JPH0634126B2 - 複写機 - Google Patents

複写機

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JPH0634126B2
JPH0634126B2 JP59231782A JP23178284A JPH0634126B2 JP H0634126 B2 JPH0634126 B2 JP H0634126B2 JP 59231782 A JP59231782 A JP 59231782A JP 23178284 A JP23178284 A JP 23178284A JP H0634126 B2 JPH0634126 B2 JP H0634126B2
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正澄 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、複写機に関し、詳しくは、スキャン動作中
は他の原稿の割込み複写を受け付けない複写機に関す
る。
従来の技術 近時、原稿自動送り装置を使用する複写作業上、原稿自
動送りのロスタイムを極力なくして複写能率を向上させ
る意図から、先の原稿給送後次の原稿を、先の原稿の複
写や割込み複写等に支障ない給送限界位置まで予め搬送
(先出し)して待機させ、先の原稿の複写終了に伴う排
出時次の原稿を前記待機位置から複写位置へ送り込む。
いわゆる原稿先出し給送方式が提案されている。
上記原稿先出し給送方式を適用した原稿自動送り装置を
備えた複写では、原稿積載トレイ上の原稿をその先端が
複写機原稿台上への送り出し直前である先出し位置まで
搬送する原稿先出し搬送手段と、先出し原稿を原稿台上
複写位置まで搬送しさらに排出する原稿給送排出搬送手
段とを備えた自動原稿送り装置において、先の原稿が前
記両搬送手段により複写位置まで送り込まれると、即原
稿先出し搬送手段によつて次の原稿を所定の先出し位置
まで先出しするようにしている。
発明が解決しようとする問題点 前記従来の自動原稿送り装置を備えた複写機の場合、複
写位置にある先の原稿が多数枚複写されている最中に、
割込み複写キーが操作されると、原稿給送排出搬送手段
の作動によつて、多数枚複写に供されていた複写位置の
原稿が排出されるのと同時に、既に先出しされている次
の原稿が複写位置に送り込まれてしまうので、この次の
原稿も複写位置から排出される。
このように、多数複写されていた原稿と未だ複写に供さ
れていない原稿の2枚の原稿が排出されることになり、
割込み複写後前記排出された2枚の原稿を戻して再度複
写に供しなければならないし、その際どちらの原稿が多
数枚複写を途中で終えたものであるかの判別が要るから
煩わしい。
また、割込み複写キーの操作が、複写原稿切換わり時点
でタイミングよくなされた場合、排出される2枚の原稿
のうち、1枚は所定枚数の複写を終えているので、割込
み複写後戻して複写に供しなければならない原稿は1枚
となるが、操作者は割込み複写後何枚の原稿を戻して複
写に供すればよいのか迷うことになる。特に先の原稿に
対する多数枚複写の最終複写終了直前に割込み複写キー
が操作されたときは、先の原稿に対する所定枚数の複写
が終了したかどうか操作者にわからず、複写物の枚数を
数えなければ複写のために戻す原稿の枚数を決定し得な
い。
問題点を解決するための手段 この発明は、前記問題点解決のために、原稿載置トレイ
上の原稿を、その先端が複写機の原稿台上への送り出し
直前である先出し位置まで搬送する原稿先出し搬送手段
と、前記原稿先出し搬送手段によって先出しされた原稿
を原稿台上の複写位置まで給送し、更に排出する原稿給
送排出手段とを備え、一枚の原稿に対して複数回スキャ
ン動作を行なうことにより複数枚の複写が可能な複写機
において、原稿台上に載置された原稿に対するスキャン
動作が最終スキャン動作かどうかを判断する判断手段
と、前記判断手段によって最終スキャン動作と判断され
たとき、前記原稿先出し搬送手段を動作させるよう制御
する制御手段とを備えたことを特徴とする。
原稿載置トレイ上の次の原稿に対する先出しタイミング
は、前記問題点解決上、先の原稿の複写に次いで次の原
稿を給送して複写に供する際、次の原稿給送上ロスタイ
ムを生じないぎりぎりの時点まで遅らせることが本旨と
なる。
その限界時点は、先の原稿の最終複写におけるスキヤン
終了時点から、次の原稿を先出しするに要する時間だけ
さかのぼつた時点となる。
しかしこの時点は、複写サイズに対応したスキヤンサイ
ズや複写倍率等によつて変化し、その都度手動ないしは
自動で調整される必要がある。
一方、前記したスキヤン動作中は割込み複写を受け付け
ない通常の複写機の場合、前記限界時点は、先の原稿の
最終複写のスキヤン動作開始以後スキヤン動作終了まで
に原稿先出しを終え得るまでの間であればよい。また、
その間の先の原稿の最終複写スキヤン動作開始後ある時
間の間の時点は、スキヤンサイズや複写倍率の影響を受
けず有利であり、単に先の原稿の最終複写スキヤン動作
開始後として特別なタイミング調整なしに満足される。
作 用 原稿先出し搬送手段は、原稿載置トレイ上の次の原稿に
対する先出しを、先の原稿に対する最終複写のスキヤン
動作開始後まで遅らされ、先の原稿が多数枚複写に供さ
れている途中で割込み複写信号を受けたとき複写位置に
ある原稿の排出のために作動される原稿給送排出搬送手
段による搬送に次の原稿を関与させず、次の原稿の複写
位置への給送は行われない。
原稿載置トレイ上の次の原稿に対し最終複写のスキヤン
動作が開始される都度、原稿先出し搬送手段は作動され
て先の原稿の最終複写スキヤン動作終了までに次の原稿
を所定位置まで先出しし、先の原稿に対する最終複写ス
キヤン動作終了時の原稿給送排出搬送手段による搬送作
用で複写位置の先の原稿が排出されるのと同時に次の原
稿が先出し位置から複写位置に送り込まれるようにす
る。
実施例 第2図で見られるように、複写機1のガラス原稿台11
上に設置して使用される自動原稿送り装置2の場合が示
されている。
複写機1の中央部には感光ドラム12が矢印a方向に回
転駆動可能に設置され、その周囲には帯電チヤージヤ1
3、現像装置14、転写チヤージヤ15、分離チヤージ
ヤ16、イレーサ17、クリーニング装置18が配置さ
れている。
原稿台11上に置かれる原稿の像を感光体ドラム12上
に露光する光学系19が、ドラム12上に設けられてい
る。この光学系19は、露光ランプ191および第1ミ
ラー192と、第2ミラー193および第3ミラー19
4とを矢符b方向にスキヤン動作可能としたもので、原
稿台11上の原稿は、露光ランプ191からの光照射を
受け、その反射光は第1ミラー192、第2ミラー19
3、第3ミラー194、変倍結像レンズ195、第4ミ
ラー196を介して感光体ドラム12上に露光される。
この場合、露光ランプ191と第1ミラー192は、感
光体レンズ12の周速度Vに対して、V/m(m:複写倍
率)の速度で、第2ミラー193および第3ミラー194
はV/2mの速度で、それぞれ矢符b方向にスキヤン動作さ
れる。
複写倍率の変更は、結像レンズ195と第4ミラー19
6の光軸方向の移動を伴なつてなされる。
一方、複写シートは、複写機1の一端下部に装着された
上カセツト111および下カセツト112 にサイズ別に収
容されており、操作者の複写サイズ指定によつて給紙ロ
ーラ113,114の一方が回転し、カセツト111お
よび112の何れかの最上層から1枚宛給送される。
即ち、感光体ドラム12は矢印a方向に回転駆動されつ
つ、帯電チヤージヤ13にて所定の電荷を付与され、光
学系19にて画像露光を施され、これにて形成された静
電潜像は現像装置14にてトナー画像とされ、転写部に
至る。カセツト111 および112の何れかから給送され
た複写紙は、タイミングローラ対115にて前記トナー
画像と同期をとつて転写部へと搬送される。転写部にお
いて複写紙は転写チヤージヤ15にてトナー画像を転写
され、直ちに分離チヤージヤ16による電荷消去作用と
シート自身の腰の強さで感光体ドラム12上から分離さ
れ、サクシヨンベルト116にて定着装置117に送り
込まれる。複写紙はこの定着装置117でトナー画像の
溶融定着を施され、排紙ローラ対137から排紙トレイ
138へ排出される。
複写機1は、両面複写のための第1面複写後のシートを
受け入れるシート受け入れ口139も有しており、複写
機1の下面に開設されている。
複写機1はさらに、第3図に示されるような操作パネル
118を持つている。このパネル118には、プリント
キー119、複写枚数表示部120、テンキー121から
130、割込み複写キー131、とその割込み複写表示部
131a、クリアストツプキー132、複写サイズ選択
キー133、複写サイズA3,B4,A4,B5の各選
択表示部133a,133b,133c,133d、露光ア
ツプ、ダウンキー134,135が設けられている。
この操作パネル118での操作や表示は、複写機1内の
マイクロコンピユータ136を介し、該マイクロコンピ
ユータ136により制御される複写機1および自動原稿
送り装置2の動作や機能に関連する(第1図)。
第1図および第2図において、Mは複写機のメインモ
ータ、Mは現像モータ、Mはスキヤンモータ、M
は変倍レンズ駆動モータをそれぞれ示し、第1図におけ
るCLはタイミングローラクラツチ、CLは上カセ
ツト給送クラツチ、CLは下カセツト給紙クラツチを
それぞれ示している。
自動原稿送り装置2は、原稿積載トレイ21上の原稿を
1枚宛送り出して原稿台11上への送り出し直前である
先出し位置まで搬送する原稿先出し搬送手段22と、先
出し原稿を原稿台11上複写位置まで給送しさらに原稿
排出トレイ24へ排出する原稿給送排出搬送手段23と
を備え、さらにトレイ21上に原稿があるか否かを検出
する原稿検出センサー25、原稿がトレイ21から送り
出されたか否かを検出する原稿送り出しセンサー26、
原稿戻し表示部27を有している。Mは原稿先出し搬
送手段22の駆動モータ、Mは原稿給送排出搬送手段
23の駆動モータである。
なお、マイクロコンピユータ136は、3つの中央処理
装置CPU,CPU,CPUを介して外部機器と
接続され、前記操作パネル118の各部とはCPU
デコーダ140を介し接続され、自動原稿送り装置2の
原稿戻し表示部27とはCPUがデコーダ141を介
し接続されている。
以下、自動原稿送り装置2のこの発明に係る制御を、複
写機1の動作制御と共に説明する。
複写機1の本体制御は、第1図マイクロコンピユータ1
36の中央処理装置CPUによつて、第4図に示され
る概略フローチヤートのように行われる。今、CPU
にリセツトがかかりプログラムがスタートすると、図示
しないRAMのクリア、各種レジスタの設定等、CPU
のイニシヤライズおよび装置を初期モードにするため
の初期設定が行われる。
次に、CPUに内蔵されていて、その値があらかじめ
初期設定でセツトされた図示しないタイマーがスタート
される。
これに続いて、第4図フローチヤートで示されたサブル
ーチンが順次コールされて行き、全てのサブルーチン処
理が終ると、最初にセツトされた前記タイマーの終了を
待つて、1ルーチンが終了する。この1ルーチンの時間
の長さを使つてサブルーチンの中で登場してくる各種タ
イマーのカウントが行われる(各種タイマー値は前記1
ルーチンを何回カウントしたかで、そのタイマーの終了
が判断される)。
またCPUではすべてのサブルーチンをコールした
後、他のCPU,CPUとのデータ通信がなされ
る。
第5図に、第4図フロー中の割込み複写キー処理ルーチ
ンのフローチヤートが示されている。このフローでは、
割込み複写キー131のオンエツジで、割込み複写表示
と割込み複写信号を交互に切換えるようにされている。
第6図に、第4図フロー中の複写動作ルーチンのフロー
チヤートが示されている。
このフローでは、プリントキー119のオンエツジにお
いて、自動原稿送り装置2が未使用ならば、複写開始フ
ラグが「1」にされる。自動原稿送り装置2が使用なら
ば、該装置2に対して原稿載置トレイ21に原稿がある
と自動原稿送り装置スタート信号が「1」とされる。ま
た、プリントキー119のオンエツジでないタイミング
のときは、自動原稿送り装置2使用ならば該装置2から
の原稿送り出し検出信号が「1」になつたとき、複写開
始フラグが「1」とされる。
(ブロツク10)では、複写開始フラグが「1」になる
と、メインモータM、現像モータM、帯電チヤージ
ヤ13、転写チヤージヤ15がオンされ、また上カセツ
ト111からの給紙が選択されていれば上給紙ローラ1
13のクラツチCLがオンさせ、下カセツト112か
らの給紙が選択されていれば下給紙ローラ114のクラ
ツチCL3がオンさせる処理がなされる。さらに複写開始
フラグを「0」にし、タイマーT−A,T−Bのセツト
が行われる。
(ブロツク11)では、タイマーT−Aの判定が行わ
れ、タイマーT−Aが終了するタイミングであると、上
下給紙ローラ113,114のクラツチCL,CL
のオンされているものをオフにさせる処理がなされる。
(ブロツク12)では、タイマーT−Bの判定が行われ
る。タイマーT−Bが終了するタイミングであると、ス
キヤン信号が「1」にされる。
(ブロツク13)では、タイミング信号が「1」になる
と、タイミングローラクラツチCLがオンするように
処理され、タイマーT−Cがセツトされる。
(ブロツク14)では、タイマーT−Cが終了するタイ
ミングにおいて、帯電チヤージヤ13、タイミングロー
ラクラツチCLがオフされ、スキヤン信号も「0」と
される。
(ブロツク15)では、リターン信号が「1」のとき、
すなわちスキヤナーがリターンを開始するとき、設定枚
数分の複写終了を判定していなければ複写開始フラグが
「1」にされ、一度待機位置を離れたスキヤナーが戻つ
てきて定位置スイツチをオンしたとき、現像モータ
、転写チヤージヤ15をオフにする処理が行われ、
タイマーT−Dをセツトする。
(ブロツク16)では、タイマーT−Dが終了するタイ
ミングで、メインモータMがオフされる。
(ブロツク17)では、今までの処理の結果が出力され
る。
またフローチヤートには示されていないが、CPU1は、設
定された複写枚数に対する最終スキヤン開始タイミング
および最終スキヤン終了タイミングをCPUへ通信す
るようにされる。
第7図に、CPUの自動原稿送り装置2に対する制御
の概略フローチヤートが示されている。
CPUでも、リセツトがかかり、プログラムがスター
トすると、図示しないRAMのクリア、各種レジスタの
設定等、CPUのイニシヤライズおよび装置を初期モ
ードにするための初期設定が行われる。
次に、CPUに内蔵されていて、その値があらかじめ
初期設定でセツトされた図示しないタイマーがスタート
される。
これに続いて、第7図フローチヤートで示されたサブル
ーチンが順次コールされて行き、全てのサブルーチン処
理が終了すると、最初にセツトされた前記タイマーの終
了を待つて、1ルーチンが終了する。この1ルーチンの
時間の長さを使つてサブルーチンの中で登場してくる各
種タイマーのカウントが行われる(各種タイマー値は、
前記1ルーチンを何回カウントしたかで、そのタイマー
の終了が判断される。)。
また、CPUとの通信は、CPUからの割込みの要
求によつて、メインルーチンと関係なく、割込みルーチ
ンにより行われる。
第8図に、第7図フロー中の原稿給送ルーチンのフロー
チヤートが示されている。CPUから自動原稿送り装
置2のスタート信号を受けると、原稿先出し搬送手段2
2および原稿給送排出搬送手段23の各駆動モータ
,Mがオンするように処理され、また原稿1枚目
フラグが「1」にされる。ここで原稿戻し表示部27が
オンされているとそれをオフにするよう処理される。
次いで、1枚目フラグが「1」のとき、すなわちプリン
トキー119のオン状態で1枚目の原稿が先出しされた
ときは、原稿送り出し検出センサー26のオンエツジ
で、タイマーA,Bがセツトされる。
タイマーAが終了すると、原稿先出し搬送手段22のモ
ータMがオフされる。タイマーBの終了で原稿給送排
出搬送手段23のモータMがオフされ、1枚目フラグ
が「0」にされると共に、CPUに対して原稿が原稿
台11上の複写位置にあることの定位置信号を発信する
ようにされている。
1枚目フラグが「0」のとき、原稿検出センサー25が
オンであれば、つまり原稿積載トレイ21にまだ原稿が残
つていれば、先の原稿に対する最終スキヤン開始のタイ
ミングで次の原稿を第2図破線位置にまで先出しするよ
う、原稿先出し搬送手段22のモータMがオンにさ
れ、タイマーDがセツトされる。モータMはタイマー
Dの終了でオフされると共に、先出しフラグが「1」と
される。しかし、原稿積載トレイ21上に原稿がない場
合、センサー25はオフしており、前記原稿先出しは行
われない。したがつて先出しフラグは「0」である。
第9図に、第7図フロー中の原稿排出ルーチンのフロー
チヤートが示されている。
最終スキヤン終了タイミングで、先出しフラグが「0」
のとき、つまりトレイ21に原稿がない場合、原稿給送
排出搬送手段23のモータMがオンされると共にタイ
マーCがセツトされ、タイマーCの設定時間だけのモー
タMの駆動によつて、定位置の原稿を原稿排出トレイ
24へ排出させる。そして、先出しされている次の原稿
があればそれを定位置へ送り込ませる。
これに対し、先出しフラグが「1」のとき、原稿先出し
搬送手段22のモータMおよび原稿給送排出搬送手段
23のモータMがオンされ、それらに対応したタイマ
ーE,Cがセツトされる。これによる原稿給送排出搬送
手段23のタイマーC終了までの駆動で、定位置で複写
に供していた原稿の排出および先出しされていた原稿の
定位置への送り込みが達成され、原稿先出し搬送手段22
のタイマーE終了までの駆動で、原稿積載トレイ21上
の原稿の先出しが行われる。
第10図に、第7図フロー中の割込み複写モード制御ル
ーチンのフローチヤートが示されている。
割込み複写信号が「1」のとき、スキヤン終了時に原稿
給送排出搬送手段23のモータMがオンされると共に
タイマーNがセツトされる。またそれが最終スキヤン終
了時でないと、原稿戻しフラグが「1」にされる。
原稿給送排出搬送手段23のタイマーN終了までの駆動
で、複写に供していた定位置の原稿を排出し、割込み複
写を可能にするが、割込み複写解除時、原稿戻しフラグ
が「1」である場合、つまり前記排出原稿が設定枚数分
の複写を終えていないものであるとき、原稿戻し表示部
27が点灯され、排出原稿をもう一度原稿積載トレイ2
1上へ戻して残り枚数の複写に供することを確認させる
ようにしている。
また、割込み複写信号が「1」のとき、最終スキヤン終
了時であれば、原稿給送排出搬送手段23のモータM
オンされ、所定位置の原稿が排出されるようにされるも
のの、この場合の排出原稿は設定枚数分の複写を終えて
いて、戻す必要はないので、原稿戻しフラグが「1」と
せず原稿戻し表示が行われないようにされる。
もつとも、先の原稿の最終スキヤンが開始されたとき、
原稿積載トレイ21上に原稿があれば、第9図のフロー
に従つて先出しされており、その先出し原稿が前記所定
位置原稿の排出に伴い所定位置へ搬送されあるいはさら
に排出されて、何れにしてもトレイ21へ戻して複写に
供しなければならないが、多数枚複写の途中でないため
前記のような原稿戻し表示を特に要しない。
要するに、割込み複写のために1枚か2枚の原稿が排出
された場合、常時最終排出原稿1枚を戻せばよく、その
とき原稿戻し表示がなされている場合は、残り枚数の複
写を要するものであることを意味する。
効果 この発明によれば、原稿先出し搬送手段が、原稿載置ト
レイ上の次の原稿に対する先出しを、先の原稿に対する
最終複写のスキヤン動作開始後まで遅らされ、先の原稿
が多数枚複写に供されている途中で割込み複写信号を受
けたとき複写位置にある原稿の排出のために作動される
原稿給送排出搬送手段による搬送に次の原稿を関与させ
ず、次の原稿の複写位置への給送は行われないようにす
るから、多数枚複写の途中での割込み複写の場合は、多
数枚複写途中の原稿1枚だけが排出され、多数枚複写終
了時での割込み複写の場合は、次の複写前の原稿1枚だ
けが排出されるか定位置に搬送され、何れの場合も割込
み複写終了時常に1枚の原稿を戻して複写を継続すれば
よく、何枚の原稿を戻せばよいか判断する不便や迷いを
解消する。
また、原稿載置トレイ上の次の原稿に対し最終複写のス
キヤン動作が開始される都度、原稿先出し搬送手段は作
動されて先の原稿の最終複写スキヤン動作終了までに次
の原稿を所定位置まで先出しし、先の原稿に対する最終
複写スキヤン動作終了時の原稿給送排出搬送手段による
搬送作用で複写位置の先の原稿が排出されるのと同時に
次の原稿が先出し位置から複写位置に送り込まれるよう
にするので、原稿自動送りのためにロスタイムを生じさ
せることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す制御系回路図、第2
図は複写機に自動原稿送り装置を装着使用する状態の側
面図、第3図は複写機の操作パネルの正面図、第4図は
複写機本体の制御フローチヤート、第5図は第4図割込
み複写キー処理ルーチンのフローチヤート、第6図は第
4図複写動作ルーチンのフローチヤート、第7図は自動
原稿送り装置の制御フローチヤート、第8図は第7図原
稿給送ルーチンのフローチヤート、第9図は第7図原稿
排出ルーチンのフローチヤート、第10図は第7図割込
み複写モード制御ルーチンのフローチヤートである。 1……複写機、11……原稿台、2……自動原稿送り装
置、21……原稿積載トレイ、22……原稿先出し搬送
手段、23……原稿給送排出搬送手段、M……モー
タ、M……モータ、136……マイクロコンピユー
タ、CPU……自動原稿送り装置制御用中央処理装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿載置トレイ上の原稿を、その先端が複
    写機の原稿台上への送り出し直前である先出し位置まで
    搬送する原稿先出し搬送手段と、前記原稿先出し搬送手
    段によって先出しされた原稿を原稿台上の複写位置まで
    給送し、更に排出する原稿給送排出手段とを備え、一枚
    の原稿に対して複数回スキャン動作を行なうことにより
    複数枚の複写が可能な複写機において、 原稿台上に載置された原稿に対するスキャン動作が最終
    スキャン動作かどうかを判断する判断手段と、 前記判断手段によって最終スキャン動作と判断されたと
    き、前記原稿先出し搬送手段を動作させるよう制御する
    制御手段と を備えたことを特徴とする複写機。
JP59231782A 1984-11-01 1984-11-01 複写機 Expired - Lifetime JPH0634126B2 (ja)

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JP59231782A JPH0634126B2 (ja) 1984-11-01 1984-11-01 複写機

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JPS61109047A JPS61109047A (ja) 1986-05-27
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