JPH0912583A - シロキサン化合物及びその製造方法、並びに硬化性組成物 - Google Patents

シロキサン化合物及びその製造方法、並びに硬化性組成物

Info

Publication number
JPH0912583A
JPH0912583A JP15789795A JP15789795A JPH0912583A JP H0912583 A JPH0912583 A JP H0912583A JP 15789795 A JP15789795 A JP 15789795A JP 15789795 A JP15789795 A JP 15789795A JP H0912583 A JPH0912583 A JP H0912583A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
siloxane compound
compound
represented
formula
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP15789795A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3740714B2 (ja
Inventor
Masaki Yamamoto
昌樹 山本
Atsushi Toda
淳 遠田
Seiichiro Tanaka
誠一朗 田中
Hanako Katou
波奈子 加藤
Takeshi Sawai
毅 沢井
Nobuyuki Matsuzoe
信行 松添
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP15789795A priority Critical patent/JP3740714B2/ja
Publication of JPH0912583A publication Critical patent/JPH0912583A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3740714B2 publication Critical patent/JP3740714B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 各種成分との相溶性にも優れ、単独或いは他
成分と配合して有用な硬化性組成物を供するシロキサン
化合物を得る。 【構成】 Si(OR14のアルコキシシランを加水分
解縮合して (R1はメチル基またはエチル基、nは2以上8以下の
整数)のオリゴマーとし、これにR2OHのアルコール
(R2はR1と異なる有機基)を加えてエステル交換する
工程を含む一般式1のシロキサン化合物の製造方法。 SiOa(OH)b(OR1c(OR2d
(1) (0.8≦a≦1.6,0.3≦b≦1.3,0.2≦
c+d≦1.9,b=4−(2a+c+d),R1とR2
は上記と同じ)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシロキサン化合物及びそ
の製造方法、並びに硬化性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】有機樹脂にシリル基を導入することによ
り、塗膜の硬度、耐酸性等の改善が従来より試みられて
いる。更に近年、テトラエトキシシラン、テトラメトキ
シシラン、メチルトリメトキシシラン、エチルトリメト
キシシラン、ジメチルジメトキシシラン、ビニルトリメ
トキシシラン等のアルコキシシラン、及びこれらを部分
加水分解縮合したオリゴマーを単独でコーティング剤と
して用いたり、或いはこれらを樹脂と配合して用いるこ
とが検討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シリル
基が導入された有機樹脂では、塗膜の硬度、耐薬品性等
の物性が未だ充分ではない。また、アルコキシシラン及
びこれらを部分加水分解縮合したオリゴマーのうちケイ
素に直結した有機基を有するものは、得られる塗膜の硬
度等の物性が充分ではない。これは架橋が充分ではない
ためと考えられる。一方、有機基が全て酸素原子を介し
てケイ素と結合しているアルコキシシランであっても、
例えばテトラエトキシシラン、テトラブトキシシラン
等、従来検討されているものは、やはりいずれも得られ
る塗膜の硬度、耐薬品性等の物性が充分ではない。これ
は、加水分解及び縮合の程度を充分上げるに至っていな
いためと考えられる。有機基が全て酸素原子を介してケ
イ素と結合しているアルコキシシランのうちテトラメト
キシシランはこれらのアルコキシシランのうちでは得ら
れる塗膜の硬度、耐薬品性等の物性は、優れたものとな
る。しかしながら、毒性が強く取扱いも困難で危険であ
る上、硬化性組成物とした場合の液は非常にゲル化しや
すく保存安定性に問題がある。また、毒性軽減等を目的
としてオリゴマーとした場合は樹脂等各種有機成分との
相溶性にも問題があり、塗膜とすることさえ困難であ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは上記
課題に鑑み鋭意検討したところ、特定示性式で表される
シロキサン化合物は、各種成分との相溶性にも優れ、単
独或いは他成分と配合して、上記課題を解決しうる極め
て有用な硬化性組成物を供すること、またこのシロキサ
ン化合物は各種溶媒中での安定性に非常に優れること、
を見いだし、本発明を完成するに至った。すなわち、本
発明は、(1) 以下の示性式で表されるシロキサン化
合物、
【0005】
【化3】SiOa(OH)b(OR1c(OR2d (0.8≦a≦1.6、0.3≦b≦1.3、0.2≦
c+d≦1.9、b=4−(2a+c+d)、R1はメ
チル基またはエチル基、R2はR1と相異なる有機基) (2) R1がメチル基である請求項1記載のシロキサ
ン化合物、(3) Si(OR14で示されるアルコキ
シシランを加水分解縮合して
【0006】
【化4】 (ただしnは2以上8以下の整数)で表されるオリゴマ
ーとし、これにR2OHで表されるアルコールを加えて
エステル交換する工程を含むことを特徴とする上記の示
性式で表されるシロキサン化合物の製造方法、及び
【0007】(4) 上記の示性式で表されるシロキサ
ン化合物を、これと相溶性のある化合物と配合してなる
硬化性組成物、に存する。以下、本発明を詳細に説明す
る。まず、本発明のにおけるシロキサン化合物は、以下
の示性式で表されるものである。
【0008】
【化5】SiOa(OH)b(OR1c(OR2d
【0009】ここで、0.8≦a≦1.6、好ましくは
0.85≦a≦1.4である。a<0.8のとき、これ
を硬化して得られる硬化物は、不透明となり、透明塗膜
を得るのには適さない。また、1.6<aのとき、液の
粘度が高く不安定でゲル化しやすい。また、塗膜化等の
操作が困難となることがある。0.3≦b≦1.3、好
ましくは0.5≦b≦0.9である。b<0.3の場
合、これを塗膜化したものは、耐沸騰水性に劣る。すな
わち沸騰水中で煮沸を続けると、3時間程度で膜が基板
から剥離したり消失する等の現象が見られ、実用化が困
難である。1.3<bの場合、これを硬化して得られる
硬化物は、不透明となる場合がある。0.5≦b≦0.
9の範囲で、特に透明度の高く耐沸騰水性にも優れた塗
膜を得ることができる。
【0010】0.2≦c+d≦1.9、好ましくは0.
2≦c+d≦1.0である。c+d<0.2の場合、こ
れを塗膜化したものは、耐沸騰水性が充分でない。1.
9<c+dの場合、これを硬化して得られる硬化物は、
不透明となりなすい。0.2≦c+d≦1.0で、特に
透明度の高く耐沸騰水性にも優れた塗膜を得ることがで
きる。
【0011】後述するR2がエチル基の場合、1.1≦
a≦1.3、0.6≦b≦0.8、0.7≦c+d≦
0.9の範囲で、特に液特性、塗膜特性の優れたものと
することができる。これらの値は、本発明のシロキサン
化合物が各種の溶媒中で存在している場合、その溶媒の
種類によっても更に好ましい範囲を適宜選択することが
できる。また、所望の液特性、硬化物の特性により適宜
選択すればよい。更に、本発明のシロキサン化合物を他
成分と配合して硬化性組成物とする場合は配合する成分
や、用いられる用途、塗膜方法等によっても適宜選択す
ればよい。
【0012】R1はメチル基またはエチル基である。メ
チル基の場合、特に硬化物の硬度、耐薬品性等の物性に
優れる。R2はR1と相異なる有機基である。好ましくは
1とエステル交換しうる有機基であればよく、具体的
には1価もしくは2価のアルコールの有する有機基、例
えばエチル基、イソプロピル基、ブチル基、1−メトキ
シ−2−エチル基、1−エトキシ−2−プロピル基、1
−メトキシ−2−プロピル基、2−メトキシエチル基、
2−エトキシエチル基、C25OC24OC24−、C
324OC24−、C25OC24−、CH3OC2
4−等が挙げられる。
【0013】これらの有機基の種類により反応性や液特
性を制御することが可能なので、シロキサン化合物の用
途及び目的に応じて適宜選択すればよい。例えば硬化温
度、配合する他成分の種類等に応じたものとすればよ
い。一般に、C数の小さい有機基が硬化速度、硬化物の
硬度に優れる傾向にあり、R2がエチル基の場合特にこ
れらの点に優れる。一方用途、塗工方法によってはあま
り硬化速度が大きいことが望ましくないこともあり、ま
た配合成分との相溶性調整の目的で特定の有機基を導入
するのがよい場合もある。いずれの場合にも、上記の示
性式で表される本発明のシロキサン化合物を好適に用い
ることができる。本発明のシロキサン化合物を得るため
の方法は特に限定されずいずれの方法で得られたものも
該当するが、例えば、本発明の製造方法により得ること
ができる。すなわち、Si(OR14で示されるアルコ
キシシランを加水分解縮合して
【0014】
【化6】 (ただしnは2以上8以下の整数)で表されるオリゴマ
ーとし、これにR2OHで表されるアルコールを加えて
エステル交換する工程を含む製造方法により得ることが
できる。ここで、Si(OR14で示されるアルコキシ
シランを加水分解縮合して
【0015】
【化7】 (ただしnは2以上8以下の整数)で表されるオリゴマ
ーとするに際しては、公知の方法を採ることができる。
たとえば、Si(OR14で示されるアルコキシシラン
に所定量の水を加えて必要に応じ酸触媒等の存在下に、
副生するR1OHを留去しながら加水分解及びこれに引
き続く縮合反応を進行させることにより
【0016】
【化8】 (ただしnは2以上8以下の整数)で表されるオリゴマ
ーとなる。この際添加する水の量によりnを変化させる
ことができるので、目的に応じて適宜選択すればよい。
なお、こうして得られるオリゴマーは、通常はnの値の
異なる化合物の混合物であるが、特に分離する等の手段
を採ることは要さず、そのまま以下のエステル交換を行
えばよい。
【0017】次に、こうして得られたオリゴマーに、R
2OHで表されるアルコールを加えてエステル交換す
る。このエステル交換を行う際に、水を存在させておけ
ば、エステル交換の進行と同時にオリゴマーにOH基が
生じ、直接本発明のシロキサン化合物を得ることができ
るので好ましい。あるいは、エステル交換したものを更
に加水分解してOH基を付与し、本発明のシロキサン化
合物を得ることもできる。
【0018】ここでR2OHで表されるアルコールの添
加量及び水の添加量は、所望のシロキサン化合物の組成
により計算することができるが、過剰量であってもさし
つかえない。
【0019】本発明のシロキサン化合物は、このように
予めオリゴマーとしたものをエステル交換する製造方法
による他、Si(OR14で示されるアルコキシシラン
を加水分解縮合する際に、R2OHで表されるアルコー
ル及び水を存在させることによっても得ることができ
る。なお、本発明のシロキサン化合物として、d=0の
ものを得るには、例えばエステル交換しない溶媒中での
アルコキシシラン及び/又はそのオリゴマーの加水分解
を、本発明のシロキサン化合物を得る程度に進行させれ
ばよい。
【0020】このようにして得ることのできる本発明の
シロキサン化合物は、各種の有機成分、無機成分との相
溶性に優れる。ここで、相溶性とは、外観状均一な一液
となり、基板への塗布等の作業に供することができる状
態をいい、かならずしもシロキサン化合物が完全に溶解
しているものに限られず、コロイド、エマルジョンとし
て分散している状態をも含むものである。
【0021】従って、本発明のシロキサン化合物を、こ
れと相溶性のある化合物、すなわち各種の有機、無機成
分と配合し、有用な硬化性組成物とすることができる。
特に、各種の樹脂成分や、シランカップラー等の有機化
合物と配合すれば、有機−無機ハイブリッド組成物を容
易に得ることができ、極めて有用である。例えば、基材
への塗布、含浸、粉体・粒状物等の表面処理にも好適で
ある。もちろん、本発明のシロキサン化合物を単独で硬
化性組成物として用いることもでき、常温硬化でも高硬
度のガラス質を得ることができる。本発明のシロキサン
化合物は長期にわたり液の粘度を低く抑えることができ
るため単独で塗膜化用途に用いた場合、膜厚を極めて均
一なものとすることができ、スピンコート等の用途にも
好適である。なお、これら硬化性組成物には必要に応じ
て公知の触媒成分を添加し硬化を促進することもでき
る。
【0022】
【実施例】以下、実施例により、更に本発明を詳細に説
明する。 実施例1 メタノール37重量部にテトラメトキシシラン(Si
(OCH34で示される)117重量部を溶解し、0.
05%塩酸11.1重量部を加えたものを、65℃、2
時間加熱し加水分解縮合反応を進行させた後、更に昇温
してメタノールと未反応のテトラメトキシシランとを除
去した。GPC分析により重合度2〜8のオリゴマーが
確認された。水の仕込み量及びガスクロマトグラフィー
で測定した生成メタノール量により示性式を求めたとこ
ろ、いずれもSiO0.8(OCH3 2.4を得た。
【0023】こうして得られたオリゴマー30.77重
量部に対し、エタノール62.4重量部、マレイン酸
0.308重量部、水6.519重量部を添加したもの
を室温下、透明な均一の液状物となるまで攪拌した。
【0024】この、液状物中のシロキサン化合物の示性
式を、以下の方法により求めた。 (1)29Si−NMRにより、Si原子に結合している
O原子の数を求め、下記の示性式(A)における、係数
aの値を求める。 (2)13C−NMRのチャートに於けるメタノール、メ
トキシ基及びエトキシ基の3つのピークの積分比より、
下記の示性式(A)における、係数c及びdの値を求め
る。(反応の前提を、以下の通りとして計算を行った。
【0025】
【化9】
【0026】(3)b=4−(2a+c+d)より、下
記の示性式(A)におけるbの値を求める。 SiOa(OH)b(OCH3c(OC25d ・・・・・・(A) シロキサン化合物の示性式におけるa〜dの経時変化
を、表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】実施例2〜5 エタノールに代えて、各々プロピレングリコールモノメ
チルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテ
ル、アセトン及びテトラヒドロフランを用いた以外は実
施例1と同様の操作を行った。同様の方法で得たシロキ
サン化合物の示性式におけるa〜dの経時変化を、表2
〜5に示す。
【0029】
【表2】
【0030】
【表3】
【0031】
【表4】
【0032】
【表5】
【0033】実施例6 実施例1で得た液状物の調液後の時間と、この液状物に
ガラス基板を浸漬してから3mm/秒で引上げ、150
℃で1時間加熱硬化して得られた塗膜の外観及び耐沸騰
水性(基板ごと沸騰水中で3時間煮沸した後の膜の様
子)を、表6に示す。これら塗膜の鉛筆硬度(JIS
K5651に準拠した。以下同じ。)はいずれも9Hで
あった。調液後3日後及び5日後の液について、150
℃での1時間加熱硬化に代えて室温下に6日放置して硬
化した以外は上記の操作と同様の操作を行ったところ、
外観透明、鉛筆硬度9Hで耐沸騰水性試験後も透明な塗
膜を得た。
【0034】
【表6】
【0035】実施例7 実施例1で得られた液状物の調液後3日目の液81重量
部を、シランカップラー(化学式CH2=CHSi(O
CH33で示される、信越化学工業(株)製「KBM−
1003」)17重量部と混合したところ、均一の液状
物とすることができ、相溶性に優れていた。実施例6同
様の操作による基板の引上げ及び150℃での1時間加
熱硬化を行って得られた透明な塗膜の鉛筆硬度は9Hで
あった。また5%硫酸を滴下して24時間を経た後も、
塗膜の外観に変化は見られず耐薬品性に優れていた。
【0036】実施例8 実施例1で得られた液状物の調液後3日目の液46重量
部を、ヒドロキシ基含有アクリル樹脂53重量部と混合
したところ、均一の液状物とすることができ、相溶性に
優れていた。これを混合後12時間放置したのち基板に
塗布し、150℃で2時間加熱硬化したところ、透明な
塗膜を得ることができた。 実施例9 マレイン酸の代わりにアルミニウムアセチルアセトネー
トを用いた以外は実施例1同様の操作を行った。同様の
方法により求めたa〜d及びc+dの値を表7に示す。
【0037】
【表7】
【0038】比較例1 実施例1で得られた液状物の調液直後のa〜d及びc+
dを実施例1同様の方法によりもとめたところ、a=
0.8,b=0,c=2.4,d=0 ∴c+d=2.
4であった。この液状物を実施例6同様の方法により1
50℃1時間加熱硬化で塗膜化したところ、塗膜の外観
は白化していた。
【0039】実施例9 実施例1で得られた液状物の調液直後8日目の液を用
い、3000rpmでスピンコートした。400℃でベ
ーク後の膜厚平均値は4020Åで、膜厚均一性は±
1.4%と均一性に優れていた。
【0040】比較例2 実施例1で得られた液状物の調液直後60日後の液を用
い、実施例1同様の方法によりaの値を求めたところ、
a=1.7であった。液は粘度が高く流動性が低く、実
施例9同様の方法で得られた膜は膜厚平均値が4900
Å、膜厚均一性は±4.2%と均一性に劣っていた。
【0041】
【発明の効果】各種成分との相溶性、各種溶媒中での安
定性に優れ、単独或いは他成分と配合して極めて有用な
硬化性組成物を供することのできる新規なシロキサン化
合物を得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 波奈子 北九州市八幡西区黒崎城石1番1号 三菱 化学株式会社黒崎開発研究所内 (72)発明者 沢井 毅 北九州市八幡西区黒崎城石1番1号 三菱 化学株式会社黒崎開発研究所内 (72)発明者 松添 信行 東京都千代田区丸の内2丁目5番2号 三 菱化学株式会社新規事業開発室内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の示性式で表されるシロキサン化合
    物。 【化1】SiOa(OH)b(OR1c(OR2d (0.8≦a≦1.6、0.3≦b≦1.3、0.2≦
    c+d≦1.9、b=4−(2a+c+d)、R1はメ
    チル基またはエチル基、R2はR1と相異なる有機基)
  2. 【請求項2】 R1がメチル基である請求項1記載のシ
    ロキサン化合物。
  3. 【請求項3】 Si(OR14で示されるアルコキシシ
    ランを加水分解縮合して 【化2】 (ただしnは2以上8以下の整数)で表されるオリゴマ
    ーとし、これにR2OHで表されるアルコールを加えて
    エステル交換する工程を含むことを特徴とする請求項1
    または2記載のシロキサン化合物の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載のシロキサン化合
    物を、これと相溶性のある化合物と配合してなる硬化性
    組成物。
JP15789795A 1995-06-23 1995-06-23 シロキサン化合物及びその製造方法、並びに硬化性組成物 Expired - Lifetime JP3740714B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15789795A JP3740714B2 (ja) 1995-06-23 1995-06-23 シロキサン化合物及びその製造方法、並びに硬化性組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15789795A JP3740714B2 (ja) 1995-06-23 1995-06-23 シロキサン化合物及びその製造方法、並びに硬化性組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0912583A true JPH0912583A (ja) 1997-01-14
JP3740714B2 JP3740714B2 (ja) 2006-02-01

Family

ID=15659817

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15789795A Expired - Lifetime JP3740714B2 (ja) 1995-06-23 1995-06-23 シロキサン化合物及びその製造方法、並びに硬化性組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3740714B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997035908A1 (fr) * 1996-03-25 1997-10-02 Mitsubishi Chemical Corporation Composes de siloxane, procede de preparation de ceux-ci et composition liquide ou entrent ces composes
EP0964020A1 (en) * 1997-02-14 1999-12-15 Mitsubishi Chemical Corporation Polyalkoxysiloxane compounds, process for producing the same, and coating composition containing the same
JP2006328424A (ja) * 1996-03-25 2006-12-07 Mitsubishi Chemicals Corp シロキサン化合物及びこれを用いた液状組成物
JP2008280477A (ja) * 2007-05-14 2008-11-20 Auto Kagaku Kogyo Kk 湿気硬化性組成物及び湿気硬化性シーリング材

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997035908A1 (fr) * 1996-03-25 1997-10-02 Mitsubishi Chemical Corporation Composes de siloxane, procede de preparation de ceux-ci et composition liquide ou entrent ces composes
US6291697B1 (en) 1996-03-25 2001-09-18 Mitsubishi Chemical Corporation Siloxane compounds, process for preparing the same, and liquid composition containing the same
JP2006328424A (ja) * 1996-03-25 2006-12-07 Mitsubishi Chemicals Corp シロキサン化合物及びこれを用いた液状組成物
EP0964020A1 (en) * 1997-02-14 1999-12-15 Mitsubishi Chemical Corporation Polyalkoxysiloxane compounds, process for producing the same, and coating composition containing the same
EP0964020A4 (en) * 1997-02-14 2000-03-29 Mitsubishi Chem Corp POLYALCOXYSILOXANE COMPOUNDS, PROCESS FOR PRODUCING THE SAME, AND COATING COMPOSITION CONTAINING THE SAME
JP2008280477A (ja) * 2007-05-14 2008-11-20 Auto Kagaku Kogyo Kk 湿気硬化性組成物及び湿気硬化性シーリング材

Also Published As

Publication number Publication date
JP3740714B2 (ja) 2006-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0590954B1 (en) Epoxy-functional silicone resin
EP0390154B1 (en) Solventless silicone coating composition
JP2810761B2 (ja) オルガノシリコーン樹脂コーティング組成物
US5633311A (en) Method of producing organopolysiloxanes containing hydrolyzable functional groups, and curable resin composition using said organopolysiloxanes
TW574319B (en) Film forming composition, porous film and their preparation
JP2810760B2 (ja) 液体シリコーン樹脂組成物およびその製造方法
EP0977798A1 (en) Organohydridosiloxane resins with low organic content
JPH08208840A (ja) シリコーンレジン、これを含む組成物およびその硬化方法
JPS61258811A (ja) オルガノシラン化合物からの加水分解可能な残基を含むアクリルポリマ−類
KR20110096063A (ko) 실세스퀴옥산 수지
US4160858A (en) Solventless silicone resins
WO2017122465A1 (ja) シリコーン重合体の製造方法
JPH08143773A (ja) 硬化性組成物及びその製造方法
JPH10251516A (ja) シランオリゴマー組成物
JP2621760B2 (ja) コーティング用組成物
JPH0912583A (ja) シロキサン化合物及びその製造方法、並びに硬化性組成物
JP3713719B2 (ja) ポリシロキサンの製造方法
JPH11349644A (ja) ポリオルガノシロキサン共重合体組成物
JP3361779B2 (ja) コーティング組成物
JP7091176B2 (ja) シリコーン重合体の製造方法
JPH09110887A (ja) シロキサン化合物及びその硬化物
JPH09110984A (ja) シリケート硬化物及びその製造方法
JP3519871B2 (ja) 硬化性組成物、及びその製造方法
WO2021145064A1 (ja) 樹脂組成物、その製造方法、及び、多液型硬化性樹脂組成物
JP3242442B2 (ja) コーティング用組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040518

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040712

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050302

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051018

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051031

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081118

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091118

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101118

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111118

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121118

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131118

Year of fee payment: 8

EXPY Cancellation because of completion of term