JP4180785B2 - ディスク回転駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CD、DVD、光磁気ディスクなどの各種ディスクを回転駆動可能にクランプして回転させるディスク回転駆動装置に係り、特にセルフチャッキング方式の回転テーブルを備えたディスク回転駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
CDなどのディスクをクランプするディスク回転駆動装置には、ターンテーブルと、ディスクを前記ターンテーブルに押し付けるクランパとを備えたものがある。ただし、このディスク回転駆動装置は、ターンテーブルとクランパとでディスクを挟持した状態でディスクが回転駆動されるものであるため、全体の厚さ寸法が大きくなり、しかもディスクの導入・排出時にはクランパをターンテーブルから離すための空間が必要であるため、機器の薄型化に対応するのに限界がある。
【0003】
そこで、ターンテーブルにディスク保持手段が設けられたいわゆるセルフチャッキング方式のものがある。このセルフチャッキング方式のターンテーブルは、中央の突出部に球状や爪状などの加圧体が設けられており、この加圧体がディスクの中心穴に弾性的に加圧されることで、ディスクがターンテーブルに保持される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記セルフチャッキング方式のターンテーブルを有するディスク回転駆動装置では、ディスクをターンテーブルに設置するときに、ディスクをターンテーブルに強制的に押し付けることが必要であり、またディスクをターンテーブルから離脱させるときには、ディスクを前記ディスク保持手段から強制的に離脱させることが必要である。
【0005】
したがって、手の操作でディスクの装着と離脱を行なうディスク装置では、ディスクをターンテーブルに押し付け、且つ離脱させるために強い力が必要であり装着・離脱操作が煩雑である。
【0006】
また、ディスクが筐体内のローラなどの手段で送り込まれるオートローディングタイプのディスク装置に、前記セルフチャッキング方式のターンテーブルが用いられたものでは、筐体内にディスクをターンテーブルに押し付ける押圧機構や、ディスクをターンテーブルから離脱させる離脱機構を設けることが必要になり、筐体内部の構造がきわめて複雑になる。
【0007】
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、クランパを有しないセルフチャッキング方式の回転テーブルを使用し、この回転テーブルへのディスクの装着と離脱を容易にできるようにしたディスク回転駆動装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ディスクの面を受けるディスク受け部および前記ディスク受け部とでディスクを保持する保持位置とディスクの中心穴内へ退行してディスクの保持を解除する退行位置との間で移動する保持部材を有する回転テーブルと、前記回転テーブルを回転させる回転駆動手段とが設けられたディスク回転駆動装置において、
前記回転テーブルと相対的に回転する回転部材と、前記回転テーブルの回転中心線に沿って移動し前記保持部材を前記保持位置と前記退行位置との間で移動させる駆動部材とを有し、
前記回転部材と前記駆動部材との少なくとも一方に前記回転中心線回りの螺旋部が設けられて、前記回転部材と前記駆動部材とが前記螺旋部で係合しており、
前記回転駆動手段を停止させて、前記回転テーブルにディスクを保持するとき、および前記回転テーブルからディスクを離脱させるときに、前記回転テーブルに対して前記回転部材を相対的に回転させる切換え手段が前記回転駆動手段とは別に設けられていることを特徴とするものである。
【0009】
例えば、前記回転部材に前記螺旋部としての雄ねじが形成され、前記駆動部材に、前記雄ねじに係合する雌ねじが形成されているものが好ましい。ただし、前記回転部材に雄ねじが、前記駆動部材に前記雄ねじを摺動する凹部が設けられたもの、または前記回転部材に雌ねじが設けられ、前記駆動部材に、前記雌ねじ部を摺動する凸部が設けられたものであってもよい。
【0010】
また、前記保持部材は、前記回転テーブルに回動自在に支持されて、前記駆動部材の移動力により、ディスクの中心穴内からディスクの半径方向へ突出するものである。
【0011】
さらに、前記切換え手段は、前記回転テーブルと前記回転部材の一方を拘束しながら他方を相対的に回転させるものである。
【0012】
ここで、前記切換え部材は、回転テーブルと回転部材の一方にブレーキ力を与える部材と、他方に回転力を与える部材との複合機構であってもよい。
【0013】
ただし、前記回転テーブルと前記回転部材には歯車が設けられ、前記切換え手段は、前記両歯車にそれぞれ噛み合う2つの歯車を有し、前記歯車が噛み合っている状態で前記切換え手段を回転させたときに、前記回転テーブルと前記回転部材との間に回転数の差が生じるように前記各歯車の歯数が設定されているものが好ましい。
【0014】
本発明では、回転テーブルに対して相対的に回動する回転部材を設け、回転テーブルに対して回転部材を相対的に回動させるだけで、回転テーブル上でのディスクの保持と、ディスクの保持解除ができるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は本発明のディスク回転駆動装置の平面図、図2は保持部材が退行位置へ移動した状態を示すディスク回転駆動装置の断面斜視図、図3は保持部材が突出した保持状態を示すディスク回転駆動装置の断面斜視図、図4は前記保持部材で前記ディスクが保持された状態を示すディスク回転駆動装置の断面図である。
【0016】
このディスク回転駆動装置1は、ターンテーブル(回転テーブル)2とこのターンテーブル2を回転させるスピンドルモータからなる回転駆動手段Mとから構成されている。
【0017】
前記ターンテーブル2は合成樹脂材料や非磁性の金属材料などで形成されたものであり、中央部には、ディスクDの中心穴D1に挿入される突部4が設けられ、前記突部4の基端周囲にはフランジ部5が一体に形成されており、このフランジ部5の外周部の上面に、ディスクDの面を受けるディスク受け部6が形成されている。また前記ディスク受け部6の下面には歯車6aが周設されている。すなわちこの実施の形態では、前記歯車6aとターンテーブル2とが一体化された構造である。ただし、前記歯車6aと前記ターンテーブル2とが別部材で形成されており、前記歯車6aとターンテーブル2とが一緒に回転できるように係合されているものであってもよい。
【0018】
前記突部4の中央には突部4の内部方向に伸びる軸4cが形成されており、この軸4cの中心には軸穴8が設けられている。この軸穴8に回転駆動手段Mの回転軸M1が圧入などの手段で挿入されて固定されている。
【0019】
前記ターンテーブル2の突部4の周囲には、円周方向に均等割りした角度ごとに開口部4aが形成されている。前記開口部4aには、開口部4aから突出自在な保持部材15が設けられている。前記保持部材15の幅寸法Wは前記開口部4aの開口幅寸法よりもわずかに小さく形成されて、保持部材15が開口部4aの隙間内で回動自在に案内されている。
【0020】
前記保持部材15は、前記開口部4aから突出する先端部に保持爪(保持部)15aが形成されている。保持部材15はほぼL字形状に形成されており、その基端部は、前記開口部4aの基端側の両側面に設けられた支持軸15bに回動自在に支持されている。また、保持部材15の高さ方向の中腹部分には駆動突起15cが一体に形成されている。
【0021】
前記ターンテーブル2での突部4の内部および突部4の下方部分には、前記保持部材15を動作させる駆動手段20が設けられている。この駆動手段20は、回転部材21と、この回転部材21により動作させられる駆動部材22とを有している。
【0022】
前記回転部材21の周囲には螺旋状の係合部となる雄ねじ部21aが形成されている。前記回転部材21には軸穴21bが形成されており、この軸穴21bには前記軸4cが挿入されて、前記回転部材21と前記ターンテーブル2は、前記回転軸M1の軸芯を共通の回転中心線として、相対的に回転できるようになっている。
【0023】
前記回転部材21の下端にはフランジ部21cが一体に形成されており、このフランジ部21cの外周側面には歯車21eが周設されている。なお、雄ねじ部21aを有する回転部材21と歯車21eを有するフランジ部21cとが別体に形成されて、回転部材21とフランジ部21cとが固定され、または一緒に回転できるように係合されている構造であってもよい。
【0024】
前記駆動部材22は、ターンテーブル2での前記突部4の内部に設けられている。前記駆動部材22は合成樹脂材料などにより短筒状に形成され、その内側面には前記回転部材21の雄ねじ部21aに噛み合う係合部となる雌ねじ部22aが形成され、且つその外側面には外周方向に突出する押上部22bと案内突起22cが突出形成されている。
【0025】
前記押上部22bは、前記保持部材15の駆動突起15cの下側に対向している。駆動部材22がZ1方向へ上昇すると、前記押上部22bによって保持部材15が回動させられて、保持爪15aが突部4から突出してディスクを保持できるようになる。なお、保持部材15を突部4内へ退行させる手段としては、前記保持部材15を突部4内へ退行するようにばねで常に付勢してもよいし、あるいは図3に示すように、駆動部材22の外周に、前記駆動突起15cの上側に対向する押下部22dを設けておき、駆動部材22がZ2方向へ下降する際に、前記押下部22dで前記駆動突起15cを押し下げて、前記保持爪15aを退行位置まで回動させるようにしてもよい。
【0026】
また前記案内突起22cは、突部4の内壁に高さ方向(図示Z方向)に伸びて形成された案内溝4bの内部に挿入されている。なお、前記案内突起22cは、駆動部材22の周囲に、円周方向に均等割りした角度ごとに形成されているのが好ましい。この場合には、案内溝4bも前記案内突起22cに対応して前記突部4の内面に円周方向に均等割りした角度ごとに形成される。前記駆動部材22はターンテーブル2と一緒に回転でき、且つターンテーブル2内で軸方向(上下方向)へ移動可能である。
【0027】
また前記突部4の軸4cの下端周囲には切欠き2hが周設され、この切欠き2h内にはe型座金などからなる抜け止め部材13が嵌め込まれている。前記抜け止め部材13によって、回転部材21が前記軸4cから下方へ抜けることがなく、且つ回転部材21は軸4cの周囲を回転できるように支持されている。
【0028】
この実施の形態では、ターンテーブル2に対して回転部材21を相対的に回転させることにより、前記保持部材15がディスク保持位置と、退行位置との間で移動させることができるようになっている。
【0029】
ターンテーブル2と回転部材21とを相対的に回転させる切換え手段としては、ディスクDをターンテーブル2に保持するとき、および前記保持部材15を解除するときに、前記ターンテーブル2と回転部材21のいずれか一方を拘束して回転させない拘束部材と、他方を回転させる回転付与部材を備えればよい。例えば、ターンテーブル2の歯車6aまたはターンテーブル2に形成された切欠部などに係合してターンテーブル2にブレーキ力または拘束力を与える拘束部材と、回転部材21と一体のフランジ部21cの歯車21eに正転方向および逆転方向の回転を付与する歯車またはラックギヤなどを設け、ターンテーブル2でディスクDを保持するときと保持を解除するときのみ、前記拘束部材と歯車又はラックギヤとを前記ターンテーブル2とフランジ部21cに係合させればよい。
【0030】
また図4に示す切換え手段40のように、ターンテーブル2とフランジ部21cの双方を回転させて、両部材に回転数の差を設けてもよい。前記切換え手段40には、支持部材41と、この支持部材41に回転自在に保持された回転軸42と、前記回転軸42の軸中心に圧入されたアイドラギヤ43と、前記支持部材41に設けられて前記回転軸42に回転を与える切換えモータ44とが設けられている。
【0031】
前記アイドラギヤ43は、大ギヤ(歯車)43bとその上部の小ギヤ(歯車)43aとが一体に形成された2段構成のギヤ歯車である。前記切換え手段40は、小ギヤ43aとターンテーブル2の歯車6a、および大ギヤ43bとフランジ部21cの歯車21eとが、一緒に噛み合う噛み合い位置と、前記両噛み合いが一緒に解除される退避位置(図4参照)との間を移動するように切換えられる。
【0032】
前記小ギヤ43aとターンテーブル2の歯車6aとの噛み合いギヤ比と、大ギヤ43bとフランジ部21cの歯車21eとの噛み合いギヤ比とは相違しており、切換え手段40が噛み合い位置に移動して前記切換えモータ44が回転すると、ターンテーブル2と、回転部材21とが、角速度に差を有して回転駆動される。その結果ターンテーブル2と回転部材21とが相対的に回動するようになる。
【0033】
例えば、前記噛み合いギヤ比は、ターンテーブル2が10回転する間に回転部材21が11回転するように設定されている。または回転部材21が11回転する間にターンテーブル2が11回転するように設定されてもよい。
【0034】
以下、ディスク回転駆動装置1の動作を説明する。
図2では、駆動部材22が回転部材21の基端側に接近する位置に移動しており、駆動部材22の押上部22bが下部方向に位置するため保持部材15が図示α1方向に回動している。よって、保持爪15aが突部4の開口部4aの内部に入り込んだ退行位置にある。
【0035】
図2の状態で、図示しない搬送手段によりディスクDが搬送され、ディスクDの中心穴D1をターンテーブル2の突部4に外挿させることにより、ディスクDをターンテーブル2のディスク受け部6上に載置することができる。
【0036】
次に、切換え手段40を前記噛み合い位置まで移動させ、アイドラギヤ43の小ギヤ43aと大ギヤ43bとを、ターンテーブル2の歯車6aとフランジ部21cの歯車21eに噛み合わせ、前記切換えモータ44を駆動してターンテーブル2と回転部材21に回転数差を有する回転を与えると、ターンテーブル2に対して回転部材21が相対的に回転し、駆動部材22の雌ねじ部の22aと回転部材21の雄ねじ部21a間のねじ送り作用により、駆動部材22が上方(図示Z1方向)に移動させられる。このとき駆動部材22の案内突起22cが、突部4の案内溝4bを案内されて、駆動部材22が図示Z1方向に直線的に移動する。
【0037】
そして、図3および図4に示すように、駆動部材22が上方に移動させられると、駆動部材22の押上部22bが保持部材15の駆動突起15cを持ち上げ、保持部材15が支持軸15bを中心に図示α2方向に回動させられ、保持爪15aが突部4の周囲に形成された開口部4aから外へ突出して保持位置に至る。
【0038】
そして、ディスクDの中心穴D1の縁部が前記保持部材15の保持爪15aとターンテーブル2のディスク受け部6との間で保持される。このとき、保持爪15aの保持力はディスクDを下方(図示Z2方向)に加圧するため、この保持力でディスクDがディスク受け部6に押し付けられて、ターンテーブル2にディスクDが保持される。
【0039】
図4に示すように、ターンテーブル2でのディスクDの保持が完了したときに、切換え手段40を退避位置へ移動させ、小ギヤ43aと大ギヤ43bを、各歯車6aと歯車21eから離脱させる。前記ギヤの噛み合いが解除されると、ターンテーブル2および回転部材21は共に自由状態になるが、前記駆動部材22と回転部材21は、雄ねじと雌ねじとの係合であるため、ねじ係合部の摩擦力により駆動部材22が下降するのを留めることができ、ディスク駆動時に保持部材15によるディスクに対する保持力が極端に低下することがない。また保持部材15によるディスクの保持力の緩みを防止するために、駆動部材22をばねで常に上方へ付勢してもよいし、または右ねじの場合には、図1の平面図において、前記駆動部材22をばねで常に反時計方向へ付勢してもよい。
【0040】
そして前記回転駆動手段Mが通電されると、ターンテーブル2および駆動部材22が回転駆動されディスクDが回転駆動される。そして図示しない光ヘッドにより、回転するディスクDからの情報の再生、またはディスクDへの情報の記録動作が行なわれる。
【0041】
またディスクDをターンテーブル2から離脱させるときは、回転駆動手段Mを停止させて、その後に再び前記切換え手段40を退避位置から噛み合い位置に移動させ、前記小ギヤ43aと大ギヤ43bを、それぞれ歯車6aと21eに噛み合わせる。そして切換えモータ44をディスクを保持するときと逆方向へ回転させ、ターンテーブル2に対して回転部材21を逆方向へ相対的に回転させる。
【0042】
よって、雌ねじ部22aと雄ねじ部21aとの逆方向のねじ送り作用によって駆動部材22が下方(図示Z2方向)へ移動し、保持部材15は支持軸15bを支点として図示α1方向へ回動して退行位置に至る。その時点で切換えモータ44を停止させる。これにより、保持爪15aの先端は、突部4の外周面よりも内部へすなわちディスクDの中心穴D1の内側へ退避する。これにより、ディスクDをターンテーブル2から確実に離脱させることが可能となる。
【0043】
なお、ディスクDがターンテーブル2から離脱させられているときには、切換え手段40を噛み合い位置に移動させたままとし、小ギヤ43aと大ギヤ43bをそれぞれの歯車6aと21eに常に噛み合わせたままの状態にしておいてもよい。このようにしておくと、ディスクDが再度ターンテーブル2上に設置されたときに、切換えモータ44を移動して直ちにディスクを保持できる。すなわちディスクを回転駆動するときのみ、切換え手段40を退避位置へ移動させればよい。
【0044】
図5は、前記ディスク回転駆動装置1を備えたディスク装置の構成例を示している。
【0045】
図5に示すディスク装置はオートローディングタイプ(スロットインタイプ)であり、筐体50の前面に挿入・排出口50aが開口している。筐体50の内部に前記ディスク回転駆動装置1が設置されている。前記挿入・排出口50aの内部には、移送ローラ51,52が設けられ、移送ローラ51,52の上方には樹脂製の案内パッド53が固定されている。
【0046】
移送ローラ51,52が上方に移動している状態で、挿入・排出口50aからディスクDが挿入されると、ディスクDは移送ローラ51,52と案内パッド53とで挟持され、一方の移送ローラ51の回転力により筐体50の奥側へ移送される。
【0047】
移送されたディスクDは、中心穴D1がディスク回転駆動装置1の突部4の上に対向した位置に移動したときに図示しない位置決め部材により位置決めされる。このときに移送ローラ51,52が下降させられ、ディスクDの中心穴D1が突部4に挿通され、ディスクDがディスク受け部6上に設置される。
【0048】
そしてディスクDがディスク受け部6の上に設置されたことが図示しない検知手段で検知されたときに、前記切換え手段40の切換えモータ44が始動され、図3および図4に示すようにディスクDが保持部材15でターンテーブル2に保持される。
【0049】
また、本発明のディスク回転駆動装置1は、複数枚のディスクからいずれかが選択されて移送されてターンテーブル2上に移送されるものであってもよい。
【0050】
なお、本発明では、回転部材21に雄ねじ部が形成され、駆動部材22に前記雄ねじ部に係合する突起が設けられているものでもよいし、または駆動部材22に雌ねじ部が設けられて、回転部材に前記雌ねじ部に係合する突起が設けられているものでもよい。または、前記保持部材15の駆動突起15cが駆動部材として機能し、この駆動突起15cが、回転部材21の雄ねじ部に直接に係合しているものであってもよい。
【0051】
【発明の効果】
以上詳述した本発明によれば、ターンテーブルに対して回転部材を相対的に回転させるだけで、ターンテーブル上にディスクをセルフチャッキングすることができ、ターンテーブルに対するディスクの保持と保持解除を簡単で且つ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク回転駆動装置の平面図、
【図2】保持部材が退行位置に移動した状態を示すディスク回転駆動装置の断面斜視図、
【図3】保持部材が突出した保持位置へ移動した状態を示すディスク回転駆動装置の断面斜視図、
【図4】ディスクが保持された状態を示すディスク回転駆動装置の断面図、
【図5】本発明のディスク回転駆動装置が搭載されたディスク装置の一例を示す側面図、
【符号の説明】
1 ディスク回転駆動装置
2 ターンテーブル(回転テーブル)
4 突部
4a 開口部
5 フランジ部
6 ディスク受け部
6a 歯車
15 保持部材
15a 保持爪
15b 支持軸
15c 駆動突起
20 駆動手段
21 回転部材
21a 雄ねじ部(係合部)
21e 歯車
22 駆動部材
22a 雌ねじ部(係合部)
22b 押上部
40 切換え手段
43 アイドラギヤ
43a 小ギヤ(歯車)
43b 大ギヤ(歯車)
44 切換えモータ
M 回転駆動手段(スピンドルモータ)

Claims (5)

  1. ディスクの面を受けるディスク受け部および前記ディスク受け部とでディスクを保持する保持位置とディスクの中心穴内へ退行してディスクの保持を解除する退行位置との間で移動する保持部材を有する回転テーブルと、前記回転テーブルを回転させる回転駆動手段とが設けられたディスク回転駆動装置において、
    前記回転テーブルと相対的に回転する回転部材と、前記回転テーブルの回転中心線に沿って移動し前記保持部材を前記保持位置と前記退行位置との間で移動させる駆動部材とを有し、
    前記回転部材と前記駆動部材との少なくとも一方に前記回転中心線回りの螺旋部が設けられて、前記回転部材と前記駆動部材とが前記螺旋部で係合しており、
    前記回転駆動手段を停止させて、前記回転テーブルにディスクを保持するとき、および前記回転テーブルからディスクを離脱させるときに、前記回転テーブルに対して前記回転部材を相対的に回転させる切換え手段が前記回転駆動手段とは別に設けられていることを特徴とするディスク回転駆動装置。
  2. 前記回転部材に前記螺旋部としての雄ねじが形成され、前記駆動部材に、前記雄ねじに係合する雌ねじが形成されている請求項1記載のディスク回転駆動装置。
  3. 前記保持部材は、前記回転テーブルに回動自在に支持されて、前記駆動部材の移動力により、ディスクの中心穴内からディスクの半径方向へ突出するものである請求項1または2記載のディスク回転駆動装置。
  4. 前記切換え手段は、前記回転テーブルと前記回転部材の一方を拘束しながら他方を相対的に回転させるものである請求項1ないし3のいずれかに記載のディスク回転駆動装置。
  5. 前記回転テーブルと前記回転部材には歯車が設けられ、前記切換え手段は、前記両歯車にそれぞれ噛み合う2つの歯車を有し、前記歯車が噛み合っている状態で前記切換え手段を回転させたときに、前記回転テーブルと前記回転部材との間に回転数の差が生じるように前記各歯車の歯数が設定されている請求項4記載のディスク回転駆動装置。
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