JP3725322B2 - ディスク装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、大径ディスクであるCD、DVD、さらには小径ディスクであるSCDなどが移送手段により回転駆動部に移送されるディスク装置に係り、特にディスクが位置決めされたことを検知する検知手段を有するディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車載用のディスク装置などでは、CDやDVDなどの大径ディスクと、SCDなどの小径ディスクの双方が挿入可能とされ、いずれの直径のディスクであっても、回転駆動部に位置決めされてクランプ可能とされるものとなっている。
小径ディスクと大径ディスクの双方の位置決めが可能なディスク装置として、特公平7−111804号公報には、小径ディスクを回転駆動部に位置決めできる位置で待機しているストッパが設けられ、大径ディスクが導入されたときには、前記ストッパが大径ディスクに押されて移動し、大径ディスクが回転駆動部まで移動できるようにしたものが開示されている。この発明では、1種のストッパにより小径ディスクと大径ディスクの双方を位置決めできるものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、小径ディスクと大径ディスクの双方が装填されるディスク装置では、それぞれの径のディスクが回転駆動部に位置決めされたことを検知することが必要である。この検知動作により、ディスクのクランプ動作が行なわれ、また車載用のディスク装置では、ディスクをクランプしたディスク駆動ユニットをロック状態からダンパーなどによる弾性浮上状態に切換えることが必要である。
しかし、同じ回転駆動部に小径ディスクが位置決めされたときと大径ディスクが位置決めされたときとで、ディスクの周縁部の位置が相違することになる。したがって、従来は位置決めが完了した小径ディスクにより遮蔽される位置、および位置決めが完了した大径ディスクにより遮蔽される位置の双方に光学検知器などが設けられ、これらの光学検知器により小径ディスクと大径ディスクの双方の位置決めの完了を検知していた。
しかし、この場合に、前記光学検知器などの検知手段は、小径ディスク用と大径ディスク用とに複数個または複数組設けなくてはならないため、検知器の数が多くなって、必要とされる部品数が増え、コスト高になり、また回路も複雑になる。
【0004】
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、共通の位置決め検知部材により、小径ディスクの位置決め完了と、大径ディスクの位置決め完了とを検知できるようにして、部品点数を削減し、しかも確実な検知動作を可能としたディスク装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、大径ディスク(DL)および小径ディスク(DS)がクランプされる回転駆動部と、前記回転駆動部にクランプされたディスクに対向するヘッドと、大径ディスク(DL)および小径ディスク(DS)の双方を前記回転駆動部へ移送する移送手段と、小径ディスク(DS)の中心が前記回転駆動部上に至ったときに小径ディスク(DS)の周縁部を位置決めする待機位置にあり且つ大径ディスク(DL)が移送されたときに前記待機位置から移動させられる位置決め部材(61)と、が設けられたディスク装置において、
小径ディスク(DS)が前記待機位置にある前記位置決め部材(61)で位置決めされる際にこの小径ディスク(DS)により所定量動かされて第1の検知位置となり、前記位置決め部材(61)が前記待機位置から移動するときに、この位置決め部材(61)と共に移動して大径ディスク(DL)の中心が前記回転駆動部上に至ったときに第2の検知位置となる位置決め検知部材(56)と、
前記位置決め検知部材(56)が、前記第1の検知位置に至ったとき、および前記位置決め検知部材(56)が前記第2の検知位置に至ったときに、前記位置決め検知部材(56)により動かされるトリガー部材(54)と、
前記トリガー部材(54)の動作により始動させられて機構の切換動作を行う動力切換機構(B)とが設けられ、
前記位置決め検知部材(56)と前記トリガー部材(54)との間に第1の連結部(57)が、前記位置決め検知部材(56)と固定部(4)との間に前記第1の連結部(57)を中心とする前記位置決め検知部材(56)の回動を所定範囲で許容する第2の連結部(56a)が、前記位置決め検知部材(56)と前記位置決め部材(61)との間に第3の連結部(61d)が設けられており、
小径ディスク(DS)で押された前記位置決め検知部材(56)が前記第3の連結部(61d)を支点として回動して前記第1の検知位置となり、前記位置決め部材(61)が前記待機位置から移動させられるときに前記位置決め検知部材(56)が前記第1の連結部(57)を支点として回動し、さらに大径ディスク(DL)が位置決めされるときに前記第2の連結部(56a)が前記所定範囲の限界位置に達し、前記位置決め検知部材(56)が前記第2の連結部(56a)を支点として回動して前記第2の検知位置となることを特徴とするものである。
【0006】
上記本発明では、位置決め部材(61)と共に移動する位置決め検知部材(56)が設けられており、位置決め部材(61)が待機位置にあって、この位置決め部材(61)に小径ディスク(DS)が位置決めされたときには、この小径ディスクに押されて前記位置決め検知部材(56)が所定量動かされ、小径ディスクの位置決めが完了した第1の検知位置となる。また大径ディスク(DL)が移送されるときには、この大径ディスクに押されて、または他の機構により前記位置決め部材(61)が前記待機位置から移動させられる。そして大径ディスク(DL)が回転駆動部に位置決めされる状態まで、前記位置決め部材(61)が移動したときには、位置決め部材(61)と共に移動する位置決め検知部材(56)が、大径ディスクの位置決めを完了する第2の検知位置に至る。
【0007】
位置決め検知部材(56)が前記第1の検知位置に至ったとき、および第2の検知位置に至ったことにより、動力切換機構(B)が始動し、ディスククランプが完了する。この場合に、位置決め検知部材(56)が第1の検知位置に至ったとき、および第2の検知位置に至ったときとで、同一のスイッチまたは光学検知器が動作し、あるいは第1の検知位置と第2の検知位置とで別々のスイッチまたは光学検知器が動作し、このスイッチなどの動作によりモータが始動して、動力切換機構(B)が始動するものであってもよい。
【0009】
このトリガー部材を使用すると、スイッチや光学検知器を設けることなく、位置決め検知部材(56)によって、直接に動力切換機構(B)を始動できる。動力切換機構(B)には、欠歯部を有する切換ギヤが設けられて、前記欠歯部が駆動ギヤに対向しており、前記トリガー部材により、切換ギヤが回転させられ、切換ギヤと駆動ギヤとが噛み合うものであってもよいし、または図示した実施の形態のように、欠歯部を有しない切換ギヤと駆動ギヤとが、トリガー部材により互いに噛み合う状態に切換えられるものであってもよい。
【0011】
上記のように動作する位置決め検知部材(56)により、スイッチなどが動作させられ、またはトリガー部材が駆動される。
【0013】
さらに、位置決め部材(61)をディスクから離す方向へ移動させる駆動手段(75b)が設けられ、動力切換機構(B)が始動させられると、この動力切換機構(B)から前記駆動手段(75b)へ動力が伝達されて、位置決め部材(61)が、クランプ完了後に小径ディスク(DS)または大径ディスク(DL)から離れる方向へ移動させられるものとすることが好ましい。
【0014】
位置決め部材をディスクから離すことにより、ディスク駆動中に、位置決め部材でディスクが損傷を受けることがない。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1はディスク装置の主要部の全体構造を示す斜視図、図2(A)(B)は大径ディスクが挿入されるときの挿入検知機構の動作を示す平面図、図3は小径ディスクが挿入されるときの挿入検知機構の動作を示す平面図、図4(A)(B)および図5(A)(B)(C)は動力切換機構の構造を動作別に示すディスク装置の側面図、図6(A)(B)は動力切換機構の構造の詳細を示す拡大側面図、図7から図12までは、大径ディスクの導入動作および排出動作を示す平面図、図13から図15までは、小径ディスクの導入動作および排出動作を示す平面図である。また図16から図19は、ディスク駆動ユニットのクランプ機構およびディスク駆動ユニットのロック機構を示す側面図である。
【0016】
図1は車載用ディスク装置の筐体1を示している。この筐体1はいわゆる1DINサイズよりも小さく形成されており、自動車内のコンソールパネルに形成された凹部内に埋設される外部シャーシ(図示せず)に収容可能な大きさとなっている。図2(A)に示すように、筐体1の開口部1aの前方には化粧部となるノーズ2が取付けられる。ノーズ2の前面には、各種操作釦や液晶表示パネルなどが設けられ、またノーズ2には、直径12cmのCD(コンパクトディスク)やDVD(ディジタルバーサタイルディスク)などの大径ディスクDLが挿通可能で、且つSCD(シングルCD)などの直径8cmの小径ディスクDSも挿入されるスリット状の挿入口2aが開口している。
図1に示された筐体1は、金属板を折り曲げて、左側板3a、右側板3bおよび底板3cが一体に形成されている。また両側板3aと3bの上端には、天井板(トップシャーシ)4が取付けられている。
【0017】
図16および図17に示すように、筐体1の内部には、ディスク駆動ユニットUが収納されている。このディスク駆動ユニットUは、筐体1の内部でダンパーおよびスプリングにより弾性浮上状態に支持されている。前記ディスク駆動ユニットUのユニットシャーシ14には、ディスクの中心部が設置される回転駆動部としてターンテーブルTおよびこのターンテーブルを回転駆動するスピンドルモータMが設けられている。ユニットシャーシ14の上には、クランプアーム15の基端部が軸15aを中心として回動可能に支持され、このクランプアーム15の先端にクランパ16が設けられている。クランプアーム15はクランプスプリング17により時計方向へ付勢され、この付勢力でクランパ16が下降して、クランパ16と前記ターンテーブルTとの間にディスク中心が挟持されることにより、ディスクがクランプ(チャッキング)される。
【0018】
図9の平面図ではクランプアーム15を鎖線で示している。この図にも示されるようにクランプアーム15には、大径ディスクDLをディスク駆動ユニットU上に位置決めするための位置決め部15c,15dが下向きに折り曲げられている。この位置決め部15c,15dが本発明での他の位置決め部である。
また図8と図9に示すように、前記ディスク駆動ユニットには、クランプされて回転駆動されるディスクに記録された信号を読み取るあるいは書き込みを行う光ヘッドHが搭載されている。
【0019】
(挿入検知機構の構成)
筐体1の開口部1aの内側には、挿入検知機構Aが設けられ、この挿入検知機構Aの内側にはディスク移送手段を構成するローラ5が設けられている。
図2(A)に示すように、前記挿入検知機構Aには一対の検知アーム6と7が設けられ、両検知アーム6と7は、筐体1の底板3cに固定された支持軸6aと7aを支点として回動自在に支持されている。また両検知アーム6と7は、スプリング11と12により互いに接近する方向へ付勢されている。一方の検知アーム6には検知ピン8が一体に形成され、他方の検知アーム7には検知ピン9が一体に形成されている。検知アーム6が前記スプリング11により反時計方向へ回動させられているときに、この検知アーム6により検知スイッチSW1がONとなり、検知アーム7がスプリング12により時計方向へ回動させられているときに、検知アーム7により検知スイッチSW2がONになる。
また、一方の検知アーム7に連動する補助検知アーム13が支持軸13aを中心に回動自在に設けられ、この補助検知スイッチ13により検知スイッチSW3が動作させられる。
【0020】
前記検知アーム6および7が互いに接近して所定の間隔に位置する待機状態では、2個の検知スイッチSW1とSW2が共にONである。このときの両検知ピン8と9の間隔は、SCD(シングルCD)などの小径ディスクDSの直径(8cm)よりもやや短くなっている。また検知ピン8と9は、ディスク駆動中心を通る中心線O−Oに対して等間隔に位置している。小径ディスクDSが、中心線O−Oに一致して、両検知ピン8と9の間に挿入されたときには、両検知スイッチSW1とSW2が同時にOFFとなり、ディスクDSの筐体1内への導入に伴って、検知スイッチSW1とSW2がONに切換えられる。または図13に示すように小径ディスクDSにより、一方の検知ピン8または9が押されて検知アーム6または7が回動したときには、前記検知スイッチSW1またはSW2が一旦OFFになり、ディスクの導入に伴ってONになる。
上記のいずれかの状態のときに、小径ディスクDSが挿入されたものと検知される。
【0021】
また、大径ディスクDLが挿入されたときには、両側の検知ピン8と9が両側へ押し開かれ、検知スイッチSW1とSW2が同時にOFFになり、このOFFが継続しているときに補助検知アーム13が動作して、検知スイッチSW3がON−OFF−ONの動作を行なう。
上記のスイッチ動作により、大径ディスクDLが挿入されたことが検知される。
なおスイッチSW4は、ディスク駆動ユニットU内にディスクがクランプされた状態を検知するものであり、このスイッチSW4は図5(C)の位置まで回動した後述のローラアーム41によってONに切換えられる。
【0022】
(動力切換機構の構成)
図1に示すように、筐体1の左側板3aには動力切換機構Bが設けられている。
図4(A)(B)および図5(A)(B)(C)は前記動力切換機構Bを、筐体1の左側板3aを透視して示している。
図4(A)および図6(A)などに示されるように、前記動力切換機構Bには、左側板3aに固定された支持軸20を中心として回転する切換ギヤ21が設けられている。この切換ギヤ21は、全周に所定モジュールの歯が形成されている。この切換ギヤ21の一方の面に形成されたカムにより、第1切換レバー22と第2切換レバー23が制御される。
【0023】
前記第1切換レバー22は、筐体1の左側板3aの下方に固定された軸22aを中心として回動自在に設けられている。第1切換レバー22の図示上端には連結ピン24が設けられ、この連結ピン24は、筐体1の天井板4の下面にY1−Y2方向へ摺動自在に設けられたトリガーレバー(第1のトリガー部材)25に連結されている。第1切換レバー22には凹部22bが形成され、前記切換ギヤ21に形成されたトリガー凸部21aが、この凹部22bに入り込んでいる。
【0024】
第1切換レバー22にはフォロワーピン26が固定され、このフォロワーピン26は、切換ギヤ21の表面に溝状に形成された第1カム21bを摺動する。図6(A)に示す状態から切換ギヤ21がCW方向へ回転すると、前記第1カム21bにより、第1切換レバー22は軸22aを中心として反時計方向へ駆動される。この第1切換レバー22の回動力により、前記トリガーレバー25がY1方向へ駆動される。
【0025】
第2切換レバー23は、筐体1の左側板3aの上部に設けられた軸23aにより回動自在に支持されている。第2切換レバー23の図示下端には連結ピン27が固定されており、筐体1の左側板3aの内側にてY1−Y2方向へ摺動自在に設けられたロードスライダー28と前記連結ピン27とが連結されている。第2切換レバー23には、フォロワーピン29が固定されており、このフォロワーピン29が切換ギヤ21の表面に溝状に形成された第2カム21cを摺動する。よって、図6(A)の状態から切換ギヤ21がCW方向へ回動すると、第2切換レバー23は軸23aを支点として反時計方向へ回動させられ、これにより前記ロードスライダー28がY2方向へ駆動される。
【0026】
なお、図4(B)の状態から切換ギヤ21がCW方向へ回転すると、図5(A)に示すように、最初に第2切換レバー23が反時計方向(▲6▼方向)へ回動し、次に、図5(B)に示すように、第1切換レバー22が反時計方向へ駆動される。その後、図5(C)に示すように、第2切換レバー23がさらに反時計方向へ駆動されるよう、第1カム21bと第2カム21cの形状が設定されている。
前記切換ギヤ21に回転力を与えるための駆動ギヤ32は、前記切換ギヤ21の図示右側に配置されている。この駆動ギヤ32は、大径ギヤ33と一体となって軸31を中心として回転自在に設けられている。図示しないモータの動力は、前記大径ギヤ33に与えられる。
【0027】
図6(A)(B)に示すように、前記軸31には首振りアーム34が回動自在に支持されている。首振りアーム34には軸35aが設けられ、この軸35aにアイドルギヤ35が回転自在に支持され、アイドルギヤ35は前記駆動ギヤ32に常に噛み合っている。駆動ギヤ32と首振りアーム34との間、またはアイドルギヤ35と首振りアーム34との間には摩擦力が付与されており、駆動ギヤ32が時計方向または反時計方向に回転すると、首振りアーム34とアイドルギヤ35がこれに追従して同方向へ回動する。
【0028】
前記切換ギヤ21の前記第1カム21bと第2カム21cが形成されている表面と逆側の裏面には第3カム21dが形成されている。図6(A)に示すように、首振りアーム34の先端部34aが前記第3カム21dに当たっている状態では、駆動ギヤ32が時計方向へ回転しても、首振りアーム34の時計方向への回動が阻止される。また図6(B)に示すように、切換ギヤ21がCW方向へわずかに回転すると、第3カム21dが前記先端部34aから外れ、首振りアーム34とアイドルギヤ35とが時計回りに回動可能となる。
【0029】
図6(A)に示すように、第2切換レバー23には案内穴36が形成されており、この案内穴36内に、前記アイドルギヤ35を支持している軸35aが挿入されている。この案内穴36は、図6(A)の状態(第2切換レバー23が時計方向へ回動している状態)で、駆動ギヤ32の軸31を中心とした円弧状となる第1案内部36aと、図6(A)の状態で第2切換レバー23の軸23aを中心とした円弧状となる第2案内部36bと、さらに逃げ案内部36cとが連続して形成されたものである。図5(C)に示すように、第2切換レバー23が反時計方向へ最も回動させられた状態で、前記逃げ案内部36cは、軸31を中心とする円弧状となる。
【0030】
図6(A)の状態では、軸35aが第1案内部36a内に位置しているため、第3カム21dが首振りアーム34から外れると、駆動ギヤ32を中心としてアイドルギヤ35が時計方向へ回動して図6(B)に示すように、アイドルギヤ35と切換ギヤ21とが噛み合い状態に移行できる。図6(B)に示すように、アイドルギヤ35と切換ギヤ21とが噛み合っている状態で、前記第2カム21cにより第2切換レバー23が反時計方向へ駆動されるとき、軸35aは第2案内部36b内に位置し、第2切換レバー23が回動しているときに、アイドルギヤ35と切換ギヤ21との噛み合いが継続される(図5(A)(B)参照)。そして、図5(C)に示すように、第2切換レバー23が反時計方向へ最終的に回動させられると、軸35aが逃げ案内部36cに至る。第2切換レバー23が図5(C)の位置まで回動したとき、前記逃げ案内部36cは駆動ギヤ32の軸31を中心とした円弧軌跡になるため、首振りアーム34の時計方向への首振り動作により、アイドルギヤ35を切換ギヤ21から離すことが可能になる。
【0031】
この動力切換機構Bでは、切換ギヤ21の全周に歯が形成されているが、第3カム21dと第2切換レバー23の動作により、図4(A)および図6(A)に示す待機状態と、図5(C)に示す動作完了状態の双方において、アイドルギヤ35が切換ギヤ21から離される。そのため、前記初期状態および動作完了状態の双方において、ディスクの状態の誤検知などによりモータが回転し続けていても、切換ギヤ21に不要な動力を伝達することがない。
【0032】
図4(A)に示すように、前記ロードスライダー28には長穴28aが形成されて、この長穴28aが、筐体1の左側板3aに設けられた案内軸37に案内され、ロードスライダー28はY1−Y2方向へ移動できる。ロードスライダー28のY2側の端部には案内溝28bが形成されており、ローラアーム41に固定されたピン38が、この案内溝28b内に挿入されている。
前記ローラアーム41は、筐体1に設けられた支持軸42により図示上端が支持されて回動自在であり、且つスプリング43により時計方向へ付勢されている。このローラアーム41に、前記ディスク移送用のローラ5のローラ軸5aが回動自在に支持されている。またローラ軸5aには、ローラ駆動用の従動ギヤ45が固定されている。
【0033】
図4に示す待機状態では、ロードスライダー28がY1方向に位置しており、ローラアーム41が自由状態である。よってローラアーム41はスプリング43により時計方向へ付勢され、ローラ5が筐体1内に設けられたローラパッド44に圧接され、挿入されるディスクを挟持できるようになっている。このとき、ローラ5と一体に回転する従動ギヤ45が大径ギヤ33と噛み合い、大径ギヤ33によりローラ5を回転駆動させることが可能になる。
【0034】
図5(A)に示されるように、第2切換レバー23によりロードスライダー28がY2方向へ駆動されると、案内溝28bによりローラアーム41が反時計方向へ回動させられ、ローラ5がローラパッド44から離れ、ディスクDLへの送り力が断たれ、且つディスクDL(またはDS)が駆動ユニットのターンテーブル上に設置される。またローラアーム41が図5(C)の状態まで回動すると、従動ギヤ45が大径ギヤ33から離れ、大径ギヤ33から従動ギヤ45へのローラ駆動力が断たれる。
【0035】
(ディスククランプ機構およびディスク駆動ユニットロック機構の構成)
図16および図17に示すように、前記ロードスライダー28のY1側の端部には、2段の駆動溝28cと28dが形成されている。筐体の左側板3aの内側には、回動カム81が軸82により回動自在に支持されている。この回動カム81には、図16に示すクランプカム81aと図18に示すロックカム81bとが一体に形成されている。図16に示すように、前記回動カム81には駆動ピン83aと83bが一体に形成されており、ロードスライダー28がY2方向へ移動する間に、駆動溝28cが駆動ピン83aと嵌合して、回動カム81を反時計方向へ回動させ、さらに駆動溝28cが駆動ピン83bに嵌合して、回動カム81をさらに反時計方向へ回動させる。
ディスク駆動ユニットUに設けられた前記クランプアーム15には、被押圧片15bが一体に形成されており、前記回動カム81のクランプカム81aは前記被押圧片15bに対向している。
【0036】
図16は、ロードスライダー28が図4(A)の待機位置にある状態を示している。ロードスライダー28が、Y2方向へ図5(A)の位置まで移動する間は、クランプカム81aで被押圧片15bが持ち上げられてクランパ16が上方へ移動して、ディスクをクランプしないクランプ解除状態である。ロードスライダー28が図5(A)から図5(B)に至るまでの間に、クランプカム81aが被押圧片15bから外れ、クランプスプリング17の弾性力でクランプアーム15が下降させられて、ディスクがターンテーブルTとクランパ16とで挟持されてクランプ(チャッキング)される。
【0037】
図16に示すように、クランパ16が上方へ持ち上げられているとき、図9に示すように、クランプアーム15から折曲げられた一対の位置決め部15c,15dは大径ディスクDLの搬入経路上で大径ディスクDLの位置決めができる位置に対向している。また図17に示すようにクランパ16が下降し大径ディスクDLがターンテーブルT上にクランプされた時にクランプアーム15の時計方向の回動軌跡により位置決め部15c,15dは大径ディスクDLの外周からわずかに離れる。
【0038】
また図18に示すように、前記ロードスライダー28よりも装置内方には、ロックスライダー85がY1−Y2方向へ摺動自在に支持されている。このロックスライダー85には、ロック突起86aと86bが一体に形成されている。図18では、ロックスライダー85がY1方向へ移動している。このとき、前記ロック突起86aと86bが、ユニットシャーシ14のロック溝14a、14bに嵌合し、且つロックカム81bがユニットシャーシ14のロック片14cに圧接され、ディスク駆動ユニットUが、筐体1内で弾性浮上支持されないようにロックされている。
【0039】
ロックカム81bには駆動ピン84が一体に形成されている。またロックスライダー85には、前記駆動ピン84が摺動する円弧部86cと、この円弧部86cの下端に形成された凹部86dとが設けられている。
ロードスライダー28がY2方向へ移動して、回動カム81が反時計方向へ回動すると、ロックカム81bでは駆動ピン84が円弧部86cを摺動し、この間ディスク駆動ユニットUはロックされたままである。すなわち、ロードスライダー28が図5(B)の位置まで移動して前記のようにディスクがクランプされる間は、ディスク駆動ユニットUはロックされたままである。そして、ロードスライダー28が図5(B)の位置から図5(C)の位置まで移動する間に、図19に示すように、ロックカム81bの駆動ピン84でロックスライダー85がY2方向へ駆動され、ロック突起86aと86bがロック溝14a、14bから外れ、且つロックカム81bがロック片14cから外れて、ディスク駆動ユニットUのロックが解除され、ディスク駆動ユニットUは筐体1内のダンパーおよびスプリングなどにより弾性浮上状態となる。
【0040】
(ディスク位置決め機構の構成)
図7に示すように、筐体1の天井板4の下面には、ディスク位置決め機構Eを構成する各部材が支持されている。
図4(A)に示したように、動力切換機構Bの第1切換レバー22は連結ピン24によりトリガーレバー25に連結されている。図7に示すようにトリガーレバー25には摺動ピン51が設けられ、この摺動ピン51が、筐体1の天井板4に形成された長穴4a(図1参照)に案内され、また他の案内機構にも案内されている。これらの案内によりトリガーレバー25がY1ーY2方向へ摺動自在である。図4(A)にも示されているように、トリガーレバー25にはバネ掛け片25aが折り曲げ形成されており、このバネ掛け片25aと天井板4との間にスプリング52が掛けられており、前記トリガーレバー25はY2方向へ付勢されている。
【0041】
天井板4の下面に設けられた軸53には、第2のトリガー部材としてのトリガーアーム54が回動自在に支持されている。このトリガーアーム54にはピン55が固定されている。前記トリガーレバー25にはY1−Y2方向に延びる逃げ穴25bと、この逃げ穴25bのY1側端部に形成されたトリガー凹部25cとが形成されており、前記ピン55は、このトリガー凹部25cおよび逃げ穴25b内に挿入されている。またトリガーアーム54は、図7の状態で天井板4に形成されたストッパ4bに当接しており、トリガーアーム54は図7に示す状態からさらに反時計方向へ回動しないように規制されている。
【0042】
前記トリガーアーム54には、ディスクがディスク駆動ユニットUのターンテーブルT上に位置決めされたのを検知する位置決め検知部材となる位置決め検知アーム56が設けられている。この位置決め検知アーム56の図示左端に設けられた連結ピン57は、前記トリガーアーム54に連結されて第1の連結部となっている。位置決め検知アーム56には、図7に示す状態において前記連結ピン57をほぼ中心とした所定半径の円弧穴56aが形成され、この円弧穴56aが、筐体1の天井板4に固定された軸4cに摺動自在に挿通されている。この円弧穴56aと軸4cとで第2の連結部が形成されている。また位置決め検知アーム56の図示右端には、小径ディスクDSが当たる検知ピン58が固定されている。図7の状態において、前記検知ピン58は、ターンテーブルTおよびクランパ16の駆動中心を通る中央線O−O上に位置している。
【0043】
図1および図7に示すように、筐体1の天井板4にはY1−Y2方向に延びる長穴4d、4e、4fが形成されている。天井板4の下面には、主に小径ディスクDSを位置決め部材として位置決めスライダー61が設けられている。この位置決めスライダー61に固定された摺動ピン61a、61b、61cが、それぞれ前記長穴4d、4e、4fに摺動自在に挿入され、位置決めスライダー61はY1−Y2方向へ摺動自在に支持されている。この位置決めスライダー61のY1側の端部には、一対の位置決めピン62aと62bが設けられており、大径ディスクDLと小径ディスクDSのいずれかが挿入されたときに、これらのディスクの挿入側周縁部が前記位置決めピン62aおよび62bに当たるようになっている。この位置決めピン62aと62bは、前記中心線O−Oに対しX1方向とX2方向へ互いに等しい間隔を有して配置されている。
【0044】
前記位置決めスライダー61と、前記位置決め検知アーム56とは互いに連結されている。位置決め検知アーム56には、図7の状態においてX1−X2方向に延びる検知駆動穴56bと、図7の状態において斜めに延びる逃げ穴56cとが連続して形成されており、前記位置決めスライダー61に設けられた駆動ピン61dは、前記検知駆動穴56bと逃げ穴56cに摺動自在に挿入されている。この駆動ピン61dが第3の連結部である。
前記位置決めスライダー61にはY1−Y2方向に延びるロック穴61eが形成されており、このロック穴61eのY1側の端部には段差を有する第1ロック部61fが形成され、Y2側の端部にも段差を有する第2ロック部61gが形成されている。
【0045】
筐体1の天井板4の下面には、前記ロック穴61eに対してロック動作を行うロック部材としてロックレバー63が設けられている。天井板4の下面には案内ピン4gが、同じく天井板4の下面には、前記検知アーム6の支持軸6a(図2(A)参照)と同軸に位置する支持軸4hが固定されており、前記ロックレバー63は前記案内ピン4gと支持軸4hに対し、X1−X2方向へ摺動自在に支持されている。またロックレバー63はロック付勢部材であるロックスプリング64によりX1方向へ付勢されている。そしてロックレバー63のX2側の端部には、前記第1ロック部61fと第2ロック部61gに選択的に係合するロックピン65が設けられている。
【0046】
天井板4の下面の図示左側には、ロック駆動部材となるロック駆動アーム66が設けられている。このロック駆動アーム66は、前記支持軸4hを支点として回動自在に支持されているものであり、そのY2側の先端は、前記挿入検知機構Aを構成する検知ピン8の上端部に連結されている。したがって、挿入されるディスクにより検知ピン8がX1方向へ押されると、前記ロック駆動アーム66が時計方向へ回動させられる。
【0047】
ロック駆動アーム66のY1側の端部には駆動ピン67が設けられている。一方、前記ロックレバー63には逃げ穴63aと、これに連続する駆動穴63bが形成されており、前記駆動ピン67は、逃げ穴63aと駆動穴63bに挿入されている。ロック駆動アーム66が図7の状態から時計方向へ回動し、図8に示すように駆動ピン67が駆動穴63b内に至ると、ロックレバー63がX2方向へ駆動され、ロックピン65が第1ロック部61fから離れて、位置決めスライダー61のロックが解除される。
【0048】
天井板4の下面のY2側で且つX1側には、前記位置決めスライダー61を駆動するための駆動アーム68が設けられている。この駆動アーム68は、天井板4の下面に固定された支持軸69に回動自在に支持されており、且つ復帰スプリング72により時計方向へ付勢されている。また、駆動アーム68のX2側の端部には連結ピン71が設けられて、前記位置決めスライダー61のY2側の端部に連結されている。よって、この駆動アーム68の反時計方向への回動力により、前記位置決めスライダー61がY1方向へ駆動され、また前記復帰スプリング72により駆動アーム68が時計方向へ復帰させられる際に、位置決めスライダー61も一緒にY2方向へ移動させられる。
【0049】
図7の図示左側には制御回転体75が設けられ、この制御回転体75は、天井板4の下面に固定された軸76に回転自在に支持されている。制御回転体75の表面にはロック制御カム(ロック制御手段)75aが形成されて、このロック制御カム75aが、前記ロックレバー63の左端部63cに対向している。このロック制御カム75aの回転位相に応じてロックレバー63がX2方向へ駆動される。すなわち前記ロックレバー63は、検知ピン8と共に回動するロック駆動アーム66によりロック解除方向へ駆動されるが、また前記ロック制御カム75aによってもロック解除方向へ駆動されるものとなる。
【0050】
また制御回転体75の下面には、駆動カム(駆動手段)75bが一体に形成されている。制御回転体75の回転により、この駆動カム75bが、前記駆動アーム68の端部68aを押圧することにより、前記駆動アーム68が反時計方向へ駆動される。
制御回転体75にはピニオンギヤ75cが一体に形成されており、前記トリガーレバー25に形成されたラック25dが前記ピニオンギヤ75cと噛み合っている。よって、トリガーレバー25のY1−Y2方向への移動位置に応じて制御回転体75の回転位相が決められることになる。
【0051】
次に、上記ディスク装置での、大径ディスクDLと小径ディスクDSの導入動作および排出動作について説明する。
(待機状態)
図2(A)以下の挿入検知機構Aでは、待機状態のときに、検知アーム6と検知アーム7がスプリング11および12により互いに接近する方向へ引かれており、検知ピン8と9は最短の間隔(小径ディスクDSの直径よりもやや短い間隔)に位置しており、検知スイッチSW1とSW2は共にONである。
【0052】
待機状態のときの動力切換機構Bは、図4(A)および図6(A)に示す状態である。このとき、切換ギヤ21は最も反時計方向へ回動した状態である。
天井板4の下面に設けられたトリガーレバー25はスプリング52によりY2方向へ移動させられている。このトリガーレバー25と連結ピン24を介して連結されている第1切換レバー22のフォロワーピン26は、切換ギヤ21の第1カム21bの時計方向の端部に位置している。その結果、第1切換レバー22は時計方向へ回動した状態である。
【0053】
また第2切換レバー23に設けられたフォロワーピン29は、切換ギヤ21に形成された第2カム21cの時計方向の端部に位置しており、第2切換レバー23も時計方向へ回動している。
このとき、アイドルギヤ35の軸35aは、第2切換レバー23に形成された案内穴36の第1案内部36aに位置している。ただし、首振りアーム34の先端部34aが、切換ギヤ21の裏面に形成された第3カム21dに当たっているため、首振りアーム34およびアイドルギヤ35の時計方向への首振り動作が阻止されている。
【0054】
また前記第2切換レバー23が時計方向へ回動した位置にあるため、この第2切換レバー23と連結ピン27を介して連結されているロードスライダー28はY1方向へ移動しており、ロードスライダー28のY2側の端部に形成された案内溝28bが、ピン38を開放し、ローラアーム41が自由状態である。よって、ローラアーム41はスプリング43により時計方向へ付勢され、ローラ5がローラパッド44に圧接させられていると共に、ローラ軸5aに固定された従動ギヤ45が大径ギヤ33に噛み合っている。
【0055】
さらに、前記ロードスライダー28がY1方向へ移動しているために、図16に示すように、回動カム81が時計方向へ回動させられており、クランプカム81aで被押圧片15bが持ち上げられ、クランプアーム15が上方へ回動し、クランパ16がターンテーブルTから離れている。また、図18に示すように、前記回動カム81のロックカム81bに形成された駆動ピン84は、ロックスライダー85の円弧部86cに位置しており、ロックスライダー85はY1方向へ移動している。よって、ロックスライダー85に設けられたロック突起86a、86bがロック溝14a、14bに嵌合し、ロックカム81bがロック片14cを押圧して、ディスク駆動ユニットUがロックされている。
【0056】
待機状態のときのディスク位置決め機構Eは図7に示す通りである。
前記トリガーレバー25がY2方向へ移動しているため、トリガーアーム54に設けられたピン55は、トリガーレバー25に形成されたトリガー凹部25cに嵌合し、またトリガーアーム54は、ストッパ4bにより反時計方向への回動が規制されている。
待機状態では、トリガーレバー25のラック25dにより、制御回転体75が反時計方向へ回動させられた状態である。制御回転体75に形成された駆動カム75bは、駆動アーム68の端部68aから離れているため、駆動アーム68は復帰スプリング72により時計方向へ回動させられており、この駆動アーム68と連結ピン71で連結された位置決めスライダー61はY2方向へ移動させられている。
【0057】
また、挿入検知機構Aの検知アーム6がスプリング11により反時計方向へ回動させられているため、検知ピン8に連結されているロック駆動アーム66も、図7に示すように反時計方向へ回動させられている。よってロック駆動アーム66に設けられた駆動ピン67が、ロックレバー63の逃げ穴63a内に位置し、ロックレバー63はスプリング64によりX1方向へ付勢されている。そして、ロックレバー63に設けられたロックピン65が、位置決めスライダー61の第1ロック部61fに嵌合し、位置決めスライダー61がロックされている。
図7に示すように、位置決めスライダー61が第1ロック部61fでロックされた状態で、位置決めスライダー61に設けられた位置決めピン62aと62bは、ターンテーブルTとクランパ16の中心、すなわちディスクの駆動中心に接近している。この待機状態の位置決めピン62aと62bは、図14に示すように、小径ディスクDSを前記駆動中心に位置決め可能な位置である。
【0058】
(大径ディスクDLの導入動作)
図2(A)に示すように、大径ディスクDLがノーズ2の挿入口2aから筐体1の開口部1aへ挿入されると、挿入検知機構Aでは、両側の検知ピン8と9がX1方向とX2方向へ押し開かれる。図2(A)では、検知アーム6と7が回動して、検知スイッチSW1とSW2がOFFになる。さらに図2(B)では、補助アーム13により検知スイッチSW3がOFFに切換えられ、その後にONになる。この検知スイッチの切換え出力により、大径ディスクDLが挿入されたことが検知される。
【0059】
前記の検知スイッチSW1もしくはSW2がOFFになったときに、図示しない制御回路からモータ始動司令が出され、モータが始動する。このモータにより、動力切換機構Bの大径ギヤ33が時計方向へ駆動される。待機状態では図4(A)に示すように、ローラ5と一体の従動ギヤ45が大径ギヤ33と噛み合っているため、モータが始動すると、大径ギヤ33を介して従動ギヤ45に動力が伝達され、ローラ5が反時計方向へ始動する。よって大径ディスクDLはローラ5とローラパッド44とで挟まれ、ローラ5の回転力により、筐体1の内方(Y1方向)へ引き込まれる。
【0060】
図4(A)に示す状態で、大径ギヤ33と共に駆動ギヤ32が時計方向へ回転するため、これに噛み合っているアイドルギヤ35が反時計方向へ回転する。このとき、首振りアーム34には摩擦力により時計方向への回動力が作用するが、図6(A)に拡大して示されるように、首振りアーム34の先端部34aが切換ギヤ21の第3カム21dに当たっているため、首振りアーム34の時計方向への回動が規制され、アイドルギヤ35は切換ギヤ21から離れたままである。したがって、ローラ5とローラパッド44とで挟まれたディスクDLがY1方向へ移送されるとき、切換ギヤ21は停止しており、第1切換レバー22および第2切換レバー23は図4(A)の状態のままである。
【0061】
図8は、大径ディスクDLがY1方向へ移送される途中であるが、ディスクDLがY1方向へ所定距離送られると、ディスクDLの挿入方向先端の周縁部が位置決めピン62aと62bに当たる。このとき、動力切換機構Bは図4(A)のままである。
なお、ディスクDLが挿入されてから図8に示す位置まで移動する間、ディスクDLの周縁部により挿入検知機構Aの検知ピン8がX1方向へ押されて移動させられているため、この検知ピン8が連結されているロック駆動アーム66が時計方向へ回転させられている。よってロック駆動アーム66に設けられた駆動ピン67がロックレバー63の駆動穴63bをX2方向へ押し、ロックレバー63がX2方向へ移動させられ、ロックピン65が第1ロック部61fから離れ、位置決めスライダー61のロックが解除されている。
【0062】
したがって、図8の状態から大径ディスクDLがさらにY1方向へ送られると、ディスクDLの挿入側先端により位置決めピン62a、62bが押され、位置決めスライダー61がY1方向へ移動させられる。位置決めスライダー61がY1方向へ移動すると、この位置決めスライダー61に設けられた駆動ピン61dにより位置決め検知アーム56がY1方向へ押される。このとき、駆動ピン61dが、位置決め検知アーム56の検知駆動穴56b内を摺動し、位置決め検知アーム56は、トリガーアーム54に連結され連結ピン57を支点として反時計方向(図8の▲1▼方向)へ回動させられる。この間、位置決め検知アーム56に形成された円弧穴56aが天井板4に設けられた軸4cを摺動する。
図9は、大径ディスクDLの中心が、ディスク駆動ユニットUのターンテーブルTとクランパ16の中心に至った状態を示している。
【0063】
図9に至る前に、位置決め検知アーム56の第2の連結部である円弧穴56aの時計方向の端部が軸4cに当たるため、大径ディスクDLで位置決めスライダー61がY1方向へ押され、駆動ピン61dが検知駆動穴56bを摺動する際に、位置決め検知アーム56には軸4cを支点とする反時計方向(図9の▲2▼方向)への回動力が与えられ、位置決め検知アーム56は第2の検知位置へ回動する。この回動力により、トリガーアーム54は時計方向(▲3▼方向)へ回動させられ、トリガーアーム54に設けられたピン55により、トリガーレバー25のトリガー凹部25cがY1方向へ押され、トリガーレバー25が図9にて▲4▼で示すようにY1方向へ短い距離移動させられる。
【0064】
トリガーレバー25が短い距離だけ▲4▼方向へ動くと、ラック25dにより制御回転体75が時計方向へわずかに回転させられる。しかし、図9の状態では、制御回転体75の回転はわずかであり、制御回転体75に形成されたロック制御カム75aは、ロックレバー63の左端部63cからわずかに離れている。一方、ディスクDLが図9に示す位置まで移送され、ディスクDLの中心が駆動中心に至ると、ディスクDLの後部の周縁部が検知ピン8から離れるため、検知アーム6はスプリング11により反時計方向へ復帰させられ、ロック駆動アーム66も反時計方向へ復帰する。したがって、ロックレバー63が自由状態になり、ロックスプリング64によりX1方向へ移動させられ、ロックピン65が、位置決めスライダー61の第2ロック部61gに嵌合し、位置決めスライダー61がY2方向(待機位置方向)へ戻らないようにロックされる。
【0065】
また、中心がターンテーブルTの回転中心に一致する位置まで送り込まれた大径ディスクDLのY1方向の縁部はクランプアーム15に設けられた他の位置決め部15c,15dに当たりディスクDLはその位置で停止する。よってローラ5がディスクDLから離れて下降するまでの間、ディスクDLはY1方向へ移動しないように位置決めされる。
【0066】
図9に示すように、ディスクDLの中心が駆動中心位置へ至って位置決め部15c,15dで位置決めされた状態では、駆動アーム68が、制御回転体75の駆動カム75bから離れているため、駆動アーム68が自由状態で、復帰スプリング72により時計方向への回動力が与えられている。したがって、この駆動アーム68が連結されている位置決めスライダー61にもY2方向への復帰力が作用している。そのため、ローラ5とローラパッド44とでディスクDLが挟持され送り力が作用している時点では、ディスクが戻ることがないが、図9の状態の後に、ローラ5がディスクDLから離れると、Y2方向へ移動しようとする位置決めスライダー61に設けられた位置決めピン62aと62bにより、ディスクDLがY2方向へ戻されてしまう。このような現象を防止するために、この実施の形態では、図9に示す状態で、ロックピン65が第2ロック部61gに嵌合し、位置決めスライダー61がY2方向へ戻らないようにロックされ、位置決めピン62aと62bによりディスクDLが押し戻されるのを防止され、ディスクDLが位置決め部15c,15dによって位置決めされた状態を維持できるようになっている。
【0067】
このように、一対の位置決めピン62a,62bは図9の位置からY2方向へ戻らないようにされ、しかも復帰スプリング72によって簡単に動かないように付勢されている。よってこの位置決めピン62aと62bを用いて大径ディスクDLをターンテーブルT上に位置決めすることも可能である。
図9に至ったときに、前記のようにトリガーレバー25が▲4▼方向へわずかな距離だけ移動させられるため、動力切換機構Bでは、連結ピン24を介して前記トリガーレバー25に連結されている第1切換レバー22が反時計方向(図4(B)の▲5▼方向)へわずかに回動させられる。図4(B)に示すように、▲5▼方向へ回動する第1切換レバー22の凹部22bにより切換ギヤ21のトリガー凸部21aが押され、切換ギヤ21がCW方向へわずかに回動させられる。
【0068】
その結果、図4(B)および図6(B)に示すように、切換ギヤ21に設けられた第3カム21dが首振りアーム34の先端部34aから離れ、首振りアーム34が自由状態になる。駆動ギヤ32はモータにより時計方向へ回動させられているため、自由になった首振りアームは摩擦力により時計方向へ首振り動作する。このとき軸35aは、第2切換レバー23の第1案内部36a内を移動して第2案内部36bに至り、それ以上時計方向へ首振りしないように規制されるため、アイドルギヤ35は切換ギヤ21に噛み合い、その状態を維持する。したがって、駆動ギヤ32の回転力がアイドルギヤ35を介して切換ギヤ21に伝達され、切換ギヤ21がCW方向へ回転駆動される。
【0069】
図4(B)の状態から切換ギヤ21がCW方向へ回転すると、図6(A)に示す切換ギヤ21の第2カム21cにより第2切換レバー23が軸23aを支点として反時計方向(図5(A)の▲6▼方向)ヘ駆動される。図5(A)の時点では、切換ギヤ21に形成された第1カム21bの形状により、第1切換レバー22に動力が伝達されず、第1切換レバー22は図4(B)に示す状態(図4(A)から▲5▼方向へわずかに動いた位置)のまま停止しており、第2切換レバー23のみが▲6▼方向へ駆動される。
【0070】
第2切換レバー23が▲6▼方向へ回動すると、これに連結されているロードスライダー28がY2方向へ移動し、案内溝28bにより、ローラアーム41が反時計方向へ回動させられ、ローラ5がディスクDLから離れ、ディスクDLへの送り力が解除される。同時にロードスライダー28のY2方向への移動力により、回動カム81が図16の状態から反時計方向へ回動して、回動カム81のクランプカム81aが被押圧片15bから離れ、クランプアーム15が下降して、クランパ16とターンテーブルTとでディスクDLの中心部が挟持される。
このとき、図16から図17に至るクランプアーム15の回動軌跡により図16の状態で大径ディスクDLを位置決めしていた位置決め部15c,15dは図17のクランプ状態で大径ディスクDLの外周部からわずかに離れる。
【0071】
すなわち、大径ディスクDLが、図8の状態から図9に至り、位置決めスライダー61の第2ロック部61gがロックピン65でロックされた直後に、図6(B)に示すように、アイドルギヤ35が切換ギヤ21に噛み合い、切換ギヤ21がCW方向へ駆動されて、第2切換レバー23が▲6▼方向へ移動し、これと共にロードスライダー28がY2方向へ移動し、ローラアーム41が下方へ回動してディスクDLへの送り力が解除され、且つディスクDLがクランプされる。このときロックピン65により位置決めスライダー61がY2方向へ戻らないようにロックされているため、送り力が断たれ、ローラ5とローラパッド44との挟持力が断たれたディスクDLが、クランプ動作完了前にY2方向へ戻ることがなく、ローラ5の下降に伴って、ディスクDLの中心がターンテーブルT上に確実に設置され且つクランプされる。
【0072】
上記のディスククランプ動作が完了した直後に、回転し続ける切換ギヤ21の第1カム21b(図6(A)参照)により、第1切換レバー22が図5(B)に示すように反時計方向へ回動させられる。よって、図10に示すように、第1切換レバー22に連結されているトリガーレバー25がY1方向へ長い距離移動させられ、トリガーレバー25に形成されたラック25dにより制御回転体75が時計方向(▲7▼方向)へ駆動される。このとき、制御回転体75に形成された駆動カム75bにより、駆動アーム68の端部68aが押されて、駆動アーム68が反時計方向へ大きく回動させられ、この駆動アーム68に連結されている位置決めスライダー61が図10にて▲8▼で示すようにY1方向へ移動し、位置決めピン62aと62bがディスクDLの周縁部から離れた位置に待避する。
以上では、図9に示すように位置決めスライダー61がロックピン65でロックされているときに、ローラ5の駆動力が断たれて、ディスクDLがターンテーブルTにクランプされるが、このクランプの後に、直ちに位置決めスライダー61が▲8▼で示すように待避させられる。
【0073】
上記の位置決めスライダー61の待避動作が完了すると、その後に継続される切換ギヤ21のCW方向への回転により、第1切換レバー22が図5(B)の状態に保持されたまま、第2カム21cにより、第2切換レバー23がさらに反時計方向(図5(C)の▲9▼方向)へ回動させられる。よって、ロードスライダー28がY2方向への終端部まで移動させられ、図5(C)に示すように案内溝28bによりローラアーム41がさらに反時計方向へ回動させられる。また、このとき、ロードスライダー28のY2方向終端への移動により、図19に示すように回動カム81のロックカム81bが反時計方向へ駆動され、ディスク駆動ユニットUのロックが解除されて、ディスク駆動ユニットUは、ダンパーなどで弾性浮上状態に支持される。
【0074】
ロードスライダー28がY2方向への最終位置へ移動したときに、第2切換レバー23の逃げ案内部36cが、アイドルギヤ35の軸35aの位置に至る。この状態で駆動ギヤ32が時計方向へ回転しているため、首振りアーム34の首振り動作により軸35aは前記逃げ案内部36c内を移動し、アイドルギヤ35が切換ギヤ21から完全に離れる。この状態で図5(C)の位置まで回動したローラアーム41によってスイッチSW4がONに切換えられてモータが停止する。そして、ディスクDLが回転駆動され、ディスクDLに記録された信号が再生される。
【0075】
(大径ディスクDLの排出動作)
ディスク排出司令が出されると、図5(C)の状態において、モータがディスク導入時と逆方向へ始動し、大径ギヤ33および駆動ギヤ32が反時計方向へ駆動される。図5(C)の状態では、アイドルギヤ35の軸35aが、第2切換レバー23の逃げ案内部36cに位置しているため、駆動ギヤ32の反時計方向への回転に伴い、首振りアーム34が反時計方向へ回動し、アイドルギヤ35が切換ギヤ21に噛み合う。そして、切換ギヤ21がCCW方向へ回転させられる。
【0076】
切換ギヤ21がCCW方向へ回転し始めた初期の時点では、切換ギヤ21の第2カム21cにより第2切換レバー23が時計方向へ駆動され、図5(B)に示す位置に至る。図5(C)から図5(B)へ至る間に、時計方向へ回動する第2切換レバー23によりロードスライダー28がY1方向へ駆動される。これにより、ローラアーム41が時計方向へわずかに回動させられて、クランプ中のディスクDLの下面にローラ5が当たる。また、ディスク駆動ユニットのロック機構が動作し、それまで弾性浮上状態であったディスク駆動ユニットが図18に示すようにロックされる。
【0077】
その後の切換ギヤ21のCCW方向への回転では、第2カム21cにより第2切換レバー23が図5(B)の位置に保たれ、この状態で、第1カム21bにより、第1切換レバー22が時計方向へ駆動される。したがって、第1切換レバー22と連結されているトリガーレバー25がY2方向へ移動する。このとき、トリガーレバー25に形成されているラック25dにより制御回転体75が、図10の状態から反時計方向へ回転させられる。
【0078】
制御回転体75が図10の位置から反時計方向へ回転すると、まず最初に駆動カム75bが駆動アーム68の端部68aから外れ、駆動アーム68に復帰スプリング72による時計方向への回動力が与えられる。よって、駆動アーム68と連結されている位置決めスライダー61は前記復帰スプリング72による復帰弾性力を受けてY2方向へ移動し、図11に示すように、ターンテーブルT上に未だクランプされている大径ディスクDLのY1側の端部に、位置決めスライダー61に設けられた位置決めピン62aと62bが当たる。ただし、図10からの制御回転体75が反時計方向へわずかに回転した時点では、ロック制御カム75aによりロックレバー63がX2方向へ押されている。よって、位置決めピン62a,62bが大径ディスクDLに当たった直後は、未だロックピン65は第2ロック部61gから離れている。したがってディスクDLには前記復帰スプリング72により復帰弾性力が作用するが、ディスクDLはクランプされているため、Y1方向へ戻されることがない。
【0079】
その後の第1切換レバー22の時計方向への回動により、トリガーレバー25がさらにY2方向へ移動させられ、第2切換レバー23が図5(A)に示す位置まで復帰すると、ラック25dにより制御回転体75がさらに反時計方向へ回動させられ、図11に示すようにロックレバー63の左端部63cからロック制御カム75aが外れ、ロックレバー63がロックスプリング64によりX1方向への付勢力を受ける。したがって、図11に示すようにロックピン65が位置決めスライダー61の第2ロック部61gに嵌合し、位置決めスライダー61がY2方向へ移動できないようにロックされる。
【0080】
図11に示すように、位置決めピン62a、62bが大径ディスクDLの前方の縁部に当たり、且つ位置決めスライダー61がロックされた時点で、第1切換レバー22は図5(A)の姿勢で停止する。その後の切換ギヤ21のCCW方向への回転では、第1切換レバー22は前記図5(A)の位置に保持され、次に第2カム21cにより、第2切換レバー23が図4(B)に示すようにわずかに時計方向へ回動させられる。
【0081】
第2切換レバー23が時計方向へ回動させられる間、この第2切換レバー23によりロードスライダー28がY1方向へ駆動される。このロードスライダー28のY1方向への移動の間に、このロードスライダー28により、図16に示すように、ディスク駆動ユニットUのクランプアーム15が持ち上げられて、クランパ16がターンテーブルTから離れて、ディスクDLのクランプが解除される。これとほぼ同時に、ロードスライダー28の案内溝28bがピン38を開放するため、ローラアーム41がスプリング43の弾性力により時計方向へ回動し、ローラ5とローラパッド44とでディスクが挟持される。そして、大径ギヤ33から従動ギヤ45に与えられる駆動力により、ローラ5が時計方向へ回動し、ディスクDLがY2方向へ排出され始める。
【0082】
その直後に、図4(A)に示すように、第2切換レバー23の第1案内部36aが軸35aの位置に至るため、反時計方向へ回転する駆動ギヤ32により首振りアーム34が反時計方向へ首振り動作し、アイドルギヤ35が切換ギヤ21から離れ、切換ギヤ21は図4(A)の姿勢で停止する。その後は大径ギヤ33が回転し続け、ローラ5の回転力でディスクDLがY2方向へ排出される。
このディスクの排出動作では、図11に示すように、位置決めスライダー61の第2ロック部61gがロックピン65でロックされている状態で、ディスククランプ解除が行なわれるため、ディスククランプ解除直後で、且つローラ5とローラパッド44とでディスクDLが完全に挟まれる前に、復帰スプリング72によって位置決めスライダー61がY2方向へ戻ることがない。よって、ディスクDLがローラ5とローラパッド44とで挟まれる前にディスクDLにY2方向への飛び出し力が作用することがない。
【0083】
次に、図12に示すように、ローラ5の回転力によりディスクDLがY2方向へ排出されると、ディスクDLの周縁部により挿入検知機構Aの検知ピン8と9が左右に押し開かれる。これにより検知ピン8と連結されているロック駆動アーム66も時計方向へ回動させられる。その結果、ロック駆動アーム66に設けられた駆動ピン67により、ロックレバー63がX2方向へ駆動され、ロックピン65が第2ロック部61gから離れて、位置決めスライダー61のロックが解除される。そして、復帰スプリング72の弾性力により、位置決めスライダー61がY2方向へ復帰し、図7に示す初期状態に戻る。
そして挿入検知機構AによりディスクDLが所定位置まで排出されたことが検知された時点でモータが停止し、動力切換機構Bも図4(A)に示す初期状態で停止する。
【0084】
(小径ディスクDSの挿入動作)
図3は小径ディスクDSの中心が、中心線O−Oに一致して挿入された状態を示している。このとき挿入検知機構Aでは、検知ピン8と9がわずかに広げられ、検知スイッチSW1とSW2が同時にOFFになる。また図13に示すように、小径ディスクDSが挿入口2aのX1側に片寄った位置から挿入される可能性もある。このときには左側の検知ピン8のみがX1方向へ押され、検知スイッチSW1のみがOFFになる。あるいは小径ディスクDSが挿入口2aへX2側に片寄った位置から挿入されることがある。このときには、右側の検知ピン9がX2方向へ押され、検知スイッチSW2のみがOFFになる。
前記いずれの検知状態においても、SW1もしくはSW2がOFFになったときモータが始動し、図4(A)の状態で大径ギヤ33が時計方向へ回動し、ローラ5が反時計方向へ回動して、ディスクDSがローラ5とローラパッド44とで挟まれた状態でY1方向へ送り込まれる。
【0085】
図7に示す待機状態では、前述のように位置決めスライダー61がロックピン65によってロックされているが、図13に示すように、小径ディスクDSがX1側の片寄った位置から挿入され、検知ピン8がX1方向へ押されると、検知ピン8が連結されているロック駆動アーム66が時計方向へ回動し、ロック駆動アーム66に設けられた駆動ピン67によりロックレバー63がX2方向へ押され、ロックピン65が第1ロック部61fから離れて位置決めスライダー61のロックが解除される。ただし、図14に示すように、ローラ5の回転力で、小径ディスクDSがY1方向へ送り込まれると、ディスクの直径が小さいため、検知ピン8は直ちにX2方向へ復帰し、ロック駆動アーム66も反時計方向へ復帰する。したがって小径ディスクDSが位置決めピン62a、62bに接近した状態では、図14に示すように、位置決めスライダー61の第1ロック部61fはロックピン65で必ずロックされた状態となる。
【0086】
位置決めスライダー61がロックされている状態で、これに設けられた位置決めピン62aと62bは、小径ディスクDSをターンテーブルT上に位置決めできる位置にある。よってローラ5で送り込まれた小径ディスクDSは、ロック状態である一対の位置決めピン62aと62bに当たって、中心部がターンテーブルTおよびクランパ16の中心に一致するように位置決めされる。
また図13に示すように、左方向に片寄った位置から小径ディスクDSが挿入され、そのままローラ5で送り込まれたとき、または小径ディスクDSが右方向に片寄った位置から挿入されてそのままローラ5で送り込まれたときには、ディスクDSの先端がいずれか一方の位置決めピン62aまたは62bのみに当たることになる。しかし、ローラ5は中心が細くなる形状であるため、片寄って送り込まれた小径ディスクDSは片当たりした位置決めピン62aまたは62bを支点として自ら姿勢が直され、図14に実線で示すように、小径ディスクDSは一対の位置決めピン62aと62bに当たる位置に至り、ターンテーブル上で確実に位置決めされる。
【0087】
図14に示すように小径ディスクDSが位置決めピン62aと62bに位置決めされると、ディスクDSの中心線O−O上の先端により、位置決め検知アーム56に設けられた検知ピン58がY1方向へ押される。位置決めスライダー61がロック状態であるため、検知ピン58が押された位置決め検知アーム56は、位置決めスライダー61に設けられた駆動ピン(第3の連結部)61dを支点として反時計方向((i)方向)へ回動させられて、位置決め検知アーム56は第1の検知位置となる。よって、位置決めスライダー61と連結されているトリガーアーム54は、時計方向(▲3▼方向)へ回動させられる。
大径ディスクDLの導入時と同様に、トリガーアーム54の▲3▼方向への回動により、トリガーレバー25がY1方向へわずかに移動させられ、これにより、図4(B)に示すように動力切換機構Bの第1切換レバー22が▲5▼方向へわずかに回転し、図6(B)に示すように、アイドルギヤ35が切換えギヤ21と噛み合って、切換ギヤ21がCW方向へ駆動される。
【0088】
切換ギヤ21のCW方向ヘの回転により、最初に切換ギヤ21の第2カム21cにより第2切換レバー23が図5(A)にて▲6▼方向へ回動し、ロードスライダー28がY2方向へ移動し、案内溝28bによりローラアーム41が反時計方向へ回動させられ、ローラ5によるディスクDSへの送り力が解除される。これとほぼ同時にクランパ16とターンテーブルTによりディスクDSが挟持されてクランプされる。このとき、位置決めスライダー61の第1ロック部61fがロックピン65でロックされているため、ローラ5がディスクから離れてディスクの挟持力が解除された後にディスクDSがクランプされるまでの間に、ディスクDSにY2方向への排出力が作用することがない。
【0089】
第2切換レバー23が図5(A)の位置で停止した後に、第1カム21bにより第1切換レバー22が反時計方向へ駆動されて図5(B)の位置に至る。この間、第1切換レバー22に連結されているトリガーレバー25がY1方向へ駆動される。このトリガーレバー25のY1方向への移動力は、ラック25dから制御回転体75に伝達され、図14に示す状態から制御回転体75が時計方向へ駆動される。
【0090】
図14の状態から制御回転体75が時計方向へ回動すると、最初にロック制御カム75aによりロックレバー63がX2方向へ駆動され、ロックピン65が第1ロック部61fから離れて、位置決めスライダー61のロックが解除される。さらにその後に、制御回転体75の駆動カム75bにより、駆動アーム68の端部68aが押され、駆動アーム68が反時計方向へ駆動される。その結果、駆動アーム68に連結されている位置決めスライダー61が図15に示すようにY1方向(▲8▼方向)へ駆動されて、位置決めピン62a、62bが小径ディスクDSから離れる待避位置に至る。
またこのとき、位置決めスライダー61に連結されている位置決め検知アーム56は位置決めスライダー61によりY1方向へ押され、位置決め検知アーム56は、連結ピン57を支点として反時計方向へ回動し、図10に示した大径ディスクDLの装填完了状態と同じ位置まで移動する。
【0091】
図5(B)に示すように、第1切換レバー22が反時計方向へ回動した後に、図5(C)に示すように、切換ギヤ21のCW方向の回転により、第2切換レバー23がさらに反時計方向へ回動し、ロードスライダー28により、ローラアーム41がさらに反時計方向へ回動させられるとともに、ディスク駆動ユニットのロックが解除されて浮上状態となる。そして、第2切換レバー23の逃げ案内部36cにより、アイドルギヤ35が切換ギヤ21から離され、モータが停止する。
【0092】
(小径ディスクDSの排出動作)
小径ディスクの排出司令が出されると、図5(C)に示す状態で、モータにより大径ギヤ33が反時計方向へ駆動され、首振りアーム34が反時計方向へ回動してアイドルギヤ35が切換ギヤ21に噛み合い、切換ギヤ21がCCW方向へ駆動される。
【0093】
切換ギヤ21のCCW方向への回転により、最初に第2切換レバー23が図5(C)から図5(B)に示す位置まで時計方向へ回動し、この間にロードスライダー28がY1方向へ移動して、ローラアーム41が時計方向へ回動させられて、ローラ5がクランプ状態の小径ディスクDSの下面に当たる位置へ至る。またディスク駆動ユニットがそれまでの弾性浮上状態からロック状態となる。
その後に第2切換レバー23は図5(B)の位置に停止し、その後は切換ギヤ21のCCW方向への回転により、第1切換レバー22が時計方向へ回動して図5(A)の状態に至る。この間、第1切換レバー22に連結されているトリガーレバー25がY2方向へ移動し、トリガーレバー25のラック25dにより制御回転体75が反時計方向へ回転させられる。
【0094】
図15に示す状態から制御回転体75が反時計方向へ回転すると、制御回転体75に形成されている駆動カム75bが駆動アーム68の端部68aから外れ、駆動アーム68は復帰スプリング72の弾性力により時計方向へ回動させられる。よって駆動アーム68に連結されている位置決めスライダー61もY2方向へ復帰させられる。位置決めスライダー61が図14に示す位置に復帰させられる直前に、制御回転体75のロック制御カム75aがロックレバー63の左端部63cから外れ、ロックレバー63がロックスプリング64によりX1方向へ復帰させられ、ロックピン65が第1ロック部61fに嵌合して、位置決めスライダー61は図14に示す位置でロックされる。
【0095】
位置決めスライダー61が図14に示す位置でロックされた時点で、第1切換レバー22は図5(A)に示す位置となる。その後の切換ギヤ21のCCW方向への回転では、第1切換レバー22が図5(A)に示す位置で保持され、さらに第2切換レバー23が図4(B)に示すように時計方向へ回転させられる。このとき第2切換レバー23によりロードスライダー28がY1方向へ駆動され、案内溝28bによりローラアーム41の保持が解除されて、ローラアーム41はスプリング43により時計方向へ回動させられる。同時にクランパ16がターンテーブルから離されディスクのクランプが解除される。
そして、ディスクDSはローラ5とローラパッド44とで挟持され、ローラ5の回転力により所定位置まで排出される。なお、このときディスク位置決め機構Eは図14に示す状態のままである。その後、図4(B)に示すように、アイドルギヤ35が切換ギヤ21から離れ、モータが停止する、そして図4(A)および図7に示す待機状態に復帰する。
【0096】
【発明の効果】
以上のように本発明では、位置決め部材と共に移動する位置決め検知部材により、小径ディスクの位置決め完了と、大径ディスクの位置決め完了の双方の検知完了動作を行うことができる。したがって、2種のディスクの位置決め完了動作を共通の位置決め検知部材で行うことができ、位置決め検知機構を簡略化できる。
【0097】
特に、前記位置決め検知部材でトリガー部材を動作させて、動力切換機構を始動すると、スイッチなども不要になり、さらに装置の構造を簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク装置の筐体を示す斜視図、
【図2】(A)(B)は、挿入検知機構による大径ディスクの検知動作を示す部分平面図、
【図3】挿入検知機構による小径ディスクの検知動作を示す部分平面図、
【図4】動力切換機構を示す筐体の側面図であり、(A)は待機状態、(B)は切換ギヤが始動した状態を示す
【図5】動力切換機構を示す筐体の側面図であり、(A)は移送力解除およびクランプ動作、(B)は位置決め部材の待避動作、(C)はディスク駆動ユニットのロック解除動作を示す、
【図6】(A)は動力切換機構の拡大側面図、(B)は動力切換機構のギヤの噛み合い状態を示す拡大側面図、
【図7】ディスク位置決め機構を示す平面図であり、待機状態を示す、
【図8】ディスク位置決め機構を示す平面図であり、大径ディスクの導入状態を示す、
【図9】ディスク位置決め機構を示す平面図であり、大径ディスクが位置決めされ、位置決め検知部材が第2の検知位置に至った状態を示す、
【図10】ディスク位置決め機構を示す平面図であり、大径ディスクが位置決めされた後に位置決め部材が移動した状態を示す、
【図11】ディスク位置決め機構を示す平面図であり、大径ディスクが排出される前に、位置決め部材が復帰方向へ動作した状態を示す、
【図12】ディスク位置決め機構を示す平面図であり、大径ディスクが排出方向へ移送される状態を示す、
【図13】ディスク位置決め機構を示す平面図であり、小径ディスクが片寄って挿入された状態を示す、
【図14】ディスク位置決め機構を示す平面図であり、小径ディスクが位置決めされ、位置決め検知部材が第1の検知位置となったた状態を示す、
【図15】ディスク位置決め機構を示す平面図であり、小径ディスクが位置決めされた後に位置決め部材が移動した状態を示す、
【図16】ディスククランプ機構を示すものであり、クランプ解除状態を示す側面図、
【図17】ディスククランプ機構を示すものであり、ディスククランプ完了状態を示す側面図、
【図18】ディスク駆動ユニットのロック機構を示すものであり、ロック状態を示す側面図、
【図19】ディスク駆動ユニットのロック機構を示すものであり、ロック解除状態を示す側面図、
【符号の説明】
DS 小径ディスク
DL 大径ディスク
A 挿入検知機構
B 動力切換機構
E ディスク位置決め機構
SW1、SW2 検知スイッチ
T ターンテーブル
U ディスク駆動ユニット
M スピンドルモータ
1 筐体
2 ノーズ
4 天井板
5 ローラ(移送手段)
6、7 検知アーム
8、9 検知ピン
14 ユニットシャーシ
15 クランプアーム
15c、15d 他の位置決め部
16 クランパ
21 切換ギヤ
21a トリガー凸部
21b 第1カム
21c 第2カム
22 第1切換レバー
23 第2切換レバー
25 トリガーレバー
28 ロードスライダー
32 駆動ギヤ
33 大径ギヤ
34 首振りアーム
35 アイドルギヤ
36 案内穴
41 ローラアーム
54 トリガーアーム
56 位置決め検知アーム(位置決め検知部材)
56a 円弧穴(第2の連結部)
57 連結ピン(第1の連結部)
61 位置決めスライダー(位置決め部材)
61d 駆動ピン(第3の連結部)
61f 第1ロック部
61g 第2ロック部
63 ロックレバー(ロック部材)
64 ロックスプリング
65 ロックピン
66 ロック駆動アーム
68 駆動アーム
72 復帰スプリング
75 制御回転体
75a ロック制御カム
75b 駆動カム(駆動手段)
75c ピニオンギヤ
81 回動カム
81a クランプカム
81b ロックカム
85 ロックスライダー

Claims (2)

  1. 大径ディスク(DL)および小径ディスク(DS)がクランプされる回転駆動部と、前記回転駆動部にクランプされたディスクに対向するヘッドと、大径ディスク(DL)および小径ディスク(DS)の双方を前記回転駆動部へ移送する移送手段と、小径ディスク(DS)の中心が前記回転駆動部上に至ったときに小径ディスク(DS)の周縁部を位置決めする待機位置にあり且つ大径ディスク(DL)が移送されたときに前記待機位置から移動させられる位置決め部材(61)と、が設けられたディスク装置において、
    小径ディスク(DS)が前記待機位置にある前記位置決め部材(61)で位置決めされる際にこの小径ディスク(DS)により所定量動かされて第1の検知位置となり、前記位置決め部材(61)が前記待機位置から移動するときに、この位置決め部材(61)と共に移動して大径ディスク(DL)の中心が前記回転駆動部上に至ったときに第2の検知位置となる位置決め検知部材(56)と、
    前記位置決め検知部材(56)が、前記第1の検知位置に至ったとき、および前記位置決め検知部材(56)が前記第2の検知位置に至ったときに、前記位置決め検知部材(56)により動かされるトリガー部材(54)と、
    前記トリガー部材(54)の動作により始動させられて機構の切換動作を行う動力切換機構(B)とが設けられ、
    前記位置決め検知部材(56)と前記トリガー部材(54)との間に第1の連結部(57)が、前記位置決め検知部材(56)と固定部(4)との間に前記第1の連結部(57)を中心とする前記位置決め検知部材(56)の回動を所定範囲で許容する第2の連結部(56a)が、前記位置決め検知部材(56)と前記位置決め部材(61)との間に第3の連結部(61d)が設けられており、
    小径ディスク(DS)で押された前記位置決め検知部材(56)が前記第3の連結部(61d)を支点として回動して前記第1の検知位置となり、前記位置決め部材(61)が前記待機位置から移動させられるときに前記位置決め検知部材(56)が前記第1の連結部(57)を支点として回動し、さらに大径ディスク(DL)が位置決めされるときに前記第2の連結部(56a)が前記所定範囲の限界位置に達し、前記位置決め検知部材(56)が前記第2の連結部(56a)を支点として回動して前記第2の検知位置となることを特徴とするディスク装置。
  2. 前記位置決め部材(61)をディスクから離す方向へ移動させる駆動手段(75b)が設けられ、前記動力切換機構(B)が始動させられると、この動力切換機構(B)から前記駆動手段(75b)へ動力が伝達されて、前記位置決め部材(61)が、クランプ完了後に小径ディスク(DS)または大径ディスク(DL)から離れる方向へ移動させられる請求項記載のディスク装置。
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