JPH07179480A - 表面活性シロキサンコーテイング化合物およびコーテイング中でのそれらの使用 - Google Patents

表面活性シロキサンコーテイング化合物およびコーテイング中でのそれらの使用

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JPH07179480A
JPH07179480A JP6153032A JP15303294A JPH07179480A JP H07179480 A JPH07179480 A JP H07179480A JP 6153032 A JP6153032 A JP 6153032A JP 15303294 A JP15303294 A JP 15303294A JP H07179480 A JPH07179480 A JP H07179480A
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ome
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ジエイムズ・スチーブン・リツチヤー
James D Reedy
ジエイムズ・デイル・リーデイ
Kenneth W Hartman
ケネス・ウエイン・ハートマン
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 それぞれが1個の反応性アルコキシシラン部
分を有する一般式1または2、例えば生成物#1の表面
活性シロキサン化合物。該シロキサン化合物は線状また
は環式であり、そして水分およびヒドロキシル−官能基
をを有する組成物に対して反応性である。 【効果】 本表面活性シロキサン化合物は金属表面をコ
ーテイングするために使用される塗料中の添加物とし
て、コンクリート表面用の撥水性コーテイング中の活性
剤として、および無機充填剤用の疎水剤として使用でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、表面コーテイングとして有用
であるか、または例えばコンクリート上での撥水処理剤
もしくはコーテイングとしてのように表面コーテイング
を改質させるために、金属表面用塗料中の添加物とし
て、そして無機充填剤用の疎水剤として有用なある種の
表面活性シロキサン化合物、並びに該表面活性シロキサ
ン化合物の製造方法に関するものである。
【0002】
【発明の背景】例えば木材、金属およびコンクリートの
如き種々の表面に対して例えば撥水性、延展性、低い摩
擦係数、減じられた脆さおよび高い光沢性の如き性質を
付与するための表面コーテイング中での使用のためのの
表面活性シロキサン化合物を提供する必要性が増してき
ている。それに対応して、これらの性質を分子水準で調
節して、過度の表面泳動、劣悪な塗装性、および高い局
在化架橋結合密度領域の如き望ましくない影響が表面コ
ーテイングに対してコンシステンシー、性能または美的
表面外観の如きその性質に悪影響を与えないようにする
必要もある。
【0003】驚くべきことに、本発明は水分並びに種々
の重合体および例えばシリカ充填剤の如き無機基質を含
むヒドロキシル−官能基を有する組成物に対して反応性
であり、且つ安定性な長期間の貯蔵能力を有するそれぞ
れ1個の反応性アルコキシシラン部分を有するある種の
シロキサン類を提供するものである。
【0004】
【発明の要旨】本発明は、一般式I(線状)またはII
(環式) (RO)x1 3-xSiR2SiXy1 3-y (I)
【0005】
【化3】
【0006】[式中、Xは (i) −OSiR3 および
【0007】
【化4】
【0008】からなる群から選択され、qは1〜5の値
を有し、Rは炭素数1〜6のアルキル基であり、R1は (i)炭素数1〜6のアルキル基、(ii)炭素数6〜1
2のアリール基、(iii)炭素数7〜13のアラルキル
基、および(iv)炭素数7〜13のアルカリール基から
なる群から選択され、R2は炭素数2〜12の線状もし
くは分枝鎖状のアルキレン基であり、Qはここで定義さ
れている如きXまたはR1であり、mは3〜5の値を有
し、そしてxおよびyはそれぞれ約1〜3の値を有す
る]を有するある種のシロキサン化合物を提供するもの
である。
【0009】
【発明の詳細な記載】表面活性シロキサン化合物 好適には、式IおよびIIにおいて、RおよびR1はそれ
ぞれ別個に炭素数1〜2のアルキル基、すなわちメチル
またはエチル、であり、そして最も好適には、Rおよび
1はメチル基である。式IおよびIIにおいて、好適に
はR2はアルキレン基(−Cn2n−)であり、ここでn
は約2〜6の範囲の値を有しそして最も好適にはnは2
である。yが式Iにおいて1〜3の値を有する時には好
適にはXはトリメチルシロキシ基である。そして式IIに
おいて、好適には、Qはメチル基でありそしてmは3ま
たは4の値を有する。
【0010】表面活性シロキサン化合物の製造方法 本発明の式Iの表面活性シロキサン化合物は下記の反応
のいずれかに従うヒドロシル化により製造することがで
きる。
【0011】反応A HSiXy1 3-y + (RO)xR1 3-xSiZ → (RO)xR1 3-xSiR2SiXy
R1 3-y 反応B ZSiXy1 3-y + (RO)xR1 3-xSiH → (RO)xR1 3-xSiR2SiXy
R1 3-y 反応AおよびBにおいて、R、R1、R2、X、yおよび
xは式I中で定義されている如くである。反応Aおよび
Bにおいて、Zはアルケニル基−Cb2b-1であり、こ
こでbは2〜6の範囲の値を有する。反応AおよびBに
おけるZがヒドロシル化で式IのR2を形成する。好適
には、反応AおよびBにおいて、Zは炭素数2〜4の末
端不飽和アルケニル基であり、そして最も好適には、Z
はビニル基(−CH=CH2)である。反応Aのヒドリ
ドシロキサンは反応Bで使用されるビニルシロキサンよ
り容易に入手可能であるため、反応Aが本発明の表面活
性シロキサン化合物を製造するための好適方法である。
【0012】式IIのシロキサンを製造するために使用さ
れる反応物である環式化合物
【0013】
【化5】
【0014】は容易に商業的に入手可能であり、そして
ブリテン・オブ・ジ・アカデミー・オブ・サイエンセス
(Bulletin of the Academy of Sciences)、USSR、
1975、530−533頁(英語版)に開示されてい
る如くして製造できる。一般的には、反応Aの線状ヒド
リドシロキサンが環式ヒドリドシロキサンで置換される
かまたは反応Bの線状ビニル−シロキサンが環式ビニル
シロキサンで置換されるということ以外は、上記の環式
化合物は上記の反応AおよびBと同様な反応で使用され
る。
【0015】一般的には、反応AおよびBのヒドロシル
化反応は当技術の専門家に既知である。圧力、温度、反
応物の量、触媒、溶媒、および装置に関するヒドロシル
化反応の実施条件も同様に一般的に当技術の専門家に既
知であり、そして広く変えて効率および生成物の良好な
収率を得ることができる。一般的には、ヒドロシル化反
応は周囲圧力および約50℃〜150℃の範囲の温度に
おいて例えばロジウムまたは白金の如き貴金属触媒の存
在下で起きる。ヒドロシル反応の触媒は当技術の専門家
に既知であり、そして貴金属触媒は容易に商業的に入手
可能である。例えば、容易に商業的に入手可能な好適な
触媒には、しばしばPt/Vi錯体と称される1,2−
ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体、白金ビス(ア
セチルアセトネート)、およびクロロ白金酸H2PtCl
6が包含される。最も好適な触媒はクロロ白金酸であ
る。
【0016】反応Aで使用できる(RO)x1 3-xSiZ
反応物の例は、例えば、下記のアルケニルアルコキシシ
ラン類である: CH2=CHSi(OMe)3 CH2=CHSiMe(OMe)2 CH2=CHSiMe2OMe CH2=CHSi(OEt)3 CH2=CHSiMe(OEt)2 CH2=CHSiMe2OEt CH2=CHSiEt(OMe)2 CH2=CMeSi(OMe)3 CH2=CEtSiMe(OMe)2 CH2=CHCH2Si(OMe)3 CH2=CHCH2SiMe(OMe)2 CH2=CHCH2SiMe2OMe CH2=CHCH2SiMe(OEt)2 CH2=CMeCH2Si(OMe)3 CH2=CMeCH2SiMe(OMe)2 CH2=CMeCH2SiMe2OEt CH3CH=CHSi(OMe)3 CH2=CH(CH2)3Si(OMe)3 CH2=CH(CH2)4SiMe(OEt)2 CH2=CHCHMeCH2Si(OMe)3 CH2=CMeCH2CH2SiMe(OMe)2 n-C4H9CH=CHSi(OMe)3 CH2=C(C4H9)SiMe(OEt)2 CH2=CHSi(OPr-i)3
ど。
【0017】反応Aで使用できる好適な(RO)x1 3-x
SiZ反応物には、 CH2=CHSi(OMe)3 CH2=CHSiMe(OMe)2 CH2=CHSiMe2OMe CH2=CHSi(OEt)3 CH2=CHSiMe(OEt)2 CH2=CHSiMe2OEt CH2=CHCH2SiMe(OMe)2 CH2=CHSi(OPr-i)3 CH2=CHCH2SiMe(OEt)2 CH2=CMeCH2Si(OMe)3 CH2=CHCH2Si(OMe)3 が包含される。
【0018】反応Aで使用できる最も好適な(RO)x1
3-xSiZ反応物には、 CH2=CHSi(OMe)3 CH2=CHSiMe(OMe)2 CH2=CHSi(OEt)3 CH2=CHSiMe(OEt)2 が包含される。
【0019】反応AのHSiXy1 3-y反応物の例は下
記のヒドリドシロキサン類である: HSiMe2OSiMe3 HSiMe(OSiMe3)2 HSi(OSiMe3)3 HSiMe2(OSiMe2)2Me HSiMe2(OSiMe2)5Me HSiMe(OSiMe2OSiMe3)2 HSiMe(OSiMe3)OSiMe2OSiMe3 HSiEt(OSiMe3)2 H(C6H5)Si(OSiMe3)2 HSiEt2OSiEt3 HSiMe2OSiMe2C6H5
【0020】
【化6】
【0021】HSi(OSiMe3)3 HSiMe(OSiMe3)2 HSiMe2OSiMe3 の1種である。最も好適には、ヒドリドシロキサンはHS
iMe(OSiMe3)2である。
【0022】反応B用のシリコーン化合物反応物、すな
わち(RO)x1 3-xSiHおよびZSiXy1 3-yはそれ
ぞれ、上記の反応Aのアルケニルアルコキシシラン類の
アルケニル基ZをHで置換しそして上記の反応Aのヒド
リドシロキサン類のH基をアルケニル基Zで置換するこ
とにより示すことができる。反応B用には、最も好適な
反応物はヒドリドアルコキシシラン類(MeO)xMe3-x
SiH[ここでxは1〜3の整数である]およびビニル
系シロキサン類: CH2=CHSiMe(OSiMe3)2 CH2=CHSiMe2OSiMe3 CH=CHSi(OSiMe3)3
【0023】
【化7】
【0024】の系列である。
【0025】従って、例えば、反応Aに従いCH2=C
HSi(OMe)3がHSiMe(OSiMe3)2と反応す
るか、または同様にして反応Bに従い(MeO)3SiH
がCH2=CHSiMe(OSiMe3)2と反応して、構
造的に同一の表面活性シロキサン化合物を与える。
【0026】上記の例示反応物において、Meはメチル
基を表し、Etはエチル基を表し、Prはプロピル基を
表し、そしてC65はフェニル基を表す。下記の論議に
おいては、上記のヒドリドアルコキシシラン類およびヒ
ドリドシロキサン類は一般的にヒドリドシリル反応物と
称されることもあり、そして上記のビニルアルコキシシ
ラン類およびビニルシロキサン類は一般的にビニルシリ
ル反応物と称されることもある。
【0027】多くのヒドロシル方法は上記の条件に関し
て狭く臨界的でないことは一般的に知られているが、ア
ルケニルシリコーン化合物、特にビニルシリル化合物、
とヒドリドシリル化合物との間のヒドロシル化反応は二
種の望ましくない共反応、すなわちビニル−水素交換反
応および内部付加物の生成、により複雑になることも当
技術の専門家に知られている。これらの望ましくない共
反応は下記の反応式に示されている。ビニル−水素交換
および内部付加物生成の両者が起きる時には、合計で6
種の構造的に異なる生成物が生成することに注意すべき
である。生成物の1種もしくはそれ以上が生成物の性能
に対して有害な不純物である時には、そのような複雑な
反応混合物は例えば蒸留による精製を必要とする。
【0028】意図する反応13SiH + CH2=CHSiR1 3 → R3SiC
2CH2SiR1 3 ビニル−水素交換3SiH+CH2=CHSiR1 3 → R3SiCH=
CH2+HSiR1 3 →R3SiCH2CH2SiR1 3+R
3SiCH2CH2SiR3+R1 3SiCH2CH2SiR1 3 意図する反応23SiH + CH2=CHSiR1 3 → R3SiC
2CH2SiR1 3 内部付加物3SiH + CH2=CHSiR1 3 → R3SiC
H(CH3)SiR1 3 本発明では、ヒドロシル化中の例えばCH2=CHSi
(OMe)3とHSiMe(OSiMe3)2との間のビニル
−水素交換の発生が(MeO)3SiCH2CH2Si(OM
e)3および(Me3SiO)2SiMeCH2CH2SiMe
(OSiMe3)2を生成し、それらの両者は希望するすな
わち意図する生成物である(MeO)3SiCH2CH2
iMe(OSiMe3)2の性能性質を有していない。最終
的用途における生成物性能の観点からすると、必要な機
能の両者が存在するため内部付加物の生成は比較的問題
がない。従って、ヒドロシル化反応中のビニル−水素交
換を避けそして有害な副生物の生成を最少にすることが
本発明の望ましい別の利点である。この利点は、上記の
共反応からの望ましくない副生物の収率を抑制すること
による望ましい表面活性化合物の収率が増加することで
ある。本発明の改良された方法では、予期せぬ二要素の
発見によりビニル−水素交換反応が最少にされる。第一
の要素は、反応AまたはBにおいてビニル系シリル反応
物がヒドロシリル反応物に反応温度において加えられそ
して逆でないことである。第二の要素は、活性触媒との
弱い錯体を生成することができるアミン促進剤の存在下
でヒドロシル化を行うことである。従って、例えば、反
応Aでは(Me3SiO)2SiMeHとCH2=CHSi
(OMe)3との反応は触媒およびアミン促進剤の存在下
でビニルアルコキシシランをヒドリドシロキサンに加え
ることにより行われる。有用な生成物(意図生成物する
および内部付加物)の収率は84.77%であり、2.6
3%のビニル−水素交換生成物を含んでいる。同じ触媒
およびアミン促進剤を使用して逆の添加形態をを用いる
時には、有用な生成物の収率はそれより低く75.01
%であり、それより多い量の11.90%のビニル−水
素交換生成物を含んでいる。さらに、ヒドリドシロキサ
ンをビニルシランに加えることにより行われる後者の反
応ははるかに遅く、そして完了させることはできなかっ
た。アミン促進剤の代わりにそれより強い錯体生成性の
トリフェニルホスフィンを使用したこと以外は、同じ触
媒(クロロ白金酸)の存在下でビニルアルコキシシラン
をヒドリドシロキサンに加えた時には、有用な生成物の
収率は69.87%しかなくそして3.11%のビニル−
水素交換生成物であった。
【0029】このデータのさらなる比較により、本発明
は32.2/1の生成物/副生物比を与えるものである
が、米国特許番号第3,188,300号は22.45/
1の生成物/副生物比しか与えずそして反応は完了しな
かった。ビニルシランをヒドリドシロキサンに加えるこ
とにより、対照反応(アミン促進剤すなわち錯体生成剤
なし)を行った。有用な生成物の収率は75.19%で
ありそして4.83%のビニル−水素交換生成物であ
り、15.57/1の生成物/副生物比であった。これ
らの結果は、アミン促進剤が有用な生成物の合計収率お
よびそのような生成物に関する選択性の両者を増加させ
たことを示している。
【0030】まとめると、弱い錯体を生成できるアミン
が触媒と共に生成物の収率増加および意図する生成物の
改良された選択性の両者を促進させるようである。対照
的に、強い錯体生成性のホスフィン類は選択性を促進さ
せるが、同時に意図する生成物の収率減少がある。反応
物の添加形態、すなわちヒドリドシリル反応物に対する
ビニルシリル反応物の添加およびその逆、は意図する生
成物の収率およびアミン促進剤の存在または不存在下で
の意図する生成物の選択性の両者に影響を与える。従っ
て、本発明の好適な方法はヒドリドシロキサン反応物中
に触媒およびアミン促進剤を存在させてビニルシラン反
応物をヒドリドシロキサン反応物に反応温度において加
える反応Aを使用することである。
【0031】本発明の方法で使用されるアミン促進剤
は、フェノチアジン、フェノキサジン、ジフェニルアミ
ン、およびN,N′−ジフェニル−p−フェニレンジア
ミンまたはその炭素−アルキル化誘導体からなる群から
選択される。フェノチアジンおよびジフェニルアミンが
本発明の方法におけるアミン促進剤として特に好適であ
る。アミン促進剤の量は反応物の合計重量を基にして約
0.001〜1.0重量%の、好適には約0.01〜0.5
重量%の、範囲であり、そして最も好適には反応物の合
計重量を基にして約0.02〜0.05重量%の範囲であ
る。本発明の生成物は希望するなら例えば蒸留によりさ
らに精製することができる。一般的には、本発明の方法
に従うと精製は必要ない。
【0032】本発明の方法では、反応温度は約50℃〜
150℃の範囲であり、75℃〜125℃が好適であ
り、そして90℃〜125℃が最も好適である。
【0033】表面活性シロキサン化合物の使用方法 本発明の表面活性シロキサン化合物は、金属表面をコー
テイングするために使用される塗料中の添加物として、
コンクリート表面用の撥水性コーテイング中の活性剤と
して、および無機充填剤用の疎水剤として使用すること
ができる。
【0034】表面活性化合物を塗料中の添加物として使
用する時には、それを塗料調合物の他の成分と例えば米
国特許番号第4,499,150号に開示されているよう
な一般的な塗料調合工程および技術を使用して一緒にす
ることができる。一般的には、製造または精製された調
合用の塗料中に表面活性シロキサン化合物を加えること
ができる。それは他の成分といずれかの順序でそして合
計固体分を基にして約0.1〜20重量%の、好適には
約1〜10重量%の、範囲の量で組み合わされるかまた
は混合される。
【0035】表面活性シロキサン化合物を例えばコンク
リート上で撥水処理剤またはコーテイング中の活性剤と
して使用する時には、それは典型的には延展剤または担
体として機能する非水性溶媒で希釈される。そのような
溶媒には、例えば、炭素数1〜6の線状もしくは分枝鎖
状のアルコール、炭素数3〜8のケトン、炭素数3〜8
のエステル、炭素数4〜12のエーテル、炭素数8〜1
6の炭化水素、およびそれらの混合物が包含される。溶
媒および表面活性シロキサン化合物を当技術の専門家に
既知のいずれかの手段を用いて組み合わせるか、混合す
るか、または配合して、均質な溶液を生成する。撥水処
理剤またはコーテイング中の活性剤としては、表面活性
シロキサン化合物は均質溶液の合計活性分を基にして5
〜50重量%の範囲の量で使用される。或いは、他の既
知のアルキルアルコキシシランを使用して表面活性化合
物を混合物の一部としてもよい。撥水処理剤またはコー
テイングは例えばブラシもしくはローラーアプリケータ
ー、噴霧器、または浸漬浴の如きいずれかの一般的手段
により適用することができる。
【0036】無機充填剤用の疎水剤として使用される時
には、表面活性シロキサン化合物を上記の如き均質な非
水性溶液の形状でまたは水性乳化液状で使用してガラス
繊維、織物(天然および合成)、例えば炭酸カルシウム
の如き充填剤、並びに例えば二酸化チタンの如き顔料を
処理することができる。均質な非水性溶液または水性乳
化液は例えばブラシ、ローラーアプリケーター、噴霧
器、キスローラーまたは浸漬浴の如きいずれかの一般的
手段により適用される。
【0037】本発明の正確な範囲はここに記載されてい
る特許請求の範囲に示されているが、下記の特定の実施
例は本発明のある面を説明しており、そして特にその評
価方法を指摘するものである。しかしながら、実施例は
説明用だけに示されておりそして本発明をここに記載さ
れている特許請求の範囲に示されていること以外に限定
しようとするものではない。全ての部数および百分率は
断らない限り重量によるものである。
【0038】
【実施例】
実験 ここでの実施例は下記の一般的工程に従い行われた。丸
底フラスコに希望する量のヒドリドシリル反応物(また
は、比較的好適でない添加形態ではビニルシリル反応
物)、貴金属触媒およびアミン促進剤を窒素雰囲気下で
加えた。フラスコには、フリードリッヒ(Friedrich)R
ンデンサー、ビグルー(Vigreaux)R還流カラム、および
添加漏斗が備えられていた。フラスコ内容物を希望する
温度に加熱し、そして内容物を磁気撹拌棒を用いて撹拌
した。ビニルシリル反応物(または、比較的好適でない
形態ではヒドリド−シリル反応物)を添加漏斗を使用し
てゆっくり加えた。特に断らない限り、Pt−触媒の濃
度は反応物の合計充填量を基にして20重量ppmであ
り、そして90%のジメトキシエタンおよび10%のエ
タノールからなる混合溶媒中のクロロ白金酸六水塩の1
0%溶液として加えられた。ビニルシリル反応物の添加
には一般的には約1時間を要した。ビニルシリル反応物
の添加完了後に、温度を100℃〜110℃の間に1時
間保った。部分試料を反応フラスコから取り出し、そし
てシリコーンの分析化学(The Analytical Chemistry of
Silicones)、スミス(Smith),A.L.、ウィリー−イン
ターサイエンス(Wiley-Interscience)、ニューヨーク
(1991)中に教示されている如き水酸化カリウムの
アルコール溶液を用いる処理によりSiH含有量に関し
て分析した。SiH単位の本質的に100%が反応によ
り消費されたことをこの試験が示したら、反応は完了し
たと思われる。そうでないなら、部分試料中のSiH含
有量が一定となるまで加熱を続けた。粗製反応物の含有
量をガスクロマトグラフィーおよび質量分析計により分
析した。濃度は重量%として報告された。
【0039】実施例1−8 実施例1−8は上記の工程に従い表1に示されている反
応物、触媒、および促進剤を使用して表2に示されてい
る条件および添加形態の下で行われた。結果は表2に記
載されている。全てのこれらの実施例が希望する生成物
を生成した。実施例1−8は、最高の生成物収率および
最低のビニル−水素交換副生物収率に関する最良の全体
的結果が実施例3で得られたことを示している。
【0040】 表1 実施例1−8用の反応物 実施例 ヒドリドシリル反応物: ビニル反応物: 白金 番号 Me3SiOSiHMeOSiMe3 (CH2=CH)Si(OMe)3 触媒 促進剤 1 74.8g(0.337m)* 52.9(0.354m) 20ppm Pt なし 10%CPA溶液 2 69.9g(0.315m) 49.0(0.331m)* 〃 なし 3 70.0g(0.315m) 48.9(0.331m)* 〃 200ppm PZ 4 111.0g(0.5m)* 78.5(0.525m) 〃 200ppm PZ 5 76.1g(0.343m)* 53.9g(0.360m) Pt-Vi錯体** なし 6 70.4g(0.317m) 49.8g(0.333m)* 20ppm Pt 0.005g TPP 10%CPA溶液 7 78.8g(0.355m) 55.8g(0.373m)* 〃 なし 8 76.6g(0.345m) 54.1g(0.362m)* 20ppm Pt なし Pt(AcAc)2の 4.9%溶液 * フラスコに供給された反応物 ** 1,2−ジビニルテトラメチルジシロキサン−白金
錯体(20ppmPt) 表2 (Me3SiO)2SiMeHを用いるViSi(OMe)3のヒドロシル化 実施例 白金化合物 供給された 条件 生成物、重量% ビニル再蒸留番号 /促進剤 反応物 内部 意図 副生物、重量% Pt.ppm** 合計 Rxn 生成物 生成物 生成物 生成物 時間 温度 #1† #2 #3 #4 時間 ℃ 1 CPA SiH化合物 1.75 90-118 8.85 59.8 4.60 9.16 2 CPA Vi化合物 1.50 90-105 9.39 65.8 1.63 3.2 3 CPA/20ppmPZ Vi化合物 1.50 100-115 9.57 75.2 0.55 2.08 4 CPA/20ppmPZ SiH化合物 3.50 70-86 9.51 65.5 3.53 8.37 5 Pt-Vi錯体 Vi化合物 2.00 90-108 9.65 69.3 1.53 4.47 6 CPA/TPP Vi化合物 1.50 87-100 8.32 61.5 1.23 1.88 7 CPA/MeCN Vi化合物 1.50 92-110 8.99 64.0 2.29 3.81 8 Pt(AcAc)2 Vi化合物 2.50 85-120 10.68 58.5 3.20 6.24 生成物#1 (MeO)3SiCHMeSiMe(OSiMe3)2 CPA=10%クロロ白金酸溶液 #2 (MeO)3SiC2H4SiMe(OSiMe3)2 PZ=フェノチアジン #3 (MeO)3SiC2H4SiMe(OMe)3 TPP=トリフェニルホスフィン #4 (Me3SiO)2MeSiC2H4SiMe(Me3SiO)2 Pt(AcAc)2=Ptのアセチルアセト ネート錯体 MeCN=アセトニトリル Vi化合物=ビニル系反応物 SiH化合物=ヒドリドシリル反応物 Pt-Vi錯体=1,2-ジビニルテトラメ チルジシロキサン- 白金錯体 * 5%過剰ViS(OMe)3 ** 全ての場合に使用された20ppmのPt(Ptとして測定) † 生成物/副生物数値はGC分析からの未補正の面積百
分率である。
【0041】表1および2から、実施例1は本発明によ
り定義されている組成を有する表面活性シロキサン化合
物の製造を説明するものであることがわかる。反応物の
添加形態は比較的好ましくない形態であり、すなわちヒ
ドリドシリル反応物をビニルシリル反応物に加えたが、
それにもかかわらず意図する生成物の有用な収率が得ら
れた。
【0042】表から、実施例2は反応物の好適な添加形
態を説明するものであることがわかり、それは実施例1
で得られたものより高い意図する生成物の収率を与え
た。好適な添加形態はヒドリドシリル反応物に対するビ
ニルシリル反応物の添加である。
【0043】表1および2に示されている実施例3は、
ビニル−水素交換を抑制しそして意図する生成物の収率
を増加させるための弱い錯体生成性のアミン促進剤の添
加を説明するものである。好適な添加形態が使用され
た。
【0044】実施例4は、ビニル−水素交換を抑制しそ
して比較的好ましくない添加形態の使用時でさえ収率を
増加させるという有利な効果を有するアミン促進剤の使
用を説明するものである。
【0045】実施例5は、本発明の表面活性シロキサン
組成物を製造するための別の白金触媒の使用を説明する
ものである。
【0046】実施例6から、意図する生成物の収率を増
加させそしてビニル−水素交換を抑制する点では、例え
ばトリフェニルホスフィンの如き強い錯体生成性の促進
剤は例えばフェノチアジンの如き弱い錯体生成性の促進
剤より効果が小さいことがわかる。
【0047】実施例7は、白金に配位する強い錯体生成
性の窒素−含有促進剤であるアセトニトリルの添加の効
果を説明するものである。
【0048】実施例8は、2個の強い錯体生成性のアセ
チルアセトネート基を含有する異なる白金触媒を使用す
る本発明の組成物の製造を示している。
【0049】意図する生成物が得られ、この白金触媒が
意図する反応に影響を与えたが、収率増加は観察されず
そしてビニル−水素交換は抑制されなかった。
【0050】実施例9:2−(1−ヘプタメチルシクロ
テトラシロキサニル)エチルトリメトキシシランの製造 この実施例は式IIに示されているような環式の表面活性
シロキサン化合物の製造を説明するものである。
【0051】この実験用の装置は、添加漏斗、磁気スタ
ラーおよびフリードリッヒRコンデンサーが備えられて
いる250mlの三首フラスコからなっていた。窒素雰
囲気下で、25グラムのビニルトリメトキシシランをフ
ラスコに充填した。これは、次にヒドロシル化反応用に
反応フラスコに加えられるヒドリドシリル反応物の量よ
り5%化学量論的過剰量のビニルシリル反応物であっ
た。添加漏斗から、合計充填量の約5重量%のヘプタメ
チルシクロテトラシロキサンを加えた。75℃の反応フ
ラスコを用いて、20ppmのPtをクロロ白金酸溶液
(CPA)として加えた。相当な発熱が生じ、そして反
応フラスコを氷水で冷却しながらSiH反応物の残りを
加えた。合計47.9グラムのヘプタメチルシクロテト
ラシロキサン(93.3%純度)を15分間にわたり加
えた。温度を1時間にわたり85℃に保った。フラスコ
からの部分試料の分析は、SiH反応物の99%以上が
反応したことを示した。ガスクロマトグラフィーおよび
質量分析計により分析すると、粗製生成物は4.9%の
未反応のビニルトリメトキシシロキサン、14%の1−
(1−ヘプタメチルシクロテトラシロキサニル)エチルト
リメトキシシランおよび77.4%の2−(1−ヘプタメ
チルシクロテトラシロキサニル)エチルトリメトキシシ
ランを含有していた。
【0052】実施例10:ペンタメチルジシロキサンを
用いるビニルトリメトキシシランのヒドロシル化 一般的工程に従い、反応フラスコは47.5グラム(0.
321モル)のペンタメチルジシロキサン、200pp
m(0.02グラム)のフェノチアジンおよび20pp
mのPt(10%CPA溶液として加えられた)を含有
していた。合計49.84グラム(0.337モル)のビ
ニルトリメトキシシランを添加漏斗からゆっくり供給し
た。反応フラスコを30分間にわたり85℃〜90℃に
保った。ビニルシランの添加後に、フラスコ内容物を1
時間にわたり98℃に加熱した。採取された部分試料
は、粗製生成物中に検出可能なSiHがなかったことを
示した。フラスコ内容物をガスクロマトグラフィーおよ
び質量分析計により分析した。フラスコは3.76%の
未反応のビニルトリメトキシシラン、19.0%の内部
付加副生物であるMe3SiOSiMe2CH(Me)Si
(OMe)3および75.8%の意図する生成物であるMe
3SiOSiMe2CH2CH2Si(OMe)3を含有して
いた。ビニル−水素交換副生物の生成は観察されなかっ
た。
【0053】実施例11:トリス(トリメチルシロキシ)
シランを用いるビニルトリメトキシシランのヒドロシル
一般的工程に従い、反応フラスコは58.7グラム(0.
198モル)のトリス(トリメチルシロキシ)シラン、2
00ppmのフェノチアジンおよび20ppmの白金
(10%CPA溶液として加えられた)を含有してい
た。添加フラスコから31.1グラムのビニルトリメト
キシシランを加えた。反応は発熱性であった。初期反応
温度は86℃であり、そして最終温度は118℃であっ
た。添加後に、温度を1.5時間にわたり110℃〜1
18℃の間に保った。その後の部分試料は、残存SiH
反応物が一定量で残っていたことを示した。粗製生成物
は12%の未反応のビニルトリメトキシシラン、26.
2%の未反応のトリス(トリメチルシロキシ)シランおよ
び56.4%の意図する生成物である(Me3SiO)3
iCH2CH2Si(OMe)3を含有していた。ビニル−
水素交換副生物の生成は観察されなかった。
【0054】実施例12:表面活性シロキサン化合物の
水性乳化液の製造 磁気スタラーが備えられている小フラスコの中で、0.
23グラムのスパン(Span)60Rおよび0.17グラムの
ミルジ(Myrj)52SR(スパン60Rおよびミルジ52S
RはICIアメリカズ・インコーポレーテッドにより販
売されている脂肪アルコールエトキシレート乳化剤であ
る)を一緒にした。乳化剤の混合物を撹拌しそして融解
するまでわずかに暖めた。本発明の方法により製造され
た表面活性化合物(3−(トリエトキシ−シリルエチル)
ヘプタメチルトリシロキサン)を加え、そして均質とな
るまで撹拌した。脱イオン水(7.6グラム)を激しく
撹拌しながら加えた。乳状の乳化液が生成した。この実
施例は、本発明の表面活性シロキサン化合物を水性乳化
液に転換できることを示している。このようにして製造
された乳化液を浸漬によりガラス繊維に適用した。乾燥
後に、繊維はそれに適用された水の小滴がほとんどまた
は全く延展しないことにより証明されているように疎水
性にされた。
【0055】実施例13:コンクリート中での撥水性の
ための表面活性シロキサン化合物の使用 この実施例は、コンクリート用の防水剤としての本発明
の化合物の有効性を説明するものである。コンクリート
ミックス(包装上の指示に従い製造された)をテフロン
Rコーテイングされたマフィン形のベーキングパンに流
し込みそしてその後に周囲温度において20日間乾燥す
ることにより、コンクリート錠剤(2インチの直径×1
インチの厚さ)を製造した。コンクリートミックスはア
メリカン・ストーン・ミックス・インコーポレーテッド
(トウソン、メリーランド)からサクレーテ(Sakrete)R
として市販されている。錠剤を20重量%の表3に挙げ
られているシリコーン化合物を含有する200グラムの
イソプロピルアルコール溶液の中に8秒間浸漬させ、そ
の後に周囲温度において24時間乾燥した。錠剤を指定
された時間の期間にわたり蒸留水の中に周囲温度におい
て、水の高さが錠剤頂部より1インチ上にあるような方
法で、浸漬させた。浸漬後に、錠剤を手により紙タオル
で拭いた。製造後、シリコーン化合物処理後、および水
浸漬の指定時間の期間後に、乾燥コンクリート錠剤の個
々の重量を記録した。表3は、(1)本発明のシリコー
ン化合物がコンクリート錠剤中に比較的大程度で加えら
れたこと、および(2)本発明の生成物は撥水性調合物
中で商業的に使用されているアルキルアルコキシシラン
類と比べて浸漬による少ない水吸収を生じたことを示し
ている。
【0056】 表3 シリコーン 製造 重量 水吸収 化合物 重量b 増加c 24時間 48時間 72時間 144時間 168時間 n-プロピルSi(OMe)3 184.9 0.25 2.92 3.42 3.82 4.72 4.91 イソブチルSi(OMe)3 207.1 0.32 2.80 3.36 3.79 4.78 4.99 アミルSi(OEt)3 179.1 0.34 2.48 2.94 3.36 4.27 4.46 n-オクチルSi(OEt)3 209.5 0.55 3.66 4.47 4.91 5.66 5.76 実施例3 187.6 0.71 2.05 2.56 2.96 3.90 4.08対照a,d 146.8 0.11a 7.74 7.85 7.85 7.90 8.00 a シリコーン化合物なし、イソプロピルアルコールだ
け b 全ての重量、グラム。2個の錠剤の平均 c シリコーン化合物のイソプロピルアルコール中20
重量%溶液中での8秒間にわたる浸漬から d 3個の錠剤の平均 本発明の主なる特徴および態様は以下のとおりである。
【0057】1.一般式 (RO)x1 3-xSiR2SiXy1 3-y または
【0058】
【化8】
【0059】[式中、Xは (i) −OSiR3 および
【0060】
【化9】
【0061】からなる群から選択され、qは1〜5の値
を有し、Rは炭素数1〜6のアルキル基であり、R1は (i)炭素数1〜6のアルキル基、(ii)炭素数6〜1
2のアリール基、(iii)炭素数7〜13のアラルキル
基、および(iv)炭素数7〜13のアルカリール基から
なる群から選択され、R2は炭素数2〜12の線状もし
くは分枝鎖状のアルキレン基であり、Qはここで定義さ
れている如きXまたはR1であり、mは3〜5の値を有
し、そしてそれぞれのxおよびyは約1〜3の範囲の値
を有する]を有するシロキサン化合物。
【0062】2.RおよびR1がそれぞれメチルまたはエ
チル基であり、そしてR2が炭素数2または3の線状も
しくは分枝鎖状のアルキレン基であり、そしてxが2ま
たは3である、上記1のシロキサン化合物。
【0063】3.(Me3SiO)2SiMeC24Si(O
Me)3、(Me3SiO)3SiC24Si(OMe)3、M
3SiOSiMe224Si(OMe)3、(Me3Si
O)2SiMeC24Si(OEt)3、および
【0064】
【化10】
【0065】[式中、mは3または4であり、Meはメ
チル基であり、そしてEtはエチル基である]の群から
選択される、上記1のシロキサン化合物。
【0066】4.(a)ヒドリドシロキサンおよび
(b)アルケニルアルコキシシランを約50℃〜150
℃の範囲の温度において貴金属触媒およびアミン促進剤
の存在下で反応させることを含んでなる、上記1のシロ
キサン化合物の製造方法。
【0067】5.ヒドリドシロキサンが(i)式:HS
iXy1 3-yを有する線状ヒドリドシロキサンおよび(i
i)式:
【0068】
【化11】
【0069】を有する環式ヒドリドシロキサンからなる
群から選択され、アルケニルアルコキシシランが式:
(RO)x1 3-xSiZを有し、ここでヒドリドシロキサ
ンおよびアルケニルアルコキシシラン中でXは (i) −OSiR3 および
【0070】
【化12】
【0071】からなる群から選択され、qは1〜5の値
を有し、Rは炭素数1〜6のアルキル基であり、R1は (i)炭素数1〜6のアルキル基、(ii)炭素数6〜1
2のアリール基、(iii)炭素数7〜13のアラルキル
基、および(iv)炭素数7〜13のアルカリール基から
なる群から選択され、Qはここで定義されている如きX
またはR1であり、Zは末端不飽和を有する炭素数2〜
4のアルケニル基であり、mは3〜5の値を有し、そし
てそれぞれのxおよびyは約1〜3の範囲の値を有す
る、上記4の方法。
【0072】6.触媒が白金の1,2−ジビニルテトラメ
チルジシロキサン錯体、白金ビス(アセチルアセトネー
ト)、およびクロロ白金酸からなる群から選択され、ア
ミン促進剤がフェノチアジン、フェノキサジン、ジフェ
ニルアミン、N,N′−ジフェニル−p−フェニレンジ
アミン、およびその炭素−アルキル化誘導体からなる群
から選択され、そしてここでアルケニルアルコキシシラ
ンがヒドリドシロキサンに加えられている、上記5の方
法。
【0073】7.ヒドリドシロキサンがHSiMe2OS
iMe3、HSiMe(OSiMe3)2、HSi(OSiM
3)3、および
【0074】
【化13】
【0075】[ここで、mは3または4であり、そして
Meはメチル基である]からなる群から選択される、上
記6の方法。
【0076】8.(a)ヒドリドアルコキシシランおよ
び(b)アルケニルシロキサンを約50℃〜150℃の
範囲の温度において貴金属触媒およびアミン促進剤の存
在下で反応させることを含んでなる、上記1の表面活性
シロキサン化合物の製造方法。 9.ヒドリドアルコキシシランが式:(RO)x1 3-xSi
Hを有し、そしてアルケニルシロキサンが(i)式:Z
SiXy1 3-yを有する線状アルケニルシロキサンおよ
び(ii)式:
【0077】
【化14】
【0078】を有する環式アルケニルシロキサンからな
る群から選択され、ここでヒドリドアルコキシシロキサ
ンおよびアルケニルシロキサン中でXは (i) −OSiR3 および
【0079】
【化15】
【0080】からなる群から選択され、qは1〜5の値
を有し、Rは炭素数1〜6のアルキル基であり、R1は (i)炭素数1〜6のアルキル基、(ii)炭素数6〜1
2のアリール基、(iii)炭素数7〜13のアラルキル
基、および(iv)炭素数7〜13のアルカリール基から
なる群から選択され、Qはここで定義されている如きX
またはR1であり、Zは末端不飽和を有する炭素数2〜
4のアルケニル基であり、mは3〜5の値を有し、そし
てそれぞれのxおよびyは約1〜3の範囲の値を有す
る、上記8の方法。
【0081】10.触媒が1,2−ジビニルテトラメチル
ジシロキサン白金錯体、白金ビス(アセチルアセトネー
ト)、およびクロロ白金酸からなる群から選択され、ア
ミン促進剤がフェノチアジン、フェノキサジン、ジフェ
ニルアミン、N,N′−ジフェニル−p−フェニレンジ
アミン、およびその炭素−アルキル化誘導体からなる群
から選択され、そしてここでアルケニルシロキサンがヒ
ドリドアルコキシシランに加えられている、上記9の方
法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 183/04 PMS C09K 3/18 104 // C07B 61/00 300 (72)発明者 ケネス・ウエイン・ハートマン アメリカ合衆国オハイオ州26149ミドルボ ーン・ドツドストリート306

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 (RO)x1 3-xSiR2SiXy1 3-y または 【化1】 [式中、Xは (i) −OSiR3 および 【化2】 からなる群から選択され、qは1〜5の値を有し、Rは
    炭素数1〜6のアルキル基であり、R1は (i)炭素数1〜6のアルキル基、(ii)炭素数6〜1
    2のアリール基、(iii)炭素数7〜13のアラルキル
    基、および(iv)炭素数7〜13のアルカリール基から
    なる群から選択され、R2は炭素数2〜12の線状もし
    くは分枝鎖状のアルキレン基であり、Qはここで定義さ
    れている如きXまたはR1であり、mは3〜5の値を有
    し、そしてそれぞれのxおよびyは約1〜3の範囲の値
    を有する]を有するシロキサン化合物。
  2. 【請求項2】 (a)ヒドリドシロキサンおよび(b)
    アルケニルアルコキシシランを約50℃〜150℃の範
    囲の温度において貴金属触媒およびアミン促進剤の存在
    下で反応させることを含んでなる、請求項1に記載のシ
    ロキサン化合物の製造方法。
  3. 【請求項3】 (a)ヒドリドアルコキシシランおよび
    (b)アルケニルシロキサンを約50℃〜150℃の範
    囲の温度において貴金属触媒およびアミン促進剤の存在
    下で反応させることを含んでなる、請求項1に記載の表
    面活性シロキサン化合物の製造方法。
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