JPH06340277A - クローラ走行装置 - Google Patents

クローラ走行装置

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JPH06340277A
JPH06340277A JP15608293A JP15608293A JPH06340277A JP H06340277 A JPH06340277 A JP H06340277A JP 15608293 A JP15608293 A JP 15608293A JP 15608293 A JP15608293 A JP 15608293A JP H06340277 A JPH06340277 A JP H06340277A
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Keiji Kodama
児玉啓治
Yoshimichi Wada
和田芳道
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機体フレームと走行フレームを簡単な構成で
能率よく的確に組付けるとともに、長期にわたるクロー
ラ走行装置の円滑な昇降動作を行う。 【構成】 クローラ走行装置2の走行フレーム5には前
後に取付孔20,21を穿設し、機体フレーム3に設け
た昇降リンク機構11には前リンク12及び後リンク1
4を設けるとともに、前記取付孔20と前リンク12は
偏心形成した取付ピン22を挿入して取付け、また、取
付孔21と後リンク14は取付ピン23で取付けること
により、機体フレーム3に左右のクローラ走行装置2を
昇降自在に組付け構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンバイン等の走行作業
機におけるクローラ走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、左右一対のクローラ走行装置を機
体フレームに昇降リンク機構を介して各別に支持すると
ともに、昇降動作自在に設けて機体の左右傾動姿勢を制
御するようにしたコンバイン等の走行作業機において、
クローラ走行装置は走行フレームの前後に開設した各取
付孔と、機体フレームに設けた昇降リンク機構の前リン
クと後リンクとの取付孔とに取付ピンを挿入して機体フ
レームに組付け構成されている。そして、上記取付ピン
を装着するために走行フレームに設けた取付片は、機体
フレームや走行フレーム等の溶接並びに機械加工時の寸
法誤差、及び、組み立て時の集積誤差等を調整吸収する
ために、走行フレームの上面にボルトで締着した可動取
付片となして前後調節可能に設けるようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のクローラ走
行装置の取付け構成では、前リンクと後リンクの取付孔
距離と走行フレームの前後の取付片の取付孔距離との間
に誤差がある場合に、取付ピンが両者の取付孔に合致し
ないので、前記ボルトを緩め可動取付片の取付孔がリン
クの取付孔と一致するように前方或いは後方に動かし、
取付ピンを両者の取付孔に挿入したのち、ボルトを締着
して走行フレームと機体フレームとを組付けている。
【0004】従って、可動取付片は走行フレーム上にお
いて前後方向の移動によって誤差の調整が行われ、可動
取付片に連結されるリンクの設定姿勢が大きく変姿さ
れ、機体フレームが走行フレームに対し前傾斜或いは後
傾斜した状態で組付けられる問題がある。また、長期間
の使用において機体荷重並びに走行作業時の過大な衝撃
を受けたり、ボルトが緩むことにより可動取付片の取付
位置にずれを生じ、昇降作動不良等の不具合を伴う欠点
がある。さらに、上記の組付け作業は重量構造で、且
つ、狭小なクローラ走行装置の機構内部で行われるた
め、可動取付片の調整固定が行い難く、組立て作業が非
能率であるとともに危険を含む問題がある。そこで本発
明は、上記従来の問題点を解消し簡単な構成で能率よく
的確に両フレームを組付けることができるとともに、ク
ローラ走行装置の円滑な昇降動作を行うことのできるク
ローラ走行装置の提供を行おうとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のクローラ走行装置は、機体フレームに回動自在
に枢支する昇降リンク機構に、走行フレームを取付け
て、機体フレームに対して走行フレームを上下昇降自在
になすクローラ走行装置において、前記昇降リンク機構
に前後方向に複数設けた昇降リンクの内、少なくとも一
方の昇降リンクを、走行フレームの取付孔に対して偏心
する取付ピンにより着脱自在に取付け、該偏心取付ピン
の組付け時の回動によって、昇降リンクと走行フレーム
の取付位置を前後に微小量だけ変更して取付け可能に構
成している。
【0006】
【作用】上記した構成によりクローラ走行装置2と機体
フレーム3との組付けは、走行フレーム5の取付片20
a及び21aに、機体フレーム3に枢支した複数の昇降
リンクを有する昇降リンク機構11の前リンク12及び
後リンク14を対応させ、取付ピン23を後リンク14
と取付片21aに挿入したのち、前リンク12を取付片
20aの取付孔20を合わせて偏心形成した取付ピン2
2を両孔内に挿入する。このとき該取付ピン22を左右
に回動して挿入することにより、昇降リンク機構11と
走行フレーム5の取付位置を前後に微小量だけ変更し
て、製作時の誤差を調整して取付けることができる。こ
れにより走行作業機は油圧シリンダ18の作動により前
リンク12と後リンク14を的確に作動して、左右のク
ローラ走行装置2,2を機体フレーム3に対し円滑に昇
降動作させることができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案実施例を図面に基づき説明す
る。走行作業機の一実施例として図1に示すコンバイン
1は、左右一対のクローラ走行装置2,2を昇降可能に
支持する機体フレーム3に刈取装置A及び脱穀装置Bを
前後方向に搭載するとともに、該機体フレーム3の前方
にトランスミッヨン4を配置している。前記クローラ走
行装置2,2 は左右同一の構成であり、図2に左側の
クローラ走行装置2を示し、その略々全長にわたる走行
フレーム5の下部には適数の転輪6及び可動転輪6a並
びにガイドバー6bを装着するとともに、上部に上転輪
6cを取付けている。
【0008】また、走行フレーム5の後部にはガイドパ
イプ7を固定し、該ガイドパイプ7に遊動輪8を回転自
在に支架したホルダ9を摺動可能に挿通し、ボルト7a
によって前後調節可能に設けている。そして、前記トラ
ンスミッヨン4の下方で機体フレーム3前方には駆動ス
プロケット10が回転自在に軸支され、これら各輪体間
には無端帯状のクローラ2aが巻掛けされている。
【0009】11は機体フレーム3と走行フレーム5と
の間に設けたクローラ走行装置2の昇降リンク機構であ
り、機体フレーム3に固着した支筒3a,3a,3a
に、回動軸12a 13a 14aをそれぞれ支承され
た昇降リンクとしての前リンク12及び後リンク14、
また揺動リンク13を揺動自在に枢支するとともに、側
面視おいてL型に形成した前リンク12と後リンク14
の上端を、それぞれ揺動リンク13の中途に枢着された
ネジ付の作動杆15とリンクバー16に連結し、また、
上記揺動リンク13の上端は機体フレーム3に枢軸17
で取付けられた油圧シリンダ18のピストン18aに接
続している。また、上記前リンク12と後リンク14の
回動軸12a,14aの端部にはスプラインを形成して
リンクアーム12b,14bの基部を取付けるととも
に、該リンクアーム12b,14bの他端部はそれぞれ
走行フレーム5に突設形成した取付片20a,21aの
取付孔20,21に取付ピン22,23で連結枢支する
ことによりリンク構成している。
【0010】そして、図3,図5に示すように上記前リ
ンク12側の取付ピン22は、内側端部を小径部22a
に、またこれと同軸心Pとした外側端部を大径部22b
に形成するとともに、これらの間に前記取付片20aに
穿設した取付孔20に嵌合する支承部22cを前記軸芯
Pより他側にHだけずらして偏心形成している。尚、上
記偏心代Hは昇降リンク機構11並びに走行フレーム5
等の製作時誤差程度内を限度に設定されている。また、
前述したリンクアーム12b端は二又状に形成して、上
記偏心した取付ピン22の小径部22a、並びに大径部
22bをそれぞれ嵌合支持する小取付孔12cと大取付
孔12dとを穿設している。25,26は抜け止め防止
用のボルト及びワッシャであり、前記小径部22a側に
はボルト25締着用のネジ孔27が設けてある。上記構
成した昇降リンク機構11は運転席から任意に昇降操作
可能とするとともに、機体適所に設置した傾斜感知セン
サー(不図示)の信号により圃場の傾き或いは凹凸を感
知して自動昇降制御されるものである。
【0011】本実施例は以上のような構成からなるの
で、クローラ走行装置2上に機体フレーム3を載置する
組付け作業は、走行フレーム5の取付片20a及び21
aに、機体フレーム3に構成した昇降リンク機構11の
前リンク12及び後リンク14を対応させ、両者間に取
付ピン22,23のそれぞれを挿入連結して組付けられ
る。この取付ピン22の組付けに際して、機体フレーム
3を適宜な支持具(不図示)を用いるか、或いは、前後
リンクの支筒3aを走行フレーム5に載置することによ
り、該走行フレーム5に平行に支持させた状態となし、
先ず取付ピン23を後リンク14と取付片21aに挿入
連結したのち、前リンク12のリンクアーム12bを把
持して動かし、その大取付孔12dと取付片20aの取
付孔20を合わせて取付ピン22を両孔内に挿入する。
【0012】このとき、前リンク12と後リンク14の
取付孔距離と取付片20a,21aの取付孔距離との間
に誤差がある場合には、取付ピン22の小径部22a端
面がリンクアーム12bの小取付孔12c回りに接当す
るので、このときは取付ピン22の大径部22bを把持
して小径部22aを左右に回すことにより上記誤差を調
整して、該小径部22aを小取付孔12cに容易に一致
させて取付ピン22をスムースに押入することができ、
また同時に大径部22bも大取付孔12d内に容易に嵌
合される。これにより機体フレーム3は誤差を的確に調
整されて大きく傾斜することなく走行フレーム5に平行
に支持された状態となり、ネジ孔27にワッシャ26を
ボルト25で締着し組付けを完了される。
【0013】従って、コンバイン1は油圧シリンダ18
が作動しピストン18aが前後動され、揺動リンク13
が枢支軸13aを中心に揺動すると、作動杆15及びリ
ンクバー16は前リンク12と後リンク14を同時に揺
動回動させるので、図2点線に示すように左右のクロー
ラ走行装置2,2は機体フレーム3に対し、各別或いは
同時に昇降動作されて機体の左右傾斜姿勢を適正に制御
され、湿田又は傾斜地盤等の圃場における刈取作業を良
好に遂行することができる。上記の昇降動作において前
記偏心取付ピン22は機体の荷重を受けて、その支承部
22cが取付片20aに嵌合固定された状態となり、前
リンク12は上記支承部22cに偏心した小径部22a
と大径部22bの軸芯Pを中心として円滑に回動される
ものである。尚、実施例では前リンク12側の取付ピン
22を偏心形成した取付ピンとなして組付けたが、後リ
ンク14側の取付ピン23を偏心ピンとしてもよく、ま
た、取付ピン22の偏心ピン形状は図5の形状に限られ
るものではない。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成したか
ら、クローラ走行装置と機体フレームとの組付けの際、
前記両者間の取付孔に偏心形成した取付ピンを挿入して
取付けるようにしたので、該取付ピンは前後方向に複数
設けた昇降リンクの取付部距離と、走行フレームの取付
部距離との間の誤差を調整しながら極めて容易に挿入で
きて取付けられるので、クローラ走行装置の昇降動作を
正確且つ円滑に行うことができるとともに、クローラ走
行装置と機体フレームとの組付け作業が簡易迅速にでき
て作業能率を向上することができる。また、上記の組付
けは本来既設の取付ピン部分を偏心形成させて行うもの
であるから、大荷重や衝撃に強い連結構成を部品点数を
増やすことなく簡単で廉価な構成に製作することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例に係わるクローラ走行装置を備え
たコンバインの斜視図である。
【図2】左側のクローラ走行装置を示す側面図である。
【図3】昇降リンク機構の要部を示す平断面図である。
【図4】図3を一部破断して示す拡大側面図である。
【図5】取付ピンの形状を示し、a図はその正面図であ
り、b図は側面図である。
【符号の説明】
1 コンバイン(走行作業機) 2 クローラ走行装置 3 機体フレーム 5 走行フレーム 11 昇降リンク機構 12 前リンク 14 後リンク 18 油圧シリンダ 20,21 取付孔 20a,21a 取付片 22,23 取付ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体フレームに回動自在に枢支する昇降
    リンク機構に、走行フレームを取付けて、機体フレーム
    に対して走行フレームを上下昇降自在になすクローラ走
    行装置において、前記昇降リンク機構に前後方向に複数
    設けた昇降リンクの内、少なくとも一方の昇降リンク
    を、走行フレームの取付孔に対して偏心する取付ピンに
    より着脱自在に取付け、該偏心取付ピンの組付け時の回
    動によって、昇降リンクと走行フレームの取付位置を前
    後に微小量だけ変更して取付け可能に構成するクローラ
    走行装置。
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