JPH0634102Y2 - 導電性木目柄積層板 - Google Patents
導電性木目柄積層板Info
- Publication number
- JPH0634102Y2 JPH0634102Y2 JP794890U JP794890U JPH0634102Y2 JP H0634102 Y2 JPH0634102 Y2 JP H0634102Y2 JP 794890 U JP794890 U JP 794890U JP 794890 U JP794890 U JP 794890U JP H0634102 Y2 JPH0634102 Y2 JP H0634102Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductive
- fiber
- carbon
- wood grain
- paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Laminated Bodies (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、表面に導電性を付与した木目柄積層板に関す
る。
る。
〈従来技術と問題点〉 カーボンや金属の粉粒体ないしは繊維を、含浸用の多孔
質基材または樹脂中に、混抄または分散して導電性を付
与した導電性積層板は、帯電防止床材やOAデスク用天板
として検討されている。
質基材または樹脂中に、混抄または分散して導電性を付
与した導電性積層板は、帯電防止床材やOAデスク用天板
として検討されている。
これらのうちでも炭素繊維をセルローズ紙に混抄した薄
葉紙または模様紙に、メラミン樹脂やダップ樹脂などの
熱硬化性樹脂を含浸して熱圧積層した化粧積層板は、耐
熱性や耐摩耗性に優れていることにより実用化しつつあ
る。しかし、炭素繊維特有の黒色により、化粧板の色調
には限界があり、暗色の無地柄に限定されていた。
葉紙または模様紙に、メラミン樹脂やダップ樹脂などの
熱硬化性樹脂を含浸して熱圧積層した化粧積層板は、耐
熱性や耐摩耗性に優れていることにより実用化しつつあ
る。しかし、炭素繊維特有の黒色により、化粧板の色調
には限界があり、暗色の無地柄に限定されていた。
〈考案の目的〉 本考案の目的は、化粧材のうちで好んで使用されている
木目調積層板に導電性を付与した導電性木目柄積層板を
提供することにある。
木目調積層板に導電性を付与した導電性木目柄積層板を
提供することにある。
〈考案の開示〉 本考案は、コア層（１）上に配置される木目柄パターン
紙（２）の表面に、炭素繊維（３）または導電性カーボ
ン被覆繊維（３′）の混抄された導電性オーバーレイ紙
（４）を樹脂処理一体化した積層板であって、該パター
ン紙（２）の導管木目方向と該炭素繊維（３）またはカ
ーボン被覆繊維（３′）の長さ方向とが同調している導
電性木目柄積層板である。
紙（２）の表面に、炭素繊維（３）または導電性カーボ
ン被覆繊維（３′）の混抄された導電性オーバーレイ紙
（４）を樹脂処理一体化した積層板であって、該パター
ン紙（２）の導管木目方向と該炭素繊維（３）またはカ
ーボン被覆繊維（３′）の長さ方向とが同調している導
電性木目柄積層板である。
本考案でのコア層（１）としては、クラフト紙などの紙
類にフェノール樹脂、ダップ樹脂、ポリエステル樹脂、
メラミン樹脂などの熱硬化性樹脂を含浸したプリプレグ
を熱圧成形した樹脂含浸積層体が好適であるが、合板や
パーチクルボードなどの木質材、アルミや鋼板などの金
属板、硅カル板や石膏ボードなどの窯業製品なども適用
される。
類にフェノール樹脂、ダップ樹脂、ポリエステル樹脂、
メラミン樹脂などの熱硬化性樹脂を含浸したプリプレグ
を熱圧成形した樹脂含浸積層体が好適であるが、合板や
パーチクルボードなどの木質材、アルミや鋼板などの金
属板、硅カル板や石膏ボードなどの窯業製品なども適用
される。
また、木目柄パターン紙（２）としては、アルファ・セ
ルロースなどから成る繊維質装飾印刷シートに、銘木材
の柾目を印刷した化粧柄からなる、公知の木目柄パター
ン紙（模様紙）が適用される。
ルロースなどから成る繊維質装飾印刷シートに、銘木材
の柾目を印刷した化粧柄からなる、公知の木目柄パター
ン紙（模様紙）が適用される。
次に、導電性オーバーレイ紙（４）に混抄される炭素繊
維（３）とは、導電性の太さが150〜500デニール、長さ
３〜20mmの公知の炭素繊維である。また導電性カーボン
被覆繊維（３′）とは、合成繊維、ガラス繊維あるいは
天然繊維等の公知の繊維表面に、微細なカーボン粒子を
結合剤を介して被覆ないしはコーティングした繊維径５
〜20μの導電性繊維で、これを長さ３〜20mmにして混抄
される。
維（３）とは、導電性の太さが150〜500デニール、長さ
３〜20mmの公知の炭素繊維である。また導電性カーボン
被覆繊維（３′）とは、合成繊維、ガラス繊維あるいは
天然繊維等の公知の繊維表面に、微細なカーボン粒子を
結合剤を介して被覆ないしはコーティングした繊維径５
〜20μの導電性繊維で、これを長さ３〜20mmにして混抄
される。
導電性オーバーレイ紙（４）としては、αセルロース繊
維、リンター繊維、ビニロン繊維などからなる公知の天
然ないしは合成パルプ繊維の製紙時に、上記の如き炭素
繊維（３）または導電性カーボン被覆繊維（３′）を、
１〜20％混抄する際に、炭素繊維（３）、導電性カーボ
ン被覆繊維（３′）の繊維長さ方向を一定方向、例え
ば、混抄シートの巻取り長さ方向、に混抄造されてい
て、しかも該繊維同志が接触していて導電性を有し、表
面固有抵抗値が102〜104Ω程度の、樹脂含浸性の優れて
いる米坪20〜20g/m2のものが適用される。
維、リンター繊維、ビニロン繊維などからなる公知の天
然ないしは合成パルプ繊維の製紙時に、上記の如き炭素
繊維（３）または導電性カーボン被覆繊維（３′）を、
１〜20％混抄する際に、炭素繊維（３）、導電性カーボ
ン被覆繊維（３′）の繊維長さ方向を一定方向、例え
ば、混抄シートの巻取り長さ方向、に混抄造されてい
て、しかも該繊維同志が接触していて導電性を有し、表
面固有抵抗値が102〜104Ω程度の、樹脂含浸性の優れて
いる米坪20〜20g/m2のものが適用される。
上記のパターン紙及びオーバーレイ紙に含浸ないしはコ
ーティングなどの処理に供される樹脂としては、メラミ
ン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、不飽和ポリエステル
樹脂などの熱硬化性樹脂、ならびに塩化ビニル樹脂、ア
クリル樹脂などの熱可塑性樹脂、ウレタン系やシリコー
ン系などのエラストマーなど公知の表面処理用樹脂が適
用される。
ーティングなどの処理に供される樹脂としては、メラミ
ン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、不飽和ポリエステル
樹脂などの熱硬化性樹脂、ならびに塩化ビニル樹脂、ア
クリル樹脂などの熱可塑性樹脂、ウレタン系やシリコー
ン系などのエラストマーなど公知の表面処理用樹脂が適
用される。
上記の如き、コア層（１）、木目柄パターン紙（２）、
導電性オーバーレイ紙（４）を一体化して積層板にする
には、上記の如き樹脂を塗布含浸乾燥処理したプリプレ
グを重合せ、公知のプレスによる熱圧成形法にて積層板
となし得る。
導電性オーバーレイ紙（４）を一体化して積層板にする
には、上記の如き樹脂を塗布含浸乾燥処理したプリプレ
グを重合せ、公知のプレスによる熱圧成形法にて積層板
となし得る。
〈考案の効果〉 本考案の導電性木目柄積層板は、パターン紙の木目柄の
導管木目方向とオーバーレイ紙中に混抄されている炭素
繊維または導電性カーボン被覆繊維の繊維長さ方向とが
同調しているので、表面外観に異和感がなく、デザイン
上優れた導電性化粧板である。
導管木目方向とオーバーレイ紙中に混抄されている炭素
繊維または導電性カーボン被覆繊維の繊維長さ方向とが
同調しているので、表面外観に異和感がなく、デザイン
上優れた導電性化粧板である。
第１図は本考案の導電性木目柄積層板の一例を一部拡大
斜視図、第２図は本考案に係る導電性オーバーレイ紙の
平面図である。 １……コア層、２……木目柄パターン紙 ３……炭素繊維、３′……導電性カーボン被覆繊維 ４……導電性オーバーレイ紙
斜視図、第２図は本考案に係る導電性オーバーレイ紙の
平面図である。 １……コア層、２……木目柄パターン紙 ３……炭素繊維、３′……導電性カーボン被覆繊維 ４……導電性オーバーレイ紙
Claims (1)
- 【請求項１】コア層上に配置される木目柄パターン紙の
表面に、炭素繊維または導電性カーボン被覆繊維の混抄
された導電性オーバーレイ紙を樹脂処理一体化した積層
板であって、該パターン紙の導管木目方向と該炭素繊維
またはカーボン被覆繊維の長さ方向とが同調しているこ
とを特徴とする導電性木目柄積層板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP794890U JPH0634102Y2 (ja) | 1990-01-30 | 1990-01-30 | 導電性木目柄積層板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP794890U JPH0634102Y2 (ja) | 1990-01-30 | 1990-01-30 | 導電性木目柄積層板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03100423U JPH03100423U (ja) | 1991-10-21 |
| JPH0634102Y2 true JPH0634102Y2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=31511601
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP794890U Expired - Lifetime JPH0634102Y2 (ja) | 1990-01-30 | 1990-01-30 | 導電性木目柄積層板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0634102Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-01-30 JP JP794890U patent/JPH0634102Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03100423U (ja) | 1991-10-21 |
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