JPH0557845A - 耐摩耗性オ−バ−レイ化粧紙の製造方法およびその化粧紙を用いた化粧板 - Google Patents
耐摩耗性オ−バ−レイ化粧紙の製造方法およびその化粧紙を用いた化粧板Info
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- JPH0557845A JPH0557845A JP3246730A JP24673091A JPH0557845A JP H0557845 A JPH0557845 A JP H0557845A JP 3246730 A JP3246730 A JP 3246730A JP 24673091 A JP24673091 A JP 24673091A JP H0557845 A JPH0557845 A JP H0557845A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 樹脂含浸用オ−バ−レイ紙にメラミン樹脂を
含浸させた後、１０５℃，約５分間乾燥させ揮発分８％
にした後、減摩剤として平均粒径約２０ミクロンの酸化
アルミニウムを約１０ｇ／ｍ2 塗布量となるようにメラ
ミン樹脂をバインダ−にして樹脂含浸紙の片面のみに塗
布した後、揮発分が７％になるまで乾燥させ耐摩耗性樹
脂含浸オ−バ−レイ化粧紙。 【効果】 オ−バ−レイ含浸紙の積載時にズレが発生し
てもプレスの鏡面板に傷をつけることがない。また、多
量の減摩剤を使用しても減摩剤が完全に樹脂に埋包され
るので、外観が良い。
含浸させた後、１０５℃，約５分間乾燥させ揮発分８％
にした後、減摩剤として平均粒径約２０ミクロンの酸化
アルミニウムを約１０ｇ／ｍ2 塗布量となるようにメラ
ミン樹脂をバインダ−にして樹脂含浸紙の片面のみに塗
布した後、揮発分が７％になるまで乾燥させ耐摩耗性樹
脂含浸オ−バ−レイ化粧紙。 【効果】 オ−バ−レイ含浸紙の積載時にズレが発生し
てもプレスの鏡面板に傷をつけることがない。また、多
量の減摩剤を使用しても減摩剤が完全に樹脂に埋包され
るので、外観が良い。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、家具用化粧板、建築用
化粧板、特に床張り用の化粧板の上に貼着するオ−バ−
レイ用樹脂含浸紙の製造方法およびそれを貼着した化粧
板に関する。
化粧板、特に床張り用の化粧板の上に貼着するオ−バ−
レイ用樹脂含浸紙の製造方法およびそれを貼着した化粧
板に関する。
【０００２】
【発明の構成】本発明は、オ−バ−レイ用樹脂含浸紙の
裏面に減摩剤を塗布するか、あるいは複数層のオ−バ−
レイ紙の積層界面に減摩剤を介在させた樹脂含浸オ−バ
−レイ紙の製造方法並びにその樹脂含浸オ−バ−レイ紙
を用いた化粧板に係るものである。
裏面に減摩剤を塗布するか、あるいは複数層のオ−バ−
レイ紙の積層界面に減摩剤を介在させた樹脂含浸オ−バ
−レイ紙の製造方法並びにその樹脂含浸オ−バ−レイ紙
を用いた化粧板に係るものである。
【０００３】本発明においてオ−バ−レイ用原紙に含浸
させる合成樹脂とは、ジアリルフタレ−ト樹脂、フェノ
−ル樹脂、メラミン樹脂等の熱硬化性合成樹脂がある。
また、化粧板に用いる基材とは、合板、パ−ティクルボ
−ド、ハ−ドボ−ド等の木質板、および石綿セメント
板、石コウボ−ド等の無機質板や和紙、合成紙等の紙類
が挙げられるが、予め上記基材に樹脂含浸紙を貼着した
ものも本発明に係る基材に含まれる。
させる合成樹脂とは、ジアリルフタレ−ト樹脂、フェノ
−ル樹脂、メラミン樹脂等の熱硬化性合成樹脂がある。
また、化粧板に用いる基材とは、合板、パ−ティクルボ
−ド、ハ−ドボ−ド等の木質板、および石綿セメント
板、石コウボ−ド等の無機質板や和紙、合成紙等の紙類
が挙げられるが、予め上記基材に樹脂含浸紙を貼着した
ものも本発明に係る基材に含まれる。
【０００４】本発明に係る減摩剤には、例えば酸化アル
ミニウム等があるが、減摩剤を含浸紙に直接塗布しても
よいし、含浸用熱硬化性樹脂液に減摩剤を分散させたも
のをオ−バ−レイ用原紙に含浸させてもよい。
ミニウム等があるが、減摩剤を含浸紙に直接塗布しても
よいし、含浸用熱硬化性樹脂液に減摩剤を分散させたも
のをオ−バ−レイ用原紙に含浸させてもよい。
【０００５】
【発明の効果】従来の耐摩耗性オ−バ−レイ用樹脂含浸
紙においては、減摩剤を含浸紙に散在させる方法がとら
れているが、この場合、硬度の高い減摩剤がプレスの鏡
面板に傷を付ける恐れがあったが、本発明に係る樹脂含
浸オ−バ−レイ化粧紙の製造にあたっては、オ−バ−レ
イ含浸紙の積載時にズレが発生してもプレスの鏡面板に
傷を付けることはない。
紙においては、減摩剤を含浸紙に散在させる方法がとら
れているが、この場合、硬度の高い減摩剤がプレスの鏡
面板に傷を付ける恐れがあったが、本発明に係る樹脂含
浸オ−バ−レイ化粧紙の製造にあたっては、オ−バ−レ
イ含浸紙の積載時にズレが発生してもプレスの鏡面板に
傷を付けることはない。
【０００６】また、上記樹脂含浸オ−バ−レイ化粧紙を
用いた化粧板においても、多量の減摩剤を使用しても減
摩剤が完全に樹脂に埋包されているので外観が良い。
用いた化粧板においても、多量の減摩剤を使用しても減
摩剤が完全に樹脂に埋包されているので外観が良い。
【０００７】
【実施例１】１７ｇ／ｍ2 の含浸用オ−バ−レイ原紙に
メラミン樹脂を２００％含浸させた後、１０５℃で約５
分間乾燥させて揮発分８％にした後、減摩剤として平均
粒径約２０ミクロンの酸化アルミニウムを約１０ｇ／ｍ
2 の塗布量になるようにメラミン樹脂をバインダ−にし
て含浸紙の片面のみに塗布した後、揮発分が７％になる
まで乾燥させ耐摩耗性樹脂含浸オ−バ−レイ化粧紙を得
た。
メラミン樹脂を２００％含浸させた後、１０５℃で約５
分間乾燥させて揮発分８％にした後、減摩剤として平均
粒径約２０ミクロンの酸化アルミニウムを約１０ｇ／ｍ
2 の塗布量になるようにメラミン樹脂をバインダ−にし
て含浸紙の片面のみに塗布した後、揮発分が７％になる
まで乾燥させ耐摩耗性樹脂含浸オ−バ−レイ化粧紙を得
た。
【０００８】
【実施例２】平均的粒径２０ミクロンの減摩剤酸化アル
ミニウムを分散させた含浸用メラミン樹脂液を使用し
て、含脂率約２２０％、酸化アルミニウム付着量約１０
ｇ／ｍ2 の１７ｇ／ｍ2 のオ−バ−レイ樹脂含浸紙をラ
ミネ−トし、耐摩耗性オ−バ−レイ化粧紙を得た。
ミニウムを分散させた含浸用メラミン樹脂液を使用し
て、含脂率約２２０％、酸化アルミニウム付着量約１０
ｇ／ｍ2 の１７ｇ／ｍ2 のオ−バ−レイ樹脂含浸紙をラ
ミネ−トし、耐摩耗性オ−バ−レイ化粧紙を得た。
【０００９】
【実施例３】１５ｍｍのパ−ティクルボ−ドの表面に１
９０ｇ／ｍ2 のフェノ−ル樹脂含浸紙４枚を重ね、更に
１００ｇ／ｍ2 の樹脂含浸紙を置き、その上に実施例２
のオ−バ−レイ樹脂含浸紙を重ね、１８０℃，３０ｋｇ
／ｃｍ2 ，２分の条件で熱圧し、耐摩耗性化粧板を得
た。
９０ｇ／ｍ2 のフェノ−ル樹脂含浸紙４枚を重ね、更に
１００ｇ／ｍ2 の樹脂含浸紙を置き、その上に実施例２
のオ−バ−レイ樹脂含浸紙を重ね、１８０℃，３０ｋｇ
／ｃｍ2 ，２分の条件で熱圧し、耐摩耗性化粧板を得
た。
【００１０】
【実施例４】１５ｍｍのパ−ティクルボ−ドの表面に１
２０ｇ／ｍ2 の化粧樹脂含浸紙を置き、更に実施例１の
オ−バ−レイ化粧紙の減摩剤塗布面を内側にして重ね、
１８０℃，３０ｋｇ／ｃｍ2 ，１分の条件で熱圧して耐
摩耗性化粧板を得た。
２０ｇ／ｍ2 の化粧樹脂含浸紙を置き、更に実施例１の
オ−バ−レイ化粧紙の減摩剤塗布面を内側にして重ね、
１８０℃，３０ｋｇ／ｃｍ2 ，１分の条件で熱圧して耐
摩耗性化粧板を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｄ２１Ｈ 27/30
Claims (6)
- 【請求項１】 樹脂含浸オ−バ−レイ紙の裏面に減摩剤
を塗布し、塗布した裏面同志をラミネ−トして２層の樹
脂含浸オ−バ−レイ紙とすることを特徴とする耐摩耗性
オ−バ−レイ化粧紙の製造方法。 - 【請求項２】 樹脂含浸オ−バ−レイ紙の裏面に減摩剤
を塗布したものを順次多層にラミネ−トすることを特徴
とする耐摩耗性オ−バ−レイ化粧紙の製造方法。 - 【請求項３】 含浸用熱硬化性樹脂液に減摩剤を分散さ
せたものを樹脂液としてオ−バ−レイ用原紙に含浸さ
せ、得られた含浸紙の両面に通常の樹脂含浸オ−バ−レ
イ紙をラミネ−トすることを特徴とする耐摩耗性オ−バ
−レイ化粧紙の製造方法。 - 【請求項４】 樹脂含浸オ−バ−レイ紙の裏面に減摩剤
を塗布したものの塗布面に通常のオ−バ−レイ樹脂含浸
紙をラミネ−トすることを特徴とする耐摩耗性オ−バ−
レイ化粧紙の製造方法。 - 【請求項５】 請求項３に記載の耐摩耗性オ−バ−レイ
化粧紙が基材に貼着されていることを特徴とする耐摩耗
性化粧板。 - 【請求項６】 請求項４に記載の耐摩耗性オ−バ−レイ
化粧紙が基材に貼着されていることを特徴とする耐摩耗
性化粧板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3246730A JP2670922B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 耐摩耗性オーバーレイ化粧紙の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3246730A JP2670922B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 耐摩耗性オーバーレイ化粧紙の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0557845A true JPH0557845A (ja) | 1993-03-09 |
| JP2670922B2 JP2670922B2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=17152797
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3246730A Expired - Fee Related JP2670922B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 耐摩耗性オーバーレイ化粧紙の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2670922B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006336177A (ja) * | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Chiyoda Gravure Corp | 含浸紙の製造方法 |
| JP2009523933A (ja) * | 2006-01-18 | 2009-06-25 | インターグラリオン リミテッド | 外装部材を製造する方法 |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP3246730A patent/JP2670922B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006336177A (ja) * | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Chiyoda Gravure Corp | 含浸紙の製造方法 |
| JP2009523933A (ja) * | 2006-01-18 | 2009-06-25 | インターグラリオン リミテッド | 外装部材を製造する方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2670922B2 (ja) | 1997-10-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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