JPH06340390A - 自走式エレベータ - Google Patents

自走式エレベータ

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JPH06340390A
JPH06340390A JP13082493A JP13082493A JPH06340390A JP H06340390 A JPH06340390 A JP H06340390A JP 13082493 A JP13082493 A JP 13082493A JP 13082493 A JP13082493 A JP 13082493A JP H06340390 A JPH06340390 A JP H06340390A
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JP
Japan
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car
guide
self
hoistway
propelled elevator
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JP13082493A
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English (en)
Inventor
Akira Osada
田 朗 長
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、高層建物における昇降路及び横行
路を走行する乗りかごの自走式エレベータの乗りかごの
制動装置に係り、制動力を低減することなく、制動装置
自体を小型軽量化すると共に乗りかごの走行を切り替わ
るときも末広がりガイドレールへ円滑に嵌合して乗りか
ごの昇降時の推進効率の向上を図るものである。 【構成】 本発明は、高層建物の昇降路30と乗りかご
32との間でリニアモータを構成して走行する自走式レ
ベータにおいて、上記乗りかご32に制動装置40を設
け、この制動装置40の各楔部材41に調速機44を各
リフトロッド43を介して連結して設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高層建物における昇降
路及び横行路を走行する乗りかごを備えた自走式エレベ
ータに係り、特に、この自走式エレベータの乗りかごの
制動装置及び乗りかごの中立位置の保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】他方、既に提案されているリニアモータ
を備えた自走式エレベータは、図8乃至図10に示され
るように構成されている(実開平3−12871号,特
開平2−261789号、特開平4−3791号)。
【0003】図8及び図9において、高層建物のループ
状をなす昇降路1には、複数のリニアモータの各一次コ
イル2a、2bが垂直方向に敷設されており、この各一
次コイル2a、2bの上下には、横行用の一次コイル2
c、2dが接続して敷設されており、これらの各一次コ
イルは互いに接続されると共にループを形成している。
さらに、図8に示されるように、この各一次コイル2
a、2bの位置する上記昇降路1には、複数の乗りかご
3、4、5が配設されている。又、この各乗りかご3、
4、5の各両側には、上記リニアモータの二次導体6
a、6b、6cが上記一次コイル2a、2bとの推力作
用で昇降するように設けられており、上記各乗りかご
3、4、5の各両側には、各一対のガイドローラ及び駆
動装置、制御回路及び照明用電力を採集する集電装置
(いずれも図示されず)がそれぞれ付設されている。さ
らに又、上記各乗りかご3、4、5の正面には、両開き
の開閉ドアが上記高層建物の各床側ドアと同期して開閉
するように設けられている。
【0004】他方、上記横行用の一次コイル2c、2d
の位置する上記昇降路1には、横行路7,8がリニアモ
ータの一次コイル2c、2dを案内するように水平方向
に設けられており、上記一次コイル2c、2dに対峙し
た上記各乗りかご3、4、5の一側には、上記リニアモ
ータの二次導体(図示されず)が一次コイル2c、2d
との推力作用で走行するように設けられている。又、上
記昇降路1の底部には、油圧による各扛上装置9、10
が上記横行路8からの各乗りかご3、4、5を上記昇降
路1のスタート位置へ扛上するように設置されており、
上記昇降路1の上部には、油圧装置11が上記昇降路1
から各乗りかご3、4、5を位置規制して上記横行路7
へ案内するように設置されている。
【0005】従って、上述したリニアモータを備えた自
走式エレベータは、操作パネルからの指令に基づき建物
に設置された運転制御装置(図示されず)によって、各
乗りかご3、4、5が昇降路1内を上記リニアモータの
二次導体6a、6b、6cと一次コイル2a、2bとの
推力作用によって昇降する。
【0006】他方、上記各乗りかご3、4、5は上記操
作パネルからの指令に基づき運転制御装置で横行路7、
8内を上記リニアモータの一次コイルと上記横行用の二
次導体との推力作用によって走行する(実開平3−12
871号)。
【0007】又一方、図9に示されるように、上記昇降
路1の両側壁には、ガイドレール12が立設されてお
り、このガイドレール12の間に位置する乗りかご3に
は、自走式エレベータの制動装置13が設置されている
(特開平2−261789号)。図9に示されるよう
に、この自走式エレベータの制動装置13の鉄心本体1
4には、ソレノイドコイル15が設けられており、この
ソレノイドコイル15の磁界内の上記鉄心本体14に
は、可動鉄心16がソレノイドコイル15の吸引力で上
記鉄心本体14へ吸引されるように摺動可能に設けられ
ている。又、この可動鉄心16の端部には、一対の腕杆
17a、17bがピンで連結されており、この各腕杆1
7a、17bの端部には、各制動槓杆18a、18bの
各端部が接続されている。さらに、この各制動槓杆18
a、18bの各基部はピン軸19で回動可能に枢着され
ており、この各制動槓杆18a、18bの自由部には、
各ブレーキパッド(制動片)20a、20bが付設され
ている。さらに又、この各ブレーキパッド20a、20
bは、制動時、上記ガイドレール12の両側に圧縮ばね
21の弾力で圧着制動するように付勢されている。
【0008】従って、上述した自走式エレベータの制動
装置は、乗りかご3の昇降時、上記ソレノイドコイル1
5通電することにより、このソレノイドコイル15が励
磁されて上記可動鉄心16を上記鉄心本体14へ圧縮ば
ね21の弾力に抗して吸引するから、この可動鉄心16
が各腕杆17a、17bを介して各制動槓杆18a、1
8bをピン軸19の周りに回動するので、この各制動槓
杆18a、18bの各ブレーキパッド20a、20bは
上記ガイドレール12の両側から圧縮ばね21の弾力に
抗して開脚して制動を解除する。
【0009】他方、乗りかご3の制動時、上記ソレノイ
ドコイル15は通電を解除するから、各制動槓杆18
a、18bのブレーキパッド20a、20bが上記ガイ
ドレール12の両側に圧縮ばね21の弾力で圧着して制
動する。
【0010】又一方、他の自走式エレベータは、図10
に示されるように構成されている(特開昭4−3791
号)。
【0011】図10において、この自走式エレベータの
昇降路1の両側には、断面がコ字状をなす一対の支持枠
体22が立設されており、この支持枠体22の両溝部に
は、リニアモータの各一対の一次コイル23が互いに向
合い間隙Cを存して添設されている。又、この間隙Cに
は、前記乗りかご3のリニアモータの各二次導体24が
各一次コイル23に互いに向合って付設されており、上
記支持枠体22の一部には、各ガイドレール25が立設
されており、この各ガイドレール25には、上記乗りか
ご3の各ガイドシュー26が嵌合している。
【0012】従って、上述したリニアモータを備えた自
走式エレベータは、操作パネルからの指令に基づき建物
に設置された運転制御装置(図示されず)によって、各
乗りかご3が昇降路1内を上記リニアモータの二次導体
24と一次コイル23との推力作用によって昇降すると
共に、乗りかご3の各ガイドシュー26が各ガイドレー
ル25に沿って乗りかご3を案内している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た前者のリニアモータを備えた自走式エレベータの制動
装置は、制動時、各制動槓杆18a、18bのブレーキ
パッド20a、20bが上記ガイドレール12の両側と
の間の摩擦力(制動力)を得るために、非常に強力な圧
縮ばね21の弾力が必要であるばかりでなく、強力な圧
縮ばね21の弾力に抗して制動力を解除を行うソレノイ
ドコイル15も非常に強力なるため、大型なものが必要
となり、その重量はソレノイドコイル自体で約1000
kg程度になる関係上、これに追随して、乗りかご重量が
増大して、駆動装置の推進力に対する積載可能重量が低
減されると共に、乗りかごの輸送効率が低下し、さら
に、上記ブレーキパッド20a、20bとガイドレール
12との間隙が狭いため、乗りかご3を横行き状態から
昇降状態に切り替わるとき、ガイドレール12への係合
のために高精度の位置決めを要する等の問題がある。
【0014】さらに、図10に示される上述した後者の
自走式エレベータは、各乗りかご3が昇降路1内を上記
リニアモータの二次導体24と一次コイル23との推力
作用によって昇降すると共に各ガイドレール25と各ガ
イドシュー26との共同作用で乗りかご3を昇降してい
る関係上、上記リニアモータの二次導体24と一次コイ
ル23との間に働く吸引力のために、上記乗りかご3が
かご内の乗客の移動等で中立位置から外れると、さら
に、吸引力が大きく変位し、各ガイドシュー26をガイ
ドレール25へ強く押付けるから、昇降抵抗が増大して
各ガイドシュー26の摩耗が早くなる等の問題がある。
【0015】本発明は、上述した問題を解決するため
に、制動力を低減することなく、小型軽量化すると共に
乗りかごを横行き状態から昇降状態に切り替わるときも
ガイドレールへ円滑に嵌合するようにして乗りかごを軽
量化して駆動装置の推進力の増大を図るようにした自走
式エレベータを提供することを目的とする。
【0016】さらに他の発明は、上述した問題を解決す
るために、上記リニアモータの二次導体と一次コイルと
の間に働く吸引力で乗りかごを中立位置から外れないよ
うにして昇降時の推進効率の向上を図るようにした自走
式エレベータを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、高層建物の昇
降路とエレベータの乗りかごとの間でリニアモータを構
成して走行する自走式エレベータにおいて、上記乗りか
ごに制動装置を設け、この制動装置の各楔部材に調速機
を各リフトロッドを介して連結して設けたものである。
【0018】さらに他の発明は、高層建物の昇降路及び
横行路を走行する乗りかごを備えた自走式エレベータに
おいて、乗りかごの上下角隅部に各ガイド磁石部材を設
け、この各ガイド磁石部材の位置する上記昇降路に各ガ
イド溝を形成し、この各ガイド溝に各永久磁石を埋設
し、上記各ガイド磁石部材と上記各永久磁石とが互いに
斥力を生じるようにしたものである。
【0019】
【作用】本発明は、緊急制動時、調速機が乗りかごの異
常速度を検出すると、この調速機に連結している各リフ
トロッドを介して上記制動装置の各楔部材をガイドレー
ルへ圧接して制動を掛けると共に乗りかごの昇降動作を
停止し、乗りかごを軽量化して駆動装置の推進力の増大
を図るものである。
【0020】さらに他の発明は、乗りかごの昇降時、上
記リニアモータの二次導体と一次コイルとの間に働く吸
引力で乗りかごを中立位置から外れないようにして昇降
時の推進効率の向上を図るものである。
【0021】
【実施例】以下、本発明を図示のー実施例について説明
する。
【0022】図1乃至図4において、符号30は、高層
建物の昇降路であって、この昇降路30には、図3に示
されるように、リニアモータの各一対の一次コイル31
a、31bが垂直方向に添設されており、この各一次コ
イル31a、31bの上下には、図8に示されるよう
に、横行用の一次コイル2c、2dが接続して敷設され
ており、これらの各一次コイルは互いに接続されると共
にループを形成している。さらに、図3に示されるよう
に、この各一次コイル31a、31bの位置する上記昇
降路1には、乗りかご32が昇降可能に配設されてお
り、この乗りかご32の各両側には、上記リニアモータ
の各一対の二次導体33a、33bが上記各一次コイル
31a、31bとの推力作用で昇降するように設けられ
ている。さらに又、上記乗りかご32の各両側には、各
一対のガイドローラ及び駆動装置、制御装置及び照明用
電力を採集する集電装置(いずれも図示されず)がそれ
ぞれ付設されており、上記乗りかご32の正面には、図
1に示されるように、両開きの開閉ドア32aが上記高
層建物の各床側ドアと同期して開閉するように設けられ
ている。
【0023】他方、図1に示されるように、上記高層建
物の床側ドアの位置する昇降路30には、横行路34が
上記横行用の一次コイル2c、2d(図8参照)に沿っ
て構成されており、上記昇降路30及び横行路34の交
差部35の両側壁には、ガイドレールとしてのH形鋼に
よる各末広り部36aを備えた案内溝による各末広がり
ガイドレール36がコンクリートに埋設して構成されて
おり、この各末広がりガイドレール36には、上記乗り
かご32に設けられた各ローラガイド装置37が誘導案
内されるように設けられている(図3参照)。
【0024】即ち、図1及び図2に示されるように、上
記乗りかご32の下部には、例えば、チャンネル材によ
る支持体38が水平に架装されており、この支持体38
の下部には、上記ローラガイド装置37の保持枠体39
が取付けられている。又、この保持枠体39には、制動
装置40が設置されており、この制動装置40の一対の
楔ガイド部材40aは上下一対のコイルばね41の弾力
で外方へ付勢されて設けられる共に上記保持枠体39の
係止部39aで位置規制されており、上記各楔ガイド部
材40aの各テーパー部40bには、各楔部材41が各
ローラ42を介して配設されている。さらに、この各楔
部材41は一対のリフトロッド43及びリンク機構45
(図1参照)を介して上記乗りかご32の上部32bに
設置された調速機44に連結されており、この調速機4
4は、図1及び図4に示されるように構成されている。
【0025】図1及び図4において、乗りかご32の上
部32bには、ブラケット44aが立設されており、こ
のブラケット44aには、一対のフライウエイト44b
を有するガバナー44cが回転可能に軸装されている。
又、このガバナー44cの近傍の上記乗りかご32の上
部32bには、軸受部材44dが付設されており、この
軸受部材44dには、揺動レバー44eが支軸44fで
枢着されている。さらに、揺動レバー44eには、プー
リ44gを備えた接触ローラ44hが上記各末広がりガ
イドレール36へコイルばね44iの弾力で圧接するよ
うに軸装されており、上記プーリ44gと上記ガバナー
44cとはベルト44jで連結されている。
【0026】従って、上記制動装置40は、上記乗りか
ご32の緊急制動時、調速機44の接触ローラ44hが
乗りかご32の異常速度を検出すると、このローラ44
hと共軸一体のプーリ44gがベルト44jを介して上
記ガバナー44cを異常回転するから、このガバナー4
4cの各フライウエイト44bが遠心力の作用で外方へ
突出してリンク機構45の係止杆45aに係合するの
で、このリンク機構45に連結している上記各リフトロ
ッド43を介して上記制動装置40の各楔部材41を引
上げ、この各楔部材41を上記各末広がりガイドレール
36へ圧接して制動を掛けると共に乗りかご32の昇降
動作を停止する。
【0027】他方、図1及び図2において、上記保持枠
体39の下部には、上記各ローラガイド装置37が垂設
されている。
【0028】図1及び図2に示されるように、上記各ロ
ーラガイド装置37の三股状の各フレーム46には、各
ガイドローラ47a、47b、47cが三方向に向けて
上記各末広がりガイドレール36の各溝面へ当接するよ
うに付設されている。又、この各ガイドローラ47a、
47b、47cは、昇降路30及び横行路34の交差部
35において、上記各末広がりガイドレール36の末広
がり部36aで円滑に誘導案内されるようにしている。
【0029】以下、本発明の作用について説明する。
【0030】従って、今、操作パネルからの指令に基づ
き建物に設置された運転制御装置(図示されず)によっ
て、乗りかご32が昇降路30内を上記リニアモータの
二次導体33a、33bと一次コイル31a、31bと
の推力作用によって昇降する。
【0031】他方、上記乗りかご32は上記操作パネル
からの指令に基づき運転制御装置で横行路34内を上記
リニアモータの一次コイルと上記横行用の二次導体との
推力作用によって水平走行する。
【0032】他方、乗りかご32の緊急制動時、前述し
たように、調速機44の接触ローラ44hが乗りかご3
2の異常速度を検出すると、このローラ44hと共軸一
体のプーリ44gがベルト44jを介して上記ガバナー
44cを異常回転するから、このガバナー44cのフラ
イウエイト44bが遠心力の作用で外方へ突出してリン
ク機構45の係止杆45aに係合するので、このリンク
機構45に連結している上記各リフトロッド43を介し
て上記制動装置40の各楔部材41を上方へ引上げ、こ
の各楔部材41を上記各末広がりガイドレール36へ圧
接して制動を掛けると共に乗りかご32の昇降動作を停
止する。
【0033】又一方、乗りかご32が横行路34から昇
降路30へ走行するとき、この乗りかご32の各ローラ
ガイド装置37が各末広がりガイドレール36へ誘導案
内して上記乗りかご32を円滑に嵌合して昇降する。
【0034】次に、図5乃至7に示される本発明の他の
実施例は、上記リニアモータの一次コイル31a、31
bと二次導体33a、33bとの間に働く吸引力で乗り
かご32を中立位置から外れないようにして昇降時の推
進効率の向上を図るものである。
【0035】即ち、図5乃至7において、上記乗りかご
32の上下角隅部には、各ガイド磁石部材48が僅かに
外方へ突出して設けられており、この各ガイド磁石部材
48は、磁場減衰防止用として、鉄心48aの中程にソ
レノイドコイル48bを巻装すると共に、このソレノイ
ドコイル48bに蓄電池48cを接続して電磁石49を
構成している。又、上記各ガイド磁石部材48の両端部
には、各永久磁石S1、S2 、S3 及びN1 、N2 、N3
が上記乗りかご32より僅かに外方へ突出してそれぞ
れ付設されており、この各永久磁石S1 、S2 、S3 及
びN1 、N2 、N3 の位置する上記昇降路30には、各
ガイド溝50が形成されている。この各ガイド溝50に
は、各永久磁石51a、51b、51cが上記各ガイド
磁石部材48の各永久磁石S1 、S2 、S3 及びN1 、
N2 、N3 に対して互いに向合って斥力(反発力)を生
じるように埋設されている。つまり、上記各永久磁石5
1a、51b、51cは各永久磁石S1 、S2 、S3 及
びN1 、N2 、N3 に対して互いに向合って斥力を生じ
るように同一極性を構成している。
【0036】従って、上述した図5乃至7に示される本
発明の他の実施例は、乗りかご32の昇降時、上記リニ
アモータの一次コイル31a、31bと二次導体33
a、33bとの間に働く推進力作用で乗りかご32を昇
降すると共に、上記各永久磁石の付力で乗りかご32を
中立位置から外れないようにしており、これによって他
の発明は昇降時の推進効率の向上を図っている。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、上記乗りか
ごに制動装置を設け、この制動装置の各楔部材に調速機
を各リフトロッドを介して連結して設けているので、制
動力を低減することなく、制動装置自体を小型軽量化す
ることができるばかりでなく、乗りかごを横行き状態か
ら昇降状態に切り替わるときも各末広がりガイドレール
へ円滑に嵌合できるし、さらに、本発明は、乗りかごを
横行き状態から昇降状態に切り替わるとき切り替え時間
を短縮できるし、さらに、制動装置自体を小型軽量化に
伴い、乗りかごの乗客の収容人数を大きくすることがで
きる。
【0038】さらに他の発明は、乗りかごの上下角隅部
に各ガイド磁石部材を設け、この各ガイド磁石部材の位
置する上記昇降路に各ガイド溝を形成し、この各ガイド
溝に各永久磁石を埋設し、上記各ガイド磁石部材と上記
各永久磁石とが互いに斥力(反発力)を生じるようにし
ているので、上記リニアモータの二次コイルと一次導体
との間に働く推力作用で乗りかごを昇降すると共に、乗
りかごを各永久磁石の付力作用で中立位置から外れない
ようにして昇降抵抗を少なくして乗りかごのガイドシュ
ーの摩耗を低減できると共に、上記昇降路のガイドレー
ルの継ぎ目等による段差に起因する振動を低減して静粛
に昇降をして昇降時の推進効率の向上を図ることができ
る等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自走式エレベータを示す斜視図。
【図2】本発明の自走式エレベータの乗りかごの制動装
置の要部を示す拡大図。
【図3】本発明の自走式エレベータの平面図。
【図4】本発明の自走式エレベータの乗りかごの調速機
の要部を示す拡大側面図。
【図5】他の発明の自走式エレベータを示す斜視図。
【図6】同上平面図。
【図7】同上拡大図。
【図8】従来の自走式エレベータを示す平面図。
【図9】従来の自走式エレベータの乗りかごの制動装置
の平面図。
【図10】従来の自走式エレベータを示す平面図。
【符号の説明】
30 昇降路 32 乗りかご 34 横行路 40 制動装置 41 楔部材 43 リフトロッド 44 調速機

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高層建物の昇降路とエレベータの乗りかご
    との間でリニアモータを構成して走行する自走式エレベ
    ータにおいて、上記乗りかごに設けられた制動装置と、
    この制動装置の各楔部材に各リフトロッドを介して連結
    して設けられた調速機とを具備したことを特徴とする自
    走式エレベータ。
  2. 【請求項2】昇降路の両側壁に案内溝による各ガイドレ
    ールを設けたことを特徴とする請求項1記載の自走式エ
    レベータ。
  3. 【請求項3】昇降路及び横行路の交差部の両側壁に形成
    された各末広がりガイドレールと、この各末広がりガイ
    ドレールに誘導案内されるように上記乗りかごに設けら
    れた各ローラガイド装置とを具備したことを特徴とする
    請求項1記載の自走式エレベータ。
  4. 【請求項4】高層建物の昇降路とエレベータの乗りかご
    との間でリニアモータを構成して走行する自走式エレベ
    ータにおいて、上記乗りかごの上下角隅部に設けられた
    各ガイド磁石部材と、この各ガイド磁石部材の位置する
    上記昇降路に形成された各ガイド溝と、この各ガイド溝
    に埋設された各永久磁石とを備え、上記各ガイド磁石部
    材と上記各永久磁石とが互いに斥力を生じるようにした
    ことを特徴とする自走式エレベータ。
  5. 【請求項5】ガイド磁石部材に設けられた電磁石と、こ
    の電磁石の鉄心の端部に付設された永久磁石とを具備し
    たことを特徴とする請求項4記載の自走式エレベータ。
JP13082493A 1993-06-01 1993-06-01 自走式エレベータ Pending JPH06340390A (ja)

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