JPH05186089A - 原稿サイズ検知装置 - Google Patents

原稿サイズ検知装置

Info

Publication number
JPH05186089A
JPH05186089A JP4949191A JP4949191A JPH05186089A JP H05186089 A JPH05186089 A JP H05186089A JP 4949191 A JP4949191 A JP 4949191A JP 4949191 A JP4949191 A JP 4949191A JP H05186089 A JPH05186089 A JP H05186089A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
size
time
feeding
original
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4949191A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Iwamoto
穣 岩本
Koji Shirosugi
浩司 白杉
Yuichi Aoyama
祐一 青山
Katsuhiro Echigo
勝博 越後
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP4949191A priority Critical patent/JPH05186089A/ja
Publication of JPH05186089A publication Critical patent/JPH05186089A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、原稿のサイズを検知する時間
を短縮して複写に要する時間の総和を小さくすることの
できる原稿検知装置を得ることにある。 【構成】本発明は、同一幅を検知された場合、その幅を
基にして長さ方向で短いサイズの給送に要する時間を基
準時間(t1、t2、t3)とし、この基準時間経過後の時
点で原稿検知手段17による検知が行われている場合に
は、その原稿が長いサイズの原稿であることを制御部1
4により判断することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿サイズ検知装置に
関し、さらに詳しくは、自動原稿給送装置から繰り出さ
れる原稿のサイズを検知する制御構造に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、複写機やファクシミリあ
るいはプリンタ等の画像形成装置においては、原稿載置
台上に向け積載された原稿を自動的に給送する自動原稿
給送装置(AUTO DOCUMENT FEEDER:以下、略してADF
という)を装備する場合がある。そして、上述したAD
Fにおいては、繰り出される原稿のサイズを検知し、こ
の原稿サイズに応じた記録用紙を自動的に選択する自動
サイズ選択処理や、その原稿サイズに応じた複写倍率を
自動的に選択する自動倍率選択処理を行うことができる
ようになっており、複写に際してのオペレ−タによる上
述した記録用紙の選択や倍率の選択にかかる手間を省く
ようにしてある場合がある。そして、上述した原稿サイ
ズの検知は、ADFにセットされた原稿の幅を検知した
上で、この原稿の給送方向後端が原稿の幅検知手段によ
り検知されている間の時間を判断することで行われるよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た原稿サイズの検知にあっては、幅検知手段による長さ
方向の検知が終了してから複写が開始されるようになっ
ている複写機の場合には、長さ方向の検知時間が経過す
るまでの間は複写ができないことになり、この時間が複
写時間を長くしてしまう原因となる。つまり、複写サイ
ズにおける長さが長い原稿であればあるほど複写開始ま
での時間が長くなり、その分、複写処理にかかる時間が
長大化することになる。一方、現実の複写処理として
は、同じサイズの原稿のみの場合に加え、異なるサイズ
の原稿を混合させた状態で複写を行う場合もあり、この
場合には、短いサイズの原稿に加え、これよりも長いサ
イズの原稿に対しても一々長さ方向での経過時間を要す
ることになるので、混合した場合の複写時間が長くな
り、換言すれば、複写速度の遅れが顕著になる。
【0004】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
自動原稿給送装置に用いられる原稿サイズ検知装置にお
ける問題に鑑み、複写時間の遅れを少なくすることので
きる原稿サイズ検知装置を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、自動原稿給送装置の原稿給送路における
原稿の幅サイズに対応した位置に原稿検知手段を設け、
原稿の幅サイズは上記原稿検知手段により判別し、同一
幅で長さ方向のサイズは原稿後端が上記原稿検知手段を
通過するまでの給送時間を測定することで判別する構成
を備えている原稿サイズ検知装置において、同一幅の原
稿の場合、長さ方向の短いサイズの給送時間を基準時間
として上記基準時間経過しても上記原稿検知手段による
原稿の給送が検知されている場合には、長いサイズの原
稿であると判断する構成を備えていることを特徴として
いる。
【0006】また、本発明は、同一幅の場合、長さ方向
の短いサイズとしてA4横サイズとした場合の給送時間
を基準時間とし、この時間を経過しても原稿検知手段に
より原稿の給送を検知されている場合の原稿サイズはA
3縦サイズと判断するようにしたことを特徴としてい
る。
【0007】さらに本発明は、同一幅の場合、長さ方向
の短いサイズとしてB5横サイズとした場合の給送時間
を基準時間とし、この時間を経過しても原稿検知手段に
より原稿の給送を検知されている場合の原稿サイズはB
4縦サイズと判断するようにしたことを特徴としてい
る。
【0008】
【作用】本発明によれば、同一幅を検知した場合には、
長さ方向の短いサイズのものの給送時間を基準時間と
し、この時間が経過しても原稿の給送が検知されている
ときには、その幅における長いサイズの原稿が繰り出さ
れていることを判断する。
【0009】
【実施例】以下、図1乃至図9において、本発明実施例
の詳細を説明する。図1は本発明実施例による原稿サイ
ズ検知装置が適用される自動原稿給送装置(以下、AD
Fという)1の概略構成を示す模式図であり、同図にお
いてADF1は、一部が示されている複写機2の上部に
位置しており、矢印で示す原稿の給送方向上流側に原稿
載置トレ−1Aを備えている。そして、この原稿載置ト
レ−1Aにおける原稿給送方向先端側の上部には原稿に
対して接離可能なピックアップロ−ラ1Bが配置してあ
り、このピックアップロ−ラ1Bにより繰り出される原
稿は、ピックアップロ−ラ1Bの近傍に位置する原稿給
送ロ−ラ1Cにより重送を防止されレジストロ−ラ1D
を介して複写機2の上部に位置する原稿載置台2Aに向
け給送される。
【0010】一方、原稿載置台2Aの上面には、原稿の
給送方向に沿って張られた搬送ベルト3が位置してお
り、原稿の搬送および載置台上での定置を行うようにな
っている。そして、原稿の給送方向における搬送ベルト
3の下流側には原稿の排出手段4が設けてある。
【0011】すなわち、原稿の排出手段4は、原稿載置
台2Aから給送されてくる原稿を迂回させて原稿排出ト
レ−(図示されず)に向け移送するタ−ンロ−ラ4Aと、
この迂回路中に位置し、タ−ンロ−ラ4Aと協働して原
稿を給送する排出ロ−ラ4Bおよびタ−ンロ−ラ4Aの
回転軌跡に沿って近接させてあるガイド板4Cとで構成
されている。一方、上述した複写機2は、内部にドラム
からなる感光体5を備えており、この感光体5の周囲に
は、図において時計方向に相当する感光体5の回転方向
に沿って周知の複写行程を実行するための構造からなる
帯電装置6、露光光学装置7、現像装置8、転写装置9
およびクリ−ニング装置10が配置されている。上述し
た露光光学装置7は、変倍を可能にするためのレンズを
含んだ構造のものが用いられている。また、上述した転
写装置9の近傍には、給紙装置11が配置されており、
この給紙装置11は、サイズの異なる記録用紙をそれぞ
れ収容している複数の給紙カセット11A、11Bを備
え、これら各給紙カセットからは、ピックアップロ−ラ
および給送ロ−ラを介して記録用紙が繰り出され、レジ
ストロ−ラ11Cによる給紙タイミングを設定された上
で感光体上の転写位置に向け給送されるようになってい
る。なお、図1中、符号12は定着装置を、そして、符
号13は定着後に排出される記録用紙を収容すトレ−を
複数段備えているソ−タをそれぞれ示している。
【0012】一方、上述したADF1および複写機2に
は、原稿サイズに応じた記録用紙の自動選択あるいは原
稿サイズに応じた倍率の自動選択を行う構造が備えられ
ている。すなわち、上述した自動処理構造は、本実施例
の場合、図2に示すように、複写機2に搭載してあるマ
イクロコンピュ−タ(以下、CPUという)14Aを主要
部とする制御部14により構成されている。そして、こ
のCPU14Aには、複写機のシ−ケンス制御および演
算制御処理のための基礎プログラムおよび基礎デ−タを
記憶しているROM14Bおよび各種デ−タを取り込む
ためのRAM14Cが接続してあり、I/Oインタ−フ
ェ−ス14Dを介して外部機器と接続してある。
【0013】上述したCPU14Aにおける入力側には
バッファを介して図示しない操作パネルに設けてある各
種スイッチ15が接続されている。この各種スッチ15
のなかには、上述した自動サイズ選択モ−ドおよび自動
倍率選択モ−ドを設定するためのスイッチも含まれてお
り、また、このCPU14Aの入力側に接続されている
検出センサ類16には、図1に示すように、原稿の給送
方向におけるレジストロ−ラ11Dの下流側に位置させ
てある原稿サイズ検知センサ17も含まれている。
【0014】この原稿サイズ検知センサ17は、図3に
示すように、原稿の給送方向と直角な方向において、原
稿載置トレ−11Aでの原稿セット基準位置から複数配
置されており、原稿セット基準位置に最も近い位置から
最も離れた位置までの間に第1のセンサ17A、第2の
センサ17Bおよび第3のセンサ17Cとして配置され
ている。本実施例の場合、上述した第1乃至第3のセン
サは、第1のセンサ17Aが原稿の給送方向に平行する
長手方向を設定されるA4縦送りの場合の幅およびこの
幅と同一の値を得られるA5横送りの場合を検知できる
センサとして、そして、第2のセンサ17Bが原稿の給
送方向に平行する長手方向を設定されるB4縦送りの場
合の幅およびこの幅と同一の値を得られるB5横送りの
場合を検知できるセンサとして、さらに第3のセンサが
原稿の給送方向に平行する長手方向を設定されるA3縦
送りの場合の幅およびこの幅と同一の値を得られるA4
横送りの場合を検知できるセンサとされている。
【0015】一方、上述したCPU14Aに接続されて
いるI/Oインタ−フェ−ス14Dは、ADF1側(符
号14D1)と複写機2側(符号14D2)とに分けて設
けてあり、ADF1側のインタ−フェ−ス14D1にお
ける出力部には、上述した操作パネルに設けてある各種
表示素子および原稿給送および排出に係る駆動部がそれ
ぞれドライバを介して接続してある。
【0016】また、複写機2側のインタ−フェ−ス14
D2における出力部には、周知の複写行程を実行するた
めの機構部がそれぞれドライバを介して接続してあり、
このなかには、後に詳しく述べる自動サイズ選択モ−ド
に関連する給・排紙系の駆動部および自動倍率選択モ−
ドに関連する露光系の駆動部も含まれている。なお、図
2においては、上述したインタ−フェ−ス14D2に接
続されている外部機器の名称を記載してある。
【0017】本実施例は以上のような構成であるから、
制御部14の動作について示したフロ−チャ−トに基づ
いて作用を説明すると、次の通りである。
【0018】すなわち、まず、自動サイズ選択モ−ドに
ない場合について説明すると、この場合つまり、操作パ
ネルにおける自動サイズ選択モ−ドスイッチが動作され
ていないで記録用紙のサイズ指定が行われた状態で原稿
載置トレ−1A上から同一サイズの積載原稿を繰り出し
て複写を行うモ−ドが選択された場合には、図示しない
が、複写機側でのシ−ケンスプログラムに従ってピック
アップロ−ラ1B、給送ロ−ラ1C、レジストロ−ラ1
Dおよび搬送ベルト3を介して原稿が繰り出され、原稿
載置台2A上に給送されて露光操作に供されるようにな
っている。
【0019】そして、露光操作が終了すると搬送ベルト
3が駆動されるとともに、搬送ベルト3により原稿載置
台2A上から排出された原稿が原稿排出トレ−に向け移
送される。また、このモ−ドにおいては、指定されたサ
イスの記録用紙を収容している給紙カセットから用紙が
繰り出され、感光体5上の可視像を転写されて定着され
排出される。従って、このモ−ドでは、原稿載置トレ−
1A上に積載されている原稿がなくなるまでの間繰り出
しを継続されて連続複写が行われることになる。
【0020】一方、上述した操作パネルにおける自動サ
イズ選択モ−ドスイッチが動作された場合には、図4に
示す原稿サイズ検知処理が実行される。すなわち、この
処理は上述したシ−ケンスプログラムに対するサブル−
チンであり、この場合には、まず、後述するタイマおよ
びサイズフラグの状況を判別し、新規なデ−タの取り込
みである場合には、第1乃至第3のセンサ17A乃至1
7Cからの信号の入力状態に応じてタイマによる基準時
間およびサイズフラグをセットする。
【0021】すなわち、本実施例にあっては、上述した
第1乃至第3のセンサ17A乃至17Cからの入力によ
り原稿の幅方向のサイズを判別するとともに、この幅を
基準として長さ方向で短いサイズの給送に要する時間
(t)に所定時間(α)を加えた時間を基準時間(t+α)と
し、この基準時間をタイマによりセットするとともに、
この基準時間に相当する上述した短いサイズを検知した
ことを意味するフラグをセットするようになっている。
上述した基準時間は、図3において破線で示すように、
第1乃至第3の原稿サイズ検知センサ17A乃至17C
により検知される幅を基準とした場合、この幅における
長さ方向で短いサイズの原稿の後端がセンサに対応する
までの時間を意味している。なお、図4では、上述した
基準時間に相当する時間の表示として、「t1」、「t2」お
よび「t3」という表示がしてある。
【0022】そして、この基準時間を経過した時点での
センサ17からの信号の入力をチェックして、入力デ−
タがない場合には、上述した基準時間を設定した短いサ
イズの原稿であることを判断し、一方、上述した基準時
間を経過した時点で入力デ−タがある場合、つまり、原
稿の給送が行われているときには上述した基準時間を設
定した短いサイズよりも長いサイズの原稿であることを
判断するようになっている。
【0023】従って、図4において、タイマがリセット
されてから、サイズフラグの判別を行い、例えば、サイ
ズフラグが第3のセンサ17Cによる幅検知を行われた
ことを意味している場合には、そのフラグによる基準時
間を経過した時点での第1のセンサ17Aからの入力デ
−タをチェックし、入力デ−タがない場合には、短い原
稿、つまり、A4横送りの原稿であることを判断して後
述する用紙選択処理のために出力し、また、入力デ−タ
がある場合には、基準時間以上に給送時間がかかる長さ
の原稿、つまり、A3縦送りの原稿であるとして、サイ
ズフラグをもとにした幅のうちの長いサイズの原稿であ
ることを判断して後述する用紙選択処理のために出力す
る。また、これと同様に、サイズフラグが第3のセンサ
17Cによる幅を検知された原稿でなく、かつ、第2の
センサ17Bにより幅を検知された原稿である場合に
は、サイズフラグをチェックするとともにこのサイズフ
ラグに対応する基準時間の経過後における第1のセンサ
からの入力デ−タをチェックし、入力デ−タがない場合
には、短い原稿、つまり、B5横送りの原稿であると判
断し、さらに入力デ−タがある場合には、B5横送りと
同じ幅における長い原稿、つまり、B4縦送りの原稿で
あることを判断して後述する用紙選択処理のために出力
する。
【0024】そして、上述した用紙選択処理は、図5に
示すように、自動用紙選択モ−ドであるかを判別して、
このモ−ドにある場合には、前述した原稿サイズ検知処
理において得られた原稿サイズに関する出力を基に各サ
イズの用紙選択処理ル−チンに移行する。
【0025】すなわち、図6に示す用紙選択処理ル−チ
ンにあっては、原稿サイズ検知処理において得られた原
稿サイズと倍率デ−タとに応じた用紙サイズを演算によ
り求めたうえで用紙を選択するようになっている。
【0026】一方、上述した用紙選択処理が行われ、そ
の結果が得られると図7および図8に示す用紙給紙処理
が実行される。すなわち、用紙給紙処理は給紙カセット
選択処理(用紙給紙処理−1)と用紙の搬送処理(用紙給
紙処理−2)とに分かれており、用紙給紙処理−1で
は、複写開始スイッチが投入されたかを判別した上で、
自動用紙選択モ−ドであるかを判別し、このモ−ドにあ
る場合には、前述した用紙選択処理ル−チンにより得ら
れたサイズの用紙を収容している給紙カセットの有無を
判別する処理を始めとするカセット口選択処理が実行さ
れ、選択された給紙カセットにおける繰り出し機構の繰
り出し量設定のための駆動用パルスカウントが開始され
て所定量の繰り出しが行われる。また、用紙給紙処理−
2では、選択された給紙カセットからの用紙の繰り出し
および給送に関するピックアップロ−ラ、給送ロ−ラお
よびレジストロ−ラの回転動力を断接するクラッチの動
作制御を行う処理であり、この処理においては、用紙の
繰り出しおよび給送に必要な各ロ−ラの回転制御が行わ
れて感光体の転写位置に用紙が給送される。
【0027】そして、上述したように原稿サイズの検
知、用紙選択および用紙の繰り出しが行われるのにあわ
せて、シ−ケンスプログラムのメインル−チンつまり、
作像プロセス処理が実行される。すなわち、作像プロセ
ス処理においては、次の条件が満足されていることを前
提として、露光操作が開始される。
【0028】1)給送された原稿が原稿載置台2Aにおけ
る所定の位置にセットされるまでの所定時間(A)前以降
であること。なお、所定時間(A)は、露光光学装置7の
露光ランプが点灯開始した時点から露光光学装置7が原
稿先端位置、つまり、露光開始位置に到達するまでの時
間をいう。
【0029】2)給紙された用紙がレジストロ−ラに到達
するまでの時間(B)前以降であること。なお、上述した
時間(B)は、露光光学装置7の露光ランプが点灯開始し
てから感光体上の仮想画像先端が転写部に到達するまで
の時間をいう。
【0030】3)変倍用レンズが指定された位置へセット
されるまでの所定時間(C)前以降であること。なお、こ
の所定時間(C)は、上述した露光ランプが点灯してから
露光光学装置が原稿先端位置、つまり、露光開始位置に
到達するまでの時間をいう。従って、図9において、複
写に供される原稿についての条件の判別、用紙の供給処
理についての条件、そして、レンズについての条件の判
別がそれぞれ行われ、何れの条件も満足した場合には、
露光ランプが点灯されて露光行程を始めとする複写行程
が実行され、各行程での動作タイミングが管理される。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、自動原稿
給送装置に設けてある原稿検知手段により検知される幅
サイズを検知すると共に、この幅を基にして長さ方向の
サイズの短い原稿を給送するのに要する時間を基準時間
として設定し、この基準時間が経過した時点で原稿検知
手段による入力デ−タを判断するようにしたので、給送
される原稿の後端までの検知時間を要することがない。
従って、検知に必要な時間は上述した基準時間だけでよ
いので、複写時間に対する検知時間の占有による複写時
間の遅れをなくすことができる。この時間の短縮につい
て、本発明者が実験したところ、次の結果を得た。すな
わち、この実験は、異なる長さの原稿を混合させて給送
する場合を対象としたものであり、具体的には、A3縦
送りの原稿10枚の間にA4横送りの原稿5枚を混在さ
せてADFにより一枚づつ複写を行うことで結果を得た
ものである。この条件下で従来の場合は、連続複写時、
一々長さ方向後端が原稿検知センサにた王するまでの時
間を判断して行うと全ての複写が終了するまでの時間は
52秒であった。これに対し、本実施例による場合は、
次の計算式からも証明できるように45秒という結果が
得られた。原稿1枚あたりのサイズ検知に必要な時間
(t)は、 t={(原稿載置トレ−から原稿サイズ検知センサに至る
距離}+(A4横サイズ寸法)+α÷原稿給送速度 =(50+210+10)÷500=0.54(秒) 原稿1枚づつの連続コピ−速度 V(A3)=20(CPM) V(A4)=40(CPM) 上記1枚あたりのコピ−に必要な時間(T) T(A3)=3.0(秒) T(A4)=1.5(秒) 自動用紙選択モ−ド使用時の全コピ−時間(T0) T0=10×(3+0.54)+5×(1.5+0.54)=45.6(秒)
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例による原稿サイズ検知装置を適用
される自動原稿給送装置の概略構成を示す模式図であ
る。
【図2】本発明実施例による原稿サイズ検知装置の要部
を説明するためのブロック図である。
【図3】図2に示した要部に用いられる原稿検知手段の
配置状態を説明するための平面図である。
【図4】図2に示した要部の動作のうちの原稿サイズ検
知処理を説明するためのフロ−チャ−トである。
【図5】図2に示した要部の動作のうちの用紙選択処理
を説明するためのフロ−チャ−トである。
【図6】図5に示した用紙選択処理の各サイズごとの用
紙の選択を倍率に応じて行う場合を説明するフロ−チャ
−トである。
【図7】図2に示した要部の動作のうちの用紙給紙処理
を説明するためのフロ−チャ−トである。
【図8】図7に示した用紙給紙処理の他の処理を説明す
るためのフロ−チャ−トである。
【図9】図2に示した要部の動作のうち作像プロセス処
理を説明するためのフロ−チャ−トである。
【符号の説明】
1 自動原稿給送装置(ADF) 2 複写機 2A 原稿載置台 5 感光体 11 給紙装置 14 制御部 17 原稿サイズ検知センサ 17A 第1のセンサ 17B 第2のセンサ 17C 第3のセンサ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年9月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 原稿サイズ検知装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿サイズ検知装置に
関し、さらに詳しくは、自動原稿給送装置から繰り出さ
れる原稿のサイズを検知する制御構造に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、複写機やファクシミリあ
るいはプリンタ等の画像形成装置においては、原稿載置
台上に向け積載された原稿を自動的に給送する自動原稿
給送装置(AUTO DOCUMENT FEEDER:以下、略してADF
という)を装備する場合がある。そして、上述したAD
Fにおいては、繰り出される原稿のサイズを検知し、こ
の原稿サイズに応じた記録用紙を自動的に選択する自動
サイズ選択処理や、その原稿サイズに応じた複写倍率を
自動的に選択する自動倍率選択処理を行うことができる
ようになっており、複写に際してのオペレ−タによる上
述した記録用紙の選択や倍率の選択にかかる手間を省く
ようにしてある場合がある。そして、上述した原稿サイ
ズの検知は、ADFにセットされた原稿の幅を検知した
上で、この原稿の給送方向後端が原稿の幅検知手段によ
り検知されている間の時間を判断することで行われるよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た原稿サイズの検知にあっては、幅検知手段による長さ
方向の検知が終了してから複写が開始されるようになっ
ている複写機の場合には、長さ方向の検知時間が経過す
るまでの間は複写ができないことになり、この時間が複
写時間を長くしてしまう原因となる。つまり、複写サイ
ズにおける長さが長い原稿であればあるほど複写開始ま
での時間が長くなり、その分、複写処理にかかる時間が
長大化することになる。一方、現実の複写処理として
は、同じサイズの原稿のみの場合に加え、異なるサイズ
の原稿を混合させた状態で複写を行う場合もあり、この
場合には、短いサイズの原稿に加え、これよりも長いサ
イズの原稿に対しても一々長さ方向での経過時間を要す
ることになるので、混合した場合の複写時間が長くな
り、換言すれば、複写速度の遅れが顕著になる。
【0004】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
自動原稿給送装置に用いられる原稿サイズ検知装置にお
ける問題に鑑み、複写時間の遅れを少なくすることので
きる原稿サイズ検知装置を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、自動原稿給送装置の原稿給送路における
原稿の幅サイズに対応した位置に原稿検知手段を設け、
原稿の幅サイズは上記原稿検知手段により判別し、同一
幅で長さ方向のサイズは原稿後端が上記原稿検知手段を
通過するまでの給送時間を測定することで判別する構成
を備えている原稿サイズ検知装置において、同一幅の原
稿の場合、長さ方向の短いサイズの給送時間を基準時間
として上記基準時間経過しても上記原稿検知手段による
原稿の給送が検知されている場合には、長いサイズの原
稿であると判断する構成を備えていることを特徴として
いる。
【0006】また、本発明は、同一幅の場合、長さ方向
の短いサイズとしてA4横サイズとした場合の給送時間
を基準時間とし、この時間を経過しても原稿検知手段に
より原稿の給送を検知されている場合の原稿サイズはA
3縦サイズと判断するようにしたことを特徴としてい
る。
【0007】さらに本発明は、同一幅の場合、長さ方向
の短いサイズとしてB5横サイズとした場合の給送時間
を基準時間とし、この時間を経過しても原稿検知手段に
より原稿の給送を検知されている場合の原稿サイズはB
4縦サイズと判断するようにしたことを特徴としてい
る。
【0008】
【作用】本発明によれば、同一幅を検知した場合には、
長さ方向の短いサイズのものの給送時間を基準時間と
し、この時間が経過しても原稿の給送が検知されている
ときには、その幅における長いサイズの原稿が繰り出さ
れていることを判断する。
【0009】
【実施例】以下、図1乃至図14において、本発明実施
例の詳細を説明する。図1は本発明実施例による原稿サ
イズ検知装置が適用される自動原稿給送装置(以下、A
DFという)1の概略構成を示す模式図であり、同図に
おいてADF1は、一部が示されている複写機2の上部
に位置しており、矢印で示す原稿の給送方向上流側に原
稿載置トレ−1Aを備えている。そして、この原稿載置
トレ−1Aにおける原稿給送方向先端側の上部には原稿
に対して接離可能なピックアップロ−ラ1Bが配置して
あり、このピックアップロ−ラ1Bにより繰り出される
原稿は、ピックアップロ−ラ1Bの近傍に位置する原稿
給送ロ−ラ1Cにより重送を防止されレジストロ−ラ1
Dを介して複写機2の上部に位置する原稿載置台2Aに
向け給送される。
【0010】一方、原稿載置台2Aの上面には、原稿の
給送方向に沿って張られた搬送ベルト3が位置してお
り、原稿の搬送および載置台上での定置を行うようにな
っている。そして、原稿の給送方向における搬送ベルト
3の下流側には原稿の排出手段4が設けてある。
【0011】すなわち、原稿の排出手段4は、原稿載置
台2Aから給送されてくる原稿を迂回させて原稿排出ト
レ−(図示されず)に向け移送するタ−ンロ−ラ4Aと、
この迂回路中に位置し、タ−ンロ−ラ4Aと協働して原
稿を給送する排出ロ−ラ4Bおよびタ−ンロ−ラ4Aの
回転軌跡に沿って近接させてあるガイド板4Cとで構成
されている。一方、上述した複写機2は、内部にドラム
からなる感光体5を備えており、この感光体5の周囲に
は、図において時計方向に相当する感光体5の回転方向
に沿って周知の複写行程を実行するための構造からなる
帯電装置6、露光光学装置7、現像装置8、転写装置9
およびクリ−ニング装置10が配置されている。上述し
た露光光学装置7は、変倍を可能にするためのレンズを
含んだ構造のものが用いられている。また、上述した転
写装置9の近傍には、給紙装置11が配置されており、
この給紙装置11は、サイズの異なる記録用紙をそれぞ
れ収容している複数の給紙カセット11A、11Bを備
え、これら各給紙カセットからは、ピックアップロ−ラ
および給送ロ−ラを介して記録用紙が繰り出され、レジ
ストロ−ラ11Cによる給紙タイミングを設定された上
で感光体上の転写位置に向け給送されるようになってい
る。なお、図1中、符号12は定着装置を、そして、符
号13は定着後に排出される記録用紙を収容すトレ−を
複数段備えているソ−タをそれぞれ示している。
【0012】一方、上述したADF1および複写機2に
は、原稿サイズに応じた記録用紙の自動選択あるいは原
稿サイズに応じた倍率の自動選択を行う構造が備えられ
ている。すなわち、上述した自動処理構造は、本実施例
の場合、図2に示すように、複写機2に搭載してあるマ
イクロコンピュ−タ(以下、CPUという)14Aを主要
部とする制御部14により構成されている。そして、こ
のCPU14Aには、複写機のシ−ケンス制御および演
算制御処理のための基礎プログラムおよび基礎デ−タを
記憶しているROM14Bおよび各種デ−タを取り込む
ためのRAM14Cが接続してあり、I/Oインタ−フ
ェ−ス14Dを介して外部機器と接続してある。
【0013】上述したCPU14Aにおける入力側には
バッファを介して図示しない操作パネルに設けてある各
種スイッチ15が接続されている。この各種スッチ15
のなかには、上述した自動サイズ選択モ−ドおよび自動
倍率選択モ−ドを設定するためのスイッチも含まれてお
り、また、このCPU114Aの入力側に接続されてい
る検出センサ類16には、図1に示すように、原稿の給
送方向におけるレジストロ−ラ11Dの下流側に位置さ
せてある原稿サイズ検知センサ17も含まれている。
【0014】この原稿サイズ検知センサ17は、図3に
示すように、原稿の給送方向と直角な方向において、原
稿載置トレ−11Aでの原稿セット基準位置から複数配
置されており、原稿セット基準位置に最も近い位置から
最も離れた位置までの間に第1のセンサ17A、第2の
センサ17Bおよび第3のセンサ17Cとして配置され
ている。本実施例の場合、上述した第1乃至第3のセン
サは、第1のセンサ17Aが原稿の給送方向に平行する
長手方向を設定されるA4縦送りの場合の幅およびこの
幅と同一の値を得られるA5横送りの場合を検知できる
センサとして、そして、第2のセンサ17Bが原稿の給
送方向に平行する長手方向を設定されるB4縦送りの場
合の幅およびこの幅と同一の値を得られるB5横送りの
場合を検知できるセンサとして、さらに第3のセンサが
原稿の給送方向に平行する長手方向を設定されるA3縦
送りの場合の幅およびこの幅と同一の値を得られるA4
横送りの場合を検知できるセンサとされている。
【0015】一方、上述したCPU14Aに接続されて
いるI/Oインタ−フェ−ス14Dは、ADF1側(符
号14D1)と複写機2側(符号14D2)とに分けて設
けてあり、ADF1側のインタ−フェ−ス14D1にお
ける出力部には、上述した操作パネルに設けてある各種
表示素子および原稿給送および排出に係る駆動部がそれ
ぞれドライバを介して接続してある。
【0016】また、複写機2側のインタ−フェ−ス14
D2における出力部には、周知の複写行程を実行するた
めの機構部がそれぞれドライバを介して接続してあり、
このなかには、後に詳しく述べる自動サイズ選択モ−ド
に関連する給・排紙系の駆動部および自動倍率選択モ−
ドに関連する露光系の駆動部も含まれている。なお、図
2においては、上述したインタ−フェ−ス14D2に接
続されている外部機器の名称を記載してある。
【0017】本実施例は以上のような構成であるから、
制御部14の動作について示したフロ−チャ−トに基づ
いて作用を説明すると、次の通りである。
【0018】すなわち、まず、自動サイズ選択モ−ドに
ない場合について説明すると、この場合つまり、操作パ
ネルにおける自動サイズ選択モ−ドスイッチが動作され
ていないで記録用紙のサイズ指定が行われた状態で原稿
載置トレ−1A上から同一サイズの積載原稿を繰り出し
て複写を行うモ−ドが選択された場合には、図示しない
が、複写機側でのシ−ケンスプログラムに従ってピック
アップロ−ラ1B、給送ロ−ラ1C、レジストロ−ラ1
Dおよび搬送ベルト3を介して原稿が繰り出され、原稿
載置台2A上に給送されて露光操作に供されるようにな
っている。
【0019】そして、露光操作が終了すると搬送ベルト
3が駆動されるとともに、搬送ベルト3により原稿載置
台2A上から排出された原稿が原稿排出トレ−に向け移
送される。また、このモ−ドにおいては、指定されたサ
イスの記録用紙を収容している給紙カセットから用紙が
繰り出され、感光体5上の可視像を転写されて定着され
排出される。従って、このモ−ドでは、原稿載置トレ−
1A上に積載されている原稿がなくなるまでの間繰り出
しを継続されて連続複写が行われることになる。
【0020】一方、上述した操作パネルにおける自動サ
イズ選択モ−ドスイッチが動作された場合には、図4に
示す原稿サイズ検知処理が実行される。すなわち、この
処理は上述したシ−ケンスプログラムに対するサブル−
チンであり、この場合には、まず、後述するタイマおよ
びサイズフラグの状況を判別し、新規なデ−タの取り込
みである場合には、第1乃至第3のセンサ17A乃至1
7Cからの信号の入力状態に応じてタイマによる基準時
間およびサイズフラグをセットする。すなわち、本実施
例にあっては、上述した第1乃至第3のセンサ17A乃
至17Cからの入力により原稿の幅方向のサイズを判別
するとともに、この幅を基準として長さ方向で短いサイ
ズの給送に要する時間(t)に所定時間(α)を加えた時間
を基準時間(t+α)とし、この基準時間をタイマにより
セットするとともに、この基準時間に相当する上述した
短いサイズを検知したことを意味するフラグをセットす
るようになっている。上述した基準時間は、図3におい
て破線で示すように、第1乃至第3の原稿サイズ検知セ
ンサ17A乃至17Cにより検知される幅を基準とした
場合、この幅における長さ方向で短いサイズの原稿の後
端がセンサに対応するまでの時間を意味している。な
お、図4では、上述した基準時間に相当する時間の表示
として、「t1」、「t2」および「t3」という表示がしてあ
る。そして、この基準時間を経過した時点でのセンサ1
7からの信号の入力をチェックして、入力デ−タがない
場合には、上述した基準時間を設定した短いサイズの原
稿であることを判断し、一方、上述した基準時間を経過
した時点で入力デ−タがある場合、つまり、原稿の給送
が行われているときには上述した基準時間を設定した短
いサイズよりも長いサイズの原稿であることを判断する
ようになっている。従って、図4において、タイマがリ
セットされてから、サイズフラグの判別を行い、例え
ば、サイズフラグが第3のセンサ17Cによる幅検知を
行われたことを意味している場合には、そのフラグによ
る基準時間を経過した時点での第1のセンサ17Aから
の入力デ−タをチェックし、入力デ−タがない場合に
は、短い原稿、つまり、A4横送りの原稿であることを
判断して後述する用紙選択処理のために出力し、また、
入力デ−タがある場合には、基準時間以上に給送時間が
かかる長さの原稿、つまり、A3縦送りの原稿であると
して、サイズフラグをもとにした幅のうちの長いサイズ
の原稿であることを判断して後述する用紙選択処理のた
めに出力する。また、これと同様に、サイズフラグが第
3のセンサ17Cによる幅を検知された原稿でなく、か
つ、第2のセンサ17Bにより幅を検知された原稿であ
る場合には、サイズフラグをチェックするとともにこの
サイズフラグに対応する基準時間の経過後における第1
のセンサからの入力デ−タをチェックし、入力デ−タが
ない場合には、短い原稿、つまり、B5横送りの原稿で
あると判断し、さらに入力デ−タがある場合には、B5
横送りと同じ幅における長い原稿、つまり、B4縦送り
の原稿であることを判断して後述する用紙選択処理のた
めに出力する。
【0021】そして、上述した用紙選択処理は、図5に
示すように、自動用紙選択モ−ドであるかを判別して、
このモ−ドにある場合には、前述した原稿サイズ検知処
理において得られた原稿サイズに関する出力を基に各サ
イズの用紙選択処理ル−チンに移行する。
【0022】すなわち、図6乃至図11に示す用紙選択
処理ル−チンにあっては、原稿サイズ検知処理において
得られた原稿サイズと倍率デ−タとに応じた用紙サイズ
を演算により求めたうえで用紙を選択するようになって
いる。
【0023】一方、上述した用紙選択処理が行われ、そ
の結果が得られると図12および図13に示す用紙給紙
処理が実行される。すなわち、用紙給紙処理は給紙カセ
ット選択処理(用紙給紙処理−1)と用紙の搬送処理(用
紙給紙処理−2)とに分かれており、用紙給紙処理−1
では、複写開始スイッチが投入されたかを判別した上
で、自動用紙選択モ−ドであるかを判別し、このモ−ド
にある場合には、前述した用紙選択処理ル−チンにより
得られたサイズの用紙を収容している給紙カセットの有
無を判別する処理を始めとするカセット口選択処理が実
行され、選択された給紙カセットにおける繰り出し機構
の繰り出し量設定のための駆動用パルスカウントが開始
されて所定量の繰り出しが行われる。また、用紙給紙処
理−2では、選択された給紙カセットからの用紙の繰り
出しおよび給送に関するピックアップロ−ラ、給送ロ−
ラおよびレジストロ−ラの回転動力を断接するクラッチ
の動作制御を行う処理であり、この処理においては、用
紙の繰り出しおよび給送に必要な各ロ−ラの回転制御が
行われて感光体の転写位置に用紙が給送される。
【0024】そして、上述したように原稿サイズの検
知、用紙選択および用紙の繰り出しが行われるのにあわ
せて、シ−ケンスプログラムのメインル−チンつまり、
作像プロセス処理が実行される。すなわち、作像プロセ
ス処理においては、次の条件が満足されていることを前
提として、露光操作が開始される。
【0025】1)給送された原稿が原稿載置台2Aにおけ
る所定の位置にセットされるまでの所定時間(A)前以降
であること。なお、所定時間(A)は、露光光学装置7の
露光ランプが点灯開始した時点から露光光学装置7が原
稿先端位置、つまり、露光開始位置に到達するまでの時
間をいう。
【0026】2)給紙された用紙がレジストロ−ラに到達
するまでの時間(B)前以降であること。なお、上述した
時間(B)は、露光光学装置7の露光ランプが点灯開始し
てから感光体上の仮想画像先端が転写部に到達するまで
の時間をいう。
【0027】3)変倍用レンズが指定された位置へセット
されるまでの所定時間(C)前以降であること。なお、こ
の所定時間(C)は、上述した露光ランプが点灯してから
露光光学装置が原稿先端位置、つまり、露光開始位置に
到達するまでの時間をいう。従って、図14において、
複写に供される原稿についての条件の判別、用紙の供給
処理についての条件、そして、レンズについての条件の
判別がそれぞれ行われ、何れの条件も満足した場合に
は、露光ランプが点灯されて露光行程を始めとする複写
行程が実行され、各行程での動作タイミングが管理され
る。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、自動原稿
給送装置に設けてある原稿検知手段により検知される幅
サイズを検知すると共に、この幅を基にして長さ方向の
サイズの短い原稿を給送するのに要する時間を基準時間
として設定し、この基準時間が経過した時点で原稿検知
手段による入力デ−タを判断するようにしたので、給送
される原稿の後端までの検知時間を要することがない。
従って、検知に必要な時間は上述した基準時間だけでよ
いので、複写時間に対する検知時間の占有による複写時
間の遅れをなくすことができる。この時間の短縮につい
て、本発明者が実験したところ、次の結果を得た。すな
わち、この実験は、異なる長さの原稿を混合させて給送
する場合を対象としたものであり、具体的には、A3縦
送りの原稿10枚の間にA4横送りの原稿5枚を混在さ
せてADFにより一枚づつ複写を行うことで結果を得た
ものである。この条件下で従来の場合は、連続複写時、
一々長さ方向後端が原稿検知センサにた王するまでの時
間を判断して行うと全ての複写が終了するまでの時間は
52秒であった。これに対し、本実施例による場合は、
次の計算式からも証明できるように45秒という結果が
得られた。原稿1枚あたりのサイズ検知に必要な時間
(t)は、 t={(原稿載置トレ−から原稿サイズ検知センサに至る
距離}+(A4横サイズ寸法)+α÷原稿給送速度 =(50+210+10)÷500=0.54(秒) 原稿1枚づつの連続コピ−速度 V(A3)=20(CPM) V(A4)=40(CPM) 上記1枚あたりのコピ−に必要な時間(T) T(A3)=3.0(秒) T(A4)=1.5(秒) 自動用紙選択モ−ド使用時の全コピ−時間(T0) T0=10×(3+0.54)+5×(1.5+0.54)=45.6(秒)
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例による原稿サイズ検知装置を適用
される自動原稿給送装置の概略構成を示す模式図であ
る。
【図2】本発明実施例による原稿サイズ検知装置の要部
を説明するためのブロック図である。
【図3】図2に示した要部に用いられる原稿検知手段の
配置状態を説明するための平面図である。
【図4】図2に示した要部の動作のうちの原稿サイズ検
知処理を説明するためのフロ−チャ−トである。
【図5】図2に示した要部の動作のうちの用紙選択処理
を説明するためのフロ−チャ−トである。
【図6】図5に示した用紙選択処理の各サイズごとの用
紙の選択を倍率に応じて行う場合を説明するフロ−チャ
−トである。
【図7】図5に示した用紙選択処理の各サイズごとの用
紙の選択を倍率に応じて行う場合を説明するフロ−チャ
−トである。
【図8】図5に示した用紙選択処理の各サイズごとの用
紙の選択を倍率に応じて行う場合を説明するフロ−チャ
−トである。
【図9】図5に示した用紙選択処理の各サイズごとの用
紙の選択を倍率に応じて行う場合を説明するフロ−チャ
−トである。
【図10】図5に示した用紙選択処理の各サイズごとの
用紙の選択を倍率に応じて行う場合を説明するフロ−チ
ャ−トである。
【図11】図5に示した用紙選択処理の各サイズごとの
用紙の選択を倍率に応じて行う場合を説明するフロ−チ
ャ−トである。
【図12】図2に示した要部の動作のうちの用紙給紙処
理を説明するためのフロ−チャ−トである。
【図13】図12に示した用紙給紙処理の他の処理を説
明するためのフロ−チャ−トである。
【図14】図2に示した要部の動作のうち作像プロセス
処理を説明するためのフロ−チャ−トである。
【符号の説明】 1 自動原稿給送装置(ADF) 2 複写機 2A 原稿載置台 5 感光体 11 給紙装置 14 制御部 17 原稿サイズ検知センサ 17A 第1のセンサ 17B 第2のセンサ 17C 第3のセンサ
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図12】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図13】
【図14】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 越後 勝博 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動原稿給送装置の原稿給送路における原
    稿の幅サイズに対応した位置に原稿検知手段を設け、原
    稿の幅サイズは上記原稿検知手段により判別し、同一幅
    で長さ方向のサイズは原稿後端が上記原稿検知手段を通
    過するまでの給送時間を測定することで判別する構成を
    備えている原稿サイズ検知装置において、 同一幅の原稿の場合、長さ方向の短いサイズの給送時間
    を基準時間として上記基準時間経過しても上記原稿検知
    手段による原稿の給送が検知されている場合には、長い
    サイズの原稿であると判断する構成を備えていることを
    特徴とする原稿サイズ検知装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の原稿サイズ検知装置におい
    て、同一幅の場合、長さ方向の短いサイズとしてA4横
    サイズとした場合の給送時間を基準時間とし、この時間
    を経過しても原稿検知手段により原稿の給送を検知され
    ている場合の原稿サイズはA3縦サイズと判断するよう
    にした原稿サイズ検知装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の原稿サイズ検知装置におい
    て、同一幅の場合、長さ方向の短いサイズとしてB5横
    サイズとした場合の給送時間を基準時間とし、この時間
    を経過しても原稿検知手段により原稿の給送を検知され
    ている場合の原稿サイズはB4縦サイズと判断するよう
    にした原稿サイズ検知装置。
JP4949191A 1991-03-14 1991-03-14 原稿サイズ検知装置 Pending JPH05186089A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4949191A JPH05186089A (ja) 1991-03-14 1991-03-14 原稿サイズ検知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4949191A JPH05186089A (ja) 1991-03-14 1991-03-14 原稿サイズ検知装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05186089A true JPH05186089A (ja) 1993-07-27

Family

ID=12832622

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4949191A Pending JPH05186089A (ja) 1991-03-14 1991-03-14 原稿サイズ検知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05186089A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5941517A (en) * 1996-10-04 1999-08-24 Heiber; Wolfgang Method and apparatus for decollating stacked blanks

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5941517A (en) * 1996-10-04 1999-08-24 Heiber; Wolfgang Method and apparatus for decollating stacked blanks

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3558952B2 (ja) 画像形成装置
JP2634863B2 (ja) 両面複写機能付き複写装置
JP3609995B2 (ja) 画像形成装置と画像形成方法
JPH11161040A (ja) 画像形成装置
JP3105149B2 (ja) 画像形成装置
JP3547833B2 (ja) 画像形成装置
JPH1039562A (ja) 画像形成装置
JPH05186089A (ja) 原稿サイズ検知装置
JP2852943B2 (ja) 複写装置
JP3581612B2 (ja) 画像形成装置
JPH07133040A (ja) 画像形成装置
JP3522480B2 (ja) 自動原稿給送装置を備えた画像形成装置
JP2585101B2 (ja) 複数枚原稿像を並列形成する画像形成装置
JP2591491B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JP3109125B2 (ja) 複写装置
JP3498002B2 (ja) 画像形成装置の用紙揃え装置および用紙揃え方法
JP3061227B2 (ja) 画像形成装置
JP2672828B2 (ja) 複写装置
JPH0634126B2 (ja) 複写機
JP3002279B2 (ja) 原稿送り装置
JP2581626Y2 (ja) 割り込み機能を備えた複写機
JPH05216308A (ja) 自動原稿送り装置及び画像形成装置
JPH11202566A (ja) 自動原稿読取装置
JPH10186996A (ja) 画像形成装置
JPH0968892A (ja) 画像形成装置および画像形成方法