JPH0633967Y2 - パチンコ式遊技機の遊技装置 - Google Patents

パチンコ式遊技機の遊技装置

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JPH0633967Y2
JPH0633967Y2 JP1988163866U JP16386688U JPH0633967Y2 JP H0633967 Y2 JPH0633967 Y2 JP H0633967Y2 JP 1988163866 U JP1988163866 U JP 1988163866U JP 16386688 U JP16386688 U JP 16386688U JP H0633967 Y2 JPH0633967 Y2 JP H0633967Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、パチンコ式遊技機の遊技装置にかかり、更
に詳述すれば、パチンコ球を使用する遊技機の遊技盤に
実施されるものにあって、遊技盤内に打出された遊技球
を、通過し得るとともに通入し得る新規な遊技装置に関
する。
〔技術背景〕
周知のように現存するこの種のパチンコ式遊技機(以下
単にパチンコ機ともいう)では、その遊技内容に従って
型式が区分されているが、何れの型式にあっても、当該
の遊技盤においては、型式に適合する所望の遊技内容を
奏し得るべく、使用選択された各種の入賞装置が設定位
置に取着され、また相当本数の遊技くぎ等が各入賞装置
に対応して所望の配置形態に設定されて植設されてい
る。
遊技盤に配置される入賞装置の選定及び取着位置の設定
そしてくぎの配置形態の設定を含めて一般に「ゲージ」
とも称しており、この「ゲージ」の設定にあっては、技
術担当者が、一応の理論に基いて長年の経験と感に頼っ
て多面に亘り検討して創意工夫を凝らし設計している
が、特に上記くぎの設定については、当該入賞装置に対
して幾通りの配置形態が提案されるところであり、また
一つの特定の配置形態だけが、所望とする遊技内容に最
も効果的であるとは断定できないところでもある。それ
だけに全てのパチンコ機において、「ゲージ」が最も重
要な技術事項の一つとされており、当該遊技盤について
は、慎重かつ厳正に設定された「ゲージ」に基いて各種
の入賞装置及び各装置に対する相当本数のくぎが配置さ
れて構成されている。
ちなみにパチンコ機の試作段階において、設定された
「ゲージ」に基いて構成された遊技盤については、何度
もテストされて遊技球の落下態様や各入賞装置に対する
入賞状況等を多面に亘り検討され、当初企画した遊技内
容と同等又はそれ以上の結果が得られれば、以後本製作
の段階に進められることになり、一方逆に良くないテス
ト結果の場合には、当該「ゲージ」の再検討が必要とな
り、初めから見直してくぎの配置形態等の変更がなされ
る。この際一般的には当該遊技盤における設計変更部分
のくぎを打ち変えているが、時には新たに遊技盤を試作
する場合もあり、何れにしても相当な手数や時間を要す
ることになり、その上変更以後の遊技盤において、望ま
しい遊技内容の結果が得られるか否かは保証されてはお
らず、何回もテストを繰返し行なっている実情にある。
なお入賞装置につていは、その構成.サイズ.形態等の
面から区分される多くの種類のものがあり、全ての型式
のパチンコ機に実施可能とされた最も標準的なもので
は、一般にチャッカーとも称されているもの(遊技球用
の入賞口が一定開口広さとされたまま全く変化されない
もの)及びチューリップ式役物とも称されているもの
(左右一対の羽根間に構成された入賞口に遊技球が入賞
する毎に関連して、上記羽根が狭閉と拡開に状態変化し
て入賞口の開口広さを大小変化し得るもの)そして連動
役物とも称されているもの(遊技球が遊技盤上の特定の
位置を通過したり所定位置の入賞口に入賞した場合にお
いて、その遊技球の通過または入賞に連動して当該入賞
口が開放変化し得るものであって、電気的動力手段を使
用しないもの)がある。またパチンコ機の型式別、遊技
内容別に応じて実施可能とされる上記以外の入賞装置に
ついては、一般に電動役物とも称されているもの(入賞
口を構成する開閉部材が電気的動力手段を利用して開閉
変化されるものにあって、その入賞口のサイズにより大
入賞口装置.普通電動入賞装置とも称されるもの)があ
る。
〔従来技術〕
従来のパチンコ機では、遊技内容が異なる何れの型式に
あっても、所望の「ゲージ」に基いて構成された遊技盤
において、各種入賞装置及び多数本の遊技くぎ等が配置
されているが、入賞装置は、前述した何れの種類のもの
にあっても、本来が専ら当該入賞口に遊技球を入賞させ
ることを目的とするものであって、実施状態においてそ
の位置は、一定不変のままで一切の調整や変更が不能と
されており、入賞口に対する遊技球の落下方向や通過態
様の変更案内.入賞状態の加減調整等を図ることは許さ
れない。一方遊技くぎは、本来遊技球に対する障害物と
して球の自然な落下を図るための前提にあって、遊技球
の落下方向や通過態様に変化を与えるためのものであっ
て、植設後において個々の向きや間隔の調整が許容され
ており、遊技球の落下.通過態様を微妙にまた多様に変
化し得るものの、遊技球を入賞口に向けて特別かつ確実
に案内することは許されず、また入賞することはできな
い。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従って従来のパチンコ機では、遊技店内で遊技に供され
た実施状態において、各々の入賞装置に対する遊技球の
入賞率.入賞状態等の調整については、専ら遊技くぎの
調整に頼っているのが実情である。現にそれぞれの遊技
店では、毎日の営業開始前又は終了以後において、管理
者等が1台毎にくぎの調整を行っているが、その多くの
場合において、各入賞装置の周囲に多数本の遊技くぎや
特定位置のくぎが多様に変化され、時には遊技球が入賞
し易いかのような見せ掛け状態を含めて著しく変化され
てしまい、適正な「ゲージ」に基づいて遊技内容が損な
われてしまうこともある。実際においてくぎの調整如何
により当該入賞装置に対する入賞状態の「良し.悪し」
が決定され、その差異が著しく現れる。
このような状況にあって、遊技者がパチンコ機を選択す
る際に、当該遊技盤の遊技くぎ、特に各入賞装置の周囲
におけるくぎの状態を見て迷ったり、不快な思いをして
いることも事実であり、また遊技くぎの調整に起因して
遊技を快適に楽しむことができず、特に入賞状態が「悪
い」と想定された場合には、当該パチンコ機に遊技者が
寄り付かなくなることも事実である。この結果当該のパ
チンコ機が、前述した所望の「ゲージ」に基いて、構成
された遊技盤を備えて適正な遊技内容を奏し得る優良な
ものであっても、現実の実施状態にあって、遊技者にと
っては望ましいものとはされず、むしろ違和感を抱かれ
てしまい、時には「このパチンコ機は入らない」との評
価が決定されてしまうことすらある。
〔目的〕
本考案の目的は、遊技球用の球通過案内部と、球通入部
と合体した遊技装置を提供し、以て所望とする適正な遊
技内容を維持して快適な遊技の向上を図るとともに、遊
技者のパチンコ機に対する不快感.違和感を解消するこ
とにある。
〔問題を解決するための技術手段〕 本考案は、前述した問題を解決するために新規に提案さ
れたもので、遊技盤の前面に取着される本体の上部にお
いて、多数本のくぎ状案内片を適宜間隔で配置して遊技
球の通過領域を形成した球通過案内部が構成される一
方、上記本体の下部において、上記球通過案内部の通過
領域の下部に入賞口を開口し得る球通入部が構成されて
なる遊技装置であり、球通過案内部において遊技球を自
然に通過させたり落下し得る一方、球通入部において上
記球通過案内部から通過された遊技球を通入し得るもの
である。
〔実施例〕
本考案にかかるパチンコ式遊技機の遊技装置について、
好適な実施例を挙げて図面参照して説明する。本例で
は、種類的にチャッカー式非可変形態例に属するもの
と、チューリップ式可変形態例に属するものとに区分し
て夫々の具体的な実施例について、球通過案内部と、球
通入部とが合体された個々の遊技装置を提示しており、
何れも第22図に例示されるように遊技盤Bの所要部位に
選択して取着されて実施されるものである。ただし同遊
技盤Bにおいては、図示しないが従来の遊技盤の場合と
同様に相当本数の遊技くぎ等が植設されるものであり、
また全ての本例遊技装置の周囲に、所望の「ゲージ」に
基いて設定された配置形態に従って多数本の遊技くぎが
配置されるものとする。以下非可変形態例、可変形態例
の遊技装置にかかる各実施例毎に説明する。
〔第1実施例〕 第1図〜第3図に示す本例のチャッカー式非可変形態例
の遊技装置P1では、遊技盤Bの前面にビス等で取着され
る本体1と、同本体1の前面に所定間隔をおいて取着さ
れた前板2をベースとして、上部に球通過案内部Gが、
下部に球通入部Wが夫々構成されている。上記球通過案
内部Gでは、本体1の前面両側において、多数本のくぎ
状案内片3(図示各側5本ずつ)が、上下方向に等間隔
的に配置されてその内側つまり本体1の前面中央部に所
定空間を有する遊技球用の通過領域4が形成されてい
る。これらの案内片3は、ともに同径円軸状とされて本
体1と一体成形されており、そして図示の下末広がり配
置形態において、両側最上端の案内片3同志の間が遊技
球の通過し得る最小間隔とされ、また両側最下端の案内
片3同志の間が最大間隔とされている。ちなみに同案内
部Gでは、全ての案内片3が俗に「袴くぎ」とも称され
る配置形態とされている。
一方上記球通入部Wでは、本体1の前面にUの字形の入
賞口5が形成されて上記通過領域4の縦央下部に位置さ
れる一方、本体1の裏面に通出路6が形成されて互いに
連通されている。そして入賞口5の上方において、本体
1と前板2との間に検出スイッチ7が水平横通状態で着
脱自在に装着されている。このスイッチ7は、入賞する
遊技球を通過検出し得る磁気センサー形式のものを例と
するが、その球通過検出孔8が入賞口5の開口上面に整
合されて実質的な遊技球用の入賞口とされている。
前述のように構成された本例第1の遊技装置P1では、従
前の入賞装置と同様に取扱い得るとともに、遊技盤Bの
所要部位(第22図中左側を例示)に当該「ゲージ」に従
って設置して実施し得る。この実施状態において、球通
過案内部Gの各側の案内片3に当接又は衝突した遊技球
を、外下方向へ落下させることができる。一方同案内部
Gの開口上面から通入した遊技球を、通過領域4内に落
下させて直下方向あるいは左側又は右側へ通過し得る。
そして通過領域4内を直下して球通入部Wの検出スイッ
チ7の球通過検出孔8内に入った遊技球を、以降入賞球
として入賞口5から通出路6を通出させて遊技盤Bの裏
側へ排出し得る。
〔第2実施例〕 第4図〜第6図に示す本例の遊技装置P2では、前記第1
遊技装置P1の類似例とされたものであって、球通過案内
部Gでは、同様な「袴くぎ」とされて本体1の前上面の
両側に、多数本のくぎ状案内片3が配列されてその内側
に通過領域4が形成されている。一方上記球通入部Wで
は、前板2の中央部内側に入賞口5が形成されて上記通
過領域4の縦央下部に位置される一方、本体1の中央部
裏面に通出路6が形成されて互いに連通されている。な
お9はデジタル式の可変表示器を示す。
前述のように構成された本例第2遊技装置P2について
も、前例装置と同様に遊技盤Bの所要部位(第22図中左
下部を例示)に実施し得、そして球通過案内部Gの各側
の案内片3及び通過領域4を利用して遊技球を、跳ね返
り状態を含み各方向へ自然に通過させたり落下させるこ
とができる。また通過領域4内を直下して球通入部Wの
入賞口5に入った遊技球を、入賞球として通出路6から
遊技盤Bの裏側へ排出し得る。
〔第3実施例〕 第7図〜第9図に示す本例の遊技装置P3では、前例装置
の応用例とされたものであって、球通過案内部Gでは、
本体1の前面両側において、多数本のくぎ状案内片3図
示各側7本ずつ)が、上下方向に等間隔的に配列されて
互いの内側に通過領域4が形成されている。そしてこれ
らの案内片3は、外向き凸湾曲状の配置形態とされて両
側最上端の案内片3同志の間が遊技球の通過し得る最小
間隔とされ、また両側最下端の案内片3同志の間が最大
間隔とされている。ちなみに同案内部Gでは、全ての案
内片3が俗に「籠くぎ」とも称される配置形態とされて
いる。一方球通入部Wでは、上記本体1の下部前面に入
賞口5が形成されて上記通過領域4の縦央下部に位置さ
れる一方、本体1の裏側に通出路6が形成されて互いに
連通されている。
前述のように構成された本例第3遊技装置P3について
も、前例の各装置と同様に遊技盤Bの所要部位(第22図
中右上を例示)に実施し得、そして球通過案内部Gの各
案内片3及び通過領域4を利用して遊技球を、各方向へ
通過したり落下させることができ、また通過領域4内を
直下して球通入部Wの入賞口5内に入った遊技球を、入
賞球として通出路6から遊技盤Bの裏側へ排出し得る。
〔第4実施例〕 第10図〜第12図に示す本例の入賞装置P4では、前記第3
遊技装置P3の類似例とされたものであって、球通過案内
部Gでは、同様な「袴くぎ」とされて本体1の前上面の
両側に、多数本のくぎ状案内片3が配列されてその内側
に通過領域4が形成されている。一方上記球通入部Wで
は、前板2の中央部内側に形成された入賞口5が上記通
過領域4の縦央下部に位置される一方、本体1の中央部
裏面に通出路6が形成されて互いに連通されている。そ
して入賞口5の上方において、本体1と前板2との間に
検出スイッチ7が装着されており、その球通過検出孔8
が入賞口5の開口上面に整合されて実質的な入賞口とさ
れている。
前述のように構成された本例第4遊技装置P4について
も、遊技盤Bの所要部位(第22図中左上を例示)に実施
し得、そして全例の各装置の場合と同様に、球通過案内
部Gの各案内片3及び通過領域4を利用して遊技球を、
各方向へ自然に通過させたり落下させることができ、ま
た通過領域4内を直下して球通入部Wの検出スイッチ7
の球通過検出口8に通入した遊技球を、入賞球として入
賞口5から通出路6を通出させて遊技盤Bの裏側へ排出
し得る。
〔第5実施例〕 第13図〜第15図に示す本例のチューリップ式可変形態例
の遊技装置P5では、遊技盤Bの前面にビス等で取着され
る本体11と、同本体11の前面に所定間隔をおいて取着さ
れた前板12をベースとして、上部に球通過案内部Gが構
成される一方、下部に球通入部Wが構成されている。上
記球通過案内部Gでは、前例装置における「袴くぎ」と
されて各側に多数本のくぎ状案内片13(図示各側5本ず
つ)が等間隔的に配置されて内側に所定の空間を有する
通過領域14が形成されている。
一方上記球通入部Wでは、既存のチューリップ入賞装置
と基本的には同様に構成されたものであって、本体11と
前板12下部の受け箱部12Aの間に、左右一対の羽根16が
開閉自在に軸支されてこの両羽根16間に入賞口15が構成
されており、そして本体11裏側に形成されて前板12の受
け箱部12Aと連通された裏箱17内には、入賞球の通入時
に傾動変化して両羽根16を状態変化させ得る案内操作部
材18が軸支されている。ちなみに球通入部Wでは、通常
時において両羽根16が起立狭閉状態に静止保持されて入
賞口15が最小開口広さのまま通過領域14の縦央下部に位
置されている。
前述のように構成された本例第5遊技装置P5では、従前
のチューリップ式入賞装置と同様に取扱い得るととも
に、遊技盤Bの所要部位(第22図中右下部を例示)に設
定された「ゲージ」に従い設置して実施し得る。この実
施状態において、球通過案内部Gの各側の案内片13に当
接した遊技球を、跳ね返り状態を含み外下方向へ落下さ
せることができ、また同案内部Gの開口上面から通入し
た遊技球を、通過領域14に落下させて直下又は左右の各
方向へ通過し得る。そしてこの通過領域14内を直下して
起立狭閉状態にある両羽根16間の入賞口15に入った遊技
球を、以降入賞球として両羽根15間から本体11裏側の案
内操作部材18上を通出して裏箱17から遊技盤Bの裏側へ
排出する。この際上記案内操作部材18が、入賞球の重み
により傾動変化されて両羽根16を解放することにより、
同羽根16が図示のように外側へ傾倒した拡開状態に変化
されて入賞口15を広げる。
そして上記球通入部Wの開放状態において、上記通過領
域14の内外を落下する何れの遊技球についても、拡開状
態の入賞口15に入ると、以降は入賞球として両羽根16の
下部間を通出して両羽根16を起立復帰させた後、前板12
の受け箱12A内から上記案内操作部材18の下方を通出し
て裏箱17から遊技盤B裏側へ排出する。この際案内操作
部材18が、同入賞球を重みを受けて元位置に復帰されて
両羽根16を元の起立狭閉状態に拘束保持する。
〔第6実施例〕 第16図〜第18図に示す本例の遊技装置P6では、前記第5
遊技装置P5の応用例とされたものであって、球通過案内
部Gでは、前記第3.4の遊技装置P3.P4と同様な「籠く
ぎ」とされて本体11の前上面の両側に、多数本のくぎ状
案内片13が配列されてその内側に通過領域14が形成され
ている。一方上記球通入部Wでは、形状等の差異があっ
ても、同様なチューリップ形態に構成されたものであっ
て、本体11と前板12下部の受け箱部12Aとの間に開閉自
在に軸支された羽根16間に入賞口15が構成されており、
そして前板12の受け箱部12Aと連通された本体11裏側の
裏箱17内には、入賞球の通入時に傾動変化して両羽根16
を状態変化し得る案内操作部材18が軸支されている。
前述のように構成された本例第6遊技装置P6について
も、全例の装置P5の場合と同様に、遊技盤Bの所要部位
(第22図中右を例示)に実施し得、そして球通過案内部
Gにおいて、遊技球を各方向へ自然に通過させたり落下
させることができ、また球通入部Wにおいて、球通過案
内部Gを通過した遊技球を羽根16間の入賞口15に入賞し
て裏箱17から遊技盤Bの裏側へ排出する。なお遊技球の
入賞に伴い、上記案内操作部材18が入賞球の重みにより
傾動変化される一方、羽根16が図示のように外側へ傾倒
した拡開状態、また元の起立狭閉状態に変化される。
〔第7実施例〕 第19図〜第21図に示す本例の遊技装置P7では、前例装置
の応用例とされたものであって、本体11と前板12の間に
おいて、上部に構成された球通過案内部Gでは、多数本
のくぎ状案内片13(図示9本)が、上下及び左右に亘り
球を通過し得る間隔を以て配置されて俗に「バラくぎ」
とも称される配置形態とされており、そして各くぎ13同
志の間が通過領域14とされている。一方球通過部Wで
は、同様なチューリップ形態に構成されたものであっ
て、本体11と前板12下部の受け箱部12Aの間に、左右一
対の羽根16が開閉自在に軸支されてこの両羽根16間に入
賞口15が構成されており、そして前板12の受け箱部12A
と連通された本体11裏側の裏箱17内には、入賞球の通入
時に傾動変化して両羽根16を状態変化させ得る案内操作
部材18が軸支されている。
前述のように構成された本例第7遊技装置P7について
も、図示はしないが全例の装置P5.P6の場合と同様に遊
技盤Bの所要部位に実施し得る。そして球通過案内部G
において、遊技球を各方向へ自然に通過させたり落下さ
せることができ、また球通入部Wにおいて、球通過案内
部Gを通過した遊技球を羽根16間の入賞口15に入賞して
裏箱17から遊技盤Bの裏側へ排出する。なお遊技球の入
賞に伴い、上記案内操作部材18が入賞球の重みにより傾
動変化される一方、羽根16が図示のように外側へ傾倒し
た拡開状態、また元の起立狭閉状態に変化される。
ただし前述した全ての遊技装置において、当該の前板2.
12は、本体1.11や球通過案内部Gの各案内片3.13そして
球通入部Wの入賞口5に対し、ビスや接着剤等を利用し
て取着されるとし、そしてその内側に形成された係合部
2a.12aを以て各案内片3.13に対し位置決め係合される。
また夫々の本体1.11と前板2.12の所要部位には、遊技盤
Bの全面に亘り植設される遊技くぎと同様なくぎNを打
ち込み得るための口20が開口されており、同口20を利用
してくぎNが打ち込まれた際には、当該球通過案内部G
の各案内片3.13との間が、遊技球を自由に通過し得る間
隔とされている。なおこの遊技くぎNの場合は、当該入
賞口5.15又は検出スイッチ7の球通過検出孔8の直上方
に配置されて互いの内法間隔を以て入賞口の入口を形成
することになり、俗に「命くぎ」とも称される。そして
その向きや間隔が調整可能とされて当該入賞口に対する
遊技球の入賞状態の調整を図ることができる。ちなみに
「命くぎ」とされることから、その調整範囲は比較的制
限され、遊技者が見て不快感を覚える著しい変形.変更
はなされない。
〔変更例〕
本考案の対象とする遊技装置では、前述した各形態例の
ものにあって、球通過案内部Gと球通入部Wとを、個々
に分離構成して互いに組付ける形式のものとしてもよ
い。すなわちチャッカー式非可変形態例の場合では、第
23図に例示されるように球通過案内部Gの本体1Aの下部
と、球通入部Wの本体1Bの上部とにおいて、夫々位置決
め用の整合部21a.21bを形成するとともに、双方の整合
部21a.21bにビス孔22a.22bを配置する。またチューリッ
プ式可変形態例の場合についても、第24図に例示される
ように球通過案内部Gの本体11Aの下部と、球通入部W
の本体11Bの上部とにおいて、夫々位置決め用の整合部2
1a.21bを形成するとともに、双方の整合部21a.21bにビ
ス孔22a.22bを配置する。そしてこれら遊技装置の実施
にあたっては、球落下案内部Gと球入賞部Wとを互いに
上下整合して組付けた状態でビス着する。
なおこれらの遊技装置において、各部G.Wの前板2A.2B.1
2A.12Bは、互いの上下縁が接合又は離隔する何れの形式
でもよい。ちなみに斯る変更例の遊技装置にあっては、
球通過案内部Gと球通入部Wについて、互いに整合部21
a.21b及びビス孔22a.22bの位置を適合するもの同志にお
いて選択変換することができ、他形式の遊技装置の変更
構成が容易に可能となる。
なお実施例として特に図示説明はしないが、前述した球
通過案内部Gと、電気的動力を利用して開閉変化し得る
球通入部Wとが合体された電動式可変形態の遊技装置で
あってもよく、またこれら全ての遊技装置にあって、球
通入部Wの入賞口は、単に通過口とすることも勿論可能
である。
〔考案の効果〕
前述した実施例の説明から理解できるように本考案の遊
技装置によれば、在来の入賞装置と同等に取り扱い得る
とともに、遊技盤において所望の「ゲージ」に基いて設
定された所定位置に取着して実施できる。そして球通過
案内部において、適宜間隔及び所望の形態で配置された
多数本のくぎ状案内片及び同案内片間に形成された一定
空間を有する通過領域を利用して遊技球を内外の各方向
へ自然に通過させたり落下させることができ、また球通
入部において上述の球通過案内部を通過した遊技球を入
賞させることもできる。
従って本案遊技装置を実施した遊技盤(パチンコ機)で
は、設定された「ゲージ」に基づく所望の遊技内容を適
正に維持して快適な遊技の向上を図ることができるとと
もに、遊技者が迷ったり不快な思いをすることもなくパ
チンコ機を選択して遊技を楽しむことができる。またパ
チンコ機に対する違和感を解消して健全な遊技内容を奏
し得る娯楽機として望まれ、また好意的に寄り付くこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の各実施例を示すもので、第1図は本例第1
の遊技装置を一部破断して示す正面図、第2図は同じく
平面図、第3図は縦央側断面図、第4図は本例第2の遊
技装置を一部破断して示す正面図、第5図は同じく平面
図、第6図は縦央側断面図、第7図は本例第3の遊技装
置を一部破断して示す正面図、第8図は同じく平面図、
第9図は縦央側断面図、第10図は本例第4の遊技装置を
一部破断して示す正面図、第11図は同じく平面図、第12
図は縦央側断面図、第13図は本例第5の遊技装置を一部
破断して示す正面図、第14図は同じく平面図、第15図は
側面図、第16図は本例第6の遊技装置を一部破断して示
す正面図、第17図は同じく平面図、第18図は側面図、第
19図は本例第7の遊技装置を一部破断して示す正面図、
第20図は同じく平面図、第21図は側面図、第22図は遊技
盤における各遊技装置の実施態様例を略示する正面図、
第23図及び第24図は遊技装置の変更例を示す正面図であ
る。 P1.P2.P3.P4.P5.P6.P7.……遊技装置 G.……球落下案内部、W.……球通入部 1.11.……本体、2.12.……前板 3.13.……くぎ状案内片、4.14.……通過領域 5.15.……入賞口、16.……羽根 20.……口

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技盤の前面に取着される本体と、本体の
    前方に所定間隔隔離した前板と、本体の上部において多
    数本のくぎ状案内片を適宜間隔で配置して上記前板と連
    絡させるとともに、遊技球用の通過領域を形成した球通
    過案内部が構成される一方、上記本体の下部において、
    上記球通過案内部の通過領域の下部に臨む遊技球用の通
    入口を開口した球通入部が構成されてなるを特徴とする
    パチンコ式遊技機の遊技装置。
  2. 【請求項2】前記球通入部の通入口の直上方に遊技球用
    の入口を構成する遊技くぎを打込み得るに必要なスペー
    スが形成されていることを特徴とする前記実用新案登録
    請求の範囲第1項に記載のパチンコ式遊技機の遊技装
    置。
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