JPH1166674A - ディスク再生機のディスクローディング装置 - Google Patents

ディスク再生機のディスクローディング装置

Info

Publication number
JPH1166674A
JPH1166674A JP22888897A JP22888897A JPH1166674A JP H1166674 A JPH1166674 A JP H1166674A JP 22888897 A JP22888897 A JP 22888897A JP 22888897 A JP22888897 A JP 22888897A JP H1166674 A JPH1166674 A JP H1166674A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
lever
disc
loading device
player according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP22888897A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Kido
国男 城戸
Shozo Nishimura
省三 西村
Shinsaku Tanaka
進作 田中
Takashi Yamanaka
隆 山中
Akira Iwakiri
章 岩切
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanashin Denki Co Ltd
Original Assignee
Tanashin Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tanashin Denki Co Ltd filed Critical Tanashin Denki Co Ltd
Priority to JP22888897A priority Critical patent/JPH1166674A/ja
Publication of JPH1166674A publication Critical patent/JPH1166674A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】小形、かつ簡単な構成で、ディスク挿入時の操
作性に優れ、車載用ディスク再生機に最適なディスクロ
ーディング装置を提供すること。 【解決手段】ディスク8を挿入して、装置内部に待ち受
ける第1レバー14をディスク8の外周で押込んで行く
と、第2レバー15が第1レバー14に追随してディス
ク8を後から押込んで行き、駆動手段32の起動後は、
第1レバー14が駆動手段32により装置の奥へ回動す
る。ディスク挿入前は第1レバー14をレバー付勢手段
によりディスク待ち受け位置に保持し、第2レバーは、
このレバー付勢手段31により、ディスク8を押し込
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小形で、車載用デ
ィスク再生機に最適なディスクローディング装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスクに記録された情報の
再生を行なうディスク再生機は、ディスクを再生位置ま
で搬送するためのディスクローディング装置を備えてい
る。従来のディスクローディング装置として、例えば特
開平8−339599号公報に記載されたものが知られ
ている。これは、回動自在な1対のピボットアーム間に
スプリングを掛け渡し、一方のピボットアームの回動端
にはゴムローラを設けている。そこで、両ピボットアー
ムの回動端間に、両アームの間隔を押し広げながらディ
スクを挿入した後、ゴムローラを回転させて、ディスク
を搬送する。再生位置まで搬送されたディスクはストッ
パに当接して位置決めされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平8−33959
9号公報に記載されたディスクローディング装置では、
ゴムローラを押し退けながらディスクを挿入する。とこ
ろがゴムローラとディスクとの間の接触抵抗が大きいた
め、ディスクの挿入が重く、操作性が悪い。また、ディ
スクを再生位置に位置決めした後、ディスクに当接して
いるストッパをディスクから引離す必要があり、そのた
めの構成が複雑になる問題もあった。本発明は、小形か
つ簡単な構成で、ディスク挿入時の操作性にも優れ、車
載用ディスク再生機に最適なディスクローディング装置
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のディスクローデ
ィング装置は、ディスク待ち受け位置に位置する第1レ
バーをディスクの外周で押込みながら、ディスクを挿入
する。第1レバーは、ディスク待ち受け位置と、再生中
のディスクから僅かに奥へ離反する退避位置との間を往
復回動できる。ディスクの挿入通路に対して第1レバー
と同一の側には第2レバーが設けられ、第1レバーがデ
ィスク待ち受け位置にあるとき、第2レバーはディスク
の挿入を許容する領域に保持される。
【0005】ディスクの挿入通路に対して第1及び第2
レバーと反対の側には、ディスクの搬送軌道を設定する
ためのディスクガイドを設ける。また、第1レバーをデ
ィスク待ち受け位置に保持し、かつ、第2レバーを第1
レバーに追随して回動させるためのレバー付勢手段を設
ける。そして、ディスクで第1レバーを押込み、第2レ
バーがこれに追随してディスクを押込み可能な位置まで
回動すると、モータを駆動源とする駆動手段が起動し、
この駆動手段で第1レバーを退避位置まで駆動する。
【0006】このような構成では、ディスクで第1レバ
ーを押込んでいくと、第2レバーが第1レバーに追随し
ながらディスクを押込むようになる。そして駆動手段が
起動した後は、この駆動手段で第1レバーを駆動するの
で、第2レバーは第1レバーの抵抗を受けることなく、
レバー付勢手段によりディスクを押込むことができる。
ディスクで第2レバーを押し退けながらディスク挿入を
行なう場合でも、ディスクと第2レバーとの間には強い
接触抵抗がないので、ディスク挿入は容易である。ま
た、ディスクを再生位置に位置決めするためのストッパ
が不要なため、構成が簡単である。そして、小形化が図
れ、車載用ディスク再生機に最適なディスクローディン
グ装置が得られる。
【0007】特に、ディスクで第2レバーを押し退けな
がらディスク挿入を行なうようにすると、ディスクの中
心位置が第2レバーとの当接位置を通過した後は第2レ
バーでディスクを押込むようになるので、ディスクが吸
込まれるような感触が得られ、ディスク挿入時の操作性
が一層改善される。ディスクを挿入する際、第2レバー
によって駆動手段のモータを起動させるようにすれば、
第2レバーがディスク押込み方向へ回動しない限り、駆
動手段は起動しない。従って、ディスクの搬送が確実に
行なえ、安全性も確保できる。
【0008】レバー付勢手段を単一のスプリングで構成
すると、部品点数が少なくて済み、構成が一層簡単にな
る。この単一のスプリングを、第2レバーには直接弾性
力を作用させ、第1レバーには第2レバーを介して弾性
力を作用させるようにしてもよい。そして、第1レバー
をディスク待ち受け位置に保持するときだけ両レバーを
係合させ、第1ればーが退避位置方向へ僅かに回動した
後は両レバーの係合を解除するようにしてもよい。
【0009】また、第1レバーをレバー付勢手段によっ
てディスク待ち受け位置に保持する必要があるが、第1
レバーが退避位置方向へ僅かに回動した後は、レバー付
勢手段が第1レバーに対していずれの方向への回動力も
与えないようにしてもよい。このようにすると、駆動手
段の負荷が軽減され、駆動手段を小形にできる。第1及
び第2レバーの回動支点位置を、いずれも再生位置にあ
るディスクの輪郭の内側に設定すると、平面図上の寸法
を小さくでき、一層小形にすることができる。
【0010】第1及び第2レバーの回動支点を共通化す
ることによっても、平面図上の寸法を小さくして全体の
小形化を図り、かつ、構成を一層簡単にすることができ
る。第1及び第2レバーを、引離し手段によって、ター
ンテーブルに保持されたディスクから離反させるように
すると、ディスクのターンテーブルに対する保持が確実
に行なえ、設計が容易になる。第2レバーでディスクを
押込む際、再生位置まで押込まず、ディスクがターンテ
ーブルに保持可能な位置まできたら再生位置の僅か手前
で、第2レバーの回動を止めるようにしてもよい。この
ようにすると、ディスクがターンテーブルに保持された
ときには第2レバーがディスクの外周から離反している
ので、第2レバーをディスクから引離すための手段を設
ける必要がなく、構成を一層簡単にすることができる。
【0011】小径のディスクをディスク挿入口より挿入
したとき、該ディスクに押されて回動した第1レバー
が、該ディスク全体がディスク挿入口内に隠れるまで、
レバー付勢手段によりディスク待ち受け位置方向へ付勢
され続けるようにすると良い。このようにすると、誤っ
て小径ディスクを挿入したとき、該ディスク全体がディ
スク挿入口内に隠れるまで挿入してしまっても、手を放
せば、ディスクは第1レバーによって押戻されるので、
誤って挿入した小径ディスクを取り出せなくなる恐れは
ない。
【0012】
【発明の実施形態】図1は、車載用ディスク再生機の機
構部分を示す概略斜視図である。金属板よりなる再生機
本体1内に、再生ユニット2が、ダンパー3を介して装
着されている。再生ユニット2の金属板製シャーシ4に
は、その前端に合成樹脂製ブロック5が固定されてい
る。合成樹脂製ブロック5にはディスク挿入口6と、挿
入口6の左端に連続するディスクガイド7(図2参照)
が、一体に形成されている。ディスクガイド7は、ディ
スク挿入口6を通して挿入されたディスク8の外周を当
接させて、該ディスクの搬送軌道を設定するものであ
る。
【0013】ディスクガイド7は、入口部が小凹部7
a、その奥が緩斜面部7b、更にその奥が平行部7cと
なっている。図2は再生ユニット2の内部を示す平面
図、図3は再生ユニット2の内部を右方より見た断面
図、図4は同じく左方より見た断面図で、シャーシ4の
下面にはターンテーブル駆動モータ9が固定され、この
モータ9の回転軸にターンテーブル10が、シャーシ4
の上面側において直結されている(図4参照)。シャーシ
4には、ディスク8に記録された情報の読取りを行なう
ピックアップ11が、水平方向進退自在に装着されてい
る(図2参照)。
【0014】シャーシ4の上面側にはクランパ12を支
持するクランパ支持板13が、上下方向回動自在に装着
されている(図3及び図4参照)。クランパ12は、ター
ンテーブル8と軸心線を一致させ、クランパ支持板13
の回動に伴い、ターンテーブル10に対して接離する。
シャーシ4上の右方部分には、第1レバー14及び第2
レバー15が、それぞれ軸16,17を介して水平回動
自在に装着されている(図2参照)。第1レバー14は、
その回動端附近に、12センチ径ディスク8の外周を当
接させるディスク受け部18と、8センチ径ディスクd
(図17参照)の外周を当接させる小径ディスク当接部1
9と、ディスク8の浮き上がりを防止する浮き上がり防
止片20とを備えている。
【0015】ディスク受け部18は、ディスク8がディ
スクガイド7に沿って搬送される際の、ディスク8中心
の移動軌跡より右側の領域を移動する。第1レバー14
は、ディスク挿入口4に近いディスク待ち受け位置(図
5の位置)と、ディスク再生機奥側の退避位置(図6の位
置)との間を回動可能である。尚、図5及び図6は、第
1レバー14と第2レバー15との関係を示す平面図
で、図5はディスク挿入前の状態、図6はディスク再生
状態を示している。
【0016】第1レバー14が図5に示すディスク待ち
受け位置にある状態でディスク8を挿入すると、ディス
ク8の中心がディスク挿入口6を僅かに過ぎたところで
ディスク8の外周がディスク受け部18に当接する。こ
の位置では、ディスク8はまだ半分近く挿入口6から出
ているので、ディスク8を取出すこともできる。第1レ
バー14が図6の退避位置にあるときは、ディスク受け
部18は、ターンテーブル10に保持されたディスク8
から僅かに奥へ離反している。
【0017】第1レバー14は、図5ないし図7の如
く、軸16の回りに扇形ギヤ21と、渦巻き状のカム面
22と、ばね受け面23とを備えている。また、扇形ギ
ヤ21の上面には、カムピン24を備えている。カム面
22は、反時計方向に向かって漸次回動中心からの距離
が漸次減少し、終端附近で、最低位から再び回動中心か
らの距離を僅かに増加させ、この部分を引離し部25と
している。また、この引離し部25を含むカム面22の
終端附近には、カム面22と一定の間隔を保って隔壁2
6が併設されている。尚、図7は第2レバー14と周辺
機構との関係を示す斜視図である。
【0018】第2レバー15は、図5及び図6の如く、
回動端部に、12センチ径ディスク8の外周に当接可能
なディスク押込み部27を有し、回動中心附近に係合ピ
ン28及びばね掛け部29を備えている。ディスク押込
み部27は、ディスクガイド7の小凹部7aと左右対向
する位置にある。更に、第2レバー15の回動中心附近
には回動中心に向けて深く切込まれたスリット30が形
成され、係合ピン28を設けた部分と、ばね掛け部29
及びディスク押込み部27を設けた部分とをスリット3
0で隔ててある。このスリット30は、第2レバー15
に何等かの無理な力が加わったときに、第2レバー15
自体の弾性によりスリット30が狭まり、あるいは広が
ってレバー15の損傷を回避するためのものである。
【0019】そして、第1及び第2レバー14,15の
回動支点位置は平面図上の寸法を小さくするために、再
生中のディスク8の輪郭の内側に設定されている(図6
参照)。 軸17にはレバー付勢手段としてのトーショ
ンスプリング31が装着されている。このスプリング3
1は、一端をばね受け面23、他端をばね掛け部29に
係合させて、係合ピン28をカム面22に押し付け、第
1レバー14が図5のディスク待ち受け位置にあるとき
は、ばね受け面23の終端を押圧して、第1レバー14
をディスク待ち受け位置に保持する。
【0020】第2レバー15は、少なくとも、ディスク
挿入口6より挿入されるディスク8にディスク押込み部
27を押し退けられたときのディスク受入れ位置(図5
の仮想線位置)と、ディスク8を再生位置まで押込む押
込み位置(図8の位置)との間を回動できる。図8は、第
1及び第2レバー14,15でディスク8を再生位置に
位置決めした状態を示す平面図である。
【0021】この実施形態では、ディスク挿入前のディ
スク押込み部27の位置(以下、「初期位置」と称する)
を、図5に実線で示す如くディスク8の挿入通路上に設
定しているが、要は、ディスク押込み部27の初期位置
はディスク8の挿入を許容する領域にあればよい。「デ
ィスクの挿入を許容する領域」とは、ディスク8の外周
で外方へ押し退けられてディスク8の挿入を可能にする
領域、またはディスク8の挿入通路から外れた領域の意
味する。
【0022】例えば、ディスク8を挿入したとき、ディ
スク押込み部27が、第2レバー15の回動中心とディ
スク8の中心とを結ぶ線上、またはそれより内側にある
ときは、ディスク8の挿入がディスク押込み部27によ
って妨げられてしまう。ディスク8の挿入を許容する領
域は、第2レバー15の回動中心とディスク8の中心と
を結ぶ線よりも充分外側の領域である。
【0023】第1レバー14がディスク待ち受け位置か
ら退避位置へ回動する途中で、トーションスプリング3
1は、ばね受け面23に乗り上げる。ばね受け面23は
軸16を中心とする円弧状をなす。従って、その後は、
トーションスプリング31は第1レバー14に対してい
ずれの方向への回動力も与えない。トーションスプリン
グ31は、第1レバー14が小径ディスクdに押された
場合の回動範囲では、第1レバー14に対してディスク
待ち受け位置方向へ回動力を与え続ける。即ち、誤っ
て、小径(8センチ径)のディスクdを挿入したとする。
この場合、ディスクdの外周がディスク受け部18か、
小径ディスク当接部19に当接して、第1レバー14を
退避位置方向に回動させることになるが、ディスクd全
体がディスク挿入口6内に隠れるまで挿入しても、第1
レバー14の回動量は、トーションスプリング31をば
ね受け面23に乗り上げさせるまでに致らず、トーショ
ンスプリング31は第1レバー14にディスク待ち受け
位置方向への回動力を与え続けるのである。第1レバー
14の退避位置方向への回動に伴い、係合ピン28はカ
ム面22の最高位から最低位へ向かって移動するので、
ディスク押込み部27は、ディスクを挿入した際、ディ
スク8の外周で図5に実線で示す初期位置から仮想線で
示すディスク受入れ位置までいったん押し退けられた
後、第1レバー14に追随して図6の押込み位置へ回動
する。このとき、ディスク8は第1レバー14のディス
ク受け部18と第2レバー15のディスク押込み部27
とで前後から挟持されて、ディスクガイド7に沿ってタ
ーンテーブル10上に搬送される。
【0024】そして、係合ピン28がカム面22の最低
位に至ると、ディスク8の中心位置がちょうどターンテ
ーブル10の中心と一致する。その後、ディスク受け部
18はディスク8の外周から離反するが、同時に係合ピ
ン28が引離し部25に移行して、ディスク押込み部2
7も、ディスク8の外周から離反する。第1レバー14
がディスク待ち受け位置から退避位置方向へ回動して間
もなく、第2レバー15が第1レバー14に追随するこ
とにより、ディスク押込み部27のディスク8に対する
押圧力が、ディスク押込み方向の分力を発生させる。そ
の状態で、駆動手段32が起動する。
【0025】第1レバー14の退避位置方向への回動に
伴い、第2レバー15の係合ピン28は、カム面22の
最高位から最低位に向かって移動するが、ディスク8全
体がディスク挿入口6内に隠れてしまう直前で、隔壁2
6の内側に侵入する。駆動手段32は、一方向回転のデ
ィスクローディング/アンローディング用のモータ(以
下、ローディングモータと称する。図2参照)33を駆
動源とする。そしてローディングモータ33の起動スイ
ッチ34は、第1レバー14の一部に押されて「オン」
になる。尚、図9はディスク挿入途中の、第1レバー1
4と第2レバー15との関係を示す平面図である。
【0026】駆動手段32は、図2の如く、ローディン
グモータ33、これに直結されたウォームギヤ35、こ
れに噛合するウォームホイール36、これに順次噛合す
る1対の減速ギヤ37,38、下流側の減速ギヤ38に
常時噛合するカムギヤ39、及びこのカムギヤ39に選
択的に噛合する中間ギヤ40より構成される。1対の減
速ギヤ37,38は、いずれも大小のギヤよりなる。
【0027】カムギヤ39は、図7及び図10の如く、
上半分が一般的な平ギヤ41、下半部が約180度の範
囲のみに歯を有する欠歯ギヤ42となっている。図10
はカムギヤ39を下方より見た斜視図である。平ギヤ4
1は下流側の減速ギヤ38と常時噛合し、欠歯ギヤ42
は中間ギヤ40に選択的に噛合する。また、中間ギヤ4
0は、第1レバー14の扇形ギヤ21と常時噛合してい
る。カムギヤ39の上面にはクランパ制御カム43が形
成され、欠歯ギヤ42の欠歯部分には、図10の如くほ
ぼ扇形のローディングカム44が形成されている。ロー
ディングカム44は、扇形の一側面を第1レバー14の
カムピン24と選択的に係合する係合面45とし、扇形
の円弧面の中央部分を高位部46、その両側を第1及び
第2低位部47,48としている。
【0028】第1レバー14は、ディスク8に押されて
図5の位置から図9の位置まで回動したときローディン
グモータ33の起動スイッチ34を「オン」にする。そ
してモータ33の回転がカムギヤ39に伝達されると、
ローディングカム44の係合面45が第1レバー14の
カムピン24を押し、第1レバー14を退避位置方向へ
速やかに回動させる。このとき第2レバー15は、トー
ションスプリング31の弾性力により第1レバー14に
追随してディスク押込み方向へ回動し、ディスク8を再
生位置方向へ押込む。
【0029】図8の如くディスク8の中心位置がターン
テーブル10の中心と一致したとき、第1レバー14の
カムピン24は係合面45から外れて第1低位部47に
移行し、第2レバー15の係合ピン28は第1レバー1
4のカム面22の最低位に達する。カムピン24が第1
低位部47に接している間は、第1及び第2レバー1
4,15は図8の位置に保持される。
【0030】カムピン24が第1低位部47から高位部
46に移行すると、第1レバー14は、再生中のディス
ク8から僅かに奥へ離反した退避位置へ回動する。この
とき、第2レバー15も係合ピン28が引離し部25に
移行することにより、僅かにディスク8から離反するよ
うになる。尚、第1レバー14のカムピン24が第1低
位部47から高位部46に移行し、第2レバー15の係
合ピン28が引離し部25に移行した時点で、第1レバ
ー14が起動スイッチ34から外れてこのスイッチ34
は「オフ」になり、モータ33が停止する。
【0031】また、カムギヤ39の回転に連動して、ク
ランパ支持板13が上下に回動する。 即ち、図3の如
く、クランパ支持板13の下面には当接ピン49が設け
られ、かつ、クランパ支持板13は図示しないスプリン
グにより常時、下方向へ回動付勢されている。当接ピン
49はカムギヤ39の上面に当接しているが、第1レバ
ー14のカムピン24が係合面45から第1低位部47
に移行したとき、制御カム43に当接してその位置を徐
々に低下させ、カムピン24が高位部46に接している
間、制御カム43によって低位置に保持される。カムピ
ン24は、更に、高位部46から第2低位部48に移行
するが、カムピン24が第2低位部48に接している間
に、当接ピン49は制御カム43から離脱してカム儀Y
あ39の上面に移行し、クランパ支持板13を上方向へ
回動させる。
【0032】シャーシ4上の左方奥部には、ディスク検
出部材50が水平回動自在に装着されている(図11参
照)。尚、図11はディスク検出部材50とクランパ支
持板13との関係を示す斜視図である。ディスク検出部
材50はスプリング51により時計方向へ回動付勢さ
れ、その回動端にクランパ支持板13を上方より当接さ
せて、クランパ支持板13の下方向への回動を阻止する
ようにしている。ディスク8が図8に示す再生位置に到
達する直前で、ディスク検出部材50はディスク8の外
周で押し退けられて反付勢方向へ回動し、クランパ支持
板13の下方向への回動を許容する。クランパ支持板1
3は、下方向に回動する際、ディスク検出部材50を更
に反付勢方向へ回動させて、この部材50をディスク8
から離反させる。
【0033】ディスク8でディスク検出部材50を押し
退けるとき、第2レバー15の係合ピン28は隔壁26
の内側に侵入している。従って、第2レバー15は第1
レバー14の回動力を得てディスク8を協力に押込むこ
とができる。
【0034】シャーシ4の側面には、図1の如く固定レ
バー52が回動自在に装着されている。この固定レバー
52は、一端に連結ピン53、他端に係止部54を有す
る。そしてクランパ支持板13の側面には、連結ピン5
3を嵌合させる水平方向の長孔55、再生機本体1には
係合凹部56が、それぞれ設けられている。係止部54
は、クランパ支持板13が上方位置にあるとき係合凹部
56に係合し、シャーシ4を再生機本体1に対し固定し
て、ダンパー3の緩衝効果が抑える。クランパ支持板1
3が下方向へ回動して係止部54が係合凹部56から外
れると、ダンパー3が緩衝効果を発揮して、シャーシ4
は、ダンパー3を介して再生機本体1に対し浮いた状態
となル。
【0035】以上のディスクローディング装置の動作
は、次のように行なわれる。ディスク挿入前は、図2及
び図5の如く、第1レバー14ガトーションスプリング
31によりディスク待ち受け位置に保持されており、第
2レバー15は係合ピン28をカム面22に当接させ
て、ディスク押込み部27をディスク8の挿入通路上の
初期位置に位置させている。この状態でディスク挿入口
6よりディスク8を挿入すると、第2レバー15はディ
スク8の外周でディスク押込み部27を押し退けられ
て、いったん、図5の仮想線位置まで後退する。
【0036】そして、ディスク8の外周がちょうど第1
レバー14のディスク受け部18に接する位置で、ディ
スク8はディスクガイド7の小凹部7aと第2レバー1
5のディスク押込み部27とで左右から挟まれた安定状
態となる。ディスク8を更に押込んでいくと、ディスク
8の左方外周はディスクガイド7の緩斜面7bに移行し
て内部へ引き込まれ易い状態になり、第1レバー14は
ディスク受け部18をディスク8に押されて退避位置方
向へ回動する。ディスク8を図9の位置まで押込んでい
くと、ディスク8の左方外周はディスクガイド7の平行
部7cに接し、第2レバー15は、第1レバー14に追
随してディスク8を押込み可能な位置に到達し、第1レ
バー14のカムピン24はローディングカム44の回転
軌道上に入る(図9及び図12(A)参照)。この状態で
第1レバー14が起動スイッチ34を「オン」にする。
図12は、カムギヤ39の回転に伴う第1レバー14の
カムピン24と当接ピン49の動きを示す説明図であ
る。
【0037】ローディングモータ33が起動すると、そ
の回転はウォームギヤ35、ウォームホイール36及び
1対の減速ギヤ37,38を介してカムギヤ39に減速
伝達される。カムギヤ39の回転により、ローディング
カム44の係合面45が第1レバー14のカムピン24
を押し、第1レバー14を速やかに退避位置へ向かって
回動させる。このとき第2レバー15は、トーションス
プリング31の弾性力により第1レバー14に追随して
時計方向へ回動し、ディスク8を押込んでいく。
【0038】係合ピン28が隔壁26の内側に侵入した
直後に、ディスク8の外周がディスク検出部材50に当
接して、これを押し退ける。そしてディスク8は、第2
レバー15により、図8の位置まで搬送される。このと
きディスク8はディスクガイド7からは外れ、図13の
如く、第1及び第2レバー14,15と、ディスク検出
部材50により、ほぼ等角度間隔をなす3点で外周を拘
束されて、ターンテーブル19上に位置決めされる。
尚、図13はディスク8が再生位置に搬送された直後
の、第1及び第2レバー14,15とディスク検出部材
50との関係を示す平面図である。
【0039】ディスク8が図8の再生位置に到達したと
き、第1レバーのカムピン24は、図12(B)の如く係
合面45から第1低位部47に移行しており、当接ピン
49はカムギヤ39の上面から制御カム43に移行す
る。そしてカムピン24が第1低位部47に接している
間に、当接ピン49が制御カム43により下降して、ク
ランパ支持板13を下方向へ回動させる。その結果、ク
ランパ12が下降して、ターンテーブル10とクランパ
12とでディスク8を挟持する。クランパ支持板13
は、下方向へ回動する際、ディスク検出部材50をディ
スク8の外周から引離す。
【0040】カムピン24が、図12(C)の如く第1低
位部47から高位部46に移行すると、第1及び第2レ
バー14,15がディスク8の外周から離反する(図6
及び図14参照)。尚、図14はディスク再生の準備が
完了したときの、第1及び第2レバー14,15とディ
スク検出部材50との関係を示す平面図である。このと
き起動スイッチ34が「オフ」になり、ローディングモ
ータ33が停止し、代ってターンテーブル駆動モータ9
が起動してターンテーブル10を回転駆動し、ピックア
ップ11により、ディスク8に記録された情報の読取り
が行なわれる。ローディングモータ33が起動してから
停止するまでの間に、カムギヤ39は約半回転し、欠歯
ギヤ42が中間ギヤ40に接近する。
【0041】再生動作を終了してディスク8を取り出す
場合は、イジェクト操作によりターンテーブル駆動モー
タ9を停止させ、代って、ローディングモータ33を再
び同一方向へ回転させる。これによりカムギヤ39が一
方向へ回転し、第1レバー14のカムピン24が高位部
46から第2低位部へ移行する。その結果、第1レバー
14が退避位置からディスク待ち受け位置へ僅かに回動
し、ディスク受け部18がディスク8の外周に接するよ
うになる。同時に、第2レバーの係合ピン28が引離し
部25からカム面22の最低位へ移行し、第2レバー1
5のディスク押込み部27もディスク8の外周に接する
ようになる(図15参照)。この状態で当接ピン49が制
御カム43から離脱して上昇し、クランパ支持板13を
上方向へ回動させて、クランパ12を上昇させる。
【0042】続いて、図12(D)の如く、欠歯ギヤ42
が中間ギヤ40に噛合する。そこで、カムギヤ39の回
転は、中間ギヤ40を介して扇形ギヤ21に伝達され、
第1レバー14がディスク待ち受け位置方向へゆっくり
と回動してディスク受け部18でディスク8を押戻し
(図16参照)、ディスク8をディスク挿入口6から僅か
に外部に露出させる。第1レバー14の回動に伴い、第
2レバー15の係合ピン28がカム面22の最低位から
最高位へ向かって移行するので、第2レバー15は初期
位置方向へ回動する。第1レバー14は、途中、起動ス
イッチ34を「オン」にした後、「オフ」にする。
【0043】尚、第1レバー14がディスク8を押戻す
間、ディスク8の浮き上がりは、第1レバー14の浮き
上がり防止片20によって防止される。イジェクト操作
によるイジェクト信号と起動スイッチ34の「オフ」信
号は制御回路に入力され、起動スイッチ34が「オフ」
になった後、所定時間経過してからローディングモータ
33は停止する。このとき、第1レバー14は、図17
の如くディスク待ち受け位置に戻り、ディスク8はディ
スク挿入口6から半分近く外部に露出するので、容易に
取出すことができる。
【0044】このとき、ディスク8の外周は、ディスク
ガイド7の小凹部7aと第2レバー15のディスク押込
み部27とで、トーションスプリング31の弾性力によ
って左右から挟まれている。例えば車載用ディスク再生
機の場合、イジェクト時にディスクが勢い良く飛出すよ
うなことがあると、運転者は運転をしながらディスクを
拾い上げねばならない危険な状況が起こり得るが、ディ
スク8は図17の位置で止まるので、危険性を回避でき
る。
【0045】以上、第1の実施形態を示したが、この構
成では、ディスク8の外周で第1レバー14を押しなが
らディスク8を挿入すると、第1レバー14に追随して
第2レバー15がディスク8を押込むようになる。そし
て、駆動手段32が起動した後は、第1レバー14は駆
動手段32により駆動され、これに追随する第2レバー
15にディスク8は押込まれる。従って、ディスク8の
挿入は容易に行なえ、優れた操作性が得られる。また、
小形、かつ簡単な構成となり、車載用ディスク再生機に
最適なディスクローディング装置が得られる。
【0046】また、ディスクのローディング動作は、ロ
ーディングカム44の係合面45で第1レバー14のカ
ムピン24を押すことによって速やかに行なわれ、ディ
スク8のアンローディング動作は、欠歯ギヤ42、中間
ギヤ40及び扇形ギヤ21を介してゆっくりと行なわれ
る。従って、ディスク取出し時にディスク8が勢い良く
飛出してしまう恐れはない。しかも、ディスク8の挿入
と取出しとを、いずれもモータ33の一方向回転で行な
えるので、モータの制御回路を安価に構成でき、装置全
体の製造コストを低く抑えることができる。更に、第2
レバー15のディスク押込み部27の初期位置を、ディ
スクの挿入通路上に設定しているので、ディスクの中心
位置がディスク押込み部27の位置を通過した後は、デ
ィスク押込み部27でディスクを押込むようになり、デ
ィスクが自動的に吸込まれるような感触が味わえる。
【0047】また、レバー付勢手段を単一のトーション
スプリング31で構成したことにより、部品点数が少な
くて済み、構成が一層簡単になる。そして、このトーシ
ョンスプリング31は、第1レバー14がディスク待ち
受け位置から僅かに回動した後は円弧状のばね受け面2
3に乗り上げて、第1レバー14に対していずれの方向
への回動力も作用させないので、駆動手段32の負荷が
軽減される。その結果、ローディングモータ33を小形
にできる。第1及び第2レバー14,15の回動支点位
置、即ち軸16,17は、いずれも再生位置にあるディ
スク8の輪郭の内側に設定したことにより、平面図上の
寸法を小さくでき、一層、小形化を図ることができる。
【0048】挿入されたディスク8は、いったん第1及
び第2レバー14,15により再生位置に位置決めし、
ターンテーブル10に保持させた後、第1レバー14は
ローディングカム44の高位部46でディスク8から引
離し、第2レバー15は引離し部25によりディスク8
から引離すようにしているので、ディスク8のターンテ
ーブル10に対する保持が確実に行なえる。
【0049】ところで、ディスク8をディスク挿入口6
から挿入して、起動スイッチ34が「オン」となりロー
ディングモータ33が起動してから、慌ててディスク8
を抜出すようなことが行なわれても、ディスク押込み部
27を押し退けてディスク8を抜出すことはできる。従
って、ディスクを抜出す途中でクランパが下降すると、
ディスクの記録面がターンテーブルとクランパとで挟ま
れて、ディスクを損傷してしまう恐れがある。ところ
が、ディスクが所定位置まで搬送されない限り、クラン
パ支持板13の下方向への回動はディスク検出部材50
によって途中で阻止されるので、ディスク8を損傷する
恐れはない。
【0050】また、小径のディスクdをディスク挿入口
より挿入したとき、該ディスクに押されて回動した第1
レバー14が、該ディスクd全体がディスク挿入口内に
隠れるまで、トーションスプリング31によりディスク
待ち受け位置方向へ付勢され続けるので、誤って小径デ
ィスクdを挿入した場合でも、小径ディスクdを取り出
せなくなる恐れはない。
【0051】図1ないし図17に示す第1の実施形態で
は、ローディングモータ33の起動スイッチ34を、第
1レバー14で「オン」操作するものとしたが、必ずし
も、これに限らない。図18は、起動スイッチ34の
「オン」操作を第2レバー15で行なうようにした、本
発明の第2の実施形態を示す平面図である。前記実施形
態と異なる点は、主として次の3点である。第1点は、
第2レバー15に、起動スイッチ34を「オン」、「オ
フ」操作するスイッチ制御ピン57を設けたこと。第2
点は、第1レバー14の隔壁26aを、カム面22のほ
ぼ全域に亘って対向配置したこと。第3点は、カムギヤ
39の上面に円環状のスイッチ制御壁58を設け、この
スイッチ制御壁58で、起動スイッチ34に対して並列
に接続された補助スイッチ59を「オン」状態に保持す
るようにしたこと、である。スイッチ制御壁58には、
2箇所に、補助スイッチ59を「オフ」にする第1及び
第2欠損部60,61が設けられている。
【0052】第1レバー14は、ディスク挿入前には、
トーションスプリング31の弾性力によって、図18に
仮想線で示すディスク待ち受け位置に保持されている。
第2レバー15は、係合ピン28を第1レバー14のカ
ム面22の最高位に当接させている。このときの、ディ
スク押込み部27の初期位置は、ディスク8の挿入通路
から外れた位置に設定されている。ディスク押込み部2
7の初期位置を、同図中に仮想線で示す。また、このと
き起動スイッチ34はオフ状態に保たれており、補助ス
イッチ59も、第1欠損部60が対向してオフ状態に保
たれている。
【0053】この状態で12径のディスク8を挿入する
と、第1レバー14のディスク受け部18がディスク8
に押され、第1レバー14が退避位置方向へ回動する。
そこで第2レバー15は、トーションスプリング31の
弾性力に加えて、係合ピン28が隔壁26aで押される
ことにより第1レバー14に追随して回動する。そし
て、ディスク押込み部27がディスクを押込み可能な位
置(同図中の実線位置)に達すると、スイッチ制御ピン5
7で起動スイッチ34を「オン」にし、ローディングモ
ータ33を起動させる。
【0054】ローディングモータ33の起動によりカム
ギヤ39が回転し、第1レバー14はカムギヤ39の回
転力を受けて退避位置方向へ回動する。第2レバー15
は第1レバー14に追随して回動するので、起動スイッ
チ34は「オフ」になる。しかし、カムギヤ39の回転
に伴い、補助スイッチ59がスイッチ制御壁58に押さ
れて「オン」となるので、ローディングモータ33は回
転し続ける。そしてディスク8の中心位置がターンテー
ブル10の中心と一致したところで、前記第1の実施形
態と同様にクランパ12が下降して、ターンテーブル1
0とクランパ12とでディスクを挟持し、その後、第1
及び第2レバー14,15がディスク8から僅かに離反
する。この時点で、第2欠損部61が補助スイッチ59
に対向し、ローディングモータ33が停止する。
【0055】イジェクト動作は、ほぼ第1の実施形態と
同様であるが、ローディングモータ33の起動により先
ず補助スイッチ59がスイッチ制御壁58により「オ
ン」となり、第2レバー15が初期位置に戻る途中で、
スイッチ制御ピン57により起動スイッチ34が一時的
に「オン」となる。ところが、第1及び第2レバー1
4,15がそれぞれディスク待ち受け位置及び初期位置
に戻った時点では、補助スイッチ59は第1欠損部60
に対向してオフ状態に保たれ、起動スイッチ34はスイ
ッチ制御ピン57から解放されてオフ状態に保たれる。
【0056】この第2の実施形態では、起動スイッチ3
4が第2レバー15によって「オン」「オフ」制御され
るので、ディスク8をディスク挿入口6から挿入し、第
2レバー15が回動して起動スイッチ34を「オン」に
し、ローディングモータ33が起動した後にディスク8
を抜出そうとしても、係合ピン28が隔壁26aで押さ
れて第1レバー14を強制的に回動させることができ
る。図1ないし第17に示す第1の実施形態、図18に
示す第2の実施形態のいずれも、第1及び第2レバーの
双方に、同時にトーションスプリングの弾性力を作用さ
せるものとしたが、図19に示す如く、第1レバー14
には、第2レバー15を介してスプリング31の弾性力
を作用させるようにしてもよい。
【0057】図19は、本発明の第3の実施形態を示す
平面図である。図の如く、トーションスプリング31
は、シャーシ4と第2レバー15との間に掛け渡されて
いる。第1レバー14は、カム面22の最高位に連続し
て傾斜面62を有する。ディスク挿入前、第1レバー1
4がディスク待ち受け位置にあるときは、第2レバー1
5がスプリング31の弾性力を受けて係合ピン28を傾
斜面62に押し付ける。そして、この係合ピン28の押
し付け力が、傾斜面62との接触位置において第1レバ
ー14を反時計方向へ付勢する分力を発生させ、これに
よって、第1レバー14は、ディスク待ち受け位置に保
持される。
【0058】この状態でディスク8を挿入し、ディスク
8の外周でディスク受け部18を押して第1レバー14
を退避位置方向へ回動させると、係合ピン28は傾斜面
62からカム面22の最高位へ移行し、その後は、前記
の実施形態と同様、第2レバー15が第1レバー14の
回動に追随し、ディスク8を押込んで行く。以上の、第
3の実施形態では、第2レバー15にスプリング31の
弾性力を直接作用させ、第1レバー14には第2レバー
15を介してスプリング31の弾性力を作用させて第1
レバー14をディスク待ち受け位置に保持するようにし
ているので、第1レバー14がディスク8に押されて僅
かに回動した後は、スプリング31が第1レバー14に
何等の影響も与えず、従って、第1レバー14を駆動す
る駆動手段32の負荷が軽減し、モータ33を小形にす
ることができる。
【0059】図1ないし図17の第1の実施形態、図1
8に示す第2の実施形態、図19に示す第3の実施形態
のいずれも、第1及び第2レバーの回動支点を異ならせ
たが、これらは共通にしてもよい。また、以上の3つの
実施形態では、いずれも単一のスプリングでレバー付勢
手段を構成するものとしたが、第1及び第2レバーに、
それぞれ別々のスプリングを作用させるようにしてもよ
い。
【0060】図20は、本発明の第4の実施形態を示す
平面図で、第1及び第2レバー14a,15aは、共通
の軸16を中心に回動自在となっている。また、レバー
付勢手段は2本のトーションスプリング63,64で構
成され、第1のトーションスプリング63は第2のトー
ションスプリング64よりも弾性力を強くしている。そ
して第1のトーションスプリング63をシャーシ4と第
1レバー14aとの間に掛け渡して第1レバー14aを
反時計方向へ付勢し、第2のトーションスプリング64
をシャーシ4と第1レバー15aとの間に掛け渡して第
2レバー15aを時計方向へ付勢している。第1レバー
14aには、押圧突起65及び押戻しピン66が設けら
れ、シャーシ4上には押戻しレバー67が、軸68を介
して回動自在に装着されている。押圧突起65は、押戻
しレバー67の一端に選択的に当接し、押戻しピン66
は、第2レバー15aの側面に選択的に当接する。
【0061】そこでディスク挿入前には、第1レバー1
4aが第1のトーションスプリング63により、図20
に実線で示すディスク待ち受け位置にあり、第2レバー
15aは、押戻しピン66に当接して、ディスク8の挿
入を許容する位置に保持されている。この状態でディス
ク8を挿入し、ディスク8の外周で第1レバー14aの
ディスク受け部18を押していくと、第1レバー14a
はスプリング63に抗して退避位置方向へ回動する。そ
して、ディスク8の中心位置が第2レバー15aのディ
スク押込み部27の位置を通過すると、第2レバー15
aが第2のトーションスプリング64により第1レバー
14aに追随して、ディスク8の外周を押しながら時計
方向へ回動するようになる。
【0062】その後は第1の実施形態と同様、ローディ
ングモータ33が起動して第1レバー14aを退避位置
方向へ駆動し、第1レバー14aのディスク受け部18
と第2レバー15aのディスク押込み部27とでディス
ク8を再生位置に位置させる。そして、ターンテーブル
10とクランパ12とでディスク8を挟持した後、第1
レバー14aがディスク8から離反して退避位置まで回
動し、その間に押圧突起65で押戻しレバー67の一端
を押し、同レバー67の他端で第2レバー15aを押し
て、第2レバー15aをスプリング64に抗してディス
ク8から引離す。
【0063】ディスク8を取り出す際は、ローディング
モータ33により第1レバー14aをディスク待ち受け
位置方向へ回動させ、先ずディスク受け部18をディス
ク8の外周に当接させる。これに連動して、第1レバー
14aが第2のトーションスプリング64により時計方
向へ回動し、そのディスク押込み部27をディスク8の
外周に当接させる。この状態でクランパ12を上昇させ
た後、第1レバー14aをディスク待ち受け位置まで回
動させ、第2レバー14aのディスク受け部18でディ
スク8を押戻すが、その途中、押戻しピン66が第2レ
バー15aの側面に当接して、このレバー15aをスプ
リング64に抗して初期位置まで押戻す。 このよう
に、第1レバーと第2レバーを共通の軸に装着すると、
両レバーの回動中心附近のスペースに余裕ができる。
【0064】以上、4つの実施形態では、いずれも、第
2レバーでディスクを再生位置まで押込む構成とした
が、再生位置まで押込まず、ディスクがターンテーブル
に保持可能な位置に到達した時点で、再生位置の手前で
第2レバーの回動をストッパーによって止めるようにし
てもよい。ディスクを再生位置まで押込むと、ディスク
をターンテーブルに保持させた後に、第2レバーを反対
方向へ回動させてディスクから引離さねばならない。従
って、引離しのための構成が複雑になるが、再生位置の
手前で第2レバーの回動を止めるようにすれば、引離し
工程を省略でき、その分、構成が簡単になる。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ディス
ク挿入口より挿入されたディスクを、ディスクガイドに
沿わせながら第1及び第2レバーでディスク待ち受け位
置から再生位置まで搬送する構成であり、ディスクの外
周で第1レバーを押込みながらディスク挿入を行なえば
よいので、ディスクの挿入を快適に行なえ、操作性を改
善することができる。また、ディスクの再生位置での位
置決めを第1及び第2レバーによって行なった場合は、
位置決め後、これらのレバーをディスクから離反させる
だけでよいので、構成を簡単にすることができる。第2
レバーではディスクを再生位置の直前まで押込んで、あ
とはディスクをターンテーブルに保持させることによっ
てディスクと第2レバーとを離反させるようにすると、
ディスクの位置決め後に第2レバーをディスクから引離
す工程も省略できる。
【0066】第1レバーがディスク待ち受け位置にある
とき、第2レバーがディスクの挿入通路上に位置するよ
うにすると、ディスクの外周で第2レバーを押し退けな
がら挿入することになるが、ディスクの中心位置が第2
レバーとの当接位置を通過した後は、第2レバーがディ
スクを押込んでいく。このとき、ディスクが吸込まれる
ような感触を手で感じ取ることができ、ディスクの挿入
が一層快適に行なえる。 ディスクを挿入する際、第2
レバーによって駆動手段のモータを起動させるようにす
ると、第2レバーが所定の位置まで回動しない限り駆動
手段は起動しないので、ディスクの搬送が確実に行な
え、安全性を確保できる効果も得られる。
【0067】レバー付勢手段を単一のスプリングで構成
すると、部品点数が少なくて済み、その分構成が一層簡
単になる。そして、その単一のスプリングの弾性力を第
2レバーに作用させ、第1レバーには第2レバーを介し
て弾性力が及ぶようにして、第1レバーをディスク待ち
受け位置に保持するようにすると、ディスク挿入の際、
駆動手段が起動した後は両レバー同志の係合を解除する
ことができ、その結果、設計が容易になり、構成も一層
簡単になる。第1レバーがディスク待ち受け位置から退
避位置へ向かって回動するとき、その途中から先は、レ
バー付勢手段が第1レバーに対していずれの方向への回
動力も与えないようにすると、駆動手段の負荷が軽減さ
れ、駆動手段の小形化を図ることができる。
【0068】第1及び第2レバーの回動支点位置を、い
ずれも再生位置にあるディスクの輪郭の内側に設定する
と、平面図上の寸法を小さくでき、全体の小形化を図る
ことができる。第1及び第2レバーの回動支点を共通化
することによっても、平面図上の寸法を小さくして全体
の小形化を図り、かつ、構成を一層簡単にすることがで
きる。挿入されたディスクがターンテーブルに保持され
た後に、第1及び第2レバーをディスクの外周から離反
させる引離し手段を設けておけば、余裕をもってディス
クをターンテーブルに保持させることができ、設計の容
易化を図ることができる。
【0069】ディスクを再生位置まで第2レバー搬送せ
ず、ターンテーブルに保持可能な位置まで搬送したと
き、第2レバーをストッパにより停止させるようにして
も良い。このようにすると、第2レバーをディスクの外
周から引離さなくとも、ディスクがターンテーブルに保
持された時点で、第2レバーはディスクの外周から離れ
ているので、第2レバーをディスクから離反させる必要
がない。従って、構成が一層簡単になる。また、小径の
ディスクをディスク挿入口より挿入したとき、該ディス
クに押されて回動した第1レバー14が、該ディスク全
体がディスク挿入口内に隠れるまで、レバー付勢手段に
よりディスク待ち受け位置方向へ付勢され続けるように
すると、誤って小径ディスクを挿入した場合でも、小径
ディスクを取り出せなくなってしまう恐れはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す概略斜視図
【図2】再生ユニットの内部を示す平面図
【図3】再生ユニットの内部を右方より見た断面図
【図4】再生ユニットの内部を左方より見た断面図
【図5】第1及び第2レバーの関係を示す平面図
【図6】第1及び第2レバーの関係を示す平面図
【図7】第2レバーと周辺機構との関係を示す斜視図
【図8】ディスクの位置決め状態を示す平面図
【図9】第1及び第2レバーの関係を示す平面図
【図10】カムギヤを下方より見た斜視図
【図11】ディスク検出部材とクランパ支持板との関係
を示す斜視図
【図12】カムギヤの回転に伴うカムピン及び当接ピン
の動きを示す説明図
【図13】第1及び第2レバーとディスク検出部材との
関係を示す平面図
【図14】第1及び第2レバーとディスク検出部材との
関係を示す平面図
【図15】ディスク取出し操作直後の状態を示す平面図
【図16】ディスク取出し動作途中の状態を示す平面図
【図17】ディスク取出し動作が完了した状態を示す平
面図
【図18】本発明の第2の実施形態を示す平面図
【図19】本発明の第3の実施形態を示す平面図
【図20】本発明の第4の実施形態を示す平面図
【符号の説明】
6 ディスク挿入口 7 ディスクガイド 8 ディスク 10 ターンテーブル 14,14a 第1レバー 15,15a 第2レバー 25 引離し部(引離し手段) 31 トーションスプリング(レバー付勢手段) 32 駆動手段 33 ローディングモータ 34 起動スイッチ 63,64 第1及び第2のトーションスプリング(レ
バー付勢手段) 67 押戻しレバー(引離し手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 隆 東京都世田谷区深沢8丁目19番20号 タナ シン電機株式会社内 (72)発明者 岩切 章 東京都世田谷区深沢8丁目19番20号 タナ シン電機株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク挿入口(6)より挿入されたディス
    ク(8)をターンテーブル(10)で保持可能な位置まで搬
    送するディスク再生機のディスクローディング装置にお
    いて、 挿入されたディスクの外周を該ディスクの取出
    しが可能なうちに当接させるディスク待ち受け位置と、
    再生中のディスクから僅かに奥へ離反する退避位置との
    間を往復回動自在な第1レバー(14:14a)と、 ディスクの挿入通路に対して第1レバーと同一の側でデ
    ィスクの外周に当接可能で、第1レバーがディスク待ち
    受け位置にあるときは、該第1レバーに関連して、ディ
    スクの挿入を許容する領域に保持される、回動自在な第
    2レバー(15:15a)と、 ディスクの挿入通路に対して第1及び第2レバーと反対
    の側でディスクの外周を当接させて該ディスクの搬送軌
    道を設定するディスクガイド(7)と、 第1レバーをディスク待ち受け位置に弾性力により保持
    すると共に、第2レバーにディスクを押込む方向の回動
    力を与え、第1レバーが退避位置へ向かって回動すると
    き、第2レバーを第1レバーに追随して回動させるレバ
    ー付勢手段(31:63,64)と、 第1レバーがディスクに押されて退避位置方向へ回動
    し、第2レバーが第1レバーに追随してディスクを押込
    み可能な位置まで回動した後に起動して、第1レバーを
    退避位置方向へ駆動する、モータ(33)を駆動源とする
    駆動手段(32)と、を具備したことを特徴とするディス
    ク再生機のディスクローディング装置。
  2. 【請求項2】第1レバーがディスク待ち受け位置にある
    間、第2レバーはディスクの挿入通路上に位置する、請
    求項1に記載のディスク再生機のディスクローディング
    装置。
  3. 【請求項3】ディスクを挿入する際、第2レバーによっ
    て駆動手段のモータを起動させる、請求項1に記載のデ
    ィスク再生機のディスクローディング装置。
  4. 【請求項4】レバー付勢手段を単一のスプリング(31)
    で構成した、請求項1に記載のディスク再生機のディス
    クローディング装置。
  5. 【請求項5】第2レバーにスプリングの弾性力を直接作
    用させ、第1レバーには第2レバーを介してスプリング
    の弾性力を作用させて第1レバーをディスク待ち受け位
    置に保持するようにした、請求項4に記載のディスク再
    生機のディスクローディング装置。
  6. 【請求項6】レバー付勢手段は、第1レバーがディスク
    待ち受け位置から退避位置へ向かって回動するとき、そ
    の回動途中から該レバーに対しいずれの方向への回動力
    も与えない、請求項1に記載のディスク再生機のディス
    クローディング装置。
  7. 【請求項7】第1及び第2レバーの回動支点位置を、再
    生中のディスクの輪郭の内側に設定した、請求項1に記
    載のディスク再生機のディスクローディング装置。
  8. 【請求項8】第1及び第2レバー(14a:15a)は共
    通の回動支点を有する、請求項1に記載のディスク再生
    機のディスクローディング装置。
  9. 【請求項9】挿入されたディスクがターンテーブルに保
    持された後に第1及び第2レバーをディスクの外周から
    離反させる引離し手段(25:67)を設けた、請求項1
    に記載のディスク再生機のディスクローディング装置。
  10. 【請求項10】第2レバーのディスク押込み方向への回
    動を、再生中のディスク位置の僅か手前で規制するスト
    ッパを設けた、請求項1に記載のディスク再生機のディ
    スクローディング装置。
  11. 【請求項11】小径のディスク(d)をディスク挿入口よ
    り挿入したとき、該ディスクに押されて回動した第1レ
    バーは、該ディスク全体がディスク挿入口内に隠れるま
    で、レバー付勢手段によりディスク待ち受け位置方向へ
    付勢され続ける、請求項1に記載のディスク再生機のデ
    ィスクローディング装置。
JP22888897A 1997-08-11 1997-08-11 ディスク再生機のディスクローディング装置 Withdrawn JPH1166674A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22888897A JPH1166674A (ja) 1997-08-11 1997-08-11 ディスク再生機のディスクローディング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22888897A JPH1166674A (ja) 1997-08-11 1997-08-11 ディスク再生機のディスクローディング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1166674A true JPH1166674A (ja) 1999-03-09

Family

ID=16883437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22888897A Withdrawn JPH1166674A (ja) 1997-08-11 1997-08-11 ディスク再生機のディスクローディング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1166674A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007102937A (ja) * 2005-10-05 2007-04-19 Pioneer Electronic Corp ディスクドライブ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007102937A (ja) * 2005-10-05 2007-04-19 Pioneer Electronic Corp ディスクドライブ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6198716B1 (en) Disk player including a disk chucking mechanism and plate separator device
JP3280297B2 (ja) ディスク再生装置
JPH1186401A (ja) ディスク再生機のディスクローディング装置
JP2003016710A (ja) ディスク装置
US6731580B1 (en) Disk unit with dual release mechanism for releasing cover retaining member
JP2000298903A (ja) ディスクプレーヤ
JP3325820B2 (ja) ディスク再生機のディスク搬送装置
US7028316B2 (en) Apparatus for loading a disk in an optical disk player
JP3291231B2 (ja) 記録媒体搬送装置
JPH1166674A (ja) ディスク再生機のディスクローディング装置
JP3725321B2 (ja) ディスク装置
JP3949856B2 (ja) 記録媒体再生装置
JP4378066B2 (ja) ディスク駆動機構及びこのディスク駆動機構を用いたディスク再生装置
JP3725322B2 (ja) ディスク装置
JP3949855B2 (ja) 記録媒体再生装置
KR19990032099A (ko) 디스크재생기의 디스크로딩장치
JP3428315B2 (ja) ディスク再生装置
WO2005038796A1 (ja) ディスク装置
JPH026534Y2 (ja)
JP4106422B2 (ja) ディスクガイド機構及びこのディスクガイド機構を用いたディスク再生装置
JP3912970B2 (ja) ディスクプレーヤ
JP4356734B2 (ja) 再生装置
JPH11167758A (ja) ディスク再生機のディスク搬送装置
JP2003228903A (ja) ディスクプレーヤのディスク検知機構
JP3090554B2 (ja) カセットテーププレーヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041102