JPH0633937U - 装飾合わせガラス - Google Patents

装飾合わせガラス

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JPH0633937U
JPH0633937U JP6807692U JP6807692U JPH0633937U JP H0633937 U JPH0633937 U JP H0633937U JP 6807692 U JP6807692 U JP 6807692U JP 6807692 U JP6807692 U JP 6807692U JP H0633937 U JPH0633937 U JP H0633937U
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JP
Japan
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decorative
glass
laminated glass
adhesive layer
pattern
Prior art date
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Pending
Application number
JP6807692U
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English (en)
Inventor
孝教 松沢
典 早川
永久也 佐々木
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】ガラス板の間に、微細な凹凸模様を有する装飾
体とパターン印刷層を有する装飾体を組み合せて挟着す
ることにより、ガラスの持つ重厚感と装飾体の組み合わ
せによる立体的な意匠感を併せ持つ装飾合わせガラスを
提供する。 【構成】一対のガラス板の間に、接着剤層を介して第1
の装飾体を挟着して積層体を構成し、該積層体のどちら
かの面に、接着剤層、第2の装飾体、接着剤層、ガラス
板を順に積層してなる装飾合わせガラス。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建築物の装飾窓材や壁材等の建築材料に用いて好適な立体感を有す る装飾合わせガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、装飾ガラスとして、パターン印刷層が施されたシートをガラス板に貼っ て意匠性を高めたもの、あるいは、ガラス板に直接シルクスクリーン印刷法など により模様を設けて意匠効果を持たせたもの、あるいはパターン印刷層を有する 印刷シートを一対のガラス板の間に挟着して装飾性を高めたもの、などが知られ ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の装飾ガラスは、いずれもそれらの有する模様 層が変化に乏しく単調のきらいがあり、全体として興趣にやや欠ける。また、ガ ラス板の表面に模様層を設けた場合、ガラス板の持つ重厚感を損なうことにもな る。
【0004】 本考案は上記の点に鑑みなされたもので、上記従来技術の欠点を解消した変化 に富んだ重厚感のある装飾合わせガラスを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の装飾合わせガラスは、 (1)一対のガラス板の間に、接着剤層を介して第1の装飾体を挟着して積層体 を構成し、該積層体のどちらかの面に、接着剤層、第2の装飾体、接着剤層、ガ ラス板を順次重ね合せて熱圧着してなる装飾合わせガラス。 (2)前記第1の装飾体が、透明あるいは半透明の熱可塑性樹脂フィルムの片面 に、通常の印刷インキにより、パターン印刷層を設けて形成されていることを特 徴とする請求項1記載の装飾合わせガラス。 (3)前記第2の装飾体が、表面に微細な凹凸模様を有する透明あるいは半透明 の熱可塑性樹脂フィルム上に、透明あるいは半透明の熱可塑性樹脂層を設けて形 成されていることを特徴とする請求項1記載の装飾合わせガラス。 (4)前記微細な凹凸模様が、凹凸エンボス版の線数200線以上、深さ1〜6 0μmの平行直線群ないし連続する曲線群から形成されることを特徴とする請求 項1または3記載の装飾合わせガラス。 (5)前記微細な凹凸模様の凹部に、通常の着色インキを施したことを特徴とす る請求項1,3,4のいずれかに記載の装飾合わせガラス。 を要旨とするものである。
【0006】 以下、本考案を添付図面により更に詳述する。
【0007】 図1は本考案の装飾合わせガラス1の一構成例を示す断面図である。 まず、アクリル樹脂、ポリエチレン樹脂等の耐候性、透明性に優れた熱可塑性 樹脂フィルム6上にパターン印刷層7を設け、第1の装飾体8を形成する。 パターン印刷層7はグラビア印刷、シルク印刷等の公知の印刷手段により、通 常の印刷インキを使い、設けることができる。
【0008】 次に、第1の装飾体8の両面に接着剤層4,5を、パターン印刷層7側が接着 剤層4に、またその対向側が接着剤層5になるように積層し、その接着剤層4の 上面にガラス板2を合わせ、接着剤層5の下面にガラス板3を合わせ、加熱した 後、ロール圧着して積層体9を構成する。
【0009】 ここで接着剤層4,5はガラス板2,3および第1の装飾体8を接合させる接 着剤層であり、エチレンビニルアセテート、ポリビニルブチラール等の接着剤を 使用し、強力な接着力を有する積層体9を形成することができる。
【0010】 次に、アクリル樹脂、ポリエチレン樹脂等の耐候性、透明性に優れた熱可塑性 樹脂フィルム13上に、微細な凹凸模様を施し、さらにこの上にアクリル樹脂、 ポリエチレン樹脂等の透明性に優れた熱可塑性樹脂層15をエクストルーダー法 により設け、凹凸模様面側の表面が平滑になるようにして、第2の装飾体16を 形成する。
【0011】 ここで、微細な凹凸模様の凹部に、意匠効果を与えるため、及び凹凸状態を認 識し易くするため、通常の着色インキを埋め込むことが好ましい。
【0012】 埋め込む方法としては、熱可塑性樹脂フィルム13上に、表面に微細な凹凸模 様が施された金属ロールを用いて、機械的エンボスにより微細な凹凸模様を設け 、該凹凸模様上に、通常の着色インキを、グラビア印刷等公知の印刷方法により 塗布し、その表面をドクター等によりかき取ること(いわゆるワイピング法) に よる。 その結果、着色インキが施された凹部14が形成される。
【0013】 また、熱可塑性樹脂フィルム6,13の製造工程において、および熱可塑性樹 脂層15の樹脂液中に、適宜、アルミニウム粉、銅粉等の金属粉を有する顔料や 二酸化チタン被覆雲母等の雲母顔料を含有させ、意匠性に巾を持たせることがで きる。
【0014】 次に、熱可塑性樹脂フィルム13の表面に施される微細な凹凸模様は、凹凸エ ンボス版の線数が200線以上、深さが1〜60μmの平行直線群ないし連続す る曲線群の組み合わせから形成されているので、見る方向により反射光が変化し て各線群の光沢に差が生じ、立体感を醸し出す効果を有しており、その効果を上 げるためには、隣接する線群の平行線の方向を出来るだけ異なるようにした方が いい。
【0015】 またエンボス版の線数は200〜400線の範囲のものが好ましい。200線 以下では、反射光の変化に乏しく、400線以上はエンボス版の製造が困難な理 由による。
【0016】 そして、上述の如き積層体9のガラス板2あるいは3のどちらかのガラス板上 に、接着剤層12、第2の装飾体16、接着剤層11、ガラス板10を順に積層 して、加熱した後、ロール圧着して本考案の装飾合わせガラス1を得ることがで きる。
【0017】 ここで使用する接着剤層11,12は、積層体9の接着剤層4,5と同じもの が望ましい。
【0018】 なお、装飾合わせガラス1の別の態様として、第1の装飾体8を第2の装飾体 16の如き凹凸模様を有するものに置き換えて、凹凸模様同士の組み合わせにし た構成も、独得の意匠性を発揮する装飾合わせガラスを提供する。
【0019】
【実施例】
以下、実施例を示して本考案を更に具体的に説明する。 厚さ50μmの透明なアクリル樹脂フィルム(三菱レイヨン製)上に、アクリ ル樹脂を主体とする着色透明インキによりグラビア印刷方式にて幾何学模様を設 けた。次いでこのフィルムを、5m/m厚の一対の強化ガラスの間に、ポリビニ ルブチラールの接着シートを介して挟み込み、130℃に加熱した後、4kg/ cmの圧力でロール圧着して積層体を形成した。
【0020】 次に、厚さ50μmの透明なアクリル樹脂フィルム(三菱レイヨン製) 上に、 凹凸エンボス版の線数200線、深さ40μmの前述の如き微細な凹凸模様を施 し、該微細な凹凸模様の凹部に、ワイピング法によりウレタン硬化型の淡青色の インキを充填した。そして、微細な凹凸模様面側に、エクストルーダー法により 透明なアクリル樹脂を、40μmの厚みになるように塗工し、凹部を完全に埋め 、表面が平滑な積層シートを得た。
【0021】 次に、上記積層体の幾何学模様を設けた側のガラス板上に、ポリビニルブチラ ールの接着シート、上記積層シート、ポリビニルブチラールの接着シート、5m /m厚の強化ガラスの順に積層して、130℃に加熱した後、4kg/cmの圧 力でロール圧着して、本考案の装飾合わせガラスを得た。
【0022】 得られた装飾合わせガラスは、微細な凹凸模様と幾何学模様が絡み合って、そ の織り成す模様は、複雑で変化に富んだものであった。
【0023】
【考案の効果】
本考案の装飾合わせガラスは、以上のように構成されているので、以下に示す ような効果を奏する。 微細な凹凸模様が、エンボス版の線数200〜400線、深さ1〜60μmの 範囲で設けた平行直線群ないし連続する曲線群の組み合わせから構成されている 為、見る方向により反射光が変化し、立体感が醸し出される。 装飾体がガラス板間に強固に挟着されているので、装飾体が傷ついたり、汚れ たりして劣化することもなく、経時で剥れることもなく、ガラス板自体のもつ重 厚感と相まって、極めて興趣に富んだものとなる。 微細な凹凸模様とパターン印刷層が絡み合って作り出される模様は、変化に富 み美しい外観を呈する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の装飾合わせガラスの一構成例を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 装飾合わせガラス 2,3,10 ガラス板 4,5,11,12 接着剤層 6,13 熱可塑性樹脂フィルム 7 パターン印刷層 8 第1の装飾体 9 積層体 14 着色インキが施された凹部 15 熱可塑性樹脂層 16 第2の装飾体

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のガラス板の間に、接着剤層を介して
    第1の装飾体を挟着して積層体を構成し、該積層体のど
    ちらかの面に、接着剤層、第2の装飾体、接着剤層、ガ
    ラス板を順次重ね合せて熱圧着してなる装飾合わせガラ
    ス。
  2. 【請求項2】前記第1の装飾体が、透明あるいは半透明
    の熱可塑性樹脂フィルムの片面に、通常の印刷インキに
    よりパターン印刷層を設けて形成されていることを特徴
    とする請求項1記載の装飾合わせガラス。
  3. 【請求項3】前記第2の装飾体が、表面に微細な凹凸模
    様を有する透明あるいは半透明の熱可塑性樹脂フィルム
    上に、透明あるいは半透明の熱可塑性樹脂層を設けて形
    成されていることを特徴とする請求項1記載の装飾合わ
    せガラス。
  4. 【請求項4】前記微細な凹凸模様が、凹凸エンボス版の
    線数200線以上、深さ1〜60μmの平行直線群ない
    し連続する曲線群から形成されることを特徴とする請求
    項1または3記載の装飾合わせガラス。
  5. 【請求項5】前記微細な凹凸模様の凹部に、通常の着色
    インキを施したことを特徴とする請求項1,3,4のい
    ずれかに記載の装飾合わせガラス。
JP6807692U 1992-09-30 1992-09-30 装飾合わせガラス Pending JPH0633937U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100958318B1 (ko) * 2008-02-20 2010-05-19 (주)국광플랜 아크릴 장식블록
KR102572162B1 (ko) * 2023-03-29 2023-08-29 주식회사 에코플러스 표면 문양을 갖는 유리 판재 제조방법

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