略構成されている。一方、ディスクサイズ選択レバー7の押当て部20は屈曲部7bの外側に形成された押当て角部20aとこの押当て角部20aに隣接して形成された押当て面20bとから概略構成されている。
【0029】
この実施の形態3では、図9および図10に示すように、ディスクのイジェクト時にディスクサイズ選択レバー7が矢印A方向に回動すると、押当て角部20aが第1スライダラック11の凹部19の中央壁面19eに当接すると共に押当て面20bが凹部19の角部19dに当接する。これにより第1スライダラック11は矢印C方向に押圧される。
【0030】
以上のように、この実施の形態3によれば、ディスクサイズ選択レバー7の押当て面20を第1スライダラック11の凹部19の中央壁面19eと角部19dに当接させるように構成したので、当接を確実に行うことができ、第1スライダラック11を確実に原点位置に復帰させることができるという効果がある。
【0031】
この実施の形態3では、実施の形態1および実施の形態2の貫通溝16と比較して第1スライダラック11の切り欠き量が小さい凹部19を設けたので、第1スライダラック11の機械強度を維持することができるという効果がある。
【0032】
なお、この実施の形態3における凹部19は中央壁面19eを有しているため、ディスクサイズ選択レバー7の押当て面20が第1スライダラック11をその厚み方向に突き抜けることができない。仮に、ディスクサイズ選択レバー7の回動中心としての回動軸8と第1スライダラック11との離間距離が短く、第1スライダラック11のスライド方向(矢印C方向)とディスクサイズ選択レバー7の回動方向(矢印A方向)または回動円の接線方向との交差角度が大きい場合には、矢印A方向に回動するディスクサイズ選択レバー7の押当て面20bが第1スライダラック11の凹部19の角部19dに当接するより先に押当て角部20aが凹部19の中央壁面19eに当接してしまう可能性がある。この場合、ディスクサイズ選択レバー7の回動動作を第1スライダラック11のスライド動作に効率よく伝達できないおそれがある。これを回避するためには、ディスクサイズ選択レバー7の押当て部20が第1スライダラック11の凹部19の角部19dのみに当接するか、あるいは角部19dおよび中央壁面19eに同時に当接するようにディスクサイズ選択レバー7の回動中心としての回動軸8と第1スライダラック11との離間距離を長く設定することが好ましい。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、イジェクトされるディスクの搬送動作に対応して回動部材が回動した際にスライド部材を原点位置に向けて押圧する押当て部を回動部材に設けるように構成したので、スライド部材を原点位置に強制的に復帰させることができるという効果がある。これにより、ディスク再生装置の動作の安定を確実に図ることができるという効果がある。また、既存の回動部材に押当て部を設けるように構成したので、部品点数や組立て工数を増やすことなく、製造コストの増加を抑制することができるという効果がある。
【0034】
この発明によれば、回動部材をスライド部材から離間する方向に付勢する第2付勢手段をさらに備えるように構成したので、回動部材の押圧によりスライド部材を原点位置に強制的に復帰させるタイミングで、回動部材をスライド部材から離間させることで、回動部材と復帰動作時のスライド部材との衝突を回避させ、スライド部材を原点位置まで確実に復帰させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるディスク再生装置の内部構成を示す概略斜視図である。
【図2】 図1に示したディスク再生装置における小径ディスクのイジェクト動作を示す概略斜視図である。
【図3】 図1に示したディスク再生装置における大径ディスクのイジェクト動作を示す概略斜視図である。
【図4】 図3に示した大径ディスクのイジェクト動作を拡大して示す概略平面図である。
【図5】 図1に示したディスク再生装置における大径ディスクのセンタリング(クランプ位置)状態を示す概略斜視図である。
【図6】 図5で示したクランプされた大径ディスクの再生状態を示す概略斜視図である。
【図7】 この発明の実施の形態2によるディスク再生装置の要部を示す概略斜視図である。
【図8】 図7で示したディスク再生装置の要部を示す概略平面図である。
【図9】 この発明の実施の形態3によるディスク再生装置の内部構成を示す概略斜視図である。
【図10】 図9に示したディスク再生装置の要部を示す概略平面図である。
【図11】 従来のディスク再生装置の外部構成を示す概略斜視図である。
【図12】 図11に示した従来のディスク再生装置の内部構成を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1 シャーシ、2 ディスク挿入口、3 ディスク搬送部、3a 搬送ローラ、4 ディスク搬送動力伝達部、4a ギア、5 ディスク再生部、6 クランプアーム部、7 ディスクサイズ選択レバー、8 回動軸、9 コイルスプリング(第2付勢手段)、10 スライド部材、11 第1スライダラック(スライド部材)、12 第2スライダラック(スライド部材)、13 コイルスプリング(第1付勢手段)、14 押当て面(押当て部)、15 突出部、16 貫通溝、16a 底面、16b 後壁面、16c 前壁面、16d 角部、17 小径ディスク、18 大径ディスク、19 凹部、19a 底面、19b 後壁面、19c 前壁面、19d 角部、19e 中央壁面、20 押当て部、20a押当て角部、20b 押当て面。

Claims (2)

  1. ローディングされたディスクの外径により異なる振れ角で回動して前記ディスクの外径に応じてクランプ位置を切り替える回動部材と、前記クランプ位置に搬送された前記ディスクに対するクランプ動作に備えて自らの原点位置から遠ざかる位置に移動してディスク搬送部材を退避させるスライド部材と、該スライド部材を原点位置側に付勢する第1付勢手段とを備え、イジェクトされる前記ディスクの搬送動作に対応して前記回動部材が回動した際にスライド部材を前記原点位置に向けて押圧する押当て部を前記回動部材に設けたディスク再生装置。
  2. 回動部材をスライド部材から離間する方向に付勢する第2付勢手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載のディスク再生装置。
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