JPH06340870A - エアゾール型撥水撥油剤組成物 - Google Patents

エアゾール型撥水撥油剤組成物

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JPH06340870A
JPH06340870A JP15430593A JP15430593A JPH06340870A JP H06340870 A JPH06340870 A JP H06340870A JP 15430593 A JP15430593 A JP 15430593A JP 15430593 A JP15430593 A JP 15430593A JP H06340870 A JPH06340870 A JP H06340870A
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JP
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water
oil
solvent
metal alkoxide
component
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JP15430593A
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Eiji Nishida
英治 西田
Umio Maeda
海夫 前田
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Nippon Soda Co Ltd
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Nippon Soda Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】アルコール、酢酸エステル等を溶剤とする撥水
撥油剤を提供する。 【構成】一般式M(OR)4 (式中、MはTi又はZrを示
し、Rは同種又は異種の炭素数1〜10のアルキル基を示
す。)で表される金属アルコキシドと一般式Rf−W(式
中、Rfは上記と同様の意味を表し、Wは、−(CH2) r
OH、−C6H4(CH2)r −OH、又は、−OC6H4(CH2) r−OH、
但し、r は1から12の整数を示す。)で表されるポリフ
ルオロアルキル基を有する化合物とを反応させて得られ
る金属アルコキシド、溶剤及び噴射剤を含有するエアゾ
ル型撥水撥油剤組成物。 【効果】アルコールや酢酸エステルに可溶であり、環境
問題となっているフロンや毒性等で問題となっているn
−ヘキサン等を使用することはなく、で、より安全にエ
アゾル型撥水剤をより安全かつ簡便に使用することが可
能となった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撥水撥油剤組成物に関
し、更に詳しくは、ポリフルオロアルキル基を有する金
属アルコキシドを成分とする、各種の繊維に撥水性を付
与するエアゾル型撥水撥油剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリフルオロアルキル基を有する化合物
が繊維織物の撥水撥油剤として有用であることは知られ
ており、エアゾル配合により簡便に繊維織物に適用され
ている。この様な撥水撥油剤は多くの場合、従来フロン
ガス、n−ヘキサン等を溶剤としたものが使用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フロン
は、オゾン層を破壊する物質としてその使用が問題とな
っており、また、その代替品としてn−ヘキサンも使用
されているが、臭気、毒性等に問題がある。
【0004】本発明は、前述の実情からみてなされたも
ので、エタノール、イソプロパノール、ブタノール等の
アルコール類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロ
ピル等の酢酸エステル類等を溶剤とする撥水撥油剤を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明者らは、前記目的を
達成するために鋭意研究した結果、特定のポリフルオロ
アルキル基を有する金属アルコキシドを主成分とする撥
水撥油剤が著しい撥水撥油性を示すとともに、エタノー
ル、イソプロパノール、ブタノール等のアルコール類、
酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル等の酢酸エ
ステル類等の低毒性な溶剤に可溶であることを見出し、
本発明を完成するに至った。
【0005】本発明は、下記のA成分、B成分及びC成
分を含有してなることを特徴とするエアゾル型撥水撥油
剤組成物である。 A成分:下記の一般式〔1〕で表される金属アルコキシ
ドと下記一般式〔2〕で表されるポリフルオロアルキル
基を有する化合物とを反応させて得られるポリフルオロ
アルキル基を有する金属アルコキシド M(OR)4 ・・・・・・・・・・〔1〕 (式中、MはTi又は Zrを示し、Rは同種又は異種の炭
素数1〜10のアルキル基を示す。) Rf−W ・・・・・・・・・・〔2〕 (式中、Rfは上記と同様の意味を表し、Wは、−(CH2)
r −OH、−C6H4(CH2) r−OH、又は、−OC6H4(CH2) r−O
H、但し、r は1から12の整数を示す。) B成分:溶剤 C成分:噴射剤 以下、本発明を詳細に説明する。
【0006】本発明におけるA成分としては、前記の一
般式〔1〕で表される金属アルコキシドと前記一般式
〔2〕で表されるポリフルオロアルキル基を有する化合
物とを反応させて得られるポリフルオロアルキル基を有
する金属アルコキシドを反応させて得られる。
【0007】一般式〔1〕は、M(OR)4 で表される
金属アルコキシドであり、MはTi、Zrを示し、Rは、同
種又は異種の炭素数1〜10のアルキル基を示す。
【0008】具体的なTiアルコキシド及びZrアルコキシ
ドの例としては、Ti(OCH3)4 、Ti(OC2H5)4、Ti(O-i-C3H
7)4 、Ti(O-n-C4H9)4 、Ti(O-n-C6H13)4、Ti[O-CH2CH(C
2H5)(C4H9)]4、Ti(OC2H5)2[O-CH2CH(C2H5)(C4H9)]2、Ti
(OC2H5)2 (O-n-C3H7)2、Ti(OC2H5)2 (O-i-C3H7)2、Zr(O
CH3)4 、Zr(OC2H5)4、Zr(O-i-C3H7)4 、Zr(O-n-C4H9)
4 、Zr(O-n-C6H13)4、Zr[O-CH2CH(C2H5)(C4H9)]4、Zr(O
C2H5)2・[ O-CH2CH(C2H5)(C4H9)]2 、Zr(OC2H5)2 (O-i-
C3H7)2などである。
【0009】一般式〔2〕は、Rf−Wで表されるポリフ
ルオロアルキル基を有するアルコール又はカルボン酸で
ある(ここで、Rf及びAは前出と同じ意味を表す。)。
ここで、Rfは、ポリフルオロアルキル構造を有する炭素
数1 〜20の直鎖又は分枝のアルキル基を表す。Rfとして
は、C n F2n+1(CH2)m −,C n F2n-1(CH2)m −,F(C k
F2k O)j C kF2(CH2) p −(式中、nは1から22の整
数、mは2から6までの整数、kは1から4の整数、j
は1から6までの整数、pは1から4までの整数を示
す)等を例示することができる。
【0010】Wは、−(CH2) r −OH、−C6H4(CH2) r
OH、又は、−OC6H4(CH2) r−OH、(式中、r は1から12
の整数を示す。)である。
【0011】C4F9C2H4OH、C4F17C4H8OH 、C9F17O(CH2)4
OH、C9F17O(CH2)5OH、C9F17O(CH2)6OH、C10F21C2H4OH、
C8F17C6H4CH2OH、C8F17O C6H4CH2OH、C10F21O C6H4CH2O
H 、C10F21O C6H4C2H4OH、などである。
【0012】本発明のA成分である金属アルコキシド
は、一般式 Rf −Wで表される化合物1モル〜2モルと
一般式M(OR)4 で表される金属アルコキシド1モル
を、不活性溶媒の存在下あるいは無溶媒で、場合によっ
ては適当量の酸及び水の存在下に、2〜5時間加熱還流
することにより、例えば、下記反応式〔3〕に従って容
易に合成することができる。
【0013】 Rf(W')OH+ Ti(OR )4 → Rf(W')OTi(OR)3+ ROH ・・・・・・〔3〕 (式中( W’) OHは前記Wを表す。)
【0014】本発明のB成分である溶剤は、前記A成分
であるポリフルオロアルキル基を有する金属アルコキシ
ドを溶解する溶剤であり、エタノール、イソプロパノー
ル、ブタノール等のアルコール類、酢酸メチル、酢酸エ
チル、酢酸イソプロピル等の酢酸エステル類等の低毒性
なものが使用される。
【0015】その他、本発明においては、B成分とし
て、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、石油ターペ
ン等の炭化水素系溶剤、メチルクロロフォルム、トリク
ロロトリフルオロエタン、トリクロロエチレン、テトラ
クロロエチレン等の含ハロゲン炭化水素系溶剤、ポリジ
メチルシロキサンなどの溶剤も使用可能である。
【0016】なお、一般式Rf(CH2) m Si(OR')3 (式中、
Rfはパーフルオロアルキル基を表し、R'は炭素数1 〜10
のアルキル基を表し、m は2 から6 の整数を示す。) で
表されるパーフルオロアルキルアルコキシシランとM(O
R)4 (M=Ti,Zr)との反応生成物も本発明のA 成分と同様
の撥水撥油剤となるが、このものは、ヘキサン、ヘプタ
ン、シクロヘキサン、石油ターペン等の炭化水素系溶
剤、メチルクロロフォルム、トリクロロトリフルオロエ
タン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン等の
含ハロゲン炭化水素系溶剤、ポリジメチルシロキサンな
どには可溶であるが、アルコール類には一般に不溶であ
る。
【0017】使用する溶剤の量は、ポリフルオロアルキ
ル基を有する金属アルコキシドが溶剤の総量に対し、
0.05〜5重量%になるように調整されることが好ま
しい。0.05%以下になると本来の目的である撥水撥
油性が低下し、5重量%を越えると、それ以上増やして
も効果の向上はなく、塗布膜が不均一になったり、白化
が生じる場合がある。
【0018】本発明のC成分である噴射剤は、代表的な
例として、炭酸ガス、ジメチルエーテル、液化プロパン
ガス、トリクロロフルオロメタン、ジクロロジフルオロ
メタン及びジクロロジフルオロエタン等である。
【0019】本発明の撥水撥油剤組成物のA成分、B成
分及びC成分以外に、必要に応じて他の成分、例えば、
香料、防カビ剤等を加えることができる。
【0020】本発明の撥水撥油剤組成物は、例えば、A
成分をB成分に溶解した後、C成分を混合することによ
り容易に得ることができる。
【0021】
【作用】本発明の撥水撥油剤組成物の作用効果機構は、
詳らかでないが、主成分のポリフルオロアル基を有する
金属アルコキシドの分子中のアルコキシ基が塗布後、基
体表面の水酸基や活性水素基といち早く反応して、結合
し、基体表面にポリフルオロアルキル基で覆われた膜を
形成し、これが、持続性の有る撥水撥油性を示すものと
考えられる。
【0022】本発明の撥水撥油剤組成物は、吹き付けに
より使用され、基体として、天然及び合成繊維、皮革が
本来であるが、その他、金属、ガラス、コンクリート、
樹脂塗面、木材、紙等にも適用することができる。
【0023】
【実施例】本発明を実施例及び比較例により、更に具体
的に説明する。ただし、本発明は、これらの実施例によ
り何ら限定されるものでない。なお、各例中、〔部〕
は、特に断りのない限り、重量部を意味する。 <ポリフルオロアルキル基を有する金属アルコラートの
合成> (a)ポリフルオロアルキル基を有する金属アルコラー
トの合成 チタンテトライソプロポキシド284gを丸底フラスコ
に仕込み、これに溶媒としてイソプロパノール284g
を加えて攪拌溶解した。これにポリフルオロアルキル基
を有する化合物として、C8 172 4 OH(ここ
で、C8 17は、n−ヘプタデカフルオロオクチルを表
す。)を464gを徐々に滴下した。60℃で2時間攪
拌を継続し、続いて減圧20〜40mmHg、浴温60
℃で副生したアルコールを留去し、やや粘性のある淡黄
色透明液体(A−1)688gを得た。生成物のIR分
析の結果、3300カイザー付近のアルコ−ル性水酸基
に基づく吸収が消失していた。また、元素分析の結果、
C 33.0 %,H 3.4%,O 9.7 %,F 46.7 %(理論
値C 33.1 %,H 3.6%,O 9.3%、F 46.9 %)であ
った。また、900 ℃加熱により、TiO2含量を測定した結
果、11.4%であった(理論値 11.6%)。以上
の結果、得られた化合物として下記構造が推定された。 C8 172 4 OTi(O−i−C3 7 3
【0024】(b)ポリフルオロアルキル基を有する金
属アルコラートの合成 チタンテトライソプロポキシド284gを丸底フラスコ
に仕込み、これに溶媒としてイソプロパノールを284
gを加えて攪拌溶解した。これにポリフルオロアルキル
基を有する化合物として、C8 176 4 CH2 OH
(4−n−ヘプタデカフルオロオクチルベンジルアルコ
ール)を526gを徐々に滴下した。60℃で2時間攪
拌を継続した。続いて減圧20〜40mmHg、浴温6
0℃で副生したアルコールを留去し、やや粘性のある淡
黄色透明液体(A−2)750gを得た。生成物のIR
分析の結果、3300カイザー付近のアルコ−ル性OH
基に基づく吸収が消失していた。また、元素分析の結
果、C38.0%,H 3.4%,O 8.7%,F 43.0 %(理
論値C 38.4 %,H 3.6%,O 8.5%,F 43.1%)で
あった。また、900 ℃加熱により、TiO2含量を測定した
結果、10.5%であった(理論値10.7%)。以上
の結果、得られた化合物として下記構造が推定された。 C8 176 4 CH2 OTi(O−i−C3 7 3
【0025】(d)ポリフルオロアルキル基を有する金
属アルコラートの合成 同様にして、後記の表1に示した金属アルコキシドをそ
の右欄に記載した数量とポリフルオロアルキル基を有す
る化合物のその右欄に示した数量とを反応させて(a) 〜
(c) と同様にして表面処理剤の主成分を合成し、(A−
4)〜(A−8)を得た。組成を下記表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】<エアゾル型撥水撥油剤組成物の調製> (1)エアゾル型撥水撥油剤組成物の調製 上記の(a)〜(d)で合成したポリフルオロアルキル
基を有する金属アルコラートの(A−1)〜(A−8)
をそれぞれエタノールに溶解し、0.5%溶液を調製し
た。この溶液60部に噴射剤として液化プロパンガス4
0部を加えて混合しエアゾル型撥水撥油剤組成物の調製
を調製した。
【0028】(2)エアゾル型撥水撥油剤組成物の調製
(C−1) 比較用として、C8 172 4 Si(OC2 53
の610gを丸底フラスコに仕込み、これに溶媒として
エタノール610gを加えて攪拌溶解した。これに、水
18g及び1N−塩酸20gを加えて10分攪拌したの
ち、副生したアルコール及び溶媒を減圧留去して、やや
粘性のある淡黄色透明液体(C−1)を1365g得
た。このものは、IR分析の結果、935カイザー付近
にSi−O−Ti結合に由来する吸収を有していた。ま
た、900℃加熱により、SiO22 +TiO2 の含有
量を測定した結果、14.6%であった。
【0029】得られたC−1の淡黄色透明液体をエタノ
ールと混合したが、全く混ざり合わなかったが、ヘキサ
ンには均一に溶解した。
【0030】<撥水性試験方法> (1)布での撥水性の測定 上記の(A−1)〜(A−8)のエアゾル型撥水撥油剤
組成物を用い、ポリエステル/綿混紡布上に吹き付けた
ものにつき撥水性を測定し、その結果を表2に示した。
また、上記のエアゾル型撥水撥油剤組成物を吹き付けた
ポリエステル/綿混紡布を100日間の屋外暴露をした
後、同様にして撥水性を測定し、その結果を下記表2に
示した。
【0031】
【表2】
【0032】撥水性は、JIS L−1005のスプレ
ー法による撥水性Noとして表した。撥水性の評価基準
を次表3に示す。
【0033】
【表3】
【0032】
【発明の効果】本発明のエアゾル型撥水撥油剤組成物
は、溶剤がエタノール、ブタノール等のアルコール類、
又は酢酸エチル、酢酸イソプロピル等の酢酸エステル類
であることが特徴である。従って、環境問題となってい
るフロンや毒性等で問題となっているn−ヘキサン等を
使用することはないので、より安全にエアゾル型撥水剤
をより安全かつ簡便に使用することが可能となった。ま
た、該組成物により処理された基体は極めて顕著な撥水
撥油性を示すのみならず、その撥水撥油性が長期間持続
するものである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 エアゾール型撥水撥油剤組成物
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撥水撥油剤組成物に関
し、更に詳しくは、ポリフルオロアルキル基を有する金
属アルコキシドを成分とする、各種の繊維に撥水性を付
与するエアゾル型撥水撥油剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリフルオロアルキル基を有する化合物
が繊維織物の撥水撥油剤として有用であることは知られ
ており、エアゾル配合により簡便に繊維織物に適用され
ている。この様な撥水撥油剤は、従来フロンガス、n−
ヘキサン等を溶剤としたものが多くの場合使用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フロン
は、オゾン層を破壊する物質としてその使用が問題とな
っており、また、その代替品としてn−ヘキサンも使用
されているが、臭気、毒性等に問題がある。
【0004】本発明は、前述の実情からみてなされたも
ので、エタノール、イソプロパノール、ブタノール等の
アルコール類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロ
ピル等の酢酸エステル類等を溶剤とする撥水撥油剤を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明者らは、前記目的を
達成するために鋭意研究した結果、特定のポリフルオロ
アルキル基を有する金属アルコキシドを主成分とする撥
水撥油剤が著しい撥水撥油性を示すとともに、エタノー
ル、イソプロパノール、ブタノール等のアルコール類、
酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル等の酢酸エ
ステル類等の低毒性な溶剤に可溶であることを見出し、
本発明を完成するに至った。
【0006】本発明は、下記のA成分、B成分及びC成
分を含有してなることを特徴とするエアゾル型撥水撥油
剤組成物である。 A成分:下記の一般式〔1〕で表される金属アルコキシ
ドと下記一般式〔2〕で表されるポリフルオロアルキル
基を有する化合物とを反応させて得られるポリフルオロ
アルキル基を有する金属アルコキシド M(OR) ・・・・・・・・・・〔1〕 (式中、MはTi又は Zrを示し、Rは同種又は異種
の炭素数1〜10のアルキル基を示す。) Rf−W ・・・・・・・・・・〔2〕 〔式中、Rfは、C2n+1(CH−,C
2n−1(CH−,F(C2kO)
2k(CH−(式中、nは1から22の整数、
mは2から6までの整数、kは1から4の整数、jは1
から6までの整数、pは1から4までの整数をそれぞれ
示す)を表し、Wは、−(CH−OH、−C
(CH−OH、又は、−OC(CH
−OHを表す。但し、rは1から12の整数を示
す。〕 B成分:溶剤 C成分:噴射剤 以下、本発明を詳細に説明する。
【0007】本発明におけるA成分としては、前記の一
般式〔1〕で表される金属アルコキシドと前記一般式
〔2〕で表されるポリフルオロアルキル基を有する化合
物とを反応させて得られるポリフルオロアルキル基を有
する金属アルコキシドを反応させて得られる。
【0008】一般式〔1〕は、M(OR)で表される
金属アルコキシドであり、MはTi、Zrを示し、R
は、同種又は異種の炭素数1〜10のアルキル基を示
す。
【0009】具体的なTiアルコキシド及びZrアルコ
キシドの例としては、Ti(OCH、Ti(OC
、Ti(O−i−C、Ti(O−
n−C、Ti(O−n−C13、T
i[O−CHCH(C)(C)]、T
i(OC[O−CHCH(C)(C
)]、Ti(OC(O−n−C
、Ti(OC(O−i−C
、Zr(OCH、Zr(OC
、Zr(O−i−C、Zr(O−n−C
、Zr(O−n−C13、Zr[O−
CHCH(C)(C)]、Zr(OC
・[O−CHCH(C)(C
)]、Zr(OC(O−i−C
などである。
【0010】一般式〔2〕は、Rf−Wで表されるポリ
フルオロアルキル基を有するアルコール又はカルボン酸
である(ここで、Rf及びAは前出と同じ意味を表
す。)。ここで、Rfは、ポリフルオロアルキル構造を
有する炭素数1〜20の直鎖又は分枝のアルキル基を表
す。Rfとしては、C2n+1(CH−,C
2n−1(CH)m−,F(C2kO)
2k(CH(式中、nは1から22の整
数、mは2から6までの整数、kは1から4の整数、j
は1から6までの整数、pは1から4までの整数を示
す)等を例示することができる。
【0011】Wは、−(CH−OH、−C
(CH−OH、又は、−OC(CH
−OH、(式中、rは1から12の整数を示す。)であ
る。
【0012】一般式〔2〕で表される化合物としては、
例えば、OH、
、C17O(CHOH、C17O(C
OH、C17O(CHOH、C10
21OH、C17CHOH、
17O CCHOH、C1021OC
CHOH、C1021OC
Hなどを挙げることができる。
【0013】本発明のA成分である金属アルコキシド
は、前記一般式Rf−Wで表される化合物1モル〜2モ
ルと前記一般式M(OR)で表される金属アルコキシ
ド1モルを、不活性溶媒の存在下あるいは無溶媒で、場
合によっては適当量の酸及び水の存在下に、2〜5時間
加熱還流することにより、例えば、下記反応式〔3〕に
従って容易に合成することができる。
【0014】 Rf(W’)OH+Ti(OR)→Rf(W’)OTi(OR)+ROH ・・・・・・〔3〕 (式中(W’)OHは前記Wを表す。)
【0015】本発明のB成分である溶剤は、前記A成分
であるポリフルオロアルキル基を有する金属アルコキシ
ドを溶解する溶剤であり、エタノール、イソプロパノー
ル、ブタノール等のアルコール類、酢酸メチル、酢酸エ
チル、酢酸イソプロピル等の酢酸エステル類等の低毒性
なものが使用される。
【0016】その他、本発明においては、B成分とし
て、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、石油ターペ
ン等の炭化水素系溶剤、メチルクロロフォルム、トリク
ロロトリフルオロエタン、トリクロロエチレン、テトラ
クロロエチレン等の含ハロゲン炭化水素系溶剤、ポリジ
メチルシロキサンなどの溶剤も使用可能である。
【0017】なお、一般式Rf(CHSi(O
R’)(式中、Rfはパーフルオロアルキル基を表
し、R’は炭素数1〜10のアルキル基を表し、mは2
から6の整数を示す。)で表されるパーフルオロアルキ
ルアルコキシシランとM(OR)(M=Ti,Zr)
との反応生成物も本発明のA成分と同様の撥水撥油剤と
なるが、このものは、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキ
サン、石油ターペン等の炭化水素系溶剤、メチルクロロ
フォルム、トリクロロトリフルオロエタン、トリクロロ
エチレン、テトラクロロエチレン等の含ハロゲン炭化水
素系溶剤、ポリジメチルシロキサンなどには可溶である
が、アルコール類には一般に不溶である。
【0018】使用する溶剤の量は、ポリフルオロアルキ
ル基を有する金属アルコキシドが溶剤の総量に対し、
0.05〜5重量%になるように調整されることが好ま
しい。0.05%以下になると本来の目的である撥水撥
油性が低下し、5重量%を越えると、それ以上増やして
も効果の向上はなく、塗布膜が不均一になったり、白化
が生じる場合がある。
【0019】本発明のC成分である噴射剤は、代表的な
例として、炭酸ガス、ジメチルエーテル、液化プロパン
ガス、トリクロロフルオロメタン、ジクロロジフルオロ
メタン及びジクロロジフルオロエタン等である。
【0020】本発明の撥水撥油剤組成物のA成分、B成
分及びC成分以外に、必要に応じて他の成分、例えば、
香料、防カビ剤等を加えることができる。
【0021】本発明の撥水撥油剤組成物は、例えば、A
成分をB成分に溶解した後、C成分を混合することによ
り容易に得ることができる。
【0022】
【作用】本発明の撥水撥油剤組成物の作用効果機構は、
詳らかでないが、主成分のポリフルオロアル基を有する
金属アルコキシドの分子中のアルコキシ基が塗布後、基
体表面の水酸基や活性水素基といち早く反応して、結合
し、基体表面にポリフルオロアルキル基で覆われた膜を
形成し、これが、持続性の有る撥水撥油性を示すものと
考えられる。
【0023】本発明の撥水撥油剤組成物は、吹き付けに
より使用され、基体として、天然及び合成繊維、皮革が
本来であるが、その他、金属、ガラス、コンクリート、
樹脂塗面、木材、紙等にも適用することができる。
【0024】
【実施例】本発明を実施例及び比較例により、更に具体
的に説明する。ただし、本発明は、これらの実施例によ
り何ら限定されるものでない。なお、各例中、〔部〕
は、特に断りのない限り、重量部を意味する。 <ポリフルオロアルキル基を有する金属アルコラートの
合成> (a)ポリフルオロアルキル基を有する金属アルコラー
トの合成 チタンテトライソプロポキシド284gを丸底フラスコ
に仕込み、これに溶媒としてイソプロパノール284g
を加えて攪拌溶解した。これにポリフルオロアルキル基
を有する化合物として、C17OH(ここ
で、C17は、n−ヘプタデカフルオロオクチルを
表す。)を464gを徐々に滴下した。60℃で2時間
攪拌を継続し、続いて減圧20〜40mmHg、浴温6
0℃で副生したアルコールを留去し、やや粘性のある淡
黄色透明液体(A−1)688gを得た。生成物のIR
分析の結果、3300カイザー付近のアルコール性水酸
基に基づく吸収が消失していた。また、元素分析の結
果、C 33.0%,H 3.4%,O 9.7%,F
46.7%(理論値C 33.1%,H 3.6%,
O9.3%、F 46.9%)であった。また、900
℃加熱により、TiO含量を測定した結果、11.4
%であった(理論値 11.6%)。以上の結果、得ら
れた化合物として下記構造が推定された。 C17OTi(O−i−C
【0025】(b)ポリフルオロアルキル基を有する金
属アルコラートの合成 チタンテトライソプロポキシド284gを丸底フラスコ
に仕込み、これに溶媒としてイソプロパノールを284
gを加えて攪拌溶解した。これにポリフルオロアルキル
基を有する化合物として、C17CH
H(4−n−ヘプタデカフルオロオクチルベンジルアル
コール)を526gを徐々に滴下した。60℃で2時間
攪拌を継続した。続いて減圧20〜40mmHg、浴温
60℃で副生したアルコールを留去し、やや粘性のある
淡黄色透明液体(A−2)750gを得た。生成物のI
R分析の結果、3300カイザー付近のアルコール性O
H基に基づく吸収が消失していた。また、元素分析の結
果、C 38.0%,H 3.4%,O 8.7%,F
43.0%(理論値C 38.4%,H 3.6%,
O8.5%,F 43.1%)であった。また、900
℃加熱により、TiO含量を測定した結果、10.5
%であった(理論値10.7%)。以上の結果、得られ
た化合物として下記構造が推定された。 C17CHOTi(O−i−C
【0026】(d)ポリフルオロアルキル基を有する金
属アルコラートの合成 同様にして、後記の表1に示した金属アルコキシドをそ
の右欄に記載した数量とポリフルオロアルキル基を有す
る化合物のその右欄に示した数量とを反応させて(a)
〜(c)と同様にして表面処理剤の主成分を合成し、
(A−4)〜(A−8)を得た。組成を下記表1に示
す。
【0027】
【表1】
【0028】<エアゾル型撥水撥油剤組成物の調製> (1)エアゾル型撥水撥油剤組成物の調製 上記の(a)〜(d)で合成したポリフルオロアルキル
基を有する金属アルコラートの(A−1)〜(A−8)
をそれぞれエタノールに溶解し、0.5%溶液を調製し
た。この溶液60部に噴射剤として液化プロパンガス4
0部を加えて混合しエアゾル型撥水撥油剤組成物の調製
を調製した。
【0029】(2)エアゾル型撥水撥油剤組成物の調製
(C−1) 比較用として、C17Si(OC
の610gを丸底フラスコに仕込み、これに溶媒とし
てエタノール610gを加えて攪拌溶解した。これに、
水18g及び1N−塩酸20gを加えて10分攪拌した
のち、副生したアルコール及び溶媒を減圧留去して、や
や粘性のある淡黄色透明液体(C−1)を1365g得
た。このものは、IR分析の結果、935カイザー付近
にSi−O−Ti結合に由来する吸収を有していた。ま
た、900℃加熱により、SiO2+TiOの含有
量を測定した結果、14.6%であった。
【0030】得られたC−1の淡黄色透明液体をエタノ
ールと混合したが、全く混ざり合わなかったが、ヘキサ
ンには均一に溶解した。
【0031】<撥水性試験方法> (1)布での撥水性の測定 上記の(A−1)〜(A−8)のエアゾル型撥水撥油剤
組成物を用い、ポリエステル/綿混紡布上に吹き付けた
ものにつき撥水性を測定し、その結果を表2に示した。
また、上記のエアゾル型撥水撥油剤組成物を吹き付けた
ポリエステル/綿混紡布を100日間の屋外暴露をした
後、同様にして撥水性を測定し、その結果を下記表2に
示した。
【0032】
【表2】
【0033】撥水性は、JIS L−1005のスプレ
ー法による撥水性Noとして表した。撥水性の評価基準
を次表3に示す。
【0034】
【0035】
【発明の効果】本発明のエアゾル型撥水撥油剤組成物
は、溶剤がエタノール、ブタノール等のアルコール類、
又は酢酸エチル、酢酸イソプロピル等の酢酸エステル類
であることが特徴である。従って、環境問題となってい
るフロンや毒性等で問題となっているn−ヘキサン等を
使用することはないので、より安全にエアゾル型撥水剤
をより安全かつ簡便に使用することが可能となった。ま
た、該組成物により処理された基体は極めて顕著な撥水
撥油性を示すのみならず、その撥水撥油性が長期間持続
するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06M 23/06

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記のA成分、B成分及びC成分を含有し
    てなることを特徴とするエアゾル型撥水撥油剤組成物。 A成分:下記の一般式〔1〕で表される金属アルコキシ
    ドと下記の一般式〔2〕で表されるポリフルオロアルキ
    ル基を有する化合物とを反応させて得られるポリフルオ
    ロアルキル基を有する金属アルコキシド M(OR)4 ・・・・・・・・・・〔1〕 (式中、MはTi又はZrを示し、Rは同種又は異種の炭素
    数1〜10のアルキル基を示す。) Rf−W ・・・・・・・・・・〔2〕 (式中、Rfは上記と同様の意味を表し、Wは、−(CH2)
    r −OH、−C6H4(CH2) r−OH、又は、−OC6H4(CH2) r−O
    H、但し、r は1から12の整数を示す。) B成分:溶剤 C成分:噴射剤
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